JP2023097392A - 起泡性洗浄料 - Google Patents
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Abstract
【課題】ピーリング効果を発揮できる酸性領域内に在りながら、温度変化安定性および泡質に優れる起泡性洗浄料の提供。【解決手段】(A)アニオン性界面活性剤、(B)両性界面活性剤、および(C)グリコール酸、乳酸、酒石酸、およびリンゴ酸からなる群から選択される少なくとも1種のα-ヒドロキシ酸を含む起泡性洗浄料であって、前記(A)成分の含有量と前記(B)成分の含有量の質量比が4:1~1:25であり、pHが2.0以上7.0以下であり、30℃での粘度が50000mPa・s以下である、起泡性洗浄料を用いる。【選択図】なし
Description
本発明は、起泡性洗浄料に関するものである。より詳細には、皮膚洗浄料に関するものである。
従来、起泡性洗浄料としては、泡立ち性能、洗浄力に優れるという点からアニオン性界面活性剤が主成分として配合されている。皮膚の洗浄の際には、皮膚上の汚れや代謝物を除去し、刺激発現の要因を取り除くとともに、保湿剤などの経皮吸収を促進させることを目的とする。しかし、皮膚上に古くなった角質細胞が存在することによる、かかる除去作業の阻害が問題となる。すなわち、皮膚上の汚れ等が、古くなった角質細胞の間に入り込んで除去しにくくなる現象である。この様な現象に対処するためには、古い角質細胞を除去する必要がある。このような問題に対して、特許文献1では、1種乃至は2種以上の高分子量のポリアルキレングリコール、アニオン性界面活性剤として脂肪酸石鹸、α-ヒドロキシ酸及び/又はその塩を含有する洗浄料が提案されている。また、特許文献2では、(a)少なくとも1種のヒドロキシ酸と、(b)少なくとも1種の塩基性アミノ酸と、(c)N-アシルアスパラギン酸及びその誘導体からなる群から選択される、少なくとも1種のアミノ酸系界面活性剤と、(d)水とを含み、前記(c)アミノ酸系界面活性剤の量が総質量に対して3質量%以上である洗浄組成物が提案されている。さらに、特許文献3では、(a)少なくとも1種のバイオサーファクタントと、(b)少なくとも1種の塩基性アミノ酸と、(c)少なくとも1種のα-ヒドロキシ酸とを含む洗浄組成物が提案されている。
しかし、本発明者らは、特許文献1に記載の洗浄料は、アニオン性界面活性剤として脂肪酸石鹸が30質量%程度配合されており、アルカリ性領域に在るため、酸性領域で機能を発揮するα-ヒドロキシ酸は十分なピーリング効果(皮膚の角質細胞の除去効果)が十分とは言えないことを知見した。また、本発明者らは、特許文献2に記載の洗浄組成物は、両性界面活性剤が配合されておらず、低温での温度安定性が十分とは言えないことを知見した。さらに、本発明者らは、特許文献3の表3に記載の洗浄組成物にはアニオン性界面活性剤および両性界面活性剤が配合されているが、アニオン性界面活性剤の含有量が両性界面活性剤の含有量に対して5倍程度と多く、低温での温度安定性が十分とは言えないことを知見した。そのため、依然として、ピーリング効果を発揮できる酸性領域内に在りながら、温度変化安定性(高温安定性もしくは低温安定性)および泡質に優れる起泡性洗浄料の開発が望まれている。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、起泡性洗浄料において、(A)アニオン性界面活性剤、(B)両性界面活性剤、および(C)グリコール酸、乳酸、酒石酸、およびリンゴ酸からなる群から選択される少なくとも1種のα-ヒドロキシ酸を同時に配合し、pHおよび粘度を調節し、さらに(A)成分の含有量と(B)成分の含有量の質量比を調節することで、上記課題を解決できることを見出して、本発明を完成するに至った。
本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1] (A)アニオン性界面活性剤、
(B)両性界面活性剤、および
(C)グリコール酸、乳酸、酒石酸、およびリンゴ酸からなる群から選択される少なくとも1種のα-ヒドロキシ酸、
を含む起泡性洗浄料であって、
前記(A)成分の含有量と前記(B)成分の含有量の質量比が4:1~1:25であり、
pHが2.0以上7.0以下であり、
30℃での粘度が50000mPa・s以下である、
起泡性洗浄料。
[2] 前記(C)成分の含有量が、前記起泡性洗浄料の全量に対して、0.001質量%以上である、[1]に記載の起泡性洗浄料。
[3] 前記(A)成分の含有量が、前記起泡性洗浄料の全量に対して、30質量%以下である、[1]または[2]に記載の起泡性洗浄料。
[4] 前記(B)成分の含有量が、前記起泡性洗浄料の全量に対して、1.0質量%以上30質量%以下である、[1]~[3]のいずれかに記載の起泡性洗浄料。
[5] 多価アルコールをさらに含む、[1]~[4]のいずれかに記載の起泡性洗浄料。
[6] pHが4.0以上6.5以下である、[1]~[5]のいずれかに記載の起泡性洗浄料。
[7] 30℃での粘度が10000mPa・s以下である、[1]~[6]のいずれかに記載の起泡性洗浄料。
[8] 皮膚洗浄料である、[1]~[7]のいずれかに記載の起泡性洗浄料。
[1] (A)アニオン性界面活性剤、
(B)両性界面活性剤、および
(C)グリコール酸、乳酸、酒石酸、およびリンゴ酸からなる群から選択される少なくとも1種のα-ヒドロキシ酸、
を含む起泡性洗浄料であって、
前記(A)成分の含有量と前記(B)成分の含有量の質量比が4:1~1:25であり、
pHが2.0以上7.0以下であり、
30℃での粘度が50000mPa・s以下である、
起泡性洗浄料。
[2] 前記(C)成分の含有量が、前記起泡性洗浄料の全量に対して、0.001質量%以上である、[1]に記載の起泡性洗浄料。
[3] 前記(A)成分の含有量が、前記起泡性洗浄料の全量に対して、30質量%以下である、[1]または[2]に記載の起泡性洗浄料。
[4] 前記(B)成分の含有量が、前記起泡性洗浄料の全量に対して、1.0質量%以上30質量%以下である、[1]~[3]のいずれかに記載の起泡性洗浄料。
[5] 多価アルコールをさらに含む、[1]~[4]のいずれかに記載の起泡性洗浄料。
[6] pHが4.0以上6.5以下である、[1]~[5]のいずれかに記載の起泡性洗浄料。
[7] 30℃での粘度が10000mPa・s以下である、[1]~[6]のいずれかに記載の起泡性洗浄料。
