JP2004189419A - エレベーター装置 - Google Patents

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JP2004189419A
JP2004189419A JP2002359552A JP2002359552A JP2004189419A JP 2004189419 A JP2004189419 A JP 2004189419A JP 2002359552 A JP2002359552 A JP 2002359552A JP 2002359552 A JP2002359552 A JP 2002359552A JP 2004189419 A JP2004189419 A JP 2004189419A
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Tomofumi Hagitani
知文 萩谷
Noboru Arahori
荒堀  昇
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

【課題】本発明の目的は、昇降路上部に設けられた制御装置の点検時の保守員の安全を確実に保障することのできるエレベーター装置を提供するにある。
【解決手段】乗場20に設けられるかご呼び装置25と、昇降路1内に沿って運転される乗かご2と、この乗かご2を駆動する巻上機5と、前記昇降路1頂部に設けられ前記乗かご2の運転を制御する制御装置16とを備えたエレベーター装置において、前記乗場20に前記制御装置16を設け、かつ、前記乗場20に、前記制御装置16点検時、前記乗かご2を、前記乗かご2上に乗って保守点検できる位置に移動するよう指示させる保守装置17を設けた構成。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、昇降路頂部に設けられる制御装置点検時用いられて好適なエレベーター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、機械室レスエレベーターにおいて、昇降路頂部に設けられた制御装置を安全に点検するため、乗かご上に乗った保守員が、手動運転スイッチを操作して乗かごを上昇させた時、一旦強制的にエレベーターを停止し、その後、低速で点検位置まで移動するものが提案されている。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特開2002-114462号公報(段落番号15,16、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記提案されたものでは、保守員が乗かご上で運転するため、低速とはいえ安全とは言えない問題があった。
【0005】
本発明の目的は、保守員の安全を確実に保障することのできるエレベーター装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明では、乗場に設けられるかご呼び装置と、昇降路内に沿って運転される乗かごと、この乗かごを駆動する巻上機と、前記昇降路頂部に設けられ前記乗かごの運転を制御する制御装置とを備えたエレベーター装置において、前記乗場近傍の昇降路に前記制御装置を設け、かつ、前記乗場に、前記制御装置点検時、前記乗かごを、前記乗かご上に乗って保守点検できる位置に移動するよう指示させる保守装置を設けたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明のエレベーター装置を、一実施の形態になる図に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態になるエレベーター装置を備えたエレベーターを示す全体側面図である。
【0008】
図1において、1は昇降路、2は昇降路1内に沿い上下方向に運転される乗かご、3は吊り合いおもり、4は昇降路1の底部に固定されたピットベースで、このピットベース4には巻上機5が設置されている。更に、前記ピットベース4上には、かご側ガイドレール6およびつり合いおもり側ガイドレール7が立設され、これらガイドレール6、7は、記載していないレールブラケットにより昇降路1に固定されている。8は前記ガイドレール6、7の上部に固定された懸垂用ビームで、この懸垂用ビーム8には案内プーリ9および10が設置されている。11は主策で、この主策11の一端は懸垂ビーム8に設置された乗かご2側主索固定部12から下方の乗かご2下部案内プーリ13を経て上部案内プーリ9から巻上機5のシーブに至り、更に上部案内プーリ10から吊り合いおもり3の案内プーリ14を介して上部懸垂ビーム8のつり合いおもり側主索固定部15に固定されている。
【0009】
16は最上階乗場20近傍の昇降路1に設けられた乗かご2の運転の制御を行う制御装置、17は保守装置で、この保守装置17には最上階乗場20に設けられたスイッチ18が配線19を介して連結されている。21は前記乗かご2に設けられたカム、22は前記昇降路1の上部に設けられた停止スイッチで、この停止スイッチ22は前記保守装置17が操作された時のみ動作するようになっている。23は最下階乗場、24、25は各階の乗場に設けられたかご呼び装置で、最上階のかご呼び装置24内に前記スイッチ18が設けられている。
【0010】
しかして今、制御装置16を点検するに当たり、保守員は制御装置16が近傍の昇降路1に設けられている最上階の乗場20に乗かご2に乗り移動する。次いで、保守員は最上階乗場20に降り、かご呼び装置25に取付けられたスイッチ18を操作する。このスイッチ18の操作により配線19を介して保守装置17が動作し、制御装置16を介して最上階の位置から降下を始め、保守員が乗かご2上に乗って点検するにふさわしい位置に到達した時作動するスイッチ22を動作して乗かご2を停止させる。この乗かご2が停止した後、最上階乗場20の乗場ドア(図示せず)を保守員が開き、乗かご2上に乗り、制御装置16の保守作業を行う。
【0011】
このように、乗場20側からスイッチ18の操作で乗かご2を操作するため、安全に乗かご2の運転を行うことができる。
【0012】
また、スイッチ18をかご呼び装置25に設けたが、独自に設けても良い。しかし、実施形態の如くかご呼び装置25に設けるなら、取付のスペースを新たに設ける必要がなく意匠性を向上することができる。
【0013】
なお、この実施形態では、最上階乗場20に乗かご2の上部が停止するようになっているが、制御装置16の長さあるいは取付の状態によっては、最上階より下方の階で乗かご2上に乗るのが最適な場合、その最適な階で停止するようになっている。
【0014】
なお又、この実施形態では、最上階の乗場20にスイッチ18を設けたが、他の階の乗場に設けても同様の効果を得ることができる。しかし、他の階に設けた場合、保守員は乗かご2上に乗る階まで歩く必要があるが、乗かご上に乗ることのできる乗場階に設けた場合には、歩く必要がないという効果を得ることができる。
【0015】
【発明の効果】
本発明によれば、乗かご上に乗らずに乗かごを制御装置を点検するにふさわしい位置まで移動させることができるため、保守員の安全を確実に保障することができるという顕著な効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態になるエレベーター装置を備えたエレベーターを示す全体側面図である。
【符号の説明】
1 昇降路
2 かご
3 吊り合いおもり
5 巻上機
11 主策
16 制御装置
17 保守装置
18 スイッチ
20 最上階乗場
25 かご呼び装置

Claims (3)

  1. 乗場に設けられるかご呼び装置と、昇降路内に沿って運転される乗かごと、この乗かごを駆動する巻上機と、前記昇降路頂部に設けられ前記乗かごの運転を制御する制御装置とを備えたエレベーター装置において、
    前記乗場近傍の昇降路に前記制御装置を設け、かつ、前記乗場に、前記制御装置点検時、前記乗かごを、前記乗かご上に乗って保守点検できる位置に移動するよう指示させる保守装置を設けたことを特徴とするエレベーター装置。
  2. 前記保守装置を、前記乗場に備えられたかご呼び装置に備えたこと特徴とする請求項1記載のエレベーター装置。
  3. 前記乗かごを、前記制御装置が近傍に設けられている乗場に停止し、この乗かごの停止された乗場のかご呼び装置に、前記保守装置を設けたことを特徴とする請求項2記載のエレベーター装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7998891B2 (en) 2005-04-28 2011-08-16 Ohara Inc. Optical glass containing bismuth oxide
CN104418187A (zh) * 2013-08-28 2015-03-18 东芝电梯株式会社 电梯用保养检修装置

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US7998891B2 (en) 2005-04-28 2011-08-16 Ohara Inc. Optical glass containing bismuth oxide
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