JP2022168758A - フレキシブル配線板、モジュール、及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022168758000001
【課題】フレキシブル配線板における柔軟性と強度を両立するうえで有利な技術を提供する。
【解決手段】本発明は、絶縁体と、前記絶縁体に支持された配線層と、を備えるフレキシブル配線板であって、前記配線層の一端に設けられた、複数の接続端子を含む第1端子部と、前記配線層の他端に設けられた、複数の接続端子を含む第2端子部と、前記第1端子部から前記第2端子部に向かう第1方向の途中において、前記絶縁体に形成された第1孔及び第2孔と、を有し、前記第1孔及び前記第2孔は、前記第1方向において互いに離間して配置され、前記第1方向に交差する第2方向において前記第1孔に隣接する絶縁体領域は、前記第1方向において前記第2孔の少なくとも一部に隣接する。
【選択図】図1

Description

本発明は、フレキシブル配線板、モジュール、及び電子機器に関する。
特許文献1には、基板間の接続構造を有する複合基板の構造が提案されている。特許文献1に記載の複合基板は、補強板が第1の面に積層された第1のフレキシブル配線板と、第1のフレキシブル配線板の第2の面に接合される第2のフレキシブル配線板とを有している。また、補強板は、第1及び第2のフレキシブル配線板の接合部とオーバラップするように第1のフレキシブル配線板の端面よりも突出した部分を有している。
また、特許文献1に記載の複合基板では、接合部において、第1及び第2のフレキシブル配線板の配線パターン同士が電気的に接続され、補強板と第2のフレキシブル配線板とが接着材で固定されている。これにより、曲げ応力による配線パターン露出部の断線を防ぐことができる。
特開2009-295821号公報
特許文献1に記載の技術では、補強板によってフレキシブル配線板の強度を高められるが、その反面、フレキシブル配線板の柔軟性が損なわれる。このため、フレキシブル配線板とプリント基板等の接続先とを接続する接続部に負荷がかかってしまう。
逆に、フレキシブル配線板の柔軟性が高すぎる場合には、フレキシブル配線板が弛んで、周辺の電子部品等に接触してしまう。このため、フレキシブル配線板には、柔軟性と強度の両立が求められる。
そこで、本発明は、フレキシブル配線板における柔軟性と強度を両立するうえで有利な技術を提供することを目的としている。
本発明の一観点によれば、絶縁体と、前記絶縁体に支持された配線層と、を備えるフレキシブル配線板であって、前記配線層の一端に設けられた、複数の接続端子を含む第1端子部と、前記配線層の他端に設けられた、複数の接続端子を含む第2端子部と、前記第1端子部から前記第2端子部に向かう第1方向の途中において、前記絶縁体に形成された第1孔及び第2孔と、を有し、前記第1孔及び前記第2孔は、前記第1方向において互いに離間して配置され、前記第1方向に交差する第2方向において前記第1孔に隣接する絶縁体領域は、前記第1方向において前記第2孔の少なくとも一部に隣接する、ことを特徴とするフレキシブル配線板が提供される。
本発明によれば、フレキシブル配線板における柔軟性と強度を両立するうえで有利な技術を提供することができる。
第1実施形態に係る撮像モジュールの概略構成を示す上面図である。 第1実施形態に係る撮像モジュールに実装する前のフレキシブル配線板の孔形成領域における上面図である。 図2Aに示すB-B’線に沿った断面図である。 図1に示すフレキシブル配線板の孔形成領域における下面図である。 図2Cに示すC-C’線に沿った断面図である。 図1に示すA-A’線に沿った断面図である。 図3に示す撮像モジュールの要部を拡大した断面図である。 第2実施形態に係る撮像モジュールの概略構成を示す上面図である。 第2実施形態に係る撮像モジュールに実装する前のフレキシブル配線板の孔形成領域における上面図である。 図6Aに示すE-E’線に沿った断面図である。 図5に示すフレキシブル配線板の孔形成領域における下面図である。 図6Cに示すF-F’線に沿った断面図である。 図5に示すD-D’に沿った断面図である。 図7に示す撮像モジュールの要部を拡大した断面図である。 第3実施形態に係る電子機器の一例としての撮像装置の概略構成を示す説明図である。 変形実施形態に係るフレキシブル配線板の概略構成を示す上面図である。 変形実施形態に係るフレキシブル配線板の概略構成を示す上面図である。 変形実施形態に係るフレキシブル配線板の概略構成を示す上面図である。 変形実施形態に係るフレキシブル配線板の概略構成を示す上面図である。 変形実施形態に係るフレキシブル配線板の概略構成を示す上面図である。 変形実施形態に係るフレキシブル配線板の概略構成を示す上面図である。 解析例に係るフレキシブル配線板の概略構成を示す斜視図である。 解析例1に係るフレキシブル配線板の概略構成を示す上面図である。 図17Aに示すG-G’線に沿った断面図である。 解析例2に係るフレキシブル配線板の概略構成を示す上面図である。 図18Aに示すG-G’線に沿った断面図である。 解析例3に係るフレキシブル配線板の概略構成を示す上面図である。 図19Aに示すG-G’線に沿った断面図である。 解析例4に係るフレキシブル配線板の概略構成を示す上面図である。 図20Aに示すG-G’線に沿った断面図である。 解析例5に係るフレキシブル配線板の概略構成を示す上面図である。 図21Aに示すG-G’線に沿った断面図である。 解析例6に係るフレキシブル配線板の概略構成を示す上面図である。 図22Aに示すG-G’線に沿った断面図である。 解析例1乃至6の構造解析の結果を比較して示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下で説明する図面において、同じ機能を有するものは同一の符号を付し、その説明を省略又は簡潔にすることもある。なお、本明細書における「孔」の語句は、有底孔と無底孔の両方を意味しうるものとして使用する。また、「貫通孔」の語句は単一部材あるいは複合部材を貫通する孔の意味である。「貫通孔」は、単一部材あるいは複合部材を貫通する貫通孔の底を別の部材が形成して有底孔となる場合と、無底孔となる場合の両方を包含しうる。
[第1実施形態]
第1実施形態に係る撮像モジュール100におけるフレキシブル配線板110とプリント配線板121との接続構造について図1、図2A乃至図2D、図3及び図4を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る撮像モジュール100の概略構成を示す上面図である。図2Aは、図1に示す撮像モジュール100のフレキシブル配線板110の孔形成領域A1における上面図である。図2Bは、図2Aに示すB-B’線に沿った断面図である。図2Cは、図1に示すフレキシブル配線板110の孔形成領域A1における下面図である。図2Dは、図2Cに示すC-C’線に沿った断面図である。図3は、本実施形態に係る撮像モジュール100の概略構成を示す断面模式図であり、図1に示すA-A’線に沿った断面図である。図4は、図3に示す撮像モジュール100の要部を拡大した断面図である。
図1及び図3に示すように、撮像モジュール100は、フレキシブル配線板110と、センサユニット120と、手振れ補正ユニット130と、画像処理ユニット150と、を有している。
ここで、以下の説明において用いる直交座標系であるXYZ座標系のX軸、Y軸及びZ軸の各座標軸及び方向を定義する。まず、センサユニット120のプリント配線板121の主面に対して垂直な軸をZ軸とする。また、プリント配線板121の主面に平行な軸であって、プリント配線板121の1組の互いに平行な端辺に沿った軸をX軸とする。また、X軸及びZ軸と直交する軸をY軸とする。このように座標軸が定義されるXYZ座標系において、X軸に沿った方向をX方向とし、X方向のうち、フレキシブル配線板110の接続部140の側の一端から他端に向かう方向を+X方向、+X方向とは逆方向を-X方向とする。また、Y軸に沿った方向をY方向とし、Y方向のうち、+X方向に対して右側から左側に向かう方向を+Y方向とし、+Y方向とは逆方向を-Y方向とする。また、Z軸に沿った方向をZ方向とし、Z方向のうち、センサユニット120の撮像センサ素子122の側から接続部140の側に向かう方向を+Z方向とし、+Z方向とは逆方向を-Z方向とする。また、Z軸周りの回転方向をθ方向とする。
また、図2B及び図2Dに示すように、フレキシブル配線板110は、フレキシブル基材111と、フレキシブル配線層112と、カバーレイ113とを有している。フレキシブル配線板110は、フレキシブル配線層112としての導体層が1層以上であり、導体層が絶縁層としてのフレキシブル基材111を介して積層されて構成されている。なお、本実施形態では、フレキシブル配線板110における配線層が単層である場合について、説明するが、単層に限定されるものではなく、配線層が複数層であってもよい。また、本実施形態においては、フレキシブル基材111とカバーレイ113とを併せて「絶縁体」とも称する。「絶縁体」は、フレキシブル基材111のみを絶縁体層とした単層構造でもよいし、フレキシブル基材111とカバーレイ113のそれぞれを絶縁体層とした、複数の絶縁体層の複層構造を有してもよい。複層構造を有する絶縁体における絶縁体層の層数は3以上であってもよい。
フレキシブル基材111は、樹脂等からなる、例えば、シート状又はフィルム状の絶縁基材であり、可塑性及び柔軟性を有している。このため、フレキシブル基材111を有するフレキシブル配線板110は、屈曲等の変形が可能である。フレキシブル基材111を構成する絶縁体は、電気的絶縁性を有していればよい。例えば、フレキシブル基材111を構成する絶縁体としては、ポリイミド、ポリエチレンテレフタラート等が用いられる。
フレキシブル配線層112は、銅箔、その他の金属箔等からなる導体層である。フレキシブル配線層112は、所定の配線パターンを有している。フレキシブル配線層112は、フレキシブル基材111の片面又は両面に形成されている。フレキシブル配線層112を構成する導体は、絶縁体よりも導電性及び熱伝導性が高い物質、例えば、銅、銀、金等の金属である。なお、フレキシブル配線層112は、フレキシブル基材111の少なくとも一方の面に形成されていればよい。
