JP2022504154A - 射出成形機用の型締ユニット並びに力伝達要素をロックするための方法 - Google Patents

射出成形機用の型締ユニット並びに力伝達要素をロックするための方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2022504154000001
【課題】大きな力を加えるためにも、型支持体とロッド部材をロックするためのロック機構と、閉鎖力を加えるためのユニットとの両方が共通の1つのユニットに信頼性をもって組み込まれている、型締ユニット、並びに射出成形機において力伝達要素をロックするための方法を創作する。
【解決手段】プラスチックを処理するための射出成形機用の型締ユニットは、可動の型支持体を射出成形型の型閉状態ないし型閉状態外に移行させるための型移動装置を有する。少なくとも1つの力伝達要素は、可動の型支持体と結合されており、可動の型支持体から離間した端部において、作用係合のために操作可能な操作可能部分を有する。定置の型支持体(10)には、複数のロック要素(70)を備えたロック装置(15)が割り当てられており、それらのロック要素(70)は、操作可能部分(14a)と形状結合式の作用結合状態に移行可能である。ロック装置(15)は、閉鎖方向(s-s)において可動の少なくとも1つのアクチュエータ(16)を有し、アクチュエータ(16)では、該アクチュエータの運動により、ロック要素(70)が、型閉状態でカム案内部(60)に沿って閉鎖方向(s-s)に対して横方向に操作可能部分(14a)との形状結合式の作用結合状態ないし作用結合状態外に移行可能である。同時にアクチュエータは、閉鎖力を加えるためのピストンシリンダユニット(17)の少なくとも1つのピストン(18)と結合されている。
【選択図】図5

Description

(関連の出願)
本出願は、2018年10月5日付けで提出のドイツ特許出願第 10 2018 124 608.0 号に関連し、その優先権を主張する出願であり、その開示内容は、ここに明文をもってその全ても本出願の対象とされるものとする。
(発明の分野)
本発明は、請求項1の上位概念に記載した、プラスチック、粉末材料、又はセラミック材料のような可塑化可能材料を処理するための射出成形機用の型締ユニット(型開閉ユニット)、並びに請求項11の上位概念に記載した、射出成形機において力伝達要素をロックするための方法に関する。
本出願の枠内では、以下の概念が、以下のように使われる:
- 射出成形型の「型閉状態(Formschluss)」とは、次の状態として理解され、即ちこの状態では、射出成形機の型支持体に固定された射出成形型の部材が互いに接して位置している。この状態は、通常、可塑化された材料(溶融化された成形材料)が射出成形型の型空洞空間内に射出される場合に当てはまる。従って型閉状態への移動運動と型閉状態外への移動運動は、射出成形型の閉開に対応する運動である。
-「型高さ」とは、型の高さとして理解され、この高さは、閉鎖方向(型締方向)で測定され、閉じられた射出成形型において可動の型支持体と定置の型支持体の間の間隔に対応する。
-「型高さ調節装置」とは、次の機構として理解され、即ちこの機構は、閉じられた射出成形型において可動の型支持体と定置の型支持体の最適な位置を達成するために必要である。この位置から出発し、閉鎖運動(型締運動)と、閉鎖力(型締力)の上昇が行われ、それにより射出成形型を閉鎖するときに最大の閉鎖力を加えることができる。この種の型高さ調節装置は、例えば同じ機械において、異なる型高さを有する複数の射出成形型が使用される場合に、閉鎖行程(型締行程)が最適化される際にも必要とされる。
独立請求項の上位概念の基礎となる下記特許文献1(DE 15 54 765)から、固定の型ホルダとロックされる可動の型ホルダの運動装置のために制御装置を有する型締ユニットが公知である。そこでは、閉鎖方向に対して横方向に操作可能なロック要素が、ピストンシリンダユニットにより構成されている閉鎖装置と関節式で連結されている。閉鎖装置の操作により閉鎖方向におけるロック要素の軸方向の運動が行われ、この際、ロック要素の噛合部は、ロック解除突起部を介し、閉鎖方向に対して横方向において、対向する同様の噛合部と係合状態にもたらされる。
下記特許文献2(US 9,469,063 B2)から、定置の型支持体と可動の型支持体がロッド部材を介して互いに連結されている型締装置が公知である。それらの型支持体は、それらの型支持体の間において、射出成形型を受容するための型締付空間を構成している。可動の型支持体の側には、ロッド部材の操作部分と必要に応じて係合状態にある閉鎖シリンダのピストンが設けられている。この際、ロッド部材と可動の型支持体をロックするためには、ハーフナットが操作可能部分との作用係合状態に制御され、それにより引き続き別のユニットにより閉鎖力を加えることができる。
下記特許文献3(EP 0 904 918 B1)から、バヨネット閉鎖部を備えたその種のロック装置が公知である。そのためにロッド部材は、閉鎖ピストンが係合できる領域、並びに案内ロッド部材上で半径方向に可動の閉鎖ピストンが滑動できる領域を有する。閉鎖ピストンの回転により形状結合式の係合状態がもたらされ、それによりこのピストンには、同時に閉鎖力の少なくとも一部を同様に加えることができる。閉鎖力は、液圧を用いてピストンの表面に対して加えられる。それによりクランプ装置は、案内ロッド部材に係合し、同時に射出成形中に型半部分に対して圧力を及ぼす。
下記特許文献4(EP 1 068 060 B1)から、型締ユニットが公知であり、この型締ユニットでは、型締ユニットの運動領域において、この領域内に型支持体が移行する場合に支持プレートの連結解除が行われる部分が設けられており、それにより型高さ調節を行うために、支持プレート自体を駆動部により位置調節することができる。しかしながらこの種の解決策の前提条件は、支持プレートと可動の型支持体と定置の型支持体とを有するスリープレート機械の使用ないし構造である。
下記特許文献5(DE 103 18 405 A1)では、互いに対して摺動可能な顎部材(ジョー)を有するロック装置を備えた射出成形装置が開示されている。型締付固定プレートの閉鎖時には顎部材が開かれており、それによりロッド部材を挿入することができる。閉鎖ポジションにおいて顎部材は、ロッド部材のロック部分の対応のバー部分に係合する。引き続き圧力パッドを用い、必要な閉鎖圧が、例えば液圧ピストンシリンダ装置を用いて加えられる。この際、顎部材は、少なくとも部分的に弾性的に構成されており、それによりばね荷重が顎部材のロック位置の方向に力を及ぼす。
