JP2022142260A - 情報処理装置 - Google Patents

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恒一 川口
Koichi Kawaguchi
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Abstract

【課題】ユーザが通報するときに支援することができる技術を提供する。【解決手段】車両10に所定の事態が発生したときに、車両10外部のオペレータ端末30との通話が可能となるように、オペレータ端末30と通信部108との通信を確立するプロセッサ101を有する車両10の情報処理装置であって、プロセッサ101は、車両10に所定の事態が発生した場合に、オペレータ端末30と通信部108との通信が確立できないときに、車両10の内部に存在するユーザ端末20の近距離無線通信部207と近距離無線通信部109との通信を確立し、ユーザ端末20とオペレータ端末30との通話が可能となるように、近距離無線通信部109からユーザ端末20に指令を送信し、ユーザ端末20とオペレータ端末30との通話が可能となったときにユーザに報知するための指令を生成する。【選択図】図2

Description

本開示は、情報処理装置に関する。
通報トリガが検出されると、専用通信機器を用いて緊急通報情報を緊急通報センタに送信し、さらに、携帯端末を用いて緊急通報センタとの間で音声通話を行う技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特許第6305100号公報
携帯端末によって緊急通報機能が補完されたことをユーザが認識しにくい。本開示の目的は、ユーザが通報するときに支援することができる技術を提供することにある。
本開示の態様の一つは、
車両に所定の事態が発生したときに、前記車両の外部のオペレータとの通話が可能となるように、前記車両の外部の端末と第一の通信部との通信を確立する制御部を有する情報処理装置であって、
前記制御部は、前記車両に前記所定の事態が発生した場合において、前記車両の外部の端末と前記第一の通信部との通信が確立できないときに、
前記車両の内部に存在するユーザ端末と第二の通信部との通信を確立することと、
前記ユーザ端末と前記車両の外部のオペレータとの通話が可能となるように、前記第二の通信部から前記ユーザ端末に指令を送信することと、
前記ユーザ端末と前記車両の外部のオペレータとの通話が可能となったときにユーザに報知するための指令を生成することと、
を実行する、情報処理装置である。
また、本開示の他の態様は、上記の情報処理装置における処理をコンピュータが実行する情報処理方法、その情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、または、そのプログラムを非一時的に記憶した記憶媒体である。
本開示によれば、ユーザが通報するときに支援することができる技術を提供することができる。
実施形態に係るシステムの概略構成を示す図である。 実施形態に係るシステムを構成する車両、ユーザ端末、及び、オペレータ端末のそれぞれの構成の一例を概略的に示すブロック図である。 車両の機能構成を例示した図である。 オペレータ端末の機能構成を例示した図である。 ユーザ端末の機能構成を例示した図である。 システムの全体の処理を示すシーケンス図である。 実施形態に係る車両の処理のフローチャートである。
本開示の態様の一つである情報処理装置は、車両に所定の事態が発生したときに、前記車両の外部のオペレータとの通話が可能となるように、前記車両の外部の端末と第一の通信部との通信を確立する制御部を有する。所定の事態とは、外部のオペレータとの通話が必要となる事態であり、例えば、車両の故障、または、車両の事故などを示す。このような場合に、制御部は、車両の外部の端末と第一の通信部との通信を確立させる。車両の外部の端末は、例えば、外部のオペレータが通話に用いる端末である。また、第一の通信部は、車両のユーザが外部のオペレータと通話するときに用いられる。
また、制御部は、前記車両に前記所定の事態が発生した場合において、前記車両の外部の端末と前記第一の通信部との通信が確立できないときに、車両の内部に存在するユーザ端末と第二の通信部との通信を確立する。第二の通信部は、例えば、車両の内部に存在するユーザ端末と通信するときに用いられる。第二の通信部は、例えば、ユーザ端末を介して電話をかけたり、電話を受けたりすることが可能であってもよい。
ここで、車両の故障または事故が発生した場合には、第一の通信部が利用できなくなる場合がある。例えば、第一の通信部が壊れたり、または、第一の通信部と制御部との通信が遮断されたりした場合には、第一の通信部が利用できなくなる。そうすると、第一の通信部を利用した外部のオペレータとの通話ができなくなる。
一方、第一の通信部が利用できない場合であっても、第二の通信は利用可能な場合もある。このような場合には、ユーザ端末を利用して外部のオペレータと通話が可能である。そこで制御部は、前記車両に前記所定の事態が発生した場合において、前記車両の外部の端末と前記第一の通信部との通信が確立できないときに、前記ユーザ端末と前記車両の外部のオペレータとの通話が可能となるように、前記第二の通信部から前記ユーザ端末に指令を送信する。
