JP2022532989A - 可撓性容器およびその中に付属品を設置するためのプロセス - Google Patents

Abstract

可撓性ウェブ材料で形成された可撓性容器が提供される。容器は、本体部分と、ネック部分と、ネック部分から延びるフレア部分と、本体部分とネック部分との間のテーパ状移行部分とを形成する４つのパネルを含み、ネック部分の幅が狭く、フレア部分が拡張端部を有する。前述の容器を形成する方法であって、拡張端部を付勢して円周を画定するステップと、溝を含む心棒を介して、円周内で拡張端部を通ってネック部の第１の位置まで付属品を移動させるステップと、好ましくは心棒、容器、または刃を回転させることなく、好ましくはＶ字形状刃をネック部を通って溝内に前進させることによって、拡張端部を横方向に切り離すステップと、ネック部の第２の位置に付属品を移動させるステップと、ネック部を付属品にシールするステップとを含む方法も開示される。【選択図】図２２

Description

関連出願の相互参照
本出願は、２０１９年４月２３日に米国特許商標庁に出願された米国仮特許出願第６２／８３７，６７０号の利益を主張する。

本発明は、流動可能な物質を分配するために内部に設置された付属品を有する可撓性容器に関する。より具体的には、本発明は、好ましくは可撓性ウェブ材料から形成され、可撓性容器のネック部にシールされた好ましくは剛性の付属品を有する容器およびその製造方法に関する。

本発明は、付属品を有する可撓性容器に関する。より具体的には、本発明は、可撓性ウェブ材料から形成されたボトルのネック部内に剛性付属品を設置するための装置および方法に関する。

ガセット付き本体部を有する可撓性容器が知られている。これらのガセット付き可撓性容器は、現在、可撓性フィルムを使用して製造されており、可撓性フィルムは折り畳まれてガセットを形成し、周囲の形状に沿ってヒートシールされる。ガセット付き本体部は、開いて、正方形断面または長方形断面を有する可撓性容器を形成する。ガセットは、容器の底部で終端して実質的に平坦な基部を形成し、容器が部分的または全体的に充填されたときに安定性を提供する。ガセットはまた、容器の上部で終端して、剛性の付属品およびクロージャを受け入れるための開いたネック部を形成する。

剛性付属品を有するガセット付き可撓性容器を製造するための従来の手順には欠点がある。１つの従来の手法は、可撓性容器を部分的にのみヒートシールし、容器の底部をシールしないか、そうでなければ開いたままにする必要がある。その後、剛性付属品は、容器の開いた底部を通ってネック部内に挿入される。付属品がネック部内に配置されると、ヒートシール処理が継続され、ヒートシールは、先に開いた容器底部を閉じるように形成される。この手法は、周囲をヒートシールする手順を中断し、容器を形成するために２つのステップを必要とするため、非効率的である。

別の従来の手法では、剛性付属品を手動で逆さまにネック開口部内に設置する必要がある。次いで、付属品を可撓性容器の内側で手で回転させて所定の位置に押し込み、付属品をネック開口部と位置合わせして、可撓性容器のフィルム構造体と付属品との間の適切なシールを可能にする。続いて、付属品をネック部に締め付けながらヒートシールする。この手法は、面倒で労働集約的で時間がかかる。

さらに別の従来の手法は、容器の本体に向かって延びるにつれて幅が減少する、やや漏斗のような形状のフレアネック部分を有する可撓性容器の形成を含む。付属品を、本体に向かってフレアネック部分に、そしてネック部内の最終位置まで手動で挿入し、次いで、ネック部を筋付け装置と接触させ、ネック部または筋付け装置またはその両方を回転させ、余分なフレア部分をネック部から切断する。この手法に伴う問題はいくつかある。これらの問題は、ネック部および／または筋付け装置の回転のせいで、付属品の設置のためのプロセスが不必要に複雑になり、コストを増加させ、切断ステップの信頼性を低下させることを含む。また、材料の厚さのために硬いかもしれない多層シールフィルム材料を含む複数のフラップを含むフレアネック部のガセット付きのおよび折り畳まれた性質は、回転筋付け装置によるネック部分の適切なトリミングには役立たない。このような不均一なトリミングは、ネック部内の不均一な部分における付属品のシールの信頼性に直接的かつ有害な影響を及ぼす可能性があり、これには、衝撃を受けた際の、付属品のシールにおける容器からの流動可能な内容物の漏れ、または付属品のシールにおける容器の壊滅的な破損が含まれる。さらに、回転切断は、筋付け装置を使用して付属品の表面に対して直接行われ、付属品自体の完全性を損なう可能性がある。

生産時間の短縮、自動化による手動作業の削減、および生産工程の簡素化などの生産効率を高めるガセット付き可撓性容器の製造プロセスが、当技術分野において必要とされている。

従来技術の前述の問題を解決し、技術上の前述の満たされていない必要性を満たすために、本開示は、可撓性容器を製造するためのプロセスおよび結果として得られる可撓性容器を提供する。

本発明の好ましい実施形態は、
可撓性容器を形成するための方法であって、
（ａ）可撓性ウェブ材料から形成され、４つのパネルを含む折り畳まれた可撓性容器を提供するステップであって、前記パネルが、
（ｉ）本体部分と、
（ｉｉ）前記本体部分から延びるネック部分と、
（ｉｉｉ）前記ネック部分から延びるフレア部分と、
（ｉｖ）前記本体部分と前記ネック部分との間に延びるテーパ状移行部分と、
（ｖ）前記本体部分から延びるハンドル部分であって、前記ハンドル部分および前記ネック部分が、それらの間にハンドル開口部を画定するハンドル部分とを含み、
（ｖｉ）前記ネック部分の幅が狭く、前記フレア部分が拡張端部を有し、前記フレア部分の幅が前記ネック部分から前記フレア部分の前記拡張端部にかけて増大しているステップと、
（ｂ）前記フレア部分の前面部分と背面部分を離れるように移動させるステップと、
（ｃ）前記フレア部分の前記前面部分と前記背面部分を１つまたは複数の保持締め付け具の間で把持するステップと、
（ｄ）心棒上に付属品を提供し、前記心棒が、溝を画定する１つまたは複数のガイドリングを含むステップと、
（ｅ）前記心棒を介して前記フレア部分の前記拡張端部を通って前記ネック部内に前記付属品を挿入するステップであって、前記付属品が、前記可撓性容器の前記ネック部の第１の位置に提供されるステップと、
（ｆ）前記心棒に向かって延びる１つまたは複数のナイフ締め付け具を介して前記材料の伸長を防ぎ、前記１つまたは複数のナイフ締め付け具の表面と前記１つまたは複数のガイドリングの表面との間に前記ネック部を含む前記ウェブ材料を固定するために、前記ネック部を含む前記ウェブ材料を締め付けるステップであって、前記１つまたは複数のナイフ締め付け具がスロットを画定するステップと、
（ｇ）前記１つまたは複数のナイフ締め付け具によって画定される前記スロットを通って前記１つまたは複数のガイドリングによって画定される前記溝内に１つまたは複数の切断刃を延ばすことにより前記ネック部で前記ウェブ材料を切断し、それにより前記フレア部分を前記容器の前記ネック部から分断するステップと、
（ｈ）前記付属品を前記可撓性容器の前記ネック部の第２の位置に移動させるステップと、
（ｉ）前記ネック部を含む前記ウェブ材料の残りの部分を前記付属品にシールするステップと
を含む方法を含む。

