JPWO2002096789A1 - エレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、エレベータ装置の制御盤(5)を、作業者(7a、7b)が昇降路(1)外の乗場(6)から乗りかご(2)のかご上部(2a)に乗込んだときに、その位置で保守・点検できるように配置したものである。これにより、作業者(7a、7b)は、制御盤(5)の保守・点検を行うために、搭乗後に乗りかご(2)を移動する必要がなく、容易に、効率よく作業することができる。
Description
技術分野
本発明は、制御盤により昇降を制御される乗りかごを有するエレベータ装置に関する。
背景技術
従来より、乗りかごを巻上ロープにて牽引して昇降路内を昇降させるトラクション式のエレベータ装置では、屋上等の昇降路外に機械室が設けられている。この機械室には、巻上ロープを巻上げる巻上機や、巻上機等と電気的に接続されて乗りかごの昇降等を制御する制御盤等が設置されている。そして、エレベータ装置の保守・点検を行うときには、作業者が機械室に入って、所定の作業を行うことになる。
これに対して、昇降路内の頂上部に制御盤と一体化された巻上機を設けることで、昇降路外に機械室を有さずに、省スペース化が可能なエレベータ装置が知られている(例えば、特開平7−010434号公報参照)。
しかし、このような既知のエレベータ装置では、制御盤の保守・点検等を行う場合に、作業の効率が悪いといった問題があった。すなわち、作業者は、昇降路内の頂上部に配置された制御盤を保守・点検するために、まず、昇降路外の乗場から、乗りかごのかご上部に乗込む。そして、作業者が乗りかごのかご上部に乗った状態で、乗りかごを昇降路頂上部の付近まで移動させて、その位置で停止させる。その後、作業者は、その位置で所定の作業を行うことになる。
特に、エレベータの自走ができないとき(自走不能時)には、作業者がかご上部に乗った状態で、巻上機のブレーキ開放等によって乗りかごを移動しなければならないため、乗りかご上での作業者の作業の容易性が確保できない。
したがって、本発明は、このような従来のエレベータ装置の問題を解決して、昇降路外に機械室を有さず省スペース化が可能なエレベータ装置であって、制御盤の保守・点検の作業効率が高いエレベータ装置を提供することを目的とする。
発明の開示
本発明は、作業者が昇降路外の乗場から乗りかごのかご上部に乗込んだときに、その位置で保守・点検できるように、エレベータ装置の制御盤の下端を、乗場床面とほぼ一致するように配置したものである。これにより、作業者は、制御盤の保守・点検を行うために、乗りかご上から制御盤の保守位置に移動する必要がなく、容易に、効率よく作業することができる。
また、本発明は、上述の改良されたエレベータ装置の制御盤を、ガイドレール又は壁面に支持したものである。これにより、作業者は、制御盤の保守・点検を行うために、乗りかご上から制御盤の保守位置に移動する必要がなく、容易に、効率よく作業することができる。
また、本発明は、上述の改良されたエレベータ装置の制御盤の下端を、作業者が乗場から容易にかご上部へ乗込める位置に乗りかごを移動したときの、かご上部面の位置とほぼ一致するように配置したものである。これにより、作業者は、乗りかごのかご上部に乗込み、その位置で確実に制御盤の保守・点検を行うことができる。
また、本発明は、上述の改良されたエレベータ装置の制御盤の保守・点検で操作する保守領域の下端を、作業者が乗場から容易にかご上部へ乗込める位置に乗りかごを移動したときの、かご上部面の位置より上方となるように配置したものである。これにより、作業者は、乗りかごのかご上部に乗込み、その位置で確実に制御盤の保守・点検を行うことができる。
発明を実施するための形態
本発明をより詳細に説述するために、添付の図面に従ってこれを説明する。