[8] 皮膚洗浄料である、[1]~[7]のいずれかに記載の起泡性洗浄料。
本発明によれば、ピーリング効果(皮膚の角質細胞の除去効果)を発揮できる酸性領域内に在りながら、温度変化安定性(高温安定性もしくは低温安定性)および泡質に優れる起泡性洗浄料が提供される。
[起泡性洗浄料]
本発明による起泡性洗浄料は、(A)アニオン性界面活性剤、(B)両性界面活性剤、および(C)α-ヒドロキシ酸を必須成分として含むものである。さらに、本発明による起泡性洗浄料は、目的に応じて、(D)ノニオン性界面活性剤、多価アルコールおよび他の成分を含んでもよい。本発明による起泡性洗浄料は、ピーリング効果を発揮できる酸性領域内に在りながら、温度変化安定性(高温安定性もしくは低温安定性)および泡質に優れるものである。
本発明による起泡性洗浄料は、(A)アニオン性界面活性剤、(B)両性界面活性剤、および(C)α-ヒドロキシ酸を必須成分として含むものである。さらに、本発明による起泡性洗浄料は、目的に応じて、(D)ノニオン性界面活性剤、多価アルコールおよび他の成分を含んでもよい。本発明による起泡性洗浄料は、ピーリング効果を発揮できる酸性領域内に在りながら、温度変化安定性(高温安定性もしくは低温安定性)および泡質に優れるものである。
本発明による起泡性洗浄料のpHは、2.0以上7.0以下であり、好ましくは2.5以上6.7以下であり、より好ましくは3.0以上6.5以下であり、さらに好ましくは3.5以上6.3以下であり、さらにより好ましくは4.0以上6.0以下である。起泡性洗浄料のpHが上記範囲内であれば、酸性領域内に在るため、α-ヒドロキシ酸のピーリング効果を十分に発揮することができる。
なお、起泡性洗浄料のpHの値は、品温30℃で、市販のpH測定器を用いて測定した値である。
なお、起泡性洗浄料のpHの値は、品温30℃で、市販のpH測定器を用いて測定した値である。
本発明による起泡性洗浄料の30℃での粘度は、50,000mPa・s以下であり、好ましくは20,000mPa・s以下であり、より好ましくは10,000mPa・s以下であり、さらに好ましくは8000mPa・s以下である。起泡性洗浄料の粘度が、上記範囲範囲内であれば、皮膚洗浄料として使用性に優れるため好適である。
なお、起泡性洗浄料の粘度の測定方法は、品温30℃で、BL型粘度計を使用し、500mPa・s未満の場合にローターNo.1、回転数60rpm、500mPa・s以上2500mPa・s未満の場合にローターNo.2、回転数12rpm、2500mPa・s以上10000mPa・s未満の場合にローターNo.3、12rpm、10000mPa・s以上の場合にローターNo.4、回転数12rpmの条件で、回転開始後1分後の示度により算出した値である。
なお、起泡性洗浄料の粘度の測定方法は、品温30℃で、BL型粘度計を使用し、500mPa・s未満の場合にローターNo.1、回転数60rpm、500mPa・s以上2500mPa・s未満の場合にローターNo.2、回転数12rpm、2500mPa・s以上10000mPa・s未満の場合にローターNo.3、12rpm、10000mPa・s以上の場合にローターNo.4、回転数12rpmの条件で、回転開始後1分後の示度により算出した値である。
((A)アニオン性界面活性剤)
アニオン性界面活性剤は、起泡性洗浄料の材料として一般的に用いられているアニオン性界面活性剤を用いることができる。アニオン性界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、硫酸塩型界面活性剤、リン酸塩型界面活性剤、アシルアミノ酸型界面活性剤、アシルタウリン型界面活性剤、およびアルキルグリコールカルボン酸型界面活性剤等が挙げられる。アシルアミノ酸型界面活性剤およびアシルタウリン型界面活性剤のアシル基としては、炭素数8~22の脂肪酸を選択することができる。炭素数8~22の脂肪酸としては、例えば、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、アラキジン酸、およびベヘン酸等を挙げることができる。また、アルキルグリコールカルボン酸型界面活性剤のアルキル基の炭素数は8~22であることが好ましく、10~20であることが好ましい。
アニオン性界面活性剤は、起泡性洗浄料の材料として一般的に用いられているアニオン性界面活性剤を用いることができる。アニオン性界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、硫酸塩型界面活性剤、リン酸塩型界面活性剤、アシルアミノ酸型界面活性剤、アシルタウリン型界面活性剤、およびアルキルグリコールカルボン酸型界面活性剤等が挙げられる。アシルアミノ酸型界面活性剤およびアシルタウリン型界面活性剤のアシル基としては、炭素数8~22の脂肪酸を選択することができる。炭素数8~22の脂肪酸としては、例えば、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、アラキジン酸、およびベヘン酸等を挙げることができる。また、アルキルグリコールカルボン酸型界面活性剤のアルキル基の炭素数は8~22であることが好ましく、10~20であることが好ましい。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリンエステル塩、アシルアミノ酸塩、アシルメチルタウリン塩、アルキルエーテルリン酸エステル塩等が挙げられる。具体的には、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリルリン酸ナトリウム、ラウリルリン酸カリウム、ラウリルリン酸トリエタノールアミン、ココイルグルタミン酸カリウム、ココイルグルタミン酸ナトリウム、ココイルタウリンナトリウム、ココイルメチルタウリンナトリウム、ココイルメチルタウリンタウリンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、ラウリルグリコール酢酸ナトリウム、ココイルメチルタウリントリエタノールアミン、パーム油脂肪酸エチルタウリントリエタノールアミン、ココイルタウリンマグネシウム、ココイルメチルタウリンマグネシウム、ラウロイルタウリンマグネシウム、ラウロイルメチルタウリンマグネシウム等が挙げられる。