本開示の一実施形態に従い提供される折り畳まれた形態の可撓性容器の正面図である。 本開示の一実施形態に従い提供されるパネルサンドイッチの分解側面図である。 本開示の一実施形態に従い提供される拡張された形態にある図１の可撓性容器の斜視図である。 本開示の一実施形態に従い提供される図３の拡張された可撓性容器の底面図である。 本開示の一実施形態に従い提供される図３の可撓性容器の上面図である。 本開示の一実施形態に従い提供される図１の領域６の拡大図である。 本開示の一実施形態に従い提供される心棒および付属品の斜視図である。 本開示の一実施形態に従い提供される付属品を支持する心棒の斜視図である。 本開示の一実施形態に従い提供される挿入シール機内に供給されている可撓性容器のロールの斜視図である。 本開示の一実施形態に従い提供されるローラ上の折り畳まれた形態の可撓性容器の斜視図である。 本開示の一実施形態に従い提供される接続タブを有する、折り畳まれた形態の可撓性容器の正面図である。 本開示の一実施形態に従い提供される容器刃締め付け具間に示されている折り畳まれた形態の可撓性容器の斜視図である。 本開示の一実施形態に従い提供される容器刃によって容器のロールから分断されて示されている、折り畳まれた形態の可撓性容器の斜視図である。 本開示の一実施形態に従い提供されるように、接続部分の間を分断するようにネック部分から離されたハンドル部分を有して示されている、折り畳まれた形態の可撓性容器の斜視図である。 本開示の一実施形態に従い提供されるように、吸引カップなどの取り付け装置によって開かれたネック部分を有して示され、ネック部はその中に付属品を設置するために準備されている、折り畳まれた形態の可撓性容器の斜視図である。 本開示の一実施形態に従い提供される、ネック部分が挿入シール機の締め付け具内に保持されて示されている、折り畳まれた形態の可撓性容器の斜視図である。 本発明の一実施形態に従い提供される心棒の斜視図である。 本発明の一実施形態に従い提供されるように、上部に配置され、可撓性容器のネック部に配置するために準備された付属品を有する、図１３の心棒の斜視図である。 ガセットそらせ板が可撓性容器のネック部に配置されている、折り畳まれた形態にある可撓性容器の斜視図である。 ガセットそらせ板が、ネック部内に付属品を設置する前にネック部のガセット頂点を保護する位置で可撓性容器のネック部内に示されている、図１９のガセットそらせ板の斜視図である。 本発明の一実施形態に従い提供されるように、ナイフ締め付け具によって形成されたナイフスロットを通して刃によって切断するように準備するために、心棒が付属品を容器のネック部の第１の位置に移動させた、折り畳まれた形態の可撓性容器の斜視図である。 本発明の一実施形態に従い提供されるように、刃がネック部の拡張部分を除去するために動作した、図１５に示されているような、折り畳まれた形態の可撓性容器の斜視図である。 本発明の一実施形態に従い提供されるように、容器のネック部を含むフィルムを通過して心棒の溝に至る切断刃の断面図である。 本発明の一実施形態に従い提供されるナイフ締め付け具および容器のネック部の断面図である。 本発明の一実施形態に従い提供される容器のネック部のフラップに向かう好ましい接近におけるナイフ締め付け具の断面図の断面図である。 本発明の一実施形態に従い提供される容器のネック部のフラップに向かう好ましくない接近におけるナイフ締め付け具の断面図の断面図である。 回転運動によってネック部を切断する筋付け装置を使用して可撓性容器のネック部の一部を切り取る従来技術の方法の断面図である。 図１５および図１６に示されている刃および締め付け具が容器のネック部から後退している、折り畳まれた形態の可撓性容器の斜視図である。 本発明の一実施形態に従い提供されるように、心棒が容器のネック部をシールするための好ましい位置に付属品を提供した、折り畳まれた形態の可撓性容器の斜視図である。 本発明の一実施形態に従い提供されるように、付属品が容器のネック部にシールされている、折り畳まれた形態の可撓性容器の斜視図である。 本開示の一実施形態に従う、付属品を備えた拡張された形態の可撓性容器の斜視図である。

本発明は様々な形の実施形態が可能でありうるが、本開示は本発明の原理の例示と見なされるべきであり、本発明を例示されたものに限定することを意図するものではないとの理解に基づき、特定の実施形態が図面に示され、本明細書で詳細に説明される。

本発明の実施形態は、折り畳まれた形態であり、従来技術の装置および方法を使用して形成されうる付属品を挿入する前の（または挿入しない）可撓性容器を含む。その目的のために、米国特許出願第１４／８００，３１２号は、その全体があらゆる目的のために本明細書に組み込まれる。

本開示は、プロセスおよびそのプロセスから製造された可撓性容器を提供する。一実施形態では、プロセスは、（Ａ）４つのパネルを有する可撓性容器を提供することを含む。４つのパネルは、（ｉ）本体部分と、（ｉｉ）ネック部分、およびネック部分から延びるフレア部分と、（ｉｉｉ）本体部分とネック部分との間のテーパ状移行部分とを形成し、（ｉｖ）ネック部分の幅が狭く、フレア部分が拡張端部を有し、フレア部分の幅が、ネック部分からフレア拡張端部（すなわち、フレア部分の拡張端部）にかけて徐々に増大する。プロセスは、（Ｂ）拡張端部からフレア部分内に付属品を挿入することを含む。

プロセスは、可撓性容器１０を提供することを含む。可撓性容器１０は、（図１および図８に示すように）折り畳まれた形態を有し、（図３、図４、図５に示すように）拡張された形態を有する。図１は、底部区域Ｉ、本体区域ＩＩ、テーパ状移行区域ＩＩＩ、ネック部区域ＩＶ、およびフレア区域Ｖを有する可撓性容器１０を示している。拡張された形態では、底部区域Ｉは、底部区分２６を形成する。本体区域ＩＩは、本体部分を形成する。テーパ状移行区域ＩＩＩは、テーパ状移行部分を形成する。ネック部区域ＩＶは、ネック部分を構成する。フレア区域Ｖは、フレア部分を形成する。

可撓性容器１０は、４つのパネルからなる。製造プロセス中、パネルは、フィルム材料の１つまたは複数のウェブが一緒にシールされるときに形成される。ウェブはフィルム材料の分離片であってもよいが、１つまたは複数の元となるウェブを折り畳むことにより、１つまたは複数の継ぎ目の効果を作り出すことで、ウェブ間の任意の数の継ぎ目を「予め作製」できることが理解されよう。例えば、本可撓性容器を４つではなく２つのウェブから製造することが所望される場合、底部、左中央部、および右中央部のウェブは、３つの別個のウェブの代わりに単一の折り畳まれたウェブとすることができる。同様に、１つ、２つ、またはそれ以上のウェブを使用して、それぞれのパネル（すなわち、バッグ・イン・バッグ構成またはブラダ構成）を製造することができる。

図２は、４つのウェブが４つのパネル（「ワンアップ」構成）を形成し、製造プロセスを通過するときの、４つのウェブの相対位置を示している。明確にするために、ウェブは４つの個別のパネルとして示され、パネルは分離されており、ヒートシールはされていない。構成ウェブは、第１のガセットパネル１８、第２のガセットパネル２０、前パネル２２、および後パネル２４を形成する。パネル１８～２４は、以下で詳細に説明するように多層フィルムである。ガセット折り線６０および６２は、図１および図２に示されている。

図２に示すように、折り畳まれたガセットパネル１８、２０は、「パネルサンドイッチ」を形成するように後パネル２４と前パネル２２との間に配置される。ガセットパネル１８は、ガセットパネル２０に対向する。パネル１８～２４の縁部は、図１に示すように、共通の周縁部１１を形成するように構成されるか、そうでなければ配置される。各パネルウェブの可撓性多層フィルムは、ヒートシール層同士が対向するように構成される。共通の周縁部１１は、各パネルの底部端部を含む底部シール領域を含む。

容器１０が折り畳まれた形態にあるとき、可撓性容器は平坦な状態か、そうでなければ中が空の状態にある。ガセットパネル１８、２０は、内側（図１の点線のガセット折り線６０、６２）に折り曲げられ、前パネル２２と後パネル２４とによって挟まれている。

図３～図５は、拡張された形態の可撓性容器１０を示している。可撓性容器１０は、前パネル２２、背パネル２４、第１のガセットパネル１８、および第２のガセットパネル２０の４つのパネルを有する。４つのパネル１８、２０、２２、および２４は、本体区域ＩＩを形成し、上部端部４４に向かって延び、容器１０の底部端部４６に向かって延びる。区域ＩＩＩ、ＩＶ、およびＶ（それぞれテーパ状移行区域、ネック部区域、およびフレア区域）は、上部区分２８を形成する。区域Ｉ（底部区域）は、底部区分２６を形成する。

４つのパネル１８、２０、２２、および２４はそれぞれ、フィルム材料の別個のウェブから構成することができる。フィルム材料の各ウェブの組成および構造は、同じであっても異なっていてもよい。あるいは、フィルム材料の１つのウェブを使用して、４つ全てのパネルならびに上部区分および底部区分を作ることもできる。さらなる実施形態では、２つ以上のウェブを使用して各パネルを作ることができる。

一実施形態では、フィルム材料の４つのウェブが提供され、各パネル１８、２０、２２、および２４に対してフィルムの１つのウェブが提供される。このプロセスは、各フィルムの縁部を隣接するフィルムのウェブにシールして、周縁シール４１を形成することを含む（図１、図３、図４、図５）。周縁テーパ状シール４０ａ～４０ｄは、図４に示すように、容器の底部区分２６上に配置される。周縁シール４１は、容器１０の側縁部に配置される。したがって、プロセスは、閉鎖底部区域Ｉ、閉鎖本体区域ＩＩ、および閉鎖テーパ状移行区域ＩＩＩを形成することを含む。

上部区分２８および底部区分２６を形成するために、フィルムの４つのウェブは、それぞれの端部で一緒に集まり、一緒にシールされる。例えば、上部区分２８は、テーパ状移行区域ＩＩＩ、ネック部区域ＩＶ、およびフレア区域Ｖで一緒にシールされたパネルの延長部によって画定することができる。上部端部４４は、上部区分２８を画定するフィルムの４つの上部パネル２８ａ～２８ｄ（図５）を含む。底部区分２６は、底部区域Ｉで一緒にシールされたパネルの延長部によって画定することができる。底部区分２６はまた、図４に示すように、一緒にシールされたフィルムの４つの底部パネル２６ａ～２６ｄを有することができ、反対側の端部４６のパネルの延長部によって画定することもできる。

ネック部分は、移行部分から延びることができる。あるいは、ネック部分は、本体部分の４つのパネルのうちの１つから、または本体部分の角から延びることができる。

一実施形態では、ネック部３０は、上部区分２８の中間点に配置される。ネック部３０は、ネック部３０が上部区分２８の総面積よりも小さい面積を有することができるように、本体区域ＩＩＩの幅よりも小さいサイズにしてもよい（またはしなくてもよい）。ネック部３０の位置は、容器１０の上部区分２８のどこかでありうる。