カバーレイ113は、フレキシブル配線層112により構成される回路を保護する絶縁層である。カバーレイ113は、カバーフィルム等により形成されている。カバーレイ113のカバーフィルム等の絶縁体としては、ポリイミド、ポリエチレンテレフタラート等が用いられる。
カバーレイ113となるカバーフィルムは、接着材114によってフレキシブル基材111とフレキシブル配線層112に貼り合わされ、接着材114がフレキシブル配線層112を覆うように形成されている。接着材114は、電気的絶縁性を有していればよい。例えば、エポキシ系やシリコーン系等の接着材が用いられる。カバーレイ113は、フレキシブル基材111のフレキシブル配線層112が形成された面上に、フレキシブル配線層112を覆うようにオーバーコート等により形成されてもよい。
本実施形態のフレキシブル配線板110には、プリント配線板121と接続される前に、レーザ加工機やドリルやパンチイングによる機械加工で孔形成領域A1の中に孔が形成されている。機械加工の場合は、加工端にバリや傷が生じることがあるので、レーザ加工の方が好ましい。また、レーザ加工の場合は、フレキシブル基材111やカバーレイ113の基材によって、COレーザやUVレーザ、エキシマレーザ等々を適宜選択する。本実施形態では、孔形成領域A1には、少なくとも2列以上の孔が形成されている。また、本実施形態における孔は、有底孔であるが、無底孔に置き換えることもできる。
また、図2Cに示すように、フレキシブル配線板110の一方の先端部には、カバーレイ113が形成されておらず、フレキシブル配線層112が露出している。フレキシブル配線層112の露出部分は、第1の電極115を構成する。
また、第1の電極115の上には、金などのメッキが被覆されていてもよい。第1の電極115は、例えば、所定のピッチで複数並んで配置されている。
このようにして、フレキシブル配線板110の先端部に露出するフレキシブル配線層112により第1の電極115が形成されている。フレキシブル配線板110の第1の電極115が形成された一方の先端部には、複数の接続端子(第1の電極115)を含む第1端子部が設けられている。
また、図1に示すように、撮像モジュール100は、フレキシブル配線板110と、フレキシブル配線板110の一端に接続されたセンサユニット120(第1ユニット)と、フレキシブル配線板110の他端に接続された画像処理ユニット150(第2ユニット)と、を有する。そして、図3及び図4に示すように、センサユニット120(第1ユニット)のプリント配線板121と、フレキシブル配線板110との接続部140においては、フレキシブル配線板110の一方の先端部に露出した第1の電極115は、プリント配線板121の第2の電極127にはんだ141によって接続されている。はんだ141は、導電性の接着材の一例である。フレキシブル配線層112に設けられた第1端子部に接触するはんだ141によって、フレキシブル配線板110とプリント配線板121とが確実に接続される。はんだ141に代えて異方性導電性フィルム(ACF)などの導電性の接着材を用いることもできる。また、センサユニット120とフレキシブル配線板110との接続に、はんだ141などの導電性の接着材の代わりに、コネクタを用いてもよい。すなわち、フレキシブル配線板110の第1端子部を、例えば、センサユニット120のプリント配線板121上に実装されているコネクタに挿入することもできる。はんだ141による接続は、他の接続形態に比べて強固でありうるため、フレキシブル配線板110における柔軟性と強度を両立することは、はんだ141を用いる場合により好適である。なお、接続部140においてプリント配線板121に接続されたフレキシブル配線板110のカバーレイ113とはんだ141との間には、間隙が形成されており、フレキシブル配線層112の露出部112aは、プリント配線板121から離れていることが望ましい。図4に示す例では、フレキシブル配線板110の先端がソルダーレジスト層121cに接触(当接)していることで、フレキシブル配線板110の位置決めが容易になりうる。しかし、後述する図8のように、フレキシブル配線板110の先端がソルダーレジスト層121cから離間していてもよく、フレキシブル配線板110の先端がソルダーレジスト層121cに接触(当接)しなくてもよい。フレキシブル配線板110の先端とソルダーレジスト層121cとの間に空隙が設けられていてもよい。また、フレキシブル配線板110の先端とソルダーレジスト層121cとの間に、はんだ141や補強用の樹脂(不図示)などの固体が設けられていてもよい。
また、図1に示すように、フレキシブル配線板110の他方の先端部には、フレキシブル配線板110の先端部に露出するフレキシブル配線層112により複数の第2接続端子116が所定の間隔で配列されている。すなわち、フレキシブル配線板110の他方の先端部には、フレキシブル配線層112により電極が形成された接続端子(挿入端子)を含む第2端子部が設けられている。フレキシブル配線板110の他方の接続端子は、例えば、画像処理ユニット150(第2ユニット)のプリント配線板上に実装されているコネクタ151に挿入されている。このようにして、撮像モジュール100において、フレキシブル配線板110は、センサユニット120と画像処理ユニット150とを互いに電気的に接続している。
図3に示すように、センサユニット120は、プリント配線板121と、撮像センサ素子122と、カバーガラス123と、枠124と、金属ワイヤ125と、ワイヤ用パッド126とを有している。プリント配線板121は、例えば紫外線硬化性樹脂等の接着剤により枠124に接着されて固定されている。センサユニット120(第1ユニット)は、後述するように、手振れ補正ユニット130(第3ユニット)に対して移動可能に手振れ補正ユニット130に支持されている。
プリント配線板121のフレキシブル配線板110が接続される側の一方の面には、後述するように表層に第2の電極127が設けられている。プリント配線板121の他方の面の周縁部の上には、枠124が取り付けられている。カバーガラス123は、プリント配線板121と平行になるように枠124の底面側に取り付けられている。
撮像センサ素子122は、例えば半導体素子により構成された撮像素子である。具体的には、撮像センサ素子122は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の固体撮像素子である。撮像センサ素子122は、プリント配線板121、カバーガラス123及び枠124により囲まれた中空部分において、カバーガラス123と接触しないようにプリント配線板121に取り付けられている。撮像センサ素子122は、金属ワイヤ125を通して、プリント配線板121のワイヤ用パッド126に対して電気的に接続されている。ワイヤ用パッド126は、例えば、Auメッキされたものである。
手振れ補正ユニット130は、枠131により固定されたセンサユニット120をX方向及びY方向に移動可能、θ方向に回転可能に支持している。手振れ補正ユニット130は、手ぶれに応じてセンサユニット120を移動又は回転することにより、手ぶれを補正することができる。手振れ補正ユニット130は、例えば、L字形状を有し、矩形状の外形形状を有する枠131を、枠131の隣接する2辺の側から支持するように構成されている。
なお、本実施形態では、枠131を取り付けた場合について説明しているが、その配置箇所はプリント配線板121の周縁部上に限られない。また、撮像センサ素子122の配置箇所は、例えばキャビティ基板のような、座繰りのあるプリント配線板121の中空部分内であってもよい。また、図示していないが、プリント配線板121には、撮像モジュール100の動作に必要な最低限の部品が搭載されている。
また、図4に示すように、プリント配線板121は、プリント配線基材121aと、配線層121bと、ソルダーレジスト層121cとを有している。プリント配線板121は、複数の配線層121bが、プリント配線基材121aを介して積層されて構成されている。プリント配線板121は、フレキシブル配線板110とは異なり、リジットな配線基板である。
例えば、プリント配線板121は、ガラスエポキシ材により形成されていてもよいし、セラミック基板で形成されていてもよい。また、撮像センサ素子122がセラミック基板に配置され、セラミック基板とプリント配線板121とがはんだ141によって一対の電極で接続されたプリント回路板を用いることもできる。例えば、LGA(Land Grid Array)型やCLCC(Ceramic Leadless Chip Carrier)型のセンサユニット120を用いることもできる。
なお、本実施形態では、プリント配線板121における配線層121bが4層である場合について説明するが、4層に限定されるものではない。プリント配線板121における配線層121bは、単層又は複数層であり得る。すなわち、配線層121bは、4層以下でも4層以上であってもよい。
プリント配線基材121aは、硬質複合材等からなる、例えば基板状の絶縁基材である。プリント配線基材121aは、フレキシブル基材111とは異なり、硬質なものとなっている。プリント配線基材121aを構成する絶縁体は、電気的絶縁性を有していればよい。例えば、プリント配線基材121aは、エポキシ樹脂等の樹脂が硬化した樹脂基板や、セラミックを用いたセラミック基板でもよい。
配線層121bは、銅箔その他の金属箔等からなる導体層である。配線層121bは、配線パターンを有している。配線層121bは、プリント配線基材121aの片面又は両面に形成されている。また、配線層121bは、プリント配線基材121aの内部にも1層又は複数層形成されている。図4は、プリント配線基材121aの両面及び内部に合計4層の配線層121bが形成されている場合を示している。また、プリント配線基材121aの内部には、配線層121bの間を電気的に接続するビア121dが形成されている。配線層121b及びビア121d等の導体は、絶縁体よりも導電性及び熱伝導性が高い物質、例えば銅、金等の金属である。
