JP2022527665A - プロピレンオキシドの乾燥方法 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】プロピレンオキシドを含むストリームの乾燥方法。該方法は、プロピレンオキシドを含むストリームをモレキュラーシーブと接触させることを含むことができる。モレキュラーシーブは、乾燥装置内にあり得、再生されることができる。プロピレンオキシドを含むストリームは、一つ以上の他の有機化合物を含むことができる。【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
本出願は、特許協力条約に基づいて2019年5月15日に出願された米国仮出願第62/848,335号に対する優先権の利益を主張し、その全文は参考として本明細書に組み込まれる。
プロピレンオキシドは、多数のプロセスで使われることができる。例えば、精製されたプロピレンオキシドは、1,4-ブタンジオールを製造するためのプロセスで原料として使われることができる。1,4-ブタンジオールの生成は、プロピレンオキシドをアリルアルコールに異性化した後、これを合成ガス(H+CO)でヒドロホルミル化させて4-ヒドロキシブチルアルデヒドを生成して、これを1,4-ブタンジオールに水素化することで達成され得る。
プロピレンオキシドは、多くのプロセスの生成物または副産物として生成されることができる。このようなプロセスによって生成されたプロピレンオキシドは、1,4-ブタンジオールを生成するための前述したプロセスを含む特定のプロセスで原料として使われる精製されたプロピレンオキシドストリームよりも多くの水を含むことができる。例えば、いくつかのプロセスは、約2重量%の水分含量を有するプロピレンオキシドの試料を生成する。
プロピレンオキシド中の水の量を減らすための努力は、蒸留を基盤としていた。しかし、蒸留は熱分離プロセスであり、エネルギー消費においては理想的ではない。
エネルギー効率がよく、効果的であり、プロピレンオキシドが一つ以上の他の化合物と反応しないようにし、及び/またはプロピレンオキシドが一つ以上の他の化合物と反応する可能性を望ましくない分だけ増加させない、プロピレンオキシドの乾燥方法への必要性が残っている。
本明細書では、エネルギー効率がよく、及び/または効果的であることができる方法を含めてモレキュラーシーブでプロピレンオキシド及び水を含むストリームを乾燥する方法が提供される。いくつかの実施形態において、該方法は、その化学的構造及び/または反応性を含めてプロピレンオキシドに最小限の影響を与えるか、または全く影響を与えない。いくつかの実施形態において、ストリーム中の水の量は約50ppmに減少される。
一態様では、ストリームを乾燥させる方法が提供される。いくつかの実施形態において、該方法は、プロピレンオキシド及び第1量の水を含む第1のストリームを提供することと、第1のストリームを複数のモレキュラーシーブと接触させて、プロピレンオキシド及び第2量の水を含む第2のストリームを形成することと、を含む。いくつかの実施形態において、第1量の水は、第2量の水よりも多い。いくつかの実施形態において、該方法は、さらにモレキュラーシーブを再生することを含む。
いくつかの実施形態において、該方法は、プロピレンオキシド及び第1量の水を含む第1のストリームを提供することであって、第1量の水が約1重量%~約12重量%の第1のストリームを構成することと、(i)入口及び出口を持つリザーバ、及び(ii)リザーバ内の複数のモレキュラーシーブを含むモレキュラーシーブ乾燥装置を提供することと、リザーバの入口に第1のストリームを供給することと、リザーバの出口で第2のストリームを収集することとを含み、前記第2のストリームは、プロピレンオキシド及び第2量の水を含み、前記第2量の水は、約50ppm~約300ppmの第2のストリームを構成する。いくつかの実施形態において、前記リザーバの入口で第1のストリームの供給は、約0.01hr-1~約1.0hr-1の空間速度を達成するのに効果的な速度で行われる。
追加の態様は、一部は以下の説明から記述され、一部は前記説明から自然に続くか、または以下に説明する態様の実施によって学習されることができる。以下に記載される利点は、添付された特許請求の範囲において特に指摘される要素及び組み合わせによって実現及び達成される。前述した一般的な説明及び以下の詳細な説明は、いずれもただ例示的及び説明的なものであり、限定的なものではないということを理解しなければならない。