一実施形態では、ネック部は２つ以上のパネルから形成される。さらなる実施形態では、ネック部３０は、４つのパネルから形成される。

図１および図３は、上部ハンドル１２および底部ハンドル１４を有する可撓性容器１０を示しているが、可撓性容器は、ハンドルなしで、または１つのハンドルのみで製造されてもよいことが理解される。可撓性容器が上部ハンドルを有する場合、ネック部は、注ぎ出しを容易にするためにハンドル脚部の間の上部区分に配置することが好ましい。

一実施形態では、ネック部３０は、上部区分２８に配置され、上部ハンドル１２の脚部１３の間の中心にある。

可撓性容器１０を形成するフィルムの４つのパネルは、ネック部分３０（ネック部区域ＩＶ内）およびフレア部分５０（フレア区域Ｖ内）を形成するために、本体区域ＩＩ（本体部分４７を形成する）からテーパ状移行区域ＩＩＩ（テーパ状移行部分４８を形成する）まで延びる。フィルムの４つのパネルはまた、本体区域ＩＩから底部区域Ｉ（底部部分４９を形成する）まで延びる。可撓性容器１０が折り畳まれた形態にあるとき（図１）、ネック部分３０は、テーパ状移行区域ＩＩＩの幅よりも小さい幅を有し、「狭い幅」を有するネック部分を含む。フレア部分５０は、ネック部分３０から延びる。図１および図３は、フレア部分５０およびネック部分３０が可撓性容器内部へのアクセス開口部を形成することを示している。図１、図３、および図５に示すように、フレア部分５０は拡張端部５１を有し、フレア部分５０の幅は、ネック部分３０から拡張端部５１にかけて徐々に増大する。フレア側面５２は、ネック部分３０から拡張端部５１に移動するときに、ハンドル脚部１３、１５に向かって外側に延びる。パネルは、閉鎖底部区域、閉鎖本体区域、および閉鎖テーパ状移行区域を形成するために一緒にシールされる。適切な加熱手順の非限定的な例には、ヒートシールおよび／または超音波シールが含まれる。容器１０が拡張された形態にあるとき、フレア部分５０の拡張端部５１は開いているか、そうでなければシールされていない。可撓性容器１０が折り畳まれた形態にあるとき、拡張端部５１はシールされておらず、開放可能である。開放拡張端部５１は、図３および図５に示すように、フレア部分５０およびネック部分３０を通って容器内部へのアクセスを可能にする。

拡張端部５１は、図１に示すように、ネック部分３０の幅Ｆよりも大きい長さを有する幅Ｇを有する。一実施形態では、幅Ｇの長さ（ミリメートル、ｍｍ）は、幅Ｆの長さよりも１．１、または１．２、または１．５、または２．０、または３．０、または４．０～５．０、または６．０、または７．０、または８．０倍大きい。

可撓性容器１０が拡張された形態にあるとき（図３に示すように）、フレア部分５０は円錐台形状の内部容積を画定し、それにより、フレア部分５０の直径は、ネック部分３０から拡張端部５１に移動するときに徐々に増大する。

図１、図３～図４に示すように、可撓性底部ハンドル１４は、底部ハンドル１４が底部区分２６の延長部であるように、容器１０の底部端部４６に配置することができる。

各パネルは、それぞれの底面を含む。図４は、４つの三角形の底面２６ａ～２６ｄを示し、各底面はそれぞれのフィルムパネルの延長部である。底面２６ａ～２６ｄは、底部区分２６を構成する。４つのパネル２６ａ～２６ｄは、底部区分２６の中間点で一体になる。底面２６ａ～２６ｄは、ヒートシール技術を使用するなどして一緒にシールされて、底部ハンドル１４を形成する。例えば、底部ハンドル１４を形成し、底部区分２６の縁部を一緒にシールするために溶接を行うことができる。適切なヒートシール技術の非限定的な例には、ホットバーシール法、ホットダイシール法、インパルスシール法、高周波シール法、または超音波シール法が含まれる。

図４は、底部区分２６を示している。各パネル１８、２０、２２、２４は、底部区分２６内に存在するそれぞれの底面２６ａ～２６ｄを有する。各底面は、対向する２つの周縁テーパ状シール４０ａ～４０ｄによって境界付けられている。各周縁テーパ状シール４０ａ～４０ｄは、それぞれの周縁シール４１から延びる。前パネル２２および後パネル２４用の周縁テーパ状シールは、内縁部２９ａ～２９ｄ（図４）および外縁部３１（図６）を有する。周縁テーパ状シール４０ａ～４０ｄは、底部シール領域３３（図１、図４、図６）で集まる。

前パネル底面２６ａは、第１の周縁テーパ状シール４０ａの内縁部２９ａによって画定される第１のラインＡと、第２の周縁テーパ状シール４０ｂの内縁部２９ｂによって画定される第２のラインＢとを含む。第１のラインＡは、底部シール領域３３における頂点３５ａにおいて第２のラインＢと交差する。前パネル底面２６ａは、底部最遠位内側シール点３７ａ（「ＢＤＩＳＰ３７ａ」）を有する。ＢＤＩＳＰ３７ａは、内縁部に配置される。

一実施形態では、各周縁テーパ状シール４０ａ～４０ｄ（外側縁部）および各周縁シール４１（外側縁部）からの延長線は、図１に示すように、角度Ｇを形成する。角度Ｇは、４０°または４２°、または４４°、または４５°～４６°、または４８°、または５０°である。一実施形態では、角度Ｇは４５°である。

底部区分２６は、そこに形成された１対のガセット５４および５６を含み、これらは本質的に底面２６ａ～２６ｄの延長部である。ガセット５４および５６は、可撓性容器１０が直立する能力を促進することができる。これらのガセット５４および５６は、一緒に接合されてガセット５４および５６を形成する各底面２６ａ～２６ｄからの余分な材料から形成される。ガセット５４および５６の三角形部分は、一緒にシールされ、そのそれぞれのガセット内に延びる２つの隣接する底部区分パネルを含む。例えば、隣接する底面２６ａおよび２６ｄは、交差する縁部に沿ってそれらの底面の平面を越えて延び、一緒にシールされて第１のガセット５４の一方側を形成する。同様に、隣接する底面２６ｃおよび２６ｄは、交差する縁部に沿ってそれらの底面の平面を超えて延び、一緒にシールされて第１のガセット５４の他方の側を形成する。同様に、第２のガセット５６は、隣接する底面２６ａ～２６ｂおよび２６ｂ～２６ｃから同様に形成される。ガセット５４および５６は、底部区分２６の一部に接触することができ、ガセット部分ガセット５４および５６は、それらを覆う底面２６ｂおよび２６ｄに接触することができるが、底部区分パネル２６ａおよび２６ｃは、底部端部４６において露出したままである。

図３～図４に示すように、可撓性容器１０のガセット５４および５６は、底部ハンドル１４内にさらに延びることができる。ガセット５４および５６が底部区分パネル２６ｂおよび２６ｄに隣接して配置される態様では、底部ハンドル１４は、１対のパネル１８および２０の間に延びる底面２６ｂおよび２６ｄにわたって延びることもできる。底部ハンドル１４は、前パネル２２と後パネル２４との間の底部区分２６の中央部分または中間点に沿って配置することができる。

上部ハンドル１２および底部ハンドル１４は、４つのパネルの容器１０用に一緒にシールされた最大４層のフィルムを含むことができる。容器を作るために５つ以上のパネルが使用される場合、ハンドルは、容器を製造するために使用されるのと同じ数のパネルを含むことができる。４層全てがヒートシール法によって完全に一緒にシールされていないハンドル１２、１４の任意の部分は、タックシールなどの任意の適切な方法で一緒に接着されて、完全にシールされた多層ハンドルを形成することができる。あるいは、上部ハンドルは、１つのパネルからの単一層のフィルムのみから作ることができ、または２つのパネルからの２層のフィルムのみから作ることができる。ハンドル１２、１４は、任意の適切な形状を有することができ、一般にフィルム端部の形状をとることになる。例えば、典型的には、フィルムのウェブは、その端部が直線状の縁部を有するように、巻き出されたときに長方形の形状を有する。したがって、ハンドル１２、１４も長方形の形状を有する。

さらに、底部ハンドル１４は、図１に見られるように、ユーザの手に適合するようにサイズが決められたハンドル開口部１６または切り欠き部を含むことができる。ハンドル開口部１６は、手に適合するのに便利な任意の形状とすることができ、一態様では、ハンドル開口部１６は、ほぼ楕円の形状を有することができる。別の態様では、ハンドル開口部１６は、ほぼ長方形の形状を有することができる。さらに、底部ハンドル１４のハンドル開口部１６はまた、ハンドル開口部１６を形成する切断材料を含むフラップ３８を有することができる。ハンドル開口部１６を画定するために、ハンドル１４は、第４の側面または下方部分に取り付けられたまま、三辺または部分に沿って多層ハンドル１４から切り取られた区域を有することができる。これは、ユーザによって開口部１６を通って押し込まれ、ハンドル開口部１６の縁部上に折り畳まれて、ユーザの手に接触する縁部に比較的滑らかな把持面を提供することができる材料のフラップ３８を提供する。材料のフラップが完全に切り取られた場合、これは、比較的鋭い可能性があり、場合によってはそこに手が置かれたときに手を切るまたは引っ掻く可能性がある露出した第４の側面または下方縁部を残すことになる。

