JP2022127255A - かご下ゴンドラ装置およびエレベーター装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の乗場ドア装置の保守点検を行う場合の作業効率を向上させることができるかご下ゴンドラ装置を得る。【解決手段】このかご下ゴンドラ装置2は、かご1に設けられる支持装置201と、かご1よりも下方に設けられ、支持装置201に支持されるかご下ゴンドラ202と、を備え、支持装置201は、かご1に接続されかご下ゴンドラ202を支持するチェーンブロック203を有し、かご1とかご下ゴンドラ202との間の距離が調節可能となるようにかご下ゴンドラ202を支持する。【選択図】図2
Description
本開示は、かご下ゴンドラ装置およびエレベーター装置に関する。
従来、昇降路を昇降するかごを備えたエレベーター装置が知られている。かごの上部には、かご上作業者が入るかご上作業スペースが形成されている。昇降路に設けられている保守点検対象装置の保守点検が行われる場合には、かご上作業者がかご上作業スペースに入り、かご上作業スペースが保守点検対象装置に隣り合うように、かごが昇降する。複数の保守点検対象装置のそれぞれが昇降路の高さ方向に離れて設けられている場合には、複数の保守点検対象装置のそれぞれに順にかご上作業スペースが隣り合うように、かごが昇降する。これにより、複数の点検対象装置のそれぞれの保守点検を行うことができる(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、複数の保守点検対象装置の保守点検として複数の階のそれぞれに1個ずつ設けられている複数の乗場ドア装置の保守点検が行われる場合には、複数の階のうちの全ての階の乗場ドア装置に順にかご上作業スペースが隣り合うように、かごが昇降する。これにより、複数の乗場ドア装置の保守点検を行う場合の作業効率が悪いという問題点があった。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数の乗場ドア装置の保守点検を行う場合の作業効率を向上させることができるかご下ゴンドラ装置およびエレベーター装置を提供するものである。
本開示に係るかご下ゴンドラ装置は、かごに設けられる支持装置と、かごよりも下方に設けられ、支持装置に支持されるかご下ゴンドラと、を備え、支持装置は、かごとかご下ゴンドラとの間の距離が調節可能となるようにかご下ゴンドラを支持する。
本開示に係るエレベーター装置は、かごと、かごに設けられた支持装置と、かごよりも下方に設けられ、支持装置に支持されるかご下ゴンドラと、を備え、支持装置は、かごとかご下ゴンドラとの間の距離が調節可能となるようにかご下ゴンドラを支持する。
本開示に係るエレベーター装置は、かごと、かごに設けられた支持装置と、かごよりも下方に設けられ、支持装置に支持されるかご下ゴンドラと、を備え、支持装置は、かごとかご下ゴンドラとの間の距離が調節可能となるようにかご下ゴンドラを支持する。
本開示に係るかご下ゴンドラ装置およびエレベーター装置によれば、複数の乗場ドア装置の保守点検を行う場合の作業効率を向上させることができる。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るエレベーター装置の要部を示す正面図である。実施の形態1に係るエレベーター装置は、かご1と、かご下ゴンドラ装置2と、一対のガイドレール3と、を備えている。かご1、かご下ゴンドラ装置2および一対のガイドレール3のそれぞれは、昇降路4に設けられている。それぞれのガイドレール3は、昇降路4の長手方向に延びるように配置されている。昇降路4の長手方向は、上下方向と同一の方向となっている。
図1は、実施の形態1に係るエレベーター装置の要部を示す正面図である。実施の形態1に係るエレベーター装置は、かご1と、かご下ゴンドラ装置2と、一対のガイドレール3と、を備えている。かご1、かご下ゴンドラ装置2および一対のガイドレール3のそれぞれは、昇降路4に設けられている。それぞれのガイドレール3は、昇降路4の長手方向に延びるように配置されている。昇降路4の長手方向は、上下方向と同一の方向となっている。
かご1は、エレベーター装置の利用者が乗り降りするかご本体101と、かご本体101に設けられた複数のガイド装置102と、かご本体101の上部に設けられたかご上手摺装置103と、を有している。
