JP2022521934A - 唐辛子原料の混練装置 - Google Patents

Abstract

本発明は、食品加工設備の技術分野に関し、具体的には、唐辛子原料の混練装置に関し、台座と、台座に固定された環状の貯蔵タンク及び撹拌バレルと、を含み、撹拌バレルは貯蔵タンクの真下に位置し、撹拌バレルの底部の中心には、固定軸が固定連結され、撹拌バレルは、固定軸とともに固定軸の軸線の周りを回転するように、駆動回転されることができ、固定軸は貯蔵タンク内まで上向きに延伸し、固定軸の外側には、撹拌バレルが貯蔵タンクに対して回転するように、固定軸に回転可能に連結されるスリーブが嵌設され、スリーブの撹拌バレル内に収容されている部分には撹拌部材が固定連結され、固定軸の上端には連結板が固定連結され、連結板の固定軸から離れた一端は、貯蔵タンク内まで延伸して、回転可能な撹拌軸に連結され、撹拌軸には、複数の撹拌羽根が固定されており、貯蔵タンクの内壁には、撹拌バレルに連通する複数の排出タンクが設けられ、撹拌軸は、伝達アセンブリを介して固定軸に連結される。本解決手段は、チリパウダーの辛さにわずかな差異がある問題を解決する。【選択図】図１

Description

本発明は、食品加工設備の技術分野に関し、具体的には、唐辛子原料の混練装置に関する。

唐辛子の辛さは、人の感覚によって、微辛、中辛、大辛、特辛に分けられる。当社は、現在、異なる辛さの唐辛子原料によって、異なるチリパウダー製品を生産しているが、各地から購入した唐辛子は、唐辛子の栽培、成長天候などに起因して、同じ品種の唐辛子であってもカプサイシンの含有量が異なって、辛さに差異があるため、生産されたチリパウダー製品の辛さも不均一になり、一部のチリパウダーと標定の辛さとの間に差異がある。

上記問題を解決するために、当社は、公開番号がＣＮ１０８３５４２１１Ａの特許、火鍋（中国のしゃぶしゃぶ）ソースベースの辛さの差異を低減する唐辛子前処理設備を提出し、当該設備は、貯蔵機構、回転機構及び撹拌構造により、異なるバッチのチリパウダーを均一に混合し、それにより、辛さの差異を低減する。

しかし、実際の生産プロセスにおいて、貯蔵機構は、環状であり、排出ホッパから貯蔵機構の各部位に送り込まれるチリパウダーに差異がある場合、撹拌構造は、貯蔵機構の各部位のチリパウダーを均一に混合することができず、その結果、最後に取り出し機構によって取り出されたチリパウダーの辛さには、依然として若干の差異がある。

本発明は、チリパウダーの辛さには、依然として若干の差異がある従来技術の問題を解決するために、特定辛さの唐辛子原料の混練装置を提供することを意図する。

台座と、同心に設置され、それぞれ台座に固定された環状の貯蔵タンク及び撹拌バレルとを含む唐辛子原料の混練装置であって、撹拌バレルは貯蔵タンクの真下に位置し、撹拌バレルの底部の中心には、固定軸が固定連結され、撹拌バレルは、固定軸とともに固定軸の軸線の周りを回転するように、駆動回転されることができ、固定軸は貯蔵タンク内まで上向きに延伸し、固定軸の外側には、撹拌バレルが貯蔵タンクに対して回転するように、固定軸に回転可能に連結されるスリーブが嵌設され、スリーブの撹拌バレル内に収容されている部分には撹拌部材が固定連結され、固定軸の上端には連結板が固定連結され、連結板の固定軸から離れた一端は、貯蔵タンク内まで延伸して、回転可能な撹拌軸に連結され、撹拌軸には、複数の撹拌羽根が固定されており、貯蔵タンクの内壁には、撹拌バレルに連通する複数の排出タンクが設けられ、撹拌軸は、伝達アセンブリを介してスリーブに連結される、ことを特徴とする。

有益な効果は、次のとおりである。チリパウダーを貯蔵タンクに一層ずつ敷いた後、動力設備によって撹拌ドラムと貯蔵タンクとが相対的に回転する限り、固定軸をスリーブに対して回転させることができ、さらに、撹拌軸及び撹拌羽根を環状の貯蔵タンクに沿って移動させ、移動中に、伝達アセンブリによって撹拌軸及び撹拌羽根が回転され、それにより、チリパウダーが貯蔵タンク内での均一に混合されることを実現する。撹拌中に、貯蔵タンクの各部位の一部のチリパウダーは、撹拌作用によって、排出タンクから撹拌バレル内に落ち、撹拌部材と撹拌バレルとが相対的に移動するため、再度チリパウダーを混合することを実現した。従来技術に比べて、本技術的解決手段は、コストを低減するとともに、チリパウダーの辛さの差異をさらに低下させた。