アニオン性界面活性剤の含有量は、起泡性洗浄料の全量に対して、好ましくは30質量%以下であり、より好ましくは1.0質量%以上25質量%以下であり、より好ましくは2.0質量%以上20質量%以下である。アニオン性界面活性剤の含有量が上記数値範囲内であれば、温度安定性および泡質に優れる起泡性洗浄料が得られる。
((B)両性界面活性剤)
両性界面活性剤は、洗浄料の材料として一般的に用いられている両性界面活性剤を用いることができる。両性界面活性剤は、特に限定されるものではないが、例えば、コカミドプロピルベタイン、アルキルベタイン、イミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界面活性剤;2-ウンデシル-N,N,N-(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)-2-イミダゾリンナトリウム、2-ココイル-2-イミダゾリニウムヒドロキサイド-1-カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等のイミダゾリン系両性界面活性剤等が挙げられる。これらの中でも、ベタイン系界面活性剤が好ましく、コカミドプロピルベタイン、アルキルベタイン、およびイミダゾリニウムベタインがより好ましい。
両性界面活性剤は、洗浄料の材料として一般的に用いられている両性界面活性剤を用いることができる。両性界面活性剤は、特に限定されるものではないが、例えば、コカミドプロピルベタイン、アルキルベタイン、イミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界面活性剤;2-ウンデシル-N,N,N-(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)-2-イミダゾリンナトリウム、2-ココイル-2-イミダゾリニウムヒドロキサイド-1-カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等のイミダゾリン系両性界面活性剤等が挙げられる。これらの中でも、ベタイン系界面活性剤が好ましく、コカミドプロピルベタイン、アルキルベタイン、およびイミダゾリニウムベタインがより好ましい。
両性界面活性剤の含有量は、起泡性洗浄料の全量に対して、1.0質量%以上30質量%以下であり、好ましくは2.0質量%以上25質量%以下であり、より好ましくは3.0質量%以上20質量%以下である。両性界面活性剤の含有量が上記数値範囲内であれば、温度安定性および泡質に優れる起泡性洗浄料が得られる。
起泡性洗浄料中の(A)成分の含有量と(B)成分の含有量の質量比は、4:1~1:25であり、上限値は好ましくは1:20であり、より好ましくは1:15であり、さらに好ましくは1:10であり、さらにより好ましくは1:7である。(A)成分の含有量と(B)成分の含有量の質量比が上記数値範囲内であれば、温度安定性および泡質に優れる起泡性洗浄料が得られる。
((C))α-ヒドロキシ酸
本発明による起泡性洗浄料に用いるα-ヒドロキシ酸としては、グリコール酸、乳酸、酒石酸、およびリンゴ酸が挙げられる。これらの中から、1種または2種以上を組み合わせて配合してもよい。従来、起泡性洗浄料、特に固形石鹸にはグリコール酸等のα-ヒドロキシ酸が配合されていたが、α-ヒドロキシ酸の機能は酸性領域で発揮されるため、アルカリ性である固形石鹸中ではα-ヒドロキシ酸のピーリング効果が十分に発揮されていなかった。そこで、本発明においては、起泡性洗浄料の処方を改良し、pHを酸性領域に調節することで、α-ヒドロキシ酸のピーリング効果を十分に発揮させることができた。
本発明による起泡性洗浄料に用いるα-ヒドロキシ酸としては、グリコール酸、乳酸、酒石酸、およびリンゴ酸が挙げられる。これらの中から、1種または2種以上を組み合わせて配合してもよい。従来、起泡性洗浄料、特に固形石鹸にはグリコール酸等のα-ヒドロキシ酸が配合されていたが、α-ヒドロキシ酸の機能は酸性領域で発揮されるため、アルカリ性である固形石鹸中ではα-ヒドロキシ酸のピーリング効果が十分に発揮されていなかった。そこで、本発明においては、起泡性洗浄料の処方を改良し、pHを酸性領域に調節することで、α-ヒドロキシ酸のピーリング効果を十分に発揮させることができた。
α-ヒドロキシ酸の含有量は、起泡性洗浄料の全量に対して、好ましくは0.001質量%以上であり、より好ましくは0.1質量%以上15質量%以下であり、さらに好ましくは0.5質量%以上10質量%以下である。α-ヒドロキシ酸の含有量が上記数値範囲内であれば、ピーリング効果に優れる起泡性洗浄料が得られる。
(多価アルコール)
多価アルコールとしては、例えば、2価のアルコール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,2-ブチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3-ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2-ブテン-1,4-ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等);3価のアルコール(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン等);4価アルコール(例えば、1,2,6-ヘキサントリオール等のペンタエリスリトール等);5価アルコール(例えば、キシリトール等);6価アルコール(例えば、ソルビトール、マンニトール等);2価のアルコールアルキルエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2-メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等);2価アルコールアルキルエーテル類(例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等);2価アルコールエーテルエステル(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアセテート等);グリセリンモノアルキルエーテル(例えば、キシルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等);多価アルコール重合体(例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等)等が挙げられる。多価アルコール重合体の分子量は特に限定されるものではないが、1000以下であるものが好ましく、500以下であるものが好ましい。多価アルコールとしては、上記の中から1種または2種以上を組み合わせて配合することができる。これらの中でも、グリセリン、ソルビトールおよびポリエチレングリコールからなる群から選択される少なくとも1種を用いることが好ましい。