図1は、本発明の第一の実施の形態にかかるエレベータ装置を示す概略図である。図1において、1は壁面8に囲まれた昇降路であり、乗客を乗せた乗りかご2が昇降路1内を昇降することになる。3はガイドレールであり、乗りかご2と係合して乗りかご2の昇降を案内する。また、図示せぬカウンタウェイトガイドレールは、図示せぬカウンタウェイトと係合してカウンタウェイトの昇降を案内する。また、4は巻上ロープであり、図示せぬ巻上機を介して、乗りかご2とカウンタウェイトとを懸架する。ここで、巻上機は、昇降路1の頂上部にて、ガイドレール3又は図示せぬカウンタウェイトガイドレールに支持されている。
そして、このように構成されたエレベータ装置において、後述する制御盤により制御されて、巻上機が作動して、乗りかご2が昇降路1内を昇降することになる。
一方、5はハーネスにより巻上機等と電気的に接続された制御盤であり、乗りかご2の昇降スピードやタイミング等を制御する。ここで、制御盤5は、支持部材3aによってガイドレール3に、乗りかご2と干渉しないように支持されている。詳しくは、制御盤5は、その下端5aが、複数階に設けられた乗客用の乗場のうち一つの階(例えば、最上階)の乗場6と同じ高さになるように、ガイドレール3に支持されている。
また、乗りかご2はかご上部2aを備えており、作業者7a、7bは、上述した乗客用の乗場からかご上部2aへ乗込み可能となっている。
以上のように構成されたエレベータ装置において、以下の手順によって、制御盤5の保守・点検が行われる。すなわち、作業者7a、7bは、昇降路内の所定の階の乗場6付近に配置された制御盤5を保守・点検するために、まず、乗りかご2のかご上部2aが所定の乗場6の高さとほぼ一致するように、乗りかご2を移動させる。ここで、乗りかご2の移動は、昇降路外から操作可能な強制的な乗りかご移動手段を操作することにより行う。特に、制御盤5が故障したり、停電が生じて乗りかご2を自走させることができない場合には、巻上機のブレーキ開放等の手段により、乗りかご2の移動が行われる。
次に、作業者7a、7bは、乗場6から、乗りかご2のかご上部2aに乗込む。このとき、制御盤5は、その下端5aが、かご上部2aの位置とほぼ一致するように配置されている。すなわち、制御盤5は、作業者7a、7bの手の届く範囲に配置されている。これにより、作業者7a、7bは、その位置で、制御盤5についての所定の作業を行うことになる。
以上述べたように、本第一の実施の形態にかかるエレベータ装置は、制御盤5の保守・点検を行うために、作業者がかご上部2aに搭乗した後に乗りかご2を昇降路1の頂上部等に移動する必要がなく、乗場6と同一平面内のかご上部2aにて容易に作業することができる。これは、特にエレベータが自走不能であるときに有効である。すなわち、エレベータの自走不能時には、乗りかご2の移動をブレーキ開放等の手段により行うが、作業者がかご上部2aへ搭乗する前に乗りかご2の移動を完了できる。また、乗場6からの工具や修理部品等の搬入も容易に行うことができて、作業効率が大幅に向上する。また、制御盤5が昇降路1内に配置されており省スペース化されたエレベータ装置を提供することができる。
なお、本第一の実施の形態では、制御盤5をガイドレール3に支持したが、乗りかご2に干渉しないように制御盤5を壁面8に支持しても、本第一の実施の形態と同様の効果を奏する。
さらに、制御盤5の取り付け位置は、複数階のうちどの階の乗場の付近としてもよい。
図2は、本発明の第二の実施の形態にかかるエレベータ装置を示す概略図である。
本第二の実施の形態は、制御盤5の設置位置が、上記の第一の実施の形態と相違する。すなわち、図2に示すように、制御盤5は、保守の対象となる部品等が収納されて、保守作業の対象となる保守領域9を有している。そして、保守領域9の下端9aが、作業者が乗場から容易にかご上部2aへ乗込める位置に乗りかご2を移動したときの、かご上部2aより上方になるように、制御盤5がガイドレール3に支持されている。
以上のように構成されたエレベータ装置において、以下の手順によって、制御盤5の保守・点検が行われる。すなわち、作業者7a、7bは、昇降路内の所定の階の乗場6付近に配置された制御盤5を保守・点検するために、まず、乗りかご2のかご上部2aが所定の乗場6の高さとほぼ一致するように、乗りかご2を移動させる。
