JP2022526746A - 潤滑制御を伴う脱連結可能カップリング - Google Patents

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Abstract

軸周りに回転可能な切断可能カップリング装置(1)は、端と前記端に形成されたハブ(31)とを有する第1のシャフト(13)であって、前記ハブ(31)が前記端から径方向に広がったフランジと前記フランジから軸方向に突出した丸壁とを備えて空洞を囲む第1のシャフト(13)と、前記第1のシャフト(13)と同軸に揃えられて前記第1のシャフト(13)の前記端に対向し、前記ハブ上に差し掛かるドラム(37)を備えた第2のシャフト(15)と、前記ハブ(31)と前記ドラム(37)との間に保持されて前記ハブ(31)を前記ドラム(37)へ脱連結可能に連結する多板クラッチ(48)と、前記ハブに固定されて前記第1のシャフト周りにガター(21)を囲むカップと、前記フランジを軸方向に貫通して前記ガターと前記空洞の間で流体連通を確立する一以上の貫通孔(23)と、を備える。

Description

本開示は、AWD車のファイナルドライブユニットに適用可能な潤滑制御を伴う脱連結可能カップリングに関する。
全輪駆動(AWD)車において、エンジンおよび/または電気モータが生ずるトルクは、トランスミッションを介して主駆動輪に伝達されると共に、パワートランスファユニット(PTU)へ部分的に抽出されて他の駆動輪に伝達される。ファイナルドライブユニット(FDU)は、この抽出されたトルクを受容して左右輪に分配する。パートタイムないしオンデマンドAWDシステムを構築する目的で、クラッチシステムはFDUの一部として含まれ、あるいは外部装置として設けられて、トルク伝達を切断することができる。かかるクラッチシステムには湿式多板クラッチが利用可能であり、またこれは限定的な滑りを許容でき、滑りは駆動モード変更のときのショックを吸収するのに利用できるから、好ましいものであろう。
特許文献1,2は関連する技術を開示する。
国際特許出願公開WO2018/031016 国際特許出願公開WO2017/141829
湿式多板クラッチは適度な潤滑を要する。さもなくば隣接するプレート同士で固着が起こりかねないからである。共通のハウジングがデファレンシャルと多板クラッチとを収容し、収容された全ての要素に潤滑油を供給するのにかかるデファレンシャルの回転を利用するシステムにおいて、本発明者らは、潤滑に相当の困難さがあることを見出した。デファレンシャルの回転は潤滑油を散布するが、ハウジング中のパーティションのごとき介在障害物を越えさせる駆動力を生むには十分ではないことが見出された。以下に説明する装置は、かかる課題を扱っている。
一局面によれば、軸周りに回転可能な切断可能カップリング装置は、端と前記端に形成されたハブとを有する第1のシャフトであって、前記ハブが前記端から径方向に広がったフランジと前記フランジから軸方向に突出した丸壁とを備えて空洞を囲む第1のシャフトと、前記第1のシャフトと同軸に揃えられて前記第1のシャフトの前記端に対向し、前記ハブ上に差し掛かるドラムを備えた第2のシャフトと、前記ハブと前記ドラムとの間に保持されて前記ハブを前記ドラムへ脱連結可能に連結する多板クラッチと、前記ハブに固定されて前記第1のシャフト周りにガターを囲むカップと、前記フランジを軸方向に貫通して前記ガターと前記空洞の間で流体連通を確立する一以上の貫通孔と、を備える。
図1は、ファイナルドライブを備えたAWD車の模式図である。 図2は、ファイナルドライブに適用可能な、一実施形態による脱連結可能カップリング装置の断面図である。 図3は、脱連結可能カップリング装置における構成部品の分解斜視図である。 図4は、潤滑油の流れの模式図とともに表す脱連結可能カップリング装置の拡大断面図である。 図5は、第1のシャフトおよびこれに固定されたカップの側面図である。 図6は、他の実施形態による脱連結可能カップリング装置の拡大断面図である。
図1ないし図5を参照して以下にいくつかの例示的な実施形態を説明する。
これらの図面において、符号Fは前方を、Aは後方を、Rは右方を、Lは左方を、それぞれ表す。しかしながらこれらの区別は説明の便宜のために過ぎず、右と左を、また前と後ろを入れ替えた変形形態が可能である。
