JP2022144182A - 荷役車両及び積載装置 - Google Patents

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正樹 西田
Masaki Nishida
祐太 加藤
Yuta Kato
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Abstract

【課題】バンパーを退避させて降ろし作業を行うことができる荷役車両及び積載装置を提供することを課題とする。【解決手段】自動優先状態において前記自動降ろしスイッチをオン状態にすることにより、前記降ろし動作と、前記バンパー本体を格納位置に移動させる格納動作が連携して実行され、前記降おろし動作においては、前記バンパー本体が所定の条件を満足する位置にあることを条件として実行可能となる特定の動作があり、バンパースイッチ有効状態においては、バンパースイッチを操作することにより、バンパー本体を移動させることができる荷役車両。【選択図】図9

Description

本発明は、車両運搬車やコンテナ運搬車の様に荷台部分の一部が移動したり、荷台部分の一部を地上に下ろしたりする機能を備えた荷役車両に関するものである。
特許文献1には、ボディ積み降ろし車両が開示されている。特許文献1に開示されたボディ積み降ろし車両は、車両運搬車であり、乗用車や土木機械等の車両を運搬する際に使用されるものである。特許文献1に記載の車両運搬車は、リフトフレームとスライド可能なスライドボディが搭載されている。そして特許文献1に開示された車両では、リフトフレームを傾斜させ、スライドボディ(荷台)を下方にスライドさせてボディを地上に降下させることができる。
荷役車両には、後部バンパーの装着が義務づけられている。歩行者や他の車両が衝突した際の安全を確保するため、後部バンパーは、車両本体からある程度後方に突出していなければならない。
ところで前記した車両運搬車等は、機能上、荷台部分の姿勢を後方に傾斜させたり、荷台部分を後方から地上に降下させたりするものであり、後部バンパーは車両の後方に突き出した状態で取り付けられているから、荷台部分を傾斜させる等の際に後部バンパーが邪魔になる。
そこで積み下ろし等の作業を行う際に、後部バンパーを退避させる構造が提案されている(特許文献2)。
特許文献2には、車両の傾斜を防ぐジャッキを有し、ジャッキと連動してバンパーの姿勢が変化する構造の貨物自動車が開示されている。
特許文献2に開示された貨物自動車では、ジャッキを伸ばすとバンパーの姿勢が変わり、積み降ろしの際におけるリフトフレームとバンパーの干渉を防いでいる。
特許文献2の貨物自動車では、降ろしスイッチを操作すると、所定のシーケンス制御に従って、一連の降ろし動作が行われる。特許文献2の貨物自動車では、降ろしスイッチをオン状態にすることにより、ジャッキを張出状態にし、これに連動してバンパーが張出状態から格納状態に変わる。そしてその後、降ろし作業が開始される。
即ち、特許文献2に開示された貨物自動車では、降ろしスイッチをオン状態にすると、自動的にバンパーが張出状態から格納状態に移行し、その後に、リフトフレームが後退して一連の降ろし作業が開始される。
特許文献2が採用する制御によると、リフトフレームが後退したことをセンサーが検知することを条件として、それ以降の工程が実行可能となる。
特開2000-108768号公報 特許第3871845号公報
特許文献2に開示された貨物自動車では、降ろし作業を行うべく、降ろしスイッチをオンすると、自動的にバンパーが格納状態に移行し、バンパーが格納状態となったことをセンサーが検知し、その後に、実質的な降ろし作業が開始される。
逆に言えば、バンパーが格納状態となったことを検知手段が検知できなければ、降ろし作業を行うことができない。
しかしながら、何らかの不具合があって、降ろしスイッチを操作してもバンパーが動かない場合がある。そのため降ろし作業ができなくなってしまうこととなる。
本発明は、従来技術の上記した点に注目し、バンパーを退避させて降ろし作業を行うことができる荷役車両及び積載装置を提供することを課題とするものである。
上記した課題を解決するための態様は、車両部と積載装置とを有し、前記車両部に前記積載装置が搭載された荷役車両であって、前記積載装置は、積み降ろし装置と、制御装置とを有し、前記積み降ろし装置によって、複数の動作によって構成される一連の降ろし動作と、複数の動作によって構成される一連の積み込み動作が実施される荷役車両において、バンパー装置を有し、当該バンパー装置は、バンパー本体を有し、動力によって前記バンパー本体を走行時に適した走行時位置と、退避した格納位置に位置変更することが可能であり、前記バンパー装置を動作させることができるバンパースイッチと、前記降ろし動作を実施することができる自動降ろしスイッチと、切り替え手段があり、前記切り替え手段によって、自動降ろしスイッチが優先し、バンパースイッチによってはバンパー装置を動作させることができない自動優先状態と、バンパースイッチによってバンパー装置を動作させることができるバンパースイッチ有効状態を切り替えることが可能であり、自動優先状態において前記自動降ろしスイッチをオン状態にすることにより、前記降ろし動作と、前記バンパー本体を格納位置に移動させる格納動作が連携して実行され、前記降おろし動作においては、前記バンパー本体が所定の条件を満足する位置にあることを条件として実行可能となる特定の動作があり、バンパースイッチ有効状態においては、バンパースイッチを操作することにより、バンパー本体を移動させることができることを特徴とする荷役車両である。
本態様の荷役車両は、自動優先状態において自動降ろしスイッチをオン状態にすることにより、降ろし動作と、バンパー本体を格納位置に移動させる格納動作が連携して実行される。本態様の荷役車両では、バンパー本体が所定の条件を満足する位置にあることを条件として実行可能となる特定の動作がある。
前記したバンパー本体の位置に関する「所定の条件」と、「実行可能となる特定の動作」は、限定するものではないが、例えば、荷役車両が、車両積載車の様なリフトフレームを有し、当該リフトフレームを傾斜させる機構を有するものであるならば、バンパー本体が、格納位置にあることが、「所定の条件」であり、リフトフレームの傾斜やリフトフレームの後退が、「実行可能となる特定の動作」である。
この例に従うと、バンパー本体が、格納位置にあることを条件として、リフトフレームの傾斜やリフトフレームの後退が実行可能となる。
また限定するものではないが、荷役車両が、コンテナ運搬車の様な荷役アームを有し、当該荷役アームを揺動させる機構を有するものであるならば、バンパー本体が、格納位置にあることが、「所定の条件」であり、荷役アームの揺動が、「実行可能となる特定の動作」である。
この例に従うと、バンパー本体が、格納位置にあることを条件として、荷役アームの揺動や後退が可能となる。
本態様の荷役装置では、自動優先状態にあるときは、バンパースイッチによってはバンパー装置を動作させることができないので、誤ってバンパースイッチを操作しても、バンパー本体が移動せず、バンパー本体等が、他の部材と衝突することがない。
一方、バンパースイッチ有効状態においては、バンパースイッチを操作することにより、バンパー本体を移動させることができる。そのため自動降ろしスイッチがオン状態であるにも関わらずバンパー本体が移動しない場合は、切り替え手段によってバンパースイッチ有効状態に切り替えることによってバンパー本体を移動させることができ、降ろし作業を続けることができる。
上記した態様において、前記降ろし動作の開始と前後して、前記バンパーの格納動作が開始されることが望ましい。