多価アルコールとしては、例えば、2価のアルコール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,2-ブチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3-ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2-ブテン-1,4-ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等);3価のアルコール(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン等);4価アルコール(例えば、1,2,6-ヘキサントリオール等のペンタエリスリトール等);5価アルコール(例えば、キシリトール等);6価アルコール(例えば、ソルビトール、マンニトール等);2価のアルコールアルキルエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2-メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等);2価アルコールアルキルエーテル類(例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等);2価アルコールエーテルエステル(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアセテート等);グリセリンモノアルキルエーテル(例えば、キシルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等);多価アルコール重合体(例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等)等が挙げられる。多価アルコール重合体の分子量は特に限定されるものではないが、1000以下であるものが好ましく、500以下であるものが好ましい。多価アルコールとしては、上記の中から1種または2種以上を組み合わせて配合することができる。これらの中でも、グリセリン、ソルビトールおよびポリエチレングリコールからなる群から選択される少なくとも1種を用いることが好ましい。
多価アルコールの含有量は、起泡性洗浄料の全量に対して、好ましくは0.1質量%以上10質量%以下であり、より好ましくは1質量%以上5質量%以下である。
(水)
起泡性洗浄料に配合する水としては、特に限定されるものではないが、化粧品、医薬部外品等に使用される水を使用することができ、例えば、精製水、イオン交換水、水道水等を使用することができる。
起泡性洗浄料に配合する水としては、特に限定されるものではないが、化粧品、医薬部外品等に使用される水を使用することができ、例えば、精製水、イオン交換水、水道水等を使用することができる。
水の含有量は、水以外の成分の含有量に応じて適宜調節することができる。例えば、水の含有量は、起泡性洗浄料の全量に対して、好ましくは30質量%以上90質量%以下であり、より好ましくは50質量%以上85質量%以下である。
(その他の成分)
本発明による起泡性洗浄料は、上記成分の他、従来公知の起泡性洗浄料に用いられる成分を配合することができる。その他の成分としては下記で例示する粉末成分、液体油脂、固体油脂、ロウ類、炭化水素油、合成エステル油、シリコーン油、水溶性高分子、増粘剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、単糖、オリゴ糖、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調整剤、ビタミン類、酸化防止剤、ノニオン性界面活性剤、防腐剤、消炎剤、美白剤、各種抽出物、賦活剤、血行促進剤、抗脂漏剤、および抗炎症剤等が挙げられる。その他の成分は、本発明の効果を奏する限り、下記成分の1種または2種以上をさらに配合して製造することができる。
本発明による起泡性洗浄料は、上記成分の他、従来公知の起泡性洗浄料に用いられる成分を配合することができる。その他の成分としては下記で例示する粉末成分、液体油脂、固体油脂、ロウ類、炭化水素油、合成エステル油、シリコーン油、水溶性高分子、増粘剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、単糖、オリゴ糖、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調整剤、ビタミン類、酸化防止剤、ノニオン性界面活性剤、防腐剤、消炎剤、美白剤、各種抽出物、賦活剤、血行促進剤、抗脂漏剤、および抗炎症剤等が挙げられる。その他の成分は、本発明の効果を奏する限り、下記成分の1種または2種以上をさらに配合して製造することができる。
粉末成分としては、例えば、無機粉末(例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素等);有機粉末(例えば、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等);無機白色顔料(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等);無機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等);無機褐色系顔料(例えば、γ-酸化鉄等);無機黄色系顔料(例えば、黄酸化鉄、黄土等);無機黒色系顔料(例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等);無機紫色系顔料(例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等);無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等);パール顔料(例えば、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等);金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等);ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号などの有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号等);天然色素(例えば、クロロフィル、β-カロチン等)等が挙げられる。