可動の型支持体に組み込まれたクランプ手段を有する閉鎖クランプシステムが下記特許文献6(EP 1 369 218 B1)に開示されている。クランプ手段は、案内コラムの所定部分に作用し、それにより可動のプレートを閉鎖ポジションにおいてロックする。更にクランプ手段は、可動のプレートに組み込まれたボディ部材の受容部内で摺動可能に取り付けられ且つクランプされていないポジションからクランプポジションに移行可能な複数のロックインサートを有する。これらのロックインサートは、更に偏心シャフトを受容するための穴を有し、偏心シャフトが回転によりクランプ手段の開閉を可能にする。クランプ手段の固定クランプを可能にするために、前記の受容部は、可動のプレートに組み込まれたシリンダと共に圧力で付勢することのできるピストンを用いて構成されている。
下記特許文献7(EP 1 354 689 A1)は、型高さ調節装置とロッド部材締付手段を備えた射出成形機用の液圧式のクランプ装置を示しており、それらのロッド部材締付手段は、締付スリーブと液圧シリンダを有する。液圧シリンダは、対応のロッド部材切込み部に対し、軸方向に離間したポジションに内側噛合部を有し、締付スリーブと液圧シリンダは、軸方向に位置調節可能であり且つ回転可能である。それによりクランプポジションがバヨネット閉鎖部におけるように型高さに応じて調節される。
独国特許出願公開第1554765号明細書 米国特許第9469063号明細書 欧州特許第0904918号明細書 欧州特許第1068060号明細書 独国特許出願公開第10318405号明細書 欧州特許第1369218号明細書 欧州特許出願公開第1354689号明細書
上記の従来技術から出発し、本発明の基礎を成す課題は、大きな力を加えるためにも、型支持体とロッド部材をロックするためのロック機構と、閉鎖力を加えるためのユニットとの両方が共通の1つのユニットに信頼性をもって組み込まれている、型締ユニット、並びに射出成形機において力伝達要素をロックするための方法を創作することである。
前記課題は、請求項1の特徴を有する型締ユニット、並びに請求項11の特徴を有する力伝達要素をロックするための方法により解決される。有利な更なる構成は、従属特許請求項の対象である。特許請求項において個々に記載された特徴は、技術的に有意義なかたちで互いに組み合わせ可能であり、また本明細書で説明される内容により及び図面からの詳細により補足することができ、その際には、本発明の更なる実施バリエーションが示される。
以下、発明を実施するための形態について説明する。
型締ユニットは、定置の型支持体と、それに対して相対的に可動の型支持体とを有し、これらの型支持体は、これらの間において、射出成形型を受容するための型締付空間を構成する。可動の型支持体は、射出成形型を開閉するために閉鎖方向に沿って可動である。型移動装置を用いることにより、可動の型支持体は、射出成形型の型閉状態ないし型閉状態外に移行されることが可能である。これらの型支持体は、少なくとも1つの力伝達要素を用いて互いに連結可能であり、この際、力伝達要素は、型支持体のうちの一方の型支持体と結合されている。力伝達要素は、他方の型支持体に割り当てられた領域において、作用係合(連動のための係合)のために操作可能な操作可能部分を有する。この他方の型支持体には、力伝達要素に対して半径方向に(放射状に)配置された複数のロック要素を備えたロック装置が設けられており、それらのロック要素は、射出成形型の部材の型閉状態で閉鎖力を加えるために操作可能部分と形状結合式の作用結合状態(互いの形状を介した結合による連動状態)に移行可能である。そのためにロック装置は、閉鎖方向において可動な少なくとも1つのアクチュエータを有し、該アクチュエータでは、該アクチュエータの運動により、ロック要素が、型閉状態で強制案内部に沿って閉鎖方向に対して横方向(左右方向)に操作可能部分との形状結合式の作用結合状態ないし作用結合状態外に移行可能である。同時にアクチュエータは、閉鎖力を加えるためのピストンシリンダユニットの少なくとも1つのピストンと結合されている。それにより一方では、省スペースで型支持体のうちの1つの型支持体に取り付けることのできるコンパクトな構造ユニットを構成することができる。また同時に強制案内部により、射出成形機の多数回のサイクルにもわたり、大きな力でさえ信頼性をもって加えることができることも保証されている。
好ましくはロッド部材(タイロッド)として構成された力伝達要素の完全な取外し可能性により、型支持体の間で射出成形品の射出成形時に射出成形型が受容される型締付空間を、ロッド部材では全くふさがれていない状態とするための構造上の前提が創作され、このことは、型締付空間のより良いアクセス性を可能にし、従って射出成形型のより良いアクセス性を可能にする。それにもかかわらず一定の力印加を達成し、従って射出成形品の一定の良好な品質を達成することができる。
強制案内部(強制ガイド)は、ロック要素のためのカム案内部(カムガイド Kulissenfuehrung)である。ロック要素は、力伝達要素の操作可能部分と作用結合状態に移行可能な締付顎部(クランピングジョー)である。カム案内部は、大きな力でも信頼性をもって動作するロック運動のスムーズな実行に寄与する。更にカム案内部は、高い精度を可能にし、従ってロック運動の反復可能な事前決定性(正確なロック運動が予め定められているということ)も可能にする。
この種の解決策は、スリープレート機械でもツープレート機械でも使用されることが可能であり、そこでは、閉鎖力を加えるためのユニットが直接的に型支持体のうちの1つの型支持体において作用し、それにより追加的に要求される更なる支持要素を省くことができる。
好ましくは、閉鎖方向におけるアクチュエータの直線的な運動は、閉鎖方向に対して横方向(左右方向)に且つ力伝達要素の長手延在方向に対して半径方向に行われるロック要素の運動をもたらす。それによりアクチュエータがロック方向において半径方向に変形することなく、簡単な方式でアクチュエータ運動からロック運動をもたらすことができる。それにもかかわらずアクチュエータにおけるロック要素の強制案内に基づき、ロックされた状態で形状結合式の力締付結合が保証されている。
有利には、カム案内部は、ロック要素が(例えば懸架式で)備えられているローラのために規定されている。これらのローラも、ロック運動のスムーズな実行に寄与し、このことは、所望の高い精度をもたらし、従ってロック運動の反復可能な事前決定性も向上させる。
