JP2022144301A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画素位置によって出力信号特性が異なるのを抑制しながら、出力信号の高速読み出しに対応する固体撮像装置を提供する。【解決手段】実施形態の固体撮像装置は、複数の画素が配列された画素部と、画素部からの出力信号を搬送する共通信号ラインと、共通信号ラインにより搬送された出力信号を増幅する出力回路とを備える。画素部は複数の画素群に分割され、複数の画素群に対応して共通信号ラインが複数の分割ラインに分割され、複数の分割ラインにより搬送された出力信号が出力回路に入力される。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、固体撮像装置に関する。
従来、フォトダイオード等の受光素子を備える複数の画素を配列した固体撮像装置が製品化されている。固体撮像装置は、受光素子により光電変換を行って信号電荷を生成し、信号電荷に応じた出力信号を画素から出力する。画素からの出力信号は、例えば信号ラインを経由して出力回路へ伝送される。出力回路は、伝送された出力信号を増幅して、固体撮像装置の外部へ出力する。
こうした固体撮像装置の中でも、複数の画素を一方向に配置したリニアイメージセンサが知られている。リニアイメージセンサは、複数の画素が2次元状に配置されたイメージセンサと比べて、短辺に対する長辺の比率が大きい。リニアイメージセンサは、例えば複写機、ファクシミリ、イメージスキャナに使用されている。
短辺に対する長辺の比率が大きい固体撮像装置は、各々の画素の配置によって、出力信号が出力回路に到達するまでの信号ラインの長さが異なる。信号ラインの長さが異なると、信号ラインの配線抵抗および寄生容量が異なり、画素およびソースフォロアのリニアリティ特性が変化する。これにより、画素の輝度などの出力信号特性が、画素の配置に応じて相違することがある。
特に、固体撮像装置の撮像レートを向上するために、より高い動作クロックを採用する場合、信号ラインの配線抵抗および寄生容量による出力信号への影響が増して、無視し得ないものとなる。
特開2006-148509号公報
そこで、実施形態は、画素位置によって出力信号特性が異なるのを抑制しながら、出力信号の高速読み出しに対応する固体撮像装置を提供することを目的とする。
実施形態の固体撮像装置は、入射光を光電変換して信号電荷を発生し、発生した信号電荷の量に応じた出力信号を出力する複数の画素の一方向の配列である画素列を有する画素部と、前記画素部からの前記出力信号を搬送する、前記一方向に延びた共通信号ラインと、前記共通信号ラインにより搬送された前記出力信号を増幅する出力回路と、を備える。前記画素部は、前記一方向において、複数の画素群に分割され、前記共通信号ラインは、前記一方向において、前記複数の画素群に対応する複数の分割ラインに分割されており、前記出力回路に、前記複数の分割ラインにより搬送された出力信号が入力される。
第1の実施形態に係る固体撮像装置の構成を示す図である。 第1の実施形態に係る画素の構成の一例を示す回路図である。 第2の実施形態に係る固体撮像装置の構成を示す図である。 第2の実施形態において、図3のA-B線上の配線を同一平面上に構成した例を示す断面図である。 第2の実施形態において、図3のA-B線上の配線を積層して構成した例を示す断面図である。 第1および第2の実施形態に係る、2分割および3分割した共通信号ラインの配線抵抗および寄生容量による遅延時間を、分割していない共通信号ラインの配線抵抗および寄生容量による遅延時間と対比して示す棒グラフである。 第2の実施形態の変形例に係る固体撮像装置の構成を示す図である。 第3の実施形態に係る固体撮像装置の構成を示す図である。 比較例に係る固体撮像装置の構成を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
(構成)
図1は、第1の実施形態に係る固体撮像装置1の構成を示す図である。
固体撮像装置1は、短辺に対する長辺の比率が大きいイメージセンサとして構成されている。固体撮像装置1が適用されるイメージセンサの一例は、リニアイメージセンサである。以下、実施形態では、複数色の画像を取得するカラーのリニアイメージセンサを例に挙げて説明する。ただし、これに限定されず、モノクロのリニアイメージセンサに本実施形態の構成を適用しても構わない。
固体撮像装置1は、画素部2と、共通信号ライン3と、出力回路4と、画素駆動回路5と、読出ライン6と、引込ライン7と、を備えている。固体撮像装置1は、例えば、1チップの半導体基板上に各回路が形成された構成となっている。
画素部2は、複数の画素21を備えている。画素21は、入射光を光電変換して信号電荷を発生し、発生した信号電荷の量に応じた出力信号を出力する。カラーのリニアイメージセンサとして構成された本実施形態の固体撮像装置1における画素部2は、複数色の画素21を有し、具体的には、複数の青(B)色の画素21Bと、複数の緑(G)色の画素21Gと、複数の赤(R)色の画素21Rと、を備えている。
画素21Bは、被写体から入射する光の内の青色光を透過するB色フィルタが設けられ、青色光を光電変換する。画素21Gは、被写体から入射する光の内の緑色光を透過するG色フィルタが設けられ、緑色光を光電変換する。画素21Rは、被写体から入射する光の内の赤色光を透過するR色フィルタが設けられ、赤色光を光電変換する。
複数の画素21Bは、一方向(固体撮像装置1の長辺方向)に配列されて画素列2Bを構成する。画素列2Bにはn(nは自然数)個の画素21Bが配列されていて、図中において、B1,B2,…,Bnで示している。