次に、作業者7a、7bは、乗場6から、乗りかご2のかご上部2aに乗込む。このとき、制御盤5の保守領域9は、その下端9aが、かご上面部2aの位置より高くなる。すなわち、制御盤5の保守領域9は、作業者7a、7bの手の届く範囲に配置されている。これにより、作業者7a、7bは、その位置で制御盤5の保守領域9の所定の作業を行うことになる。
以上述べたように、本第二の実施の形態にかかるエレベータ装置は、制御盤5の保守領域9の保守・点検を行うために、作業者がかご上部2aに搭乗した後に乗りかご2を昇降路1の頂上部等に移動する必要がなく、乗場6と同一平面内のかご上部2aにて容易に作業することができる。これは、特にエレベータが自走不能であるときに有効である。すなわち、エレベータの自走不能時には、乗りかご2の移動をブレーキ開放等の手段により行うが、作業者がかご上部2aへ搭乗する前に乗りかご2の移動を完了できる。また、乗場6からの工具や修理部品等の搬入も容易に行うことができて、作業効率が大幅に向上する。また、制御盤5が昇降路1内に配置されており省スペース化されたエレベータ装置を提供することができる。
なお、以上の実施の形態において、制御盤5の「保守・点検」という用語は、制御盤5の調整、修理、部品交換等をも含む広い概念として用いている。
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態の中で示唆した以外にも、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。また、各図において、同一構成要素には同一符号を付している。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明にかかるエレベータ装置は、作業者が昇降路外の乗場から乗りかごのかご上部に乗込んだときに、その制御盤を、その位置で保守・点検できるように配置したものである。これにより、作業者が、制御盤の保守・点検を行うために、かご上部に搭乗後に乗りかごの移動をする必要がなく、容易に、効率よく作業することができるエレベータ装置として有用である。
また、本発明にかかるエレベータ装置は、その制御盤を、ガイドレール又は壁面に支持したものである。これにより、作業者が、制御盤の保守・点検を行うために、かご上部に搭乗後に乗りかごの移動をする必要がなく、容易に、効率よく作業することができるエレベータ装置として有用である。
また、本発明にかかるエレベータ装置は、その制御盤の下端を、作業者が乗場から容易にかご上部へ乗込める位置に乗りかごを移動したときの、かご上部面の位置とほぼ一致するように配置したものである。これにより、作業者が、乗りかごのかご上部に乗込み、その位置で確実に制御盤の保守・点検を行うことができるエレベータ装置として有用である。
また、本発明にかかるエレベータ装置は、その制御盤の保守領域の下端を、作業者が乗場から容易にかご上部へ乗込める位置に乗りかごを移動したときの、かご上部面の位置より上方となるように配置したものである。これにより、作業者が、乗りかごのかご上部に乗込み、その位置で確実に制御盤の保守・点検を行うことができるエレベータ装置として有用である。
【図面の簡単な説明】
図1は、この発明にかかる好ましい第一のエレベータ装置を示す概略図である。
図2は、この発明にかかる好ましい第二のエレベータ装置を示す概略図である。
本発明は、制御盤により昇降を制御される乗りかごを有するエレベータ装置に関する。
背景技術
従来より、乗りかごを巻上ロープにて牽引して昇降路内を昇降させるトラクション式のエレベータ装置では、屋上等の昇降路外に機械室が設けられている。この機械室には、巻上ロープを巻上げる巻上機や、巻上機等と電気的に接続されて乗りかごの昇降等を制御する制御盤等が設置されている。そして、エレベータ装置の保守・点検を行うときには、作業者が機械室に入って、所定の作業を行うことになる。
これに対して、昇降路内の頂上部に制御盤と一体化された巻上機を設けることで、昇降路外に機械室を有さずに、省スペース化が可能なエレベータ装置が知られている(例えば、特開平7−010434号公報参照)。