かご本体101は、昇降路4を昇降する。かご本体101の昇降は、図示しないエレベーター巻上機の駆動によって行われる。エレベーター巻上機の駆動は、図示しないエレベーター制御盤によって行われる。したがって、かご本体101の昇降は、エレベーター制御盤によって制御される。
ガイド装置102の数は、4個となっている。ガイド装置102は、かご本体101の4箇所に1個ずつ設けられている。4個のガイド装置102のうちの2個のガイド装置102は、かご本体101の幅方向の一端部に設けられ、残りの2個のガイド装置102は、かご本体101の幅方向の他端部に設けられている。かご本体101の幅方向は、かご本体101に形成されたかご出入口の幅方向と同一の方向である。
かご本体101の幅方向の一端部に設けられた2個のガイド装置102のうちの1個のガイド装置102は、かご本体101の上部に設けられ、残りの1個のガイド装置102は、かご本体101の下部に設けられている。かご本体101の幅方向の一端部に設けられた2個のガイド装置102のそれぞれは、同一のガイドレール3に案内される。
かご本体101の幅方向の他端部に設けられた2個のガイド装置102のうちの1個のガイド装置102は、かご本体101の上部に設けられ、残りの1個のガイド装置102は、かご本体101の下部に設けられている。かご本体101の幅方向の他端部に設けられた2個のガイド装置102のそれぞれは、同一のガイドレール3に案内される。
それぞれのガイド装置102がガイドレール3に案内されることによって、かご1がガイドレール3に案内される。
かご1の上部には、かご上作業者5が入るかご上作業スペース104が形成されている。かご上手摺装置103は、かご上作業スペース104で作業を行うかご上作業者5によって利用される。
かご下ゴンドラ装置2は、かご1に設けられた支持装置201と、かご1よりも下方に設けられ、支持装置201に支持されたかご下ゴンドラ202と、を有している。支持装置201は、かご1とかご下ゴンドラ202との間の距離が調節可能となるようにかご下ゴンドラ202を支持する。
支持装置201は、一対のチェーンブロック203を有している。それぞれのチェーンブロック203は、かご本体101に設けられたチェーン駆動部204と、チェーン駆動部204から吊り下げられたチェーン205と、を有している。チェーン205の下部は、かご下ゴンドラ202に接続されている。
それぞれのチェーン駆動部204が駆動することによって、それぞれのチェーン205の下部が昇降する。それぞれのチェーン205の下部が昇降することによって、かご下ゴンドラ202が昇降路4を昇降する
かご下ゴンドラ202は、床板部206と、床板部206の上部に設けられたゴンドラ手摺装置207と、床板部206およびゴンドラ手摺装置207のそれぞれに設けられた複数のガイド装置208と、を有している。
ガイド装置208の数は、4個となっている。4個のガイド装置208のうちの2個のガイド装置208は、床板部206に設けられ、残りの2個のガイド装置208は、ゴンドラ手摺装置207に設けられている。
床板部206に設けられた2個のガイド装置208は、床板部206の幅方向の両端部に1個ずつ設けられている。床板部206の幅方向は、かご本体101の幅方向と同一の方向である。
ゴンドラ手摺装置207に設けられた2個のガイド装置208は、ゴンドラ手摺装置207の幅方向の両端部に1個ずつ設けられている。ゴンドラ手摺装置207の幅方向は、かご本体101の幅方向と同一の方向である。
床板部206の幅方向の一端部に設けられた1個のガイド装置208およびゴンドラ手摺装置207の幅方向の一端部に設けられた1個のガイド装置208のそれぞれは、同一のガイドレール3に案内される。床板部206の幅方向の他端部に設けられた1個のガイド装置208およびゴンドラ手摺装置207の幅方向の他端部に設けられた1個のガイド装置208のそれぞれは、同一のガイドレール3に案内される。
それぞれのガイド装置208がガイドレール3に案内されることによって、かご下ゴンドラ装置2がガイドレール3に案内される。
かご下ゴンドラ202には、かご下作業者6が入るかご下作業スペース209が形成されている。ゴンドラ手摺装置207は、かご下作業スペース209で作業を行うかご下作業者6によって利用される。