ただし、ユーザ端末が外部のオペレータと通話可能であることにユーザが気が付かない場合もある。そこで、制御部は、前記ユーザ端末と前記車両の外部のオペレータとの通話が可能となったときにユーザに報知するための指令を生成する。ユーザに報知する場合には、車両に備わる機器を利用してもよいし、ユーザ端末に備わる機器を利用してもよい。報知するときには、例えば、ランプを点灯させたり、警告音または音声などを発生させて、通話が可能であることを報知してもよい。このような報知により、ユーザが認識しやすい態様で緊急通報を補完することができる。
以下、図面に基づいて、本開示の実施の形態を説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本開示は実施形態の構成に限定されない。また、以下の実施形態は可能な限り組み合わせることができる。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係るシステム1の概略構成を示す図である。システム1は、所定の事態が発生した場合に、車両10とオペレータ端末30とが通信することで、ユーザがオペレータと通話することが可能なシステムである。また、車両10の故障などで車両10とオペレータ端末30とが通信できない場合には、ユーザ端末20とオペレータ端末30とで通信することで、ユーザがオペレータと通話することが可能なシステムである。また、システム1は、ユーザ端末20でオペレータと通話可能になると、そのことがユーザに分かるように、車両10またはユーザ端末20において報知する。システム1は、例えば、車両事故等の緊急時にオペレータを介して最寄りの警察や消防へ自動で通報してもよ
い。
図1の例では、システム1は、車両10、ユーザ端末20、及び、オペレータ端末30を含む。ユーザ端末20はユーザが所持する携帯端末である。オペレータ端末30は、オペレータが利用する端末である。また、車両10は、ユーザ端末20に関連付いた車両である。車両10、ユーザ端末20、及び、オペレータ端末30は、ネットワークN1によって相互に接続されている。なお、ネットワークN1は、例えば、インターネット等の世界規模の公衆通信網でありWAN(Wide Area Network)やその他の通信網が採用されてもよい。また、ネットワークN1は、携帯電話等の電話通信網、Wi-Fi(登録商標)等の無線通信網を含んでもよい。さらに、車両10は、近距離無線通信等を含むネットワークN2を介して、ユーザ端末20に接続される。近距離無線通信には、NFC(Near Field Communication)、Bluetooth(登録商標)、UWB(Ultra Wideband)、Wi-Fi(登録商標)などを例示できる。図1には、例示的に1台の車両10を図示しているが、車両10は複数存在し得る。また、車両10の数に応じてユーザ及びユーザ端末20も複数存在し得る。
図2に基づいて、車両10、ユーザ端末20、及び、オペレータ端末30のハードウェア構成について説明する。図2は、本実施形態に係るシステム1を構成する車両10、ユーザ端末20、及び、オペレータ端末30のそれぞれの構成の一例を概略的に示すブロック図である。
オペレータ端末30は、一般的なコンピュータの構成を有している。オペレータ端末30は、車両10の緊急時に車両10またはユーザ端末20から通報を受け付ける。また、オペレータ端末30は、警察官または救急隊員を車両10の現在地に向かわせるための通報が可能である。オペレータ端末30は、プロセッサ301、主記憶部302、補助記憶部303、入力部304、出力部305、及び、通信部306を有する。これらは、バスにより相互に接続される。
プロセッサ301は、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)等である。プロセッサ301は、オペレータ端末30を制御し、様々な情報
処理の演算を行う。主記憶部302は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read
Only Memory)等である。補助記憶部303は、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディスクドライブ(HDD、Hard Disk Drive)、リムーバブルメディア等である。補助記憶部303には、オペレーティングシステム(Operating System :OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納される。補助記憶部303に格納されたプログラムをプロセッサ301が主記憶部302の作業領域にロードして実行し、このプログラムの実行を通じて各構成部等が制御される。これにより、所定の目的に合致した機能をオペレータ端末30が実現する。主記憶部302および補助記憶部303は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体である。なお、オペレータ端末30は、単一のコンピュータであってもよいし、複数台のコンピュータが連携したものであってもよい。また、補助記憶部303に格納される情報は、主記憶部302に格納されてもよい。また、主記憶部302に格納される情報は、補助記憶部303に格納されてもよい。