さらに、底部区分２６に取り付けられた底部ハンドル１４の一部は、図３に示すように、ハンドル１４が同じ方向に一貫して折り畳まれるようにする永久的な機械折り目４２または筋付け線を含むことができる。機械折り目４２は、前側パネル２２に向かう第１の方向への折り畳みを可能にし、後パネル２４に向かう第２の方向への折り畳みを制限する折り畳み線を含むことができる。本出願を通して使用される「制限する」という用語は、第２の方向などの反対方向よりも一方向または第１の方向に移動するほうが容易であることを意味しうる。機械折り目４２は、第２の方向Ｙではなく第１の方向Ｘに折り畳まれる傾向があるハンドル内のほぼ永久的な折り畳み線を提供すると考えることができるため、ハンドル１４が第１の方向に一貫して折り畳まれるようにすることができる。底部ハンドル１４のこの機械折り目４２は、複数の目的を果たすことができ、第一に、ユーザが容器１０から製品を出しているときに、底部ハンドル１４を把持することができ、注ぎ出しを助けるために第１の方向Ｘに容易に曲がることである。第二に、可撓性容器１０が直立姿勢で保管されるとき、図４に示すように、底部ハンドル１４が底部区分パネル２６ａのうちの１つに隣接する容器１０の下に折り畳まれることができるように、底部ハンドル１４内の機械折り目４２は、ハンドル１４が機械折り目４２に沿って第１の方向Ｘに折り畳まれるようにする。製品の重量はまた、製品の重量がハンドル１４をさらに押圧し、ハンドル１４を第１の方向Ｘの折り畳み位置に維持できるように、底部ハンドル１４に力を加えることができる。本明細書で説明するように、上部ハンドル１２はまた、底部ハンドル１４と同じ第１の方向Ｘに一貫して折り畳むことを可能にする同様の機械折り目を含むことができる。

さらに、可撓性容器１０の中を空にしていき、製品が少なくなるにつれて、底部ハンドル１４は、可撓性容器１０が支持されなくても転倒することなく直立したままであるのを助けるための支持を提供し続けることができる。底部ハンドル１４は、１対のガセットパネル１８と２０との間に延びるその全長にほぼ沿ってシールされているため、ガセット５４および５６（図１、図３）を一緒に維持するのに役立ち、容器１０が空になっても容器１０を直立させるための支持を提供し続けることができる。

図１、図３、および図５に見られるように、上部ハンドル１２は、上部区分２８から延びることができ、特に、上部区分２８を構成する４つのパネル２８ａ～２８ｄから延びることができる。上部ハンドル１２内に延びるフィルムの４つのパネル２８ａ～２８ｄは、全て一緒にシールされて、多層上部ハンドル１２を形成する。上部ハンドル１２は、Ｕ字形状、特に、水平な上方ハンドル部分１２ａから延びる２対の離間した脚部１３および１５を有する水平な上方ハンドル部分１２ａを備える上下逆のＵ字形状を有することができる。１対の脚部１３および１５は、ネック部分３０に隣接して上部区分２８から延びる。

ハンドル１２が上部区分２８に垂直な位置に延ばされるとき、上部ハンドル１２の一部は、ネック部分３０の上方および上部区分２８の上方に延びることができ、特に、上方ハンドル部分１２ａ全体は、フレア部分５０および上部区分２８の上方にあることができる。２対の脚部１３および１５は、上方ハンドル部分１２ａと共に、ハンドル１２を一緒に構成し、ハンドル１２は、ハンドル開口部を取り囲み、これにより、ユーザはハンドル１２の上方ハンドル部分１２ａに手を通して把持することができる。

上部ハンドル１２も、底部ハンドル１４と同様に、前側パネル２２に向かう第１の方向への折り畳みを可能にし、後側パネル２４に向かう第２の方向への折り畳みを制限する永久的な機械折り目を有することができる。機械折り目は、１対の脚部１３、１５の各々の、シールが始まる位置に配置することができる。ハンドル１２は、例えばタック接着剤などで一緒に接着することができる。ハンドル１２の機械折り目は、ハンドル１２が、第２の方向Ｙではなく、底部ハンドル１４と同じ第１の方向Ｘに一貫して折り畳まれるかまたは曲げられるように傾斜することを可能にすることができる。図１、図３、および図５に示すように、ハンドル１２は、同様に、ハンドル材料が鋭利ではなく、ハンドル１２の鋭利な縁部で手を切ることからユーザを保護することができるように、ハンドル１２の上方ハンドル部分１２ａに向かって上方に折り畳まれて、底部ハンドル１４と同様に、ハンドル１２の滑らかな把持面を形成するフラップ部分３６を含むことができる。

一実施形態では、上部ハンドル１２または底部ハンドル１４のいずれかは、「打ち抜きハンドル」、すなわち、可撓性容器からフィルム材料を切り抜くかまたは「打ち抜く」ことにより、可撓性容器からフィルム材料を除去するプロセスによって形成されたハンドルとすることができる。打ち抜きハンドルは、フラップ部分３６（上部ハンドル１２用）および／またはフラップ部分３８（底部ハンドル１４用）を有さないか、または別の方法で欠けている。

一実施形態では、上部ハンドル１２または底部ハンドル１４のいずれかに把持部材を取り付けることができる。把持部材は、上部ハンドル１２および／または底部ハンドル１４の周りに配置することができる。把持部材を可撓性容器内に成形することもできる。把持部材は、可撓性容器の任意の部分に接着剤で取り付けることができる。把持部材は、可撓性容器を運ぶとき、または別の方法で使用するときに、ユーザにさらなる快適性を提供する。把持部材は、可撓性容器に追加の補強を提供する。さらなる実施形態では、把持部材は、使用後に可撓性容器１０から取り外され、別の可撓性容器と共に再使用されることができる。

容器１０が、その底部区分２６上に直立しているときなど、休止位置にあるとき、図３に示すように、底部ハンドル１４は、底部区分２６および隣接する底部パネル２６ａに平行になるように、容器１０の下で底部機械折り目４２に沿って第１の方向Ｘに折り畳むことができ、上部ハンドル１２は、ハンドル１２の前面が上部区分２８の上部区域またはパネル２８ａに平行になるように、その機械折り目に沿って同じ第１の方向Ｘに自動的に折り畳まれることになる。上部ハンドル１２は、機械折り目のために、上部区分２８に対して垂直に真っ直ぐ上に延びるのではなく、第１の方向Ｘに折り畳まれる。両方のハンドル１２および１４は、分配時にハンドルがそのそれぞれの端部パネルまたは端部区分に比較的平行に同じ方向に折り畳まれて分配がより容易になるように、かつより制御されるように、同じ方向Ｘに折り畳まれるように傾斜している。したがって、休止位置では、ハンドル１２および１４は両方とも互いにほぼ平行に折り畳まれる。さらに、容器１０は、底部ハンドル１４が直立容器１０の下に配置された状態でも直立することができる。

可撓性容器１０の構成材料は、食品用グレードのプラスチックを含むことができる。例えば、ナイロン、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン（ＨＤＰＥ）および／または低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ）などのポリエチレンを、後述するように使用してもよい。プラスチック容器１０のフィルムは、製造、流通、製品の貯蔵寿命および顧客の使用中に、製品およびパッケージの完全性を維持するのに十分な厚さおよびバリア特性を有することができる。

一実施形態では、可撓性多層フィルムは、１００マイクロメートル、または２００マイクロメートル、または２５０マイクロメートル～３００マイクロメートル、または３５０マイクロメートル、または４００マイクロメートルの厚さを有する。

一実施形態では、各パネルは、少なくとも１つ、または少なくとも２つ、または少なくとも３つの層を有する可撓性多層フィルムから作られる。可撓性多層フィルムは、弾力性があり、可撓性があり、変形可能であり、柔軟である。各パネルの可撓性多層フィルムの構造および組成は、同じであっても異なっていてもよい。例えば、４つのパネルの各々は、別個のウェブから作ることができ、各ウェブは、固有の構造および／または固有の組成、仕上げ、または印刷を有する。あるいは、４つのパネルの各々は、同じ構造および同じ組成でありうる。

一実施形態では、各パネル１８、２０、２２、２４は、同じ構造および同じ組成を有する可撓性多層フィルムである。

可撓性多層フィルムは、（ｉ）共押出多層構造体、または（ｉｉ）積層体、または（ｉｉｉ）（ｉ）および（ｉｉ）の組み合わせであってもよい。一実施形態では、可撓性多層フィルムは、少なくとも３つの層、すなわちシール層、外層、およびその間の結合層を有する。結合層は、シール層を外層に隣接させる。可撓性多層フィルムは、シール層と外層との間に配置された１つ以上の任意選択の内層を含んでもよい。

一実施形態では、可撓性多層フィルムは、少なくとも２つ、または３つ、または４つ、または５つ、または６つ、または７つ～８つ、または９つ、または１０、または１１、またはそれ以上の層を有する共押出フィルムである。例えば、フィルムを構築するために使用されるいくつかの方法は、キャスト共押出法またはブロー共押出法、接着積層、押出積層、熱積層、および蒸着などのコーティングによるものである。これらの方法の組み合わせも可能である。