しかし、このような既知のエレベータ装置では、制御盤の保守・点検等を行う場合に、作業の効率が悪いといった問題があった。すなわち、作業者は、昇降路内の頂上部に配置された制御盤を保守・点検するために、まず、昇降路外の乗場から、乗りかごのかご上部に乗込む。そして、作業者が乗りかごのかご上部に乗った状態で、乗りかごを昇降路頂上部の付近まで移動させて、その位置で停止させる。その後、作業者は、その位置で所定の作業を行うことになる。
特に、エレベータの自走ができないとき(自走不能時)には、作業者がかご上部に乗った状態で、巻上機のブレーキ開放等によって乗りかごを移動しなければならないため、乗りかご上での作業者の作業の容易性が確保できない。
したがって、本発明は、このような従来のエレベータ装置の問題を解決して、昇降路外に機械室を有さず省スペース化が可能なエレベータ装置であって、制御盤の保守・点検の作業効率が高いエレベータ装置を提供することを目的とする。
発明の開示
本発明は、作業者が昇降路外の乗場から乗りかごのかご上部に乗込んだときに、その位置で保守・点検できるように、エレベータ装置の制御盤の下端を、乗場床面とほぼ一致するように配置したものである。これにより、作業者は、制御盤の保守・点検を行うために、乗りかご上から制御盤の保守位置に移動する必要がなく、容易に、効率よく作業することができる。
また、本発明は、上述の改良されたエレベータ装置の制御盤を、ガイドレール又は壁面に支持したものである。これにより、作業者は、制御盤の保守・点検を行うために、乗りかご上から制御盤の保守位置に移動する必要がなく、容易に、効率よく作業することができる。
また、本発明は、上述の改良されたエレベータ装置の制御盤の下端を、作業者が乗場から容易にかご上部へ乗込める位置に乗りかごを移動したときの、かご上部面の位置とほぼ一致するように配置したものである。これにより、作業者は、乗りかごのかご上部に乗込み、その位置で確実に制御盤の保守・点検を行うことができる。
また、本発明は、上述の改良されたエレベータ装置の制御盤の保守・点検で操作する保守領域の下端を、作業者が乗場から容易にかご上部へ乗込める位置に乗りかごを移動したときの、かご上部面の位置より上方となるように配置したものである。これにより、作業者は、乗りかごのかご上部に乗込み、その位置で確実に制御盤の保守・点検を行うことができる。
発明を実施するための形態
本発明をより詳細に説述するために、添付の図面に従ってこれを説明する。
図1は、本発明の第一の実施の形態にかかるエレベータ装置を示す概略図である。図1において、1は壁面8に囲まれた昇降路であり、乗客を乗せた乗りかご2が昇降路1内を昇降することになる。3はガイドレールであり、乗りかご2と係合して乗りかご2の昇降を案内する。また、図示せぬカウンタウェイトガイドレールは、図示せぬカウンタウェイトと係合してカウンタウェイトの昇降を案内する。また、4は巻上ロープであり、図示せぬ巻上機を介して、乗りかご2とカウンタウェイトとを懸架する。ここで、巻上機は、昇降路1の頂上部にて、ガイドレール3又は図示せぬカウンタウェイトガイドレールに支持されている。
そして、このように構成されたエレベータ装置において、後述する制御盤により制御されて、巻上機が作動して、乗りかご2が昇降路1内を昇降することになる。
一方、5はハーネスにより巻上機等と電気的に接続された制御盤であり、乗りかご2の昇降スピードやタイミング等を制御する。ここで、制御盤5は、支持部材3aによってガイドレール3に、乗りかご2と干渉しないように支持されている。詳しくは、制御盤5は、その下端5aが、複数階に設けられた乗客用の乗場のうち一つの階(例えば、最上階)の乗場6と同じ高さになるように、ガイドレール3に支持されている。
また、乗りかご2はかご上部2aを備えており、作業者7a、7bは、上述した乗客用の乗場からかご上部2aへ乗込み可能となっている。