上記した各態様において、前記積み降ろし装置は、前後方向に移動すると共に傾斜姿勢に姿勢変更するリフトフレームと、前記リフトフレームに沿って直線移動するスライドボディとを有し、前記リフトフレームを傾斜させ、前記スライドボディを直線移動させて前記スライドボディの少なくとも一部を地面に着地させることが可能であり、前記スライドボディを地上に降ろす降ろし動作と、前記スライドボディを前記車両部上に引き入れる積み込み動作を実施することが可能であり、
前記降ろし動作は、スライドボディを初期位置から車両部の後部側に移動させる水平移動動作と、リフトアームを傾斜させる傾斜工程を含み、前記バンパー本体が格納位置にあることを条件として、水平移動動作及び/又は前記傾斜工程が実行可能となること
が望ましい。
「スライドボディを車両部の後部側に移動させる水平移動動作」は、リフトフレームを後部側に移動させることによって、リフトフレーム上のスライドボディを車両部の後部側に移動させる動作を含む。またスライドボディを単独で、車両部の後部側に移動させる場合もある。
本態様は、車両積載車の様な、荷台部分の一部を地上に下ろす機能を備えた荷役装置を対象とするものである。
上記した態様において、以下のいずれかの検知手段を有し、いずれかの検知手段の検知によりバンパーを動作することが望ましい。
(1)スライドボディが、前記初期位置にあるか否かを検知する初期位置検知手段。
(2)スライドボディが、後退位置に到達したことを検知する後退位置検知手段。
(3)リフトフレームが前記車両部に着床していることを検知する着床検知手段。
上記した各検知手段は、荷役車両のいずれかの機器が動作を開始する際の条件となるものである。
各検知手段の用途は限定するものではないが、例えば、初期位置検知手段は、積み込み動作時において、バンパー本体を走行時位置に移動させる契機として利用することができる。即ち、積み込み動作時において、初期位置検知手段がオン状態であることを条件として、バンパー本体の走行時位置への移動を開始させる構成とすることができる。
また降ろし動作時において、初期位置検知手段がオン状態であることを条件として、バンパー本体を格納位置に移動を開始させる構成とすることもできる。
後退継続検知手段は、降ろし動作時において、バンパー本体を格納位置に移動させる契機として利用することができる。即ち、降ろし動作時において、後退継続検知手段がオン状態であることを条件として、バンパー本体の格納位置への移動を開始させる構成とすることができる。
着床検知手段は、例えば、積み込み動作時において、バンパー本体を走行時位置に移動させる契機として利用することができる。即ち、積み込み動作時において、着床検知手段がオン状態であることを条件として、バンパー本体の走行時位置への移動を開始させる構成とすることができる。
上記した態様において、前記積載装置は、コンテナを搭載するものであり、前記積み降ろし装置は、荷役アームを有し、前記荷役アームは前記コンテナと係合する係合部を備え、地上に置かれた前記コンテナに前記係合部を係合し、前記荷役アームを駆動して前記コンテナを前記車両部上に引き入れる積み込み動作と、前記車両部上に載置された前記コンテナを前記荷役アームによって地上におろす降ろし動作を実施することが可能であり、前記バンパー本体が前記格納位置にあることを条件として、前記荷役アームの動作が開始可能な状態となることが望ましい。
本態様は、コンテナ運搬車を対象とするものである。
上記した各態様において、前記作動スイッチとして前記積み込み動作を実施する積込スイッチがあり、前記積み込み動作の完了と前後して、前記バンパー本体を走行時位置に移動させる張出動作が実行され、前記積み込みスイッチの操作を中断しても前記バンパー本体を走行時位置に移動させることが望ましい。
本態様によると、積み込み動作に引き続き自動的に前記バンパー本体が走行時位置に移動させることができる。
積載装置に関する態様は、車両に搭載される積載装置であって、積み降ろし装置を有し、前記積み降ろし装置によって、複数の動作によって構成される一連の降ろし動作と、複数の動作によって構成される一連の積み込み動作が実施される荷役車両において、バンパー装置を有し、当該バンパー装置は、バンパー本体を有し、動力によって前記バンパー本体を走行時に適した走行時位置と、退避した格納位置に位置変更することが可能であり、バンパー装置を動作させることができるバンパースイッチと、前記降ろし動作を実施することができる自動降ろしスイッチと、切り替え手段があり、前記切り替え手段によって、自動降ろしスイッチが優先し、バンパースイッチによってはバンパー装置を動作させることができない自動優先状態と、バンパースイッチによってバンパー装置を動作させることができるバンパースイッチ有効状態を切り替えることが可能であり、自動優先状態において前記自動降ろしスイッチをオン状態にすることにより、前記降ろし動作と、前記バンパー本体を格納位置に移動させる格納動作が連携して実行され、前記降ろし動作においては、前記バンパー本体が特定の条件を満足する位置にあることを条件として実行可能となる特定の動作があり、バンパースイッチ有効状態においては、バンパースイッチを操作することにより、バンパー本体を移動させることができることを特徴とする。
本発明の荷役車両及び積載装置によると、バンパーを退避させて降ろし作業を行うことができる。
本発明の実施形態の荷役車両(車両運搬車)の側面図である。 図1に示す荷役車両であり、(a)(b)(c)は、降ろし動作における各部の動作を示す側面図である。 図1に示す荷役車両であり、(d)(e)(f)は、降ろし動作における図2に続く各部の動作を示す側面図である。 図1に示す荷役車両であり、(a)(b)(c)(d)は、積み込み動作における各部の動作を示す側面図である。 図1に示す荷役車両であり、(e)(f)(g)は、積み込み動作における図4に続く各部の動作を示す側面図である。 リモートコントロール装置の正面図である。 図1に示す荷役車両の自動降ろし動作のフローチャートである。 図1に示す荷役車両の自動積み込み動作のフローチャートである。 バンパースイッチ有効モードにおけるバンパー装置の動作を示すフローチャートである。 バンパースイッチ有効モードにおけるバンパー装置の動作を示すもう一つのフローチャートである。 本発明の他の実施形態の荷役車両(コンテナ運搬車)の側面図及びその一部拡大図である。 図11に示す荷役車両であり、(a)(b)(c)は、積み込み動作における各部の動作を示す側面図である。 図11に示す荷役車両であり、(d)(e)(f)は、積み込み動作における図12に続く各部の動作を示す側面図である。 図11に示す荷役車両であり、(a)(b)(c)は、降ろし動作における各部の動作を示す側面図である。 図11に示す荷役車両であり、(d)(e)(f)は、降ろし動作における図14に続く各部の動作を示す側面図である。 図11に示す荷役車両の自動降ろし動作のフローチャートである。 図11に示す荷役車両の自動積み込み動作のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について説明する。
以下の説明において、前後の関係は、荷役車両1の前後を基準とする。即ち前側とは、運転席100側を意味し、後側はその反対側を意味する。
本実施形態の荷役車両1は、車両運搬車であり、車両部5上にあったスライドボディ32を地上に降ろして自動車等を載せ、この状態でスライドボディ32を車両部5上に引き上げて搬送するものである。
荷役車両1は、図1の様に、車両部5と積載装置18を有している。積載装置18は、積み降ろし装置26を有している。積み降ろし装置26は、大きく分けてリフトフレーム30と、チルト機構(傾斜手段)31及びスライドボディ32によって構成されている。