有利には、型支持体とロックされた状態で力伝達要素と係合(uebergreifen)するアクチュエータの要素は、外側でロック要素のためのカム案内部、或いは代替的にロック要素に対するローラのための走行軌道部(Rollbahn)を構成し、このローラには、ロック要素が走行軌道部に向かい合って案内されている。アクチュエータの要素の多重の使用可能性は、一方では、信頼性のあるロック要素の案内を保証し、他方では、このことがロックユニット全体の省スペースの構造を可能にする。
好ましくは、ロック要素は、アクチュエータのために閉鎖方向において延在する凹部内に省スペースで配置されており、このことは、コンパクトな構造に寄与し、それと同時に極めて狭い空間で大きい力の伝達を保証する。ロック要素の案内の信頼性を更に高めるために、ロック要素は、精度を更に増加させるために(強制案内部の)運動路内のローラにより両側で強制案内されることが可能である。それによりスムーズな操作が得られ、従って向上されたプロセス確実性が得られる。
有利には、ロック要素は、弾性手段の力に抗してそれらのロック解除された位置に移行可能である。このことは、ロック要素が外力を用いないでロック位置へと自ずと運動するということを意味し、追加的な稼働確実性に寄与する。
選択肢として、ロック要素を、ダブルローラにより閉鎖方向と平行に案内されて操作可能部分との作用結合状態ないし作用結合状態外に移行させることは、有利である。ダブルローラによる平行運動は、操作可能部分の対応する同様のロック要素にロック要素が平行に進入することをもたらし、そしてロック要素の傾動運動の最小化をもたらし、このことにより摩損は低減され、従って寿命が増加し、或いはメンテナンスの必要性が減少される。
有利には、アクチュエータとピストンは、自己完結型の構造グループ(それ自体で独立した構造グループ)の部材であり、従ってこれらを構造グループとして機械に提供することができる。このことは、製造者の工場での射出成形機の製造においてのみならず、射出成形機が世界中の遠隔地で迅速に且つ信頼性をもって整備されなくてはならない場合にも利点を有し、なぜならこの種の構造グループ(モジュール)は、そこで良好に予め保管されるか、又は迅速にそこに供給することが可能なためである。そして使用場所では、それまでの構造グループに対して構造グループの交換が行われるだけでよい。従って好ましくは、型支持体と少なくとも1つの力伝達要素をロックするためのアクチュエータと、閉鎖力を加えるためのピストンとは、自己完結型の構造グループの部材である。
有利な一実施形態では、ロックされた状態で、ピストンシリンダユニットのピストンを用いることにより、閉鎖力を生成するため又は射出成形型をより強く開くための高圧を加えることができ、及び/又は、ピストンは、閉鎖力を加えるために弾性要素の力に抗して操作可能である。従ってアクチュエータを用いた型支持体と力伝達要素の間のロックも、閉鎖力の印加も、同じ構造グループを用いて行われる。それと同時にばね緩衝によりアクチュエータ内にロッド部材が進入する際の過負荷保護を達成することができ、そのような過負荷は、例えば型高さが不適切に設定された結果として発生することがある。それにより同時に射出成形機全体が稼働確実性をもって構成される。ばね要素は、閉鎖力を取り除いた後のベースポジションへの自動的な戻りを追加的にもたらすことができる。
また、本発明のために設定された課題は、射出成形機の型支持体のうちの1つの型支持体に力伝達要素をロックするための方法によっても解決される。この方法のために射出成形機は、定置の型支持体、可動の型支持体、型移動装置、並びに少なくとも1つの力伝達要素を含んだ構造上の要素を有し、この際、力伝達要素の操作可能部分は、射出成形型の部材の型閉状態で、他方の型支持体において、少なくとも1つのロック装置により力伝達要素に対して半径方向に配置された複数のロック要素を用いて形状結合式でロックされる。そのようにロックされた状態で、力伝達要素を介して作用する閉鎖力が加えられる。ロック要素が、閉鎖方向において可動の少なくとも1つのアクチュエータにより、型閉状態で強制案内部に沿って閉鎖方向に対して横方向(左右方向)に操作可能部分との形状結合式の作用結合状態ないし作用結合状態外に移行可能であること、及びアクチュエータがロック装置内で同時に、閉鎖力を加えるピストンシリンダユニットのピストンと結合されていることにより、コンパクトな構造的な解決策が創作されるだけではない。ロック要素は、閉鎖方向におけるアクチュエータの運動により、強制案内部として構成されたカム案内部において案内され、ロック要素は、締付顎部として操作可能部分と作用結合状態に移行可能である。強制案内部は、持続的に反復可能で且つ信頼性をもってロック位置へのロック要素の移行を可能にし、それにより多数回のサイクルの後でも引き続き高い精度を保証することができる。カム案内部は、補足的に、大きな力でも信頼性をもって動作するロック運動のスムーズな実行に寄与する。更にカム案内部は、高い精度を可能にし、従ってロック運動の反復可能な事前決定性(正確なロック運動が予め定められているということ)も可能にする。それにより同時に、ポジション誤差の発生がないことが達成され、このことは、稼働確実性にも、製造すべき部材の精度の向上にも寄与する。
好ましくは、軸方向で閉鎖方向におけるアクチュエータ及びカム案内部の直線的な運動は、閉鎖方向に対して横方向(左右方向)に且つ力伝達要素の長手延在方向に対して半径方向に行われるロック要素の運動をもたらす。このことは、信頼性をもってロックを実行できるということに寄与し、そのためにアクチュエータの変形が必要とされることはない。
好ましくは、ロック要素は、ローラに備えられてアクチュエータにおけるカム案内部において強制案内されている。補足的に又は代替的に有利な一実施形態において、ロック要素は、強制案内部の運動路内のローラにより両側で案内されることも可能である。両方ともそれぞれが精度の向上に寄与し、なぜならそれにより事前決定可能なものとしてロック要素の運動経過が規定されているためである。このことは、正確なロックをもたらし、従って大きな力の場合でさえも信頼性のある力伝達をもたらし、従ってプロセス安全性の向上をもたらす。ローラのための案内軌道部は、好ましくは、ロック要素のローラが、ロックされた状態で1つの平面上に位置し、更なる外力がなくては摺動できないように構成されている。
ロック要素は、好ましくは、弾性手段の力に抗してそれらのロック解除された位置に移行可能である。このことは、ロック要素が外部からの力作用を用いないでそれらのロックされた位置へと自ずと運動する(復元)ということを意味し、それによりたとえ射出成形機の稼働時にエネルギー供給に障害が発生したとしても、高められた稼働確実性が保証されている。