以上のように構成されたエレベータ装置において、以下の手順によって、制御盤5の保守・点検が行われる。すなわち、作業者7a、7bは、昇降路内の所定の階の乗場6付近に配置された制御盤5を保守・点検するために、まず、乗りかご2のかご上部2aが所定の乗場6の高さとほぼ一致するように、乗りかご2を移動させる。ここで、乗りかご2の移動は、昇降路外から操作可能な強制的な乗りかご移動手段を操作することにより行う。特に、制御盤5が故障したり、停電が生じて乗りかご2を自走させることができない場合には、巻上機のブレーキ開放等の手段により、乗りかご2の移動が行われる。
次に、作業者7a、7bは、乗場6から、乗りかご2のかご上部2aに乗込む。このとき、制御盤5は、その下端5aが、かご上部2aの位置とほぼ一致するように配置されている。すなわち、制御盤5は、作業者7a、7bの手の届く範囲に配置されている。これにより、作業者7a、7bは、その位置で、制御盤5についての所定の作業を行うことになる。
以上述べたように、本第一の実施の形態にかかるエレベータ装置は、制御盤5の保守・点検を行うために、作業者がかご上部2aに搭乗した後に乗りかご2を昇降路1の頂上部等に移動する必要がなく、乗場6と同一平面内のかご上部2aにて容易に作業することができる。これは、特にエレベータが自走不能であるときに有効である。すなわち、エレベータの自走不能時には、乗りかご2の移動をブレーキ開放等の手段により行うが、作業者がかご上部2aへ搭乗する前に乗りかご2の移動を完了できる。また、乗場6からの工具や修理部品等の搬入も容易に行うことができて、作業効率が大幅に向上する。また、制御盤5が昇降路1内に配置されており省スペース化されたエレベータ装置を提供することができる。
なお、本第一の実施の形態では、制御盤5をガイドレール3に支持したが、乗りかご2に干渉しないように制御盤5を壁面8に支持しても、本第一の実施の形態と同様の効果を奏する。
さらに、制御盤5の取り付け位置は、複数階のうちどの階の乗場の付近としてもよい。
図2は、本発明の第二の実施の形態にかかるエレベータ装置を示す概略図である。
本第二の実施の形態は、制御盤5の設置位置が、上記の第一の実施の形態と相違する。すなわち、図2に示すように、制御盤5は、保守の対象となる部品等が収納されて、保守作業の対象となる保守領域9を有している。そして、保守領域9の下端9aが、作業者が乗場から容易にかご上部2aへ乗込める位置に乗りかご2を移動したときの、かご上部2aより上方になるように、制御盤5がガイドレール3に支持されている。
以上のように構成されたエレベータ装置において、以下の手順によって、制御盤5の保守・点検が行われる。すなわち、作業者7a、7bは、昇降路内の所定の階の乗場6付近に配置された制御盤5を保守・点検するために、まず、乗りかご2のかご上部2aが所定の乗場6の高さとほぼ一致するように、乗りかご2を移動させる。
次に、作業者7a、7bは、乗場6から、乗りかご2のかご上部2aに乗込む。このとき、制御盤5の保守領域9は、その下端9aが、かご上面部2aの位置より高くなる。すなわち、制御盤5の保守領域9は、作業者7a、7bの手の届く範囲に配置されている。これにより、作業者7a、7bは、その位置で制御盤5の保守領域9の所定の作業を行うことになる。
以上述べたように、本第二の実施の形態にかかるエレベータ装置は、制御盤5の保守領域9の保守・点検を行うために、作業者がかご上部2aに搭乗した後に乗りかご2を昇降路1の頂上部等に移動する必要がなく、乗場6と同一平面内のかご上部2aにて容易に作業することができる。これは、特にエレベータが自走不能であるときに有効である。すなわち、エレベータの自走不能時には、乗りかご2の移動をブレーキ開放等の手段により行うが、作業者がかご上部2aへ搭乗する前に乗りかご2の移動を完了できる。また、乗場6からの工具や修理部品等の搬入も容易に行うことができて、作業効率が大幅に向上する。また、制御盤5が昇降路1内に配置されており省スペース化されたエレベータ装置を提供することができる。
なお、以上の実施の形態において、制御盤5の「保守・点検」という用語は、制御盤5の調整、修理、部品交換等をも含む広い概念として用いている。