また積載装置18には、制御装置6と、油圧装置7及びバンパー装置50が含まれている。さらに積載装置18にはリモートコントロール装置(以下 リモコンと称する)8が含まれる。
車両部5は、公知のトラックの車体であり、エンジンを有し、車輪を回転させて道路上を走行するものである。
リフトフレーム30は、車両部5のサブフレーム33に設置されており、車両部5の後端側に設けられたピン(図示せず)を中心として揺動する。即ち図3、図4の様に傾斜姿勢をとることができる。
また図示しない油圧シリンダーの作用によって、リフトフレーム30自体が車両部5に対して前後方向に移動する。
チルト機構(傾斜手段)31は、油圧シリンダ35及びリンク機構36によって構成され、前記したリフトフレーム30を後方側が下となる傾斜姿勢にするためのものである。チルト機構31は、リフトフレーム30の角度を変化させる傾斜動作を実施する傾斜手段である。
リフトフレーム30には、最後端検知手段17が設けられている。最後端検知手段17は、公知の近接センサーや光電センサー等であり、スライドボディ32がリフトフレーム30の最後端に至ったか否かを検知するものである。
スライドボディ32は、前記したリフトフレーム30に対してスライド可能に取り付けられており、図示しないチェーン等が懸架されていてリフトフレーム30に沿って直線移動する。またスライドボディ32の後端には踏み板37が設けられている。
踏み板37はスライドボディ32の後端にあって起立姿勢と平置姿勢とに姿勢変更可能である。
車両部5又は積載装置18のいずれかに初期位置検知手段15が設けられている。初期位置検知手段15は、公知の近接センサーや光電センサー等であり、リフトフレーム30とスライドボディ32が、初期位置にあるか否かを検知するものである。
また車両部5又は積載装置18のいずれかに後退位置検知手段16と、後退継続検知手段70が設けられている。後退位置検知手段16及び後退継続検知手段70は、公知の近接センサーや光電センサー等である。後退位置検知手段16は、リフトフレーム30及びスライドボディ32が、後退位置に到達したことを検知するものである。後退継続検知手段70は、リフトフレーム30が、初期位置を離れ、後退位置に向かって移動している途中であることを検知するものである。
また車両部5又は積載装置18のいずれかに着床検知手段71が設けられている。
着床検知手段71は、公知の近接センサーや光電センサー等であり、リフトフレーム30がサブフレーム33と略平行な水平姿勢であることを検知するものである。即ち着床検知手段71は、リフトフレーム30が車両部5に着床していることを検知するものである。
なお上記した各検知手段、具体的には、初期位置検知手段15、後退位置検知手段16、後退継続検知手段70及び着床検知手段71は、リミットスイッチ等の機械的なスイッチでもよい。
バンパー装置50は、バンパー本体10と、バンパー本体10を前後に移動させるバンパー移動機構52を有している。
バンパー本体10は、車両部5の幅方向にのびるバー状や板状の部材である。バンパー本体10は、公知のそれと同様、衝突に対する衝撃を緩和したり、他の車両が車両部5の下に潜り込んだりすることを防ぐものである。
バンパー移動機構52は、油圧シリンダ53によって、バンパー本体10を前後方向に平行移動させるものである。
バンパー移動機構52には、図示しないガイドがあり、油圧シリンダ53を伸縮することによって、バンパー本体10を前後方向に平行移動する。
バンパー移動機構52の構造は限定するものではなく、リンク機構を採用したものや、モータによってバンパー本体10を移動させるものであってもよい。
また単にバンパー本体10を水平方向に移動するだけでなく、高さ方向にも変位させることができるものであってもよい。
バンパー装置50は、バンパー移動機構52によって、バンパー本体10を走行時に適した走行時位置と、車両部5側に退避した格納位置に位置変更することが可能である。
本実施形態では油圧シリンダ53を伸ばして、バンパー本体10を後方に張り出した位置が走行時位置であり、油圧シリンダ53を縮めてバンパー本体10を前方に配置した位置が格納位置である。
本実施形態の荷役車両1では、バンパー装置50に格納検知手段55と、張出検知手段56が設けられている。格納検知手段55は、バンパー本体10が格納位置にあるか否かを検知するセンサーである。張出検知手段56は、バンパー本体10が、走行時位置にあるか否かを検知するセンサーである。
格納検知手段55及び張出検知手段56は、公知の近接センサーや光電センサー等である。格納検知手段55及び張出検知手段56は、リミットスイッチ等の機械的なスイッチでもよい。
油圧装置7は、公知の油圧ポンプや電磁弁等がセットされたものである。
油圧ポンプは、車両部5のエンジンから動力伝動を受けて回転する。即ち油圧装置7は、車両部5のPTO軸に接続されており、作業者が図示しないPTOスイッチを操作することによって油圧ポンプが回転し、油圧を発生させる。
油圧装置7には、油圧シリンダ35に油圧を供給する電磁弁と、油圧シリンダ53に油圧を供給する電磁弁が設けられている(いずれも図示せず)。
制御装置6は、所定の手順に則って、各電磁弁に信号を送る回路を備えている。制御装置6の信号によって、積み降ろし装置26が所定の順番に動作する。
制御装置6は、リモコン8と通信する通信手段を有している。
リモコン8には、図6に示す様に、積み降ろし装置26を動作させる作動スイッチとして、自動降ろしスイッチ60と、自動積み込みスイッチ61が装備されている。
またリモコン8には、バンパー移動機構52を動作させるバンパー作動スイッチ(バンパースイッチ)として、バンパー張出スイッチ67及びバンパー格納スイッチ68が装備されている。
これらのスイッチ60、61、67、68は、いずれもボタンスイッチであり、作業者が押している間だけオン状態となり、手を離すとオフ状態となる
さらにリモコン8には、モード切替スイッチ(切り替え手段)65が設けられている。
本実施形態では、モード切替スイッチ65を操作することにより、積み降ろし装置26を動作させる作動スイッチが優先し、バンパー作動スイッチ(バンパースイッチ)によってバンパー移動機構52を動作させることができない自動優先モード(自動優先状態)と、バンパー作動スイッチ(バンパースイッチ)によってバンパー移動機構52を動作させることができるバンパースイッチ有効モード(バンパースイッチ有効状態)を切り替えることができる。
即ち、モード切替スイッチ(切り替え手段)65によって動作モードを自動優先モードに設定すると、自動降ろしスイッチ60をオン状態とすることにより、一連の自動降ろし動作を行うことができる。しかしながら、動作モードが自動優先モードである場合は、バンパー張出スイッチ67とバンパー格納スイッチ68がいずれも無効状態となり、バンパー張出スイッチ67やバンパー格納スイッチ68では、バンパー移動機構52を動作させることができない。
自動積み込み動作についても同様であり、自動積み込みスイッチ61をオン状態とすることにより、一連の自動積み込み動作を行うことができる。しかしながら、動作モードが自動優先モードである場合は、バンパー張出スイッチ67とバンパー格納スイッチ68がいずれも無効状態となり、バンパー張出スイッチ67やバンパー格納スイッチ68では、バンパー移動機構52を動作させることができない。
一方、モード切替スイッチ(切り替え手段)65によって動作モードをバンパースイッチ有効モード(バンパースイッチ有効状態)に切り替えると、バンパー張出スイッチ67とバンパー格納スイッチ68がいずれも有効状態となり、バンパー張出スイッチ67やバンパー格納スイッチ68を操作して、バンパー移動機構52を動作させることができる。