ソルダーレジスト層121cは、配線層121bにより構成される回路を保護する絶縁性の保護膜である。ソルダーレジスト層121cは、硬化された液状ソルダーレジスト、フィルム状ソルダーレジスト等により形成されている。ソルダーレジスト層121cは、プリント配線板121のフレキシブル配線板110が接続される側の一方の面上に配線層121bを覆うように形成されている。また、ソルダーレジスト層121cは、プリント配線板121の撮像センサ素子122が取り付けられる側の他方の面上にも配線層121bを覆うように形成されている。
フレキシブル配線板110側に位置するソルダーレジスト層121cには、配線層121bが露出する開口121eが形成されている。配線層121bの露出部分は、第2の電極127を形成している。第2の電極127は、例えば、所定のピッチで複数並んで配置されている。また、第2の電極127は、例えば、プリント配線板121の中央部に配置されている。第2の電極127の上には、はんだ141によってフレキシブル配線板110の第1の電極115が電気的に接続されている。
なお、はんだ141を用いて第1の電極115と第2の電極127とを接続する場合には、はんだ141を有する接続材をはんだ141の融点以上に加熱した状態で、第1の電極115と第2の電極127とをはんだ141に接着させて接続することができる。また、はんだ141は、例えば、Sn-3.0Ag-0.5Cuはんだや、Sn-58Biはんだをフラックスと合わせてペースト状にしたものでもよい。はんだ141の加熱は、電磁誘導加熱であってもよい。また、第1の電極115と第2の電極127とを接続するために、はんだ141に代えて異方性導電性フィルム(ACF)などの導電性の接着材を用いることもできる。
次に、フレキシブル配線板110のフレキシブル基材111及びカバーレイ113の面上に形成される孔について、図2A乃至図2Dを参照しながら詳細に説明する。
図2A及び図2Cにおいて、フレキシブル配線板110のフレキシブル基材111の上には、Y方向において複数の孔が配列される孔形成領域A1と、孔形成領域A1内の第1列C1、第2列C2及び第3列C3の範囲が破線により示されている。
第1列C1には、所定の周期及び位相で複数の孔110aが配列されている。同様に、第2列C2には、所定の周期及び位相で複数の孔110bが配列されている。第3列C3には、所定の周期及び位相で複数の孔110aが配列されている。孔110a及び孔110bは、XY平面であるフレキシブル配線板110の面上において、Y方向に沿って形成されている。本実施形態では、孔の「位相」は、孔のY方向における位置を意味する。また、孔の「周期」は、Y方向において規則的に繰り返して形成された複数の孔の間隔を意味する。第1列C1及び第3列C3の複数の孔110aは、上面視で、第2列C2の複数の孔110bと重ならないように配置されている。このように、フレキシブル配線板110は、3列の孔群がX方向において互いに離間して配置された孔形成領域A1を有する。本実施形態では、第1列C1に配列されている複数の孔110aを第1孔群と、第2列C2に配列されている複数の孔110bを第2孔群と、第3列C3に配列されている複数の孔110aを第3孔群とそれぞれ称する。図2Aに示すように、第3孔群は、平面視でX方向において第2孔群を挟んで第1孔群とは反対側に配置されている。
なお、第2列C2に配列されている複数の孔110bは、カバーレイ113側に形成されている孔であるため、図2Aにおいては破線で示されている。同様に、第1列C1及び第3列C3に配列されている複数の孔110aは、フレキシブル基材111側に形成されている孔であるため、図2Cにおいては破線で示されている。
図2Aに示すように、孔110aのX方向における長さは、W1である。孔110aのY方向における長さは、L1である。また、領域A11は、Y方向において一の孔110aに隣接して延在する領域である。図2Aにおいては、領域A11は、Y方向において隣接して配置された一の孔110aと他の孔110aとの間隔に相当する。領域A11のY方向における長さは、G1である。第1列C1において複数の孔110aが配列される周期は、D1である。第3列C3において複数の孔110aが配列される周期は、D1と同一である。本実施形態では、第1孔である孔110aのX方向における長さW1は、孔110aのY方向における長さL1よりも長い。すなわち、孔110aは、細長い窪み(溝)として形成されている。
一方、孔110bのX方向における長さは、W2である。孔110bのY方向における長さは、L2である。また、領域A12は、Y方向において一の孔110bに隣接して延在する領域である。図2Aにおいては、領域A12は、Y方向において隣接して配置された一の孔110bと他の孔110bとの間隔に相当する。領域A12のY方向における長さは、G2である。本実施形態では、領域A12の長さG2は、領域A11の長さG1と同一に設定される。第2列C2において、複数の孔110bが配列される周期は、D2である。本実施形態では、孔110bの周期D2は、孔110aの周期D1と同一に設定される。また、孔110aの場合と同様に、第2孔である孔110bのX方向における長さW2は、孔110bのY方向における長さL2よりも長い。
また、図2A及び図2Cに示す線P1及び線P2は、Y方向における孔の中心点の位相を示している。第1列C1の複数の孔110aと第3列C3の複数の孔110aは、X方向で対応する孔同士について、Y方向における位相が同一になるように形成されている。これに対し、第1列C1の複数の孔110aは、第2列C2の複数の孔110bに対して、Y方向における位相をずらして形成されている。
上述のように、孔形成領域A1における孔の長さ、周期及び位相が適宜決定されている。これにより、Y方向において第1列C1の孔110aに隣接して延在する領域A11は、X方向において第2列C2の孔110bに隣接する。したがって、X方向における側面視において、孔110bの少なくとも一部は、領域A11に重なる。
同様に、Y方向において第2列C2の孔110bに隣接して延在する領域A12は、X方向において第1列C1及び第3列C3の孔110bに隣接する。したがって、X方向における側面視において、孔110aの少なくとも一部は、領域A12に重なる。
また、図2Bに示すように、フレキシブル基材111上の孔110aは、フレキシブル配線層112を貫通しておらず、カバーレイ113までは達していない。同様に、図2Dに示すように、カバーレイ113上の孔110bは、カバーレイ113を貫通しておらず、フレキシブル配線層112までは達していない。
孔110a及び孔110bは、フレキシブル配線層112の配線抵抗が上昇する等の影響が無いように、少なくともフレキシブル配線層112に孔の一部が掛かることが無いように形成されることが好ましい。ただし、孔110aは、フレキシブル配線層112の配線抵抗に影響しなければ、貫通孔として形成しても構わない。
孔の加工深さ、ピッチ、大きさ、数等は、フレキシブル基材111やカバーレイ113等の硬さや柔軟さ等の所謂“コシ”の強さと接続部140への負荷に基づいて、適宜設定されることが好ましい。
孔110aと孔110bの形状や深さは異なっていても構わない。また、孔形成領域A1内で孔110aと孔110bの形状や深さがそれぞれ異なっていても構わない。例えば、上面視した形状は、円形、楕円形、四角形、菱形等のいずれでも構わない。また、断面形状は、矩形やすり鉢状等でも構わない。孔110a及び孔110bの配置、個数、深さ、大きさ、形状等を変更することにより、フレキシブル配線板110の柔軟性及び強度を適宜変更することが可能になる。
フレキシブル配線板110に孔を形成し過ぎて所謂“コシ”が弱い場合には、フレキシブル配線板110が、弛んでプリント配線板121上の電子部品(不図示)に接触する可能性がある。センサユニット120が移動する際に電子部品(不図示)や手振れ補正ユニット130の部品等と干渉し、フレキシブル配線板110が破断する、あるいは、撮像モジュール100の動作に影響する懸念がある。そのため、孔形成領域の配線方向の長さは、例えば、フレキシブル配線板110の配線方向に直交する方向におけるフレキシブル配線板110の長さ以下であることが好ましい。列数としては、10列以下であり、5列以下がより好ましい。
また、列数が1列である場合は、θ方向の回転に対してはフレキシブル配線板110の柔軟化効果は少なくなる。このため、列数は、少なくとも2列以上必要であり、3列以上がより好ましい。
孔110aと孔110bの位相が同じになるように孔を形成した場合や、孔110aと孔110bの配線方向の孔の長さを長くした場合には、フレキシブル配線板110をプリント配線板121等に設置する際のハンドリング時において、フレキシブル配線板110が一方向のみの“コシ”が弱く、変形しやすくなる。そのため、フレキシブル配線板110が機械部品(不図示)や電子部品(不図示)等と干渉し、破断する懸念が増える。したがって、孔110aと孔110bの位相を同じで形成するよりも、位相をずらして市松模様的に孔を配置した方が、θ方向の回転に対してのフレキシブル配線板110の柔軟さに優れるだけでなく、フレキシブル配線板110のハンドリング性にも優位である。
このようにして、本実施形態による撮像モジュール100が構成されている。
近年、デジタルカメラ内には、手振れ補正のため撮像センサ自体を動かす手振れ補正ユニットが搭載されている。手振れ補正ユニットには、従来の静的負荷のみならず、例えば、振動のような手振れ補正時における動的負荷が平面XY方向及び回転θ方向に重畳して生じる。そのため、撮像センサを搭載しているリジッド配線板と、画像処理用のLSIを搭載しているリジット配線板とを接続しているフレキシブル配線板は、手ぶれ補正ユニットの駆動を阻害しない柔軟性と、繰り返し負荷に対する接合強度が求められている。
一方、本実施形態に係るフレキシブル配線板110では、フレキシブル配線層112の一端に設けられた複数の接続端子(第1の電極115)を含む第1端子部から他端に設けられた複数の第2接続端子116を含む第2端子部に向かうX方向(第1方向)の途中において、複数の孔110a及び複数の孔110bを有する。複数の孔110aと複数の孔110bは、X方向(第1方向)で互いに離間して配置されている。X方向に交差するY方向(第2方向)において孔110aに隣接する絶縁体領域は、X方向において孔110bの少なくとも一部に隣接する。同様に、Y方向において孔110bに隣接する絶縁体領域は、X方向において孔110aの少なくとも一部に隣接する。なお、孔に隣接する領域には、フレキシブル配線板110の絶縁体からなる絶縁体領域だけでなく、フレキシブル配線層112の導電体からなる導電体領域が含まれていてもよい。