ロック要素が、ダブルローラにより閉鎖方向と平行に操作可能部分との作用結合状態ないし作用結合状態外に移行されると、有利である。このことは、ロック要素が力伝達要素の操作可能部分との係合状態ないし係合状態外への平行摺動を行うということを意味する。それにより互いのロックをもたらす正確な進入が保証され、このことは、正に形状結合式(ありつぎ結合式)の接続において有利であり、互いにロックされる部材の寿命を増加させる。
好ましくは、ロックされた状態で、ピストンを用いることにより、閉鎖力を生成するための高圧が発生され、及び/又は、ピストンが閉鎖力を加えるために弾性要素の力に抗して操作される。このことは、一方では、射出成形型がくっついたときに必要に応じて追加的な高圧を開放のために加えることができることに寄与し、他方では、弾性手段により可能な緩衝は、特に不適切なインプットが誤り操作をもたらす場合に有利である。この場合には機械が追加的に負荷解除ないし保護される。
更なる利点は、下位請求項から、及び好ましい実施例の以下の説明から明らかである。
以下、添付の図面に図示した複数の実施例に基づき、本発明を詳細に説明する。
第1実施例におけるツープレート機械の型締ユニットの3次元図を示す図である。 可動の型支持体において型高さ調節装置が見えるように、図1の型締ユニットの3次元図を示す図である。 力伝達要素を受容するための受容開口部が見えるように、定置の型支持体の3次元図を示す図である。 定置の型支持体におけるロック装置の拡大図を示す図である。 ロック装置が閉じられてロックされた状態で図4のV-V線に沿った断面図を示す図である。 図5のVI-VI線に沿った断面図を示す図である。 ロック装置が開かれてロック解除された状態で図5の対応図を示す図である。 図7のVIII-VIII線に沿った断面図を示す図である。 結合プレートを備えた代替的な一実施形態における図5の対応図としてロック装置の一断面図を示す図である。 更なる一実施例におけるロック装置を図4の対応図として示す図である。 ロック装置が閉じられてロックされた状態で図5の対応図として図10によるロック装置の一長手方向断面図を示す図である。 ロック装置が開かれてロック解除された状態で図11の対応図を示す図である。
(好ましい実施例の詳細な説明)
さて、本発明が添付の図面と関連して例示として詳細に説明される。この際、以下の実施例は、発明のコンセプトを特定の装置に限定すべきではない単なる例示に関するものである。本発明を詳細に説明する前に、本発明が装置のそれぞれの構成部材並びにそれぞれの方法ステップに限定されるものではないことを指摘しておくが、それはそれらの構成部材並びに方法を変更することができるためである。またここで使われている概念ないし用語は、特殊な実施形態を説明するためだけに定められており、限定として使われるものではない。それに加え、本明細書又は本請求項で単数形又は不定冠詞が使われる場合には、全体の関連が一義的に他の内容を説明するのでなければそれらの要素は複数形であってもよいものとする(尚、これに対応し、和文訳文において単数は、複数をも代表するものとする。)
添付の図面は、プラスチックや他の可塑化可能材料を処理するための射出成形機用の型締ユニット(型開閉ユニット)を示している。図1は、ツープレート機械におけるこの種の型締ユニットの概要図を示しており、このツープレート機械において、定置の型支持体(固定側型支持体)10には、ロック装置15と、閉鎖力(型締力)を加えるためのピストンシリンダユニット17が配設されている。しかし本発明による解決策は、閉鎖力を加えるためのユニットを支持する支持要素を備えたスリープレート機械においても使用されることが可能である。
機械スタンド(基台)21上には、可動の型支持体(可動側型支持体)11が、閉鎖方向(型締方向)s-sで可動に配設されており、この際、この運動は、例えば、ラックアンドピニオン式駆動部、液圧式駆動部、スピンドル式駆動部、又は他の適切な方式のような、機械スタンド21内に配設され、模式的にのみ示唆された型移動装置13を介して行うことができる。可動の型支持体11は、テーブルキャリッジ(テーブル式スライダ)11aを介して機械スタンド21上に支持され、固定手段Bを介してテーブルキャリッジ11aに固定されている。それにより可動の型支持体11の支承部が垂直方向でほぼ中央にあることに基づき、トルクに関して最適化された力の導入が得られる。
定置の型支持体10と可動の型支持体11は、これらの間において、射出成形型Mを受容するための型締付空間Rを構成し、射出成形型Mは、異なる型高さを有することができる。射出成形型Mの部材は、型移動装置13により閉鎖方向s-sに沿って開閉可能であり、それにより非図示の射出成形型の型空洞空間内で射出成形品をサイクルごとに製造し、型空洞空間から取り出すことができる。型移動装置13は、それらの型支持体の間に受容された射出成形型Mの部材を型閉状態ないし型閉状態外となるように可動の型支持体11を移行するために用いられる。
図2は、可動の型支持体11において型締付空間Rとは反対側にある型高さ調節装置42を示しており、型高さ調節装置42は、閉鎖行程を最適化するために及び/又は型閉状態で型支持体の最適位置を保証するように規定されかつ適合されている。また力伝達要素として構成されたロッド部材14が、この領域において、ナット40と作用結合状態にあるねじ部分14bを有することが見てとれる。これらのナット40は、モータ41と、対応のギヤユニットとを介して調節され、この際、閉鎖方向s-sにおける力伝達要素と可動の型支持体11との間の相対運動が得られる。
図1と図2によると、少なくとも1つの力伝達要素は、本実施例では、可動の型支持体11と一緒に可動の複数のロッド部材(タイロッド)14により構成され、これらのロッド部材14は、射出成形型Mが開かれたときに型締付空間Rを解放する。型閉状態をもたらすために、ロッド部材14は、それらの操作可能部分14aを用い、定置の型支持体10の受容開口部10aに入り込み、それによりそこで、更に説明すべき方式で、型支持体と力伝達要素の間の形状結合式の接続状態を確立することができる。
少なくとも1つの力伝達要素、本実施例では複数のロッド部材14は、型支持体11、10のうちの1つの型支持体、本実施例では可動の型支持体11と結合されている。また力伝達要素は、型支持体のうちの当該1つの型支持体から離間した端部において、他方の型支持体10、11、ここでは定置の型支持体10との作用係合のために設けられ且つそのために操作可能な操作可能部分14aを有する。他方の型支持体、即ち本実施例では定置の型支持体10には、ロック装置15が設けられており、ロック装置15は、射出成形型Mの部材の型閉状態で、閉鎖力を加えるために、少なくとも1つの力伝達要素の操作可能部分14aと形状結合式の作用結合状態(互いの形状を介した結合による連動状態)に移行可能である。
