JP2022163497A - 洗浄料 - Google Patents

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JP2022163497A JP2021068457A JP2021068457A JP2022163497A JP 2022163497 A JP2022163497 A JP 2022163497A JP 2021068457 A JP2021068457 A JP 2021068457A JP 2021068457 A JP2021068457 A JP 2021068457A JP 2022163497 A JP2022163497 A JP 2022163497A
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陽香 三谷
Haruka Mitani
明日香 菅原
Asuka Sugawara
理絵 栗延
Rie KURINOBU
新一郎 中野
Shinichiro Nakano
ステファニー ファレンティナ
Valentina Stephanie
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Abstract


【課題】チューブ容器からのたれ落ちを防止し、かつ、使用感に優れた洗浄料の提供。
【解決手段】(A)炭素数12~18の高級脂肪酸、(B)中和剤、(C)脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤、および(D)水を含む、洗浄料であって、前記(C)脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤の含有量が、前記洗浄料の全量に対して、0.1質量%以上10.0質量%以下である洗浄料を用いる。
【選択図】なし

Description

本発明は、洗顔に適した洗浄料に関するものである。より詳細には、十分な洗浄力を発揮するだけでなく、使用感等に優れた洗浄料に関するものである。
洗顔等に用いられる洗浄料には、洗浄力と起泡性の観点から高級脂肪酸石鹸が配合されることが一般的である。そして、特に洗顔用洗浄料においては、洗浄力に加え、使用感や保湿性などを改善するために、界面活性剤、保湿剤およびその他の添加剤を組み合わせることが検討されている。
例えば、特許文献1では、洗浄力およびしっとり感等に優れる洗浄剤組成物として、(A)高級脂肪酸塩1~30重量%、(B)多価アルコール0.1~20重量%、(C)アクリル酸アルキル共重合体0.01~5重量%を含む、洗浄剤組成物が提案されている。また、特許文献2では、幅広い温度範囲での使用性、起泡性、泡質、および洗浄後の肌感に優れる洗浄剤組成物として、a)炭素数12~18の脂肪酸塩を38~50質量%、b)ヒドロキシプロピルデンプンリン酸を0.5~5質量%、c)炭素数4~6の多価アルコールを3~15質量%、d)グリセリンを7~20質量%含有し、c)成分の含有量(質量%)とd)成分の含有量(質量%)の比が、c/d<1であるクリーム状洗浄剤組成物が提案されている。しかしながら、依然として、従来の洗浄料に対して使用感等の性質のさらなる改良が求められている。
特開平11-189785号公報 特許第5673116号公報
本発明者らは、洗顔用等の洗浄料をチューブ容器に充填した商品の開発過程において、使用時にチューブ容器から洗浄料がたれ落ちし易いという課題を知見した。したがって、本発明の目的は、チューブ容器からのたれ落ちを防止し、かつ、使用感に優れる洗浄料を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、洗浄料において、炭素数12~18の高級脂肪酸、中和剤、脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤、および水を配合し、さらに脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤の配合量を調節することで、上記課題を解決できることを見出して、本発明を完成するに至った。
本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1] (A)炭素数12~18の高級脂肪酸、
(B)中和剤、
(C)脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤、および
(D)水
を含む、洗浄料であって、
前記(C)脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤の含有量が、前記洗浄料の全量に対して、0.1質量%以上10.0質量%以下である、
洗浄料。
[2] 前記(C)脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤が、ショ糖脂肪酸エステル、エチレングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、およびポリプロピレングリコール脂肪酸エステルからなる群から選択される少なくとも1種を含む、[1]に記載の洗浄料。
[3] 前記(C)脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤が、ラウリン酸プロピレングリコール、ラウリン酸ジエチレングリコール、トリ酢酸テトラステアリン酸スクロース、およびステアリン酸スクロースからなる群から選択される少なくとも1種と、ジステアリン酸エチレングリコールとを含む、[1]に記載の洗浄料。
[4] ラウリン酸プロピレングリコール、ラウリン酸ジエチレングリコール、トリ酢酸テトラステアリン酸スクロース、およびステアリン酸スクロースからなる群から選択される少なくとも1種の合計含有量が、0.1質量%以上8.0質量%以下であり、
ジステアリン酸エチレングリコールの含有量が、0.1質量%以上3.0質量%以下である、[3]に記載の洗浄料。
[5] 前記(A)炭素数12~18の高級脂肪酸の含有量が、前記洗浄料の全量に対して、10質量%以上60質量%以下である、[1]~[4]のいずれかに記載の洗浄料。
[6] (E)保湿剤をさらに含む、[1]~[5]のいずれかに記載の洗浄料。
[7] 前記(E)保湿剤の含有量が、前記洗浄料の全量に対して、5質量%以上40質量%以下である、[6]に記載の洗浄料。