複数の画素21Gは、一方向に配列されて画素列2Gを構成する。画素列2Gにはn(nは自然数)個の画素21Gが配列されていて、図中において、G1,G2,…,Gnで示している。
複数の画素21Rは、一方向に配列されて画素列2Rを構成する。画素列2Rにはn(nは自然数)個の画素21Rが配列されていて、図中において、R1,R2,…,Rnで示している。
なお、図1においては、3つの画素列が、固体撮像装置1の短辺方向に、画素列2B、画素列2G、画素列2Rの順で並んでいるが、これに限定されず、3つの画素列を任意の順序で並べて構わない。
図2は、画素21の構成の一例を示す回路図である。
画素21は、受光部22と、電荷検出部23と、を備えている。
受光部22は、受光素子であるフォトダイオードPDを備えている。フォトダイオードPDは、外部からの光を受光すると、光電変換を行い、光電変換により発生した信号電荷を蓄積する。
電荷検出部23は、転送トランジスタT1と、フローティングディフュージョンFDと、リセットトランジスタT2と、ソースフォロア入力ゲートT3と、スイッチングトランジスタT4と、ソースフォロア定電流源トランジスタT5と、を有する。
転送トランジスタT1、リセットトランジスタT2、ソースフォロア入力ゲートT3、スイッチングトランジスタT4、およびソースフォロア定電流源トランジスタT5は、それぞれ、例えばn型のMOSトランジスタにより構成されている。ただし、この構成に限定されず、転送トランジスタT1、リセットトランジスタT2、ソースフォロア入力ゲートT3、スイッチングトランジスタT4、およびソースフォロア定電流源トランジスタT5は、p型のMOSトランジスタにより構成されていても構わない。
フォトダイオードPDのカソードは、転送トランジスタT1のソースと接続されている。転送トランジスタT1は、ゲートが画素駆動回路5と接続され、ドレインがソースフォロア入力ゲートT3のゲートと接続される。転送トランジスタT1のゲートには、画素駆動回路5からサンプルホールド信号SHが入力される。サンプルホールド信号SHが入力されると、転送トランジスタT1は、フォトダイオードPDに蓄積された信号電荷を読み出して、フローティングディフュージョンFDへ転送する。
フローティングディフュージョンFDは、転送トランジスタT1とソースフォロア入力ゲートT3との間に設けられている。フローティングディフュージョンFDは、フォトダイオードPDから転送された信号電荷を保持する。
フローティングディフュージョンFDには、リセットトランジスタT2のソースが接続される。リセットトランジスタT2は、ゲートが画素駆動回路5と接続され、ドレインが高電位VDと接続されている。所定のタイミングで画素駆動回路5からリセットトランジスタT2のゲートにリセット信号RSTが入力されると、リセットトランジスタT2は、フローティングディフュージョンFDと高電位VDを接続し、フローティングディフュージョンFDの信号電荷をリセットする。
ソースフォロア入力ゲートT3は、ドレインが高電位VDと接続され、ソースがスイッチングトランジスタT4と接続される。ソースフォロア入力ゲートT3は、ソースフォロア動作を行い、フローティングディフュージョンFDの電位に応じた電位の出力信号Soをソースに出力する。
スイッチングトランジスタT4は、ゲートが画素駆動回路5と接続され、ソースがソースフォロア定電流源トランジスタT5のドレインと接続されている。スイッチングトランジスタT4のゲートには、画素駆動回路5から駆動信号SWが入力される。駆動信号SWが入力されると、スイッチングトランジスタT4は、オン状態、またはオフ状態の何れかに切り替わる。スイッチングトランジスタT4がオン状態になると、ソースフォロア定電流源トランジスタT5は、ソースフォロア入力ゲートT3と接続状態になる。スイッチングトランジスタT4がオフ状態になると、ソースフォロア定電流源トランジスタT5は、ソースフォロア入力ゲートT3と遮断状態になる。
ソースフォロア定電流源トランジスタT5は、ゲートがバイアス電位BIASと接続され、ソースが低電位SSと接続されている。ソースフォロア定電流源トランジスタT5は、ソースフォロア入力ゲートT3と接続状態になると、バイアス電位BIASに応じた定電流をソースフォロア入力ゲートT3に供給する。
ソースフォロア入力ゲートT3のソースと、スイッチングトランジスタT4のドレインとの間に、読出ライン6が接続されている。従って、フローティングディフュージョンFDの電位に応じた電位の、定電流の出力信号Soが、読出ライン6から出力される。つまり、フォトダイオードPDにより発生された信号電荷は、信号電荷の量に応じた電圧に変換されて、出力信号Soとして出力される。
図1に示すように、複数の画素21にはそれぞれ読出ライン6が接続されており、読出ライン6は共通信号ライン3に接続されている。画素列2Bに接続される読出ライン6を読出ライン6B、画素列2Gに接続される読出ライン6を読出ライン6G、画素列2Rに接続される読出ライン6を読出ライン6Rと記載する。
共通信号ライン3は、画素列2B,2G,2Rの配列方向である一方向に延びており、複数色の画素列2B,2G,2Rに対応して複数設けられ、画素部2から読出ライン6を経由して出力された出力信号Soを搬送する。
画素部2は、一方向において複数の画素群に分割されており、本実施形態においては左側の画素群2lと右側の画素群2rとに分割されている。
共通信号ライン3は、一方向において、画素群2lに対応する左側の分割ライン31lと、画素群2rに対応する右側の分割ライン31rとに分割されている。左右の分割ライン31l,31rは、それぞれ、R(赤)G(緑)B(青)の3色に各対応し、かつ1色毎に画素21の配列における奇数番目および偶数番目に対応するように、6本ずつ設けられている。