一実施形態では、可撓性多層フィルムは共押出される。

図６では、４つの周縁テーパ状シール４０ａ～４０ｄが底部シール領域に集まるオーバーシール６４が形成されている。オーバーシール６４は、４層部分６６を含み、各パネルの一部は、他の全てのパネルの一部にヒートシールされる。各パネルは、４層のヒートシールにおける１層を表す。オーバーシール６４はまた、２つのパネル（前パネルおよび後パネル）が一緒にシールされる２層部分６８を含む。したがって、本明細書で使用される「オーバーシール」は、後続のヒートシール操作を受ける（そして、少なくとも２つのヒートシール操作を一緒に受ける）周縁テーパ状シールが集まる領域である。オーバーシールは、周縁テーパ状シール内に配置され、可撓性容器１０のチャンバ内に延びない。

一実施形態では、可撓性容器１０は、０．０５０リットル（Ｌ）、または０．１Ｌ、または０．１５Ｌ、または０．２Ｌ、または０．２５リットル（Ｌ）、または０．５Ｌ、または０．７５Ｌ、または１．０Ｌ、または１．５Ｌ、または２．５Ｌ、または３Ｌ、または３．５Ｌ、または４．０Ｌ、または４．５Ｌ、または５．０Ｌ～６．０Ｌ、または７．０Ｌ、または８．０Ｌ、または９．０Ｌ、または１０．０Ｌ、または２０Ｌ、または３０Ｌの容積を有する。

本プロセスは、拡張端部５１からフレア部分５０内に付属品を挿入することを含む。図７～図８に示すように、付属品７０は、基部７２とクロージャ７４とを含む。基部７２は円形の断面形状を有するが、基部７２は、例えば多角形の断面形状などの他の断面形状を有することができることが理解される。円形断面形状を有する基部７２は、従来の２パネル可撓性パウチに使用されるカヌー形状基部を有する付属品とは異なる。

一実施形態では、付属品７０は剛性構造で作ることができ、高密度ポリエチレン（ＨＤＰＥ）、低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ）、ポリプロピレン（ＰＰ）、およびこれらの組み合わせといった任意の適切なプラスチックで形成することができる。ネック部分３０の位置は、容器１０の上部区分２８上のどこであってもよい。一実施形態では、ネック部分３０は、上部区分２８の中心または中間点に配置される。

一実施形態では、プロセスは、付属品７０を心棒８０上に支持することと、続いて付属品７０を最初に拡張端部５１内に挿入し、次いでフレア部分５０内に挿入し、次いでネック部分３０内に挿入することとを含む。図７～図８に示すように、自動供給システムによって複数の付属品を心棒８０に順次供給してもよい。図７は、複数の付属品７０のうちの１つを受け入れて支持するための位置に移動する心棒８０を示す。図７は、クロージャ７４の長さと同様の長さを有する心棒８０を示しているが、心棒８０は、付属品７０の長さと同じ、または実質的に同じ、またはそれより長い長さを有することができることが理解される。言い換えれば、心棒８０は、付属品７０、基部７２、クロージャ７４、およびそれらの任意の組み合わせを部分的に支持するか、または完全に支持することができる。

図８は、心棒８０上に支持された付属品７０を示している。心棒８０の外径は、付属品７０が心棒８０に嵌合、滑り嵌め、または摩擦嵌合するように、付属品７０の内径と合致する。言い換えれば、心棒８０は、クロージャ７４に／を通って、またはクロージャ７４と基部７２の両方に／を通って嵌合するように構成される。

一実施形態では、心棒８０は自動化システムの構成要素であり、心棒は図７～図８に示すように可動アームの構成要素である。

次に、容器１０、２１０内に付属品７０、２７０を設置するための装置および方法について論じる。付属品７０、２７０の特徴および構造は、実質的に類似していてもよく、または同一であってもよいが、付属品７０、２７０の設置方法および付属品７０、２７０を含む完成した容器１０、２１０は、従来技術に対して新規かつ進歩性を有する。さらに、容器１０、２１０は、付属品７０、２７０の設置前の折り畳まれた形で実質的に類似していてもよく、または同一であってもよく、容器２１０が、例えば図９に示すように、ロール２００上に提供されるように構成されうる限りにおいて、折り畳まれた形態で提供された容器１０と容器２１０との間の新規かつ進歩性のある変更を以下に説明する。

図９は、挿入シール機２０２内に供給されているロール２００上に折り畳まれた形態で提供された複数の可撓性容器２１０を示している。パウチ（容器）機（図示せず）は、本発明の実施形態に従い提供されるように、折り畳まれた形態で可撓性容器２１０を形成するために使用され、複数の可撓性容器２１０は、好ましくは、共通の周縁部１１（図１参照）で上部縁部９５および底部縁部９６に沿って一時的に接続された状態であり、こうしてロール２００を形成する。パウチ機は、巻き出しスタンド２０４にセットされたロール２００に可撓性容器２１０を巻き取る。次いで、容器２１０のロール２００は、本明細書に記載されるように、付属品２７０を各容器２１０内に設置する目的で、挿入シール機２０２内に供給される。

図１０は、容器２１０の残りの部分と巻き出しスタンド２０４のローラ２０７の表面２０６から離れるようにそれるネック部分２３０を示している。これは、容器１０が折り畳まれた形態（図１参照）に形成された後、拡張端部５１が脚部１３、１５に直接接続されていないため、容器１０のいくつかの実施形態で発生する。ローラ２０７上の折り畳まれた容器１０の残りの部分からのフレア部分５０のこのそれ、または、ずれは、ロール２００が挿入シール機２０２内に供給されるときに製造上の問題を引き起こす可能性がある。例えば、容器２１０が挿入シール機２０２内に供給されるときの折り畳まれた形態の容器２１０の好ましい効率的な形式は、容器２１０が完全に折り畳まれ、均一な整列状態で提供されるためのものである。なぜなら、そうでない場合、容器１０の拡張端部５１などのそれた部分が、付属品２７０の設置のために容器２１０をロール２００から機械２０２を通って効率的に移動させるために使用される取り付け装置２３４などの挿入シール機２０２の部分に引っ掛かる可能性があるためである。

したがって、図１１に示すように、本発明のいくつかの好ましい実施形態は、折り畳まれた形態で提供される容器２１０を含む。付属品２７０の設置に先立って、容器２１０のいくつかの好ましい実施形態が、好ましくは拡張端部５１よりも広い拡張端部２５１を含み、拡張端部２５１が容器２１０内に形成されたときに、拡張端部２５１が、脚部２１３、２１５に少なくとも部分的に取り付けられたままであるタブ部分２５２を含むことを除いて、容器２１０は、容器１０について上述したのと同じ構造を有し、同じ方法で形成されてもよい。好ましくは、フレア部分２５０が形成される際にパウチ機のダイが容器２１０を切断するために使用されるとき、ダイは不完全に切断し、タブ部分２５２と脚部２１３、２１５との間の接続を提供する接続部分２５３を残すように構成される。接続部分２５３は、容器２１０を形成する可撓性フィルムからなり、好ましくは約０．７ｍｍ幅である幅を有する。接続部分２５３の幅は、容器２１０を構成する材料の種類、容器２１０を構成する材料の厚さ、および容器２１０の意図される用途に応じて、より広くてもより狭くてもよいと考えられる。接続部分２５３は、拡張端部２５１がロール２００上の容器２１０から離れるように不都合にそれないように、拡張端部２５１が挿入シール機２０２内に供給され、それを通って供給されるときに、容器２１０の残りの部分と位置合わせした状態を維持する。

図１２および図１３に示すように、本発明のいくつかの好ましい実施形態では、ロール２００が機械２０２内に装填されると、ロール２００は、少なくとも１つの折り畳まれた容器２１０が、２つの容器２１０の間の周縁部１１における連続する縁部９５、９６を取り囲んで切断する容器刃締め付け具２３３ａ、ｂに収容された容器刃２３２ａ、ｂに対して移動するように巻き出されることになる（図１も参照）。

図１４に示すように、本発明のいくつかの好ましい実施形態では、縁部９５、９６が分断されると、ネック部２３０の対向する部分に１つまたは複数の取り付け装置２３４が提供される。図１４に示すように、取り付け装置２３４は、ネック部２３０が安定した位置に保持されるように、容器２１０の対向する前面部分２２２および背面部分２２４に部分真空を含む吸着カップであってもよい。次に、ハンドル脚部２１３、２１５に１つまたは複数の分断パッド２３５が提供され、パッド２３５は、接続部分２５３が分断されるように、ハンドル脚部２１３、２１５をネック部２３０から離れるように移動させる。例えば、パッド２３５はラム２３６に設置されてもよく、パッド２３５はハンドル２１２をネック部２３０から押し離す。

図１５に示すように、本発明のいくつかの好ましい実施形態では、ネック部２３０の対向する面部分２２２、２２４にある取り付け装置２３４は、取り付け装置２３４が取り付けられているそれぞれの面部分２２２、２２４を保持しながら離れるように移動し、これにより付属品２７０をその中に設置するためにネック部２３０を開く。

