JP2022175717A - 自立移動体制御装置及び自立移動体制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】異常が発生している自立移動体の位置に保守員が迅速に到着できるようにする。【解決手段】本発明の一態様の自立移動体制御装置1は、車両22から送信される異常信号に基づいて、車両22における異常の発生を検知するエラー情報受信部10と、エラー情報受信部10による車両22の異常の検知時に、異常車両22aの位置までの保守ルートRoの情報、又は、安全作業ゾーンの情報を生成して、保守ルートRo又は安全作業ゾーンを、保守員Mが所持する保守端末3の画面に表示させる保守ルート生成部11と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、自立移動体制御装置及び自立移動体制御方法に関する。
近年、物流倉庫等で稼働するフォークリフト等の荷物搬送車両の自動運転化が進んでいる。自動運転が可能な荷物搬送車両は、作業員による運転が不要な車両であり、自立移動体として構成される。自立移動体に異常が生じた場合、異常が発生している自立移動体の位置まで保守員が出向き、該自立移動体の修理や、自立移動体の回収、すなわち、自立移動体を運転して予め定められた帰着位置まで移動させる作業などを行う必要がある。
例えば、特許文献1には、異常発生時に地上制御装置に異常信号を送信して停止する無人搬送車と、無人搬送車の異常状態を記憶し、異常指令を作業者に発信する地上制御装置と、を備えた無人搬送車システムが開示されている。
特開2009-15539号公報
ところで、物流倉庫において複数の自立移動体が稼働している状態において、そのうちの1台が故障したとする。この場合、物流倉庫の作業環境は、自立移動体の保守作業を担当する保守員と、稼働中の他の自立移動体とが混在したものとなる。このような作業環境においては、稼働中の他の自立移動体に対する影響を最小限にするためにも、保守員が、異常が発生している自立移動体の位置に迅速に到着することが重要となる。
しかしながら、特許文献1には、異常が発生している自立移動体の位置への保守員の迅速な移動を補助するような技術については記載されていない。
本発明は、上記の状況を考慮してなされたものであり、本発明の目的は、異常が発生している自立移動体の位置に保守員が迅速に到着できるようにすることにある。
本発明の一態様に係る自立移動体制御装置は、作業場において所定の作業を行う複数の自立移動体の動作の制御を行う自立移動体制御装置である。本発明の一態様に係る自立移動体制御装置は、自立移動体から送信される異常信号に基づいて、自立移動体における異常の発生を検知する異常検知部と、異常検知部による自立移動体の異常の検知時に、異常が発生している自立移動体である異常発生自立移動体の位置までの保守経路の情報、又は、保守員が異常発生自立移動体への対策を行う場合における作業空間の範囲を示す保守作業範囲の情報を生成して、保守経路又は保守作業範囲を保守員が所持する保守端末の画面に表示させる保守情報生成部と、を備える。
また、本発明の一態様に係る自立移動体制御方法は、作業場において所定の作業を行う複数の自立移動体の動作の制御を行う自立移動体制御装置による自立移動体制御方法である。本発明の一態様に係る自立移動体制御方法は、自立移動体から送信される異常信号に基づいて、自立移動体における異常の発生を検知する手順と、自立移動体の異常の検知時に、異常が発生している自立移動体である異常発生自立移動体の位置までの保守経路の情報、又は、保守員が異常発生自立移動体への対策を行う場合における作業空間の範囲を示す保守作業範囲の情報を生成して、保守員が所持する保守端末の画面に表示させる手順と、を含む。
本発明の少なくとも一態様によれば、異常が発生している自立移動体の位置に保守員が迅速に到着できるようになる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施形態に係る自立移動体制御システムの構成例を示す概略図である。 本発明の第1の実施形態に係る自立移動体制御システムの自立移動体制御装置を構成するハードウェアの構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る保守端末の表示部における保守ルートの表示例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る保守ルート生成部による往路の保守ルート生成処理の手順の例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る保守ルート生成部による復路の保守ルート生成処理の手順の例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る搬送計画生成部による処理の手順の例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る搬送計画生成部による処理の手順の例を示すフローチャートである。 本発明の本発明の第2の実施形態に係る自立移動体制御システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る保守端末の表示部における安全作業ゾーンの表示例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る搬送計画生成部による搬送計画生成方法の手順の例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る搬送計画生成部による搬送計画生成方法の手順の例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する)の例について、添付図面を参照しながら説明する。本発明は実施形態に限定されるものではなく、実施形態における種々の数値等は例示である。また、本明細書及び図面において、同一の構成要素又は実質的に同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付することとし、重複する説明は省略する。