図2は、図1のエレベーター装置の要部を示す側面図である。昇降路4には、複数の乗場ドア装置7が昇降路4の長手方向に並べて配置されている。互いに隣り合う一対の乗場ドア装置7のうちの上方にある乗場ドア装置7を第1乗場ドア装置701とし、互いに隣り合う一対の乗場ドア装置7のうちの下方にある乗場ドア装置7を第2乗場ドア装置702とする。
第1乗場ドア装置701および第2乗場ドア装置702のそれぞれの保守点検が行われる場合には、かご上作業スペース104が第1乗場ドア装置701に隣り合うように配置される。かご上作業スペース104が第1乗場ドア装置701に隣り合うように配置されることによって、かご上作業スペース104にいるかご上作業者5は、第1乗場ドア装置701に手が届くようになり、第1乗場ドア装置701の保守点検が可能となる。
また、第1乗場ドア装置701および第2乗場ドア装置702のそれぞれの保守点検が行われる場合には、かご下作業スペース209が第2乗場ドア装置702に隣り合うように配置される。かご下作業スペース209が第2乗場ドア装置702に隣り合うように配置されることによって、かご下作業スペース209にいるかご下作業者6は、第2乗場ドア装置702に手が届くようになり、第2乗場ドア装置702の保守点検が可能となる。
かご上作業スペース104とかご下作業スペース209との間の距離が調節可能となるように、支持装置201は、かご下ゴンドラ202を支持する。
互いに隣り合う一対の乗場ドア装置7の間の距離は、一対の乗場ドア装置7のそれぞれが配置される階の高さによって変化する。かご上作業スペース104が第1乗場ドア装置701に隣り合う場合に、第2乗場ドア装置702にかご下作業スペース209が隣り合うように、支持装置201は、かご下ゴンドラ202を支持する。
かご1は、かご本体101の下部に設けられた落下防止部材105をさらに有している。落下防止部材105は、上方から見た場合に、かご本体101と乗場ドア装置7との間の隙間に配置される。かご本体101が昇降する場合には、かご本体101から落下防止部材105が取り外される。上方から見た場合のかご本体101と乗場ドア装置7との間の隙間に落下防止部材105が配置されることによって、かご上作業者5が所持する工具がかご上作業者5から落下した場合に、落下した工具がかご本体101よりも下方に落下することが抑制される。なお、落下防止部材105は、かご本体101ではなく、乗場ドア装置7または昇降路4の壁に設けられてもよい。
図3は、図2のかご下ゴンドラ装置2を示す拡大図である。かご下ゴンドラ装置2の支持装置201は、一対の固定用親綱210をさらに有している。それぞれの固定用親綱210の上部は、かご1のかご本体101に接続されている。それぞれの固定用親綱210の下部は、かご下ゴンドラ202に接続されている。それぞれの固定用親綱210の下部は、かご下ゴンドラ202に着脱可能となっている。
かご本体101に対してかご下ゴンドラ202が昇降する場合には、固定用親綱210の下部は、かご下ゴンドラ202から外される。かご上作業スペース104とかご下作業スペース209との間の距離が調節され、かご本体101に対するかご下ゴンドラ202の昇降が停止された場合には、固定用親綱210の下部は、かご下ゴンドラ202に接続される。
固定用親綱210がかご下ゴンドラ202に接続されることによって、かご下ゴンドラ202がかご本体101に対して下方に移動することが制限される。したがって、固定用親綱210がかご下ゴンドラ202に接続されることによって、かご上作業スペース104に対するかご下作業スペース209の下方への移動が制限される。
なお、固定用親綱210の上部がかご本体101に着脱可能となっている構成であってもよい。この構成では、かご本体101に対してかご下ゴンドラ202が昇降する場合には、固定用親綱210の上部は、かご本体101から外される。かご上作業スペース104とかご下作業スペース209との間の距離が調節され、かご本体101に対するかご下ゴンドラ202の昇降が停止された場合には、固定用親綱210の上部は、かご本体101に接続される。
図4は、図1のかご1を示す平面図である。かご上手摺装置103は、一対の横側手摺部106と、奥側手摺部107と、を有している。
それぞれの横側手摺部106は、乗場出入口の間口方向に互いに離れて配置されている。また、それぞれの横側手摺部106は、乗場出入口の間口方向に互いに対向して配置されている。また、それぞれの横側手摺部106は、乗場出入口の奥行方向に延びるように配置されている。