図1は、モレキュラーシーブ乾燥装置の実施形態を示す。 図2は、モレキュラーシーブ乾燥装置の実施形態を通過したプロピレンオキシド(PO)の量に対する水分含量(重量%)のプロットを示す。 図3は、再生されたモレキュラーシーブを含むモレキュラーシーブ乾燥装置の実施形態を通過したプロピレンオキシド(PO)の量に対する水分含量(重量%)のプロットを示す。
本明細書では、プロピレンオキシド及び水を含むストリームを乾燥する方法が提供される。本明細書で用いられる用語「乾燥」は、ストリームに存在する水の少なくとも一部を除去することをいう。いくつかの実施形態において、本明細書に記載された方法は、特に他の方法と比べてエネルギー効率がよい方法でプロピレンオキシドを乾燥することができる。本明細書に記載され方法の実施形態は、その反応性及び/または化学構造を含めて、プロピレンオキシドに最小限の影響を与えるか、または全く影響を与えない。
いくつかの実施形態において、本明細書の方法は、プロピレンオキシド及び第1量の水を含む第1のストリームを提供することと、第1のストリームを複数のモレキュラーシーブと接触させてプロピレンオキシド及び第2量の水を含む第2のストリームを形成することと、を含み得、前記第1量の水は、前記第2量の水よりも多い。
前記第1のストリームを前記複数のモレキュラーシーブと接触させることは、任意の技術によって達成されることができる。いくつかの実施形態において、前記複数のモレキュラーシーブは、入口及び出口を持つリザーバ内にあり得、前記第1のストリームを前記複数のモレキュラーシーブと接触させることは、前記リザーバの入口に前記第1のストリームを供給することを含む。複数のモレキュラーシーブがリザーバ内にある場合に、得られた装置は本明細書で「モレキュラーシーブ乾燥装置」(molecular sieves drying unit)と言及されることができる。リザーバの入口で第1のストリームの供給は、ポンプなどの装置によって遂行及び/または補助されることができる。
リザーバは、如何なる形状を有してもよい。いくつかの実施形態において、リザーバは円筒状である。いくつかの実施形態において、リザーバは円筒状であり、一つ以上のテーパー状端部を有する。またリザーバは、複数のモレキュラーシーブを収容するに十分な任意の体積を有することができる。いくつかの実施形態において、リザーバの体積は、複数のモレキュラーシーブが占める最小体積の約0.1%~約10%と等しいまたはそれを超える。
リザーバは、入口と出口を備え得る。リザーバは、第1端部及び第2端部を持つことができ、入口及び出口は、それぞれ第1端部及び第2端部に、もしくはその近くに配置することができる。いくつかの実施形態において、入口及び出口は、リザーバ内におけるストリームの滞留時間を増加及び/または最大化するか、ストリームが接触するモレキュラーシーブ(複数可)の百分率を増加及び/または最大化するか、またはこれらの組み合わせの位置に配置される。
モレキュラーシーブ乾燥装置の実施形態は、図1に示されている。図1のモレキュラーシーブ乾燥装置100は、本実施形態では、透明な材料(例えば、ガラス、プラスチックなど)からなるリザーバ110を含む。リザーバ110は、円筒状であり、テーパー状端部111を有する。リザーバ110はまた、リザーバ110の両端に配置される入口120及び出口130を含む。リザーバ110には、複数のモレキュラーシーブ160がある。複数のモレキュラーシーブ160の占める体積が、リザーバ110の体積にほぼ対応するが、他の構成も可能である。例えば、複数のモレキュラーシーブ160は、他の実施形態ではリザーバ110の体積の一部(例えば、1/2、3/4など)を占めることができる。プロピレンオキシド及び第1量の水を含む第1のストリーム140は、入口120を介してリザーバ110に供給され、プロピレンオキシド及び第2量の水を含む第2のストリーム150は、出口130を介してリザーバ110を出る。
第1のストリームは、ストリームを乾燥させるのに効果的な任意の速度でリザーバの入口に供給されることができる。速度は、静的、動的またはこれらの組み合わせであることができる。例えば、第1のストリームは、方法の第1部分中に静的速度で供給されることができ、次にその割合は方法の第2部分中に減少されることができる。