[8] (F)両性界面活性剤をさらに含む、[1]~[7]のいずれかに記載の洗浄料。
[9] (G)カチオン性ポリマーをさらに含む、[1]~[8]のいずれかに記載の洗浄料。
[10] 皮膚用洗浄料である、[1]~[9]のいずれかに記載の洗浄料。
[11] 皮膚保湿用洗浄料である、[1]~[9]のいずれかに記載の洗浄料。
[12] チューブ容器に充填された、[1]~[11]のいずれかに記載の洗浄料。
本発明によれば、チューブ容器からのたれ落ちを防止し、かつ、使用感に優れた洗浄料が提供される。特に、本発明による洗浄料は、しっとりとした使用感に優れるものである。さらに、本発明による洗浄料は、高温および低温環境下での安定性が高く、製造適性に優れるものである。
[洗浄料]
本発明による洗浄料は、(A)炭素数12~18の高級脂肪酸、(B)中和剤、(C)脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤、および(D)水を必須成分として含むものである。さらに、本発明による洗浄料は、目的に応じて、(E)保湿剤、(F)両性界面活性剤、(G)カチオン性ポリマー、および他の成分を含んでもよい。本発明による洗浄料は、チューブ容器からのたれ落ちを防止し、製造適性に優れ、しっとりとした使用感に優れるものである。
((A)高級脂肪酸)
高級脂肪酸としては、洗浄料の材料として一般的に用いられている炭素数12~18の高級脂肪酸であれば特に限定されない。一般的に高級脂肪酸石鹸とよばれるものは、高級脂肪酸とその塩との混合物であり、本発明においても高級脂肪酸とその塩との混合物として用いることができる。
炭素数12~18の高級脂肪酸としては、直鎖、分枝、飽和、不飽和のいずれであってもよい。具体的には、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、イソミリスチン酸、イソパルミチン酸、イソステアリン酸の1種又は2種以上の組み合わせを使用することができる。これらの中でも、洗浄効果の観点から、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、およびステアリン酸の2種以上を組み合わせて用いることが好ましく、これら4種を組み合わせて用いることがより好ましい。
高級脂肪酸の含有量は、洗浄料の全量に対して、好ましくは10質量%以上60質量%以下であり、より好ましくは15質量%以上55質量%以下であり、さらに好ましくは20質量%以上50質量%以下である。高級脂肪酸の含有量が上記数値範囲内であれば、より良好な洗浄効果が得られる。
((B)中和剤)
中和剤としては、高級脂肪酸石鹸の材料として一般的に用いられている中和剤であれば特に限定されない。中和剤としては、例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属塩の水酸化物、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン、L-アルギニン、リジン、オルニチン等の塩基性アミノ酸、アンモニア水、水酸化アンモニウム、炭酸水素ナトリウム等が挙げられる。これらの中でも、水への溶解性、洗浄効果を良好にする観点から、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、アンモニア水、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン及びトリエタノールアミンから選択される1種又は2種以上が好ましく、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア水、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン及びトリエタノールアミンから選択される1種又は2種以上がより好ましく、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムから選択される1種又は2種が好ましい。
高級脂肪酸の塩としては、ラウリン酸カリウム、ミリスチン酸カリウム、パルミチン酸カリウム、およびステアリン酸カリウムを使用することが好ましく、これら4種の高級脂肪酸塩を全て含有することも好ましい。
高級脂肪酸の塩は、例えば高級脂肪酸を中和剤で中和することによって製造されるが、一般的に、完全に中和されるのではなく、生成物は未反応の高級脂肪酸も含んでいる。本発明において、高級脂肪酸の中和率は特に限定されないが、好ましくは60~90モル%であり、より好ましくは70~85モル%である。したがって、本発明による洗浄料において、好ましくは60~90モル%、より好ましくは70~85モル%の高級脂肪酸塩と、好ましくは10~40モル%、より好ましくは15~30モル%の高級脂肪酸とが含まれる。中和剤の含有量は特に限定されず、上記の中和率となるように、適宜、調節することができる。
((C)脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤)
脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤としては、例えば、ショ糖脂肪酸エステル、エチレングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリプロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、およびソルビタン脂肪酸エステル等が挙げられ、ショ糖脂肪酸エステル、エチレングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、およびポリプロピレングリコール脂肪酸エステルが好ましい。これらの中から、1種または2種以上を組み合わせて配合してもよい。また、脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤は、モノエステル型、ジエステル型、トリエステル型、およびテトラエステル型のいずれであってもよい。これらのエステルの脂肪酸は、飽和脂肪酸および不飽和脂肪酸のいずれでもよく、脂肪酸の炭素数は、好ましくは10以上20以下であり、より好ましくは12以上18以下である。例えば、脂肪酸としては、ラウリン酸やステアリン酸等が好ましい。
脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤の含有量は、洗浄料の全量に対して、好ましくは0.1質量%以上10.0質量%以下であり、より好ましくは0.5質量%以上9.5質量%以下であり、さらに好ましくは1.0質量%以上9.0質量%以下である。脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤の含有量が上記数値範囲内であれば、洗浄料の製造適性がより優れたものとなる。
本発明においては、脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性として、ラウリン酸プロピレングリコール、ラウリン酸ジエチレングリコール、トリ酢酸テトラステアリン酸スクロース、およびステアリン酸スクロースからなる群から選択される少なくとも1種と、ジステアリン酸エチレングリコールとを併用することが好ましい。これらを併用する場合、ラウリン酸プロピレングリコール、ラウリン酸ジエチレングリコール、トリ酢酸テトラステアリン酸スクロース、およびステアリン酸スクロースからなる群から選択される少なくとも1種の合計含有量は、好ましくは0.1質量%以上8.0質量%以下であり、より好ましくは0.5質量%以上7.5質量%以下であり、さらに好ましくは1.0質量%以上7.0質量%以下であり、ジステアリン酸エチレングリコールの含有量は、好ましくは0.1質量%以上4.0質量%以下であり、より好ましくは0.5質量%以上3.0質量%以下であり、さらに好ましくは1.0質量%以上2.5質量%以下である。これらの含有量が上記範囲内であれば、チューブ容器からのたれ落ちを防止し、製造適性により優れ、しっとりとした使用感により優れる洗浄料を得ることができる。
((D)水)
水としては、特に限定されるものではないが、化粧品、医薬部外品等に使用される水を使用することができ、例えば、精製水、イオン交換水、水道水等を使用することができる。
水の含有量は、水以外の成分の含有量に応じて適宜調節することができる。例えば、水の含有量は、洗浄料の全量に対して、好ましくは5質量%以上60質量%以下であり、より好ましくは5質量%以上50質量%以下であり、さらに好ましくは5質量%以上35質量%以下である。
((E)保湿剤)
保湿剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、1,3-ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル-12-ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl-ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等が挙げられる。これらの中から、1種または2種以上を組み合わせて配合してもよく、特に、グリセリンおよびジグリセリンの1種または2種を配合することが好ましい。
保湿剤の含有量は、洗浄料の全量に対して、好ましくは5質量%以上40質量%以下であり、より好ましくは10質量%以上35質量%以下であり、さらに好ましくは15質量%以上30質量%以下である。
((F)両性界面活性剤)
両性界面活性剤は、特に限定されるものではないが、例えば、2-ウンデシル-N,N,N-(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)-2-イミダゾリンナトリウム、2-ココイル-2-イミダゾリニウムヒドロキサイド-1-カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等のイミダゾリン系両性界面活性剤;2-ヘプタデシル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン、コカミドプロピルベタイン等のベタイン系界面活性剤等が挙げられる。これらの中でも、ベタイン系界面活性剤が好ましく、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインがより好ましい。
両性界面活性剤の含有量は、洗浄料の全量に対して、好ましくは0.1質量%以上10質量%以下であり、より好ましくは0.5質量%以上8.0質量%以下であり、さらに好ましくは1.0質量%以上5.0質量%以下である。
((G)カチオン性ポリマー)
カチオン性ポリマーは、特に限定されるものではないが、アミノ基や四級アンモニウム基を有する親水性ポリマーであることが好ましい。このようなポリマーは、セルロースなどの親水性ポリマーにアミノ基や四級アンモニウム基を有する置換基が付加したものや、カチオン性基を側鎖に有するアクリルアミドやジアリルジアルキル四級アンモニウム塩などを重合単位として含むコポリマーなどが挙げられる。これらのうち、ジアリルジアルキル四級アンモニウム塩を重合単位に含むコポリマーが好ましく、ジアリルジアルキル四級アンモニウム塩、およびアクリルアミドを重合単位に含むコポリマーがより好ましく、ジアリルジアルキル四級アンモニウム塩、およびアクリルアミドおよびアクリル酸を重合単位に含むコポリマーがさらに好ましい。
具体的には、カチオン化セルロース、カチオン化澱粉、ジアリルジアルキル四級アンモニウム塩/アクリルアミドコポリマー、ジアリルジアルキル四級アンモニウム塩/アクリルアミド/アクリル酸コポリマー等が挙げられ、ジアリルジアルキル四級アンモニウム塩/アクリルアミドコポリマー、ジアリルジアルキル四級アンモニウム塩/アクリルアミド/アクリル酸コポリマーが好ましく、ジアリルジアルキル四級アンモニウム塩/アクリルアミド/アクリル酸コポリマーがより好ましい。本発明において、カチオン性ポリマーは、カチオン性基を有することが必要であるが、ポリマー自体はカチオン性ポリマーである必要は無い。むしろ、本発明においては、ジアリルジアルキル四級アンモニウム塩/アクリルアミド/アクリル酸コポリマーのような両性ポリマーを用いると、より優れた効果を得ることができる傾向にある。
なお、本発明におけるカチオン性ポリマーは、曳糸性が低いものであることが好ましい。このようなカチオン性ポリマーは、洗浄料が水に接触したときに水中への拡散を容易にする、いわゆる水溶けを改良する効果があるものと考えられる。