具体的に分割ライン31lは、画素列2Bの画素群2lに関して、奇数番目の画素21Bの読出ライン6Bに接続される分割ライン31l-Boと、偶数番目の画素21Bの読出ライン6Bに接続される分割ライン31l-Beと、を備えている。
分割ライン31lは、画素列2Gの画素群2lに関して、奇数番目の画素21Gの読出ライン6Gに接続される分割ライン31l-Goと、偶数番目の画素21Gの読出ライン6Gに接続される分割ライン31l-Geと、を備えている。
分割ライン31lは、画素列2Rの画素群2lに関して、奇数番目の画素21Rの読出ライン6Rに接続される分割ライン31l-Roと、偶数番目の画素21Rの読出ライン6Rに接続される分割ライン31l-Reと、を備えている。
分割ライン31rは、画素列2Bの画素群2rに関して、奇数番目の画素21Bの読出ライン6Bに接続される分割ライン31r-Boと、偶数番目の画素21Bの読出ライン6Bに接続される分割ライン31r-Beと、を備えている。
分割ライン31rは、画素列2Gの画素群2rに関して、奇数番目の画素21Gの読出ライン6Gに接続される分割ライン31r-Goと、偶数番目の画素21Gの読出ライン6Gに接続される分割ライン31r-Geと、を備えている。
分割ライン31rは、画素列2Rの画素群2rに関して、奇数番目の画素21Rの読出ライン6Rに接続される分割ライン31r-Roと、偶数番目の画素21Rの読出ライン6Rに接続される分割ライン31r-Reと、を備えている。
出力回路4は、複数の分割ライン31l,31rにより搬送された出力信号Soが入力され、出力信号Soを増幅する。
出力回路4は、複数色に対応して複数設けられ、画素21Bからの出力信号Soを増幅するB出力回路4Bと、画素21Gからの出力信号Soを増幅するG出力回路4Gと、画素21Rからの出力信号Soを増幅するR出力回路4Rと、を備えている。図1の配置例においては、B出力回路4Bが一方向の右側、G出力回路4Gが一方向の中央、R出力回路4Rが一方向の左側にそれぞれ配置されている。
分割ライン31l-Boは引込ライン7l-Boを経由して、分割ライン31l-Beは引込ライン7l-Beを経由して、分割ライン31r-Boは引込ライン7r-Boを経由して、分割ライン31r-Beは引込ライン7r-Beを経由して、それぞれB出力回路4Bに接続されている。従って、B出力回路4Bには、画素列2B上の全ての画素21Bからの出力信号Soが入力される。
分割ライン31l-Goは引込ライン7l-Goを経由して、分割ライン31l-Geは引込ライン7l-Geを経由して、分割ライン31r-Goは引込ライン7r-Goを経由して、分割ライン31r-Geは引込ライン7r-Geを経由して、それぞれG出力回路4Gに接続されている。従って、G出力回路4Gには、画素列2G上の全ての画素21Gからの出力信号Soが入力される。
分割ライン31l-Roは引込ライン7l-Roを経由して、分割ライン31l-Reは引込ライン7l-Reを経由して、分割ライン31r-Roは引込ライン7r-Roを経由して、分割ライン31r-Reは引込ライン7r-Reを経由して、それぞれR出力回路4Rに接続されている。従って、R出力回路4Rには、画素列2R上の全ての画素21Rからの出力信号Soが入力される。
画素駆動回路5は、例えばデジタル回路として構成されている。画素駆動回路5は、上述したように、サンプルホールド信号SH、リセット信号RST、駆動信号SWなどを適切なタイミングで各画素21へ供給して、画素部2を駆動する。
画素駆動回路5は、各画素21を、例えば次のように駆動制御する。
画素駆動回路5は、画素21へリセット信号RSTを供給することでフォトダイオードPDをリセットし、リセット信号RSTの供給を停止することでフォトダイオードPDに信号電荷の蓄積を行わせる。所定の電荷蓄積時間が経過したら、画素駆動回路5は、画素21へサンプルホールド信号SHを供給することで、フォトダイオードPDに蓄積された信号電荷をフローティングディフュージョンFDへ転送し、信号電荷の蓄積を終了する。その後、画素駆動回路5は、画素21へ駆動信号SWを供給することで、画素21から読出ライン6へ出力信号Soを出力させる。
その際、画素駆動回路5は、B色の画素21Bと、G色の画素21Gと、R色の画素21Rとを、例えば同時に(つまり並列に)駆動する。これにより、例えば、画素列2Bにおける1番目の画素21B(B1)と、画素列2Gにおける1番目の画素21G(G1)と、画素列2Rにおける1番目の画素21R(R1)と、が同時に駆動されて読み出される。
また、画素駆動回路5は、1つの色に関して、画素列2B,2G,2Rにおける画素21B,21G,21Rの配列順に(つまり、シーケンシャルに)駆動する。従って、B色を例に挙げると、画素駆動回路5は、画素列2Bにおける1番目の画素21B(B1)を駆動し、次に、画素列2Bにおける2番目の画素21B(B2)を駆動し、等を順に行う。これにより、画素列2Bにおいて、画素がB1,B2,…,Bnの順に駆動して読み出される。ただし、ここで説明した駆動方法に限定されず、その他の駆動方法で各画素21の読み出しを行っても構わない。
ここで、図9は、比較例に係る固体撮像装置101の構成を示す図である。
比較例の固体撮像装置101は、画素部102と、共通信号ライン103と、出力回路104と、画素駆動回路105と、読出ライン106と、引込ライン107と、を備えている。
画素部102は、青色光を光電変換する画素が配列された画素列102Bと、緑色光を光電変換する画素が配列された画素列102Gと、赤色光を光電変換する画素が配列された画素列102Rと、を備えている。画素部102の画素の回路は、図2に示した構成と同様である。