入力部304は、オペレータが行った入力操作を受け付ける手段であり、例えば、タッチパネル、マウス、キーボード、または、マイク等である。出力部305は、オペレータに対して情報を提示する手段であり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electroluminescence)パネル、スピーカ、ランプ等である。入力部304及び出力部
305は、1つのタッチパネルディスプレイとして構成してもよい。
通信部306は、ネットワークN1経由で車両10、及び、ユーザ端末20と通信を行
う手段である。通信部306は、例えば、LAN(Local Area Network)インターフェースボード、無線通信のための無線通信回路である。LANインターフェースボードや無線通信回路は、ネットワークN1に接続される。
次に、ユーザ端末20について説明する。ユーザ端末20は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、個人情報端末、ウェアラブルコンピュータ(スマートウォッチ等)、パーソナルコンピュータ(Personal Computer、PC)といった小型のコンピュータである。ユーザ端末20は、プロセッサ201、主記憶部202、補助記憶部203、入力部204、出力部205、通信部206、近距離無線通信部207、及び、位置情報センサ208を有する。これらは、バスにより相互に接続される。プロセッサ201、主記憶部202、補助記憶部203、入力部204、出力部205、通信部206については、オペレータ端末30のプロセッサ301、主記憶部302、補助記憶部303、入力部304、出力部305、及び、通信部306と同様であるため、説明を省略する。
近距離無線通信部207は、所定の近距離無線通信方式による、いわゆる、近距離における無線通信を行う。近距離無線通信部207は、車両10と近距離無線通信を行う手段である。ここでいう近距離は、例えば、車室内で通信が行える程度の距離である。近距離無線通信部207は、例えば、Bluetooth(登録商標)LowEnergy規格、NFC(Near Field Communication)、UWB(Ultra Wideband)、又は、Wi-Fi(登録商標)等の通信規格を利用する。
位置情報センサ208は、ユーザ端末20の位置情報(例えば緯度、経度)を取得する。位置情報センサ208は、例えば、GPS(Global Positioning System)受信部、無
線LAN通信部等である。
次に、車両10について説明する。車両10は、プロセッサ101、主記憶部102、補助記憶部103、マイク104、スピーカ105、エアバッグセンサ106、報知装置107、通信部108、近距離無線通信部109、及び、位置情報センサ110を有する。これらは、バスにより相互に接続される。プロセッサ101、主記憶部102、補助記憶部103、通信部108、近距離無線通信部109、及び、位置情報センサ110については、ユーザ端末20のプロセッサ201、主記憶部202、補助記憶部203、通信部206、近距離無線通信部207、及び、位置情報センサ208と同様であるため、説明を省略する。なお、プロセッサ101が、本開示に係る制御部に相当し、通信部108が、本開示に係る第一の通信部に相当し、近距離無線通信部109が、本開示に係る第二の通信部に相当する。
マイク104は、音を取得する機器であり、音を電気信号に変換する機器である。スピーカ105は、例えば、音声を車両10の内部に流す装置である。エアバッグセンサ106は、車両10に備わるエアバッグが作動したか否かを検出するセンサである。なお、エアバッグセンサ106に代えて、加速度を検出する加速度センサを設けてもよい。報知装置107は、ユーザに対して報知する装置であり、例えば、上記のスピーカ105であってもよいし、または、LEDランプであってもよい。
次に、車両10の機能について説明する。図3は、車両10の機能構成を例示した図である。車両10は、機能構成要素として、制御部11を備える。車両10のプロセッサ101は、主記憶部102上のコンピュータプログラムにより、制御部11の処理を実行する。なお、制御部11の処理の一部は、ネットワークN1に接続される他のコンピュータにより実行されてもよい。
制御部11は、車両10に緊急事態(所定の事態としてもよい。)が発生した場合にオペレータ端末30へ通報する。制御部11は、ネットワークN1を介してオペレータ端末30との通信を確立させる。そして、通信が確立されると、マイク104で検出した音声をオペレータ端末30へ送信し、オペレータ端末30から送信された音声等をスピーカ105から流す。このようにして、車内のユーザは、オペレータと通話が可能となる。