液体油脂としては、例えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン等が挙げられる。
固体油脂としては、例えば、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
ロウ類としては、例えば、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等が挙げられる。
炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
合成エステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12-ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ-2-エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N-アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ-2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ-2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ-2-エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2-エチルヘキサノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2-ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N-ラウロイル-L-グルタミン酸-2-オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ-2-ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ-2-エチルヘキシル、ミリスチン酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2-ヘキシルデシル、アジピン酸2-ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸2-エチルヘキシル、クエン酸トリエチル等が挙げられる。
シリコーン油としては、例えば、鎖状ポリシロキサン(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等);環状ポリシロキサン(例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等)、3次元網目構造を形成しているシリコーン樹脂、シリコーンゴム、各種変性ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等)等が挙げられる。
水溶性高分子としては、例えば、デンプン系高分子(例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等);セルロース系高分子(メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末等);アルギン酸系高分子(例えば、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等)等が挙げられる。
増粘剤としては、例えば、アラビアガム、カラギーナン、カラヤガム、トラガカントガム、キャロブガム、クインスシード(マルメロ)、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、ペクチン酸ナトリウム、アラギン酸ナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、CMC、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、PVA、PVM、PVP、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ローカストビーンガム、グアガム、タマリントガム、ジアルキルジメチルアンモニウム硫酸セルロース、キサンタンガム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ベントナイト、ヘクトライト、ケイ酸A1Mg(ビーガム)、ラポナイト、無水ケイ酸等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えば、安息香酸系紫外線吸収剤(例えば、パラアミノ安息香酸(以下、PABAと略す)、PABAモノグリセリンエステル、N,N-ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N-ジエトキシPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAブチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル等);アントラニル酸系紫外線吸収剤(例えば、ホモメンチル-N-アセチルアントラニレート等);サリチル酸系紫外線吸収剤(例えば、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p-イソプロパノールフェニルサリシレート等);桂皮酸系紫外線吸収剤(例えば、オクチルシンナメート、エチル-4-イソプロピルシンナメート、メチル-2,5-ジイソプロピルシンナメート、エチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、メチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、プロピル-p-メトキシシンナメート、イソプロピル-p-メトキシシンナメート、イソアミル-p-メトキシシンナメート、オクチル-p-メトキシシンナメート(2-エチルヘキシル-p-メトキシシンナメート)、2-エトキシエチル-p-メトキシシンナメート、シクロヘキシル-p-メトキシシンナメート、エチル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、2-エチルヘキシル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、グリセリルモノ-2-エチルヘキサノイル-ジパラメトキシシンナメート等);ベンゾフェノン系紫外線吸収剤(例えば、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2,2’-ジヒドロキシ-4,4’-ジメトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’-テトラヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシ-4’-メチルベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸塩、4-フェニルベンゾフェノン、2-エチルヘキシル-4’-フェニル-ベンゾフェノン-2-カルボキシレート、2-ヒドロキシ-4-n-オクトキシベンゾフェノン、4-ヒドロキシ-3-カルボキシベンゾフェノン等);3-(4’-メチルベンジリデン)-d,l-カンファー、3-ベンジリデン-d,l-カンファー;2-フェニル-5-メチルベンゾキサゾール;2,2’-ヒドロキシ-5-メチルフェニルベンゾトリアゾール;2-(2’-ヒドロキシ-5’-t-オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール;2-(2’-ヒドロキシ-5’-メチルフェニルベンゾトリアゾール;ジベンザラジン;ジアニソイルメタン;4-メトキシ-4’-t-ブチルジベンゾイルメタン;5-(3,3-ジメチル-2-ノルボルニリデン)-3-ペンタン-2-オン等が挙げられる。
金属イオン封鎖剤としては、例えば、1-ヒドロキシエタン-1,1-ジフォスホン酸、1-ヒドロキシエタン-1,1-ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸3ナトリウム等が挙げられる。
低級アルコールとしては、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t-ブチルアルコール等が挙げられる。
単糖としては、例えば、三炭糖(例えば、D-グリセリルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン等);四炭糖(例えば、D-エリトロース、D-エリトルロース、D-トレオース、エリスリトール等);五炭糖(例えば、L-アラビノース、D-キシロース、L-リキソース、D-アラビノース、D-リボース、D-リブロース、D-キシルロース、L-キシルロース等);六炭糖(例えば、D-グルコース、D-タロース、D-ブシコース、D-ガラクトース、D-フルクトース、L-ガラクトース、L-マンノース、D-タガトース等);七炭糖(例えば、アルドヘプトース、ヘプロース等);八炭糖(例えば、オクツロース等);デオキシ糖(例えば、2-デオキシ-D-リボース、6-デオキシ-L-ガラクトース、6-デオキシ-L-マンノース等);アミノ糖(例えば、D-グルコサミン、D-ガラクトサミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等);ウロン酸(例えば、D-グルクロン酸、D-マンヌロン酸、L-グルロン酸、D-ガラクツロン酸、L-イズロン酸等)等が挙げられる。
オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、グンチアノース、ウンベリフェロース、ラクトース、プランテオース、イソリクノース類、α,α-トレハロース、ラフィノース、リクノース類、ウンビリシン、スタキオースベルバスコース類等が挙げられる。
アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸(例えば、スレオニン、システイン等);塩基性アミノ酸(例えば、ヒドロキシリジン等)等が挙げられる。また、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシンナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム)、アシルグルタミン酸塩、アシルβ-アラニンナトリウム、グルタチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。
有機アミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチル-1,3-プロパンジオール、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール等が挙げられる。
高分子エマルジョンとしては、例えば、アクリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマルジョン、アクリルレジン液、ポリアクリルアルキルエステルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン、天然ゴムラテックス等が挙げられる。
pH調整剤としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、クエン酸-クエン酸ナトリウム、コハク酸-コハク酸ナトリウム等が挙げられる。
ビタミン類としては、例えば、ビタミンA、B1、B2、B6、C、E及びその誘導体、パントテン酸及びその誘導体、ビオチン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、トコフェロール類、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩等が挙げられる。酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられる。