<第1の実施形態>
[自立移動体制御システムの構成]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係る自立移動体制御システムの構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る自立移動体制御システム100の構成例を示す概略図である。
図1に示すように、本実施形態に係る自立移動体制御システム100は、自立移動体制御装置1と、自立移動体としての自動フォークリフト22_1~22_3と、を含む。なお、以下の説明において、自動フォークリフト22_1~22_3を個別に識別する必要がない場合には、これらを自動フォークリフト22と総称する。
自動フォークリフト22(以下、「車両」とも称する)は、倉庫2(作業場の一例)内に配置される。倉庫2内には、車両22による荷物の積み下ろし(所定の作業の一例)が行われる荷物置き場21が複数配置される。荷物置き場21は、図1においては矩形の枠で示される。また、倉庫2内には、車両22に異常が発生した場合に対策を行う保守員Mも存在する。保守員Mは、保守作業を行う際に参照又は操作する保守端末3を所持している。
自立移動体制御装置1は、車両22による荷物の運搬作業を制御する装置であり、エラー情報受信部10、保守ルート生成部11及び搬送計画生成部12等を含む。
エラー情報受信部10(異常検知部の一例)は、倉庫2内で稼働中の車両22との間で、無線を介して各種信号の送受信を行う。例えば、エラー情報受信部10は、異常の発生を示す異常信号を車両22から受信した場合に、車両22における異常の発生を検知する。そして、エラー情報受信部10は、異常信号に含まれる車両22の識別番号、異常の内容及び異常発生場所の情報を取得し、取得したこれらの情報を、保守ルート生成部11及び搬送計画生成部12に出力する。
保守ルート生成部11(保守情報生成部の一例)は、エラー情報受信部10から入力された情報に基づいて、異常が発生している車両22(異常発生自立移動体の一例、以下、「異常車両」とも称する)の位置までの往路の保守ルートRo及び復路の保守ルート(保守経路の一例)を生成し、該保守ルートを、保守員Mが所持する保守端末3に送信して表示させる制御を行う。
なお、保守ルート生成部11は、異常車両における異常が、緊急の対応を要するものであるか否かの判定結果に基づいて、保守ルートを変更することができる。具体的には、保守ルート生成部11は、異常車両における異常が緊急の対応を要するものであると判定した場合、稼働中の他の車両22の通行に影響を及ぼす可能性のある保守ルートを生成する。つまり、異常車両の位置に迅速に到着することを最優先とした保守ルートを生成する。
緊急の対応を要する異常とは、稼働中の他の車両22の走行に影響を与えてしまう異常である。例えば、前方に障害物があって、そこから先に進めないような異常は、稼働中の他の車両22の走行に影響を及ぼしてしまうため、緊急の対応を要する異常となる。一方、異常車両が故障してその場から移動できないような状況であっても、帰着位置へ帰還するまでの退路が、稼働中の他の自動車両22と接触する可能性がないルートである場合には、該異常は、緊急の対応が不要な異常となる。
保守ルート生成部11は、稼働中の他の車両22の通行に影響を及ぼす可能性のある保守ルートを生成した場合、搬送計画生成部12に対して、稼働中の他の車両22の作業ルートの変更を依頼する。具体的には、保守ルート生成部11は、搬送計画生成部12に対して、稼働中の他の車両22の作業ルートを、保守ルートを通行する異常車両の通行を妨げない作業ルートRd1、Rd2へ変更するよう依頼する。保守ルート生成部11による処理については、後述の図4及び図5を参照して詳述する。
搬送計画生成部12(作業計画生成部の一例)は、車両22_1~22_3の搬送計画を生成する。ここでいう搬送計画は、倉庫2内において車両22_1~22_3が効率よく作業を遂行することを可能とする搬送計画である。また、搬送計画生成部12は、生成した搬送計画に基づいて作業指示を生成し、該作業指示を車両22_1~22_3のそれぞれに送信する。
さらに、搬送計画生成部12は、保守ルート生成部11からの搬送計画の変更依頼を受けた場合、稼働中の他の車両22の作業ルートを、保守ルートを通行する異常車両の通行を妨げない作業ルートへ変更する。そして、搬送計画生成部12は、変更した作業ルートを、稼働中の各車両22に送信する。搬送計画生成部12による処理については、後述の図6及び図7を参照して詳述する。
[計算機のハードウェア構成例]
次に、図1に示した自立移動体制御システム100の自立移動体制御装置1の制御系の機能を実現するための各装置のハードウェア構成について、図2を参照して説明する。図2は、自立移動体制御システム100の自立移動体制御装置1及び保守端末3を構成するハードウェアの構成例を示すブロック図である。
