JP2022138821A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】互換性のある装飾体を本来装着すべき遊技機に対して正しく装着する。【解決手段】互換性のある上部装飾体、右サイド装飾体、コーナー飾り、可動体役物をタイトルやスペックに応じて取り換え可能な遊技機において、電源投入時に、装飾体エラーに関する判定・報知の態様に関する設定内容読み出し、設定・変更画面を液晶表示装置LCDに表示し、カーソルキーCKY操作に応じて設定内容を変更し、プッシュボタンPBの押下があったときの設定内容を新たな設定内容として記憶する(S110~S160)。設定・変更画面は、[A:報知のタイミング]、[B:判定の対象]、[C:報知の方法]、[D:報知の継続又は終了]といった項目に対する複数の選択肢を備え、カーソルキー操作によって選択中の選択肢を点滅表示等によって視認可能な状態とするものである。【選択図】 図7

Description

本発明は、交換可能な装飾体を備えた遊技機に関する。
従来、遊技盤の交換が行なわれる際などに、前側枠体の前面の装飾用ランプを覆うレンズ部材を視覚的特徴の異なる他のレンズ部材に交換可能とする提案がなされている(特許文献1)。
特開2003-210688号公報(要約,図8)
特許文献1の提案によれば、前側枠体を交換することなく、低コストで前側枠体の見た目の印象を大きく変えられるという効果があるが、交換可能な装飾体同士に互換性があることから、遊技機に対して本来装着すべき装飾体とは異なる装飾体を装着してしまうおそれがある。
本発明は、互換性のある装飾体を本来装着すべき遊技機に対して正しく装着できる様にすることを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の遊技機は、図柄の変動表示が可能で所定の抽選に当選したことを契機に特典が得られる遊技機であって、遊技者から視認可能な装飾部材によって装飾されると共に、さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする。
(1A)前記装飾部材は被装飾部材に対して互換性を有し、前記装飾部材が前記被装飾部材に取り付けられているときに当該装飾部材を識別する識別情報を取得し、当該識別情報に基づき前記被装飾部材に取り付けるべき装飾部材か否かを判定し、当該判定の結果に基づく報知を実行する装飾部材識別手段を備えていること。
(1B)前記装飾部材識別手段による判定、報知、又は、判定及び報知に関する設定を変更する設定変更手段を備えていること。
本発明の遊技機によれば、被装飾部材(例えば、本体枠や遊技盤など)に対して取り付けた装飾部材が、本来取り付けるべき装飾部材でないときは、取り付けた装飾部材の識別情報を取得した装飾部材識別手段がその旨を報知する。この装飾部材識別手段による判定、報知、又は、判定及び報知に関する設定を設定変更手段によって変更することにより、例えば、報知による警報音が騒音となったり、緊急性を伝達できなかったりすることがない状態とすることができる。
例えば、同一タイトルで大当たり確率などのスペックを異ならせた遊技機を提供する際に、被装飾部材に取り付けるべき装飾部材をスペック毎に異ならせることがある。また、タイトルの異なる遊技機となる様に遊技盤を取り換える際に、本体枠の装飾を変更する場合がある。この様な様々な装飾の変更に対し、設定変更手段で、装飾部材識別手段による判定、報知、又は、判定及び報知に関する設定を変更することにより、(イ)タイトル共通でスペックが異なるケース、(ロ)スペックが同じでタイトルが異なるケース、(ハ)タイトルもスペックも異なるケース、のいずれに対しても適確な判定、報知を実行することができる。これにより、互換性のある装飾体を本来装着すべき遊技機に対して正しく装着できる様にすることができる。
ここで、本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えた遊技機とすることもできる。
(2)前記設定変更手段は、前記装飾部材識別手段による報知の態様を変更し得る手段として構成されていること。
例えば、上述の(イ)(ロ)(ハ)のそれぞれでどの様な報知を行うかの設定を変更する。特に、報知の態様において、(a)誤った取り付けがなされていることを報知するだけでなく、(b)正しい取り付けがなさせていることをも報知する場合に、(a)の報知態様と(b)の報知態様を異なるものとしたり、(a)の報知において誤りが軽微なものか重大なものかに応じて報知の態様を異ならせるといった設定が可能となる。
これら本発明の遊技機は、さらに、以下の(3),(4)の一方又は両方の構成をも備えた遊技機とすることもできる。
(3)前記被装飾部材が前記互換性を有する装飾部材の脱着箇所を複数備え、前記装飾部材識別手段は、前記取り付けるべき装飾部材が取り付けられていない箇所があることを報知する第1の報知態様を設定し得る手段として構成されていること。
(4)前記被装飾部材が前記互換性を有する装飾部材の脱着箇所を複数備え、前記装飾部材識別手段は、前記取り付けるべき装飾部材が取り付けられていない箇所を特定する第2の報知態様を設定し得る手段として構成されていること。
(3)の構成を備えた遊技機によれば、複数の脱着箇所の内の一つ以上について互換性を有する装飾部材が正しく取り付けられていないときに誤った装飾部材が取り付けられている脱着箇所を特定することなく報知を行う第1の報知態様を設定し、(4)の構成を備えた遊技機によれば、複数の脱着箇所の内の一つ以上について互換性を有する装飾部材が正しく取り付けられていないときは、正しい取り付けがなされていない脱着箇所を特定する第2の報知態様を設定することができる。そして、(3)、(4)の構成の両方を備えた遊技機によれば、これら第1の報知態様と第2の報知態様のいずれにするか、あるいは、最初に第1の報知態様で報知を行った後に第2の報知態様で報知を行う、といった選択をすることができる。