このように、本実施形態に係るフレキシブル配線板110では、接続部140の近傍領域に2列以上の孔群(凹部群)が、フレキシブル配線層112に設けられた第1端子部から第2端子部に向かうX方向に対して交差するY方向に沿って所定の周期で形成されているため、接続部140の近傍領域が局所的に柔軟化されている。すなわち、フレキシブル配線板110全体を補強する構成ではないため、フレキシブル配線板110の柔軟性を損なうことがない。これにより、フレキシブル配線板110は、接続先のセンサユニット120が多方向に移動しても、移動方向に合わせて変形できる。
これにより、フレキシブル配線板110とプリント配線板121との接続部140の近傍領域を局所的に柔軟化することができる。その結果、手振れ補正ユニット130の駆動時に伴う、フレキシブル配線板110の接続部140の近傍領域における変形が容易になり、接続部140に掛かる応力を低減することができる。さらに、駆動時におけるフレキシブル配線板110の折れ曲がり角を鈍角にすることができるため、接続部140への負荷を低減し、接続部140におけるフレキシブル配線板110とプリント配線板121との接続の信頼性を向上できる。
そして、本実施形態によれば、フレキシブル配線板110の強度と柔軟性(可撓性)を両立することができる。すなわち、フレキシブル配線板110とプリント配線板121との接続部140に生じる負荷を低減しつつ、接続部140における接続の信頼性を向上できる。また、フレキシブル配線板110に所定の周期及び位相で孔が形成されるため、フレキシブル配線板110の強度を適切に調整できる。これにより、センサユニット120の移動時にフレキシブル配線板110が適度に変形するため、手振れ補正ユニット130の動作を阻害することもない。
なお、本実施形態において、フレキシブル配線板110は、1つのみならず、2つ以上あってもよい。さらに、フレキシブル配線板110とプリント配線板121との接続位置は、プリント配線板121の中央に限定されるものではなく、プリント配線板121の端であってもよい。また、撮像モジュール100に複数のフレキシブル配線板110を搭載する場合、複数のフレキシブル配線板110の位置は、例えば、1つはプリント配線板121の中央、1つはプリント配線板121の端とすることができる。
また、本実施形態では、モジュールとして撮像モジュール100を例示した。しかし、モジュールは、撮像センサ素子を含まない場合もあり得る。また、モジュールは、電子モジュールに限られない。すなわち、モジュールは、電子部品が搭載されていない場合もあり得る。電子部品が搭載されていないモジュールに電子部品を搭載して、電子モジュールとすることができる。
また、本実施形態では、第1端子部から第2端子部に向かうX方向と、接続端子及び孔が配列されるY方向とが直交する場合について例示したが、2つの方向は必ずしも直交していなくてもよく、交差していればよい。
さらに、本実施形態では、第3列C3に配列された複数の孔110aを含む第3孔群の周期及び位相は、第1列C1に配列された複数の孔110aを含む第1孔群の周期及び位相と同じ場合を説明した。しかし、第3孔群の複数の孔と第1孔群の複数の孔との位置関係は、これに限られない。フレキシブル配線板110において、(A)第3孔群の周期は、第1孔群の周期と同一であること、(B)Y方向において、第1孔群における複数の孔の配列と第3孔群における複数の孔の配列は、位相が同一であること、の少なくとも一方を満たすとよい。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る撮像モジュール100について図5、図6A乃至図6D、図7及び図8を用いて説明する。
図5は、本実施形態に係る撮像モジュール100の概略構成を示す上面図である。図6Aは、本実施形態に係る撮像モジュール100に実装する前のフレキシブル配線板110の孔形成領域A1、A2における上面図である。図6Bは、図6Aに示すE-E’線に沿った断面図である。図6Cは、撮像モジュール100に実装する前のフレキシブル配線板110の孔形成領域A1、A2における下面図である。図6Dは、図6Cに示すF-F’線に沿った断面図である。図7は、図5に示すD-D’線に沿った断面図である。図8は、図7に示す撮像モジュール100の要部を拡大した断面図である。
本実施形態では、フレキシブル配線板110の配置方法が第1実施形態と異なっている。具体的には、本実施形態におけるフレキシブル配線板110は、図5及び図7に示すように一方の先端部を接続部140で接続した後に、他方の先端部を接続先に向かって、一度折り返すことで屈曲している。そして、孔形成領域A1、A2がフレキシブル配線板110の屈曲部分に配置されることにより、孔形成領域A1、A2においてフレキシブル配線板110の柔軟性を向上させている。孔形成領域A1の孔110aと孔110b、及び孔形成領域A2の孔110cと孔110dは、フレキシブル配線板110がプリント配線板121に接続される前に、レーザ加工機によりフレキシブル配線板110に形成されている。
図6A及び図6Cにおいて、フレキシブル配線板110のフレキシブル基材111の上には、複数の孔が配列される孔形成領域A1、A2と、孔形成領域A1内の第1列C1、第2列C2及び第3列C3と、孔形成領域A2内の第4列C4、第5列C5及び第6列C6のそれぞれの範囲が破線により示されている。なお、本実施形態では、孔形成領域A1、A2のすべての孔は、フレキシブル基材111側に形成されている孔であるため、図6Cにおいては破線で示されている。
孔形成領域A1内の第1列C1及び第3列C3には、所定の周期及び位相で複数の孔110aが配列されている。また、孔形成領域A1内の第2列C2には、所定の周期及び位相で複数の孔110bが配列されている。
一方、孔形成領域A2内の第4列C4及び第6列C6には、所定の周期及び位相で複数の孔110cが配列されている。孔形成領域A2内の第5列C5には、所定の周期及び位相で複数の孔110dが配列されている。孔形成領域A2内における複数の孔110cと複数の孔110dとの位置関係は、孔形成領域A1内における複数の孔110aと複数の孔110bとの位置関係と同一である。孔の個数、長さ、周期及び位相についても同一である。このため、以下では孔形成領域A1を例として説明する。
図6Aに示すように、第1列C1の孔110aのX方向における長さは、W3である。第1列C1の孔110aのY方向における長さはL3である。また、領域A13は、Y方向において一の孔110aに隣接して延在する領域である。図6Aにおいては、領域A13は、Y方向において隣接して配置された一の孔110aと他の孔110aとの間隔に相当する。領域A13のY方向における長さは、G3である。第1列C1において複数の孔110aが配列される周期は、D3である。なお、Y方向において、第1列C1の孔110aの周期及び位相は、第3列C3の孔110aの周期及び位相と同一である。
一方、第2列C2の孔110bのX方向における長さは、W4である。孔110bのY方向における長さは、L4である。また、領域A14は、Y方向において一の孔110bに隣接して延在する領域である。図6Aにおいては、領域A14は、Y方向において隣接して配置された一の孔110bと他の孔110bとの間隔に相当する。領域A14のY方向における長さは、G4である。本実施形態では、領域A14の長さG4は、領域A13の長さG3と同一に設定される。第2列C2において、複数の孔110bが配列される周期は、D4である。孔110bの周期D4は、孔110aの周期D3と同一に設定される。
また、図6A及び図6Cに示す線P3及び線P4は、Y方向における孔の中心点の位相を示している。第1列C1及び第3列C3の複数の孔110a、第4列C4及び第6列C6の複数の孔110cは、X方向で対応する孔同士について、Y方向における位相が同一になるように形成されている。また、第2列C2の複数の孔110b及び第5列C5の複数の孔110dは、X方向で対応する孔同士について、Y方向における位相が同一になるように形成されている。そして、第2列C2の複数の孔110b及び第5列C5の複数の孔110dは、第1列C1の複数の孔110a及び第4列C4の複数の孔110cに対して、Y方向における位相をずらして形成されている。
上述のように、孔形成領域A1、A2における孔の長さ、周期及び位相が適宜決定されている。これにより、Y方向において第1列C1の孔110aに隣接して延在する領域A13は、X方向において第2列C2の孔110bに隣接する。したがって、X方向における側面視において、孔110bの少なくとも一部は、領域A13に重なる。
同様に、Y方向において第2列C2の孔110bに隣接して延在する領域A14は、X方向において第1列C1及び第3列C3の孔110aに隣接する。したがって、X方向における側面視において、孔110aの少なくとも一部は、領域A14に重なる。
また、上述のようにY方向において所定の周期及び位相で配列された孔110a、孔110b、孔110c及び孔110dは、フレキシブル配線層112の配線抵抗が上昇する等の影響が無いように、少なくともフレキシブル配線層112に孔の一部が掛かることが無いように形成されることが好ましい。
図6B及び図6Dに示すように、フレキシブル配線板110の孔形成領域A1内の孔110aと孔110b、及び孔形成領域A2内の孔110cと孔110dは、フレキシブル基材111のZ方向の面側から形成されている。図6Bに示すように、フレキシブル基材111上の孔110a、孔110b、孔110c及び孔110dは貫通していないが、各孔はカバーレイ113の中まで到達するように形成されている。すなわち、本実施形態のフレキシブル配線板110を構成する絶縁体は、第1絶縁体層(フレキシブル基材111)と、第2絶縁体層(カバーレイ113)とを含み、フレキシブル配線層112が第1絶縁体層と第2絶縁体層との間に設けられている。そして、第1孔(孔110a、孔110c)及び第2孔(孔110b、孔110d)は、第1絶縁体層(フレキシブル基材111)を貫通し、第2絶縁体層(カバーレイ113)が底を成す有底孔である。