図2に示す計算機50は、自立移動体制御装置1、保守端末3で使用されるコンピュータとして用いられるハードウェアである。計算機50は、バスBにそれぞれ接続されたCPU(Central Processing Unit)501、ROM502(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)503を備える。さらに、計算機50は、不揮発性ストレージ504、表示部505、操作入力部506及びネットワークインターフェース507を備える。
CPU201は、本実施形態に係る各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードをROM202から読み出し、RAM503に展開して実行する。なお、計算機50は、CPU501の代わりに、MPU(Micro-Processing Unit)等の処理装置を備えてもよい。RAM503には、演算処理の途中に発生した変数やパラメータ等が一時的に書き込まれる。
不揮発性ストレージ504には、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いることができる。この不揮発性ストレージ504には、OS(Operating System)、各種のパラメータの他に、計算機50を機能させるためのプログラム等が記録される。つまり、不揮発性ストレージ504は、計算機50によって実行されるプログラムを格納した、コンピュータ読取可能な非一過性の記録媒体の一例として用いられる。
表示部505は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成されるモニタであり、計算機50で行われる処理の結果等を表示する。保守端末3で使用される計算機50においては、表示部505に、保守ルート生成部11(図1)で生成された保守ルートの情報等が表示される。
操作入力部506は、ユーザーによる操作が入力されるブロックであり、例えば、キーボード、マウス等によって構成される。なお、表示部505と操作入力部506とは、タッチパネルとして一体に形成されてもよい。
ネットワークインターフェース507には、例えば、NIC(Network Interface Card)等が用いられ、ネットワークインターフェース507は、LAN(Local Area Network)等のネットワーク又は通信線を介して、外部装置との間で各種のデータを送受信する。
[保守端末における保守ルートの表示例]
次に、図3を参照して、保守端末3の表示部30における保守ルートの表示例について説明する。図3は、保守端末3の表示部30における保守ルートの表示例を示す図であり、図3Aには往路の保守ルートRoの表示例を示し、図3Bには復路の保守ルートRiの表示例を示す。
図3A及び図3Bに示すように、表示部30の画面は、エラー情報表示部Ar1、倉庫情報表示部Ar2、開始ボタンBn1及び完了ボタンBn2等を含む。
エラー情報表示部Ar1には、発生時刻情報If1、車両番号If2、エラー内容If3及び対策方法If4の各情報が表示される。
発生時刻情報If1は、異常車両に異常が発生した時刻の情報を示す。車両番号If2は、異常車両の車両番号の情報を示す。エラー内容If3は、異常車両における異常の内容を示す。異常には、例えば、車両22が有する前方障害物検知センサ(図示略)の故障、前方に存在する障害物の検知、車両22自体の故障等がある。対策方法If4は、異常の内容に応じた対策方法の情報を示す。対策方法には、例えば、異常発生個所の修理、運転による車両22の帰着位置への帰還、保守員Mによる障害物の撤去等がある。
保守員Mは、エラー情報表示部Ar1に表示された各情報を確認することにより、異常車両における異常に関する内容、及び、対策方法について、適切に把握することができる。
倉庫情報表示部Ar2には、倉庫2内の見取り図が記載されており、荷物置き場が矩形の枠で示され、異常車両22a(図1参照)は黒塗りの三角印で示され、正常に稼働中の車両22は白塗りの丸印で示されている。また、倉庫情報表示部Ar2には、保守員Mの現在位置Pn及び往路の保守ルートRoが矢印で表示されている。往路の保守ルートRoは、異常車両の位置(以下、「異常車両位置」と称する)Paまでの道のりである。
保守員Mは、図3Aに示す保守端末3の画面において往路の保守ルートRoを確認することにより、異常車両位置Paまで迅速に到達することができる。保守員Mは、異常車両位置Paまでの移動を開始する際に、開始ボタンBn1を押下する。この操作により、保守員Mによる異常車両位置Paまでの移動の開始が、自立移動制御装置1の搬送計画生成部12に伝えられる。
また、倉庫情報表示部Ar2には、保守員Mの現在位置Pnの情報も表示され、現在位置Pnの情報は随意更新して表示される。これにより、保守員Mは、異常車両位置Paまでの経路を自分が間違いなく通行しているか否かの情報や、異常車両位置Paまでの距離などを、直観的に把握することができる。
保守員Mは、異常車両位置Paに到着すると、図3Aに示される完了ボタンBn2を押下する。この操作により、保守員Mによる異常車両位置Paへの到着が搬送計画生成部12に通知される。また、保守員Mによる完了ボタンBn2の押下検知時には、不図示の表示制御部等によって、画面を図3Bに示す画面に切り替える処理が行われる。
図3Bに示す画面の構成も、図3Aに示した画面の構成と同様である。図3Bに示す画面においては、異常車両位置Paから帰着位置Prまでの経路である、復路の保守ルートRiが表示される。保守員Mは、復路の保守ルートRiを確認することにより、異常車両位置Paから帰着位置Prまで、迅速に戻ることができる。なお、保守ルート生成部11は、復路の保守ルートRiは、保守員Mが異常車両22aを運転して帰着位置まで帰還する場合と、保守員Mがその場で対処を行って保守員のみが帰還する場合とで、経路を異ならせることができる。
