JP2022170872A - 車両の上部車体構造 - Google Patents

車両の上部車体構造 Download PDF

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恵介 横田
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Abstract

【課題】レール部の剛性をさらに向上させることができる車両の上部車体構造を提供する。【解決手段】レール部4の前後方向他端に接続されるブレース部5を備えた上部車体構造において、前後方向一端側がレール部4の一端側フランジ43に溶接接合され、前後方向他端側がレール部4の他端側フランジ45及びブレース部5の前後方向一端側と溶接接合される主壁61を有する補強部材6を設け、補強部材6のフランジ63をレール部4の底壁41と溶接接合し、ルーフパネルを補強部材6の主壁61に接着した。【選択図】図5

Description

本発明は、ルーフパネルの下方に左右方向へ延びるレール部及び前後方向へ延びるブレース部が配置される車両の上部車体構造に関する。
車両の上部車体構造として、左右のフロントピラーの上端部相互間に、車幅方向に延びるフロントヘッダを架設し、フロントヘッダの車幅方向の略中央位置に前後方向ルーフレインフォースメントの前端を連結したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の上部車体構造では、フロントヘッダの内側に、前後方向ルーフレインフォースメントと車幅方向において同位置に節部材を設けている。
特開2016-150700号公報
しかしながら、特許文献1に記載の上部車体構造では、補強部材である節部材と、ブレース部である前後方向ルーフレインフォースメントとが、別個独立して設けられているため、レール部の剛性向上が限定的である。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、レール部の剛性をさらに向上させることのできる車両の上部車体構造を提供することにある。
本発明によれば、ルーフパネルと、前記ルーフパネルの下方に配置され、左右方向へ延び、側面断面にて、略前後へ延びる底壁と、前記底壁の前後方向一方の端部から略上方へ延びる一端壁と、前記一端壁の上端から前後方向一方へ延びる一端側フランジと、前記底壁の前後方向他方の端部から略上方へ延びる他端壁と、前記他端壁の上端から前後方向他方へ延びる他端側フランジと、を有するレール部と、前記ルーフパネルの下方に配置され、前記レール部の前後方向他端側に接続され、前記レール部から前後方向他方へ延びるブレース部と、前記レール部における前記ブレース部との接続部分を補強する補強部材と、を備え、前記補強部材は、正面断面にて、略左右へ延びる主壁と、前記主壁の左右方向両端から略下方へ延びる左右一対の側壁と、前記各側壁の下端から略左右方向外側へ延びる左右一対のフランジと、を有し、前記補強部材の前記主壁は、前後方向一端側が前記レール部の前記一端側フランジに溶接接合され、前後方向他端側が前記レール部の前記他端側フランジ及び前記ブレース部の前後方向一端側と溶接接合され、前記補強部材の前記各フランジは、前記レール部の前記底壁と溶接接合され、前記ルーフパネルは、前記補強部材の前記主壁に接着される車両の上部車体構造が提供される。
この車両の上部車体構造によれば、補強部材の主壁は、ブレース部の前後方向一端と接続されるとともに、レール部の一端側フランジ及び他端側フランジを接続する。これにより、ブレース部からの負荷を主として補強部材で受けるとともに、レール部の各フランジの前後方向の動きを規制し、レール部の側面断面の変形を抑制することができる。
また、補強部材の各フランジをレール部の底壁と接合して、補強部材とレール部とで正面視で閉断面を形成するともに、ルーフパネルを補強部材の主壁に接着することにより、レール部におけるブレース部との接続部分近傍の剛性を向上させることができる。
また、上記車両の上部車体構造において、前記レール部の前記一端側フランジは、平面視で前後方向他方へ突出し前記補強部材の前記主壁と溶接接合される突出部を有し、前記補強部材の前記主壁は、前記突出部の所定の接合位置と左右方向一方及び他方に離隔して配置された前後方向へ延びる左右一対のビードを有し、前記各ビードは、前後方向一端が前記突出部の前記接合位置よりも前後方向一方に位置し、前記レール部の前記底壁は、前記補強部材の前記主壁の下方に形成された車載機器取付部を有してもよい。