奥側手摺部107は、上方から見た場合に、奥側手摺部107とかご1における奥行方向の奥側の部分とが互いに重なるように配置されている。また、奥側手摺部107は、一対の横側手摺部106に渡って配置されている。また、奥側手摺部107は、それぞれの横側手摺部106における乗場出入口の奥行方向の奥側の部分に接続されている。
なお、かご上手摺装置103は、一対の横側手摺部106における乗場出入口の奥行方向の手前側の部分に接続された手前側手摺部を有していない。
図5は、図1のかご下ゴンドラ202を示す平面図である。ゴンドラ手摺装置207は、一対の横側手摺部211と、奥側手摺部212と、手前側手摺部213と、を有している。
それぞれの横側手摺部211は、乗場出入口の間口方向に互いに離れて配置されている。また、それぞれの横側手摺部211は、乗場出入口の間口方向に互いに対向して配置されている。また、それぞれの横側手摺部211は、乗場出入口の奥行方向に延びるように配置されている。
奥側手摺部212は、上方から見た場合に、奥側手摺部212と床板部206における奥行方向の奥側の部分とが互いに重なるように配置されている。また、奥側手摺部212は、一対の横側手摺部211に渡って配置されている。また、奥側手摺部212は、それぞれの横側手摺部211における乗場出入口の奥行方向の奥側の部分に接続されている。
手前側手摺部213は、上方から見た場合に、手前側手摺部213と床板部206における奥行方向の手前側の部分とが互いに重なるように配置されている。手前側手摺部213は、一対の横側手摺部211に渡って配置されている。また、手前側手摺部213は、それぞれの横側手摺部211における乗場出入口の奥行方向の手前側の部分に接続されている。
手前側手摺部213は、乗場出入口の間口方向に分割された一対の手摺片214を有している。図6は、図5のかご下ゴンドラ装置2の一対の手摺片214が移動した状態を示す図である。一対の手摺片214は、一対の手摺片214が乗場出入口の間口方向に互いに接続された閉位置と、一対の手摺片214が乗場出入口の間口方向に互いに離れる開位置との間で移動可能となっている。
かご下作業スペース209においてかご下作業者6が保守点検を行う場合には、かご下作業者6は、一対の手摺片214の位置を開位置にする。一対の手摺片214の位置が開位置である場合には、かご下作業スペース209にいるかご下作業者6は、乗場ドア装置7に手が届くようになり、乗場ドア装置7の保守点検が可能となる。
一方、かご下ゴンドラ202がかご1とともに昇降する場合には、かご下作業者6は、一対の手摺片214の位置を閉位置にする。また、かご下ゴンドラ202がかご本体101に対して昇降する場合には、かご下作業者6は、一対の手摺片214の位置を閉位置にする。一対の手摺片214の位置が閉位置である場合には、かご下作業スペース209にいるかご下作業者6は、乗場ドア装置7に手が届かなくなる。これにより、かご下作業者6の手が乗場ドア装置7に手が届く状態で、かご下ゴンドラ202が昇降することが防止される。
図7は、図1のエレベーター装置を示すブロック図である。実施の形態1に係るエレベーター装置は、かご上操作装置8と、ゴンドラ操作装置9と、を備えている。
かご上操作装置8は、かご1に設けられている。かご上操作装置8は、かご上作業スペース104にいるかご上作業者5に操作される。かご上操作装置8は、かご昇降釦801を有している。かご昇降釦801は、スプリングバック式の釦となっている。したがって、かご昇降釦801が押し下げられている場合にのみ、かご昇降釦801が操作された状態となる。かご昇降釦801としては、操作されることによってかご1が上昇する釦および操作されることによってかご1が下降する釦が挙げられる。
かご昇降釦801は、エレベーター制御盤10に接続されている。エレベーター制御盤10は、かご1の昇降を制御する。かご昇降釦801が操作された場合に、かご昇降信号がかご昇降釦801からエレベーター制御盤10に入力される。かご昇降釦801が操作されることによって、かご1が昇降する。