ノニオン性界面活性剤としては、起泡性洗浄料の材料として一般的に用いられているノニオン性界面活性剤を用いることができる。ノニオン性界面活性剤としては、例えば、ショ糖脂肪酸エステル、エチレングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリプロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、およびソルビタン脂肪酸エステル等の脂肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤が挙げられる。
その他の配合可能成分としては、例えば、防腐剤(エチルパラベン、ブチルパラベン等);消炎剤(例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等);美白剤(例えば、胎盤抽出物、ユキノシタ抽出物、アルブチン等);各種抽出物(例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等)、賦活剤(例えば、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等);血行促進剤(例えば、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β-ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、タンニン酸、α-ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ-オリザノール等);抗脂漏剤(例えば、硫黄、チアントール等);抗炎症剤(例えば、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリン等)等が挙げられる。
(用途)
本発明による起泡性洗浄料は、従来公知の洗浄用途に用いることができ、特に皮膚洗浄料として好適に用いることができる。例えば、従来公知の洗浄料用のポンプフォーマー容器に充填された形態で用いることができる。具体的には、洗顔料、ボディソープ、ハンドソープ等の形態で好適に提供される。
本発明による起泡性洗浄料は、従来公知の洗浄用途に用いることができ、特に皮膚洗浄料として好適に用いることができる。例えば、従来公知の洗浄料用のポンプフォーマー容器に充填された形態で用いることができる。具体的には、洗顔料、ボディソープ、ハンドソープ等の形態で好適に提供される。
以下の例に基づいて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。配合量は特記しない限り、質量%で示す。
[実施例1~13、比較例1]
<起泡性洗浄料の調製例1>
表1、2に示される配合で、各実施例および比較例の起泡性洗浄料を調製した。なお、表1、2中、各成分の配合率は質量%である。
<起泡性洗浄料の調製例1>
表1、2に示される配合で、各実施例および比較例の起泡性洗浄料を調製した。なお、表1、2中、各成分の配合率は質量%である。
<起泡性洗浄料の評価1>
上記で調製した起泡性洗浄料について、pH、ピーリング効果、高温安定性、粘度、および泡質を以下の基準で評価を行った。評価結果を表1、2に示した。
上記で調製した起泡性洗浄料について、pH、ピーリング効果、高温安定性、粘度、および泡質を以下の基準で評価を行った。評価結果を表1、2に示した。
[pH]
<評価方法>
各起泡性洗浄料のpHを30℃でpH測定器を用いて測定した。
<評価方法>
各起泡性洗浄料のpHを30℃でpH測定器を用いて測定した。
[ピーリング効果]
<評価方法>
各起泡性洗浄料のピーリング効果(皮膚の角質細胞の除去効果)について、各起泡性洗浄料のpHとα-ヒドロキシ酸の濃度から総合的に判断し、下記の基準で評価した。評価結果が、A~D評価であれば、合格である。
<評価基準>
A:ピーリング効果が非常に良く発揮され易い。
B:ピーリング効果が良く発揮され易い。
C:ピーリング効果が発揮され易い。
D:ピーリング効果がやや発揮され易い。
E:ピーリング効果が発揮され難い。
<評価方法>
各起泡性洗浄料のピーリング効果(皮膚の角質細胞の除去効果)について、各起泡性洗浄料のpHとα-ヒドロキシ酸の濃度から総合的に判断し、下記の基準で評価した。評価結果が、A~D評価であれば、合格である。
<評価基準>
A:ピーリング効果が非常に良く発揮され易い。
B:ピーリング効果が良く発揮され易い。
C:ピーリング効果が発揮され易い。
D:ピーリング効果がやや発揮され易い。
E:ピーリング効果が発揮され難い。
[高温安定性]
<評価方法>
各起泡性洗浄料の高温安定性について、以下の通り評価した。具体的には、各起泡性洗浄料を60℃で2週間保存した後、外観について評価を行った。評価結果が、A~B評価であれば、合格である。
<評価基準>
A:起泡性洗浄料の外観に変化は無く、問題無かった。
B:起泡性洗浄料の中に析出が確認されたが、室温に戻すと溶解した。
C:起泡性洗浄料の中に析出が確認され、室温に戻しても溶解しなかった。
<評価方法>
各起泡性洗浄料の高温安定性について、以下の通り評価した。具体的には、各起泡性洗浄料を60℃で2週間保存した後、外観について評価を行った。評価結果が、A~B評価であれば、合格である。
<評価基準>
A:起泡性洗浄料の外観に変化は無く、問題無かった。
B:起泡性洗浄料の中に析出が確認されたが、室温に戻すと溶解した。
C:起泡性洗浄料の中に析出が確認され、室温に戻しても溶解しなかった。
[粘度]
<評価方法>
各起泡性洗浄料50~200mLを30±1℃にした後、BL型粘度計を使用し、500mPa・s未満の場合にローターNo.1、回転数60rpm、500mPa・s以上2500mPa・s未満の場合にローターNo.2、回転数12rpm、2500mPa・s以上10000mPa・s未満の場合にローターNo.3、12rpm、10000mPa・s以上の場合にローターNo.4、回転数12rpmの条件で、回転開始後1分後の粘度(mPa・s)を測定した。測定結果が、50,000mPa・s以下であれば、合格である。
<評価方法>