本発明の洗浄料に含まれていてもよいカチオン性ポリマーの市販品としては、例えば、マーコート100(商品名:ナルコ社製、化粧品表示名称:ポリクオタニウム-6)、マーコート550(商品名:ナルコ社製、化粧品表示名称:ポリクオタニウム-7)、マーコート2200(商品名:ナルコ社製、化粧品表示名称:ポリクオタニウム-7)、マーコート3330(商品名:ナルコ社製、化粧品表示名称:ポリクオタニウム-39)等が挙げられる。
カチオン性ポリマーの含有量は、洗浄料の全量に対して、好ましくは0.1質量%以上3.0質量%以下であり、より好ましくは0.3質量%以上3.0質量%以下であり、さらに好ましくは0.5質量%以上2.0質量%以下である。
(その他の成分)
本発明による洗浄料は、上記成分の他、通常化粧品や医薬品の洗浄料に用いられる成分を配合することができ、常法に応じて製造される。その他の成分としては下記のようなものが挙げられる。その他の成分は、本発明の効果を奏する限り、下記成分の1種または2種以上をさらに配合して製造することができる。
粉末成分としては、例えば、無機粉末(例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素等);有機粉末(例えば、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等);無機白色顔料(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等);無機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等);無機褐色系顔料(例えば、γ-酸化鉄等);無機黄色系顔料(例えば、黄酸化鉄、黄土等);無機黒色系顔料(例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等);無機紫色系顔料(例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等);無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等);パール顔料(例えば、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等);金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等);ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号などの有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号等);天然色素(例えば、クロロフィル、β-カロチン等)等が挙げられる。
液体油脂としては、例えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン等が挙げられる。
固体油脂としては、例えば、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
ロウ類としては、例えば、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等が挙げられる。
炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
高級アルコールとしては、例えば、直鎖アルコール(例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等);分枝鎖アルコール(例えば、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2-デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等)等が挙げられる。
合成エステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12-ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ-2-エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N-アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ-2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ-2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ-2-エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2-エチルヘキサノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2-ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N-ラウロイル-L-グルタミン酸-2-オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ-2-ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ-2-エチルヘキシル、ミリスチン酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2-ヘキシルデシル、アジピン酸2-ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸2-エチルヘキシル、クエン酸トリエチル等が挙げられる。
シリコーン油としては、例えば、鎖状ポリシロキサン(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等);環状ポリシロキサン(例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等)、3次元網目構造を形成しているシリコーン樹脂、シリコーンゴム、各種変性ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等)等が挙げられる。