ここで、車両10の緊急事態の発生に伴って通信部108などが故障する場合がある。例えば、車両10の衝突時の衝撃によって通信部108が破損することがある。この場合、ユーザは通信部108を介してオペレータと通話することができなくなる。制御部11は、通信部108を介してオペレータ端末30と通信できない場合に、ユーザ端末20との通信を試みる。そして、車両10とユーザ端末20との通信が確立すると、制御部11は、ユーザ端末20とオペレータ端末30との通信を確立させる。このときに、オペレータと通話可能であることをユーザに報知する。報知はユーザ端末20で行ってもよく、または、車両10で行ってもよい。例えば、車両10のスピーカ105からオペレータとの通話が可能であることを音声で知らせる。別法として、車両10に搭載されているランプを点灯させる。さらに別法として、ユーザ端末20の出力部205であるディスプレイにオペレータと通話可能であることを表示させたり、または、ユーザ端末20の出力部205であるスピーカから音を発生させたりする。また、オペレータと通話するときには、ユーザ端末20をスピーカモードに設定し、ユーザがユーザ端末20を直接手に持たずに通話を可能とする。
車両10の補助記憶部103には、車両10と紐付けされているユーザ端末20に関する情報、及び、オペレータ端末30に関する情報が記憶されている。これらの情報には、夫々、通信を確立するために必要な情報が含まれる。
制御部11は、オペレータ端末30に対して、車両10に関する情報を送信する。車両10に関する情報には、車両10に固有な識別子である車両ID、及び、位置情報センサ110により検出される車両10の位置情報が含まれる。車両10とオペレータ端末30とが直接通信できない場合には、制御部11は、ユーザ端末20からオペレータ端末30へ車両10に関する情報を送信するように指令を生成して、その指令をユーザ端末20へ送信する。
次に、オペレータ端末30の機能について説明する。図4は、オペレータ端末30の機能構成を例示した図である。オペレータ端末30は、機能構成要素として、制御部31を備える。オペレータ端末30のプロセッサ301は、主記憶部302上のコンピュータプログラムにより、制御部31の処理を実行する。また、補助記憶部303は、車両10とユーザ端末20との関係を記憶している。なお、別法として、車両10とユーザ端末20との関係は、ネットワークN1に接続されているサーバに記憶されていてもよい。
オペレータ端末30は、車両10またはユーザ端末20との通信が確立されて車両10に関する情報を受信すると、車両10に関する情報を出力部305に表示させると共に、オペレータが車両10のユーザと通話が可能となるように、音声の送受信を行う。
また、オペレータ端末30は、オペレータの入力部304の操作により例えば、警察車両または救急車を手配することができる。例えば、制御部31は、警察または救急の指令センタに接続し、オペレータが例えば音声で警察車両または救急車の出動を要請する。なお、オペレータは必ずしも必要ではなく、制御部31が、車両10またはユーザ端末20からの信号に基づいて、警察車両または救急車を手配してもよい。
次に、ユーザ端末20の機能について説明する。図5は、ユーザ端末20の機能構成を
例示した図である。ユーザ端末20は、機能構成要素として、制御部21を備える。ユーザ端末20のプロセッサ201は、主記憶部202上のコンピュータプログラムにより、制御部21の処理を実行する。ただし、制御部21の処理の一部がハードウェア回路により実行されてもよい。
制御部21は、近距離無線通信部207を介して車両10と近距離無線通信を行う。なお、近距離無線通信は、緊急事態の発生にかかわらず、ユーザ端末20と車両10とで通信可能な状態であれば通信を確立させてもよい。また、制御部21は、車両10から受信する指令に基づいて、オペレータ端末30との通信を確立する。オペレータ端末30との通信が確立されると、スピーカモードに切り替えてオペレータとの通話を可能とする。また、オペレータ端末30との通信が確立されると、例えば、その旨を示す音声をスピーカから流す。ユーザは、ユーザ端末20からの報知により、オペレータと通話可能であることを知ることができ、さらには、ユーザ端末20の入力部204及び出力部205を介してオペレータと通話することができる。
次に、システム1の全体の処理について説明する。図6は、システム1の全体の処理を示すシーケンス図である。図6に示した車両10及びユーザ端末20は、予め紐付けされてオペレータ端末30に登録されている。車両10において緊急事態が検知されると(S11)、車両10は、オペレータ端末30との通信を試みる。しかし、オペレータ端末30との通信が確立できない場合には、通話不可であることが判定される(S12)。
通話不可が判定されると、車両10はユーザ端末20との通信を試みる。そして、車両10とユーザ端末20との通信が確立されると(S13)、車両10において通話指令が生成される(S14)。通話指令は、ユーザ端末20に対する指令であって、オペレータ端末30と通信を確立させる指令である。通話指令には、ユーザ端末20がオペレータ端末30と通信を確立するために必要となる情報が含まれる。この情報には、車両ID、及び、車両の位置情報が含まれる。そして車両10からユーザ端末20へ通話指令が送信される(S15)。
そして、通話指令を受信したユーザ端末20では、オペレータ端末30と通信をするための処理(通話処理)が実行される(S16)。これにより、ユーザ端末20とオペレータ端末30との通信が確立される(S17)。そうすると、ユーザ端末20では、オペレータと通話が可能であることをユーザに対して報知する(S18)。なお、別法として、この報知は車両10が行ってもよい。一方、オペレータ端末30では、通話の内容に応じて警察または救急の指令センタに接続して緊急事態を通報する(S19)。