読出ライン106は、読出ライン106Bと、読出ライン106Gと、読出ライン106Rと、を備えている。共通信号ライン103は、共通信号ライン103Bと、共通信号ライン103Gと、共通信号ライン103Rと、を備えている。画素列102Bの各画素は、読出ライン106Bを経由して、共通信号ライン103Bに接続される。画素列102Gの各画素は、読出ライン106Gを経由して、共通信号ライン103Gに接続される。画素列102Rの各画素は、読出ライン106Rを経由して、共通信号ライン103Rに接続される。
出力回路104は、B出力回路104Bと、G出力回路104Gと、R出力回路104Rと、を備えている。引込ライン107は、引込ライン107Bと、引込ライン107Gと、引込ライン107Rと、を備えている。共通信号ライン103Bは、引込ライン107Bを経由して、B出力回路104Bに接続される。共通信号ライン103Gは、引込ライン107Gを経由して、G出力回路104Gに接続される。共通信号ライン103Rは、引込ライン107Rを経由して、R出力回路104Rに接続される。
このような構成において、共通信号ライン103には、配線の長さに応じた配線抵抗と、他の配線が近接して並設されている場合の並列部分の配線の長さに応じた寄生容量と、が存在する。さらに、共通信号ライン103B,103G,103Rには、それぞれ接続された画素列102B,102G,102Rの各画素内のトランジスタT1~T5などによる寄生容量が存在する。こうした配線抵抗および寄生容量132により、共通信号ライン103を経由して搬送される出力信号には遅延が発生する。出力信号の遅延は、固体撮像装置101の高速読み出し動作の妨げとなる。
これに対して、図1に示した本実施形態の固体撮像装置1は、図9の固体撮像装置101よりも読み出しの高速化を図るために、奇数番目の画素と偶数番目の画素とを異なる共通信号ライン3に接続する(共通信号ライン3の並列化)と共に、一方向の共通信号ライン3を例えば左右の分割ライン31l,31rに分割している(共通信号ライン3の分割)。
さらに本実施形態では、画素位置に応じた遅延時間の相違を抑制するために、左側の画素群2lに属する画素数と、右側の画素群2rに属する画素数と、をほぼ同一とするようにしている。具体的に、nが偶数である場合には、画素群2lに属する画素数と、右側の画素群2rに属する画素数とを、何れもn/2となるようにするとよい。また、nが奇数である場合には、画素群2lに属する画素数と、右側の画素群2rに属する画素数との内の、一方を(n+1)/2、他方を(n-1)/2となるようにするとよい。
この構成を採用することで、分割ライン31l,31rの長さは、比較例の共通信号ライン103の長さのほぼ半分となり、かつほぼ等しい長さになるために、配線の長さに応じた配線抵抗と寄生容量を比較例よりも低減できる。さらに、分割ライン31lに接続されている画素数が、比較例の共通信号ライン103に接続されている画素数のほぼ半分となるために、トランジスタT1~T5などによる寄生容量も低減できる。
図1中、分割ライン31lに係る配線抵抗および寄生容量を符号32lで表し、分割ライン31rに係る配線抵抗および寄生容量を符号32rで表している。分割ライン31lの配線抵抗および寄生容量32lと、分割ライン31rの配線抵抗および寄生容量32rとは、何れも、比較例の配線抵抗および寄生容量132よりも小さい。従って、比較例と比べて出力信号Soの遅延が低減され、固体撮像装置1の読み出しの高速化を図ることができる。
さらに、本実施形態では、画素位置が異なっても、引込ライン7による出力信号Soの遅延時間の差がなるべく生じないようにしている。
すなわち、右側に配置されたB出力回路4Bは、分割ライン31l-Bo,31l-Beから遠く、分割ライン31r-Bo,31r-Beに近い。そこで、引込ライン7l-Bo,7l-Beは、分割ライン31l-Bo,31l-BeのB出力回路4Bに最も近い位置、つまり、分割ライン31l-Bo,31l-Beの右端で、分割ライン31l-Bo,31l-Beにそれぞれ接続されている。
また、引込ライン7r-Bo,7r-Beは、引込ライン7l-Bo,7l-Beと同じ長さになる位置で、分割ライン31r-Bo,31r-Beにそれぞれ接続されている。
この構成により、引込ライン7l-Bo,7l-Beの配線抵抗および寄生容量33lBと、引込ライン7r-Bo,7r-Beの配線抵抗および寄生容量33rBとをほぼ同一の値とすることができ、引込ライン7l,7rによる遅延時間の相違を抑制している。
一方、左側に配置されたR出力回路4Rは、分割ライン31l-Ro,31l-Reに近く、分割ライン31r-Ro,31r-Reから遠い。そこで、引込ライン7r-Ro,7r-Reは、分割ライン31r-Ro,31r-ReのR出力回路4Rに最も近い位置、つまり、分割ライン31r-Ro,31r-Reの左端で、分割ライン31r-Ro,31r-Reにそれぞれ接続されている。
また、引込ライン7l-Ro,7l-Reは、引込ライン7r-Ro,7r-Reと同じ長さになる位置で、分割ライン31l-Ro,31l-Reにそれぞれ接続されている。
この構成により、引込ライン7l-Ro,7l-Reの配線抵抗および寄生容量33lRと、引込ライン7r-Ro,7r-Reの配線抵抗および寄生容量33rRとをほぼ同一の値とすることができ、引込ライン7l,7rによる遅延時間の相違を抑制している。