天然の水溶性高分子としては、例えば、植物系高分子(例えば、アラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸);微生物系高分子(例えば、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、ブルラン等);動物系高分子(例えば、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等)等が挙げられる。
半合成の水溶性高分子としては、例えば、デンプン系高分子(例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等);セルロース系高分子(メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末等);アルギン酸系高分子(例えば、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等)等が挙げられる。
合成の水溶性高分子としては、例えば、ビニル系高分子(例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー等);ポリオキシエチレン系高分子(例えば、ポリエチレングリコール20,000、40,000、60,000のポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体等);アクリル系高分子(例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等);ポリエチレンイミン;カチオンポリマー等が挙げられる。
増粘剤としては、例えば、アラビアガム、カラギーナン、カラヤガム、トラガカントガム、キャロブガム、クインスシード(マルメロ)、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、ペクチン酸ナトリウム、アラギン酸ナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、CMC、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、PVA、PVM、PVP、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ローカストビーンガム、グアガム、タマリントガム、ジアルキルジメチルアンモニウム硫酸セルロース、キサンタンガム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ベントナイト、ヘクトライト、ケイ酸A1Mg(ビーガム)、ラポナイト、無水ケイ酸等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えば、安息香酸系紫外線吸収剤(例えば、パラアミノ安息香酸(以下、PABAと略す)、PABAモノグリセリンエステル、N,N-ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N-ジエトキシPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAブチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル等);アントラニル酸系紫外線吸収剤(例えば、ホモメンチル-N-アセチルアントラニレート等);サリチル酸系紫外線吸収剤(例えば、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p-イソプロパノールフェニルサリシレート等);桂皮酸系紫外線吸収剤(例えば、オクチルシンナメート、エチル-4-イソプロピルシンナメート、メチル-2,5-ジイソプロピルシンナメート、エチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、メチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、プロピル-p-メトキシシンナメート、イソプロピル-p-メトキシシンナメート、イソアミル-p-メトキシシンナメート、オクチル-p-メトキシシンナメート(2-エチルヘキシル-p-メトキシシンナメート)、2-エトキシエチル-p-メトキシシンナメート、シクロヘキシル-p-メトキシシンナメート、エチル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、2-エチルヘキシル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、グリセリルモノ-2-エチルヘキサノイル-ジパラメトキシシンナメート等);ベンゾフェノン系紫外線吸収剤(例えば、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2,2’-ジヒドロキシ-4,4’-ジメトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’-テトラヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシ-4’-メチルベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸塩、4-フェニルベンゾフェノン、2-エチルヘキシル-4’-フェニル-ベンゾフェノン-2-カルボキシレート、2-ヒドロキシ-4-n-オクトキシベンゾフェノン、4-ヒドロキシ-3-カルボキシベンゾフェノン等);3-(4’-メチルベンジリデン)-d,l-カンファー、3-ベンジリデン-d,l-カンファー;2-フェニル-5-メチルベンゾキサゾール;2,2’-ヒドロキシ-5-メチルフェニルベンゾトリアゾール;2-(2’-ヒドロキシ-5’-t-オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール;2-(2’-ヒドロキシ-5’-メチルフェニルベンゾトリアゾール;ジベンザラジン;ジアニソイルメタン;4-メトキシ-4’-t-ブチルジベンゾイルメタン;5-(3,3-ジメチル-2-ノルボルニリデン)-3-ペンタン-2-オン等が挙げられる。
金属イオン封鎖剤としては、例えば、1-ヒドロキシエタン-1,1-ジフォスホン酸、1-ヒドロキシエタン-1,1-ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸3ナトリウム等が挙げられる。