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態の中で示唆した以外にも、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。また、各図において、同一構成要素には同一符号を付している。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明にかかるエレベータ装置は、作業者が昇降路外の乗場から乗りかごのかご上部に乗込んだときに、その制御盤を、その位置で保守・点検できるように配置したものである。これにより、作業者が、制御盤の保守・点検を行うために、かご上部に搭乗後に乗りかごの移動をする必要がなく、容易に、効率よく作業することができるエレベータ装置として有用である。
また、本発明にかかるエレベータ装置は、その制御盤を、ガイドレール又は壁面に支持したものである。これにより、作業者が、制御盤の保守・点検を行うために、かご上部に搭乗後に乗りかごの移動をする必要がなく、容易に、効率よく作業することができるエレベータ装置として有用である。
また、本発明にかかるエレベータ装置は、その制御盤の下端を、作業者が乗場から容易にかご上部へ乗込める位置に乗りかごを移動したときの、かご上部面の位置とほぼ一致するように配置したものである。これにより、作業者が、乗りかごのかご上部に乗込み、その位置で確実に制御盤の保守・点検を行うことができるエレベータ装置として有用である。
また、本発明にかかるエレベータ装置は、その制御盤の保守領域の下端を、作業者が乗場から容易にかご上部へ乗込める位置に乗りかごを移動したときの、かご上部面の位置より上方となるように配置したものである。これにより、作業者が、乗りかごのかご上部に乗込み、その位置で確実に制御盤の保守・点検を行うことができるエレベータ装置として有用である。
【図面の簡単な説明】
図1は、この発明にかかる好ましい第一のエレベータ装置を示す概略図である。
図2は、この発明にかかる好ましい第二のエレベータ装置を示す概略図である。
Claims (5)
- 昇降路内を昇降する乗りかごと、上記乗りかごの昇降を制御する制御盤とを備えたエレベータ装置であって、
上記乗りかごは、上記昇降路外に備えた複数階の乗場から乗込み可能なかご上部を備え、
上記制御盤は、上記複数階の乗場のうち一つの階の乗場から上記かご上部に乗込んだときに、その位置で保守・点検可能に配置されたことを特徴とするエレベータ装置。 - 上記制御盤は、上記乗りかごの昇降を案内するガイドレールに支持されたことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のエレベータ装置。
- 上記昇降路は、壁面を備え、
上記制御盤は、上記壁面に支持されたことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のエレベータ装置。 - 上記制御盤は、その下端が上記かご上部に乗込んだときに上記かご上部面の高さとほぼ一致するように配置されたことを特徴とする請求の範囲第1項〜第3項のいずれかに記載のエレベータ装置。
- 上記制御盤は、保守作業の対象となる保守領域を有し、上記保守領域の下端が上記かご上部に乗込んだときに上記かご上部面の高さより高くなるように配置されたことを特徴とする請求の範囲第1項〜第3項のいずれかに記載のエレベータ装置。
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
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Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPWO2002096789A1 true JPWO2002096789A1 (ja) | 2004-09-09 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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Country Status (5)
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