モード切替スイッチ(切り替え手段)65は、押すたびに運転モードが切り替わるスイッチである。例えば現在の運転モードが自動優先モードであるときに、モード切替スイッチ65を押すと、運転モードが、バンパースイッチ有効モードに切り替わる。現在の運転モードがバンパースイッチ有効モードであるときに、モード切替スイッチ65を押すと、運転モードが、自動優先モードに切り替わる。
本実施形態では、積み降ろし装置26と、バンパー装置50を連携させて自動的にスライドボディ32を降ろす自動降ろし動作を行うことができる。また、積み降ろし装置26と、バンパー装置50を連携させて自動的にスライドボディ32を積み込む自動積み込み動作を行うことができる。
自動降ろし動作は、自動降ろしスイッチ60を押すことによって開始され、自動降ろしスイッチ60を押し続けることによって実行される。
従って、自動降ろしスイッチ60は、降ろし動作を実施する降ろしスイッチであり、降ろし動作を開始する機能と、降ろし動作を継続する機能を有している。
自動積み込み動作は、自動積み込みスイッチ61を押すことによって開始され、自動積み込みスイッチ61を押し続けることによって実行される。
従って、自動積み込みスイッチ61は、積み込み動作を実施する積み込みスイッチであり、積み込み動作を開始する機能と、積み込み動作を継続する機能を有している。
さらに本実施形態では、運転モードが、バンパースイッチ有効モードとなっているときに、バンパー張出スイッチ67又はバンパー格納スイッチ68を操作して、バンパー本体10だけを移動させることもできる。
バンパー張出スイッチ67及びバンパー格納スイッチ68は、バンパー移動機構52の油圧シリンダ53に作動油を供給する電磁弁を切り替えるスイッチである。
バンパースイッチ有効モードとなっているときに、バンパー張出スイッチ67を押し続けると、バンパー本体10が後方に移動し、走行時位置に向かう。バンパー本体10が格納位置を離れると、格納検知手段55が非検知状態となる。バンパー本体10が後方に移動し、走行時位置に至ると、張出検知手段56が検知状態となる。
バンパースイッチ有効モードとなっているときに、バンパー格納スイッチ68を押し続けると、バンパー本体10が前方に移動し、格納位置に向かう。バンパー本体10が走行時位置から離れると、張出検知手段56が非検知状態となる。バンパー本体10が前方に移動し、格納位置に至ると格納検知手段55が検知状態となる。
次に、スライドボディ32を積み込む際の積み降ろし装置26等の動作について説明する。
荷役車両1は、走行時においては、図2(a)の様にリフトフレーム30が水平姿勢となっており、スライドボディ32は、リフトフレーム30上に引き上げられている。リフトフレーム30の姿勢は水平(着床状態)であり、且つ前後方向には、前端の位置(初期位置)にある。またスライドボディ32についても、前端の位置(初期位置)にある。
リフトフレーム30とスライドボディ32が、初期位置にあるので、初期位置検知手段15がオン状態となっている。リフトフレーム30が、着床状態であるから、着床検知手段71がオン状態となっている。
そして積み降ろし装置26で、スライドボディ32を地上に降ろす。
降ろし動作は、次の工程を順次実行することにより行われる。
(1)リフトフレーム後退工程(スライドボディ水平移動工程)
(2)第一傾斜工程(最初の傾斜動作)
(3)スライドボディ降下工程
(4)第二傾斜工程
(1)リフトフレーム後退工程(スライドボディ水平移動工程)
リフトフレーム後退工程は、図示しない油圧シリンダによって、リフトフレーム30を水平姿勢のままで後方に移動させる工程である。
リフトフレーム後退工程は、スライドボディを初期位置から車両部の後部側に移動させる水平移動動作でもある。水平移動動作とは、車両部に対してスライドボディを移動させる動作である。
リフトフレーム30が後退し始めると、初期位置検知手段15がオフとなり、代わって後退継続検知手段70がオン状態となる。
図2(c)の様に、リフトフレーム30が所定の位置まで後退すると、後退位置検知手段16がこれを検知してオン状態となる。
(2)第一傾斜工程
第一傾斜工程は、降ろし動作における最初の傾斜動作である。第一傾斜工程は、油圧シリンダ35を起動し、チルト機構31を動作させて、図3(d)の様にリフトフレーム30を一定の角度まで傾斜させる工程である。第一傾斜工程が開始され、リフトフレーム30が傾斜すると、着床検知手段71がオフ状態となる。
図3(d)の様にリフトフレーム30が所定の角度まで傾斜すると、傾斜検知手段72がこれを検知してオン状態となり、チルト機構31(リフトフレーム30の傾斜)を停止させる。
(3)スライドボディ降下工程
スライドボディ降下工程は、図3(e)の様に、スライドボディ32をリフトフレーム30にそって車両後方側に直線移動させスライドボディ32の後端を地面に着地させてスライドボディ32をずり下ろす工程である。
スライドボディ32前部がリフトフレーム30の後端に至ると、最後端検知手段17がこれを検知してオン状態となり、スライドボディ32の車両後方側への移動を停止させる。
(4)第二傾斜工程
第二傾斜工程は、図3(f)の様に、リフトフレーム30を最高角度まで上昇させ、スライドボディ32の底面全体を地上に着地させる工程である。リフトフレーム30が最高角度に達したことは、傾斜検知手段72によって検知される。
そして踏み板37を水平姿勢にし、車両を搬入又は搬出する。
積み込み動作は、概ね前記した降ろし動作を逆の順序で実行することにより行われる。即ち積み込み動作は、次の工程を順次実行することにより行われる。
(1)第一傾斜戻し工程(最初の傾斜動作)
(2)スライドボディ上昇工程
(3)第二傾斜戻し工程
(4)リフトフレーム前進工程
(1)第一傾斜戻し工程
第一傾斜工程は、積み込み動作における最初の傾斜動作である。第一傾斜戻し工程は、図4(a)の様なスライドボディ32の底面全体を地上に着地した状態から、図4(b)の様に、リフトフレーム30の傾斜角度を傾斜検知手段72がオン状態となるまで低下させ、リフトフレーム30の後端を地面から離す工程である。
(2)スライドボディ上昇工程
スライドボディ上昇工程は、図4(c)の様に、スライドボディ32をリフトフレーム30にそって車両前方側に移動させ、図4(d)の様に、スライドボディ32の全部をリフトフレーム30に載せる工程である。
(3)第二傾斜戻し工程
第二傾斜戻し工程は、図5(e)の様に、リフトフレーム30の角度をさらに低下させて水平姿勢に復帰させる工程である。
リフトフレーム30が水平姿勢に復帰すると、後退位置検知手段16がオン状態となり、着床検知手段71がオン状態に切り替わる。
(4)リフトフレーム前進工程
リフトフレーム前進工程は、リフトフレーム30を前進させ、図5(f)の様に、リフトフレーム30を初期位置に戻す工程である。リフトフレーム30が前進を開始すると、後退位置検知手段16がオフ状態となり、後退継続検知手段70がオン状態となる。
図5(g)の様にリフトフレーム30とスライドボディ32が、初期位置に戻ることにより、初期位置検知手段15がオン状態となる。リフトフレーム30が初期位置に戻ると、後退継続検知手段70がオフ状態となる。
次に、本実施形態の荷役車両1の自動降ろし動作について説明する。
自動降ろし動作を行う場合には、あらかじめモード切替スイッチ65によって運転モードを自動優先モードにしておく。
自動降ろし動作においては、積み降ろし装置26とバンパー装置50が連携して動作する。即ち自動降ろし動作においては、積み降ろし装置26とバンパー装置50が一連のシーケンス制御によって動作する。
本実施形態で採用するリモコン8は、自動降ろしスイッチ60を有している。そして、運転モードは自動優先モードであり、且つ自動降ろしスイッチ60を押し続けている間、一連のバンパー動作と降ろし動作が継続する。