これら本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えた遊技機とすることもできる。
(5)前記設定変更手段は、前記装飾部材識別手段による報知のタイミング、対象、方法、継続又は終了に関する設定の少なくとも一つ以上を変更し得る手段として構成されていること。
かかる構成をも備えた遊技機によれば、例えば、(A)タイミングについて、常時、変動開始時、電源投入時、…などの複数の選択肢のいずれとするか、(B)対象について、盤面のみ、サイドユニットのみ、可動体ユニットのみ、盤面とサイドユニット、…などの複数の選択肢のいずれとするか、(C)方法について、電飾、音、液晶表示、これらの組合わせ、…などの複数の選択肢のいずれとするか、(D)継続又は終了について、正しい装飾部材が取り付けられた状態になるまで報知を終了しない、1分間で報知を終了する、3分間で報知を終了する、…などの複数の選択肢のいずれとするかを変更可能とすることで、遊技機メーカーの作業者や遊技場の担当者による対処が煩雑にならず、速やかに実施できる様な報知を実行させることができる。
これら本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えた遊技機とすることもできる。
(6)電源投入時に、前記設定変更手段による設定の変更を行うための操作画面を当該遊技機が備える表示手段又は外部機器に対して出力する操作画面表示手段を備えていること。
かかる構成をも備えた遊技機によれば、設定変更を操作画面から実施可能となり、その操作画面も遊技機の備えている表示手段とする場合は検査装置などを不要とし、外部機器への出力とする場合には、より操作性のよい検査機器の使用を可能にすることができる。
これら本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えた遊技機とすることもできる。
(7)前記装飾部材と被装飾部材との間には、前記装飾部材を被装飾部材に対して着脱可能に取り付けるための取付手段が備えられ、前記装飾部材は前記取付手段を介して識別情報を伝達可能に構成され、前記装飾部材識別手段は、前記取付手段を介して前記識別情報を取得し、当該取付手段に取り付けられている装飾部材が前記取り付けるべき装飾部材か否かの判定を実行する手段として構成されていること。
かかる構成をも備えた遊技機によれば、取付手段に取り付けられた装飾部材は、取付手段を介して識別情報を伝達する。例えば、装飾部材が電子回路を備える場合は当該電子回路に識別情報を書き込んでおき、取付手段を電気信号を伝達可能な構成としたり、取付手段に形状識別手段を備えさせ、装飾部材の取付部分に形状的特徴を有する部分を形成しておき、形状を識別することで装飾部材を特定する識別情報を伝達可能な構成とすることができる。装飾部材識別手段は、取付手段を介して取得した識別情報に基づき、当該取付手段に取り付けられている装飾部材が、当該取付手段を介して被装飾部材に対して取り付けるべき装飾部材か否かの判定を実行する。
本発明によれば、互換性のある装飾体を本来装着すべき遊技機に対して正しく装着することができる。
実施例のパチンコ機を示し、(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は前枠を開いた状態の正面図である。 実施例においてタイトル及びスペックに応じて装飾体の一部を取り換える様子を示し、(A1),(B1)は正面図、(A2),(B2)は右側面図である。 実施例における前枠と装飾体の取付構造部を示し、(A)は前枠の正面図、(B1)は上部装飾体の正面図、(B2)は上部装飾体の背面図、(C1)は下部装飾体の正面図、(C2)は下部装飾体の背面図、(D1)は左サイド装飾体の正面図、(D2)は左サイド装飾体の背面図、(E1)は右サイド装飾体の正面図、(E2)は右サイド装飾体の背面図である。 実施例における取付構造部を示し、(A)はコネクティングブロックとコネクティングボックスの斜視図、(B)はフォトセンサの配置を示す斜視図、(C1)~(C3)はキー形状部材の形状的特徴を例示する側面図である。 実施例におけるコーナー飾り及び可動体役物による装飾体の取り付け状態を示し、(A1)はタイトルXYZのフルスペック仕様の遊技盤の正面図、(A2)はタイトルXYZのフルスペック仕様の裏ユニットの正面図、(B1)はタイトルXYZの甘デジ仕様の遊技盤の正面図、(B2)はタイトルXYZの甘デジ仕様の裏ユニットの正面図、(C1)はタイトルABCの甘デジ仕様の遊技盤の正面図、(C2)はタイトルABCの甘デジ仕様の裏ユニットの正面図である。 実施例のパチンコ機の制御装置の全体の構成を示すブロック図である。 実施例のパチンコ機における装飾体判定~報知に関する制御系統及び制御処理を示し、(A)は制御系統のブロック図、(B)は判定・報知態様の設定・変更処理のフローチャート、(C)は装飾体エラーの判定・報知処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態として、具体的な実施例を図面に基づき詳細に説明する。
[1 遊技機全体の概要]
実施例1のパチンコ機P1は、図1に示す様に、外枠A、中枠B、遊技盤C1、前枠D、上の球受け皿E、下の球受け皿F、発射装置G及び施錠装置Hを備えている。
前枠Dには、ガラス板が嵌め込まれた透視保護窓Wを取り囲む様に、上部装飾ユニットUNT1a、下部装飾ユニットUNT2、左サイド装飾ユニットUNT3、右サイド装飾ユニットUNT4aが取り付けられている。これら装飾ユニットUNT1a等は、前枠Dに対して着脱可能となっている。本実施例においては、遊技盤C1のタイトルに対応する装飾のなされた上部装飾ユニットUNT1aと、遊技盤C1のスペックに対応する装飾がなされた右サイド装飾ユニットUNT4aを取り付けている。なお、本実施例では、下部装飾ユニットUNT2及び左サイド装飾ユニットUNT3は、タイトル、スペックに関係なく共通の装飾体を採用している。