低級アルコールとしては、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t-ブチルアルコール等が挙げられる。
単糖としては、例えば、三炭糖(例えば、D-グリセリルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン等);四炭糖(例えば、D-エリトロース、D-エリトルロース、D-トレオース、エリスリトール等);五炭糖(例えば、L-アラビノース、D-キシロース、L-リキソース、D-アラビノース、D-リボース、D-リブロース、D-キシルロース、L-キシルロース等);六炭糖(例えば、D-グルコース、D-タロース、D-ブシコース、D-ガラクトース、D-フルクトース、L-ガラクトース、L-マンノース、D-タガトース等);七炭糖(例えば、アルドヘプトース、ヘプロース等);八炭糖(例えば、オクツロース等);デオキシ糖(例えば、2-デオキシ-D-リボース、6-デオキシ-L-ガラクトース、6-デオキシ-L-マンノース等);アミノ糖(例えば、D-グルコサミン、D-ガラクトサミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等);ウロン酸(例えば、D-グルクロン酸、D-マンヌロン酸、L-グルロン酸、D-ガラクツロン酸、L-イズロン酸等)等が挙げられる。
オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、グンチアノース、ウンベリフェロース、ラクトース、プランテオース、イソリクノース類、α,α-トレハロース、ラフィノース、リクノース類、ウンビリシン、スタキオースベルバスコース類等が挙げられる。
多糖としては、例えば、セルロース、クインスシード、コンドロイチン硫酸、デンプン、ガラクタン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、アラビアガム、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、キサンタンガム、ムコイチン硫酸、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビーンガム、サクシノグルカン、カロニン酸等が挙げられる。
アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸(例えば、スレオニン、システイン等);塩基性アミノ酸(例えば、ヒドロキシリジン等)等が挙げられる。また、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシンナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム)、アシルグルタミン酸塩、アシルβ-アラニンナトリウム、グルタチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。
高分子エマルジョンとしては、例えば、アクリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマルジョン、アクリルレジン液、ポリアクリルアルキルエステルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン、天然ゴムラテックス等が挙げられる。
pH調製剤としては、例えば、乳酸-乳酸ナトリウム、クエン酸-クエン酸ナトリウム、コハク酸-コハク酸ナトリウム等の緩衝剤等が挙げられる。ビタミン類としては、例えば、ビタミンA、B1、B2、B6、C、E及びその誘導体、パントテン酸及びその誘導体、ビオチン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、トコフェロール類、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩等が挙げられる。酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられる。
その他の配合可能成分としては、例えば、防腐剤(エチルパラベン、ブチルパラベン等);消炎剤(例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等);美白剤(例えば、胎盤抽出物、ユキノシタ抽出物、アルブチン等);各種抽出物(例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等)、賦活剤(例えば、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等);血行促進剤(例えば、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β-ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、タンニン酸、α-ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ-オリザノール等);抗脂漏剤(例えば、硫黄、チアントール等);抗炎症剤(例えば、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリン等)等が挙げられる。
(用途)
本発明による洗浄料は、例えば、皮膚用洗浄料、皮膚保湿用洗浄料として好適に用いることができる。本発明による洗浄料は、特に、洗顔料として好適に用いることができる。また、本発明の商品形態は、特に限定されるものではないが、チューブ容器からのたれ落ちを防止できることから、チューブ容器に充填されたものであることが好ましい。
以下の例に基づいて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。配合量は特記しない限り、質量%で示す。
[実施例1~10、比較例1~2]
<洗浄料の調製>
表1に示される配合で、各実施例および比較例の洗浄料を調製した。なお、表1中、各成分の配合率は質量%である。
<洗浄料の評価>
上記で調製した洗浄料について、たれ落ち防止性、製造適性、およびしっとり感を以下の基準で評価を行った。
[たれ落ち防止性]