いくつかの実施形態において、第1のストリームが入口に供給される速度は、約0.01hr-1し~約1.0hr-1の空間速度(第1のストリームの質量流量/複数のモレキュラーシーブの質量)を達成するのに効果的である。いくつかの実施形態において、第1のストリームが入口に供給される速度は、約0.1hr-1~約1.0hr-1の空間速度を達成するのに効果的である。いくつかの実施形態において、第1のストリームが入口に供給される速度は、約0.2hr-1~約1.0hr-1の空間速度を達成するのに効果的である。いくつかの実施形態において、第1のストリームが入口に供給される速度は、約0.3hr-1~約1.0hr-1の空間速度を達成するのに効果的である。いくつかの実施形態において、第1のストリームが入口に供給される速度は、約0.4hr-1~約1.0hr-1の空間速度を達成するのに効果的である。いくつかの実施形態において、第1のストリームが入口に供給される速度は、約0.5hr-1~約1.0hr-1の空間速度を達成するのに効果的である。いくつかの実施形態において、第1のストリームが入口に供給される速度は、約0.6hr-1~約1.0hr-1の空間速度を達成するのに効果的である。いくつかの実施形態において、第1のストリームが入口に供給される速度は、約0.7hr-1~約1.0hr-1の空間速度を達成するのに効果的である。いくつかの実施形態において、第1のストリームが入口に供給される速度は、約0.8hr-1~約1.0hr-1の空間速度を達成するのに効果的である。いくつかの実施形態において、第1のストリームが入口に供給される速度は、約0.9hr-1~約1.0hr-1の空間速度を達成するのに効果的である。
複数のモレキュラーシーブがリザーバ内にある場合、リザーバは、任意の温度及び/又は任意の圧力をかけてもよい。いくつかの実施形態において、リザーバは、本明細書に記載された方法のうち周囲温度にある。リザーバの温度に影響を与えようとする努力をしない場合に、リザーバは周囲温度にあり、例えば、リザーバは加熱または冷却装置の内部または近くに配置されていない。水分子が複数のモレキュラーシーブに吸着されることによって、リザーバの温度は吸着熱によって変更され得るという点に留意しなければならない。吸着熱により、本明細書に定義されたような周囲温度のリザーバは、リザーバが用いられる環境温度よりもやや高い温度を有することができる。したがって、本明細書で使われる用語「周囲温度」は、[1]リザーバの温度を変更しようとする努力をしない場合に、リザーバの温度、及び[2]本明細書に記載されるプロセスの一つ以上の特徴、例えば水分子が複数のモレキュラーシーブに吸着されることによって発生される吸着熱による温度を含む。
いくつかの実施形態において、リザーバは周囲温度よりも高い温度に露出する。周囲温度よりも高い温度は、リザーバを加熱装置の内部または近くに配置するなどの任意の技術によって達成されることができる。加熱装置は、リザーバが少なくとも部分的に浸水している加熱油浴、リザーバの外面の少なくとも一部に隣接し及び/またはそれに接触する加熱ラップ、リザーバ付近に配置された熱源、またはこれらの組み合わせを含み得る。
いくつかの実施形態において、リザーバは周囲温度よりも低い温度に露出する。周囲温度よりも低い温度は、リザーバを冷却装置の内部または近くに配置するなどの任意の技術によって達成されることができる。冷却装置は、リザーバが少なくとも部分的に浸水している冷却浴(例:氷浴)、リザーバにまたはその近くに配置された冷却源、またはこれらの組み合わせを含むことができる。
本明細書に記載された方法に使われる複数のモレキュラーシーブは、再生されることができる。本明細書で使われる「再生された」、「再生する」、「再生」などの用語は、複数のモレキュラーシーブに吸着される水の量を除去または減少させることを意味する。モレキュラーシーブの再生は、水分子が吸着できるモレキュラーシーブの面積を増加させることができるので、モレキュラーシーブの再生はその有効性を増加させることができる。
いくつかの実施形態において、前記複数のモレキュラーシーブを再生することは、(i)前記複数のモレキュラーシーブを再生するのに効果的な時間の間、特定温度で前記複数のモレキュラーシーブを加熱することと、(ii)前記複数のモレキュラーシーブを再生するのに効果的な時間の間、特定温度で真空下で前記複数のモレキュラーシーブを加熱することと、(iii)前記複数のモレキュラーシーブを再生するのに効果的な時間の間、特定温度で前記多数のモレキュラーシーブを加熱して前記複数のモレキュラーシーブをキャリアガスと接触させることと、または(iv)これらの組み合わせを含む。キャリアガスは、不活性ガス、乾燥(またはほとんど乾燥)ガス、またはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、窒素(N)、アルゴンまたはこれらの組み合わせが使われることができる。