この車両の上部車体構造によれば、補強部材の各ビードにより、レール部におけるブレース部との接続部分近傍の剛性をさらに向上させ、車載機取付部が形成されたレール部の底壁の変形をさらに抑制することができる。これにより、レールフロントに取り付けられる車載機の重量を増大させることができる。また、各ビードの前後方向一端が、レール部の一端側フランジの突出部における接合位置よりも前後方向一方に位置していることから、補強部材において比較的変形しやすい接合位置近傍での変形が抑制される。
また、上記車両の上部車体構造において、前記レール部の前記一端側フランジの前記突出部は、前記補強部材の前記主壁と3箇所以上で溶接接合され、前記レール部の前記一端側フランジの前記突出部と前記補強部材の前記主壁との接合位置のうち、左右方向について中央側に位置する少なくとも1箇所の接合位置が、最も外側に位置する2箇所の接合位置よりも前後方向他方に配置されてもよい。
この車両の上部車体構造によれば、レール部の一端側フランジの突出部と、補強部材の主壁との複数の接合箇所のうち、左右方向中央側の接合位置を前後方向他方にずらすことにより、補強部材において比較的変形しやすい接合位置近傍での変形が抑制される。
また、上記車両の上部車体構造において、前記ブレース部は、正面断面にて、略左右へ延びる主壁と、前記主壁の左右方向両端から略上方へ延びる左右一対の縦壁と、前記各縦壁の上端から略左右方向外側へ延びる左右一対のフランジと、を有し、前記補強部材の前記主壁は、前後方向へ延び左右一対の縦壁部と前記各縦壁部を接続する底部とを含む前後方向へ延びる凹部を有し、前記ブレース部の前記各縦壁と前記補強部材の前記各縦壁部とは、連続的に形成され、前記補強部材の前記縦壁部の前後方向一端は、前記各ビードの前後方向他端よりも前後方向一方に位置してもよい。
この車両の上部車体構造によれば、ブレース部の各縦壁と補強部材の各縦壁部とが、レール部の前後方向他端を跨いで一体に形成されていることから、ブレース部からの負荷がレール部の他端へ伝達されることは殆どなく、レール部の側面断面の変形をさらに抑制することができる。また、補強部材の縦壁部の前後方向一端が、各ビードの前後方向他端よりも前後方向一方に位置していることから、前後方向にわたって補強部材の剛性を確保することができる。
また、上記車両の上部車体構造において、左右方向の所定位置において、前記補強部材の前記主壁における前記レール部の前記一端側フランジとの接合位置と、前記補強部材の前記主壁における前記レール部の前記他端側フランジとの接合位置とは、前記レール部の前記底壁からの高さが略一致してもよい。
この車両の上部車体構造によれば、補強部材の主壁のレール部への接合位置の底壁からの高さが、前後方向一端側と他端側で略一致することから、補強部材の主壁はレール部の底壁と略平行となり、補強部材の主壁がレール部の底壁と非平行となる場合と比べて、補強部材及びレール部による断面形状を、より剛性の高いものとすることができる。
本発明の車両の上部車体構造によれば、レール部の剛性をさらに向上させることができる。
本発明の一実施形態を示す車両の外観斜視図である。 車体上部構造のルーフパネル及び介在プレートを外した状態を示す概略斜視図である。 レールフロントの一部概略斜視図である。 車体上部構造の概略側面断面図である。 補強部材及びブレースを接合した状態を示すレールフロントの一部概略斜視図である。
図1から図5は本発明の一実施形態を示すものであり、図1は本発明の一実施形態を示す車両の外観斜視図、図2は車体上部構造のルーフパネル及び介在プレートを外した状態を示す概略斜視図、図3はレールフロントの一部概略斜視図、図4は車体上部構造の概略側面断面図、図5は補強部材及びブレースを接合した状態を示すレールフロントの一部概略斜視図である。
図1に示すように、この車両1は、室内空間の上部を仕切るルーフパネル2を備えている。ルーフパネル2は、車両1の外板をなし、前端側がウインドシールドガラス100の後端側に上方から覆われている。本実施形態においては、ルーフパネル2は、アルミニウムからなる。
図2に示すように、この車両1の車体構造は、ルーフパネル2の下方に配置さ左右一対のフロントピラー3の上端を連結し左右方向へ延びるレールフロント4と、ルーフパネル2の下方に配置されレールフロント4の左右中央に接続され前後方向へ延びるブレース5と、レールフロント4におけるブレース5との接続部分を補強する補強部材6と、を備えている。本実施形態においては、各フロントピラー3、レールフロント4、ブレース5及び補強部材6は、鋼板からなる。