なお、孔110a、孔110b、孔110c及び孔110dは、フレキシブル配線層112の配線抵抗に影響しなければ、貫通するように形成されても構わない。具体的には、フレキシブル配線板110を構成する絶縁体は、第1絶縁体層(フレキシブル基材111)と、第2絶縁体層(カバーレイ113)とを含み、フレキシブル配線層112が第1絶縁体層と第2絶縁体層との間に設けられる。そして、第1孔(孔110a、孔110c)及び第2孔(孔110b、孔110d)は、第1絶縁体層(フレキシブル基材111)及び第2絶縁体層(カバーレイ113)貫通する貫通孔となる。ただし、貫通孔がプリント配線板121に実装されているチップ部品(不図示)等に干渉した際、フレキシブル配線板110が裂傷し、破損する可能性がある。このような場合には、各孔は貫通させない方が好ましい。
孔の加工深さ、ピッチ、大きさ、数等は、フレキシブル基材111やカバーレイ113等の硬さや柔軟さ等の所謂“コシ”の強さと接続部140への負荷に基づいて、適宜設定することが好ましい。
孔形成領域A1内の孔(孔110a、孔110b)と、孔形成領域A2内の孔(孔110c、孔110d)の形状や深さは異なっていても構わない。また、孔形成領域A1内で孔110aと孔110bの形状や深さがそれぞれ異なっていても構わない。同様に、孔形成領域A2内で孔110cと孔110dの形状や深さがそれぞれ異なっていても構わない。例えば、上面視した形状は、円形、楕円形、四角形、菱形等のいずれでも構わない。また、断面形状は、矩形やすり鉢状等でも構わない。
本実施形態では、プリント配線板121に対してフレキシブル配線板110が配置される態様が第1実施形態と異なっている。なお、それ以外の構成は、第1の実施形態と同様であるので、同様の構成については説明を省略する。
第1実施形態において、フレキシブル配線板110は、接続部140に対して、接続部140側の一方の先端部とは反対の他方の先端部が接続される接続先である画像処理ユニット150側の+X方向に屈曲することなく延び出るように配置されていた。
これに対して、本実施形態におけるフレキシブル配線板110は、接続部140に対して、他方の先端部が接続される接続先である画像処理ユニット150側の+X方向とは反対の-X方向に延び出るように配置されている。さらに、-X方向に延び出たフレキシブル配線板110は、プリント配線板121の上において画像処理ユニット150側の+X方向に屈曲している。
すなわち、本実施形態において、フレキシブル配線板110は、図5、図6A乃至図6D、図7及び図8に示すように、一方の先端部が第1実施形態とは反対の+X方向を向くようにはんだ141によって第1の電極115が第2の電極127に接続されることにより、プリント配線板121に接続されている。さらに、フレキシブル配線板110は、他方の先端部が手振れ補正ユニット130及びその接続先である画像処理ユニット150側に位置するように、手振れ補正ユニット130とは反対側から手振れ補正ユニット130側に一度折り返され、屈曲状態になっている。
このように、本実施形態では、フレキシブル配線板110が屈曲状態であっても、第1実施形態と同様に、手振れ補正ユニット130の駆動を阻害することなく、フレキシブル配線板110とプリント配線板121との接続部140に生じる負荷を低減し、接続部140における接続の信頼性を向上することができる。
なお、本実施形態において、フレキシブル配線板110は、1つのみならず、2つ以上あってもよい。さらに、フレキシブル配線板110とプリント配線板121の接続位置は、プリント配線板121中央に限定せず、基板端でもよい。また、複数のフレキシブル配線板110を搭載する場合、それらの位置関係は、一つは基板中央、一つは基板端であってもよい。
また、フレキシブル基材111とカバーレイ113のどちらかに電波や磁気等のシールド材等がコーティング等で形成されていても構わない。その際、シールド材やフレキシブル配線層112を加工しないように、シールド材が形成されていない表面側から、第1実施形態と同様に孔を形成できる。
また、図6B及び図6Dにおいては、フレキシブル配線板110を構成する絶縁体が、第1絶縁体層としてフレキシブル基材111を、第2絶縁体層としてカバーレイ113を含む場合における有底孔の構造について説明した。しかし、有底孔の構造は、これに限られない。具体的には、有底孔は、フレキシブル基材111側から形成されるのではなく、カバーレイ113側から形成されてもよい。すなわち、フレキシブル配線板110を構成する絶縁体は、第1絶縁体層としてカバーレイ113を、第2絶縁体層としてフレキシブル基材111を含み、フレキシブル配線層112が第1絶縁体層と第2絶縁体層との間に設けられていてもよい。この場合、第1孔(孔110a、孔110c)及び第2孔(孔110b、孔110d)は、カバーレイ113(第1絶縁体層)を貫通し、フレキシブル基材111(第2絶縁体層)が底を成す有底孔でもよい。
さらに、本実施形態においても、フレキシブル配線板110は、2つ以上あってもよい。フレキシブル配線板110とプリント配線板121の接続位置は、プリント配線板121の中央に限定されず、基板端でもよい。
[第3実施形態]
図9は、上述した第1実施形態又は第2実施形態に係る撮像モジュール100を有する電子機器の一例としての撮像装置であるカメラ160の説明図である。
撮像モジュール100は、上述した第1実施形態又は第2実施形態において説明した構成を有し、手振れ補正ユニット130と、プリント配線板121を備えたセンサユニット120と、フレキシブル配線板110と、を備えている。
図9に示すように、カメラ160は、カメラ本体200とカメラ本体200に着脱可能な交換レンズ300(レンズ鏡筒)とを備えている。図9では、交換レンズ300がカメラ本体200に装着されている。以下、交換レンズ300がカメラ本体200に装着されて撮像装置であるカメラ160が構成されている場合について説明する。
カメラ本体200は、筐体201と、筐体201の内部に収納された、ミラー222、シャッター223、プリント回路板である撮像モジュール100、及び画像処理回路224と、を備えている。撮像モジュール100と画像処理回路224とは、不図示のケーブルで互いに通信可能に電気的に接続されている。また、カメラ本体200は、筐体201から外部に露出するように筐体201に固定された液晶ディスプレイ225を備えている。
交換レンズ300は、交換レンズ筐体である筐体201と撮像光学系とを有する。撮像光学系は、筐体301の内部に配置され、筐体301(交換レンズ300)が筐体201に装着されたときにセンサユニット120に光像を結像させる。撮像光学系は、複数のレンズを有して構成されている。
交換レンズ300の筐体301は、開口が形成されたレンズ側マウント301aを有している。一方、カメラ本体200の筐体201は、開口が形成されたカメラ側マウント201aを有している。レンズ側マウントとカメラ側マウントとを嵌合させることで、交換レンズ300(筐体301)がカメラ本体200に装着される。なお、図9に示すX方向の矢印は、撮像光学系の光軸方向を示す。
撮像光学系により、X方向に進行する光は、筐体301におけるレンズ側マウント301aの開口及び筐体201におけるカメラ側マウント201aの開口を通じて、筐体201内に導かれる。筐体201の内部には、X方向に沿って、ミラー222、シャッター223等が撮像モジュール100のX方向の手前に設けられている。
センサユニット120における撮像センサ素子122は、撮像光学系により、結像された光像を光電変換するCMOSイメージセンサ、CCDイメージセンサ等の固体撮像素子である。
このような構成の本実施形態による撮像モジュール100を搭載した撮像装置は、手振れ補正ユニット130の駆動を阻害することなく、フレキシブル配線板110とプリント配線板121との接続部140に生じる負荷を低減することができ、接続部140における接続の信頼性と、内蔵するCMOSイメージセンサの光学性能を十分に保証できる。
また、本実施形態では、カメラ160がカメラ本体200と交換レンズ300とに分かれている場合について説明したが、カメラ本体200にレンズが内蔵されている一体型のカメラ160であってもよい。
また、本実施形態では、電子機器である撮像装置としてカメラ160について説明したが、これに限定されるものではない。
また、本実施形態では、電子部品がイメージセンサやメモリ素子である場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば電子部品が画像処理用の半導体装置や電源ICであってもよい。
さらに、本実施形態では、電子機器がデジタルカメラである場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば電子機器がスマートフォンやパーソナルコンピュータのような情報機器、モデムやルーターなどの通信機器であってもよい。あるいは、電子機器は、プリンタや複写機のような事務機器、X線撮影装置や内視鏡などの医療機器、ロボットや半導体製造装置などの産業機器、車両や飛行機、船舶などの輸送機器であってもよい。電子機器の筐体内の限られた空間に配線を設ける場合に、フレキシブル配線板110を用いれば、その柔軟性により、電子機器の小型化や高密度化が可能となる。とりわけ、電子機器が可動部を有する場合に、当該可動部にフレキシブル配線板110を用いると、その強度の高さにより、電子機器の信頼性の向上が可能となる。
[変形実施形態]
次に、変形実施形態におけるフレキシブル配線板110への孔形成パターンについて、図10乃至図15を用いて説明する。図10乃至図15は、変形実施形態に係るフレキシブル配線板110の概略構成を示す上面図である。
図10の場合には、フレキシブル基材111側に、孔110aは5個、孔110bは4個設けられている。孔110aのX方向における長さは、W5である。孔110aのY方向における長さは、L5である。領域A15は、Y方向において隣接する2つの孔110aの間隔に相当する領域であり、フレキシブル基材111における第1絶縁体領域である。領域A15のY方向における長さは、G5である。複数の孔110aからなる第1孔群のY方向における周期は、D5である。