第1のストリーム
本明細書に記載された方法は、プロピレンオキシド及び第1量の水を含む第1のストリームを提供することを含むことができる。
第1のストリームは、生成物または副産物としてプロピレンオキシドを生成する化学プロセッサなどの化学プロセスによって生成されるストリームであり得る。
特定の理論で拘束されるつもりはないが、プロピレンオキシドと水との混合物は、相分離が起こる前に約12.6重量%以下の水を含むことができるとみなされる。したがって、本明細書に記載された第1のストリームにおいて、プロピレンオキシド:第1量の水の重量比は、約87.4:12.6~約99.999:0.001であることができる。
いくつかの実施形態において、第1のストリームの場合、プロピレンオキシド:第1量の水の重量比は、約88:12~約99:1である。いくつかの実施形態において、第1のストリームの場合、プロピレンオキシド:第1量の水の重量比は、約90:10~約99:1である。いくつかの実施形態において、第1のストリームの場合、プロピレンオキシド:第1量の水の重量比は、約95:5~約99:1である。いくつかの実施形態において、第1のストリームの場合、プロピレンオキシド:第1量の水の重量比は、約97:3~約99:1である。
いくつかの実施形態において、第1のストリームは、一つ以上の第3化合物(すなわち、プロピレンオキシド及び水以外の化合物)を含む。少なくとも一つの第3化合物は、本明細書に記載された方法に望ましくない影響を与えない任意の化合物を含むことができる。
いくつかの実施形態において、第1のストリームは、有機化合物(すなわち、プロピレンオキシド以外の有機化合物)を含む。有機化合物は、一つ以上の炭化水素(例えば、2-メチル-ペンタンなどのC-C炭化水素)、一つ以上の含酸素化合物(例えば、プロピオンアルデヒド、メタノール、アセトン、ギ酸メチル及びアルデヒド)、またはこれらの組み合わせを含むことができる。有機化合物は、約0.001重量%~約10重量%、第1のストリームの約0.001重量%~約8重量%、第1のストリームの約0.001重量%~約6重量%、第1のストリームの約0.001重量%~約5重量%、第1のストリームの約0.001重量%~約4重量%、第1のストリームの約0.001重量%~約2重量%、または第1のストリームの約0.001重量%~約1重量%の量で、第1のストリーム中に存在することができる。
いくつかの実施形態において、有機化合物はアセトンなどの極性有機化合物である。いくつかの実施形態において、有機化合物は炭化水素などの非極性有機化合物である。例えば、炭化水素は、2-メチル-ペンタンを含むことができる。いくつかの実施形態において、有機化合物は、少なくとも一つの極性有機化合物及び少なくとも一つの非極性有機化合物を含む。本明細書に記載された方法は、いくつかの実施形態において、第1のストリーム内の有機化合物(すなわち、プロピレンオキシド以外の有機化合物)の存在によって望ましくない影響を受けない。
いくつかの実施形態において、第1のストリーム内の第1量の水は、約0.001重量%~約12重量%の第1のストリームを構成する。いくつかの実施形態において、第1のストリーム内の第1量の水は、約1重量%~約12重量%の第1のストリームを構成する。いくつかの実施形態において、第1のストリーム内の第1量の水は、約1重量%~約10重量%の第1のストリームを構成する。いくつかの実施形態において、第1のストリーム内の第1量の水は、約1重量%~約8重量%の第1のストリームを構成する。いくつかの実施形態において、第1のストリーム内の第1量の水は、約1重量%~約5重量%の第1のストリームを構成する。いくつかの実施形態において、第1のストリーム内の第1量の水は、約1重量%~約4重量%の第1のストリームを構成する。いくつかの実施形態において、第1のストリーム内の第1量の水は、約1重量%~約3重量%の第1のストリームを構成する。
第2のストリーム
本明細書に記載された方法は、プロピレンオキシド及び第2量の水を含む第2のストリームを生成することができる。第1のストリームに存在する第1量の水は、第2のストリーム中に存在する第2量の水よりも多いことがある。いくつかの実施形態において、第1のストリーム及び第2のストリームは、第1量の水と第2量の水との間の差を除き、類似することができる。