さらに、前記伝達アセンブリは、スリーブに固定される主かさ歯車と、連結板に設置されて主かさ歯車と噛み合う副かさ歯車と、を含む。

かさ歯車による伝達は、他の伝達構造に比べて、トルクが大きく、動力転向が容易になる。

さらに、前記伝達アセンブリは、さらに、副かさ歯車及び撹拌軸のそれぞれに固定された伝達ホイールを含み、伝達ホイール間には伝達部材が連結され、伝達部材はベルト又はチェーンを含む。

ベルト及びチェーンは、連結板の形状にしたがってルートを変更することができ、例えば、曲がり角では、転向プーリーを使用して転向するのに有利になる。伝達部材は、連結板にしたがって移動するため、ベルト又はチェーンは、連結板に追従してルートが変更された後、チェーン又は連結板は、外部から受ける影響が少なくなり、安定性が保証される。

さらに、前記連結板には直角板が固定連結され、副かさ歯車は、直角板上に設けられ、かつ、直角板に回転可能に連結される。

副かさ歯車は、直角板に位置し、副かさ歯車に対して、直接連結板に回転可能に連結され、多くの転向伝達部品を減らすことができ、それにより、伝達エネルギーの損失を最大限に低減する。

さらに、前記連結板の、撹拌軸上の伝達ホイールに対応する位置には、ハウジングが固定されている。

ハウジングによって、チリパウダーが伝達部材と伝達ホイールとの間に入って、伝達の安定性に影響することを回避することができる。

さらに、前記撹拌バレルは台座に回転可能に連結され、撹拌バレルには、駆動装置が連結され、台座にはフレームが固定され、貯蔵タンクはフレームに固定連結される。こうすると、駆動装置は撹拌バレルを撹貯蔵タンクに対して回転するように駆動することができる。

さらに、前記固定軸には、さらに、供給管が回転可能に連結されている平板が固定連結されている。撹拌バレルが貯蔵タンクに対して回転するとき、供給管は貯蔵タンクに沿って移動し、チリパウダーを貯蔵タンクに一層ずつ敷くことができる。

さらに、前記撹拌バレルは台座に固定連結され、台座にはフレームが固定され、貯蔵タンクはフレームに回転可能に連結され、貯蔵タンクには駆動装置が連結されている。こうすると、駆動装置は貯蔵タンクを撹拌バレルに対して回転するように駆動する。

さらに、前記スリーブと固定軸との間には、排出用隙間が設けられ、スリーブは荷卸し管に連通する。荷卸し管は負圧ポンプに連結され、チリパウダーを撹拌ドラムから吸出し、それにより荷卸しが実現される。

さらに、前記撹拌部材は、螺旋状羽根を含む。螺旋状羽根は、従来のフラットな撹拌棒に比べて、チリパウダーを周方向に撹拌するとともに、チリパウダーを縦方向に上げてかき混ぜ、それにより、撹拌効果を向上させる。

本発明の実施例の模式的断面図である。 図１の伝達アセンブリの模式的平面図である。 本発明の実施例２の模式的断面図である。

以下、具体的な実施形態でさらに詳細に説明する。

実施例１
特定辛さの唐辛子原料の混練装置であって、図１に示すように、台座１を含み、台座１には撹拌バレル３及び貯蔵タンク２０が設けられ、貯蔵タンク２０は、撹拌バレル３の真上に位置し、かつ、同軸線に設置され、貯蔵タンク２０と台座１とは、フレームを介して固定される。貯蔵タンク２０は、環状であり、貯蔵タンク２０の内壁は、外壁より低く設置され、貯蔵タンク２０の内壁には、複数の排出タンク２２が開けられている。

貯蔵タンク２０の中心は、スルーホールであり、スルーホール内には、貯蔵タンク２０と同軸に設置されるスリーブ２４が設けられ、スリーブ２４の外壁には、複数の連結棒２３が溶接され、連結棒２３はいずれも貯蔵タンク２０の内壁に溶着固定される。スリーブ２４の下端は、撹拌バレル３内に突出し、螺旋状羽根４３が固定連結されている。

撹拌バレル３の下端は、回転軸及び軸受を介して、台座１に回転可能に連結され、撹拌バレル３の円周外壁には環状のラックが固定され、ラックには中間ギアが噛合され、中間ギアは台座１に回転可能に連結され、中間ギアには動力ギアが噛合され、動力ギアには、フレームに固定されたモータ６が連結されている。