以下に説明する何れの脱連結可能カップリング装置も、車両の動力伝達系、特に図1に例示された全輪駆動(AWD)車におけるファイナルドライブユニット(FDU)に適用することができるが、これに限られない。AWD車は、トルクを発生するための、燃焼機関1Eおよび/または電気モータ1Mのごときモータと、かかるトルクを車輪に伝えるトランスミッション3と、部分的にトルクを抽出するパワートランスファユニット(PTU)5と、これに結合したプロップシャフト7と、抽出されたトルクを受容して他の車輪へ分配するFDU9と、を備える。トランスミッション3とFDU9の両方は、差動を許容しながらトルクを右および左の車輪へ配分するためのデファレンシャル3D,9Dを、典型的には備える。
本実施形態による脱連結可能カップリング装置11は、FDU9内に据えられ、デファレンシャル9Dと組み合わせて使用される。言うまでもなく、装置11は車両において何れに据えられてもよく、何れの装置と組み合わせて使用してもよい。図1と組み合わせて図2を参照するに、装置11の第1のシャフト13はデファレンシャル9Dのサイドギアの一方と結合し、第2のシャフト15は他方と結合する。装置11は、典型的には、第1のシャフト13と第2のシャフト15の間のトルク伝達を切断するために使用される。トルク伝達が切断された時、第1のシャフト13に結合したサイドギアは他方のサイドギアから自由になる。この時デファレンシャル9Dはどちらのサイドギアにもトルクを出力しない。それゆえ車両は2WDモードで走行し、そうでないときにはAWDモードで走行する。2WDモードにおいてプロップシャフト7を停止する目的で、車両はPTU5内に他の切断装置を備えてもよい。
脱連結可能カップリング装置11は、概して、ハブ31を備えた第1のシャフト13と、第2のシャフト15と、第1のシャフト13を第2のシャフト15へ脱連結可能に連結する多板クラッチ17と、ハブ31に固定されたカップ19と、クラッチ17へ押圧力を印加するアクチュエータ25と、を備える。これらの要素は、典型的には、しかし必然的にではなく、第1の部分41と第2の部分43とよりなり、またFDU9のハウジングの一部を構成するハウジングに携行される。
第1の部分41はこのようにデファレンシャル9Dと装置11との流体連通を、部分的に、しかし全体的にではなく遮る。デファレンシャル9Dにより散布された潤滑油は、第1のシャフト13周りの限定された空間を主に通って装置11へと流れる。カップ19は、それ自体が、またはハブ31との組み合わせで、相当量の潤滑油を集め、また第1のシャフト13からハブ31の内側を通って多板クラッチ17へ導くための、ガター21を囲む。カップ19およびガター21の詳細は後述する。
第1のシャフト13は回転軸C周りに回転可能なシャフトである。第1のシャフト13は、第1の部分41の開口を通ってデファレンシャル9Dへ引き出され、換言すれば延びており、またその引き出された端の付近には、デファレンシャル9Dと連結するためのスプラインのごとき何らかの構造が形成されていてもよい。第1のシャフト13と第1の部分41の開口との間には、既に述べた通り、多少の空間があってもよい。
図2に組み合わせて図3,4を参照するに、クラッチ17の内部構造であるハブ31は、第1のシャフト13の他方の端13Eに形成される。種々の形状が可能だが、ハブ31は例えば深鍋形状にすることができる。ハブ31は第1のシャフト13の端13Eを越えて第2のシャフト15に向けて軸方向に突出する。すなわち、図5をさらに参照するに、ハブ31は、端13Eから径方向に延びたフランジ31Fと、フランジ31Fから軸方向に突出した丸壁31Wとを備え、以って壁31Wとフランジ31Fとが空洞33を囲む。壁31Wの外周は、多板クラッチ17のインナプレートと係合するためのキーないしラグのごとき構造を有する。
上述の構造は、第1のシャフト13とハブ31とを、鋳造、鍛造、鋳塊からの切削加工、ないし適当な成型方法により、一体に成形するに有利である。それにも関わらず、第1のシャフト13とハブ31とは別体にすることができ、その後に係合、圧入、溶接ないし接合法により一体化してもよい。
ハブ31は、潤滑油が第1のシャフト13付近から多板クラッチ17へ流れるのを許容する開口のごとき構造を有することができる。図3,4はその例を例示しており、一以上の貫通孔23がフランジ31Fを軸方向に貫通し、これらは第1のシャフト13付近からハブ31が囲む空洞33へ流体連通を確立する。同じ例において、一以上の貫通穴が壁31Wを径方向に貫通し、これらは空洞33と多板クラッチ17との流体連通を確立する。