次に、車両10における処理について説明する。図7は、本実施形態に係る車両10の処理のフローチャートである。図7に示した処理は、車両10において所定の時間毎に繰り返し実行される。
ステップS101において制御部11は、車両10の情報を取得する。このときに、緊急事態の発生に相関するセンサ等の検出値に基づいて、緊急事態が発生しているか否か判定してもよい。この緊急事態は、警察、消防、または、救急などに通報する必要がある事態である。例えば、加速度センサにより検出される加速度が、車両10の衝突時の加速度に等しい場合には、緊急事態が発生していると判定してもよい。
ステップS102において制御部11は、オペレータ端末30との通信を確立する処理を実行する。制御部11は、通信部108を介して、オペレータ端末30に通信の確立に必要となる情報を送信する。ステップS103において制御部11は、オペレータ端末30から応答があったか否か判定する。ステップS103で肯定判定された場合にはステッ
プS104へ進み、否定判定された場合にはステップS105へ進む。
ステップS104において制御部11は、通信部108を介した通話を開始する。このときには、ユーザが車両10のマイク104及びスピーカ105を利用して、オペレータとの通話が可能となる。一方、ステップS105において制御部11は、所定時間が経過したか否か判定する。ステップS105では、ステップS102の処理が実行されてからの経過時間が所定時間以上であるか否か判定される。所定時間は、通信部108を介した通話が不可能であると判断し得る時間である。所定時間は、車両10に問題がなければオペレータ端末30と通信を確立可能な時間よりも長い時間に設定される。ステップS105で肯定判定された場合にはステップS106へ進み、否定判定された場合にはステップS103へ戻る。
ステップS106において制御部11は、ユーザ端末20との通信を確立する処理を実行する。制御部11は、近距離無線通信部109を介して、ユーザ端末20に通信の確立に必要となる情報を送信する。ステップS103において制御部11は、ユーザ端末20との通信が確立されたか否か判定する。ステップS107で肯定判定された場合にはステップS108へ進み、否定判定された場合にはステップS107を再度実行する。
ステップS108において制御部11は、ユーザ端末20へ通話指令を送信する。上記のように、通話指令は、ユーザ端末20に対する指令であって、オペレータ端末30と通信を確立させる指令である。これにより、ユーザ端末20がオペレータ端末30と通話可能になる。また、通話指令には、オペレータと通話が可能ななったときに、ユーザ端末20が報知する指令も含まれる。さらに、通話指令には、例えば、オペレータとの通話がスピーカモードになってスピーカ(出力部205)からオペレータの声が流れるようにする指令も含まれる。
以上説明したように本実施形態によれば、車両10から直接オペレータ端末30と通信できない場合に、代わりにユーザ端末20を利用してオペレータ端末30と通信することができる。ユーザ端末20では、オペレータ端末30と通話可能であることが報知されるため、ユーザが気付きやすい。このように、ユーザが通報するときに支援することができる。
<その他の実施形態>
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本開示はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成(サーバ構成)によって実現するかは柔軟に変更可能である。例えば、オペレータ端末30の機能の一部または全部を車両10またはユーザ端末20が有していてもよい。
本開示は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコ
ンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD-ROM、DVDディスク、ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
1 システム
10 車両
20 ユーザ端末
30 オペレータ端末
101 プロセッサ
102 主記憶部
103 補助記憶部
108 通信部
109 近距離無線通信部

Claims (1)

  1. 車両に所定の事態が発生したときに、前記車両の外部のオペレータとの通話が可能となるように、前記車両の外部の端末と第一の通信部との通信を確立する制御部を有する情報処理装置であって、
    前記制御部は、前記車両に前記所定の事態が発生した場合において、前記車両の外部の端末と前記第一の通信部との通信が確立できないときに、
    前記車両の内部に存在するユーザ端末と第二の通信部との通信を確立することと、
    前記ユーザ端末と前記車両の外部のオペレータとの通話が可能となるように、前記第二の通信部から前記ユーザ端末に指令を送信することと、
    前記ユーザ端末と前記車両の外部のオペレータとの通話が可能となったときにユーザに報知するための指令を生成することと、
    を実行する、情報処理装置。
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