図１６は、挿入シール機２０２の容器２１０内に付属品２７０を設置する次のステップを示している。図示のように、容器２１０は、保持締め付け具２２１ａ、２２１ｂが拡張端部２５１の開いた前面部分２２２および背面部分２２４を把持して保持するような位置に配置され、図１５に示すように、ネック部２３０は、付属品２７０を設置するために開かれている。より具体的には、締め付け具２２１ａは、好ましくは、拡張端部２５１の部分２２２を挟持して保持し、締め付け具２２１ｂは、好ましくは、拡張端部２５１の部分２２４を挟持して保持することになる。前述の締め付け具構成は、当業者には理解されるように、前面部分２２２および背面部分２２４のそれぞれに対して逆にしてもよい。図示されているように、締め付け具２２１ａ、ｂは、好ましくは、互いに引き離され、付属品２７０をネック部２３０内に設置する準備として、拡張端部２５１を広げる。

図１７に示すように、本発明の実施形態に従い、心棒２８０が提供される。心棒２８０は、シャフト２８２と、基部２８４と、溝２８６と、ガイドリング２８８、２８９とを含む。心棒２８０は、少なくとも２つの違いを除いて、心棒８０と構造および動作が同等である。第一に、心棒２８０は、好ましくは、容器２１０内に付属品２７０を設置するために回転しない。第二に、心棒２８０は図示のように溝２８６を含み、その重要性は以下でさらに説明される。一実施形態では、基部２８４の外面は、表面テクスチャ２９０を含む。溝２８６は、好ましくは、心棒２８０の円周の周りに半径方向に延び、円周は、好ましくは、ガイドリング２８８の円周およびガイドリング２８９の円周よりも小さい。

一実施形態では、付属品２７０は、楕円形、翼形、眼形、またはカヌー形の基部を有する付属品を除外する。

図１８に示すように、図示の心棒２８０は、ここでは摩擦、圧縮、または同様の滑り嵌めによって付属品２７０を付属品供給ライン２７１から取り上げており、付属品２７０はここで基部２８４上に載置される。次いで、心棒２８０は、溝２８６が切断刃２５９ａ、ｂと相補的かつ横方向に位置合わせされる第１の位置まで、ネック部２３０の拡張端部２５１内に挿入される（図１５参照）。

図１８は、可撓性容器２１０に向かって移動する心棒２８０（付属品２７０を有する）を示しているが、可撓性容器２１０は、心棒２８０（付属品２７０を支持する）に向かって移動されてもよく、心棒２８０は、挿入プロセスの間、静止しているか、または断続的に静止および断続的に移動可能であることが理解される。あるいは、プロセスは、付属品２７０を拡張端部２５１から、フレア部分２５０を通って、ネック部分２３０内に挿入するために、可撓性容器２１０および付属品２７０（心棒２８０によって支持されている）をそれぞれ他方に向かっておよび他方から離れるように移動させることができるように、可撓性容器２１０および心棒２８０がそれぞれ他方に対して移動可能であるシステムを伴ってもよい。

本発明のいくつかの好ましい実施形態では、図１９および図２０に示すように、ガセット制御方法が実施される。ガセット制御方法は、ネック部２３０内への付属品２７０の挿入に関連する動作サイクルの停止を防止する。ガセット制御方法の主な原理は、ネック部２３０内に付属品２７０を設置する前に、ネック部２３０内のガセット頂点２６１、２６２の少なくとも１つに対して制御された意図的な力を加えることである。ガセット制御方法がなければ、ネック部２３０内に位置決めするために付属品２７０を心棒２８０上で拡張端部２５１内に下降させる際に、付属品２７０の最下端部２７３がガセット頂点２６１、２６２の少なくとも１つと接触するとき、停止が起こりうる。そのような接触が生じると、接触された頂点２６１、２６２は、拡張端部２５１、フレア部分２５０、および／またはネック部２３０によって画定された空隙内に移動し（すなわち、押される）、それによって付属品２７０および心棒２８０がそれを通って適切に移動するのを妨げ、ネック部２３０内への付属品２７０の適切な設置を妨げる。

図１９および図２０に示すように、ガセット制御方法は、前述の接触なしに、付属品２７０をネック部２３０内に挿入して位置決めできるように、ネック部２３０内のガセット頂点２６１、２６２の形状および位置を変更する加力を提供するそらせ板２９５を含む。理想的には、そらせ板２９５は、拡張端部２５１が付属品２７０の最下端部２７３によって画定される円周よりも大きい動作円周（すなわち、付属品２７０の設置前）を常に含むような位置へと、ガセット頂点２６１、２６２を移動させることになる。

ガセット制御方法の好ましい実施形態では、そらせ板２９５は、そらせ板締め付け具２９６によって定位置に保持され、そらせ板締め付け具２９６は、本発明の他の態様と同様に、回転アクチュエータによって空気圧で動力供給され位置決めされてもよい。そらせ板２９５は、中重量のポリテトラフルオロエテン（ＰＴＦＥ）で構成された材料片であってもよい。靴べらと同様に機能するように、そらせ板２９５は、好ましくは、付属品２７０の最下端部２７３がガセット頂点２６１、２６２のいずれかによって接触されないようにガセット頂点２６１の内面２６５に対して配置される。例えば、図１６に示すように、前面部分２２２および背面部分２２４が、締め付け具２２０ａ、ｂによって離されて保持されると、図１９に示すように、そらせ板２９５は、好ましくは２つのガセット頂点２６１、２６２のうちの１つに対して所定の位置に移動して、そらせ板２９５によって保護される頂点２６１、２６２の接触から付属品２７０の最下端部２７３を保護する。保護されていない頂点２６１、２６２は、ネック部２３０の位置全体がそらせ板２９５によって付勢され、したがって、設置中に付属品２７０がネック部２３０に向かって移動しているときに、最下端部２７３が保護されていないガセット頂点２６１、２６２の縁部に到達することができないため、接触のリスクがない。そらせ板２９５は、本明細書に記載の方法の暫定的なステップ中に保護されたガセット頂点２６１または２６２から離れるように移動させてもよいが、そらせ板２９５およびそらせ板締め付け具２９６の位置決めが設置の他の機械的態様を妨げないため、ネック部２３０への付属品２７０の設置が完了するまで、そらせ板は所定位置に留まってもよい。

図２１に示すように、ナイフ締め付け具２５５ａ、ｂは、ネック部２３０の前面部分２２２および背面部分２２４の両方を閉鎖し、溝２８６を取り囲む。ナイフ締め付け具２５５ａ、ｂは、好ましくは、上方部分２５６ａ、ｂおよび下方部分２５７ａ、ｂを含み、部分２５６ａおよび２５７ａは、それらの間にスロット２５８ａを画定し、部分２５６ｂおよび２５７ｂは、それらの間にスロット２５８ｂを画定する。図示のように、部分２５６ａ、ｂおよび２５７ａ、ｂは、フィルムの伸張を防止するために切断前にネック部２３０のフィルムを定位置に固定するだけでなく、部分２５６ａ、ｂおよび２５７ａ、ｂはまた、刃２５９ａ、ｂが締め付け具２５０ａ、ｂによって取り囲まれた溝２８６に接近および溝２８６から後退するときに、切断刃２５９ａ、ｂがそれぞれスロット２５８ａ、ｂを通過するように、上方および下方ナイフガイドを形成する。上述したように、ナイフ締め付け具２５５ａ、ｂは、ネック部２３０のフィルムを定位置にしっかりと保持して、切断されるときのフィルムの伸張または変位を防止する。ナイフ締め付け具２５５ａ、ｂが心棒２８０と係合するとき、上方部分２５６ａ、ｂは好ましくはガイドリング２８８に間接的に接続されて実質的に面一になり、下方部分２５７ａ、ｂは好ましくはガイドリング２８９に間接的に接続されて実質的に面一になる。

図２２に示すように、好ましくは、一方の切断刃２５９ａは、スロット２５８ａを通過し、ネック部２３０に接近し、溝２８６でネック部２３０の第１の部分を切断する。次いで、反対側の切断刃２５９ｂは、フレア部分２５０が容器２１０から分断され、締め付け具２２１ａ、ｂによって一時的に保持されるように、スロット２５８ｂを通過し、ネック部２３０に接近し、ネック部２３０の反対側の溝２８６でネック部２３０の第２の部分を切断することになる。言い換えれば、切断刃２５９ａ、ｂは、同時にではなく、好ましくは交互にネック部２３０を切断する。

切断刃２５９ａ、ｂは、Ｖ字形状であることが好ましい。図２３は、ネック部２３０に対する切断刃２５９ａ、ｂの好ましい配置の図である。図示のように、各切断刃２５９ａ、ｂは、溝２８６でネック部２３０の中心線２６０を超えて切断され、これは、ネック部２３０の重なり合う（約１０％）適切な切断を得るために好ましく、また、刃２５９ａ、ｂが互いに干渉しないように連続／交互に動作する理由でもある。フィルムを最初に締め付ける場合、グローブの切断の周りにナイフを通すこともできる。