図1と図2に図示された型締ユニットは、射出成形機の一部だけを図示しており、なぜなら、通常は、可塑化すべき材料を可塑化し且つ射出成形型の型空洞空間内に注入する非図示の射出成形ユニットが設けられているためである。しかし型締ユニットの部分と射出成形ユニットの部分とから成る射出成形機の対応の構造は、当業者には既知であり、それ故、本出願ではこのことについて詳細には説明しないものとする。
図3は、ロック装置15を備えた定置の型支持体10を示しており、この際、力伝達要素ないしロッド部材14ごとにロック装置15が設けられている。ロック装置15が定置の型支持体10とのロックを行うことができるために、力伝達要素は、その操作可能部分14aを用いて受容開口部10aに入り込む。
以下にロック装置15の構造を、図4から図9に基づき、第1実施例において詳細に説明する。図4は、型支持体10において型締付空間Rとは反対側からロック装置15を見えるようにしたロック装置15の図を示している。図4のV-V線に沿った図5の断面図では、ロック装置15の閉じられた状態、即ちロックされた状態において、ロッド部材14として構成された力伝達要素の操作可能部分14aへの好ましくは締付顎部(クランピングジョー)として構成されているロック要素70の係合状態が得られている。本実施例では、ロック装置15ごとに3つのロック要素70(図6を参照)が設けられているが、基本的には、違う数として少なくとも2つのロック要素も可能であり、従って複数個のロック要素が可能である。操作可能部分14aとロック要素70の両方とも、本実施例ではそれぞれ噛合部を有し、これらの噛合部は、形状結合式のロック状態をもたらすために、形状結合式で互いに入り込むように制御可能である。ロック装置15は、閉鎖方向s-sにおいて可動の少なくとも1つのアクチュエータ16を有し、その運動により、ロック要素70は、型閉状態でカム案内部(カムガイド)60の形式の強制案内部に沿って閉鎖方向s-sに対して横方向(左右方向)に操作可能部分14aとの形状結合式の作用結合状態ないし作用結合状態外に移行可能である。図5と図7によると、アクチュエータ16は、同時に、閉鎖力を加えるためのピストンシリンダユニット17の少なくとも1つのピストン18と結合されている。
以下で更に説明する運動経過は、閉鎖方向s-sにおけるアクチュエータ16の直線的な運動が、閉鎖方向s-sに対して横方向に且つ力伝達要素の長手延在方向に対して半径方向に行われるロック要素70の運動に移行可能であるという運動経過である。
このことは、図5と図7を比較することにより明らかになる:
図5は、ロック要素70がそれらの噛合部を用いて操作可能部分14aの噛合部に係合しているロックされた位置を示している。基本的には、噛合部に代わり、例えば環状溝のような他の形式の好ましくは形状結合式の結合部(ないし係合部)も考えられる。ロック要素70は、ローラ61に連結されており、このことは、例えば図5のVI-VI線に沿った断面図を示す図6から見てとれる。ローラ61は、カム案内部60内を運動し、閉じられた状態では、ロックピストン68のポジションによりそれらの位置に保持される。閉じられた状態でロックピストン68は、図5に示されたシリンダ空間71の圧力付勢の結果として(その肉厚部をもって)図面では右側のシリンダ空間69(図7)の当接部に接するように位置している。ロックピストン68は、チャンバ(液圧チャンバ)を付勢し、このことは、液圧的な固定をもたらす。それに加え、ローラ61は、走行軌道部62において、ロック方向(閉鎖方向s-sと平行)に対して横方向に配置された一面上に、好ましくはロック方向に対して直角に配置された一面上に位置決めされ(即ちローラ61は、当該面に沿ってのみ運動可能であり)、この際、外力がなくてはローラ61の摺動が行われることはない。このことは、両方の終端位置(ロックが閉じている或いは開いている)において規定されている機械的な固定をもたらす。
さて、ロック要素70をロックポジションから図7による開かれてロックされていない位置に移行させるために、ロックピストン68は、図7において、圧力(液圧)を用いたシリンダ空間69の付勢により、シリンダカバー72にロックピストン68が(その肉厚部をもって)当接することになる反対側の位置に移行される。この運動によりアクチュエータ16は、閉鎖方向s-sにおいて直線的に動かされ、この際、カム案内部60内のローラ61を(前記面に沿って)動かす。好ましくは、少なくとも1つの走行軌道部62が、ローラ61のために設けられている。カム案内部60に沿ってローラ61は、従ってロック要素70は、走行軌道部62を介して半径方向外側ないし半径方向内側に動かされる。好ましくはロック要素70に取り付けられたローラ61は、滑り運動を摩損の減少された回転運動に変換する目的を満たす。
図7では、図5と比較して、ローラ61が力伝達要素の中心線(長手方向の中心線)から見て半径方向で更に外側に向かって押し出されていることが見てとれる。この運動によりローラ61は、図6と図8で見ることのできるロック要素70とローラ61の連結状態に基づき、ロック要素70を同様に半径方向で外側に向かって連行した状態にあり、それによりロック要素70の噛合部は、操作可能部分14aとの係合状態から外されている。ロック要素70の運動によりこれらのロック要素70は、実質的に半径方向の運動のために、図6と図8で図示された顎部案内部(ジョーガイド)65において案内されている。顎部案内部65は、ピストン18と結合されており、ピストン18の高圧運動に関与しているが、実際のロック運動とは何の関係もない。ロックピストン68と、アクチュエータ16と、ローラ61と、ロック要素70と、カム案内部60(ないし走行軌道部62)との共同作用により、ロック要素70の噛合部と操作可能部分14aの噛合部との係合状態外への精密な送りないし精密な運動が得られる。