撹拌バレル３内には、固定軸３１が固定連結され、固定軸３１とスリーブ２４とは同軸であり、固定軸３１とスリーブ２４の内壁との間には、幅が約２ｃｍの排出用隙間が設けられている。スリーブ２４の中間部には荷卸し管４４が連通しており、荷卸し管４４は撹拌バレル３の上端と貯蔵タンク２０の下端との間の隙間から抜け出し、荷卸し管４４は抜け出した後、負圧ポンプに連結される。

固定軸３１はスリーブ２４の上端に軸受を介して回転可能に連結される。固定軸３１の上端には連結板３２が溶接され、連結板３２の固定軸３１から離れた一端は縦方向に曲げられて貯蔵タンク２０内に突出する。連結板３２の貯蔵タンク２０内に位置する一端には、撹拌軸３３が回転可能に連結され、撹拌軸３３には複数の撹拌羽根が固定されている。固定軸３１の上端には、さらに、平板２６が固定連結され、平板２６の固定軸３１から離れた一端には縦方向のスルーホールが設けられ、縦方向のスルーホール内には供給管２１が回転可能に連結されており、供給管２１はフレキシブルホースである。

撹拌軸３３とスリーブ２４とは、伝達アセンブリを介して連結され、伝達アセンブリは、スリーブ２４の上端に固定された主かさ歯車２５を含み、図２に示すように、連結板３２には直角板５２が固定連結され、直角板５２には副かさ歯車５０が回転可能に連結され、主かさ歯車２５と副かさ歯車５０とは互いに噛合い、副かさ歯車５０と同軸線に伝達ホイールが固定連結され、当該伝達ホイールはベルトプーリー５１であり、撹拌軸３３にもベルトプーリー５１が固定連結され、２つのベルトプーリー５１の間にはクリップ状のベルト５７が連結されている。連結板３２の、撹拌軸３３上のベルトプーリー５１に対応する位置に保護ケース（図２の破線に示すとおりである）が固定されている。図１及び図２に示すように、連結板３２の曲げ位置に転向プーリー（図示せず）が回転可能に連結され、ベルト５７が連結板３２の形状に沿って主かさ歯車２５から撹拌軸３３に延伸するように、転向プーリーでベルト５７を転向させることができる。

使用時に、前の工程で加工されたチリパウダーは、供給管２１から貯蔵タンク２０に連続的に送り込まれ、モータ６は、起動された後、ラックを介して撹拌バレル３を駆動して回転させる。撹拌バレル３が回転すると、固定軸３１が撹拌バレル３に追従して回転し、撹拌軸３３及び供給管２１は、固定軸３１に駆動されて貯蔵タンク２０に沿って円運動し、供給管２１が円運動するとき、異なる時間帯のチリパウダーを貯蔵タンク２０に一層ずつ敷き、図２に示すように、撹拌軸３３は、固定軸３１の円心に対して反時計回りに円運動し、副かさ歯車５０は、主かさ歯車２５に対して円運動し、さらには、副かさ歯車５０を直角板５２に対して回転させ、ベルトプーリー５１が副かさ歯車５０の回転に駆動されて回転し、最後に、ベルト５７を介して撹拌軸３３及び撹拌羽根を駆動して回転させることにより、撹拌軸３３及び撹拌羽根が図１に示すように反時計回りに回転し、それにより、貯蔵タンク２０内のチリパウダーの撹拌を実現する。

撹拌中に、撹拌軸３３が排出タンク２２の位置まで移動すると、撹拌羽根は貯蔵タンク２０の各部位のチリパウダーの一部を排出タンク２２から押し出す。押し出されたチリパウダーが撹拌バレル３内に落ち、撹拌バレル３が常時回転しているが、スリーブ２４は貯蔵タンク２０に固定されているため、撹拌バレル３はスリーブ２４上の螺旋状羽根４３に対して回転し、チリパウダーは撹拌バレル３とともに螺旋状羽根４３に対して回転し、チリパウダーの再撹拌が実現される。

螺旋状羽根４３が撹拌する過程に、負圧ポンプによって荷卸し管４４内に負圧が生成され、撹拌バレル３内のチリパウダーをスリーブ２４と固定軸３１との間の排出用隙間から吸出し、それにより、荷卸しが実現される。

実施例２
図３に示すように、荷卸し管４４はフレームに固定され、固定軸３１は中空構造であり、固定軸３１の下端には、撹拌バレル３に連通するスルーホールが設けられ、供給管２１は固定軸３１の上端に連通し、かつ、負圧ポンプに連結されていることが実施例１との異なる点である。供給管２１はフレームに固定され、貯蔵タンク２０はフレームに回転可能に連結され、貯蔵タンク２０の円周面には、環状のラックが固定され、ラックには中間ギア、動力ギア及びモータ６が連結されており、中間ギアはフレームに回転可能に連結され、動力ギアはモータ６の出力軸に固定され、モータ６はフレームに固定される。