なお、中央に配置されたG出力回路4Gは、分割ライン31l-Go,31l-Geと、分割ライン31r-Go,31r-Geとの何れにも近い。そこで、引込ライン7l-Go,7l-Geを分割ライン31l-Go,31l-GeのG出力回路4Gに最も近い位置、つまり分割ライン31l-Go,31l-Geの右端にそれぞれ接続し、引込ライン7r-Go,7r-Geを分割ライン31r-Go,31r-GeのG出力回路4Gに最も近い位置、つまり分割ライン31r-Go,31r-Geの左端にそれぞれ接続して、引込ライン7l-Go,7l-Ge,7r-Go,7r-Geを一方向に直交する方向に配設しG出力回路4Gに接続することで、引込ライン7l-Go,7l-Ge,7r-Go,7r-Geの最短化を図っている。これにより、G出力回路4Gに接続される各引込ライン7l-Go,7l-Ge,7r-Go,7r-Geの配線抵抗および寄生容量はほぼ無視できる。
また、読出ライン6は、画素21と共通信号ライン3とを最短距離で接続するように、一方向に直交する方向(固体撮像装置1の短辺方向)に配設されているために、配線抵抗および寄生容量をほぼ無視できる。
第1の実施形態によれば、画素21の色毎に共通信号ライン3を異ならせる並列化に加えて、画素21の配列における順序が奇数番目か偶数番目かに応じて共通信号ライン3を異ならせる並列化と、共通信号ライン3の一方向における分割ライン31l,31rへの分割とを行うことで、1つの分割ライン31l,31rの配線抵抗および寄生容量を低減し、出力信号Soの遅延を抑止して固体撮像装置1の読み出し動作を高速化できる。
このとき、各色について、分割ライン31lと分割ライン31rの配線長さがほぼ等しくなるようにしたために、分割ライン31lの配線抵抗および寄生容量と、分割ライン31rの配線抵抗および寄生容量とを均等化できる。さらに、各色について、引込ライン7lと引込ライン7rの配線長さがほぼ等しくなるようにしたために、引込ライン7lの配線抵抗および寄生容量と、引込ライン7rの配線抵抗および寄生容量とを均等化できる。これらにより、画素位置による出力信号特性の相違を抑制できる。従って、画素位置に応じた例えば輝度値の相違を低減し、取得される画像を高画質化できる。
また、複数の引込ライン7が並設される並列部分を最小化しているために、配線領域の拡大を抑制できる。
(第2の実施形態)
図3は、第2の実施形態に係る固体撮像装置1の構成を示す図である。第2の実施形態では、第1の実施形態と同様の部分に同一の符号を付して説明を省略し、主に異なる点について説明する。
本実施形態の画素部2は、一方向において3つの画素群に分割されており、左側の画素群2lと、中央の画素群2cと、右側の画素群2rとに分割されている。画素群2l,2c,2rに属する画素数がほぼ同一となるように等分割することが好ましいのは上述と同様である。
共通信号ライン3は、一方向において、画素群2lに対応する左側の分割ライン31lと、画素群2cに対応する中央の分割ライン31cと、画素群2rに対応する右側の分割ライン31rとに分割されている。分割ライン31l,31c,31rが、それぞれ、色(RGB)毎に、さらに順序が奇数番目(o)か偶数番目(e)かに応じて、6本に並列化されているのは第1の実施形態と同様である。なお、図3中、分割ライン31cに係る配線抵抗および寄生容量を符号32cで表す。
図3の配置例においては、B出力回路4Bが右側の分割ライン31rの中央に対応する位置、G出力回路4Gが中央の分割ライン31cの中央に対応する位置、R出力回路4Rが左側の分割ライン31lの中央に対応する位置にそれぞれ配置されている。
B色に係る2本の分割ライン31lは2本の引込ライン7lBを経由して、B色に係る2本の分割ライン31cは2本の引込ライン7cBを経由して、B色に係る2本の分割ライン31rは2本の引込ライン7rBを経由して、それぞれB出力回路4Bに接続されている。
G色に係る2本の分割ライン31lは2本の引込ライン7lGを経由して、G色に係る2本の分割ライン31cは2本の引込ライン7cGを経由して、G色に係る2本の分割ライン31rは2本の引込ライン7rGを経由して、それぞれG出力回路4Gに接続されている。
R色に係る2本の分割ライン31lは2本の引込ライン7lRを経由して、R色に係る2本の分割ライン31cは2本の引込ライン7cRを経由して、R色に係る2本の分割ライン31rは2本の引込ライン7rRを経由して、それぞれR出力回路4Rに接続されている。
B色に関して、第1の引込ライン7cBは、第1の分割ライン31cのB出力回路4Bに最も近い位置(右端)で第1の分割ライン31cに接続され、第2の引込ライン7rBは、第1の引込ライン7cBと同じ長さになる位置で第2の分割ライン31rに接続されている。また、第3の引込ライン7lBは、第3の分割ライン31lのB出力回路4Bに最も近い位置(右端)で、第3の分割ライン31lに接続されている。
B色に関して、第1の引込ライン7cBの配線抵抗および寄生容量33cBは、第2の引込ライン7rBの配線抵抗および寄生容量33rBとほぼ等しく、第3の引込ライン7lBの配線抵抗および寄生容量33lBよりも小さい。
R色に関して、第1の引込ライン7cRは、第1の分割ライン31cのR出力回路4Rに最も近い位置(左端)で第1の分割ライン31cに接続され、第2の引込ライン7lRは、第1の引込ライン7cRと同じ長さになる位置で第2の分割ライン31lに接続されている。また、第3の引込ライン7rRは、第3の分割ライン31rのR出力回路4Rに最も近い位置(左端)で、第3の分割ライン31rに接続されている。
R色に関して、第1の引込ライン7cRの配線抵抗および寄生容量33cRは、第2の引込ライン7lRの配線抵抗および寄生容量33lRとほぼ等しく、第3の引込ライン7rRの配線抵抗および寄生容量33rRよりも小さい。