遊技盤C1は、タイトル「XYZ」に合わせたセルシートによる装飾が施された透明合成樹脂板に障害釘、入賞装置等を設置したものであり、液晶表示装置LCD、可動体役物KD1a,KD2a等と共に裏ユニットBUT1に取り付けた状態で中枠Bに組み付けられる。裏ユニットBUT1は、背面部に液晶表示窓が開口されると共に、周縁部に枠体を備える前面開放の箱枠構造を有している。液晶表示装置LCDは、その画面を液晶表示窓に臨ませる様に裏ユニットBUT1の背後から取り付けられ、可動体役物KD1a,KD2aは、遊技盤C1と裏ユニットBUT1の背面部との間に形成される空所内で動作する様に裏ユニットBUT1の内側に取り付けられる。
本実施例においては、遊技盤C1の前面に取り付けられるコーナー飾りCDC1a,CDC2a及び裏ユニットBUT1内に組み付けられる可動体役物KD1a,KD2aはスペックに合わせた装飾となる様に構成されている。
パチンコ機P1は、中枠Bに設置した本体側コネクタCNT1と、前枠Dに設置した組付部材側コネクタCNT2とを接合させることにより、各装飾体ユニットUNT1aに備えたスピーカSP,SPを始め、各装飾体に備えさせた発光演出用のLED基板等に対する電源及び制御信号等が前枠D側へと入力される構成となっている。
また、前枠Dの所定位置には各装飾体ユニットUNT1a等との取付構造部の一部を構成するコネクティングブロックBLK1~BLK4が前方に向かって突設されている。そして、これらコネクティングブロックBLK1~BLK4の背後には、装飾体判別用のデジタル信号を出力する装飾体判別用基板KBky1~KBky4が備えられている。これら装飾体判別用基板KBky1~KBky4が出力するデジタル信号は、コネクタCNT2,CNT1を介して制御装置側へと入力される。
コーナー飾りCDC1a,CDC2a及び可動体役物KD1a,KD2aについては、スペックに合わせた装飾となる様に構成されている。また、コーナー飾りCDC1a,CDC2aの識別情報はそれぞれの発光制御を実行するコーナー飾り発光制御基板に、可動体役物KD1a,KD2aの識別情報はそれぞれの可動制御を実行するモータ駆動制御基板、ソレノイド駆動制御基板に、それぞれ搭載されたICチップに記憶されている。
図2(A1),(A2)に、パチンコ機P1と同一タイトルでスペックの異なるパチンコ機P2を示す。図示の様に、パチンコ機P2は、パチンコ機P1に対し、同一タイトルでスペックの異なる仕様の遊技盤C2を組み付けたものであって、前枠Dの装飾体の内、右サイド装飾体をフルスペック仕様に対応する装飾体UNT4aから甘デジ仕様に対応する装飾体UNT4bに取り換えたものである。
図2(B1),(B2)に、パチンコ機P1とは異なるタイトルの甘デジ仕様のパチンコ機P3を示す。図示の様に、パチンコ機P3は、パチンコ機P1に対し、異なるタイトルで甘デジ仕様の遊技盤C3を組み付けたものであって、前枠Dの装飾体の内、上部をタイトルに合わせた装飾体UNT1c、右サイドをスペックに合わせた装飾体UNT4cに取り換えたものである。
[2 前枠及び装飾体の概要]
図3(A)に示す様に、前枠Dの所定位置には、コネクティングブロックBLK1~BLK4が前方に向かって突設されている。これらコネクティングブロックBLK1~BLK4の背後には装飾体判別基板KBky1~KBky4が備えられている。
この前枠Dには、タイトルに応じた2種類の上部装飾体UNT1a,UNT1c(図3(B1))のいずれか、タイトル、スペックによらない共通の下部装飾体UNT2(図3(C1))及び左サイド装飾体UNT3(図3(D1))、さらにはタイトル及びスペックに応じた3種類の右サイド装飾体UNT4a,UNT4b,UNT4c(図3(E1))のいずれかを取り付ける。
ここで、図3(B2)に示す様に、2種類の上部装飾体UNT1a,UNT1cの背面は共通の構成となっていて、前枠Dの上部装飾体用のコネクティングブロックBLK1に嵌合するコネクティングボックスBX1が備えられている。
また、図3(E2)に示す様に、3種類の右サイド装飾体UNT4a,UNT4b,UNT4cの背面は共通の構成となっていて、前枠Dの右サイド装飾体用のコネクティングブロックBLK1に嵌合するコネクティングボックスBX4が備えられている。
なお、図3(C2),(D2)に示す様に、下部装飾体UNT2、左サイド装飾体UNT3の背面にも、それぞれ前枠Dの下部装飾体用のコネクティングブロックBLK2、左サイド装飾体用のコネクティングブロックBLK3に嵌合するコネクティングボックスBX2,BX3が備えられている。
[3 コネクティングブロック及びコネクティングボックスの概要]
図4(A)に示す様に、各コネクティングボックスBX1~BX4には、コネクティングブロックBLK1~BLK4に外嵌する嵌合凹部BXkyが備えられている。また、各コネクティングブロックBLK1~BLK4には4個のキー挿入孔HL1~HL4が備えられ、各コネクティングボックスBX1~BX4の嵌合凹部BXkyには、これら4個のキー挿入孔HL1~HL4のそれぞれに挿入可能なキー形状部材KY1~KY4が備えられている。
各コネクティングブロックBLK1~BLK4に備えられたキー挿入孔HL1~HL4のそれぞれには、図4(B)に示す様に、4個のフォトセンサPSE1~PSE4が孔の軸方向一列に所定間隔で設置されている。各フォトセンサPSE1~PSE4は光透過型で、光路が開放されているときはON信号、遮蔽されているときはOFF信号を出力する構成となっている。
一方、各コネクティングボックスBX1~BX4の嵌合凹部BXkyに備えられたキー形状部材KY1~KY4は、図4(C1)~(C3)に例示する様に、4個のフォトセンサPSE1~PSE4の配列方向に伸び、フォトセンサのそれぞれに形成されたキー挿入凹部に挿通可能な幅の板材からなり、フォトセンサ設置位置に対応する位置A~Dの一部に切り欠きを形成したものとなっている。なお、図4(C3)に示す様に、切り欠きを全く備えないものも採用し得ることとしている。フォトセンサPSE1~PSE4から出力されるON/OFF信号は、装飾体判別基板KBky1~KBky4に入力される。装飾体判別基板KBky1~KBky4は、入力された信号に基づき、「1000」、「0101」、「0000」等のデジタル信号を出力する。