ゴンドラ操作装置9は、かご下ゴンドラ202に設けられている。ゴンドラ操作装置9は、かご下作業スペース209にいるかご下作業者6に操作される。ゴンドラ操作装置9は、ゴンドラ昇降釦901と、かご昇降可能釦902と、ゴンドラ制御装置903と、を有している。ゴンドラ昇降釦901およびかご昇降可能釦902のそれぞれは、スプリングバック式の釦となっている。したがって、ゴンドラ昇降釦901が押し下げられている場合にのみ、ゴンドラ昇降釦901が操作された状態となり、かご昇降可能釦902が押し下げられている場合にのみ、かご昇降可能釦902が操作された状態となる。ゴンドラ昇降釦901としては、操作されることによってかご下ゴンドラ202が上昇する釦および操作されることによってかご下ゴンドラ202が下降する釦が挙げられる。
ゴンドラ昇降釦901は、ゴンドラ制御装置903に接続されている。かご昇降可能釦902は、エレベーター制御盤10に接続されている。ゴンドラ制御装置903は、チェーンブロック203に接続されている。
ゴンドラ制御装置903は、チェーンブロック203の駆動を制御することによって、かご下ゴンドラ202の昇降を制御する。
ゴンドラ昇降釦901が操作された場合に、ゴンドラ昇降信号がゴンドラ昇降釦901からゴンドラ制御装置903に入力される。ゴンドラ昇降釦901が操作されることによって、かご下ゴンドラ202が昇降する。
かご昇降可能釦902が操作された場合に、かご昇降可能信号がかご昇降可能釦902からエレベーター制御盤10に入力される。なお、ゴンドラ制御装置903がエレベーター制御盤10に接続され、かご昇降可能釦902がゴンドラ制御装置903に接続された構成であってもよい。この場合には、かご昇降可能信号がかご昇降可能釦902からゴンドラ制御装置903を介してエレベーター制御盤10に入力される。
かご昇降釦801からエレベーター制御盤10にかご昇降信号が入力され、さらに、かご昇降可能釦902からエレベーター制御盤10にかご昇降可能信号が入力された場合に、エレベーター制御盤10は、かご1を昇降させる。したがって、かご昇降釦801からエレベーター制御盤10にかご昇降信号が入力された場合であっても、かご昇降可能釦902からエレベーター制御盤10にかご昇降可能信号が入力されていない場合に、エレベーター制御盤10は、かご1を昇降させない。これにより、かご下作業者6の同意なくかご1が昇降することが防止される。
次に、実施の形態1に係るエレベーター装置における乗場ドア装置7の保守点検を行う手順について説明する。まず、かご上作業者5がかご上作業スペース104に入り、かご下作業者6がかご下作業スペース209に入る。
その後、かご上作業者5がかご昇降釦801を操作し、かご下作業者6がかご昇降可能釦902を操作する。これにより、かご1およびかご下ゴンドラ装置2が一緒に昇降する。かご上作業スペース104が第1乗場ドア装置701に隣り合う位置にかご1が到着した場合に、かご上作業者5がかご昇降釦801の操作を停止する。
その後、かご下作業者6がゴンドラ昇降釦901を操作する。これにより、かご1が停止した状態で、かご下ゴンドラ202が昇降する。かご下作業スペース209が第2乗場ドア装置702に隣り合う位置にかご下ゴンドラ202が到着した場合に、かご下作業者6がゴンドラ昇降釦901の操作を停止する。
その後、かご下作業者6が固定用親綱210の下部をかご下ゴンドラ202に接続する。これにより、かご本体101に対するかご下ゴンドラ202の下方への移動が制限される。かご本体101に対するかご下ゴンドラ202の下向への移動が制限された状態で、かご上作業者5が第1乗場ドア装置701の保守点検を行い、かご下作業者6が第2乗場ドア装置702の保守点検を行う。
第1乗場ドア装置701および第2乗場ドア装置702の両方の保守点検が終了した場合には、かご上作業者5がかご昇降釦801を操作し、かご下作業者6がかご昇降可能釦902を操作して、かご1およびかご下ゴンドラ装置2が一緒に昇降する。この場合に、かご1およびかご下ゴンドラ装置2のそれぞれは、2階だけ上の階の乗場に移動する。全ての乗場ドア装置7の保守点検が行われた場合に、エレベーター装置における乗場ドア装置7の保守点検が終了する。
以上説明したように、実施の形態1に係るかご下ゴンドラ装置2は、かご1に設けられる支持装置201と、かご1よりも下方に設けられ、支持装置201に支持されるかご下ゴンドラ202と、を備えている。支持装置201は、かご1とかご下ゴンドラ202との間の距離が調節可能となるようにかご下ゴンドラ202を支持する。これにより、互いに隣り合う第1乗場ドア装置701および第2乗場ドア装置702の両方を同時に保守点検することができる。その結果、複数の乗場ドア装置7の保守点検を行う場合の作業効率を向上させることができる。