G色に関して、第1の引込ライン7lGは、第1の分割ライン31lのG出力回路4Gに最も近い位置(右端)で第1の分割ライン31lに接続され、第2の引込ライン7rGは、第2の分割ライン31rのG出力回路4Gに最も近い位置(左端)で第2の分割ライン31rに接続され、第3の引込ライン7cGは、第3の分割ライン31cのG出力回路4Gに最も近い位置(中央)で第3の分割ライン31cに接続されている。
G色に関して、第1の引込ライン7lGの配線抵抗および寄生容量33lGは、第2の引込ライン7rGの配線抵抗および寄生容量33rGとほぼ等しい。また、第3の引込ライン7cGの配線抵抗および寄生容量はほぼ無視できる。
こうして各色において、左側、中央、右側の3系統ある引込ライン7l,7c,7rの内の、少なくとも2系統の引込ラインの配線抵抗および寄生容量をほぼ等しくして、画素位置による出力信号特性の相違を低減するようにしている。
図4は、図3のA-B線上の配線を同一平面上に構成した例を示す断面図である。
図3に示す配線レイアウトにおいては、複数の引込ライン7l,7c,7rの内の2本以上の引込ライン7l,7c,7rが、一方向に交差する方向に並設されて、並列部分が生じている。この並列部分の、一方向に交差する方向(A-B方向)の断面を示すのが図4である。
A-B線上において、AからBへ向かって順に、引込ライン7cR、引込ライン7rR、引込ライン7lB、引込ライン7lGが、基板9の1つの絶縁層内に配列されている。このとき、これらの引込ライン7cR,7rR,7lB,7lG同士の間、引込ライン7cRの左側、および引込ライン7lGの右側にシールドライン8を配置することで、配線間干渉を低減している。
ただし、図4に示すような平面状の配線を採用すると、基板面積が増大してしまうために、図5に示すような配線のレイアウトを採用することが好ましい。
図5は、図3のA-B線上の配線を積層して構成した例を示す断面図である。
2本以上の引込ライン7l,7c,7rの並列部分において、引込ライン7l,7c,7rを複数の配線層に分けて配置したときの、A-B方向の断面を示すのが図5である。
例えば、基板9内に積層された配線層の、第1層に引込ライン7cRが、第2層に引込ライン7rRが、第3層に引込ライン7lBが、第4層に引込ライン7lGが配置された4層構造を採用している。
このとき、引込ライン7rRのA-B方向の位置を引込ライン7cRと重ならないようにずらし、引込ライン7lBのA-B方向の位置を引込ライン7rRと重ならないようにずらし、引込ライン7lGのA-B方向の位置を引込ライン7lBと重ならないようにずらしている。
さらに、A-B方向の基板9の面積を小さくするために、第1層の引込ライン7cRと第3層の引込ライン7lBのA-B方向の位置を同じとし、第2層の引込ライン7rRと第4層の引込ライン7lGのA-B方向の位置を同じとしている。
そして、各引込ライン7cR,7rR,7lB,7lGの上下左右にシールドライン8を配置して、引込ライン7cR,7rR,7lB,7lGの配線間干渉を低減している。
なお、図5に示したような基板9の厚み方向への立体配線は、固体撮像装置1の短辺方向に複数の引込ライン7が並設された並列部分に対して広く適用できる。従って、上述した第1の実施形態の構成に対しても、立体配線の構成およびシールドライン8を配置する構成を適用しても構わない。
図6は、第1および第2の実施形態に係る、2分割および3分割した共通信号ライン3の配線抵抗および寄生容量による遅延時間を、分割していない共通信号ライン3の配線抵抗および寄生容量による遅延時間と対比して示す棒グラフである。なお、図6における縦軸は相対的な遅延時間を示す。
図6において、D1は共通信号ライン3を分割していない場合、D2は共通信号ライン3を2分割した場合、D3は共通信号ライン3を3分割した場合をそれぞれ示している。
共通信号ライン3を分割していない場合、D1に示すように、色(R、G、B)に応じた遅延時間のバラツキはあるが、2.2~2.9程度の遅延時間が生じている。
共通信号ライン3を2分割した場合、D2に示すように、色(R、G、B)に応じた遅延時間のバラツキはあるが、配置(左、右)に応じた遅延時間のバラツキはほとんどない。D2では、1.2~2.0程度の遅延時間に収まり、全色において、D1よりも遅延時間が短縮されている。
共通信号ライン3を3分割した場合、D3に示すように、色(R、G、B)に応じた遅延時間のバラツキがあるだけでなく、配置(左、中央、右)に応じた遅延時間のバラツキもある。D3では、任意の色に関し、何れの配置においても、D2より遅延時間がさらに短縮されている。
こうして、第1の実施形態における2分割は、分割なしよりも固体撮像装置1の高速読み出し動作が実現され、第2の実施形態における3分割は、分割なしおよび2分割よりも固体撮像装置1のさらなる高速読み出し動作が実現されていることが分かる。
第2の実施形態によれば、上述した第1の実施形態とほぼ同様の効果を奏するとともに、共通信号ライン3の分割数を第1の実施形態よりも多くしたために、出力信号Soが読み出される際の遅延時間を第1の実施形態より短縮できる。
また、分割数を多くして引込ライン7の本数が増えたことによる配線領域の拡大、ひいては基板面積の増大を、図5に示したように配線層を多層化することで、抑制できる。基板面積の縮小により、コストの増加が抑制される。
さらに、引込ライン7の並列部分にシールドラインを設けたために、配線間干渉を低減し、出力信号Soの品質低下を抑制できる。
図7は、第2の実施形態の変形例に係る固体撮像装置1の構成を示す図である。
図7に示す変形例では、R出力回路4Rを一方向における分割ライン31lと分割ライン31cとの間に配置し、B出力回路4Bを一方向における分割ライン31cと分割ライン31rとの間に配置している。