図3に示すように、レールフロント4は、側面断面にて、略前後へ延びる底壁41と、底壁41の前端から略上方へ延びる前壁42と、前壁42の上端から略前方へ延びる前側フランジ43と、底壁41の後端から略上方へ延びる後壁44と、後壁44の上端から略後方へ延びる後側フランジ45と、を有する。図4に示すように、本実施形態においては、ルーフパネル2とレールフロント4の間に介在し、アルミニウムからなる介在プレート7が設けられる。介在プレート7は、ルーフパネル2のフランジと溶接により接合されるとともに、レールフロント4の前側フランジ43とかしめにより結合される。
図2に示すように、ブレース5は、正面断面にて、略左右へ延びる主壁51と、主壁51の左右方向両端から略上方へ延びる左右一対の縦壁52と、各縦壁52の上端から略左右方向外側へ延びる左右一対のフランジ53と、を有する。ブレース5の前端は、レールフロント4の後側フランジ45に接続される。図3に示すように、レールフロント4の後側フランジ45は、正面視にて、ブレース5の主壁51及び各縦壁52と同形状の凹部45aを有し、凹部45aにブレース5の前端を重ね合わせて溶接することで、レールフロント4とブレース5は接合される。図3中、レールフロント4におけるブレース5及び補強部材6との接合位置を〇印に×印を記入して示している。本実施形態においては、補強部材6は、レールフロント4とブレース5の接合部分に介在し、レールフロント4及びブレース5とともにスポット溶接により接合される。
図5に示すように、補強部材6は、正面断面にて、略左右へ延びる主壁61と、主壁61の左右方向両端から略下方へ延びる左右一対の側壁62と、各側壁62の下端から略左右方向外側へ延びる左右一対のフランジ63と、を有する。また、主壁61は、前後方向へ延び左右一対の縦壁部64aと各縦壁部64aを接続する底部64bと、を含む前後方向へ延びる凹部64を有する。凹部64の後端側は、正面視にて、後側フランジ45の凹部45aと同形状に形成される。主壁61は、前述のように後端側がレールフロント4の後側フランジ45及びブレース5の前端側と溶接接合され、前端側がレールフロント4の前側フランジ43に溶接接合される。図5中、補強部材6と、レールフロント4及びブレース5との接合位置を、〇印中に×印を記入して示している。各フランジ63は、レールフロント4の底壁41と溶接接合される。本実施形態においては、各フランジ63に左右方向へ延びる上方に凸の複数のビード63aが形成され、各フランジ63における各ビード63aの非形成部分が、底壁41と溶接接合される。図3に示すように、レールフロント4の底壁41における補強部材6の主壁61の下方には、車載機器取付部41aが形成される。図3においては、車載機器取付部41aとして底壁41に形成された孔を示しており、車載機側の取り付けねじを挿通可能なウエルドナットを溶着して、車載機の取り付けに使用される。
図3に示すように、レールフロント4の前側フランジ43は、平面視で後方へ突出し補強部材6の主壁61と溶接接合される突出部43aを有する。突出部43aは、平面視で略三角形状を呈し、後方へ向かって細くなるよう形成される。図5に示すように、レールフロント4の突出部43aと、補強部材6の主壁61とは、スポット溶接により接合される。本実施形態においては、主壁61の凹部64の底部64bが突出部43aと接合される。本実施形態においては、レールフロント4の突出部43aと、補強部材6の主壁61とは、突出部43aの先端側の1点と、突出部43aの基端側の2点で接合される。図5に示すように、先端側の接合位置43bは、基端側の各接合位置43cよりも後方に配置される。また、基端側の各接合位置43cは、先端側の接合位置43bよりも左右外側に配置される。また、図4に示すように、主壁61の凹部64の底部64bと前側フランジ43との各接合位置43b,43cと、主壁61の凹部64の底部64bと後側フランジ45との各接合位置45bとは、レールフロント4の底壁41からの高さが略一致するよう構成される。尚、本実施形態においては、主壁61の後端側は、凹部64の車幅方向外側においても、後側フランジ45と接合されている。
また、図5に示すように、補強部材6の主壁61には、突出部43aの各接合位置43b,43cと重ならないよう形成された前後方向へ延びるビード65が形成される。ビード65は、主壁61の凹部64の底部64bに上方へ凸となるよう形成される。本実施形態においては、各ビード65は、突出部43aの先端側の接合位置43bに対し、左方及び右方に離隔して左右一対に配置される。より具体的には、各ビード65は、左右方向について、先端側の接合位置43bと、基端側の各接合位置43cの間にそれぞれ配置される。本実施形態においては、ビード65は、前端が先端側の接合位置43bよりも前方へ位置している。より具体的には、ビード65の前端は、前後方向について、先端側の接合位置43bと基端側の各接合位置43cの間に位置している。一方、各ビード65の後端は、主壁61の後側フランジ45との接合位置45bの直前に位置している。