[4 遊技盤及び装飾体の概要]
遊技盤C1は、コーナー飾りと可動体役物を交換可能に構成されている。タイトル「XYZ」のフルスペック仕様機の遊技盤C1には、図5(A1)に示す様に、タイトルXYZのフルスペック仕様機用のコーナー飾りCDC1a,CDC2aが取り付けられ、その裏ユニットBUT1には、図5(A2)に示す様に、タイトルXYZで共通の可動体役物KD1aとタイトルXYZのフルスペック仕様機用の可動体役物KD2aとが取り付けられる。これに対し、同一タイトルXYZであるものの甘デジ仕様機の遊技盤C2には、図5(B1)に示す様に、タイトルXYZの甘デジ仕様機用のコーナー飾りCDC1b,CDC2bが取り付けられ、その裏ユニットBUT2には、図5(B2)に示す様に、タイトルXYZで共通の可動体役物KD1aとタイトルXYZの甘デジ仕様機用の可動体役物KD2bとが取り付けられる。さらに、別タイトル「ABC」の甘デジ仕様機の遊技盤C3には、図5(C1)に示す様に、タイトルABCの甘デジ仕様機用のコーナー飾りCDC1c,CDC2cが取り付けられ、その裏ユニットBUT3には、図5(C2)に示す様に、タイトルABCで共通の可動体役物KD1cとタイトルABCの甘デジ仕様機用の可動体役物KD2cとが取り付けられる。
[5 制御装置の概要]
次に、本実施例のパチンコ機P1~P3のゲーム性等について説明する。まず、制御系統について図6に基づいて説明する。CPU,ROM,RAM,クロック等を備えた主制御基板310に対して、始動入賞装置に備えられている第1特図スイッチSW1、第2始動入賞装置に備えられている第2特図スイッチSW2、ゲートに備えられている普図スイッチSW37、大入賞口に備えられた入賞検知スイッチSW7、普通入賞口に備えられた入賞検知スイッチSW11~SW13、及び排出球検知スイッチSW21からの検知信号が入力される様になっている。主制御基板310には、前枠Dの開閉状態を示す開閉検知スイッチ50の検出信号も入力されている。
また、主制御基板310からは、演出制御基板320、払出制御基板330、発射制御基板340、特図表示器TKZ、性能表示モニタ600、大入賞口の開閉用ソレノイドSOL7、第2始動入賞装置の普通電動役物開閉用ソレノイドSOL27へとコマンドが出力される様になっている。払出制御基板330は、主制御基板310に対して信号を入力する様にも接続されている。また、払出制御基板330と発射制御基板340との間でも互いに信号の入出力がなされている。この結果、本実施例においては、発射制御基板340から払出制御基板330を経由して主制御基板310に対して信号入力が可能となっている。
制御系統には、この他、BCユニット335、インタフェース基板350、電源基板360、演出表示制御基板370、電源中継基板380、球貸し操作基板390、ホールコンピュータ400、カードユニットCDU等も備えられている。
演出制御基板320は、主制御基板310からの演出指令信号に基づいて、可動体役物を駆動するモータやソレノイドを駆動制御するモータ駆動制御基板KBmt、ソレノイド駆動制御基板KBsol、スピーカーSP,SPによる音声出力を制御するスピーカ駆動制御基板KBsp、前枠Dに設置された装飾ランプを発光制御する前枠発光制御基板KBlddや盤面役物を発光制御する盤面役物発光制御基板KBldc、コーナー飾りを発光制御するコーナー飾り発光制御基板KBldcdc1,KBldcdc2等に対して制御信号を出力してコーナー飾り発光演出、役物発光演出、枠発光演出、音声演出、可動体演出等を実行すると共に、演出表示制御基板370へと演出表示のためのコマンドを出力し、液晶表示装置LCDによる表示演出を実行させている。
なお、前枠Dに設置されたプッシュボタンPB,カーソルキーCKYの操作信号は演出制御基板320に入力され、貸し玉ボタンQ,カード取り出しボタンRの操作信号は球貸し操作基板390に入力されている。
演出制御基板320には、装飾体判別用基板KBky1~KBky4からのデジタル信号も入力されている。演出制御基板320は、このデジタル信号に基づいて、タイトル及びスペックに対応する装飾体が前枠Dに装着されているか否かの判定を行う。このため、演出制御基板320には、タイトル及びスペックに対応する装飾体を特定するための識別情報が記憶されている。また、演出制御基板320には、可動体演出用のモータ駆動制御基板KBmt、ソレノイド駆動制御基板KBsol、コーナー飾り発光制御基板KBldcdc1,KBldcdc2に搭載したICチップから、可動体役物やコーナー飾りに関する識別情報も入力されている。演出制御基板320は、コーナー飾り等のICチップから入力した識別情報に基づいて、タイトル及びスペックに対応するコーナー飾りや可動体役物が装着されているか否かの判定を行う。
主制御基板310は、特図1スイッチSW1からの検知信号の入力を契機として取得した特図1判定用乱数を最大4個、特図2スイッチSW2の検知信号入力を契機として取得した特図2判定用乱数を最大4個、それぞれ保留記憶しておくため、RAM内に、特図1保留記憶部311及び特図2保留記憶部312を備えている。特図1判定用乱数及び特図2判定用乱数は、それぞれ、「当たり/はずれ判定用乱数(乱数1:SW1-1,SW2-1)」、「特図振分判定用乱数(乱数2:SW1-2,SW2-2)」、「演出実行判定用乱数(乱数3:SW1-3,SW2-3)」、及び「変動パターン振分用乱数(乱数4:SW1-4,SW2-4)」から構成される。乱数1は、特図スイッチ検知信号の入力を契機としてハードウェアロジックによって取得され、乱数2~4は、特図スイッチ検知信号の入力を契機としてソフトウェアロジックによって取得される。