この配置を採用すると、L字状に曲げることなく直線的に引込ライン7cBおよび引込ライン7rBをB出力回路4Bに接続できる。さらに、引込ライン7lBの長さを図3の構成よりも短縮できる。これにより、引込ライン7cBおよび引込ライン7rBの配線抵抗および寄生容量をほぼ無視できるようにし、引込ライン7lBの配線抵抗および寄生容量33lBを低減できる。
同様に、L字状に曲げることなく直線的に引込ライン7cRおよび引込ライン7lRをR出力回路4Rに接続できる。さらに、引込ライン7rRの長さを図3の構成よりも短縮できる。これにより、引込ライン7cRおよび引込ライン7lRの配線抵抗および寄生容量をほぼ無視できるようにし、引込ライン7rRの配線抵抗および寄生容量33rRを低減できる。
こうして、図7に示す変形例によれば、図3に示した構成よりもさらに出力信号Soの遅延を抑止して、固体撮像装置1の読み出し動作を高速化できる。
なお、図7に示す変形例においても、立体配線の構成およびシールドライン8を配置する構成を適用してもよい。
(第3の実施形態)
図8は、第3の実施形態に係る固体撮像装置1の構成を示す図である。第3の実施形態では、第1、第2の実施形態と同様の部分に同一の符号を付して説明を省略し、主に異なる点について説明する。
第1、第2の実施形態では、出力信号Soを増幅する出力回路4は、色毎にそれぞれ設けられ、B出力回路4B、G出力回路4G、およびR出力回路4Rの3つであった。これに対して、本実施形態では、出力回路4の数は同じ3つであるが、3つの出力回路4の何れもが、3色(R、G、B)の出力信号Soを増幅するように構成されている。
また、本実施形態では、第2の実施形態と同様に、画素部2が左側の画素群2lと中央の画素群2cと右側の画素群2rとに分割され、共通信号ライン3は、一方向において、画素群2lに対応する左側の分割ライン31lと、画素群2cに対応する中央の分割ライン31cと、画素群2rに対応する右側の分割ライン31rとに分割されている。分割ライン31l,31c,31rが、それぞれ、色(RGB)毎に、さらに順序が奇数番目(o)か偶数番目(e)かに応じて、6本に並列化されているのは第2の実施形態と同様である。
出力回路4は、具体的に、左側の分割ライン31lの中央に対応する位置に配置されたRGB出力回路4lRGBと、中央の分割ライン31cの中央に対応する位置に配置されたRGB出力回路4cRGBと、右側の分割ライン31lの中央に対応する位置に配置されたRGB出力回路4rRGBと、を備えている。RGB出力回路4lRGBは左側の分割ライン31lおよび画素群2lとの物理的距離が最も近く、RGB出力回路4cRGBは中央の分割ライン31cおよび画素群2cとの物理的距離が最も近く、RGB出力回路4rRGBは右側の分割ライン31rおよび画素群2rとの物理的距離が最も近い。
RGB色に係る2本ずつの分割ライン31lが、2本ずつの引込ライン7lR,7lG,7lBをそれぞれ経由して、RGB出力回路4lRGBに接続されている。2本ずつの引込ライン7lR,7lG,7lBは、一方向に直交する方向でRGB出力回路4lRGBに最短距離で接続され、配線抵抗および寄生容量をほぼ無視できる。
RGB色に係る2本ずつの分割ライン31cが、2本ずつの引込ライン7cR,7cG,7cBをそれぞれ経由して、RGB出力回路4cRGBに接続されている。2本ずつの引込ライン7cR,7cG,7cBは、一方向に直交する方向でRGB出力回路4cRGBに最短距離で接続され、配線抵抗および寄生容量をほぼ無視できる。
RGB色に係る2本ずつの分割ライン31rが、2本ずつの引込ライン7rR,7rG,7rBをそれぞれ経由して、RGB出力回路4rRGBに接続されている。2本ずつの引込ライン7rR,7rG,7rBは、一方向に直交する方向でRGB出力回路4rRGBに最短距離で接続され、配線抵抗および寄生容量をほぼ無視できる。
ここでmを自然数としたとき、画素列2B,2G,2Rにそれぞれ配列された画素21の数nがn=3mであって、左側の画素群2lが1~m番目の画素21を含み、中央の画素群2cが(m+1)~2m番目の画素21を含み、右側の画素群2rが(2m+1)~3m番目の画素21を含むものとする。
この場合、左側のRGB出力回路4lRGBは、例えば、B1,G1,R1,B2,G2,R2,…,Bm,Gm,Rmの順に出力信号Soを増幅して出力する。中央のRGB出力回路4cRGBは、例えば、B(m+1),G(m+1),R(m+1),B(m+2),G(m+2),R(m+2),…,B(2m),G(2m),R(2m)の順に出力信号Soを増幅して出力する。左側のRGB出力回路4rRGBは、例えば、B(2m+1),G(2m+1),R(2m+1),B(2m+2),G(2m+2),R(2m+2),…,B(3m),G(3m),R(3m)の順に出力信号Soを増幅して出力する。このとき、画素駆動回路5による画素群2l,2c,2rの読み出し駆動を例えば並列に行い、かつ、RGB出力回路4lRGB,4cRGB,4rRGBの出力を例えば並列に行うことで、画素の出力に要する時間を短縮している。
なお、ここで説明した読み出し駆動および出力の動作は一例であり、これに限定されずその他の動作を行っても構わない。
第3の実施形態によれば、上述した第2の実施形態と同様に、共通信号ライン3の分割数を第1の実施形態よりも多くしたために、出力信号Soが読み出される際の遅延時間を第1の実施形態より短縮できる。
また、3つの出力回路4lRGB,4cRGB,4rRGBの何れもが、3色(R、G、B)の出力信号Soを増幅するように構成したために、全ての引込ライン7の長さを最短化でき、引込ライン7の配線抵抗および寄生容量を最小化できる。これにより、第2の実施形態よりもさらに出力信号Soの遅延を抑止して、固体撮像装置1の読み出し動作を高速化できる。