自動降ろし動作を開始する前の状態は、図2(a)の様に積み降ろし装置26が、初期位置に復帰しており、この状態が初期位置検知手段15で検知されている。
また図2(a)の様に バンパー本体10は、油圧シリンダ53が伸びた状態であり、バンパー本体10は、後方に張り出して走行時位置にある。そのため、張出検知手段56が検知状態となる。また格納検知手段55は非検知状態となっている。
スライドボディ32を地上に降ろす際には、自動降ろしスイッチ60を押し続ける。
以下、図7のフローチャートに基づいて自動降ろし動作の制御を説明する。
前提条件として、作業者が図示しないPTOスイッチを操作し、油圧ポンプが回転し、油圧が発生し、各電磁弁の開閉によって、各油圧シリンダ35、53に作動油を供給可能な状態となっている。
ステップ1で、自動降ろしスイッチ60が操作されるのを待つ。作業者が自動降ろしスイッチ60を押すことにより、自動降ろしスイッチ60がオン状態となり、ステップ2以降に移行する。
ステップ2では、リフトフレーム30の後退が開始される。図2(b)の様にリフトフレーム30の後退が開始され、これが継続状態であることが後退継続検知手段70によって検知される。即ち後退継続検知手段70がオン状態となり、ステップ3がYESとなり、ステップ4に移行してバンパー本体10が、格納位置に向かって移動する。
具体的には、バンパー移動機構52の油圧シリンダ53に作動油を供給する電磁弁が切り替えられる。
その結果、バンパー移動機構52の油圧シリンダ53が収縮し、バンパー本体10が、車両部5の前方側に移動する。
続くステップ5、ステップ6で、リフトフレーム30が後退位置に到達したか否かと、バンパー本体10が格納位置に至ったか否かが、確認される。
即ち後退位置検知手段16の検知状態が確認され、後退位置検知手段16がオン状態であれば、ステップ5がイエスとなる。
また格納検知手段55がオン状態となり、バンパー本体10が格納位置にあることを検知することにより、ステップ6がイエスとなる。
ステップ5とステップ6は順不同であり、いずれが先であってもよい。要するに、リフトフレーム30が後退位置に到達して後退位置検知手段16がオン状態であり、バンパー本体10が格納位置にあって格納検知手段55がオン状態であればステップ7に進み、第一傾斜工程が実行される。
このように、本実施形態では、バンパー本体10が所定の条件としての格納位置にあることを条件の一つとして第一傾斜工程が実行される。即ちバンパー本体10が格納位置にあることを条件として、特定の動作としての傾斜工程が実行可能となる。
ステップ7では、第一傾斜工程が実行され、リフトフレーム30が、一定の角度まで傾斜する。
続いてステップ8に移行し、スライドボディ降下工程が実行される。さらにステップ9に移行し、第二傾斜工程が実行されてスライドボディ32が地上に降ろされる。
本実施形態では、自動降ろし動作の初期に、バンパー本体10が格納位置にあることが確認されているので、第一傾斜工程や、第二傾斜工程が実行されても、スライドボディ32等がバンパー本体10と接触することはない。
作業の途中で、作業者が自動降ろしスイッチ60を離すと、その時点で積み降ろし装置26が停止する。作業者が自動降ろしスイッチ60を再度押すと、停止した状態から、前記した一連の動作が再開される。即ち、積み降ろし装置26の動作は、既に開始されており、作業者が自動降ろしスイッチ60を離すことによって、積み降ろし装置26の動きが一時的に停止しているに過ぎない状態であるから、作業者が自動降ろしスイッチ60を再度押すと、停止した状態から、前記した一連の動作が再開される。
降ろし動作が完了すると、ステップ10がYESとなり、一連の自動降ろし動作が終了する。
仮に格納検知手段55が、バンパー本体10が格納位置にあることを検知しなければ、原則としてそれ以降の降ろし動作が始まらない。
本実施形態によると、バンパー本体10が格納位置に移動したことを確認した後に、リフトフレーム30を傾斜させるので、スライドボディ32等がバンパー本体10と接触することはない。
何らかの事情によって、作業者が自動降ろしスイッチ60を押し続けているにも関わらず、格納検知手段55が、バンパー本体10が格納位置にあることを検知できない場合がある。
上記した実施形態に即して説明すると、ステップ2では、リフトフレーム30の後退が開始され、この動作が継続状態であることが後退継続検知手段70によって検知されたことを契機として、バンパー本体10が、格納位置に向かって移動する。
即ち後退継続検知手段70がオン状態となり、ステップ3がYESとなり、ステップ4に移行してバンパー本体10が、格納位置に向かって移動する。
仮に後退継続検知手段70が故障していたり、何らかの一時的な不具合があり、後退継続検知手段70がオン状態とならなければ、以降のステップに進むことができず、降ろし作業が中断してしまう。
この状況となった場合、作業者は、モード切替スイッチ(切り替え手段)65を押し、運転モードを一時的にバンパースイッチ有効モードに切り替える。
その結果、バンパー張出スイッチ67及びバンパー格納スイッチ68が有効状態となり、バンパー張出スイッチ67やバンパー格納スイッチ68を操作して、バンパー移動機構52を動作させることができる状態となる。
図9のフローチャートに即して説明すると、ステップ1、ステップ2が共にYESとなり、運転モードがバンパースイッチ有効モードであり、且つバンパー格納スイッチ68がオン状態になるとステップ3に進み、バンパー移動機構52が駆動してバンパー本体10が格納位置に向かって移動する。
運転モードがバンパースイッチ有効モードであり続け、且つ作業者がバンパー格納スイッチ68を押し続けると、バンパー本体10は格納位置に向かって移動し続け、ついに格納位置に到着する。その結果、格納検知手段55がオン状態となり、図9のフローチャートで示した一連の動作を終了する。
バンパー本体10を走行時位置に移動させる場合も同様である。図10のフローチャートに即して説明すると、ステップ1、ステップ2が共にYESとなり、運転モードがバンパースイッチ有効モードであり、且つバンパー張出スイッチ67がオン状態になるとステップ3に進み、バンパー移動機構52が駆動してバンパー本体10が走行時位置に向かって移動する。
運転モードがバンパースイッチ有効モードであり続け、且つ作業者がバンパー張出スイッチ67を押し続けると、バンパー本体10は走行時位置に向かって移動し続け、ついに走行時に到着する。その結果、張出検知手段56がオン状態となり、一連の動作を終了する。
図7で示した自動降ろし動作の説明に戻ると、運転モードを一時的にバンパースイッチ有効モードに切り替えて、バンパー格納スイッチ68を操作した結果、格納検知手段55がオン状態となっている。
この状況下、モード切替スイッチ(切り替え手段)65を再度押して、運転モードを自動優先モードに戻し、自動降ろしスイッチ60を押して、自動降ろし動作を再開する。
その結果、図7のフローチャートにおけるステップ6がYESとなり、ステップ7以降に進んで、降ろし作業を完了させることができる。
以上説明した実施形態では、ステップ2で、リフトフレーム30を後退させ、これを後退継続検知手段70によって検知させ、後退継続検知手段70がオン状態となったことを契機としてバンパー本体10が、格納位置に向かって移動する制御を採用した。
しかしながら本発明は、この構成に限定されるものではなく、例えば、初期位置検知手段15がオフとなったことで、リフトフレーム30を後退していることを検知し、初期位置検知手段15がオフとなったことを契機としてバンパー本体10が、格納位置に向かって移動する制御としてもよい。
またリフトフレーム30の後退が開始する前に、バンパー本体10を格納位置に向かって移動させてもよい。
いずれにせよ、降ろし動作の開始と前後して、バンパー本体10を格納位置に移動させる格納動作が開始されることが望ましい。