いくつかの実施形態において、第2量の水は、0.1重量%以下の第2のストリームを構成する。したがって、第2のストリームは、プロピレンオキシド及び約0.1重量%以下の水を含むことができるか;または第2のストリームは、プロピレンオキシド、一つ以上の第3化合物(例えば、プロピレンオキシド以外の有機化合物)、及び約0.1重量%以下の水を含むことができる。
いくつかの実施形態において、第2量の水は、約10ppm~約500ppmの第2のストリームを構成する。したがって、第2のストリームは、プロピレンオキシド及び約10ppm~約500ppmの水を含むことができるか;または第2のストリームは、プロピレンオキシド、一つ以上の第3化合物(例えば、プロピレンオキシド以外の有機化合物)、及び約10ppm~約500ppm水を含むことができる。いくつかの実施形態において、第2量の水は、約50ppm~約300ppmの第2のストリームを構成する。いくつかの実施形態において、第2量の水は、約10ppm~約400ppmの第2のストリームを構成する。いくつかの実施形態において、第2量の水は、約100ppm~約400ppmの第2のストリームを構成する。いくつかの実施形態において、第2量の水は、約100ppm~約300ppmの第2のストリームを構成する。いくつかの実施形態において、第2量の水は、約100ppm~約200ppmの第2のストリームを構成する。
モレキュラーシーブ
本明細書に使われる「複数のモレキュラーシーブ」という用語は、多孔性粒子の集合体をいい、ここで多孔性粒子は特定のサイズの分子(例:水分子)を吸着するように構成される。「複数のモレキュラーシーブ」という用語は、一つ以上の個々のモレキュラーシーブで構成されるモノリシック構造を含むが、これに限定されない。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載された方法に使われる複数のモレキュラーシーブは、シリカ及びアルミナ四面体の3次元相互連結ネットワークを持つ結晶性金属アルミノケイ酸塩を含む。
いくつかの実施形態において、複数のモレキュラーシーブは、約3Åの平均細孔直径を有する「3A」モレキュラーシーブを含む。いくつかの実施形態において、複数のモレキュラーシーブは、約4Åの平均細孔直径を有する「4A」モレキュラーシーブを含む。いくつかの実施形態において、複数のモレキュラーシーブは、約3Åの平均細孔直径を有する「3A」モレキュラーシーブと、約4Åの平均細孔直径を有する「4A」モレキュラーシーブとを含む。
複数のモレキュラーシーブは、任意の平均粒径及び/または形状を有することができる。いくつかの実施形態において、複数のモレキュラーシーブは、球状粒子及び/または球体状粒子を含む。いくつかの実施形態において、複数のモレキュラーシーブは、類似した平均粒径を有することができる。いくつかの実施形態において、複数のモレキュラーシーブは、類似した形状を有することができる。いくつかの実施形態において、複数のモレキュラーシーブは、類似した平均粒径及び類似した形状の両方ともを有することができる。いくつかの実施形態において、複数のモレキュラーシーブは、8メッシュ~12メッシュ(すなわち、1.68mm~2.38mm)の平均粒径を有する。
複数のモレキュラーシーブは、25℃で、重量で、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、または少なくとも40%の初期水分吸着能を有することができる。複数のモレキュラーシーブは、25℃で、重量で、約10%~約40%、約15%~約40%、約20%~約40%、約25%~約40%、約30%~約40%、または約35%~約40%の初期水分吸着能を有することができる。「初期水分吸着能」という用語は、第1再生前の複数のモレキュラーシーブの水分吸着能を意味する。複数のモレキュラーシーブの第1再生は、初期水分吸着能以下の水分吸着能をもたらすことができ、その後のそれぞれの再生は、水分吸着能に類似した影響を及ぼすことができる。いくつかの実施形態において、再生は(i)初期水分吸着能または(ii)以前に一つ以上の再生を経た複数のモレキュラーシーブの水分吸着能を約0~約10%、または約0~約5%減少させる。
本明細書に使われる「PO90」は、一般的に重量で少なくとも90%のプロピレンオキシド、1.5~3%の水、及び一つ以上の不純物(すなわち、プロピレンオキシド以外の成分)を含む。一つ以上の不純物は、一つ以上の炭化水素(例えば、2-メチル-ペンタンまたはイソブチレンなどのC-C炭化水素)、含酸素化合物(例えば、プロピオンアルデヒド、メタノール、アセトン、ギ酸メチル、アルデヒド、またはこれらの組み合わせ)、またはこれらの組み合わせを含むことができる。