主制御基板310は、所定のタイミングで実行する判定処理において、乱数1が予め設定された「大当たり判定値」と一致するときに「大当たり」と判定し、一致しない場合は「はずれ」と判定する。特図振分判定用乱数(乱数2)は、特別遊技のラウンド数など、大当たり種別を振り分けるための乱数である。演出実行判定用乱数(乱数3)は、リーチ演出を行うか否かを決定するための乱数である。リーチ演出は、「当たり」の場合だけでなく、「はずれ」においても所定の割合で実行する構成となっている。変動パターン振分用乱数(乱数4)は、変動パターンを振り分けるための乱数である。なお、乱数1で「大当たり」となった場合、乱数2による大当たり種別振り分けにより、例えば、「2R」「7R」「15R」など、遊技者に対する有利さの異なる複数種類の当たり種別のいずれかに振り分けられる。
演出制御基板320には、音声演出、表示演出、発光演出、及び可動体演出を実行するための演出データ記憶手段325が備えられている。演出データ記憶手段325には、特別図柄変動ゲーム中に実行する変動ゲーム中演出データDH、大当たり遊技中に実行する大当たり中演出データDV、デモ中に実行するデモ中演出データDM、特図変動ゲームにおいて実行される変動パターンに応じた飾り図柄変動ゲームを表示するための飾り図柄変動演出データDKZが記憶されている。
変動ゲーム中演出データDHは、背景表示用データ、キャラクタ表示用データ、発光演出用データ、音声演出用データ、及び可動体演出用データの組み合わせとなっている。変動ゲーム中演出データDHは、主制御基板310による抽選結果(ノーマルはずれ、ノーマル当たり、リーチはずれ、リーチ当たり、スーパーリーチはずれ、スーパーリーチ当たりなど)に対して、それぞれ複数種類のパターンが備えられている。これらのパターンにおいて、例えば、可動体演出を伴わない変動ゲーム中演出を行うデータは、可動体演出データがブランクデータで構成される。
大当たり中演出データDVも、変動ゲーム中演出データDHと同様に、背景表示用データ、キャラクタ表示用データ、発光演出用データ、音声演出用データ、及び可動体演出用データの一部又は複数の組み合わせ又は全部の組み合わせによって構成され、大当たり種別に応じて複数パターンが備えられている。
デモ中演出データDMも、変動ゲーム中演出データDHと同様に、背景表示用データ、キャラクタ表示用データ、発光演出用データ、音声演出用データ、及び可動体演出用データの一部又は複数の組み合わせ又は全部の組み合わせによって構成され、デモ1用、デモ2用など複数パターンが備えられている。
飾り図柄変動演出データDKZは、ノーマルはずれ、ノーマル当たり、リーチはずれ、リーチ当たり、スーパーリーチはずれ、スーパーリーチ当たりなど、主制御基板310による抽選の結果に基づいて指令される変動パターンに対応したデータとして記憶されている。このため、本実施例においては、通常状態用変動パターンテーブル315に対応する飾り図柄変動時間となる通常状態用飾り図柄変動演出データDKZaと、変短状態用変動パターンテーブル316に対応する飾り図柄変動時間となる変短状態用飾り図柄変動演出データDKZbとが、演出制御基板320の演出データ記憶手段325に記憶されている。
演出表示制御基板370は、演出制御基板320から指令される背景表示用データに従って液晶表示装置LCDに表示した背景画像に対して重ね合わせる様にして、変動パターンに対応する飾り図柄変動演出データDKZを表示する。また、この表示演出においては、キャラクタ表示データが存在する場合はキャラクタ画像を重ねて表示する演出も実行される。
ここで、本実施例においては、変動ゲーム中演出データDHは、変動パターンに対して1対1対応となっている訳ではなく、例えば、変動パターン1に対して演出1,演出2,…などと複数の中から振り分けによって演出制御基板320側で決定する構成となっている。同じく、飾り図柄変動演出データDKZも、例えば、変動パターン1に対しては変動時間1、変動パターン1に対しては変動時間2、…、と1対1の対応であるが、各変動時間に対して複数の飾り図柄変動パターンが備えられていて、これら複数の中から振り分けによって演出制御基板320が決定する構成となっている。これら振り分け可能な演出データDHや飾り図柄変動パターンDKZは、変動パターンが大当たりの場合に振り分けられ易く、はずれの場合に振り分けられ難いグループと、その逆のグループといった具合に、信頼度グループを構成する様に振り分け確率を設定している。
[6 主制御基板における遊技性に関する制御処理の概要]
主制御基板310は、特図スイッチSW1,SW2、入賞検知センサSW7,SW11~SW13からの入賞検知信号が入力されると、各スイッチに対応する賞球払出個数に対応する賞球払出コマンドを払出制御基板330に対して出力する賞球払出処理を実行している。これを受けて、払出制御基板330は、遊技球の入賞口に対応して予め定められた個数の賞球の払出動作を実行する。主制御基板310は、この賞球の払い出し個数は、「通常遊技」、「時短遊技」「大当たり遊技」等の遊技状態ごとに累積値を記憶する。主制御基板310は、また、これら遊技状態ごとの排出球の個数を排出球検知スイッチSW21からの検知信号に基づいて累積値として記憶している。そして、主制御基板310は、これら賞球払出個数の累積値と排出球数の累積値に基づいて、各遊技状態におけるベース(払出数/(発射数=排出数))を算出している。これら遊技状態ごとのベースの内、「通常遊技」について算出した値は、主制御基板310から性能表示モニタ600のマイコン基板へと送信され、性能表示モニタ600に数値表示される。なお、所定の操作をすることにより、性能表示モニタ600を用いて、「時短遊技」や「大当たり遊技」におけるベースの表示をすることもできる様になっている。