また、バンパー本体10が、格納位置にあることを条件として、リフトフレーム30の後退を開始してもよい。
次に、図8のフローチャートに基づいて自動積み込み動作の制御を説明する。
自動積み込み動作の制御では、ステップ1で、自動積み込みスイッチ61が操作されるのを待つ。作業者が自動積み込みスイッチ61を押すことにより、自動積み込みスイッチ61がオン状態となり、ステップ2に移行する。
ステップ2で、バンパー本体10を格納位置に向かって移動させ、ステップ3で格納検知手段55が、バンパー本体10が格納位置にあるか否かを判断する。
通常、自動積み込み動作の開始時点では、バンパー本体10は、格納位置にあるから、多くの場合、ステップ2は無視されてステップ3に進み、ステップ3がYESとなり、ステップ4に移行し、積み込み動作が始まる。
ステップ5で、第一傾斜戻し工程が実行され、図4(a)の様なスライドボディ32の底面全体を地上に着地した状態から、図4(b)の様に、リフトフレーム30の角度を低下させ、リフトフレーム30の後端を地面から離れさせる。
続くステップ6では、スライドボディ上昇工程が実行され、図4(c)の様に、スライドボディ32をリフトフレーム30にそって車両前方側に移動する。
続くステップ7では、第二傾斜戻し工程が実行され、リフトフレーム30の角度がさらに低下して水平姿勢に復帰する。
続くステップ8でリフトフレーム30が前進する。そして積み降ろし装置26が初期位置に復帰し、初期位置検知手段15がそれを検知する。
その結果、ステップ9がイエスとなり、ステップ10に移行する。
ステップ10では、自動積み込みスイッチ61のオン状態が、電気的に自己保持される。その結果、作業者が、自動積み込みスイッチ61から手を離しても、ステップ10以降の工程が継続される。
続くステップ11は、バンパー移動機構52の油圧シリンダ53に作動油を供給する電磁弁が切り替えられる。
その結果、バンパー移動機構52の油圧シリンダ53が伸び、バンパー本体10が、車両部5の後方側に移動し、バンパー本体10が走行時位置に至る。
そのため、バンパー本体10が格納位置にある状態で、荷役車両1が走り出してしまうことを防ぐことができる。
バンパー本体10が走行時位置に至ったことを張出検知手段56が検知すると、ステップ13がYESとなり、一連の自動積み込み動作が終了する。
自動積み込み動作の際にも、バンパー本体10が格納位置にあることを確認した後に、積み降ろし装置26を動作させるので、積載の過程で、スライドボディ32等が、バンパー本体10と接触することはない。
またステップ3は、リフトフレーム30が動作する前であり、バンパー本体10が格納位置にあることを確認した後に、リフトフレーム30を動作させるので、積載の過程で、スライドボディ32等が、バンパー本体10と接触することはない。
自動積み込み動作の際にも、作業者が自動積み込みスイッチ61を押し続けているにも関わらず、格納検知手段55が、バンパー本体10が格納位置に移動せず、ステップ3がYESとならない場合がある。その場合、作業者は、モード切替スイッチ(切り替え手段)65を押し、運転モードからバンパースイッチ有効モードに切り替える。
その結果、バンパー張出スイッチ67及びバンパー格納スイッチ68が有効状態となり、バンパー張出スイッチ67やバンパー格納スイッチ68を操作して、バンパー移動機構52を動作させることができる状態となる。
運転モードがバンパースイッチ有効モードであり続け、且つ作業者がバンパー格納スイッチ68を押し続けると、バンパー本体10は格納位置に向かって移動し続け、ついに格納位置に到着する。その結果、格納検知手段55がオン状態となり、積み込み動作を進めることができる状態となる。
リフトフレーム30が初期位置に復帰したにも関わらず、初期位置検知15の故障でバンパー本体10が、走行時位置に移動しない場合も同様であり、作業者は、モード切替スイッチ(切り替え手段)65を押し、運転モードからバンパースイッチ有効モードに切り替える。
そしてバンパー張出スイッチ67を押す。運転モードがバンパースイッチ有効モードであり続け、且つ作業者がバンパー張出スイッチ67を押し続けると、バンパー本体10は走行時位置に向かって移動し続け、ついに走行時位置に到着する。その結果、張出検知手段56がオン状態となり、ステップ12がYESとなり、一連の自動積み込み動作が終了する。
以上、荷役車両1として、車両運搬車を例に実施形態を説明したが、本発明は、例えば図11の様なコンテナ積載車にも適用することができる。
荷役車両1は、図11の様に、車両部5と積載装置17を有している。積載装置17には、制御装置6と、油圧装置7及びバンパー装置50が含まれている。
積載装置17は、コンテナ2を載置するコンテナ載置部11と、荷役アーム3を有している。
コンテナ載置部11は、コンテナ2を載置するフレームであり、前端に、門型の防護枠12を有している。防護枠12には、初期位置検知手段15が設けられている。
荷役アーム3はフックアーム20と、リフトアーム21によって構成されている。
荷役アーム3は、リフトアーム21の先端側に、フックアーム20が角度をつけた姿勢で揺動可能に取り付けられたものであり、全体形状が、略「L」状を呈している。フックアーム20とリフトアーム21の間には油圧シリンダ22が取り付けられており、フックアーム20は油圧シリンダ22を伸縮することによってリフトアーム21に対する角度が変化する。
フックアーム20の先端には、フック(係合部)23が設けられている。
リフトアーム21の基端側は、車両部5に揺動可能に取りけられており、荷役アーム3は、全体として揺動可能である。またリフトアーム21には、油圧シリンダ25が取り付けられており、当該油圧シリンダ25によって、荷役アーム3が全体的に揺動する。
荷役車両1についても、荷役アーム3と、バンパー装置50を連携させて自動的にコンテナ2を降ろす自動降ろし動作を行うことができる。また、荷役アーム3と、バンパー装置50を連携させて自動的にコンテナ2を積み込む自動積み込み動作を行うことができる。
次に、コンテナ2を積み込む際の荷役アーム3等の動作について説明する。
地上に設置されたコンテナ2を、車両部5に搭載する際には、図11、図12(a)の様に、積載装置17のフック(係合部)23をコンテナ2の係合ピン27に係合する。このときフックアーム20は、リフトアーム21に対してやや鋭角姿勢となっている。
そしてその状態で、リフトアーム21を前方(図面反時計回り)に向かって揺動する。
その結果、図12(b)の様に、コンテナ2の前方側が吊り上げられ、図12(c)の様に、車両部5に引き入れられる。そして、図13(d)の様にリフトアーム21をさらに揺動させて、リフトアーム21の姿勢を略水平に戻す。
その結果、コンテナ2の姿勢が略水平姿勢となり、係合ピン27を前方に向けた状態で、荷役車両1に搭載される。その後、図13(e)の様にフックアーム20を揺動して、リフトアーム21に対して垂直姿勢に近づけ、コンテナ2を前方にスライドさせる。
コンテナ2の荷役車両1への搭載が完了した状態は、図13(f)の様であり、フックアーム20が略垂直姿勢となり、フックアーム20が防護枠12に近接し、荷役アーム3が、初期位置に復帰していることが初期位置検知手段15で検知される。
次に、コンテナ2を降ろす際の荷役アーム3等の動作について説明する。
荷役車両1から、コンテナ2を下ろす際には、図14、図15の様に、フックアーム20を後方(図面時計回り)に揺動させてから、リフトアーム21を傾斜姿勢に変化させる。その結果、コンテナ2は、ゆっくりと地上に降ろされる。
即ち、図14(c)の様に、フックアーム20を後方(図面時計回り)に揺動して、リフトアーム21を鋭角に姿勢変更し、コンテナ2を後方にスライドさせる。