保守員Mは、異常車両位置Paにおける対策の開始時、又は、帰着位置Prまでの帰還の開始時に、図3Bに示される開始タンBn1を押下する。この操作により、異常車両位置Paにおける対策の開始、又は、帰着位置Prまでの帰還の開始が、搬送計画生成部12に通知される。
保守員Mは、異常車両位置Paにおける対策の完了時、又は、帰着位置Prまでの帰還時に、図3Bに示される完了ボタンBn2を押下する。この操作により、異常車両位置Paにおける対策の完了、又は、帰着位置Prまでの帰還が、搬送計画生成部12に通知される。
[自立移動体制御システムによる自立移動体制御方法]
次に、図4~図7を参照して、自立移動体制御システム100による自立移動体制御方法について説明する。
〔保守ルート生成部による処理〕
まず、図4及び図5を参照して、自立移動体制御システム100の自立移動体制御装置1の保守ルート生成部11(図1参照)による処理について説明する。まず、図4を参照して、保守ルート生成部11による往路の保守ルート生成処理の手順について説明する。図4は、保守ルート生成部11による往路の保守ルート生成処理の手順の例を示すフローチャートである。
まず、保守ルート生成部11は、エラー情報受信部10から、自動フォークリフト22の異常に関する情報を受信したか否かを判定する(ステップS1)。ステップS1で、異常に関する情報は受信していないと判定された場合(ステップS1がNO判定の場合)、保守ルート生成部11は、ステップS1の判定を繰り返す。
一方、ステップS1で、異常に関する情報を受信したと判定された場合(ステップS1がYES判定の場合)、保守ルート生成部11は、エラーの対策方法を選択(決定)する(ステップS2)。次いで、保守ルート生成部11は、異常の内容が、緊急の対策を要するものであるか否かを判定する(ステップS3)。
ステップS3で、緊急の対策を要する異常ではないと判定された場合(ステップS3がNO判定の場合)、保守ルート生成部11は、稼働中の他の車両(自動フォークリフト)22の通行に影響を及ぼさない往路の保守ルートRoを生成する(ステップS4)。次いで、保守ルート生成部11は、ステップS4で生成した往路の保守ルートRoを、保守員Mが所持する保守端末3に送信する(ステップS5)。ステップS5の処理後、保守ルート生成部11による往路の保守ルート生成処理は終了する。
一方、ステップS3で、緊急の対策を要する異常であると判定された場合(ステップS3がYES判定の場合)、保守ルート生成部11は、稼働中の他の車両22の通行に影響を及ぼす可能性のある往路の保守ルートRoを生成する(ステップS6)。
次いで、保守ルート生成部11は、搬送計画生成部12に対して、他の車両の作業ルートの変更を依頼する(ステップS7)。次いで、保守ルート生成部11は、搬送計画生成部12に、往路の保守ルートRoの情報を送信する(ステップS8)。次いで、保守ルート生成部11は、搬送計画生成部12より、作業ルートの変更完了通知を受け付けたか否かを判定する(ステップS9)。
ステップS9で、作業ルートの変更完了通知は受け付けていないと判定された場合(ステップS9がNO判定の場合)、保守ルート生成部11は、ステップS9の判定を繰り返す。一方、ステップS9で、作業ルートの変更完了通知を受け付けたと判定された場合(ステップS9がYES判定の場合)、保守ルート生成部11は、ステップS5の処理を行う。すなわち、ステップS6で生成した往路の保守ルートRoを、保守員Mが所持する保守端末3に送信する。
次に、図5を参照して、保守ルート生成部11による復路の保守ルート生成処理について説明する。図5は、保守ルート生成部11による復路の保守ルート処理の手順の例を示すフローチャートである。
まず、保守ルート生成部11は、異常車両位置Paへの保守員Mの到着を検知したか否かを判定する(ステップS11)。ステップS11で、異常車両位置Paへの保守員Mの到着は検知していないと判定された場合(ステップS11がNO判定の場合)、保守ルート生成部11は、ステップS11の判定を繰り返す。
一方、ステップS11で、異常車両位置Paへの保守員Mの到着を検知したと判定された場合(ステップS11がYES判定の場合)、保守ルート生成部11は、搬送計画生成部12より、現在(その時点)における搬送状況情報を取得する(ステップS12)。次いで、保守ルート生成部11は、復路の保守ルート生成処理を開始する(ステップS13)。
次いで、保守ルート生成部11は、異常車両位置Paからの保守員Mの緊急の帰還は必要であるか否かを判定する(ステップS14)。ステップS14で、緊急の帰還は不要であると判定された場合(ステップS14がNO判定の場合)、保守ルート生成部11は、稼働中の他の車両(自動フォークリフト)22の通行に影響を及ぼさない復路の保守ルートRiを生成する(ステップS15)。
次いで、保守ルート生成部11は、ステップS15で生成した復路の保守ルートRiを、保守員Mが所持する保守端末3に送信する(ステップS16)。次いで、保守ルート生成部11は、保守員Mによる帰着位置Prへの帰還を検知したか否かを判定する(ステップS17)。
ステップS17で、期間位置Prへの帰還は検知していないと判定された場合(ステップS17がNO判定の場合)、保守ルート生成部11は、ステップS17の判定を繰り返す。一方、ステップS17で、期間位置Prへの帰還を検知したと判定された場合(ステップS17がYES判定の場合)、保守ルート生成部11は、搬送計画生成部12に、対策完了通知を送信する(ステップS18)。