かご1の上部には、かご上作業者5が入るかご上作業スペース104が形成され、かご下ゴンドラ202には、かご下作業者6が入るかご下作業スペース209が形成されている。支持装置201は、かご上作業スペース104が第1乗場ドア装置701に隣り合う場合に、第2乗場ドア装置702にかご下作業スペース209に隣り合うようにかご下ゴンドラ202を支持する。これにより、互いに隣り合う第1乗場ドア装置701および第2乗場ドア装置702の保守点検を行う場合の作業効率を向上させることができる。
また、支持装置201は、かご1に接続されかご下ゴンドラ202を支持するチェーンブロック203を有しており、チェーンブロック203が駆動することによって、かご1とかご下ゴンドラ202との間の距離が調節される。これにより、簡単な構成で、複数の乗場ドア装置7の保守点検を行う場合の作業効率を向上させることができる。
また、支持装置201は、かご1に接続された固定用親綱210を有しており、固定用親綱210がかご下ゴンドラ202に接続されることによって、かご1に対するかご下ゴンドラ202の下方への移動が制限される。これにより、かご下作業者6がゴンドラ昇降釦901を操作していない場合に、かご下ゴンドラ202が降下することを制限することができる。
実施の形態1に係るエレベーター装置は、かご1と、かご1に設けられた支持装置201と、かご1よりも下方に設けられ、支持装置201に支持されたかご下ゴンドラ202と、を備えている。支持装置201は、かご1とかご下ゴンドラ202との間の距離が調節可能となるようにかご下ゴンドラ202を支持する。これにより、互いに隣り合う第1乗場ドア装置701および第2乗場ドア装置702の両方を同時に保守点検することができる。その結果、複数の乗場ドア装置7の保守点検を行う場合の作業効率を向上させることができる。
また、実施の形態1に係るエレベーター装置は、かご下ゴンドラ202に設けられ、かご下ゴンドラ202に形成されたかご下作業スペース209にいるかご下作業者6に操作されるゴンドラ操作装置9を備えている。ゴンドラ操作装置9は、操作されることによって支持装置201が駆動するゴンドラ昇降釦901を有している。これにより、かご下作業者6がかご下作業スペース209にいる状態で、かご1に対してかご下ゴンドラ202を昇降させることができる。
また、実施の形態1に係るエレベーター装置は、かご1に設けられ、かご1の上部に形成されたかご上作業スペース104にいるかご上作業者5に操作されるかご上操作装置8を備えている。かご上操作装置8は、操作されることによってかご1が昇降するかご昇降釦801を有している。ゴンドラ操作装置9は、操作されることによってかご1の昇降が可能となるかご昇降可能釦902を有している。かご昇降可能釦902が操作され、かつ、かご昇降釦801が操作された場合に、かご1が昇降する。これにより、かご下作業スペース209にいるかご下作業者6の同意なくかご1が昇降することを抑制することができる。
なお、実施の形態1では、かご昇降釦801からエレベーター制御盤10にかご昇降信号が入力され、さらに、かご昇降可能釦902からエレベーター制御盤10にかご昇降可能信号が入力された場合に、エレベーター制御盤10がかご1を昇降させる。この構成に限らず、かご下ゴンドラ装置2は、一対の手摺片214の位置が閉位置であるか否かを検出する検出装置を有し、エレベーター制御盤10が検出装置の検出結果と、かご昇降釦801のかご昇降信号とに基づいてかご1を昇降させてもよい。具体的には、一対の手摺片214の位置が閉位置であることを検出装置が検出し、さらに、かご昇降釦801からエレベーター制御盤10にかご昇降信号が入力された場合に、エレベーター制御盤10がかご1を昇降させる構成であってもよい。この構成の場合に、かご昇降釦801からエレベーター制御盤10にかご昇降信号が入力された場合であっても、一対の手摺片214の位置が閉位置であることを検出装置が検出していない場合には、エレベーター制御盤10は、かご1を昇降させない。なお、この構成の場合には、ゴンドラ操作装置9がかご昇降可能釦902を有していない構成であってもよい。
実施の形態2.