続いて、図15(d)の様にリフトアーム21を後方(図面時計回り)に揺動してリフトアーム21の姿勢を傾斜させる。図15(e)の様にリフトアーム21をさらに後方(図面時計回り)に揺動し、コンテナ2の後端を地面に着地させる。
そして、リフトアーム21をさらに後方(図面時計回り)に揺動すると共に、フックアーム20をやや前方(図面反時計回り)に揺動し、図15(f)の様にコンテナ2の前端を着地させ、コンテナ2を地上に降ろす。
次に、本実施形態の荷役車両1の自動降ろし動作について説明する。
自動降ろし動作においては、荷役アーム3とバンパー装置50が連携して動作する。即ち自動降ろし動作においては、荷役アーム3とバンパー装置50が一連のシーケンス制御によって動作する。
コンテナ2が車両部5に搭載されている状態では、図14(a)の様にフックアーム20が略垂直姿勢となっており、荷役アーム3が、初期位置に復帰しており、この状態が初期位置検知手段15で検知されている。
また図14(a)の様に バンパー本体10は、油圧シリンダ53が伸びた状態であり、バンパー本体10は、後方に張り出して走行時位置にある。そのため、張出検知手段56が検知状態となる。また格納検知手段55は非検知状態となっている。
コンテナ2を地上に降ろす際には、自動降ろしスイッチ60を押し続ける。
以下、図16のフローチャートに基づいて自動降ろし動作の制御を説明する。
ステップ1で、自動降ろしスイッチ60が操作されるのを待つ。作業者が自動降ろしスイッチ60を押すことにより、自動降ろしスイッチ60がオン状態となり、ステップ2に移行し、バンパー本体10が格納位置に移動する。
バンパー本体10が前方側に移動すると、前端に至り、図14(b)の様に バンパー本体10が格納位置に到達し、格納検知手段55が、バンパー本体10が格納位置にあることを検知することとなる。
格納検知手段55が、バンパー本体10が格納位置にあることを検知することにより、ステップ3がイエスとなり、ステップ4に進む。ステップ4では、一連の降ろし動作が実行される。
仮に格納検知手段55が、バンパー本体10が格納位置にあることを検知しなければ、原則としてそれ以降の降ろし動作が始まらない。
この場合は、前記した通り、モード切替スイッチ(切り替え手段)65を押し、運転モードからバンパースイッチ有効モードに切り替え、バンパー格納スイッチ68を押して、バンパー本体10を格納位置に向かって移動させる。
また地上のコンテナ2を車両部5に載せる場合には、図11、図12(a)の様に、積載装置17のフック23をコンテナ2の係合ピン27に係合し、自動積み込みスイッチ61を押し続ける。
以下、図17のフローチャートに基づいて自動積み込み動作の制御を説明する。
ステップ1で、自動積み込みスイッチ61が操作されるのを待つ。作業者が自動積み込みスイッチ61を押すことにより、自動積み込みスイッチ61がオン状態となり、ステップ2に移行する。
ステップ2では、バンパー本体10が格納位置に移動する。通常、自動積み込み動作の開始時点では、バンパー本体10は、格納位置にあるから、多くの場合、ステップ2は無視されてステップ3に進み、ステップ3がYESとなり、ステップ4に移行し、一連の積み込み動作が始まる。
即ち、図12(b)から図13(f)の様に、コンテナ2の前方側を吊り上げて車両部5に引き入れ、リフトアーム21の姿勢を略水平に戻し、さらにフックアーム20を揺動して、リフトアーム21に対して垂直姿勢に近づけ、コンテナ2を前方にスライドさせる。そして荷役アーム3が初期位置に復帰し、初期位置検知手段15それを検知する。
その結果、ステップ5がイエスとなり、ステップ6に移行する。
ステップ6以降は、図8のステップ10以降と同じであり、作業者が、自動積み込みスイッチ61から手を離しても、ステップ6以降の工程が継続され、ステップ7でバンパー本体10が、車両部5の後方側に移動し、バンパー本体10が走行時位置に至る。
バンパー本体10が走行時位置に至ったことを張出検知手段56が検知すると、ステップ8がYESとなり、一連の自動積み込み動作が終了する。
自動積み込み動作の際に、バンパー本体10が走行時位置に移動しない場合は、モード切替スイッチ(切り替え手段)65を押してバンパースイッチ有効モードに切り替える。
そしてバンパー張出スイッチ67を押してバンパー本体10を走行時位置に向かって移動させ、自動積み込み動作が終了する。
以上説明した荷役アーム3は、スイング式と称される形式であり、フックアーム20及びリフトアーム21は、いずれも揺動のみ可能であり、直線移動はしない。
これに対して、スライド式と称される荷役アームが知られており、当該荷役アームは、一部の部材が直線移動する。
本発明は、スイング式の荷役アーム3を採用するものに限定されるものではなく、スライド式の荷役アームを採用する荷役車両にも適用することができる。
以上説明した実施形態では、自動優先状態と、バンパースイッチ有効状態を切り替える切り替え手段として、モード切替スイッチ65を例示した。実施形態で採用するモード切替スイッチ65は、押すたびに運転モードが切り替わるものであり、使い勝手が良い。
しかしながら本発明は、切り替え手段として、この形式のスイッチに限定されるものでなく、他の形式のものであってもよい。例えば、自動優先状態に変更するスイッチと、バンパースイッチ有効状態に変更するスイッチとを有していてもよい。また他のスイッチと、切り替え手段を併用してもよい。例えば、バンパー格納スイッチ68や、バンパー張出スイッチ67を長押しすることによって運転モードが切り替わるものであってもよい。
またモード切替スイッチ65を、車両部5(制御装置近傍)に設けてもよい。
以上説明した実施形態では、積み降ろし装置26を動作させる作動スイッチとして、自動降ろしスイッチ60と、自動積み込みスイッチ61が装備されているが、さらに積み降ろし装置26の各部を個別に動作させるスイッチがあってもよい。
例えば、リモコン8は、次のスイッチを有するものであってもよい。
(1)リフトフレーム30を後方に移動させるスイッチ。
(2)リフトフレーム30を前方に移動させるスイッチ。
(3)リフトフレーム30の傾斜が強くなる方向に揺動させるスイッチ。
(4)リフトフレーム30の傾斜が緩くなる方向に揺動させるスイッチ。
(5)スライドボディ32を降下させるスイッチ。
(6)スライドボディ32を上昇させるスイッチ。
以上説明した実施形態では、降ろし動作を実施する際だけでなく、積み込み動作を実施する場合も、バンパー本体10が格納位置にあることを格納検知手段55が検知していることを条件として、積み降ろし装置26の動作が開始可能な状態となる制御を取り入れたが、降ろし動作の場合に限ってこの制御を採用してもよい。
以上説明した実施形態では、リモコンのスイッチとして、ボタンスイッチを採用した。上記した実施形態で採用したボタンスイッチは、モーメンタリースイッチの一種であり、作業者が押している間だけオン状態となり、手を離すとオフ状態となる。
しかしながら本発明は、このスイッチを採用するものに限定されず、一旦オンスイッチを操作すると、オフ操作を行うまでオン状態が維持される場合(オルタネイトスイッチ)や、電気的にオン状態を自己保持させるスイッチを採用することもできる。
以上説明した荷役車両1は、降ろし動作の際に、(1)リフトフレーム後退工程、(2)第一傾斜工程、(3)スライドボディ降下工程、(4)第二傾斜工程、が順次実施されるが、この工程をすべて実行することは、必須ではない。例えば、リフトフレーム後退工程が省略されたものであってもよい。また、第二傾斜工程が省略されたものであってもよい。