一方、ステップS14で、緊急の帰還が必要であると判定された場合(ステップS14がYES判定の場合)、保守ルート生成部11は、稼働中の他の車両(自動フォークリフト)22の通行に影響を及ぼす可能性のある復路の保守ルートRiを生成する(ステップS19)。
次いで、保守ルート生成部11は、搬送計画生成部12に対して、他の車両の作業ルートの変更を依頼する(ステップS20)。次いで、保守ルート生成部11は、搬送計画生成部12に、復路の保守ルートRiの情報を送信する(ステップS21)。次いで、保守ルート生成部11は、搬送計画生成部12より、作業ルートの変更完了通知を受け付けたか否かを判定する(ステップS22)。
ステップS22で、作業ルートの変更完了通知は受け付けていないと判定された場合(ステップS22がNO判定の場合)、保守ルート生成部11は、ステップS22の判定を繰り返す。一方、ステップS22で、作業ルートの変更完了通知を受け付けたと判定された場合(ステップS22がYES判定の場合)、保守ルート生成部11は、ステップS16以降の処理を行う。そして、ステップS18の処理後、保守ルート生成部11による復路の保守ルート生成処理は終了する。
〔搬送計画生成部による処理〕
次に、図6及び図7を参照して、搬送計画生成部12(図1参照)による搬送計画生成処理について説明する。図6及び図7は、搬送計画生成部12による処理の手順の例を示すフローチャートである。
まず、搬送計画生成部12は、正常に稼働している車両22の台数に基づいて、搬送計画を策定する(ステップS31)。次いで、搬送計画生成部12は、各車両22に搬送計画を送信する(ステップS32)。次いで、搬送計画生成部12は、各車両22に稼働開始を指示する(ステップS33)。
次いで、搬送計画生成部12は、エラー情報受信部10から異常車両22aの情報を受信したか否かを判定する(ステップS34)。ステップS34で、異常車両22aの情報は受信していないと判定された場合(ステップS34がNO判定の場合)、搬送計画生成部12は、車両22による搬送が完了したか否かを判定する(ステップS35)。ステップS35で、搬送は完了していないと判定された場合(ステップS35がNO判定の場合)、搬送計画生成部12は、ステップS35に戻って判定を行う。
一方、ステップS35で、車両22による搬送は完了したと判定された場合(ステップS35がYES判定の場合)、搬送計画生成部12による搬送計画生成処理は終了する。
ステップS34で、エラー情報受信部10から異常車両22aの情報を受信したと判定された場合(ステップS34がYES判定の場合)、搬送計画生成部12は、異常車両22aを除いた車両における搬送計画を生成しなおす(ステップS36)。次いで、搬送計画生成部12は、ステップS36で生成した搬送計画を、異常車両22a以外の各車両22に送信する(ステップS37)。次いで、搬送計画生成部12は、異常車両22a以外の各車両22に稼働開始を指示する(ステップS38)。
次いで、搬送計画生成部12は、保守ルート生成部11から作業ルートの変更依頼を受け付けたか否かを判定する(図7のステップS39)。ステップS39で、作業ルートの変更依頼を受け付けたと判定された場合(ステップS39がYES判定の場合)、搬送計画生成部12は、往路の保守ルートRo又は復路の保守ルートRiを受信したか否かを判定する(ステップS40)。ステップS40で、保守ルートは受信していないと判定された場合(ステップS40がNO判定の場合)、搬送計画生成部12は、ステップS40の判定を繰り返す。
一方、ステップS40で、保守ルートを受信したと判定された場合(ステップS40がYES判定の場合)、搬送計画生成部12は、受信した往路の保守ルートRo又は復路の保守ルートRiを通行する異常車両22aの通行を妨げない作業ルートを通る搬送計画を策定する(ステップS41)。次いで、搬送計画生成部12は、ステップS41で策定した搬送計画を、異常車両22a以外の各車両22に送信する(ステップS42)。次いで、搬送計画生成部12は、異常車両22a以外の各車両22に稼働開始を指示する(ステップS43)。
次いで、搬送計画生成部12は、保守ルート生成部11に作業ルート変更完了通知を送信する(ステップS44)。次いで、搬送計画生成部12は、保守ルート生成部11から、対策完了通知を受信したか否かを判定する(ステップS45)。ステップS45で、対策完了通知は受信していないと判定された場合(ステップS45がNOの場合)、搬送計画生成部12はステップS45の判定を繰り返す。
一方、ステップS45で、対策完了通知を受信したと判定された場合(ステップS45がYES判定の場合)、搬送計画生成部12は、正常に稼働している車両22の台数に基づいて、搬送計画を再策定する(ステップS46)。対策によって異常車両22aの異常が解消して正常に稼働可能な車両22となった場合、この車両22も搬送計画に組み込まれる。
次いで、搬送計画生成部12は、各車両22に搬送計画を送信する(ステップS47)。次いで、搬送計画生成部12は、各車両22に稼働開始を指示する(ステップS48)。ステップS48の処理後、又は、ステップS39で異常車両22aに関する情報は受信していないと判定された場合(ステップS39がNO判定の場合)、搬送計画生成部12は、車両22による搬送が完了したか否かを判定する(ステップS49)。
ステップS49で、搬送は完了していないと判定された場合(ステップS49がNO判定の場合)、搬送計画生成部12は、図6のステップS34に戻って判定を行う。すなわち、エラー情報受信部10から異常車両22aの情報を受信したか否かを判定する。一方、ステップS49で、車両22による搬送は完了したと判定された場合(ステップS49がYES判定の場合)、搬送計画生成部12による搬送計画生成処理は終了する。