図2,3に戻って参照するに、第2のシャフト15も軸C周りに回転可能であり、第1のシャフト13と軸方向に揃えられ、また対向している。第2のシャフト15は第2の部分43にボールベアリングにより回転可能に支持される。さらに、第1のシャフト13と第2のシャフト15との間には、第1のシャフト13を回転可能に支持する目的で、ボールベアリング39が介在していてもよい。
第2のシャフト15は中空構造にすることができ、その内部はアクスルに、またはアクスルへのシャフトに結合するためのスプラインのごとき構造を有してもよい。その外部からはフランジが径方向に突出し、ドラム37はフランジと一体に、言い換えれば単一の部材として、固定され又は形成されている。ドラム37はハブ31に差し掛かり、それゆえクラッチ17の外部構造をなす。ドラム37の内周は多板クラッチ17のアウタプレートと係合するためのキーないしラグのごとき構造を有する。
クラッチ17のインナおよびアウタプレートは交互に並んでおり、それぞれハブ31およびドラム37のラグと係合している。多板クラッチ17はそれによりハブ31とドラム37の間に保持される。これに十分な押圧力が印加されると、クラッチ17はハブ31をドラム37に連結し、トルクを第1のシャフト13から第2のシャフト15へ伝達する。
アクチュエータ25は多板クラッチ17へ押圧力を及ぼす装置である。適用可能な装置は、けして網羅的ではないが、油圧アクチュエータ、空気圧アクチュエータ、電磁アクチュエータ、および図2,3に例示されるカム機構25である。
カム機構25はトルクを押圧力に変換する装置である。カム機構25は、図2,3から最もよく理解できるように、相対的に回転可能なプレート25A,25Bと、その間に挟まれたカムボールのごときカム片と、プレート25Aを回転させる電気モータ27と、を備えることができる。カム機構25はモータ27の力を増倍する減速ギア25Cを含んでもよい。プレート25A,25Bの一方ないし両方は、周方向に延びた傾斜路を有し、カムボールはこれらの傾斜路を転動することができる。プレート25Aがモータ27により回転させられると、カムボールが傾斜路を転動して昇り、そのためにプレート25Aをクラッチ17に向けて押す。
カップ19は、図2および5に最もよく見て取れる通り、穴開き底19Bのある、比較的に広くまた浅いカップ状ないし鍋状形にすることができる。すなわちカップ19は、径方向外壁と、外壁から径方向に内側に突出して開口を残す底19Bと、を有することができる。このような単純な構造は費用効率的な製造を許す点で有利であり、もっともカップ19は、ガター21を画し、あるいはガター21との間で潤滑油の流れを促すための、内側リブのような他の構造を追加的に含んでもよい。
カップ19の外壁はハブ31に、特に例えばフランジ31Fおよび/または壁31Wに、嵌合し、または固定される。外壁はフランジ31Fに関して壁31Wとは反対の方向に延び、第1のシャフト13は底19Bの開口を通過する。かかる嵌合ないし固定は、圧入によることができ、対応して壁31Wは、図4に示すごとく、嵌合するカップ19を受容する段状幅狭部を含んでもよい。これらの構造的方策は、製造における費用効率の点で有利であり、また設計の、特にハブ31と貫通孔23の配置と寸法の点で、自由を許容する。カップ19は、単独で、またハブ31のフランジとの組み合わせで、第1のシャフト13を囲むガター21を画する。
図4は、装置11内の潤滑油の流れを、特にガター21および空洞33付近について、一連の白抜き矢印により模式的に図示している。装置11が回転すると、回転するデファレンシャル9Dにより散布された潤滑油は第1のシャフト13に沿って流れ、第1の部分41の開口を通過することができる。回転する第1のシャフト13による遠心力は潤滑油を径方向外方に向け、第1のシャフト13を囲むガター21は潤滑油の相当量を捕集することができる。