図２４に示すように、心棒２８０が、ネック部２３０と実質的に同じである直径を有することも好ましく、それにより締め付け具２５５ａ、ｂは、心棒２８０の直径とネック部２３０の直径とのサイズが相補的でなかった場合に起こりうるように、フィルムにしわを作ることなくネック部２３０のフィルム上に閉じることができる。

図２５に示すように、ネック部２３０の前面部分２２２および背面部分２２４それぞれからのナイフ締め付け具２５５ａ、ｂによる接近が好ましい。刃２５９ａ、ｂは、フラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄがネック部２３０に対してシールされたときに折り畳まれる方向にネック部２３０を切断することが好ましい。これは、このような接近により、フラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄがネック部２３０のガセット付き側面２６３、２６４に対して位置するようになり、フラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄが平坦に位置してネック部２３０に対してしわを作ることがないため、ネック部２３０に対するフラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄの適切なシールが後で形成されうるためである。フラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄは、ネック部２３０内の周縁シール２４１（図１、図３、図４、および図５のシール４１と同様に示される）から形成される。図２６は、ナイフ締め付け具２５５ａ、ｂの好ましくない接近を示しており、フラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄは一般的に、前面部分２２２および背面部分２２４ではなくガセット付き側面２６３、２６４に向かって折り畳まれることを望むので、フラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄはネック部２３０に対して平坦にならず、しわを作る傾向がある。あるいは、図２６に示す好ましくない接近では、フラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄは、ガセット付き側面２６３、２６４に向かう配置とガセット付き側面２６３、２６４から離れる配置との望ましくない、時には不規則な混合で折り畳まれる傾向がありうる。あるいは、図２２に示すような好ましくない接近の下では、フラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄが容器２１０のいくつかの実施形態では比較的剛性である傾向があるため、フラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄは、ネック部２３０の部分２２２、２２４、２６３、２６４に対してほぼ垂直のままであってもよい。

図２７の従来技術の図にさらに示されるように、回転筋付け装置３００が２：００の位置でネック部３１０のフラップ３０１と係合するとき、フラップ３０１は、切断される際にガセット側面３２０に向かって折り畳まれてもよい。しかしながら、筋付け装置３００が次に４：００の位置でフラップ３０２と係合するとき、容器３４０の残りの部分がフラップ３０１および３０２を３：００の位置に向かって引っ張っているので、フラップ３０２は、背面３３０に向かって平坦に折り畳まれようとしないことになる。したがって、フラップ３０２は、切断されるときに曲がり、しわが生じ、それにより、フィルムのギザギザした縁部がネック部３１０に残り、ネック部３１０内への付属品のシールを信頼できなくする。言い換えれば、従来技術の前述の切断から生じるフィルムのギザギザの縁部は、ネック部と容器との間のシールの品質を著しく低下させ、それにより、特に衝撃を受けた場合に、ネック部のシールにおけるそのような従来技術の容器からの流動可能な内容物の漏れおよび／またはそのような容器の壊滅的な損傷をもたらす可能性がある。

従来技術に対するこの差異および本発明の容器の利点はまた、特に容器２１０がいくつかの実施形態で上述したようにより厚いフィルムおよび／またはフィルムの複数の層で構成される場合に、ネック部２３０のきれいで適切な切断を実行するために重要である。ネック部２３０内、特にフラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄ内に存在するフィルムのより厚いおよび／またはより多い層は、特にフラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄがより厚くなるにつれてますます硬くなるので、拡張端部２５１を除去するためにネック部２３０においてきれいで一貫した切断を実行するためのより大きな課題を生じる。より具体的には、フラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄは、約８ミリメートルを超える厚さで比較的剛性であるため、切断中に押し下げられることが好ましく、したがって、フラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄは、ネック部２３０の円周からそらされた（すなわち、ネック部２３０の円周に垂直な）位置を保持したいことになる。このようにして、ナイフ締め付け具２５５ａ、ｂの接近および刃２５９、ａ、ｂの切断方法が本明細書で定義されるように利用されない限り、フラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄは、切断されるときに抵抗し、しわを生じ、座屈する傾向があることになる。従来技術のネック部のギザギザの切れ目、特に図２７に示す回転構成を使用して形成されたものは、付属品の基部に対するそのようなギザギザのネック部分のシールの信頼性に劇的な悪影響を及ぼす。本発明は、フラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄおよび拡張端部２５１をネック部２３０からきれいにかつ確実に切断する方法を含み、フラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄの厚さは、容器２１０の好ましい実施形態に応じて大きく変化してもよく、切断ステップは、好ましくは機械２０２の１つのステーションで実行される。

図２８および図２９に示すように、拡張端部２５１がネック部２３０から分断されると、刃２５９ａ、ｂおよび締め付け具２５５ａ、ｂは心棒２８０から後退する。次に、図２９に示すように、心棒２８０は、付属品２７０をネック部２３０内の第２の位置まで上昇させてそこにシールすることになる。

図３０に示すように、シールあご２９１ａ、ｂは、刃２５９ａ、ｂおよび締め付け具２５５ａ、ｂと同じように、同じ前面部分２２２および背面部分２２４からネック部２３０の周りに閉じる。シールあご２９１ａ、ｂは、好ましくは熱および圧力を使用して、フラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄ、ガセット付き側面２６３、２６４、前面部分２２２および背面部分２２４を付属品２７０の基部２７２にシールする。フラップ２５４ａ、ｂは、ガセット付き側面２６４に向かって折り畳まれ、ガセット付き側面２６４に対してシールされ、フラップ２５４ｃ、ｄは、ガセット付き側面２６３に向かって折り畳まれ、ガセット付き側面２６３に対してシールされることになる。

いくつかの実施形態では、締め付け具２２０ａ、ｂは、切り取られた拡張端部２５１を解放してもよく、真空が、そこから端部２５１を処分するために使用されてもよい。

図３１は、本発明に従って設置および形成された付属品７０（または２７０）を有する拡張された容器１０（または容器２１０）の好ましい実施形態を示している。

付属品なしでシールされた容器１０、２１０を作るための機械は、自動化された生産および充填ラインが利用されるように、挿入シール機２０２（付属品７０、２７０の設置のための）および任意選択の充填機（または他の二次加工機械）と一緒にまとめられ、本発明の容器１０、２１０の高速かつ効率的な形成および充填を容易にしてもよい。

本開示の実施形態をある程度詳細に記載してきたが、上に例示した好ましい実施形態によれば、当業者には明らかであるような変更に限定することを意味するものではない。

本開示の前述の開示および記載は、その例示および説明であり、本開示の趣旨から逸脱することなく、例示された装置および方法の詳細における様々な変更を行うことができる。

プロセスは、可撓性容器１０を提供することを含む。可撓性容器１０は、（図１および図１０に示すように）折り畳まれた形態を有し、（図３、図４、図５に示すように）拡張された形態を有する。図１は、底部区域Ｉ、本体区域ＩＩ、テーパ状移行区域ＩＩＩ、ネック部区域ＩＶ、およびフレア区域Ｖを有する可撓性容器１０を示している。拡張された形態では、底部区域Ｉは、底部区分２６を形成する。本体区域ＩＩは、本体部分を形成する。テーパ状移行区域ＩＩＩは、テーパ状移行部分を形成する。ネック部区域ＩＶは、ネック部分を構成する。フレア区域Ｖは、フレア部分を形成する。

図１８に示すように、図示の心棒２８０は、ここでは摩擦、圧縮、または同様の滑り嵌めによって付属品２７０を付属品供給ライン２７１から取り上げており、付属品２７０はここで基部２８４上に載置される。次いで、心棒２８０は、溝２８６が切断刃２５９ａ、ｂと相補的かつ横方向に位置合わせされる第１の位置まで、ネック部２３０の拡張端部２５１内に挿入される（図２３及び図２８参照）。

ガセット制御方法の好ましい実施形態では、そらせ板２９５は、そらせ板締め付け具２９６によって定位置に保持され、そらせ板締め付け具２９６は、本発明の他の態様と同様に、回転アクチュエータによって空気圧で動力供給され位置決めされてもよい。そらせ板２９５は、中重量のポリテトラフルオロエテン（ＰＴＦＥ）で構成された材料片であってもよい。靴べらと同様に機能するように、そらせ板２９５は、好ましくは、付属品２７０の最下端部２７３がガセット頂点２６１、２６２のいずれかによって接触されないようにガセット頂点２６１の内面２６５に対して配置される。例えば、図１６に示すように、前面部分２２２および背面部分２２４が、締め付け具２２１ａ、ｂによって離されて保持されると、図１９に示すように、そらせ板２９５は、好ましくは２つのガセット頂点２６１、２６２のうちの１つに対して所定の位置に移動して、そらせ板２９５によって保護される頂点２６１、２６２の接触から付属品２７０の最下端部２７３を保護する。保護されていない頂点２６１、２６２は、ネック部２３０の位置全体がそらせ板２９５によって付勢され、したがって、設置中に付属品２７０がネック部２３０に向かって移動しているときに、最下端部２７３が保護されていないガセット頂点２６１、２６２の縁部に到達することができないため、接触のリスクがない。そらせ板２９５は、本明細書に記載の方法の暫定的なステップ中に保護されたガセット頂点２６１または２６２から離れるように移動させてもよいが、そらせ板２９５およびそらせ板締め付け具２９６の位置決めが設置の他の機械的態様を妨げないため、ネック部２３０への付属品２７０の設置が完了するまで、そらせ板は所定位置に留まってもよい。