一方、孔110bのX方向における長さは、W6である。孔110bのY方向における長さは、L6である。領域A16は、Y方向において隣接する2つの孔110bの間隔に相当する領域であり、フレキシブル基材111における第2絶縁体領域である。領域A16のY方向における長さは、G6である。領域A16のY方向における長さG6は、孔110b(第2孔)のY方向における長さL6よりも長い。複数の孔110bからなる第2孔群のY方向における周期は、D6である。
孔110bの長さW6、L6は、孔110aの長さW5、L5とそれぞれ同一である。第1孔群の周期D5は、第2孔群の周期D6と異なっている。Y方向において、領域A15の長さG5は、領域A16の長さG6よりも短い。
また、線P5及び線P6は、Y方向で隣接する2つ孔110aの中心点の位相を示す。図10における第1孔群と第2孔群では、Y方向における位相は、両端の孔については一致しているが、中間に位置する孔同士では異なっている。すなわち、Y方向において、第1孔群における複数の孔110aの配列と第2孔群における複数の孔110bの配列は、位相が異なる。
図10の場合も、第1実施形態と同様に、第1孔群における領域A15の少なくとも一部は、X方向において孔110bと隣接する。同様に、第2孔群における領域A16の少なくとも一部は、X方向において孔110aと隣接する。したがって、第1孔群の周期D5は、第2孔群の周期D6と異なっていてもよい。また、孔110aの個数は、孔110bの個数と異なっていてもよい。
図11の場合には、フレキシブル基材111側に、孔110aは5個、孔110bは4個設けられている。孔110aのX方向における長さは、W7である。孔110aのY方向における長さは、L7である。領域A17は、Y方向において隣接する2つの孔110aの間隔であり、フレキシブル基材111における第1絶縁体領域である。領域A15のY方向における長さは、G7である。複数の孔110aからなる第1孔群のY方向における周期は、D7である。
一方、孔110bのX方向における長さは、W8である。孔110bのY方向における長さは、L8である。領域A18は、Y方向において隣接する2つの孔110bの間隔であり、フレキシブル基材111における第2絶縁体領域である。領域A18のY方向における長さは、G8である。複数の孔110bからなる第2孔群のY方向における周期は、D8である。
孔110bの長さW8は、孔110aの長さW7と同一である。しかし、孔110bの長さL8は、孔110aの長さL7よりも長い。また、第1孔群の周期D7は、第2孔群の周期D8と異なっている。Y方向において、領域A17の長さG7は、領域A18の長さG8よりも長い。
また、線P7及び線P8は、Y方向で隣接する2つ孔110aの中心点の位相を示す。図11における第1孔群と第2孔群の間で、Y方向における位相は、両端の孔については一致しているが、中間に位置する孔同士では異なっている。
図11の場合も、第1実施形態と同様に、第1孔群における領域A17の少なくとも一部は、X方向において孔110bと隣接する。同様に、第2孔群における領域A18の少なくとも一部は、X方向において孔110aと隣接する。したがって、Y方向において、孔110aの長さL7は、孔110bの長さL8と異なっていてもよい。第1孔群の周期D7は、第2孔群の周期D8と異なっていてもよい。
図12の場合には、フレキシブル基材111側に、孔110aは1個、孔110bは2個設けられている。孔110aのX方向における長さは、W9である。孔110aのY方向における長さは、L9である。
一方、孔110bのX方向における長さは、W10である。孔110bのY方向における長さは、L10である。領域A19は、Y方向において隣接する2つの孔110bの間隔であり、フレキシブル基材111における絶縁体領域である。領域A19のY方向における長さは、G10である。孔110bの長さW10は、孔110aの長さW9と同一である。孔110bの長さL10は、孔110aの長さL9よりも短い。
線P9は、Y方向における孔110aの中心点の位相を示す。図12におけるY方向における孔110aの位相は、2つの孔110bの位相と異なっている。また、Y方向において、孔110aの長さL9は、領域A19の長さG10よりも長い。図12の場合も、第1実施形態と同様に、Y方向において孔110aに隣接して延在する領域の少なくとも一部は、X方向において孔110bに隣接する。したがって、孔110aの個数は、孔110bの個数と異なっていてもよい。
図13の場合には、図12と同様に、フレキシブル基材111側に、孔110aは1個、孔110bは2個設けられている。孔110aのX方向における長さは、W11である。孔110aのY方向における長さは、L11である。
一方、孔110bのX方向における長さは、W12である。孔110bのY方向における長さは、L12である。領域A20は、Y方向において隣接する2つの孔110bの間隔であり、フレキシブル基材111における絶縁体領域である。領域A20のY方向における長さは、G12である。孔110bの長さW12は、孔110aの長さW11と同一である。孔110bの長さL12は、孔110aの長さL11よりも長い。
線P10は、Y方向における孔110aの中心点の位相を示す。図13におけるY方向における孔110aの位相は、2つの孔110bの位相と異なっている。また、Y方向において、孔110aの長さL11は、領域A19の長さG12よりも短い。図13の場合も、第1実施形態と同様に、Y方向において孔110aに隣接して延在する領域の少なくとも一部は、X方向において孔110bに隣接する。同様に、領域A20は、X方向において孔110aに隣接する。したがって、孔110aの個数は、孔110bの個数と異なっていてもよい。Y方向において、孔110aの長さL11は、孔110bの長さL12と異なっていてもよい。
図14の場合には、フレキシブル基材111側に、孔110a及び孔110bは1個ずつ、X方向において離間して設けられている。孔110aのX方向における長さは、W13である。孔110aのY方向における長さは、L13である。
一方、孔110bのX方向における長さは、W14である。孔110bのY方向における長さは、L14である。孔110bの長さL14は、孔110aの長さL13よりも長い。
線P11は、Y方向における孔110aの中心点の位相を示す。Y方向における孔110aの位相は、孔110bの位相と同一である。しかし、Y方向において、孔110aの長さL13は、孔110bの長さL14よりも短い。このため、図14の場合も、第1実施形態と同様に、Y方向において孔110aに隣接して延在する領域の少なくとも一部は、X方向において孔110bに隣接する。したがって、孔110a及び孔110bの個数は、必ずしも複数個に限られず、単数であってもよい。
図15の場合には、図14と同様に、フレキシブル基材111側に、孔110a及び孔110bは1個ずつ、X方向において離間して設けられている。孔110aのX方向における長さは、W15である。孔110aのY方向における長さは、L15である。
一方、孔110bのX方向における長さは、W16である。孔110bのY方向における長さは、L16である。孔110bの長さW16、L16は、孔110aの長さW15、L15とそれぞれ同一である。
線P12は、Y方向における孔110aの中心点の位相を示す。図15におけるY方向における孔110aの位相は、孔110bの位相と異なる。また、孔110aと孔110bは、X方向において重ならないように配置されている。このため、図15の場合も、第1実施形態と同様に、Y方向において孔110aに隣接して延在する領域の少なくとも一部は、X方向において孔110bに隣接する。
孔110aを第1孔、孔110bを第2孔とした場合に、図10乃至図15に示した孔形成パターンでは、いずれのパターンにおいても、第1孔及び第2孔は、X方向で互いに離間して配置され、Y方向において第1孔に隣接する絶縁体領域は、Y方向において第2孔の少なくとも一部に隣接する。これは、上述した第1及び第2実施形態で説明した孔形成パターンと同様である。
このため、図10乃至図15に示したようにフレキシブル配線板110の少なくとも一方の面上に孔110a及び孔110bを形成した場合には、上述した第1及び第2実施形態と同様の効果を奏することができる。なお、フレキシブル配線板110の面上に複数の孔を形成するパターンは、上述したパターンのみに限られない。例えば、X方向において、孔110aの長さは、孔110bの長さと同一でなくてもよい。Y方向において孔110aに隣接する領域、すなわち、孔形成されていない領域が、X方向において孔110bと隣接するように配置されていればよい。また、Y方向において、第1孔群の孔の長さと第2孔群の孔の長さを異なるようにしてもよい。例えば、Y方向において、第1孔群における複数の孔110aの配列と第2孔群における複数の孔110bの配列は、位相が同一であり、かつ、Y方向において、孔110aの長さは、孔110bと異なるように形成してもよい。
[実施例1]
実施例1の撮像モジュール100として、図1、図2、図3及び図4に示す第1実施形態に係る撮像モジュール100を製造した。実施例1の撮像モジュール100では、枠124としては、樹脂であり、厚さ2mmのものを用いた。撮像センサ素子122としては、30mm×20mmの矩形状の平面形状を有するCMOSイメージセンサを用いた。カバーガラス123としては、28mm×38mmの矩形状の平面形状を有するものを用いた。
フレキシブル配線板110としては、フレキシブル基材111及びカバーレイ113の材質がポリイミド、フレキシブル配線層112及び第1の電極115の材質がCuであるものを用いた。フレキシブル基材111の厚さは25μm、カバーレイ113の厚さは12μm、フレキシブル配線層112の厚さは18μm、接着材114の厚さは18μmとした。接着材114としては、エポキシ系の接着材を用いた。カバーレイ113の先端の位置は、フレキシブル基材111の先端から1.5mm離れた位置とした。
フレキシブル配線層112は、ピッチ0.2mm、電極の幅0.1mm、配線数80とした。フレキシブル配線板110の幅は、ソルダーレジスト層121cの開口幅20mmより大きく、22mmとした。
孔形成領域A1は、カバーレイ113の先端の1mmから2mmまでの幅1mmの領域に形成した。孔形成領域A1のフレキシブル基材111上に孔110aを、カバーレイ113上に孔110bをそれぞれUVレーザ加工機で形成した。