本明細書の説明において、「含む」「である」「含有する」「有する」及び「備える」という用語は、非制限的に使用されているため、「含むが、これに限定されない」ということを意味するものと解されなければならない。方法が種々の要素又は特徴を「備える(comprising)」又は「含む(including)」という用語でクレーム又は説明されるとき、同方法は、指摘の無い限り、種々の構成要素又は特徴から「基本的になる(consist essentially of)」又は「なる(consist of)」ものとすることもできる。
不定冠詞や定冠詞は、複数の代替、例えば少なくとも1つの代替も含み得ることが意図されている。例えば、「第1のストリーム」、「モレキュラーシーブ乾燥装置」、「有機化合物」などの開示は、他に明示されない限り、一つ、または一つ超の第1のストリーム、モレキュラーシーブ乾燥装置、または有機化合物などの混合物または組み合わせを含むことを意味する。
種々の数値範囲について本明細書中に開示している。出願人が任意の種別の範囲について開示又はクレームするとき、出願人の意図は、指摘の無い限り、範囲の終点や、その中に含まれる副次的範囲、及びその副次的範囲の組み合わせを合理的に網羅する、各々個別に可能な数字を開示又はクレームするというものである。さらに、本明細書に開示の範囲の数値的終点は近似値である。代表的な例として、出願人はいくつかの実施形態では第1のストリームが入口に供給される速度が約0.5hr-1~約1.0hr-1の空間速度を達成するのに効果的であるということを開示する。本開示は、約0.5hr-1~約1.0hr-1の値を含むものと解されなければならなく、さらに、「約」は、これらの値の間の任意の範囲及び下位範囲を含む約0.6hr-1、約0.7hr-1、約0.8hr-1、及び約0.9hr-1をそれぞれ含む。
本実施形態は、本明細書で多様な実施形態を参照して例示され、これらは決してその範囲に制限を加えるものと解釈されてはならない。一方、本明細書に記載の説明を読んだ後に、本実施形態の要旨又は添付の請求項の範囲から逸脱することなく、当業者に対して提示されてもよいその他種々の態様、実施形態、変形例、及びそれらの同等物について、期待され得ることが理解されなければならない。従って、本実施形態の他の態様は、本明細書に記載の本実施形態の詳細と実施を考慮することにより、当業者にとって明らかとなるであろう。
実施例
本発明の方法(単数または複数)について、以下の実施例によりさらに説明を行うが、これらの実施例は、いかなる方法においても、その範囲に限定を課すものとして理解されてはならない。一方、本明細書に記載の説明を読んだ後に、本開示の要旨又は添付の請求項の範囲から逸脱することなく、当業者に対して提示されてもよいその他種々の態様、実施形態、変形例、及びそれらの同等物について、期待され得ることが理解されなければならない。従って、本開示の他の態様は、本明細書に記載の本発明の方法(単数または複数)の詳細と実施を考慮することにより、当業者にとって明らかとなるであろう。
<実施例1> プロピレンオキシドの乾燥
この実施例ではプロピレンオキシドと水を混合して50gの試料を用意した。乾燥前、試料は88.7重量%のプロピレンオキシド及び11.3重量%の水を含んでいた。
プロピレンオキシド(88.7重量%)及び水(11.3重量%)を含む試料を、40gの未使用3Aモレキュラーシーブを含むガラス瓶に入れた。ガラス瓶を周囲温度及び周囲圧力に維持したし、すなわち、装置に圧力を印加しなかったし、装置の温度は、吸着熱により与えられ得る増加を超えて上昇しなかった。
試料中の水の量は、数時間後に500ppmに減少したし、試料をガラス瓶に入れてモレキュラーシーブと一晩中接触させた後に350ppmにさらに減少した。
<実施例2> プロピレンオキシドストリームの乾燥
この実施例で、プロピレンオキシド及び水を含むストリームをモレキュラーシーブ乾燥装置で乾燥させた。
乾燥前にストリームは、プロピレンオキシド97重量%及び水3重量%を含んでいた。
この実施例のモレキュラーシーブ乾燥装置は、60gの3Aモレキュラーシーブを含む筒状カラムを含んだ。
プロピレンオキシド(97重量%)及び水(3重量%)を含むストリームを、分当たり3mLの速度でモレキュラーシーブ乾燥装置を通じてポンピングした。モレキュラーシーブ乾燥装置は、周囲温度及び周囲圧力で操作したし;すなわち、流量によって与えられる圧力以外の他の圧力は装置に印加しなかったし、装置の温度は、吸着熱によって与えられ得る上昇を超えて上昇しなかった。