強制案内部(強制ガイド)は、図5から図8によると、ローラ61に備えられたロック要素70のためのカム案内部60として設けられている。ロック要素70は、操作可能部分14aと作用結合状態に移行可能な締付顎部として構成されている。ロック要素70をアクチュエータ16に対して可動にすることにより、アクチュエータ要素(即ち操作要素)16eが凹部16cと共に形成されており、それらのアクチュエータ要素16eは、型支持体とロックされた状態で(ロック要素70を介して)力伝達要素と係合し、即ちロッド部材14と係合する。好ましくは、この際、アクチュエータ16において外側でそのアクチュエータ要素16eの領域には、ロック要素70のためのカム案内部60ないしロック要素70のローラ61のための走行軌道部62が構成される。ロック要素70自体は、好ましくは、アクチュエータ16のために閉鎖方向s-sに延在する凹部内に位置している。好ましくは、強制案内部は、ロック要素70を(ローラ61の運動を規定する)運動路63内のローラ61により両側で案内し、このことは、高められた精度を確実にし、従って一方では、ロック装置の摩損を減少させ、またそれと同時に、大きい閉鎖力でさえその伝達自体を信頼性をもって可能にするコンパクトで頑丈な構造が得られる。
本実施例において、ピストン18には、支承穿孔部として凹部16cが作り込まれている。アクチュエータ16において(図5と図7の)右側領域には、アクチュエータ要素16eとして棒状体が取り付けられており、この棒状体は、前記支承穿孔部内で案内される。それによりアクチュエータ16は(図5と図7の)左側の領域ではロックピストン68により案内され(図5と図7の)右側の領域ではアクチュエータ要素16e(アクチュエータ要素16eの棒状体の部分)により案内されている。両側の案内により、アクチュエータ16がロック要素70の半径方向の摺動の力のもと変形することが防止される。それによりアクチュエータ16の精密な案内が保証され、その結果、複数のロック要素70の同時に動く半径方向運動が保証される。
受容開口部10a内への力伝達要素の挿入に際し、図5と図7によるロック装置15は、不適切なインプットの場合にも力伝達要素が緩衝されずに受容開口部10aの底部に「当たる」ことのないように構成されている。そこでの緩衝を保証するために、例えば力伝達要素を衝撃緩和する弾性手段24のような、ばねの形式の様々な弾性手段が設けられている。
図5と図6で図示したようにロックが行われている場合には、ロック装置15内でシリンダ19内に受容されているピストン18を介して閉鎖力を加えることができる。つまりユニット全体は、閉鎖力を加えるためのピストンシリンダユニットをも表しており、型締付空間Rとは反対側でシリンダカバー25を介して閉鎖されている。図5では、シリンダカバー25が直接的にシリンダ19に固定されており、ロック装置15全体が、固定手段を介し、ロック装置15を受容する定置の型支持体の開口部の底部10bに接して固定されていることが見てとれる。
ピストン67は、図5から図8において、射出成形型Mが例えば型半部分のくっつきにより簡単には開かない場合に「高圧で開く」という典型的な機能を担う。カム案内部60の運動、従ってロック要素70の半径方向の運動は、図5から図8において、追加的な(本実施例では3つ)ピストン68を用いて実現される。
図9では、接続プレート66を用い、高圧開放のためのピストン67を用いて同様にロック要素70の運動を生成する可能性が創作される。カム案内部60がピストン67を用いて(図9で)右側に向かって動かされた(そしてロック要素がロック解除されている)場合に初めて、ピストン67は、ロッド部材14に当接し、それに対応してロッド部材14をより大きな力で(図9で)右側に向かって押し出すことができる。
図10から図12の実施例は、ロック要素70の代替的な構成、特に代替的な案内部(ガイド)を示している。ここでロック要素70は、固有のカム案内部をそれぞれが有するダブルローラ75において案内されている(図4から図9の実施例と比べてローラを二重にした構成である)。図11と図12の比較、即ち図11による閉じられてロックされた位置と、図12による開かれてロック解除された位置との間の比較は、中央のピストン67に接続プレート66が備えられており、接続プレート66がアクチュエータ要素16eを案内することを示している。アクチュエータ要素16eには、各ダブルローラ75のために(凹凸形状の)対応の走行軌道部62が形成されており、従ってピストン67の操作によりダブルローラ75は、一緒に半径方向で外側に向かって運動する。カム案内部60(ないし走行軌道部62)は、同一に構成されているので、それにより複数のロック要素70の平行摺動が得られ、それによりロック要素70は、閉鎖方向s-sと正確に平行に、操作可能部分14aとの作用結合状態ないし作用結合状態外に移行可能であり或いは送り可能である。
開かれた位置への運動は、好ましくは、ロック要素70が弾性手段64の力に抗してそのロック解除された位置に移行されるように行われる。このことは、ロック要素70が常に、再びロックされた位置に移行されることを強要していることを意味し、それにより受動的な安全性が得られ、つまりエネルギー供給が欠落した場合に、ロック装置15は、自動的にロックを行い、ロック要素70を力伝達要素の操作可能部分14aとの作用係合状態に移行させる。
全ての実施例は、アクチュエータ16とピストン18が自己完結型の構造グループの部材であるということで共通し、つまりロック装置15は、製造者において予め製造される構造グループ(ないしモジュール)か、又は必要に応じて迅速に射出成形機で交換するために、それ自体が世界中の遠隔地でさえ容易に予め保管されることのできる構造グループであるということで共通している。
ロック装置15のロックされた状態では、補足的に必要に応じ、ピストン18を用いることにより、閉鎖力を発生させるための高圧を加えることができる。好ましくは、ピストン18は、閉鎖力を加えるために弾性要素24の力に抗して操作可能である。例えば射出成形型がくっついたために高圧を用いた追加的な開放が必要である場合には、補足的にピストン67を使用することができる。
方法について、射出成形機は、次のように動作する。即ち実施例では複数のロッド部材14により構成されているが、例えば型締付空間Rを取り囲むように案内されたU字形要素によっても構成することのできる少なくとも1つの力伝達要素が、型支持体11、10のうちの一方の型支持体、実施例では可動の型支持体11と結合されている。この型支持体から離間した力伝達要素の端部には、型支持体10、11のうちの他方の型支持体、実施例では定置の型支持体10に割り当てられた、作用係合状態のための操作可能部分14aが設けられている。操作可能部分14aは、射出成形型Mの部材の型閉状態で、他方の型支持体において、少なくとも1つのロック装置15により力伝達要素に対して半径方向に配置された複数のロック要素70を用いて形状結合式でロックされる。そのようにロックされた状態で、力伝達要素を介して作用する閉鎖力がピストンシリンダユニット17を用いて加えられる。