上述した第1の実施形態では、自立移動体制御装置1は、車両22から送信される異常信号に基づいて、車両22における異常の発生を検知するエラー情報受信部10と、保守ルート生成部11と、を含む。保守ルート生成部11は、エラー情報受信部10による車両22の異常の検知時に、異常車両22aの位置までの保守ルートの情報を生成して、保守員Mが所持する保守端末3の画面に表示させる。したがって、本実施形態によれば、異常車両位置Paに保守員Mが迅速に到着できるようになる。
また、上述した実施形態では、保守ルート生成部11は、異常発生自立移動体への対処が緊急性を要するものであるか否かの判定結果に基づいて、保守経路におけるルートを異ならせる。具体的には、保守ルート生成部11は、異常車両22aへの対処が緊急性を要するものであると判定した場合、保守ルートとして、正常に稼働している他の車両22の通行に影響を及ぼす可能性のあるルートを生成する。つまり、異常車両位置Paに保守員Mが迅速に到着することを最優先とした保守ルートを生成する。そして、保守ルート生成部11は、搬送計画生成部12に対して、他の車両22の作業ルートの、保守ルートを通過する保守員の移動を妨げないルートへの変更を依頼する。
したがって、本実施形態によれば、異常車両22aに対する対処を緊急で行う必要がある場合に、保守員Mが異常車両位置Paに迅速に到着できる。また、異常車両位置Paまでの移動時に他の車両22と行き会うこともなくなるため、異常車両位置Paまでの移動時における保守員Mの安全も保障される。
また、保守ルート生成部11は、異常車両22aへの対処が緊急性を要さないものであると判定した場合、保守ルートとして、正常に稼働している他の車両22の通行に影響を及ぼさないルートを生成する。それゆえ、本実施形態によれば、異常車両位置Paまでの移動時における保守員Mの安全の確保と、他の自動フォークリフト22の稼働の維持とを、両立することができる。
また、上述した実施形態では、保守ルート生成部11は、保守端末3の画面に、異常車両22aに発生した異常に関する情報(エラー情報)及び異常への対処方法、往路の保守ルートRo又は復路の保守ルートRi、並びに、保守員Mの現在位置Prの情報を表示させる。それゆえ、本実施形態によれば、保守員Mは、保守端末3の画面を見ながら、異常車両22aの異常に対する対策を適切にとることが可能となる。
<第2の実施形態>
[自立移動体制御システムの構成]
次に、図8を参照して、本発明の第2の実施形態に係る自立移動体制御システムの構成について説明する。図8は、本発明の第2の実施形態に係る自立移動体制御システム100Aの概略構成を示すブロック図である。
図8に示すように、自立移動体制御システム100Aと、図1に示した第1の実施形態に係る自立移動体制御システム100とが異なる点は、自立移動体制御装置1Aにおいて、保守ルート生成部11の代わりに安全作業ゾーン生成部13が存在する点である。
安全作業ゾーン生成部13(保守情報生成部の一例)は、安全作業ゾーンZm(保守作業範囲の一例)を生成して、該安全作業ゾーンの情報を異常車両22a以外の車両22に送信する。安全作業ゾーンは、異常車両22aに対する対策を行う場合において保守員が安全に作業をすることを可能とするゾーンである。安全作業ゾーンは、例えば、ISO3691-4(産業車両-安全要求事項及び検証-第4部:無人産業車両及びシステム)に記載されている「オペレーティングハザードゾーン」の定義に沿って生成することができる。
「オペレーティングハザードゾーン」の定義においては、オペレーティングハザードゾーンの周囲への明示方法、オペレーティングハザードゾーン内で守られるべき規約等が規定されている。オペレーティングハザードゾーン内で守られるべき規約には、例えば、オペレーティングハザードゾーンを通行する場合における車両22の走行速度(定格速度より低い制限速度)や、オペレーティングハザードゾーン内への車両22の禁止などがある。
安全作業ゾーン生成部13は、安全作業ゾーンの生成後、安全作業ゾーンで守られるべき規約の遵守を搬送計画生成部12に依頼する。異常車両22a以外の車両22が、この依頼に基づいて稼働することにより、保守員Mの安全が守られるとともに、異常車両22aとの衝突等による他の車両22の稼働効率の低下も防止できる。
図9は、保守端末3の表示部30における安全作業ゾーンZmの表示例を示す図である。表示部30の画面は、エラー情報表示部Ar1、倉庫情報表示部Ar2、開始ボタンBn1及び完了ボタンBn2を含む。エラー情報表示部Ar1については、図3に示した例と同様であるため、ここではその説明は省略する。
倉庫情報表示部Ar2には、正常に稼働している車両22は白色の丸印で示され、異常車両22aは黒塗りの三角印で示される。また、保守員Mの現在位置も、図に示す人の形のように、わかりやすいシンボルによって示される。さらに、倉庫情報表示部Ar2においては、車両22が稼働する範囲を示す稼働ゾーンZoが破線の枠で示され、安全作業ゾーンZmは太字の破線で示されている。
保守員Mは、図9に示す保守端末3の画面において安全作業ゾーンZmを確認することにより、安全作業ゾーンZmの位置及び範囲を把握することができる。保守員Mは、安全作業ゾーンZmへの移動を開始する際に、開始ボタンBn1を押下する。この操作により、保守員Mによる安全作業ゾーンZmまでの移動の開始が、搬送計画生成部12に伝えられる。
また、倉庫情報表示部Ar2には、図3に示した例と同様に、保守員Mの現在位置Pnの情報も表示され、現在位置Pnの情報は随意更新して表示される。