また、主制御基板310は、特図スイッチSW1,SW2のいずれかから検知信号が入力されると、特別図柄を決定するための乱数を取得し、その結果を始動保留情報としてRAMに記憶する特図入力処理を実行している。本実施例においては、始動保留情報として第1特図スイッチSW1による検知信号に基づく始動保留情報(特図1始動保留情報)を最大4個、第2特図スイッチSW2による検知信号に基づく始動保留情報(特図2始動保留情報)を最大4個記憶することができる構成となっている。
主制御基板310は、こうしてRAM内に記憶された始動保留情報を読み出し、「当たり/はずれ」に応じた特別図柄変動を特図表示器TKZに実行させると共に、演出制御基板320を介して音声演出、発光演出、表示演出、可動体演出等を実行させるための特図開始処理を実行している。この特図開始処理では、始動保留情報に基づく抽選処理の結果により、「変動パターン」および「最終停止図柄」を決定し、演出制御基板320に対し、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する。具体的には、主制御基板310は、変動パターンを指定すると共に図柄変動の開始を指示する変動パターン指定コマンドを出力すると共に、変動パターンで特定された演出時間の計測を開始する。これと同時に、主制御基板310は、特図変動表示を開始させるように特図表示器TKZを制御する。また、主制御基板310は、最終停止図柄となる特別図柄を指示するための特図指定コマンドを出力する。こうして、主制御基板310は、特図開始処理を終了する。その後、特図開始処理とは別の処理において、主制御基板310は、指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、決定した最終停止図柄を表示させるように特図表示器TKZの表示内容を制御する。また、主制御基板310は、指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、演出制御基板320に対して飾図の変動停止を指示し、図柄組み合わせを確定停止表示させるための全図柄停止コマンドを出力する。
[7 演出御基板における遊技性に関する制御処理の概要]
演出制御基板320は、主制御基板310からの変動コマンドを受信することによって変動演出を実行する。この変動演出は、特別遊技中でなく、デモ表示状態でもないときに実行される。演出制御基板320は、変動コマンドを受信したら、今回の表示演出に用いる飾り図柄変動演出データDKZと変動ゲーム中演出データDHとを決定する。
ここで、本実施例においては、演出データ記憶手段325には、各変動パターン(変動時間)に対して、それぞれ複数個の飾り図柄変動演出データDKZが記憶されているから、主制御基板310からの入力によって変動パターンが特定されたことにより、当該変動パターンについて選択し得る複数個のDKZの中から、今回の変動ゲーム中演出において使用する一つのDKZを抽選によって決定する。
また、演出データ記憶手段325には、各変動パターン(変動時間)に対して、それぞれ複数個の変動ゲーム中演出データDHが記憶されているから、主制御基板310からの入力によって変動パターンが特定されたことにより、当該変動パターンについて選択し得る複数個のDHの中から、今回の変動ゲーム中演出において使用する一つのDHを抽選によって決定する。
こうして決定したDH,DKZに対応するデータを演出データ記憶手段325から読み出し、変動演出を開始する。変動ゲーム中演出データDHによる演出は、主制御基板310から全図柄停止コマンドを受信したときに、飾り図柄変動演出における確定図柄の停止を行って終了する。この飾り図柄変動表示における確定図柄停止のタイミングは、主制御基板310による特図表示器TKZへの特別図柄確定のタイミングと同期している。
なお、特別遊技中であるときは、変動ゲーム中演出データDHではなく大当たり中演出データDVを読み出し、大当たり中演出を実行する。また、デモ表示タイミングであるときは、デモ中演出データDMを読み出し、デモ中演出を実行する。
本実施例においては、これら変動ゲーム中演出、大当たり中演出、デモ中演出での発光演出として、遊技盤Cに備えた装飾ランプによる役物発光演出に加えて、前枠Dに備えた装飾ランプによる枠発光演出も実行している。演出制御基板320の演出データ記憶手段325には、変動ゲーム中演出において実行する枠発光演出のためのデータについても、変動パターンが大当たりの場合に振り分けられ易く、はずれの場合に振り分けられ難いグループと、その逆のグループといった具合に、信頼度グループを構成する様に振り分け確率を設定した複数の演出データを記憶させてある。
[8 装飾体判定処理]
演出制御基板320は、装飾体判別用基板KBky1~KBky4が出力するデジタル信号、並びに、可動体演出用のモータ駆動制御基板KBmt、ソレノイド駆動制御基板KBsol、コーナー飾り発光演出用のコーナー飾り発光制御基板KBldcdc1,KBldcdc2に搭載したICチップが出力する識別情報を可動体役物やコーナー飾りの脱着部を介して入力し、タイトル及びスペックに対応する装飾体が前枠,遊技盤,裏ユニットに対して正しく取り付けられているか否かの判定を行い、間違った装飾体が取り付けられているときは装飾体エラーを報知する処理を実行する。この処理は、図7(A)に示した制御系統により、工場出荷時、遊技場における新台設置時など、遊技機枠に遊技盤を組み付ける作業を行った際などに起動される。なお、本実施例においては、演出制御基板320は、プッシュボタンPB,カーソルキーCKYの操作により、装飾体エラーに関する判定・報知の態様を設定・変更する処理を電源投入時に実施することができる様にも構成されている。