ロック要素70は、閉鎖方向s-sにおいて可動の少なくとも1つのアクチュエータ16により、型閉状態で、カム案内部60として構成された強制案内部に沿って閉鎖方向に対して横方向に操作可能部分14aとの形状結合式の作用結合状態ないし作用結合状態外に移行可能である。アクチュエータ16は、ロック装置15内で同時に、閉鎖力を加えるピストンシリンダユニット17のピストン18と結合されている。図5から図8ないし図11と図12によると、閉鎖方向s-sにおけるアクチュエータ16の直線的な運動は、閉鎖方向s-sに対して横方向に且つ力伝達要素の長手延在方向に対して半径方向に行われるロック要素70の運動に移行ないし変換される。それにより一方では、アクチュエータ16は変形されず、他方では、ロック要素70の精密な送りを行うことができ、それによりロック要素70の噛合部、又は他の幾何学的構成部は、力伝達要素の操作可能部分14aの対向する同様の噛合部ないし構成部に挿入されるか、又はそこから再び取り外されることが可能である。
ローラ61に備えられたロック要素70は、閉鎖方向s-sにおけるアクチュエータ16の運動により、アクチュエータ16におけるカム案内部60において案内される。好ましくは、ロック要素70の運動は、両側で強制案内部の運動路63内で案内されるローラ61を介して行われる。このことは、コンパクトな構造を可能にし、また正確な案内も可能になり、このことは、ロック要素70の摩損を減少することに寄与し、またそれに対応して大きい力を信頼性をもって伝達可能とすることに寄与する。
好ましくは、ロック要素70は、図11と図12に図示されているように、弾性手段64の力に抗してそれらのロック解除された位置に移行される。それによりロック解除された位置への自動的な戻しが得られ、従ってエネルギー供給が欠落した場合の受動的な安全性が得られている。
好ましい一実施形態において、図10から図12の実施例によるロック要素70は、ダブルローラ75により、閉鎖方向s-sと平行に操作可能部分14aとの作用係合状態ないし作用係合状態外に移行することができる。このことは、作用結合状態ないし作用結合状態外へのロック要素の平行摺動が行われることを意味し、それにより既に上述した利点を有するロックされた位置への精密な送りが可能である。
ロックされた状態において、ピストン18を用いることにより、閉鎖力を発生させるための圧力が生成される。またピストン18は、好ましくは、閉鎖力を加えるために弾性要素24の力に抗して操作されることが可能である。
型支持体において閉鎖方向s-sにおいて軸方向に可動に備えられたアクチュエータ16は、受容開口部を有し、この受容開口部には、アクチュエータ16により操作可能な操作可能部分が閉鎖方向s-sにおいて挿入される。
全体として、精密でコンパクトなロック装置が得られ、ロック装置自体は、大きな力を信頼性をもって長期間にわたっても伝達することができる。アクチュエータ16におけるロック要素70の可動の支持機構と共に、アクチュエータ16による良好な案内が得られ、また同時に力伝達要素の操作可能部分14aとの作用係合状態ないし作用係合状態外へのロック要素70の精密な移行が得られる。
自明のことであるが、本説明には、極めて様々な修正形態や変更形態や適合形態があるが、これらは、添付の請求項に対する均等の範囲内で可能とされるものである。
10 定置の支持体
10a 受容開口部
10b 底部
11 可動の型支持体
11a テーブルキャリッジ
13 型移動装置
14 ロッド部材(タイロッド)
14a 操作可能部分
14b ねじ部分
15 ロック装置
16 アクチュエータ
16c 凹部
16e アクチュエータ要素(操作要素)
17 ピストンシリンダユニット
18 ピストン
19 シリンダ
21 機械スタンド
24 弾性要素
25 シリンダカバー
29、30 シリンダ空間
40 ナット
41 モータ
42 型高さ調節装置
60 カム案内部(カムガイド)
61 ローラ
62 走行軌道部
63 運動路
64 弾性手段
65 顎部案内部
66 接続プレート
67 ピストン
68 ロックピストン
69、71 シリンダ空間
70 ロック要素
72 弾性手段
75 ダブルローラ
B 固定手段
M 射出成形型
R 締付空間
s-s 閉鎖方向

Claims (18)

  1. プラスチックや他の可塑化可能材料を処理するための射出成形機用の型締ユニットであって、
    - 定置の型支持体(10)と、
    - 自らと定置の型支持体(10)の間に射出成形型(M)を受容するための型締付空間(R)を構成し且つ射出成形型(M)を開閉するために閉鎖方向(s-s)に沿って可動である、定置の型支持体(10)に対して相対的に可動の型支持体(11)と、
    - 可動の型支持体(11)を、これらの型支持体(10、11)の間に受容された射出成形型(M)の部材の型閉状態ないし型閉状態外に移行させるための型移動装置(13)と、
    - 型支持体のうちの一方の型支持体(11、10)と結合され且つ型支持体のうちの該一方の型支持体(11、10)から離間した端部において型支持体のうちの他方の型支持体(10、11)に割り当てられて作用係合のために操作可能な操作可能部分(14a)を有する少なくとも1つの力伝達要素と、
    - 他方の型支持体(10、11)に割り当てられ且つ力伝達要素に対して半径方向に配置された複数のロック要素(70)を備えた少なくとも1つのロック装置(15)とを有し、それらのロック要素(70)は、射出成形型(M)の部材の型閉状態で閉鎖力を加えるために操作可能部分(14a)と形状結合式の作用結合状態に移行可能であり、
    - ロック装置(15)は、閉鎖方向(s-s)において可動の少なくとも1つのアクチュエータ(16)を有し、該アクチュエータ(16)では、該アクチュエータ(16)の運動により、ロック要素(70)が、型閉状態で強制案内部に沿って閉鎖方向(s-s)に対して横方向に操作可能部分(14a)との形状結合式の作用結合状態ないし作用結合状態外に移行可能であり、
    - アクチュエータ(16)は、閉鎖力を加えるためのピストンシリンダユニット(17)の少なくとも1つのピストン(18)と結合されており、そして、
    強制案内部は、ロック要素(70)のためのカム案内部(60)であり、それらのロック要素(70)は、操作可能部分(14a)と作用結合状態に移行可能な締付顎部として構成されていること、
    を特徴とする型締ユニット。