補強部材6の主壁61における凹部64の各縦壁部64aは、後端側がブレース5の各縦壁52と連続的に形成され、各ビード65の前端と前後方向について略同じ位置まで形成される。すなわち、補強部材6の各縦壁部64aの前端は、各ビード65の後端よりも前方に位置している。また、補強部材6の主壁61における凹部64の左右外側には、ルーフパネル2との接着部66が形成される。
以上のように構成された車体構造によれば、補強部材6の主壁61は、ブレース5の前端と接続されるとともに、レールフロント4の前側フランジ43及び後側フランジ45を接続する。これにより、ブレース5からの負荷を主として補強部材6で受けるとともに、レールフロント4の各フランジ43,45、前壁42及び後壁44の前後方向の動き及び倒れを規制し、レールフロント4の側面断面の変形を抑制することができる。
また、補強部材6の各フランジ63をレールフロント4の底壁41と接合して、補強部材6とレールフロント4とで正面視で閉断面を形成するともに、ルーフパネル2を補強部材6の主壁61に接着することによっても、レールフロント4の底壁41を含む側面断面の変形を抑制することができる。さらに、補強部材6の各ビード65によっても、レールフロント4の側面断面の変形が抑制される。
従って、レールフロント4の車載機取付部41aに車載機が取り付けられ、ルーフパネル2及びレールフロント4に上下方向の力が作用した際に、レールフロント4の側面断面の変形を抑制して、車載機を的確に保持することができる。
また、各ビード65の前端が、レールフロント4の前側フランジ43の突出部43aにおける先端側の接合位置43bよりも前方に位置していることから、補強部材6において比較的変形しやすい先端側の接合位置43b近傍での変形が抑制される。さらに、前側フランジ43と補強部材6の3点の接合位置43b,43cのうち、左右方向について中央側に位置する先端側の接合位置43bを、最も外側に位置する2箇所の基端側の接合位置43cよりも前方にずらすことによっても、補強部材6において比較的変形しやすい各接合位置43b,43c近傍での変形が抑制される。
また、補強部材6の主壁61のレールフロント4への接合位置43b,43c,45bの底壁からの高さが、前後方向一端側と他端側で略一致することから、補強部材6の主壁61はレールフロント4の底壁41と略平行となり、補強部材6の主壁61がレールフロント4の底壁41と非平行となる場合と比べて、補強部材6及びレールフロント4による断面形状を、より剛性の高いものとすることができる。本実施形態においては、図4に示すように、主壁61における凹部64の底部64bが、レールフロント4の底壁41と略平行となっている。
さらに、ブレース5の各縦壁52と補強部材6の各縦壁部64aとが、レールフロント4の後端を跨いで一体に形成されていることから、ブレース5からの負荷がレールフロント4の後端へ伝達されることは殆どなく、レールフロント4の側面断面の変形を効果的に抑制することができる。また、補強部材6の縦壁部64aの前端が、各ビード65の後端よりも前方に位置していることから、前後方向にわたって補強部材6の剛性を確保することができる。
尚、前記実施形態においては、各フロントピラー3の上端を連結するレールフロント4に本発明を適用したものを示したが、例えば、リアピラーの上端を連結するレールリアに本発明を適用することができ、車体上部における左右方向へ延びるレール部にブレース部の前後方向一端が接続される箇所に任意に適用することができる。また、レールフロント4の底壁41に車載機取付部41aが形成されたものを示したが、レールフロント4に車載機が取り付けられないものであってもよい。
また、前記実施形態においては、レールフロント4の前側フランジ43に突出部43aが、補強部材6の主壁61と3箇所で接合されるものを示したが、2箇所以下、あるいは、4箇所以上で接合されるようにしてもよい。4箇所以上で接合される場合は、左右方向について中央側に位置する少なくとも1箇所の接合位置が、最も外側に位置する2箇所の接合位置よりも後方に配置されることが好ましい。
また、前記実施形態においては、主壁61と前側フランジ43との各接合位置43b,43cと、主壁61と後側フランジ45との各接合位置45bとを、底壁41からの高さが略一致するよう構成したものを示したが、要求される剛性を確保することができるのならば、必ずしも一致させる必要はない。また、レールフロント4の前側フランジ43に突出部43aや、補強部材61の各ビード65についても要求される剛性を確保することができるのならば、適宜省略することが可能である。