図8は、実施の形態2に係るエレベーター装置のかご下ゴンドラ装置を示す正面図である。かご下ゴンドラ装置2は、かご下ゴンドラ202に設けられた複数の親綱ガイド部215を有している。
図8は、実施の形態2に係るエレベーター装置のかご下ゴンドラ装置を示す正面図である。かご下ゴンドラ装置2は、かご下ゴンドラ202に設けられた複数の親綱ガイド部215を有している。
親綱ガイド部215の数は、4個となっている。4個のうちの2個の親綱ガイド部215は、かご下ゴンドラ202の幅方向の一端部に設けられ、残りの2個の親綱ガイド部215は、かご下ゴンドラ202の幅方向の他端部に設けられている。かご下ゴンドラ202の幅方向は、かご本体101の幅方向と同一の方向である。
かご下ゴンドラ202の幅方向の一端部に設けられた2個の親綱ガイド部215のうちの1個の親綱ガイド部215は、かご下ゴンドラ202の上部に設けられ、残りの1個の親綱ガイド部215は、かご下ゴンドラ202の下部に設けられている。かご下ゴンドラ202の幅方向の一端部に設けられた2個の親綱ガイド部215のそれぞれは、同一の固定用親綱210に案内される。
かご下ゴンドラ202の幅方向の他端部に設けられた2個の親綱ガイド部215のうちの1個の親綱ガイド部215は、かご下ゴンドラ202の上部に設けられ、残りの1個の親綱ガイド部215は、かご下ゴンドラ202の下部に設けられている。かご下ゴンドラ202の幅方向の他端部に設けられた2個の親綱ガイド部215のそれぞれは、同一の固定用親綱210に案内される。
それぞれの親綱ガイド部215が固定用親綱210に案内されることによって、かご下ゴンドラ202が固定用親綱210に案内される。
固定用親綱210は、親綱本体216と、親綱本体216の下部に設けられた球部217と、を有している。親綱本体216の下部に球部217が設けられることによって、親綱本体216は、鉛直方向に延びるように配置される。
図9は、図8の親綱ガイド部215と固定用親綱210とを示す平面図である。親綱ガイド部215には、鉛直方向に延びた貫通孔218が形成されている。貫通孔218の内壁面における水平面に沿った断面形状は、円形状となっている。
貫通孔218の内壁面の直径は、親綱本体216の直径よりも大きい。したがって、親綱本体216は、貫通孔218の中を通ることができる。一方、貫通孔218の内壁面の直径は、球部217の直径よりも小さい。したがって、球部217は、貫通孔218の中を通ることができない。
図8に示すように、球部217は、親綱ガイド部215よりも下方に配置されている。チェーンブロック203が駆動することによって、かご下ゴンドラ202がかご本体101に対して昇降する。親綱ガイド部215が球部217に上方から当たる場合には、かご下ゴンドラ202がかご本体101に対して下方に移動することが制限される。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
以上説明したように、実施の形態2に係るかご下ゴンドラ装置2は、固定用親綱210と、かご下ゴンドラ202に設けられた親綱ガイド部215と、を有している。固定用親綱210は、かご1から吊り下げられた親綱本体216と、親綱本体216の下部に設けられた球部217と、を有している。親綱ガイド部215には貫通孔218が形成されており、貫通孔218の内壁面の直径は、親綱本体216の直径よりも大きく、球部217の直径よりも小さい。球部217は、親綱ガイド部215よりも下方に配置されている。これにより、かご下ゴンドラ202がかご1に対して、予め設定された範囲を超えて、下方に移動することを制限することができる。
なお、実施の形態2では、実施の形態1と同様に、かご下ゴンドラ202がガイド装置208を有している。しかしながら、かご下ゴンドラ202が親綱ガイド部215を有していることから、ガイド装置208を有していない構成であってもよい。