  2. 閉鎖方向(s-s)におけるアクチュエータ(16)の直線的な運動は、閉鎖方向(s-s)に対して横方向に且つ力伝達要素の長手延在方向に対して半径方向に行われるロック要素(70)の運動に移行可能であること、
    を特徴とする、請求項1に記載の型締ユニット。
  3. ロック要素(70)は、カム案内部(60)においてローラ(61)に備えられていること、
    を特徴とする、請求項1又は2に記載の型締ユニット。
  4. 型支持体とロックされた状態で力伝達要素と係合するアクチュエータ要素(16e)は、外側でロック要素(70)のためのカム案内部(60)を構成すること、
    を特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の型締ユニット。
  5. アクチュエータ要素(16e)は、ロック要素(70)のローラ(61)のための走行軌道部(62)を構成すること、
    を特徴とする、請求項4に記載の型締ユニット。
  6. 強制案内部は、ロック要素(70)を運動路(63)内でローラ(61)により両側で案内すること、
    を特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の型締ユニット。
  7. ロック要素(70)は、弾性手段(64)の力に抗してそれらのロック解除された位置に移行可能であること、
    を特徴とする、請求項1~6のいずれか一項に記載の型締ユニット。
  8. ロック要素(70)は、ダブルローラ(75)により閉鎖方向(s-s)と平行に案内されて操作可能部分(14a)との作用結合状態ないし作用結合状態外に移行可能であること、
    を特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載の型締ユニット。
  9. 型支持体に少なくとも1つの力伝達要素をロックするためのアクチュエータ(16)と、閉鎖力を加えるためのピストン(18)とは、自己完結型の構造グループの部材であること、
    を特徴とする、請求項1~8のいずれか一項に記載の型締ユニット。
  10. ロックされた状態で、ピストン(18)を用いることにより、閉鎖力を生成するための高圧が生成可能であり、及び/又は、ピストン(18)は、閉鎖力を加えるために弾性要素(24)の力に抗して操作可能であること、
    を特徴とする、請求項1~9のいずれか一項に記載の型締ユニット。
  11. プラスチックや他の可塑化可能材料を処理するための射出成形機の型支持体に力伝達要素をロックするための方法であって、
    該射出成形機は、
    - 定置の型支持体(10)と、
    - 自らと定置の型支持体(10)の間に射出成形型(M)を受容するための型締付空間(R)を構成し且つ射出成形型(M)を開閉するために閉鎖方向(s-s)に沿って可動である、定置の型支持体(10)に対して相対的に可動の型支持体(11)と、
    - 可動の型支持体(11)を、これらの型支持体(10、11)の間に受容された射出成形型(M)の部材の型閉状態ないし型閉状態外に移行させるための型移動装置(13)と、
    - 型支持体のうちの一方の型支持体(11、10)と結合され且つ型支持体のうちの該一方の型支持体(11、10)から離間した端部において型支持体のうちの他方の型支持体(10、11)に割り当てられて作用係合のために操作可能な操作可能部分(14a)を有する少なくとも1つの力伝達要素とを有し、
    操作可能部分(14a)は、射出成形型(M)の部材の型閉状態で、他方の型支持体(10、11)において、少なくとも1つのロック装置(15)により力伝達要素に対して半径方向に配置された複数のロック要素(70)を用いて形状結合式でロックされ、そのようにロックされた状態で、力伝達要素を介して作用する閉鎖力が加えられ、
    ロック要素(70)は、閉鎖方向(s-s)において可動の少なくとも1つのアクチュエータ(16)により、型閉状態で強制案内部に沿って閉鎖方向(s-s)に対して横方向に操作可能部分(14a)との形状結合式の作用結合状態ないし作用結合状態外に移行可能であり、
    アクチュエータ(16)は、ロック装置(15)内で同時に、閉鎖力を加えるピストンシリンダユニット(17)のピストン(18)と結合されており、そして、
    ロック要素(70)は、閉鎖方向(s-s)におけるアクチュエータの運動により、強制案内部として構成されたカム案内部(60)において案内され、ロック要素(70)は、締付顎部として操作可能部分(14a)と作用結合状態に移行可能であること、
    を特徴とする方法。
  12. 閉鎖方向(s-s)におけるアクチュエータ(16)の直線的な運動は、閉鎖方向(s-s)に対して横方向に且つ力伝達要素の長手延在方向に対して半径方向に行われるロック要素(70)の運動に移行されること、
    を特徴とする、請求項11に記載の方法。
  13. ローラ(61)に備えられたロック要素(70)は、閉鎖方向(s-s)におけるアクチュエータ(16)の運動により、アクチュエータ(16)におけるカム案内部(60)において案内されること、
    を特徴とする、請求項11又は12に記載の方法。
  14. ロック要素(70)は、強制案内部の運動路(63)内でローラ(61)により両側で案内されること
    を特徴とする、請求項11~13のいずれか一項に記載の方法。
  15. ロック要素(70)は、弾性手段(64)の力に抗してそれらのロック解除された位置に移行されること、
    を特徴とする、請求項11~14のいずれか一項に記載の方法。
  16. ロック要素(70)は、ダブルローラ(75)により閉鎖方向(s-s)と平行に操作可能部分(14a)との作用結合状態ないし作用結合状態外に移行されること、
    を特徴とする、請求項11~15のいずれか一項に記載の方法。
  17. ロックされた状態で、ピストン(18)を用いることにより、閉鎖力を生成するための高圧が生成され、及び/又は、ピストン(18)は、閉鎖力を加えるために弾性要素(24)の力に抗して操作されること、
    を特徴とする、請求項11~16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 型支持体と少なくとも1つの力伝達要素をロックするアクチュエータ(16)と、閉鎖力を加えるためのピストン(18)の双方は、自己完結型の構造グループ内に配設されること
    を特徴とする、請求項11~17のいずれか一項に記載の方法。
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