各起泡性洗浄料50~200mLを30±1℃にした後、BL型粘度計を使用し、500mPa・s未満の場合にローターNo.1、回転数60rpm、500mPa・s以上2500mPa・s未満の場合にローターNo.2、回転数12rpm、2500mPa・s以上10000mPa・s未満の場合にローターNo.3、12rpm、10000mPa・s以上の場合にローターNo.4、回転数12rpmの条件で、回転開始後1分後の粘度(mPa・s)を測定した。測定結果が、50,000mPa・s以下であれば、合格である。
[泡質]
(評価方法)
30代~40代の女性で官能評価の訓練を受け、一定の基準で評価が可能な専門パネルを3名選定した。その専門パネル3名が、各起泡性洗浄料を泡立てて、下記評価基準に基づいて泡質を評価した。具体的には、下記絶対評価にて5段階に評価し、各起泡性洗浄料におけるパネル全員の評価点合計から、その平均値を算出し、判定した。評価結果が、A~B評価であれば、合格である。
<評価点>
5点:泡質が良かった。
4点:泡質がやや良かった。
3点:泡質が普通であった。
2点:泡質がやや悪かった。
1点:泡質が悪かった。
<評価基準>
A:平均点が3.5点以上
B:平均点が2.5点以上3.5点未満
C:平均点が2.5点未満
(評価方法)
30代~40代の女性で官能評価の訓練を受け、一定の基準で評価が可能な専門パネルを3名選定した。その専門パネル3名が、各起泡性洗浄料を泡立てて、下記評価基準に基づいて泡質を評価した。具体的には、下記絶対評価にて5段階に評価し、各起泡性洗浄料におけるパネル全員の評価点合計から、その平均値を算出し、判定した。評価結果が、A~B評価であれば、合格である。
<評価点>
5点:泡質が良かった。
4点:泡質がやや良かった。
3点:泡質が普通であった。
2点:泡質がやや悪かった。
1点:泡質が悪かった。
<評価基準>
A:平均点が3.5点以上
B:平均点が2.5点以上3.5点未満
C:平均点が2.5点未満
[実施例14]
<起泡性洗浄料の調製例2>
表3に示される配合で、各実施例および比較例の起泡性洗浄料を調製した。なお、実施例14の起泡性洗浄料は、実施例3の起泡性洗浄料を水で2/3に希釈した配合である。なお、表3中、各成分の配合率は質量%である。
<起泡性洗浄料の調製例2>
表3に示される配合で、各実施例および比較例の起泡性洗浄料を調製した。なお、実施例14の起泡性洗浄料は、実施例3の起泡性洗浄料を水で2/3に希釈した配合である。なお、表3中、各成分の配合率は質量%である。
<起泡性洗浄料の評価2>
上記で調製した起泡性洗浄料について、<起泡性洗浄料の評価1>と同様にしてpH、ピーリング効果、高温安定性、および粘度、および泡質を評価した。なお、泡質の評価の際には、起泡性洗浄料をポンプフォーマー容器に充填した後、吐出して泡質を評価した。評価結果を表3に示した。
上記で調製した起泡性洗浄料について、<起泡性洗浄料の評価1>と同様にしてpH、ピーリング効果、高温安定性、および粘度、および泡質を評価した。なお、泡質の評価の際には、起泡性洗浄料をポンプフォーマー容器に充填した後、吐出して泡質を評価した。評価結果を表3に示した。
[実施例15~22、比較例2~6]
<起泡性洗浄料の調製例3>
表4、5に示される配合で、各実施例および比較例の起泡性洗浄料を調製した。なお、表4、5中、各成分の配合率は質量%である。
<起泡性洗浄料の調製例3>
表4、5に示される配合で、各実施例および比較例の起泡性洗浄料を調製した。なお、表4、5中、各成分の配合率は質量%である。
<起泡性洗浄料の評価3>
上記で調製した起泡性洗浄料について、<起泡性洗浄料の評価1>と同様にしてpH、ピーリング効果、粘度、および泡質を評価した。評価結果を表4、5に示した。また、下記の方法で低温安定性を評価した。
上記で調製した起泡性洗浄料について、<起泡性洗浄料の評価1>と同様にしてpH、ピーリング効果、粘度、および泡質を評価した。評価結果を表4、5に示した。また、下記の方法で低温安定性を評価した。
[低温安定性]
<評価方法>
各起泡性洗浄料の低温安定性について、以下の通り評価した。具体的には、各洗浄料を-5℃で1日間保存した後、外観について評価を行った。評価結果を表4、5に示した。評価結果が、A評価であれば、合格である。
<評価基準>
A:起泡性洗浄料の外観に変化は無く、問題無かった。
B:起泡性洗浄料の成分の一部が析出していた。
<評価方法>
各起泡性洗浄料の低温安定性について、以下の通り評価した。具体的には、各洗浄料を-5℃で1日間保存した後、外観について評価を行った。評価結果を表4、5に示した。評価結果が、A評価であれば、合格である。
<評価基準>
A:起泡性洗浄料の外観に変化は無く、問題無かった。
B:起泡性洗浄料の成分の一部が析出していた。
上記の結果から、本発明による起泡性洗浄料は、ピーリング効果を発揮できる酸性領域内に在りながら、温度変化安定性および泡質に優れたものであることが分かる。さらに、起泡性洗浄料として好適な粘度を有していることが分かる。また、比較例の結果を併せて考えると、本発明による起泡性洗浄料においては、(A)アニオン性界面活性剤および(B)両性界面活性剤を同時に配合し、さらに(A)成分と(B)成分の含有量の比を調節することで優れた効果を達成していることがわかる。
Claims (8)
- (A)アニオン性界面活性剤、
(B)両性界面活性剤、および
(C)グリコール酸、乳酸、酒石酸、およびリンゴ酸からなる群から選択される少なくとも1種のα-ヒドロキシ酸、
を含む起泡性洗浄料であって、
前記(A)成分の含有量と前記(B)成分の含有量の質量比が4:1~1:25であり、
pHが2.0以上7.0以下であり、
30℃での粘度が50000mPa・s以下である、
起泡性洗浄料。 - 前記(C)成分の含有量が、前記起泡性洗浄料の全量に対して、0.001質量%以上である、請求項1に記載の起泡性洗浄料。
- 前記(A)成分の含有量が、前記起泡性洗浄料の全量に対して、30質量%以下である、請求項1に記載の起泡性洗浄料。
- 前記(B)成分の含有量が、前記起泡性洗浄料の全量に対して、1.0質量%以上30質量%以下である、請求項1に記載の起泡性洗浄料。
- 多価アルコールをさらに含む、請求項1に記載の起泡性洗浄料。
- pHが4.0以上6.5以下である、請求項1に記載の起泡性洗浄料。
- 30℃での粘度が10000mPa・s以下である、請求項1に記載の起泡性洗浄料。
- 皮膚洗浄料である、請求項1~7のいずれか一項に記載の起泡性洗浄料。
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