1 かご、2 かご下ゴンドラ装置、3 ガイドレール、4 昇降路、5 かご上作業者、6 かご下作業者、7 乗場ドア装置、8 かご上操作装置、9 ゴンドラ操作装置、10 エレベーター制御盤、101 かご本体、102 ガイド装置、103 かご上手摺装置、104 かご上作業スペース、105 落下防止部材、106 横側手摺部、107 奥側手摺部、201 支持装置、202 かご下ゴンドラ、203 チェーンブロック、204 チェーン駆動部、205 チェーン、206 床板部、207 ゴンドラ手摺装置、208 ガイド装置、209 かご下作業スペース、210 固定用親綱、211 横側手摺部、212 奥側手摺部、213 手前側手摺部、214 手摺片、215 親綱ガイド部、216 親綱本体、217 球部、218 貫通孔、701 第1乗場ドア装置、702 第2乗場ドア装置、801 かご昇降釦、901 ゴンドラ昇降釦、902 かご昇降可能釦、903 ゴンドラ制御装置。
Claims (7)
- かごに設けられる支持装置と、
前記かごよりも下方に設けられ、前記支持装置に支持されるかご下ゴンドラと、
を備え、
前記支持装置は、前記かごと前記かご下ゴンドラとの間の距離が調節可能となるように前記かご下ゴンドラを支持するかご下ゴンドラ装置。 - 前記かごの上部には、かご上作業スペースが形成され、
前記かご下ゴンドラには、かご下作業スペースが形成され、
前記支持装置は、前記かご上作業スペースが第1乗場ドア装置に隣り合う場合に、前記第1乗場ドア装置がある階よりも1階だけ下にある階にある第2乗場ドア装置に前記かご下作業スペースが隣り合うように前記かご下ゴンドラを支持する請求項1に記載のかご下ゴンドラ装置。 - 前記支持装置は、前記かごに接続され前記かご下ゴンドラを支持するチェーンブロックを有しており、
前記チェーンブロックが駆動することによって、前記かごと前記かご下ゴンドラとの間の距離が調節される請求項1または請求項2に記載のかご下ゴンドラ装置。 - 前記支持装置は、前記かごに接続された固定用親綱を有しており、
前記固定用親綱が前記かご下ゴンドラに接続されることによって、前記かごに対する前記かご下ゴンドラの下方への移動が制限される請求項1から請求項3までの何れか一項に記載のかご下ゴンドラ装置。 - かごと、
前記かごに設けられた支持装置と、
前記かごよりも下方に設けられ、前記支持装置に支持されるかご下ゴンドラと、
を備え、
前記支持装置は、前記かごと前記かご下ゴンドラとの間の距離が調節可能となるように前記かご下ゴンドラを支持するエレベーター装置。 - 前記かご下ゴンドラに設けられたゴンドラ操作装置を備え、
前記ゴンドラ操作装置は、操作されることによって前記支持装置が駆動するゴンドラ昇降釦を有している請求項5に記載のエレベーター装置。 - 前記かごに設けられたかご上操作装置を備え、
前記かご上操作装置は、操作されることによって前記かごが昇降するかご昇降釦を有し、
前記ゴンドラ操作装置は、操作されることによって前記かごの昇降が可能となるかご昇降可能釦を有し、
前記かご昇降可能釦が操作され、かつ、前記かご昇降釦が操作された場合に、前記かごが昇降する請求項6に記載のエレベーター装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021025301A JP2022127255A (ja) | 2021-02-19 | 2021-02-19 | かご下ゴンドラ装置およびエレベーター装置 |
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Country | Link |
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