この実施例では総4回にかけて実験が行われ、各実験にはモレキュラーシーブ乾燥装置を通じて400mLのストリームをポンピングすることが含まれた。第1実験は、未使用モレキュラーシーブで行い、実験2~4は、既使用のモレキュラーシーブを用いて行った。各ストリームがモレキュラーシーブ乾燥装置を通じてポンピングされることによって、ストリームの水分含量は、図2に示された間隔で試験した。
図2の結果は、ストリームの水分含量が、ストリームの最初の325mLに対して3重量%から約150ppmに減少されたことを示している。該結果は、約350mLのストリームを、モレキュラーシーブ乾燥装置を通じてポンピングした後、モレキュラーシーブの性能が減少したし、これによってモレキュラーシーブの質量を調節してもっと多い量のストリームを収容する方法に対するガイドが提供されるということを示す。
<実施例3> モレキュラーシーブの再生
実施例2のモレキュラーシーブ乾燥装置のモレキュラーシーブは、この実施例で再生した。モレキュラーシーブは、窒素ガスパージ下で約12時間~約24時間の間260℃に加熱した。
温度が260℃を超える場合は、延長された加熱時間を用いることができるか、または逆に温度が260℃未満の場合は、短縮された加熱時間を用いることもできる。
<実施例4> プロピレンオキシドストリームの乾燥
この実施例で、プロピレンオキシド及び水を含むストリームは、実施例3の再生モレキュラーシーブを含むモレキュラーシーブ乾燥装置で乾燥させた。
乾燥前のストリームは、重量でプロピレンオキシド96.5%、水2.4%、炭化水素/イソブチレン0.4%、2-メチルペンタン0.34%、及びその他炭化水素/含酸素化合物0.35%を含んだ。
実施例2のモレキュラーシーブ乾燥装置を使用したし、乾燥装置は、実施例3のプロセスによって再生された実施例2のモレキュラーシーブを含んだ。
ストリームは、分当たり3mLの速度でモレキュラーシーブ乾燥装置を通じてポンピングされた。モレキュラーシーブ乾燥装置は、周囲温度及び周囲圧力で操作したし;すなわち、流量によって与えられる圧力以外の他の圧力は装置に印加しなかったし、装置の温度は、吸着熱によって与えられ得る上昇を超えて上昇しなかった。
総4回の実験がこの実施例で行われたが、ここで各実験にはモレキュラーシーブ乾燥装置を通じて約550mLのストリームをポンピングすることが含まれた。第1実験は、未使用モレキュラーシーブで行い、実験2~4は、既使用のモレキュラーシーブを用いて行った。各ストリームがモレキュラーシーブ乾燥装置を通じてポンピングされることによって、ストリームの水分含量は、図3に示された間隔で試験した。
図3の結果は、この実施例の再生されたモレキュラーシーブの性能が、実施例2のモレキュラーシーブの性能に比べて向上するということを示している。
<実施例5> その他炭化水素の影響
この実施例の試験は、ストリーム中におけるプロピレンオキシド以外の一つ以上の炭化水素の存在が、水の除去に望ましくない影響を及ぼすかどうかを判断するために設計された。
この実施例では、二種の供給試料を試験した。一番目のものは、プロピレンオキシドと水がその重量の少なくとも99.9%を占める「純粋な」供給試料で構成される(下記表で「PO」で表示)。二番目のものは、下記表に示したように、重量で指定された水分含量を有するPO90で構成され、すなわち0.4%の炭化水素/イソブチレン、0.34%の2-メチルペンタン及び0.35%のその他炭化水素/含酸素化合物で構成され、供給試料の残りはプロピレンオキシド(約96.4~約96.6%)である。
この実施例の試験のパラメータ及び結果は、下記表に示す。
実施例5の結果
Figure 2022527665000002
前記表のデータは、更なる有機化合物の存在が、この実施例の水分除去に望ましくない影響を与えなかったということを示す。

Claims (20)

  1. 乾燥方法であって、
    プロピレンオキシド及び第1量の水を含む第1のストリームを提供すること、及び
    第1のストリームを複数のモレキュラーシーブと接触させて、プロピレンオキシド及び第2量の水を含む第2のストリームを形成することを含み、
    前記第1量の水は、前記第2量の水より多い、乾燥方法。
  2. 前記複数のモレキュラーシーブは、入口及び出口を持つリザーバにあり、前記第1のストリームを複数のモレキュラーシーブと接触させることは、前記リザーバの入口に前記第1のストリームを供給することを含む、請求項1に記載の乾燥方法。