孔110aは、フレキシブル配線層112が直下に形成されていないフレキシブル基材111の表面側から、深さ45μm、フレキシブル配線層112に孔の一部が掛かることが無いようにΦ75μm、配線に直交する方向にピッチ0.2mmで、79個形成し、配線方向にピッチ0.4mmで2列形成した。
孔110bは、フレキシブル配線層112が直下に形成されているカバーレイ113の表面側から、深さ10μm、Φ75μm、配線に直交する方向にピッチ0.2mmで、80個、1列を孔110aの中間の位置に形成した。すなわち、孔110bは、孔110aに対して0.1mm位相がずれている。
プリント配線板121としては、30mm×40mmの矩形状の外形を有し、プリント配線基材121aの材質がガラスエポキシ材、配線層121b及び第2の電極127の材質がCuであるものを用いた。配線層121b及び第2の電極127の厚さは約30μm、ソルダーレジスト層121cの厚さは約25μmとした。また、プリント配線板121を枠124と固定する接着剤としては、UV硬化性樹脂を用いた。枠124としては、50mm×60mmの外形を有するものを用いた。
フレキシブル配線板110の第1の電極115とプリント配線板121の第2の電極127とは、はんだ141により接続した。第2の電極127はピッチ0.2mm、電極の幅0.15mm、配線数80とした。また、第2の電極127が露出するソルダーレジスト層121cの開口121eは、1.1mm×20mmの大きさとした。一方、第1の電極115は、ピッチ0.2mm、電極の幅0.1mm、配線数80とした。フレキシブル配線板110の幅は、ソルダーレジスト層121cの開口幅20mmより大きく、22mmとした。電極ピッチ、電極の幅、電極間の幅、電極数の本数は、適宜、センサユニット120の仕様に合わせて設定した。
カバーレイ113とはんだ141との間隙は1mmとした。はんだ141としては、材質がSn-3.0-Ag-0.5Cuのものを用いた。手振れ補正ユニット130としては、85mm×70mmの矩形から70mm×55mmの矩形が切り欠かれたL字形状を有するものを用いた。
完成した実施例1の撮像モジュール100を搭載した撮像装置は、手振れ補正ユニット130の駆動を阻害することなく、フレキシブル配線板110とプリント配線板121との接続部140に生じる負荷を低減することができた。また、当該撮像装置は、接続部140における接続の信頼性と、撮像モジュール100に内蔵されたCMOSイメージセンサの光学性能を十分に保証できるものであった。
[実施例2]
実施例2の撮像モジュール100として、図5、図6A乃至図6D、図7及び図8に係る撮像モジュール100を製造した。実施例2の撮像モジュール100では、フレキシブル配線板110が、図8に示すように手振れ補正ユニット130と反対面に引き出され、一度折り返されたものとした。
フレキシブル配線板110としては、フレキシブル基材111及びカバーレイ113の材質がポリイミド、フレキシブル配線層112及び第1の電極115の材質がCuであるものを用いた。フレキシブル基材111の厚さは25μm、カバーレイ113の厚さは25μm、フレキシブル配線層112の厚さは18μm、接着材114の厚さは18μmとした。接着材114は、エポキシ系の接着材を用いた。カバーレイ113の先端の位置は、フレキシブル基材111の先端から1.5mm離れた位置とした。
孔形成領域A1は、カバーレイ113の先端の1mmから3mmまでの幅2mmの領域に形成した。孔形成領域A2は、カバーレイ113の先端10mmから14mmまでの幅4mmの領域に形成した。孔形成領域A1には、フレキシブル基材111上に孔110a及び孔110b、孔形成領域A2には、孔110c及び孔110dをそれぞれUVレーザ加工機で形成した。
孔110aは、フレキシブル配線層112が直下に形成されていないフレキシブル基材111の表面側から、深さ50μm、フレキシブル配線層112に孔の一部が掛かることが無いようにΦ75μm、配線に直交する方向にピッチ0.4mmで、40個形成し、配線方向にピッチ0.4mmで3列形成した。孔110bは、孔110aに対して0.2mm位相をずらして、フレキシブル配線層112が直下に形成されていないフレキシブル基材111の表面側から、深さ50μm、フレキシブル配線層112に孔の一部が掛かることが無いようにΦ75μm、配線に直交する方向にピッチ0.4mmで、39個形成し、配線方向にピッチ0.4mmで2列形成した。
孔110cは、孔110aと同様にして、フレキシブル配線層112が直下に形成されていないフレキシブル基材111の表面側から、深さ50μm、フレキシブル配線層112に孔の一部が掛かることが無いようにΦ75μm、配線に直交する方向にピッチ0.4mmで、40個形成し、配線方向にピッチ0.4mmで3列形成した。
孔110dは、孔110cに対して0.2mm位相をずらして、フレキシブル配線層112が直下に形成されていないフレキシブル基材111の表面側から、深さ50μm、フレキシブル配線層112に孔の一部が掛かることが無いようにΦ75μm、配線に直交する方向にピッチ0.4mmで、39個形成し、配線方向にピッチ0.4mmで2列形成した。
上記以外は実施例1と同様のものを用いた。完成した実施例2の撮像モジュール100を搭載した撮像装置は、内蔵するCMOSイメージセンサの光学性能を十分に保証できるものであった。また、完成した実施例2の撮像モジュール100を搭載した撮像装置は、フレキシブル配線板110が屈曲状態であっても、手振れ補正ユニット130の駆動を阻害することなく、フレキシブル配線板110とプリント配線板121との接続部140に生じる負荷を低減することができ、接続部140における接続の信頼性を十分に保証できるものであった。
[構造解析による評価]
本発明の効果を確認するため、フレキシブル配線板110とプリント配線板121とはんだ141を含む構造体を簡略化し、フレキシブル配線板110が折り返している構造の解析を行った例を示す。図16は、簡略化した構造体を示す斜視図である。解析においては、後述するように、フレキシブル配線板110のはんだ141と接続していない側の端面は、固定面117となる。
図17Aは、解析例1に係るフレキシブル配線板110の概略構成を示す上面図である。図17Bは、図17Aに示すG-G’線に沿った断面図である。解析例1におけるフレキシブル配線板110は、孔形成領域A1が存在しない構造である。
図18Aは、解析例2に係るフレキシブル配線板110の概略構成を示す上面図である。図18Bは、図18Aに示すG-G’線に沿った断面図である。解析例2におけるフレキシブル配線板110は、孔形成領域A1に複数の孔110aを1列のみ形成した構造である。
また、解析例3と解析例4は、孔形成領域A1に複数の孔を3列形成した構造である。
図19Aは、解析例3に係るフレキシブル配線板110の概略構成を示す上面図である。図19Bは、図19Aに示すG-G’線に沿った断面図である。解析例3におけるフレキシブル配線板110は、複数の孔110aが第1列C1から第3列C3まで同じ位相の構造である。
図20Aは、解析例4に係るフレキシブル配線板110の概略構成を示す上面図である。図20Bは、図20Aに示すG-G’線に沿った断面図である。解析例4におけるフレキシブル配線板110は、孔形成領域A1において第1列C1の複数の孔110aの位相は第3列C3の複数の孔110aの位相と同じであり、複数の孔110aの位相は第2列C2の複数の孔110bの位相と異なる。
さらに、解析例5と解析例6では、孔形成領域A1に加えて孔形成領域A2を形成した。
図21Aは、解析例5に係るフレキシブル配線板110の概略構成を示す上面図である。図21Bは、図21Aに示すG-G’線に沿った断面図である。解析例5におけるフレキシブル配線板110では、孔形成領域A1において第1列C1、第2列C2及び第3列C3の複数の孔110aの位相は同じである。孔形成領域A2において第4列C4、第5列C5、及び第6列C6の複数の孔110cの位相は同じである。そして、孔形成領域A1の複数の孔110aの位相は、孔形成領域A2の複数の孔110cの位相と同じである。すなわち、解析例5におけるフレキシブル配線板110には、孔形成領域A2に孔形成領域A1と同じ位相の構造が追加されている。
図22Aは、解析例6に係るフレキシブル配線板110の概略構成を示す上面図である。図22Bは、図22Aに示すG-G’線に沿った断面図である。解析例6におけるフレキシブル配線板110では、孔形成領域A1において第1列C1及び第3列C3の複数の孔110aの位相は同じである。しかし、第1列C1及び第3列C3の複数の孔110aの位相は、第2列C2の複数の孔110bの位相と異なる。また、孔形成領域A2において第4列C4及び第6列C6の複数の孔110cの位相は同じである。しかし、第4列C4及び第6列C6の複数の孔110cの位相は、第5列C5の複数の孔110dの位相と異なる。孔形成領域A1の複数の孔110aの位相は、孔形成領域A2の複数の孔110cの位相と同じである。孔形成領域A1の複数の孔110bの位相は、孔形成領域A2の複数の孔110dの位相と同じである。
評価に用いた構造解析手法について説明する。構造解析ソフトは、ANSYS Mechanical Enterprise Version19.1を使用した。構造解析は、3次元解析を行った。
次に、構造解析に用いたそれぞれの寸法等について説明する。プリント配線板121は、長さ23mm、幅3mm、厚さ0.8mmとした。フレキシブル配線板110は、フレキシブル基材111、フレキシブル配線層112、カバーレイ113を均一な厚さ50μmのポリイミド基板として簡略化し、長さ22mm、幅7mm、厚さ0.05mmとした。
はんだ141は、X方向においてプリント配線板121の中央の箇所で、フレキシブル配線板110の端から長さ1mmとし、Y方向においてフレキシブル配線板110の両端まで、Z方向のはんだ高さは50μmとした。折り返しの曲率Rは0.5mm、折り返したフレキシブル配線板110のZ方向の間隔Hは1mm、折り返して平坦になったX方向の長さLは2mmとした。