保守員Mは、安全作業ゾーンZmでの異常車両22aへの対策の完了時、又は、異常車両22aの帰着位置への帰還の完了時に、図9に示される完了ボタンBn2を押下する。この操作により、保守員Mによる異常車両22aへの対策の完了が搬送計画生成部12に通知される。
また、不図示の制御部等によって、図9に示す画面より安全作業ゾーンZmの表示を消す処理も行われる。これにより、図9に示す画面には稼働ゾーンZoのみが表示される。稼働ゾーンZoにおいては、車両22は、定格の走行速度で走行することが可能である。
[自立移動体制御システムによる自立移動体制御方法]
次に、図10及び図11を参照して、第2の実施形態に係る自立移動体制御システム100Aによる自立移動体制御方法について説明する。
図10及び図11は、搬送計画生成部12による搬送計画生成方法の手順の例を示すフローチャートである。図10のステップS51~ステップS58の各処理は、図6のステップS31~ステップS38と同一であるため、ここではこれらの各処理についての説明は省略する。
搬送計画生成部12は、図10のステップS58において、各車両22に稼働開始を指示した後、安全作業ゾーン生成部13から安全作業ゾーンZmの情報を受信したか否かを判定する(ステップS59)。安全作業ゾーンZmの情報には、例えば、安全作業ゾーンZmの位置や大きさ、安全作業ゾーンZm内で守られるべき規約などの情報がある。
ステップS59で、安全作業ゾーンZmの情報を受信したと判定された場合(ステップS59がYES判定の場合)、搬送計画生成部12は、安全作業ゾーンZmの情報(位置及び大きさ等)を各車両22に送信する(ステップS60)。
次いで、搬送計画生成部12は、各車両22に、例えば安全作業ゾーンZm内での走行速度等の、安全作業ゾーンZmで守られるべき規約への対応を依頼する(ステップS61)。次いで、搬送計画生成部12は、各車両22に対して稼働開始を指示する(ステップS62)。次いで、搬送計画生成部12は、安全作業ゾーン生成部13に対して、ゾーン対応完了通知を送信する(ステップS63)。
次いで、搬送計画生成部12は、安全作業ゾーン生成部13から対策完了通知を受信したか否かを判定する(ステップS64)。ステップS64で、対策完了通知は受信していないと判定された場合(ステップS64がNO判定の場合)、搬送計画生成部12は、ステップS64の判定を繰り返す。
一方、ステップS64で、対策完了通知を受信したと判定された場合(ステップS64がYES判定の場合)、搬送計画生成部12は、正常に稼働している車両22の台数に基づいて、搬送計画を再策定する(ステップS65)。対策によって異常車両22aの異常が解消して正常に稼働可能な車両22となった場合、この車両22も搬送計画に組み込まれる。
次いで、搬送計画生成部12は、各車両22に搬送計画を送信する(ステップS66)。次いで、搬送計画生成部12は、各車両22に稼働開始を指示する(ステップS67)。ステップS67の処理後、又は、ステップS59で安全作業ゾーンZmに関する情報は受信していないと判定された場合(ステップS59がNO判定の場合)、搬送計画生成部12は、車両22による搬送が完了したか否かを判定する(ステップS68)。
ステップS68で、搬送は完了していないと判定された場合(ステップS68がNO判定の場合)、搬送計画生成部12は、図10のステップS54に戻って判定を行う。すなわち、エラー情報受信部10から異常車両22aの情報を受信したか否かを判定する。一方、ステップS68で、車両22による搬送は完了したと判定された場合(ステップS68がYES判定の場合)、搬送計画生成部12による搬送計画生成処理は終了する。
上述した第2の実施形態では、安全作業ゾーン生成部13は、エラー情報受信部10による車両22の異常の検知時に、異常車両22aへの対策を行う場合における作業空間の範囲を示す安全作業ゾーンZmの情報を生成して、安全作業ゾーンZmを保守員Mが所持する保守端末3の画面に表示させる。それゆえ、本実施形態によれば、保守員Mは、異常車両22aに対策を行う安全作業ゾーンZmの位置に保守員Mが迅速に到着することができる。
なお、上述した第2の実施形態において、安全作業ゾーン生成部13は、異常車両22aへの対処が緊急性を要するものであるか否かの判定結果に基づいて、安全作業ゾーンZmを発生させる時間帯を異ならせてもよい。
例えば、安全作業ゾーン生成部13は、異常車両22aへの対処が緊急性を要するものであると判定した場合、正常に稼働している他の車両22の作業計画に影響を及ぼす可能性のある時間帯に、安全作業ゾーンZmを発生させることができる。これにより、保守員Mは、異常車両22aに対策を行う安全作業ゾーンZmの位置に保守員Mが迅速に到着することができる。また、安全作業ゾーン生成部13は、異常車両22aへの対処が緊急性を要さないものであると判定した場合、正常に稼働している他の車両22の作業計画に影響を及ぼす可能性がない時間帯に、安全作業ゾーンZmを発生させる。これにより、安全作業ゾーンZmまでの移動時における保守員Mの安全の確保と、他の自動フォークリフト22の稼働の維持とを、両立することができる。
また、上述した第2の実施形態において、安全作業ゾーン生成部13は、安全作業ゾーンZmの位置又は大きさ等を、安全作業ゾーンZm内の異常車両22aの位置又は保守員Mの位置の移動に伴って移動させてもよい。
また、上述した第2の実施形態において、保守端末3の画面に、安全作業ゾーンZmとともに、安全作業ゾーンZmへのルートも示されてもよい。