以上説明した実施形態では、「バンパー本体が所定の条件を満足する位置にあることを条件として実行可能となる特定の動作」として、リフトフレームの傾斜やリフトフレームの後退を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、バンパー本体10やその移動機構32とリフトフレームやスライドボディが干渉するあらゆる動作が含まれる。
以上説明した荷役車両1は、スライドボディ32を地面に完全に降ろし、スライドボディ32を水平に直地させて車両の積み下ろしを行うものであるが、スライドボディ32が傾斜した状態で、車両の積み下ろしを行うものであってもよい。
スライドボディを初期位置から車両部の後部側に移動(車両部に対してスライドボディを後方移動)させる水平移動動作として、リフトフレーム30を後方に移動させることでスライドボディ32を後方に移動させるリフトフレーム後退工程を行ったが、水平移動動作は、リフトフレーム30は移動させずリフトフレーム30に対してスライドボディ32を後方に移動させるスライドボディ後退工程としてもよい。この場合のスライドボディ後退工程は、リフトフレーム30に設けられたチェーン等によりスライドボディ32を後方に移動させる。スライドボディ32が所定の位置まで後退すると、後退位置検知手段16がスライドボディ32を検知してオン状態となり、スライドボディ32の移動を停止する。この場合の後退位置検知手段16は、リフトフレーム30の中間位置に設けてもよい。
リフトフレーム前進工程も同様である。
1 荷役車両
2 コンテナ
3 荷役アーム
5 車両部
6 制御装置
8 リモコン
10 バンパー本体
11 コンテナ載置部
15 初期位置検知手段
16 後退位置検知手段
17 積載装置
18 積載装置
20 フックアーム
21 リフトアーム
23 フック(係合部)
26 積み降ろし装置
30 リフトフレーム
31 チルト機構(傾斜手段)
32 スライドボディ
50 バンパー装置
52 バンパー移動機構
55 格納検知手段
56 張出検知手段
60 自動降ろしスイッチ
61 自動積み込みスイッチ
65 モード切替スイッチ(切り替え手段)
67 バンパー張出スイッチ
68 バンパー格納スイッチ
70 後退継続検知手段
71 着床検知手段

Claims (7)

  1. 車両部と積載装置とを有し、前記車両部に前記積載装置が搭載された荷役車両であって、
    前記積載装置は、積み降ろし装置と、制御装置とを有し、
    前記積み降ろし装置によって、複数の動作によって構成される一連の降ろし動作と、複数の動作によって構成される一連の積み込み動作が実施される荷役車両において、
    バンパー装置を有し、当該バンパー装置は、バンパー本体を有し、動力によって前記バンパー本体を走行時に適した走行時位置と、退避した格納位置に位置変更することが可能であり、
    前記バンパー装置を動作させることができるバンパースイッチと、前記降ろし動作を実施することができる自動降ろしスイッチと、切り替え手段があり、
    前記切り替え手段によって、自動降ろしスイッチが優先し、バンパースイッチによってはバンパー装置を動作させることができない自動優先状態と、
    バンパースイッチによってバンパー装置を動作させることができるバンパースイッチ有効状態を切り替えることが可能であり、
    自動優先状態において前記自動降ろしスイッチをオン状態にすることにより、前記降ろし動作と、前記バンパー本体を格納位置に移動させる格納動作が連携して実行され、前記降おろし動作においては、前記バンパー本体が所定の条件を満足する位置にあることを条件として実行可能となる特定の動作があり、
    バンパースイッチ有効状態においては、バンパースイッチを操作することにより、バンパー本体を移動させることができることを特徴とする荷役車両。
  2. 前記降ろし動作の開始と前後して、前記バンパーの格納動作が開始されることを特徴とする請求項1に記載の荷役車両。
  3. 前記積み降ろし装置は、前後方向に移動すると共に傾斜姿勢に姿勢変更するリフトフレームと、前記リフトフレームに沿って直線移動するスライドボディとを有し、
    前記リフトフレームを傾斜させ、前記スライドボディを直線移動させて前記スライドボディの少なくとも一部を地面に着地させることが可能であり、
    前記スライドボディを地上に降ろす降ろし動作と、前記スライドボディを前記車両部上に引き入れる積み込み動作を実施することが可能であり、
    前記降ろし動作は、スライドボディを初期位置から車両部の後部側に移動させる水平移動動作と、リフトアームを傾斜させる傾斜工程を含み、
    前記バンパー本体が格納位置にあることを条件として、水平移動動作及び/又は前記傾斜工程が実行可能となることを特徴とする請求項1又は2に記載の荷役車両。
  4. 以下のいずれかの検知手段を有し、いずれかの検知手段の検知によりバンパーを動作することを特徴とする請求項3に記載の荷役車両。
    (1)スライドボディが、前記初期位置にあるか否かを検知する初期位置検知手段。
    (2)スライドボディが、後退位置に到達したことを検知する後退位置検知手段。
    (3)リフトフレームが前記車両部に着床していることを検知する着床検知手段。
  5. 前記積載装置は、コンテナを搭載するものであり、前記積み降ろし装置は、荷役アームを有し、
    前記荷役アームは前記コンテナと係合する係合部を備え、
    地上に置かれた前記コンテナに前記係合部を係合し、前記荷役アームを駆動して前記コンテナを前記車両部上に引き入れる積み込み動作と、
    前記車両部上に載置された前記コンテナを前記荷役アームによって地上におろす降ろし動作を実施することが可能であり、
    前記バンパー本体が前記格納位置にあることを条件として、前記荷役アームの動作が開始可能な状態となることを特徴とする請求項1又は2に記載の荷役車両。
  6. 前記作動スイッチとして前記積み込み動作を実施する積込スイッチがあり、
    前記積み込み動作の完了と前後して、前記バンパー本体を走行時位置に移動させる張出動作が実行され、前記積み込みスイッチの操作を中断しても前記バンパー本体を走行時位置に移動させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の荷役車両。
  7. 車両に搭載される積載装置であって、
    積み降ろし装置を有し、
    前記積み降ろし装置によって、複数の動作によって構成される一連の降ろし動作と、複数の動作によって構成される一連の積み込み動作が実施される荷役車両において、
    バンパー装置を有し、当該バンパー装置は、バンパー本体を有し、動力によって前記バンパー本体を走行時に適した走行時位置と、退避した格納位置に位置変更することが可能であり、
    バンパー装置を動作させることができるバンパースイッチと、前記降ろし動作を実施することができる自動降ろしスイッチと、切り替え手段があり、
    前記切り替え手段によって、自動降ろしスイッチが優先し、バンパースイッチによってはバンパー装置を動作させることができない自動優先状態と、
    バンパースイッチによってバンパー装置を動作させることができるバンパースイッチ有効状態を切り替えることが可能であり、
    自動優先状態において前記自動降ろしスイッチをオン状態にすることにより、前記降ろし動作と、前記バンパー本体を格納位置に移動させる格納動作が連携して実行され、前記降ろし動作においては、前記バンパー本体が特定の条件を満足する位置にあることを条件として実行可能となる特定の動作があり、
    バンパースイッチ有効状態においては、バンパースイッチを操作することにより、バンパー本体を移動させることができることを特徴とする積載装置。
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