この結果、電源投入時に、演出制御基板320は、図7(B)に示す様に、判定・報知の態様に関する設定内容を読み出し(S110)、表示演出制御基板370に対して設定・変更画面の表示を指令する(S120)。設定・変更画面としては、[A:報知のタイミングに関する複数の選択肢(常時、変動開始時、電源投入時、…)]、[B:判定の対象に関する複数の選択肢(盤面のみ、サイドユニットのみ、可動体ユニットのみ、盤面とサイドユニット、…)]、[C:報知の方法に関する複数の選択肢(電飾、音、液晶表示、これらの組合わせ、…)]、[D:報知の継続又は終了に関する複数の選択肢(正しい装飾部材が取り付けられた状態になるまで報知を終了しない、1分間で報知を終了する、3分間で報知を終了する、…)]といった「変更可能な項目A~D」と「各項目ごとの選択肢」とから構成されている。また、工場出荷時には、各項目についてデフォルトの選択肢が選択されている状態を視認可能とした表示(例えば、点滅表示されている選択肢が現在の設定であることを示すなど)となっている。
演出制御基板320は、上述の様な設定・変更画面を表示した後、プッシュボタンPBの押下があったか否かを判定する(S130)。プッシュボタンPBが押下されたときは(S130:YES)、その時点で表示されている設定・変更画面で特定されている態様を設定内容として記憶し(S140)、本処理を終了する。
一方、プッシュボタンPBが押下されるないときは(S130:NO)、カーソルキーCKYが操作されたか否かを判定する(S150)。カーソルキーCKYが操作されたとの判定がなされない間はS130へと戻り、プッシュボタンPBが押下されたか否か及びカーソルキーCKYが操作されたか否かの判定をループし続ける。これに対し、カーソルキーCKYが操作されたとの判定がなされたときは(S150:YES)、当該操作に応じて設定・変更画面の表示を変更する(S160)。例えば、カーソルキーCKYの上下送りで項目の切り換えを、左右送りで点滅表示の選択肢の切り換えを実行する。これにより、作業者等は判定・報知の態様が変更されていく様子を目視によって確認しつつ作業を行うことができる。
こうしてカーソルキーCKYの操作によって各項目に対する選択肢を希望の状態に変更した上でプッシュボタンPBを押下し、演出制御基板320によってS130がYESと判定されると、S140が実行され、新たな設定内容が記憶される。
次に、演出制御基板320が実行する装飾体エラー判定・報知処理について説明する。演出制御基板320は、図7(C)に示す様に、開閉スイッチ50が閉じられているときにこの処理を開始し(S210:YES)、まず、タイトル及びスペックに対応する装飾体が取り付けられているか否かを判定するための識別情報を読み出す(S220)。
タイトルXYZのフルスペック仕様のパチンコ機P1であるときは、前枠Dに取り付けるべき上部装飾ユニットUNT1a、右サイド装飾ユニットUNT4a、遊技盤C1に取り付けるべきコーナー飾りCDC1a,CDC2a及び裏ユニットBUT1内に組み付けられる可動体役物KD1a,KD2aに対応する識別情報が読み出されることとなる。
また、タイトルXYZの甘デジ仕様のパチンコ機P2であるときは、前枠Dに取り付けるべき上部装飾ユニットUNT1b、右サイド装飾ユニットUNT4b、遊技盤C2に取り付けるべきコーナー飾りCDC1b,CDC2b及び裏ユニットBUT2内に組み付けられる可動体役物KD1a,KD2bに対応する識別情報が読み出されることとなる。
一方、タイトルABCの甘デジ仕様のパチンコ機P3であるときは、前枠Dに取り付けるべき上部装飾ユニットUNT1c、右サイド装飾ユニットUNT4c、遊技盤C3に取り付けるべきコーナー飾りCDC1c,CDC2c及び裏ユニットBUT3内に組み付けられる可動体役物KD1c,KD2cに対応する識別情報が読み出されることとなる。
次に、装飾体判別用基盤KBky1~KBky4から入力されるデジタル信号を読み込み(S230)、S220で読み出した識別情報と正しい対応関係になっているか否かを判定し(S240)、装飾体毎のS240の判定結果を記憶する(S250)。S230~S250の処理では、前枠Dに取り付けるべき上部装飾ユニットUNT1aと右サイド装飾ユニットUNT4aのそれぞれについてデジタル信号を読み込み、それぞれがS220で読み出した識別情報と正しい対応関係になっているか否かを判定し、装飾体毎の判定結果を記憶することとなる。
続いて、演出制御基板320は、可動体演出用のモータ駆動制御基板KBmt、ソレノイド駆動制御基板KBsol、コーナー飾り発光演出用のコーナー飾り発光制御基板KBldcdc1,KBldcdc2に搭載したICチップが出力する識別情報を入力し(S260)、S220で読み出した識別情報と正しい対応関係になっているか否かを判定し(S270)、装飾体毎の判定結果を記憶する(S280)。
次に、演出制御基板320は、S140で記憶しておいた[A:報知のタイミング]になっているか否かの判定を実行する(S290)。演出制御基板320は、報知のタイミングになっていると判定したときは(S290:YES)、[B:判定の対象]に対応する判定結果を読み出す(S300)。その後、演出制御基板320は、[C:報知の方法]に関する設定内容、[D:報知の継続又は終了]に関する設定内容に従って報知処理を起動する(S310)。
例えば、[A:報知のタイミング=電源投入時]、[B:判定の対象=全て]、[C:報知の方法=電飾・音及び液晶表示によるエラー対象の表示]、[D:報知の継続又は終了=3分間で音を終了する]が設定されているならば、電源投入時に、全ての判定対象についての判定結果を読み出し、電飾と音による警報を実施しつつ液晶表示装置LCDにエラーとなった装飾体を特定する表示を実施し、3分後に警報音だけ停止するエラー報知を実行する。もちろん、この例示以外の設定となっているときは、当該設定に従ってエラー報知を実行する。なお、[C:報知の方法=電飾・音]が選択されている場合は、エラー対象を特定しない報知となる。
こうして装飾体エラーに関する判定・報知の態様を任意に設定・変更可能とすることにより、工場出荷の際、遊技場への設置の際、遊技盤交換の際など、様々な場面において、報知による警報音が騒音となったり、緊急性を伝達できなかったりすることがない状態とすることができる。また、(イ)タイトル共通でスペックが異なるケース、(ロ)スペックが同じでタイトルが異なるケース、(ハ)タイトルもスペックも異なるケース、のいずれに対しても適確な判定、報知を実行することができる。