各洗浄料について、チューブ容器に充填した。チューブ容器からの洗浄料のたれ落ちについて、以下の通り評価した。具体的には、37℃状態においてチューブを逆さまにした状態で、中味が垂れ落ちてこないかを確認し、下記の評価基準により評価した。評価結果を表1に示す。評価結果が、A~C評価であれば、合格である。
<評価基準>
A:洗浄料の垂れ落ちがない
B:チューブ容器に力を入れない状態であれば、洗浄料の垂れ落ちがない
C:洗浄料の垂れ落ちはないが、チューブ容器の口元から洗浄料が多少出ている状態
D:洗浄料の垂れ落ちがある
[製造適性]
各洗浄料をチューブ容器に充填する際の製造適性について、以下の通り評価した。具体的には、製造時の洗浄料の撹拌が可能かどうかについて、下記の評価基準により評価した。評価結果を表1に示す。評価結果が、A~C評価であれば、合格である。
<評価基準>
A:製造時の洗浄料の撹拌に全く問題ない程度の増粘、またはほぼ増粘が見られない
B:製造時の洗浄料の撹拌に問題ない程度の増粘
C:洗浄料を高速で撹拌を行えば製造可能な程度の増粘
D:洗浄料の撹拌不可能
[しっとり感]
(評価方法)
30代~40代の女性で官能評価の訓練を受け、一定の基準で評価が可能な専門パネルを10名選定した。その専門パネルが、各洗浄料を、それぞれ洗顔に使用し、使用後のしっとり感を評価した。各洗浄料について、下記絶対評価にて5段階に評価し評価点を付け、各洗浄料におけるパネル全員の評価点合計から、その平均値を算出し、判定した。評価結果を表1に示す。評価結果が、A~C評価であれば、合格である。
<評価点>
5点:しっとり感を非常に良く感じる
4点:しっとり感を良く感じる
3点:しっとり感を感じる
2点:しっとり感をほとんど感じない
1点:しっとり感を全く感じない
<評価基準>
A:平均点が4.0点以上
B:平均点が3.5点以上4.0点未満
C:平均点が3.0点以上3.5点未満
D:平均点が3.0点未満
Figure 2022163497000001
上記の結果から、本発明による洗浄料は、たれ落ち防止性、製造適性、およびしっとりとした使用感に優れたものであることがわかる。また、比較例の結果を併せて考えると、本発明による洗浄料においては、(A)炭素数12~18の高級脂肪酸、(B)中和剤、および特定量の(C)脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤を同時に配合することで優れた効果を達成していることがわかる。さらに、(C)脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤として、ラウリン酸プロピレングリコール、ラウリン酸ジエチレングリコール、トリ酢酸テトラステアリン酸スクロース、およびステアリン酸スクロースからなる群から選択される少なくとも1種と、ジステアリン酸エチレングリコールとを同時に配合することで、製造適性がより向上することがわかる。一方、(C)脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤を配合しない場合には、しっとりとした使用感が悪化することが分かる。さらに、(C)脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤の配合量が多過ぎる場合には、製造適性が悪化することが分かる。

Claims (12)

  1. (A)炭素数12~18の高級脂肪酸、
    (B)中和剤、
    (C)脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤、および
    (D)水
    を含む、洗浄料であって、
    前記(C)脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤の含有量が、前記洗浄料の全量に対して、0.1質量%以上10.0質量%以下である、
    洗浄料。
  2. 前記(C)脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤が、ショ糖脂肪酸エステル、エチレングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、およびポリプロピレングリコール脂肪酸エステルからなる群から選択される少なくとも1種を含む、請求項1に記載の洗浄料。
  3. 前記(C)脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤が、ラウリン酸プロピレングリコール、ラウリン酸ジエチレングリコール、トリ酢酸テトラステアリン酸スクロース、およびステアリン酸スクロースからなる群から選択される少なくとも1種と、ジステアリン酸エチレングリコールとを含む、請求項1に記載の洗浄料。
  4. ラウリン酸プロピレングリコール、ラウリン酸ジエチレングリコール、トリ酢酸テトラステアリン酸スクロース、およびステアリン酸スクロースからなる群から選択される少なくとも1種の合計含有量が、0.1質量%以上8.0質量%以下であり、
    ジステアリン酸エチレングリコールの含有量が、0.1質量%以上3.0質量%以下である、請求項3に記載の洗浄料。
  5. 前記(A)炭素数12~18の高級脂肪酸の含有量が、前記洗浄料の全量に対して、10質量%以上60質量%以下である、請求項1~4のいずれか一項に記載の洗浄料。
  6. (E)保湿剤をさらに含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の洗浄料。
  7. 前記(E)保湿剤の含有量が、前記洗浄料の全量に対して、5質量%以上40質量%以下である、請求項6に記載の洗浄料。
  8. (F)両性界面活性剤をさらに含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の洗浄料。
  9. (G)カチオン性ポリマーをさらに含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の洗浄料。
  10. 皮膚用洗浄料である、請求項1~9のいずれか一項に記載の洗浄料。
  11. 皮膚保湿用洗浄料である、請求項1~9のいずれか一項に記載の洗浄料。
  12. チューブ容器に充填された、請求項1~11のいずれか一項に記載の洗浄品。
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