さらに、前記実施形態においては、補強部材6の主壁61の各縦壁部64aがブレース5の各縦壁52と連続的に形成されるものを示したが、補強部材6の主壁61の後端側がレールフロント4の後側フランジ45及びブレース5と接合され、前端側がレールフロント4の前側フランジ43と接合することにより、必要な剛性が確保された場合は、各縦壁52と連続的な各縦壁部64aを省略してもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
2 ルーフパネル
4 レールフロント
5 ブレース
6 補強部材
41 底壁
41a 車載機取付部
42 前壁
43 前側フランジ
43a 突出部
43b 接合位置
43c 接合位置
44 後壁
45 後側フランジ
45b 接合位置
51 主壁
52 側壁
53 フランジ
61 主壁
62 側壁
63 フランジ
64 凹部
64a 縦壁部
64b 底部
65 ビード

Claims (5)

  1. ルーフパネルと、
    前記ルーフパネルの下方に配置され、左右方向へ延び、側面断面にて、略前後へ延びる底壁と、前記底壁の前後方向一方の端部から略上方へ延びる一端壁と、前記一端壁の上端から前後方向一方へ延びる一端側フランジと、前記底壁の前後方向他方の端部から略上方へ延びる他端壁と、前記他端壁の上端から前後方向他方へ延びる他端側フランジと、を有するレール部と、
    前記ルーフパネルの下方に配置され、前記レール部の前後方向他端側に接続され、前記レール部から前後方向他方へ延びるブレース部と、
    前記レール部における前記ブレース部との接続部分を補強する補強部材と、を備え、
    前記補強部材は、正面断面にて、略左右へ延びる主壁と、前記主壁の左右方向両端から略下方へ延びる左右一対の側壁と、前記各側壁の下端から略左右方向外側へ延びる左右一対のフランジと、を有し、
    前記補強部材の前記主壁は、前後方向一端側が前記レール部の前記一端側フランジに溶接接合され、前後方向他端側が前記レール部の前記他端側フランジ及び前記ブレース部の前後方向一端側と溶接接合され、
    前記補強部材の前記各フランジは、前記レール部の前記底壁と溶接接合され、
    前記ルーフパネルは、前記補強部材の前記主壁に接着される車両の上部車体構造。
  2. 前記レール部の前記一端側フランジは、平面視で前後方向他方へ突出し前記補強部材の前記主壁と溶接接合される突出部を有し、
    前記補強部材の前記主壁は、前記突出部の所定の接合位置と左右方向一方及び他方に離隔して配置された前後方向へ延びる左右一対のビードを有し、
    前記各ビードは、前後方向一端が前記突出部の前記接合位置よりも前後方向一方に位置し、
    前記レール部の前記底壁は、前記補強部材の前記主壁の下方に形成された車載機器取付部を有する請求項1に記載の車両の上部車体構造。
  3. 前記レール部の前記一端側フランジの前記突出部は、前記補強部材の前記主壁と3箇所以上で溶接接合され、
    前記レール部の前記一端側フランジの前記突出部と前記補強部材の前記主壁との接合位置のうち、左右方向について中央側に位置する少なくとも1箇所の接合位置が、最も外側に位置する2箇所の接合位置よりも前後方向他方に配置される請求項2に記載の車両の上部車体構造。
  4. 前記ブレース部は、正面断面にて、略左右へ延びる主壁と、前記主壁の左右方向両端から略上方へ延びる左右一対の縦壁と、前記各縦壁の上端から略左右方向外側へ延びる左右一対のフランジと、を有し、
    前記補強部材の前記主壁は、前後方向へ延び左右一対の縦壁部と前記各縦壁部を接続する底部とを含む前後方向へ延びる凹部を有し、
    前記ブレース部の前記各縦壁と前記補強部材の前記各縦壁部とは、連続的に形成され、
    前記補強部材の前記縦壁部の前後方向一端は、前記各ビードの前後方向他端よりも前後方向一方に位置する請求項2または3に記載の車両の上部車体構造。
  5. 左右方向の所定位置において、前記補強部材の前記主壁における前記レール部の前記一端側フランジとの接合位置と、前記補強部材の前記主壁における前記レール部の前記他端側フランジとの接合位置とは、前記レール部の前記底壁からの高さが略一致する請求項1から4のいずれか1項に記載の車両の上部車体構造。
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