このように、貯蔵タンク２０がモータ６に駆動されて回転し、螺旋状羽根４３は撹拌バレル３に対して回転し、実施例１と比べて、本解決手段では、貯蔵タンク２０はモータ６に駆動されて回転する。

以上は、本発明の実施例にすぎず、解決手段における公知の具体的な構造及び特性などの常識について、ここでは詳細に説明していない。なお、当業者であれば、本発明の構造から逸脱しない前提で、いくつかの変形や改良をさらに行うことができ、これらも本発明の保護範囲として見なすべきであり、これらは、本発明の実施効果及び特許の実用性に影響を与えない。本願が主張する保護範囲は、特許請求書の内容に準じるべきであり、特許請求書の内容を解釈するために、明細書における具体的な実施形態などの記載使用できる。

台座１、貯蔵タンク２０、供給管２１、排出タンク２２、連結棒２３、スリーブ２４、主かさ歯車２５、平板２６、撹拌バレル３、固定軸３１、連結板３２、撹拌軸３３、螺旋状羽根４３、荷卸し管４４、副かさ歯車５０、ベルトプーリー５１、直角板５２、ベルト５７、モータ６。

Claims (10)

1. 台座と、同心に設置され、それぞれ台座に固定された環状の貯蔵タンク及び撹拌バレルとを含む唐辛子原料の混練装置であって、撹拌バレルは貯蔵タンクの真下に位置し、撹拌バレルの底部の中心には、固定軸が固定連結され、撹拌バレルは、固定軸とともに固定軸の軸線の周りを回転するように、駆動回転されることができ、固定軸は貯蔵タンク内まで上向きに延伸し、固定軸の外側には、撹拌バレルが貯蔵タンクに対して回転するように、固定軸に回転可能に連結されるスリーブが嵌設され、スリーブの撹拌バレル内に収容されている部分には撹拌部材が固定連結され、固定軸の上端には連結板が固定連結され、連結板の固定軸から離れた一端は、貯蔵タンク内まで延伸して、回転可能な撹拌軸に連結され、撹拌軸には、複数の撹拌羽根が固定されており、貯蔵タンクの内壁には、撹拌バレルに連通する複数の排出タンクが設けられ、撹拌軸は、伝達アセンブリを介して固定軸に連結される、
   ことを特徴とする唐辛子原料の混練装置。
2. 前記伝達アセンブリは、スリーブに固定される主かさ歯車と、連結板に設置されて主かさ歯車と噛み合う副かさ歯車と、を含む、
   ことを特徴とする請求項１に記載の唐辛子原料の混練装置。
3. 前記伝達アセンブリは、さらに、副かさ歯車及び撹拌軸のそれぞれに固定された伝達ホイールを含み、伝達ホイール間には伝達部材が連結され、伝達部材はベルト又はチェーンを含む、
   ことを特徴とする請求項２に記載の唐辛子原料の混練装置。
4. 前記連結板には直角板が固定連結され、副かさ歯車は、直角板上に設けられ、かつ、直角板に回転可能に連結される、
   ことを特徴とする請求項３に記載の唐辛子原料の混練装置。
5. 前記連結板の、撹拌軸上の伝達ホイールに対応する位置には、ハウジングが固定されている、
   ことを特徴とする請求項４に記載の唐辛子原料の混練装置。
6. 前記撹拌バレルは台座に回転可能に連結され、撹拌バレルには、駆動装置が連結され、台座にはフレームが固定され、貯蔵タンクはフレームに固定連結される、
   ことを特徴とする請求項５に記載の唐辛子原料の混練装置。
7. 前記固定軸には、さらに、供給管が回転可能に連結されている平板が固定連結されている、
   ことを特徴とする請求項６に記載の唐辛子原料の混練装置。
8. 前記撹拌バレルは台座に固定連結され、台座にはフレームが固定され、貯蔵タンクはフレームに回転可能に連結され、貯蔵タンクには駆動装置が連結されている、
   ことを特徴とする請求項５に記載の唐辛子原料の混練装置。
9. 前記スリーブと固定軸との間には、排出用隙間が設けられ、スリーブは荷卸し管に連通する、
   ことを特徴とする請求項１～請求項７のいずれか１項に記載の唐辛子原料の混練装置。
10. 前記撹拌部材は、螺旋状羽根を含む、
    ことを特徴とする請求項９に記載の唐辛子原料の混練装置。

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