装置11は、必然的にではないが、他の潤滑油流路を有してもよい。その一例は、図6に示す通路45であり、これは第1の部分41を貫いてデファレンシャル9Dのためのキャビティと装置11のためのキャビティとを流体連通する。通路45の入り口は、デファレンシャル9Dが散布した潤滑油を捕集するべく、デファレンシャル9Dの外周に露出してもよく、あるいはオイルガターと連通してもよい。これに代えて、あるいは加えて、その駆動力を潤滑油を送給するのに利用するべく、通路45はモータ27に、あるいは減速ギア25Cに連結されていてもよい。通路45の出口は、ガター21に向けられていてもよい。デファレンシャル9Dにより供給された潤滑油は、主に、あるいは第1のシャフト13に沿う流れと並行して、図6の各白抜き矢印により示される通り、通路45を通って流れてガター21へと流入する。
これらの何れの場合においても、ガター21は相当量の潤滑油を貯留し、回転するカップ19が貯留された潤滑油へ遠心力を及ぼすが径方向にはこれを堰き止め、以って軸方向の駆動力を生じ、これは潤滑油を隣接する貫通孔23を越えて空洞33へ流れるよう促す。
十分な量の潤滑油を貯留し、および/あるいは貫通孔23への軸方向流れを促すべく、図5に示すように、穴開き底19Bのリム19Rの外壁からの高さは好ましくは貫通孔23の底に比して十分に高くする。あるいは、貫通孔23は好ましくはリム19Rより少なくとも部分的に径方向外方に配置される。
再び図4を参照するに、装置11が回転し続ける限り、空洞33中の潤滑油は遠心力を再び受け、以って貫通孔35および/またはハブ31とドラム37の間の何れかの隙間を通って、多板クラッチ17へと流れる。このようにして潤滑油はクラッチ17を十分に潤滑する。
これと対比して、装置11が、特に第1のシャフト13がその回転を停止している時には、遠心力が働かないので潤滑油の供給も同時に停止する。過剰な潤滑油が互いに離間したクラッチ板の間に侵入することがないので、これはクラッチ17が連結するのに有利である。クラッチの17の脱連結および第1のシャフト13の回転の停止は、特にPTU5が既に述べた通りプロップシャフト7を停止する切断装置を含む場合に、同時に起こることにさらに注意を要する。ここに開示した装置は、それゆえ、必要かつ十分な潤滑制御を自動的に提供する。
また、上に述べた構造がなければ、潤滑油の主要経路としては空洞33を利用し難いことを特筆しておく。なぜならば、空洞33はハブ31およびドラム37の後ろに隠れるが、上述の実施形態は十分な量の潤滑油を貫通孔23を通って吐出し、空洞33中の遠心力を利用して潤滑油をクラッチ17へ送給するからである。
いくつかの実施形態を説明したが、上記開示内容に基づいて実施形態の修正または変形をすることが可能である。

Claims (7)

  1. 軸周りに回転可能な切断可能カップリング装置であって、
    端と前記端に形成されたハブとを有する第1のシャフトであって、前記ハブが前記端から径方向に広がったフランジと前記フランジから軸方向に突出した丸壁とを備えて空洞を囲む第1のシャフトと、
    前記第1のシャフトと同軸に揃えられて前記第1のシャフトの前記端に対向し、前記ハブ上に差し掛かるドラムを備えた第2のシャフトと、
    前記ハブと前記ドラムとの間に保持されて前記ハブを前記ドラムへ脱連結可能に連結する多板クラッチと、
    前記ハブに固定されて前記第1のシャフト周りにガターを囲むカップと、
    前記フランジを軸方向に貫通して前記ガターと前記空洞の間で流体連通を確立する一以上の貫通孔と、を備えた装置。
  2. 前記カップは、径方向に外側の壁と、前記外側壁から径方向に内側に突出して前記第1のシャフトが通る開口を残す底と、を含み、以って前記ハブの前記フランジと前記外側壁と前記底との組み合わせが前記ガターを囲む、請求項1の装置。
  3. 前記貫通孔は、前記開口の縁よりも少なくとも部分的には径方向に内方に配置されている、請求項2の装置。
  4. 請求項1の装置であって、
    前記ハブを径方向に貫通して前記空洞と前記多板クラッチとの流体連通を確立する、一以上の貫通穴を、さらに備えた装置。
  5. 前記ハブは前記第1のシャフトの前記端を越えて前記第2のシャフトに向けて軸方向に突出している、請求項1の装置。
  6. 前記カップは前記ハブの外周に嵌合している、請求項1の装置。
  7. 請求項1の装置であって、
    ハウジングを貫通して前記ガターに向けられた流路を、さらに備えた装置。
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