孔の形状は、すべての孔について0.1mm×0.1mmの四角形の貫通孔とした。孔の個数は、40個とした。孔110aのY方向のピッチは0.5mm、X方向の孔110aと孔110b、孔110cと孔110dの間隔は、0.25mmとした。解析例4と解析例6の孔110aと孔110b、及び孔110cと孔110dとは、0.25mm位相をずらしている。孔形成領域A1の位置は、X方向において孔110aの中心がはんだ141の接合端から0.5mm離れた位置とした。孔形成領域A2の位置は、X方向において孔110cの2列目の中心とフレキシブル配線板110の折れ曲がり中心とが一致する位置とした。
解析は、フレキシブル配線板110のはんだ141と接続していない側の端面を固定面117として、固定面117のY方向の中心を軸にθ方向に±1°回転させた場合の、解析例1から解析例6までの固定面117の反力を比較した。図23に構造解析による解析結果を示す。
図23において評価軸(縦軸)は、フレキシブル配線板110の面上に一つも孔を形成していない解析例1の評価値を100%として解析例2乃至6と比較した。図23に示すように、解析例1,2,3に対して、解析例4は、反力を低減できていることがわかる。すなわち、接続部140に掛かる応力が低減された効果を検証した。また、解析例5に対して解析例6は、反力を低減できていることがわかる。すなわち、接続部140に掛かる応力が低減された効果を検証した。
以上より、本発明によれば、フレキシブル配線板110の柔軟性を向上し、フレキシブル配線板110とプリント配線板121との接続部140における負荷を低減することができることが確認された。
以上、説明した実施形態は、技術思想を逸脱しない範囲において適宜変更が可能である。たとえば複数の実施形態を組み合わせることができる。また、少なくとも1つの実施形態の一部の事項の削除あるいは置換を行うことができる。また、少なくとも1つの実施形態に新たな事項の追加を行うことができる。
なお、本明細書の開示内容は、本明細書に明示的に記載したことのみならず、本明細書および本明細書に添付した図面から把握可能な全ての事項を含む。また本明細書の開示内容は、本明細書に記載した個別の概念の補集合を含んでいる。すなわち、本明細書に例えば「AはBである」旨の記載があれば、たとえ「AはBではない」旨の記載を省略していたとしても、本明細書は「AはBではない」旨を開示していると云える。なぜなら、「AはBである」旨を記載している場合には、「AはBではない」場合を考慮していることが前提だからである。
100・・・撮像モジュール
110・・・フレキシブル配線板
110a、110b、110c、110d・・・孔
111・・・フレキシブル基材
112・・・フレキシブル配線層
112a・・・露出部
113・・・カバーレイ
114・・・接着材
115・・・第1の電極
120・・・センサユニット
121・・・プリント配線板
121a・・・プリント配線基材
121b・・・配線層
121c・・・ソルダーレジスト層
121d・・・ビア
121e・・・開口
122・・・撮像センサ素子(イメージセンサ、半導体素子)
123・・・カバーガラス
124・・・枠
125・・・金属ワイヤ
126・・・ワイヤ用パッド
127・・・第2の電極
130・・・手振れ補正ユニット
131・・・枠
140・・・接続部
141・・・はんだ
150・・・画像処理ユニット
151・・・コネクタ
160・・・カメラ
A1、A2・・・孔形成領域

Claims (25)

  1. 絶縁体と、
    前記絶縁体に支持された配線層と、
    を備えるフレキシブル配線板であって、
    前記配線層の一端に設けられた、複数の接続端子を含む第1端子部と、
    前記配線層の他端に設けられた、複数の接続端子を含む第2端子部と、
    前記第1端子部から前記第2端子部に向かう第1方向の途中において、前記絶縁体に形成された第1孔及び第2孔と、を有し、
    前記第1孔及び前記第2孔は、前記第1方向において互いに離間して配置され、
    前記第1方向に交差する第2方向において前記第1孔に隣接する絶縁体領域は、前記第1方向において前記第2孔の少なくとも一部に隣接する、
    ことを特徴とするフレキシブル配線板。
  2. 前記絶縁体領域は、前記第1孔と、前記第2方向において前記第1孔に並んで配列された第3孔との間に位置する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル配線板。
  3. 前記第1方向からの側面視において、前記第2孔の少なくとも一部は、前記絶縁体領域に重なる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のフレキシブル配線板。
  4. 前記第2方向において、前記絶縁体領域の長さは、前記第2孔の長さよりも長い、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のフレキシブル配線板。
  5. 前記第2方向において、前記絶縁体領域の長さは、前記第2孔の長さよりも短い、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のフレキシブル配線板。
  6. 前記絶縁体領域を第1絶縁体領域として、前記第2方向において前記第2孔に隣接し、前記第1方向において前記第1孔の少なくとも一部に隣接する第2絶縁体領域の前記第2方向における長さは、前記第2孔の前記第2方向における長さよりも長い、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のフレキシブル配線板。
  7. 前記第2方向において、前記第1絶縁体領域の長さは、前記第2絶縁体領域の長さよりも長い、
    ことを特徴とする請求項6に記載のフレキシブル配線板。
  8. 前記第2方向において、前記第1絶縁体領域の長さは、前記第2絶縁体領域の長さよりも短い、
    ことを特徴とする請求項6に記載のフレキシブル配線板。
  9. 前記第1孔を含む複数の孔が所定の周期で前記第2方向に配列された第1孔群と、
    前記第2孔を含む複数の孔が所定の周期で前記第2方向に配列され、前記第1方向において前記第1孔群から離間して配置された第2孔群と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のフレキシブル配線板。
  10. 前記第1孔群の前記周期は、前記第2孔群の前記周期と同一である、
    ことを特徴とする請求項9に記載のフレキシブル配線板。
  11. 前記第1孔群の前記周期は、前記第2孔群の前記周期と異なる、
    ことを特徴とする請求項9に記載のフレキシブル配線板。
  12. 前記第2方向において、前記第1孔群における前記複数の孔の配列と前記第2孔群における前記複数の孔の配列は、位相が互いに異なる、
    ことを特徴とする請求項9に記載のフレキシブル配線板。
  13. 前記第2方向において、前記第1孔群における前記複数の孔の配列と前記第2孔群における前記複数の孔の配列は、位相が同一であり、
    前記第2方向において、前記第1孔の長さは、前記第2孔の長さと異なる、
    ことを特徴とする請求項9に記載のフレキシブル配線板。
  14. 複数の孔が所定の周期で前記第2方向に配列された第3孔群を有し、前記第3孔群は、平面視で前記第1方向において前記第2孔群を挟んで前記第1孔群とは反対側に配置されている、
    ことを特徴とする請求項9乃至13のいずれか一項に記載のフレキシブル配線板。
  15. 前記第3孔群の前記周期は、前記第1孔群の前記周期と同一であること、
    及び、
    前記第2方向において、前記第1孔群における前記複数の孔の配列と前記第3孔群における前記複数の孔の配列は、位相が同一であること、
    の少なくとも一方を満たす、
    ことを特徴とする請求項14に記載のフレキシブル配線板。
  16. 前記第1孔の前記第1方向における長さが、前記第1孔の前記第2方向における長さよりも長い、
    ことを特徴とする請求項1乃至15のいずれか一項に記載のフレキシブル配線板。
  17. 前記第1孔及び前記第2孔は、有底孔である、
    ことを特徴とする請求項1乃至16のいずれか一項に記載のフレキシブル配線板。
  18. 前記絶縁体は、第1絶縁体層と、第2絶縁体層とを含み、前記配線層が前記第1絶縁体層と前記第2絶縁体層との間に設けられており、
    前記第1孔及び前記第2孔は、前記第1絶縁体層を貫通し前記第2絶縁体層が底を成す有底孔である、
    ことを特徴とする請求項1乃至16のいずれか一項に記載のフレキシブル配線板。
  19. 前記絶縁体は、第1絶縁体層と、第2絶縁体層とを含み、前記配線層が前記第1絶縁体層と前記第2絶縁体層との間に設けられており、
    前記第1孔及び前記第2孔は、前記第1絶縁体層及び前記第2絶縁体層を貫通した貫通孔である、
    ことを特徴とする請求項1乃至16のいずれか一項に記載のフレキシブル配線板。
  20. 請求項1乃至19のいずれか一項に記載のフレキシブル配線板と、
    前記フレキシブル配線板の前記第1端子部に接続された第1ユニットと、
    前記フレキシブル配線板の前記第2端子部に接続された第2ユニットと、
    を備えることを特徴とするモジュール。
  21. 前記フレキシブル配線板は、前記第1孔及び前記第2孔が形成されている位置において屈曲している、
    ことを特徴とする請求項20に記載のモジュール。
  22. 前記フレキシブル配線板は、前記第1端子部に接触するはんだによって、前記第1ユニットに接続される、
    ことを特徴とする請求項20又は21に記載のモジュール。
  23. 前記第1ユニットは撮像素子を含む、
    ことを特徴とする請求項20乃至22のいずれか一項に記載のモジュール。
  24. 請求項20乃至23のいずれか一項に記載のモジュールと、
    前記第1ユニットを移動させる第3ユニットと、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  25. 請求項20乃至23のいずれか一項に記載のモジュールと、
    前記モジュールを収納する筐体と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
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