  3. 前記第1のストリームが入口に供給される速度は、約0.01hr-1~約1.0hr-1の空間速度を達成するのに効果的である、請求項2に記載の乾燥方法。
  4. 前記第1のストリームが入口に供給される速度は、約0.5hr-1~約1.0hr-1の空間速度を達成するのに効果的である、請求項2に記載の乾燥方法。
  5. 前記リザーバは、周囲温度及び周囲圧力下にある、請求項2に記載の方法。
  6. 前記第1のストリームにおいて、プロピレンオキシド:第1量の水の重量比は、約88:12~約99:1である、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第1のストリームにおいて、プロピレンオキシド:第1量の水の重量比は、約97:3~約99:1である、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第1量の水は、約1重量%~約10重量%の第1のストリームを構成する、請求項1に記載の方法。
  9. 前記第1のストリームは、有機化合物をさらに含み、前記有機化合物は、前記第1のストリームの約0.001重量%~約10重量%の量で前記第1のストリーム内に存在する、請求項1に記載の方法。
  10. 前記有機化合物は、炭化水素を含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記炭化水素は、2-メチル-ペンタンを含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記第2量の水は、約50ppm~約300ppmの第2のストリームを構成する、請求項1に記載の方法。
  13. 前記第2量の水は、約100ppm~約200ppmの第2のストリームを構成する、請求項1に記載の方法。
  14. 前記複数のモレキュラーシーブは、平均細孔直径が約3Åである、請求項1に記載の方法。
  15. 前記複数のモレキュラーシーブを再生することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  16. 前記複数のモレキュラーシーブを再生することは、(i)前記複数のモレキュラーシーブを再生するのに効果的な時間の間、特定温度で前記複数のモレキュラーシーブを加熱することと、(ii)前記複数のモレキュラーシーブを再生するのに効果的な時間の間、特定温度で真空下で前記複数のモレキュラーシーブを加熱することと、(iii)前記複数のモレキュラーシーブを再生するのに効果的な時間の間、特定温度で前記多数のモレキュラーシーブを加熱して前記複数のモレキュラーシーブをキャリアガスと接触させることと、または(iv)これらの組み合わせを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 乾燥方法であって、
    プロピレンオキシド及び第1量の水を含む第1のストリームを提供することであって、前記第1量の水が約1重量%~約12重量%の第1のストリームを構成することと、
    (i)入口及び出口を持つリザーバ、及び(ii)前記リザーバ内に複数のモレキュラーシーブを含むモレキュラーシーブ乾燥装置を提供することであって、前記複数のモレキュラーシーブは平均細孔直径が約3Åであることと、
    前記リザーバの入口に第1のストリームを、約0.01hr-1~約1.0hr-1の空間速度を達成するのに効果的な速度で供給することと、及び
    前記リザーバの出口で第2のストリームを収集することと、を含み、
    前記第2のストリームは、プロピレンオキシド及び第2量の水を含み、前記第2量の水は、約50ppm~約300ppmの第2のストリームを構成する乾燥方法。
  18. 前記複数のモレキュラーシーブを再生することをさらに含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記第1のストリームは、有機化合物をさらに含み、前記有機化合物は、前記第1のストリームの約0.001重量%~約10重量%の量で前記第1のストリーム内に存在する、請求項17に記載の方法。
  20. 前記有機化合物が2-メチル-ペンタン、アセトンまたはこれらの組み合わせを含む、請求項19に記載の方法。

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