報知の態様において、(a)誤った取り付けがなされていることを報知するだけでなく、(b)正しい取り付けがなさせていることをも報知する場合に、(a)の報知態様と(b)の報知態様を異なるものとしたり、(a)の報知において誤りが軽微なものか重大なものかに応じて報知の態様を異ならせるといった設定も可能となる。
そして、各項目の複数の選択肢のいずれとするかを変更可能とすることで、遊技機メーカーの作業者や遊技場の担当者による対処が煩雑にならず、速やかに実施できる様な報知を実行させることができる。
加えて、電源投入時に液晶表示装置LCDに表示した設定・変更画面に対するカーソルキーCKY、プッシュボタンPBの操作によって設定・変更を実行することができるから、外部機器を接続する等の手間も不要となる。
また、ICチップを搭載していない装飾体に対しても取付部分の形状的特徴からデジタル信号を生成して判定を行うこともできる。
この結果、本実施例によれば、互換性のある装飾体を本来装着すべき遊技機に対して正しく装着することができる。
以上、発明を実施するための最良の形態としての実施例を説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内における種々の変更が可能である。
例えば、スロットマシンの装飾に際して本発明を適用したり、設定・変更を外部機器を接続して実行する様に構成することもできる。また、複数の装飾体のいずれにエラーが発生しているかを特定しない態様とを選択可能とせず、常にエラー対象を特定する報知を実行する遊技機としても構わない。
本発明は遊技機に利用することができる。
A・・・外枠、B・・・中枠、BUT1~BUT3・・・裏ユニット、C1~C3・・・遊技盤、CDC1a~CDC1c・・・コーナー飾り、CDC2a~CDC2c・・・コーナー飾り、CKY・・・カーソルキー、D・・・前枠、E・・・上の球受け皿、F・・・下の球受け皿、G・・・発射装置、H・・・施錠装置、KBldcdc1,KBldcdc2・・・コーナー飾り発光制御基板、KBky1~KBky4・・・装飾体判別用基板、KBmt・・・モータ駆動制御基板、KBsol・・・ソレノイド駆動制御基板、KD1a,KD1c・・・可動体役物、KD2a~KD2c・・・可動体役物、LCD・・・液晶表示装置、P1~P3・・・パチンコ機、PB・・・プッシュボタン、UNT1a,UNT1c・・・上部装飾ユニット、UNT2・・・下部装飾ユニット、UNT3・・・左サイド装飾ユニット、UNT4a,UNT4b,UNT4c・・・右サイド装飾ユニット。
50・・・開閉検知スイッチ、310・・・主制御基板、311・・・特図1保留記憶部、312・・・特図2保留記憶部、315・・・通常状態用変動パターンテーブル、316・・・変短状態用変動パターンテーブル、320・・・演出制御基板、325・・・演出データ記憶手段、330・・・払出制御基板、335・・・BCユニット、340・・・発射制御基板、350・・・インタフェース基板、360・・・電源基板、370・・・演出表示制御基板、380・・・電源中継基板、390・・・球貸し操作基板、400・・・ホールコンピュータ、600・・・性能表示モニタ。

Claims (6)

  1. 図柄の変動表示が可能で所定の抽選に当選したことを契機に特典が得られる遊技機であって、遊技者から視認可能な装飾部材によって装飾されると共に、さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする遊技機。
    (1A)前記装飾部材は被装飾部材に対して互換性を有し、前記装飾部材が前記被装飾部材に取り付けられているときに当該装飾部材を識別する識別情報を取得し、当該識別情報に基づき前記被装飾部材に取り付けるべき装飾部材か否かを判定し、当該判定の結果に基づく報知を実行する装飾部材識別手段を備えていること。
    (1B)前記装飾部材識別手段による判定、報知、又は、判定及び報知に関する設定を変更する設定変更手段を備えていること。
  2. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
    (2)前記設定変更手段は、前記装飾部材識別手段による報知の態様を変更し得る手段として構成されていること。
  3. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
    (3)前記被装飾部材が前記互換性を有する装飾部材の脱着箇所を複数備え、前記装飾部材識別手段は、前記取り付けるべき装飾部材が取り付けられていない箇所があることを報知する第1の報知態様を設定し得る手段として構成されていること。
  4. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の遊技機。
    (4)前記被装飾部材が前記互換性を有する装飾部材の脱着箇所を複数備え、前記装飾部材識別手段は、前記取り付けるべき装飾部材が取り付けられていない箇所を特定する第2の報知態様を設定し得る手段として構成されていること。
  5. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の遊技機。
    (5)前記設定変更手段は、前記装飾部材識別手段による報知のタイミング、対象、方法、継続又は終了に関する設定の少なくとも一つ以上を変更し得る手段として構成されていること。
  6. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の遊技機。
    (6)電源投入時に、前記設定変更手段による設定の変更を行うための操作画面を当該遊技機が備える表示手段又は外部機器に対して出力する操作画面表示手段を備えていること。
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