図２５に示すように、ネック部２３０の前面部分２２２および背面部分２２４それぞれからのナイフ締め付け具２５５ａ、ｂによる接近が好ましい。刃２５９ａ、ｂは、フラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄがネック部２３０に対してシールされたときに折り畳まれる方向にネック部２３０を切断することが好ましい。これは、このような接近により、フラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄがネック部２３０のガセット付き側面２６３、２６４に対して位置するようになり、フラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄが平坦に位置してネック部２３０に対してしわを作ることがないため、ネック部２３０に対するフラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄの適切なシールが後で形成されうるためである。フラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄは、ネック部２３０内の周縁シール２４１（図１、図３、図４、および図５のシール４１と同様に示される）から形成される。図２６は、ナイフ締め付け具２５５ａ、ｂの好ましくない接近を示しており、フラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄは一般的に、前面部分２２２および背面部分２２４ではなくガセット付き側面２６３、２６４に向かって折り畳まれることを望むので、フラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄはネック部２３０に対して平坦にならず、しわを作る傾向がある。あるいは、図２６に示す好ましくない接近では、フラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄは、ガセット付き側面２６３、２６４に向かう配置とガセット付き側面２６３、２６４から離れる配置との望ましくない、時には不規則な混合で折り畳まれる傾向がありうる。あるいは、図２６に示すような好ましくない接近の下では、フラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄが容器２１０のいくつかの実施形態では比較的剛性である傾向があるため、フラップ２５４ａ、ｂ、ｃ、ｄは、ネック部２３０の部分２２２、２２４、２６３、２６４に対してほぼ垂直のままであってもよい。

いくつかの実施形態では、締め付け具２２１ａ、ｂは、切り取られた拡張端部２５１を解放してもよく、真空が、そこから端部２５１を処分するために使用されてもよい。

Claims (16)

1. 可撓性容器を形成するための方法であって、
   （ａ）可撓性ウェブ材料から形成され、４つのパネルを含む折り畳まれた可撓性容器を提供するステップであって、前記パネルが、
   （ｖｉｉ）本体部分と、
   （ｖｉｉｉ）前記本体部分から延びるネック部分と、
   （ｉｘ）前記ネック部分から延びるフレア部分と、
   （ｘ）前記本体部分と前記ネック部分との間に延びるテーパ状移行部分と、
   （ｘｉ）前記本体部分から延びるハンドル部分であって、前記ハンドル部分および前記ネック部分が、それらの間にハンドル開口部を画定するハンドル部分とを含み、
   （ｘｉｉ）前記ネック部分の幅が狭く、前記フレア部分が拡張端部を有し、前記フレア部分の幅が前記ネック部分から前記フレア部分の前記拡張端部にかけて増大しているステップと、
   （ｂ）前記フレア部分の前面部分と背面部分を離れるように移動させるステップと、
   （ｃ）前記フレア部分の前記前面部分と前記背面部分を１つまたは複数の保持締め付け具の間で把持するステップと、
   （ｄ）心棒上に付属品を提供し、前記心棒が、溝を画定する１つまたは複数のガイドリングを含むステップと、
   （ｅ）前記心棒を介して前記フレア部分の前記拡張端部を通って前記ネック部内に前記付属品を挿入するステップであって、前記付属品が、前記可撓性容器の前記ネック部の第１の位置に提供されるステップと、
   （ｆ）前記心棒に向かって延びる１つまたは複数のナイフ締め付け具を介して前記材料の伸長を防ぎ、前記１つまたは複数のナイフ締め付け具の表面と前記１つまたは複数のガイドリングの表面との間に前記ネック部を含む前記ウェブ材料を固定するために、前記ネック部を含む前記ウェブ材料を締め付けるステップであって、前記１つまたは複数のナイフ締め付け具がスロットを画定するステップと、
   （ｇ）前記１つまたは複数のナイフ締め付け具によって画定される前記スロットを通って前記１つまたは複数のガイドリングによって画定される前記溝内に１つまたは複数の切断刃を延ばすことにより前記ネック部で前記ウェブ材料を切断し、それにより前記フレア部分を前記容器の前記ネック部から分断するステップと、
   （ｈ）前記付属品を前記可撓性容器の前記ネック部の第２の位置に移動させるステップと、
   （ｉ）前記ネック部を含む前記ウェブ材料の残りの部分を前記付属品にシールするステップと
   を含む方法。
2. 前記ハンドル部分が、１つまたは複数のハンドル脚部をさらに含み、前記フレア部分が、１つまたは複数のタブをさらに含み、前記１つまたは複数のタブが、１つまたは複数の接続部分で前記フレア部分を前記１つまたは複数のハンドル脚部に直接接続する、請求項１に記載の方法。
3. ステップ（ａ）とステップ（ｂ）との間に、
   （ａ_１）前記１つまたは複数の接続部分を分断するステップをさらに含む、請求項２に記載の方法。
4. ステップ（ａ_１）は、前記接続部分が分断されるように、前記ハンドル部分を前記フレア部分から離れるように移動させることによって実行される、請求項３に記載の方法。
5. ステップ（ａ）とステップ（ｂ）との間に、
   （ａ_１）折り畳まれた形態の前記可撓性容器の連続ロールを形成するステップであって、連続する容器が共通の周縁部の上部縁部および底部縁部における接続部によって一時的に接続されているステップと、
   （ａ_２）前記可撓性容器の前記連続ロールを、ステップ（ｂ）～ステップ（ｉ）を実行するように構成された挿入シール機に供給するステップと、
   （ａ_３）２つの連続する可撓性容器の間の前記共通の周縁部の前記上部縁部および前記底部縁部で前記接続部を分断し、前記フレア部分と前記１つまたは複数のハンドル脚部との間の前記１つまたは複数の接続部分を分断するステップと、
   （ａ_４）吸着カップを使用して前記フレア部分の前記前面部分および前記背面部分を第１の位置に離間させるステップであって、ステップ（ｃ）における前記前面部分および前記背面部分の前記離間は第２の位置への移動であるステップと
   をさらに含む、請求項２に記載の方法。
6. （Ａ）可撓性容器の前記連続ロールを形成するための容器機械と、前記連続ロールを収容するための巻き出しスタンドと、個別の各可撓性容器内に付属品を設置するための挿入シール機と、充填機とをまとめるステップと、
   （Ｂ）折り畳まれた形態の可撓性容器の前記連続ロールの端部を前記挿入シール機内に供給するステップと、
   （Ｃ）前記付属品が内部に設置された前記可撓性容器を前記充填機内に移動させるステップであって、前記可撓性容器が、前記充填機から分配された流動可能な物質で充填され、それにより、前記可撓性容器が拡張された形態で提供されるステップと、
   （Ｄ）前記可撓性容器を拡張された形態で包装するために包装機を使用するステップと
   をさらに含む、請求項５に記載の方法。
7. 前記１つまたは複数のナイフ締め付け具が、上方部分および下方部分をさらに含み、前記上方部分および前記下方部分が、そこを通る前記スロットを画定する、請求項１に記載の方法。
8. 前記１つまたは複数のナイフ締め付け具の前記表面および前記１つまたは複数のガイドリングの前記表面が相補的な形状を有する、請求項７に記載の方法。
9. 前記１つまたは複数の切断刃が、その切断縁部においてＶ字形状である、請求項１に記載の方法。
10. ステップ（ｇ）の前記１つまたは複数の切断刃が、前記切断刃の方向に垂直な前記ネック部の直径を超えて延びる、請求項１に記載の方法。
11. 前記ネック部が、第１および第２のガセット側面と、複数のフラップとをさらに含み、締め付けステップ（ｆ）において、前記１つまたは複数のナイフ締め付け具が、前記フラップのうちの少なくとも２つを前記第１のガセット側面に対して折り曲げて固定し、前記フラップのうちの少なくとも２つを前記第２のガセット側面に対して折り曲げて固定し、それにより、前記ナイフ締め付け具が前記ネック部の一部を実質的に取り囲む、請求項１に記載の方法。
12. ステップ（ｅ）で前記心棒と前記ネック部との間に摩擦嵌合が形成されうるように、前記心棒が、前記ネック部の直径とほぼ同じサイズの直径を有し、それにより、前記１つまたは複数のナイフ締め付け具が前記ネック部の前記一部を取り囲むときに、前記ネック部を含む前記ウェブ材料にしわを作らない、請求項１１に記載の方法。
13. （ｊ）前記分断されたフレア部分を前記１つまたは複数の保持締め付け具から解放するステップと、
    （ｋ）前記解放され分断されたフレア部分を前記挿入シール機から除去するために真空を使用するステップと
    をさらに含む、請求項１に記載の方法。
14. 前記方法が完全に自動化されている、請求項１３に記載の方法。
15. 前記方法が完全に自動化されている、請求項１に記載の方法。
16. 前記フレア部分が、対向する第１および第２のガセット頂点をさらに含み、ステップ（ｂ）とステップ（ｅ）との間に、前記第１のガセット頂点の内面にそらせ板を提供するステップをさらに含む、請求項１に記載の方法。
    

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