さらに、本発明は上述した各実施形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した各実施形態は本発明を分かりやすく説明するために装置(自立移動体制御装置)及びシステム(自立移動体制御システム)の構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態例の構成の一部を他の実施形態例の構成に置き換えることは可能である。また、ある実施形態例の構成に他の実施形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、図1、図8に矢印で示した制御線又は情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
また、本明細書において、時系列的な処理を記述する処理ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)をも含むものである。
また、上述した本開示の各実施形態にかかる自立移動体制御装置の各構成要素は、それぞれのハードウェアがネットワークを介して互いに情報を送受信できるならば、いずれのハードウェアに実装されてもよい。また、ある処理部により実施される処理が、1つのハードウェアにより実現されてもよいし、複数のハードウェアによる分散処理により実現されてもよい。
1…自立移動体制御装置、3…保守端末、10…エラー情報受信部、11…保守ルート生成部、12…搬送計画生成部、13…安全作業ゾーン生成部、22…自動フォークリフト(車両)、22a…異常車両、100…自立移動体制御システム、100A…自立移動体制御システム

Claims (8)

  1. 作業場において所定の作業を行う複数の自立移動体の動作の制御を行う自立移動体制御装置であって、
    前記自立移動体から送信される異常信号に基づいて、前記自立移動体における異常の発生を検知する異常検知部と、
    前記異常検知部による前記自立移動体の異常の検知時に、異常が発生している前記自立移動体である異常発生自立移動体の位置までの保守経路の情報、又は、保守員が前記異常発生自立移動体への対策を行う場合における作業空間の範囲を示す保守作業範囲の情報を生成して、前記保守経路又は前記保守作業範囲を前記保守員が所持する保守端末の画面に表示させる保守情報生成部と、を備える
    自立移動体制御装置。
  2. 前記保守情報生成部は、前記異常発生自立移動体への対処が緊急性を要するものであるか否かの判定結果に基づいて、前記保守経路におけるルートを異ならせる
    請求項1に記載の自立移動体制御装置。
  3. 前記所定の作業の実行時における前記自立移動体の作業経路の情報を含む作業計画を策定して、前記作業計画を前記自立移動体に送信する作業計画生成部をさらに備え、
    前記保守情報生成部は、前記異常発生自立移動体への対処が緊急性を要するものであると判定した場合、前記保守経路として、正常に稼働している他の前記自立移動体の通行に影響を及ぼす可能性のあるルートを生成するとともに、前記作業計画生成部に対して、他の前記自立移動体の作業経路の、前記保守経路を通過する前記保守員の通行を妨げない経路への変更を依頼し、前記異常発生自立移動体への対処が緊急性を要さないものであると判定した場合、前記保守経路として、正常に稼働している他の前記自立移動体の通行に影響を及ぼさないルートを生成する
    請求項2に記載の自立移動体制御装置。
  4. 前記所定の作業の実行時における自立移動体の作業経路の情報を含む作業計画を策定して、前記作業計画を前記自立移動体に送信する作業計画生成部をさらに備え、
    前記保守情報生成部は、前記異常検知部による前記自立移動体の異常の検知時に、前記作業計画生成部に対して、正常に稼働している他の前記自立移動体による前記保守作業範囲への侵入の禁止、又は、前記保守作業範囲における他の前記自立移動体による走行制限速度の遵守を依頼する
    請求項2に記載の自立移動体制御装置。
  5. 前記保守情報生成部は、前記異常発生自立移動体への対処が緊急性を要するものであるか否かの判定結果に基づいて、前記保守作業範囲を発生させる時間帯を異ならせる
    請求項4に記載の自立移動体制御装置。
  6. 前記保守情報生成部は、前記異常発生自立移動体への対処が緊急性を要するものであると判定した場合、正常に稼働している他の前記自立移動体の作業計画に影響を及ぼす可能性のある時間帯に前記保守作業範囲を発生させ、前記異常発生自立移動体への対処が緊急性を要さないものであると判定した場合、正常に稼働している他の前記自立移動体の作業計画に影響を及ぼす可能性がない時間帯に前記保守作業範囲を発生させる
    請求項5に記載の自立移動体制御装置。
  7. 前記保守情報生成部は、前記保守端末の画面に、前記異常発生自立移動体に発生した異常に関する情報及び前記異常への対処方法、前記保守経路又は前記保守作業範囲、及び、前記保守員の現在位置の情報を表示させる
    請求項1~6のいずれか一項に記載の自立移動体制御装置。
  8. 作業場において所定の作業を行う複数の自立移動体の動作の制御を行う自立移動体制御装置による自立移動体制御方法であって、
    前記自立移動体から送信される異常信号に基づいて、前記自立移動体における異常の発生を検知する手順と、
    前記自立移動体の異常の検知時に、異常が発生している前記自立移動体である異常発生自立移動体の位置までの保守経路の情報、又は、保守員が前記異常発生自立移動体への対策を行う場合における作業空間の範囲を示す保守作業範囲の情報を生成して、前記保守員が所持する保守端末の画面に表示させる手順と、を含む
    自立移動体制御方法。
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