さらに、分割ライン31lの配線抵抗および寄生容量32lと、分割ライン31cの配線抵抗および寄生容量32cと、分割ライン31rの配線抵抗および寄生容量32rとは、RGB何れの色においても、かつ配列における偶数/奇数の何れの順序においても、基本的に同一である。そして、上述したように、引込ライン7の配線抵抗および寄生容量は最小化されて無視できる。つまり、全ての画素からの出力信号Soが搬送される経路上における配線抵抗および寄生容量はほぼ同じ値となる。このために、画素位置による出力信号特性の相違を最小化して、品位の高い高画質な画像を取得できる。
また、引込ライン7同士が交差する箇所がなく、かつ、一方向に直交する方向に並設された並列部分(図3に示したようなA-B線上の並列部分)がないために、出力回路4を画素駆動回路5に近接して配置することが可能となり、引込ライン7の配線レイアウトに必要な面積を小さくできる。さらに、図5に示したような立体配線の構成が不要となり、固体撮像装置1の製造プロセスを第2の実施形態によりも簡単にできる。なお、引込ライン7同士の間にシールドライン8を配置する構成については、本実施形態にも適用するとよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 固体撮像装置、2 画素部、2B,2G,2R 画素列、2l,2c,2r 画素群、3 共通信号ライン、4 出力回路、4B B出力回路、4G G出力回路、4R R出力回路、5 画素駆動回路、6,6B,6G,6R 読出ライン、7,7l,7c,7r 引込ライン、8 シールドライン、9 基板、21,21B,21G,21R 画素、22 受光部、23 電荷検出部、31c,31l,31r 分割ライン、32c,32l,32r 配線抵抗および寄生容量、FD フローティングディフュージョン、PD フォトダイオード、So 出力信号、T1~T5 トランジスタ

Claims (6)

  1. 入射光を光電変換して信号電荷を発生し、発生した信号電荷の量に応じた出力信号を出力する複数の画素の一方向の配列である画素列を有する画素部と、
    前記画素部からの前記出力信号を搬送する、前記一方向に延びた共通信号ラインと、
    前記共通信号ラインにより搬送された前記出力信号を増幅する出力回路と、
    を備え、
    前記画素部は、前記一方向において、複数の画素群に分割され、
    前記共通信号ラインは、前記一方向において、前記複数の画素群に対応する複数の分割ラインに分割されており、
    前記出力回路に、前記複数の分割ラインにより搬送された前記出力信号が入力される固体撮像装置。
  2. 前記複数の分割ラインのそれぞれを前記出力回路に接続する複数の引込ラインをさらに備え、
    前記複数の引込ラインの内の第1の引込ラインは、前記複数の分割ラインの内の第1の分割ラインの前記出力回路に最も近い位置で、前記第1の分割ラインに接続され、
    前記複数の引込ラインの内の第2の引込ラインは、前記第1の引込ラインと同じ長さになる位置で、前記複数の分割ラインの内の第2の分割ラインに接続されている、請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記複数の分割ラインのそれぞれを前記出力回路に接続する複数の引込ラインをさらに備え、
    前記複数の引込ラインの内の2本以上の引込ラインは、前記一方向に交差する方向に並設される並列部分を備え、
    前記並列部分において、前記2本以上の引込ラインの間に、シールドラインを配置した、請求項1に記載の固体撮像装置。
  4. 前記複数の分割ラインのそれぞれを前記出力回路に接続する複数の引込ラインをさらに備え、
    前記複数の引込ラインの内の2本以上の引込ラインは、前記一方向に交差する方向に並設される並列部分を備え、
    前記並列部分において、前記2本以上の引込ラインを、複数の配線層に分けて配置した、請求項1に記載の固体撮像装置。
  5. 前記画素部は、前記画素列を複数色に対応して複数有し、
    前記共通信号ラインは、前記複数色の画素列に対応して複数設けられ、
    前記複数色の画素列は、それぞれ、前記一方向において、前記複数の画素群に分割され、
    前記複数の共通信号ラインは、それぞれ、前記一方向において、前記複数の画素群に対応する複数の分割ラインに分割され、
    前記出力回路は、前記複数色に対応して複数設けられ、
    前記複数色の内の一色に係る前記出力回路に、前記一色に係る前記共通信号ラインを分割した前記複数の分割ラインにより搬送された前記出力信号が入力される、
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  6. 前記画素部は、前記画素列を複数色に対応して複数有し、
    前記共通信号ラインは、前記複数色の画素列に対応して複数設けられ、
    前記複数色の画素列は、それぞれ、前記一方向において、前記複数の画素群に分割され、
    前記複数の共通信号ラインは、それぞれ、前記一方向において、前記複数の画素群に対応する複数の分割ラインに分割され、
    前記出力回路は、前記複数の画素群に対応して複数設けられ、複数の出力回路と前記複数の画素群とは物理的距離が最も近いもの同士が対応し、
    前記複数の画素群の内の一画素群に係る前記出力回路に、前記一画素群に対応する前記複数色に係る分割ラインにより搬送された前記出力信号が入力され、前記出力回路は、前記複数色に係る前記出力信号を増幅する、
    請求項1に記載の固体撮像装置。
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