JP2022127126A - 静電成膜装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スクリーンの下面に粉体が堆積することを防止することができる静電成膜装置を提供する。【解決手段】静電成膜装置は、対象物1に向き合って配置されたスクリーン10と、粉体をスクリーン10に擦り込む擦り込みローラー12と、擦り込みローラー12をその軸心まわりに回転させるローラー回転機構19と、スクリーン10と対象物1との間に電圧を印加する電源DCと、スクリーン10に間欠的に打撃を加えるハンマー31を有する打撃装置30を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、可食性粉体や機能性粉体などの粉体を、静電力を利用して対象物に付着させる静電成膜装置に関する。
静電スクリーン印刷装置は、食品の印刷や工業製品の製造などの様々な用途に使用されている。この静電印刷の原理について、図6を参照して説明する。図6に示すように、静電スクリーン印刷装置は、対象物200が載置されるコンベヤ201と、メッシュを有するスクリーン202と、スクリーン202上のロールブラシ203とを備える。対象物200はコンベヤ201によってスクリーン202下方の印刷位置に移動される。
スクリーン202は電源DCの負極に接続され、コンベヤ201は電源DCの正極に接続されるとともに接地される。電源DCによってスクリーン202とコンベヤ201との間には高電圧が印加され、これによりスクリーン202とコンベヤ201上の対象物200との間には静電界が形成される。粉体はホッパ204から回転するロールブラシ203上に供給され、スクリーン202上に落下する。スクリーン202上の粉体は、回転するロールブラシ203によってスクリーン202のメッシュに摺り込まれ、メッシュを通ってスクリーン202の下側に押し出される。このとき、粉体は、回転するロールブラシ203との摩擦によって負に帯電する。したがって、粉体は、接地されている対象物200に引き付けられて対象物200の表面に付着し、対象物200上に均一な厚さの膜を形成する。
このような静電印刷技術は、粉体からなる膜を均一に形成することが可能であるため、最近では、燃料電池、全固体電池、二次電池、化粧品など、さまざまな工業製品の製造にも使用されつつある。
特開2002-347221号公報
静電印刷を行うにつれて、粉体がスクリーン202の下面に徐々に堆積することがある。より具体的に説明すると、ロールブラシ203によってスクリーン202のメッシュに摺り込まれた粉体は、対象物200に向かって飛翔するのであるが、粉体の一部は対象物200に向かわずに、スクリーン202の下面に付着する。静電印刷を行うにつれて、そのような粉体はスクリーン202の下面で徐々に塊を形成し、やがて自重によって対象物200に落下する。
しかしながら、自重により落下した粉体の塊は、大きなサイズを有しているため、対象物200に形成される粉体の膜の厚さを不均一としてしまう。結果として、製品の歩留まりを低下させ、あるいは製品の欠陥を引き起こす原因ともなる。
そこで、本発明は、スクリーンの下面に粉体が堆積することを防止することができる静電成膜装置を提供する。
一態様では、粉体を静電力により対象物上に付着させる静電成膜装置であって、前記対象物に向き合って配置されたスクリーンと、粉体を前記スクリーンに擦り込む擦り込みローラーと、前記擦り込みローラーをその軸心まわりに回転させるローラー回転機構と、前記スクリーンと前記対象物との間に電圧を印加する電源と、前記スクリーンに間欠的に打撃を加えるハンマーを有する打撃装置を備えている、静電成膜装置が提供される。
一態様では、前記打撃装置は、前記ハンマーが前記スクリーンに加える打撃の強さを調節するように構成された調節装置をさらに有している。
一態様では、前記ハンマーが前記スクリーンに加える打撃の周期は、前記擦り込みローラーの回転速度に同期している。
一態様では、前記ハンマーは、前記スクリーンの長手方向に打撃を加えるように配置されている。
一態様では、前記打撃装置は、前記ハンマーを前記スクリーンに向かって押すばねを有している。
一態様では、前記打撃装置は、前記ハンマーに連結されたカムフォロワと、前記擦り込みローラーと一体に回転可能な円形カムを有している。
一態様では、前記調節装置は、前記ばねの端部を支持する支持部材と、前記支持部材の位置を調節する位置調節機構をさらに有している。
本発明によれば、ハンマーがスクリーンに間欠的に打撃を加えることで、スクリーンの下面に形成された粉体の塊を定期的にスクリーンから落下させることができる。すなわち、ハンマーは、ある程度の大きな衝撃をスクリーンに加えることができるので、粉体の塊をその自重により落下させることができる。打撃を間欠的に加える理由は、粉体がある程度大きな塊を形成した後にスクリーンに打撃を加えることで、粉体の塊をその自重により落下させることができるからである。ハンマーによる打撃に代えて、細かい振動では、粉体の塊は落ちにくいことが実験により確かめられている。さらに、振動は装置の全体に共振を引き起こし、装置に不具合を生じさせる。よって、振動ではなく、ハンマーによる打撃が有効である。さらに、本発明によれば、スクリーンの下面を拭うワイパーなどの機構が不要である。
粉体の塊の落下しやすさは、粉体の種類にも依存する。本発明によれば、調節装置は、打撃の強さを、打撃の周期とは独立して調節することができる。したがって、ハンマーは、粉体の種類に応じて適切な強さの打撃をスクリーンに加えることができる。
静電成膜装置の一実施形態を示す正面図である。 図1に示す静電成膜装置の側面図である。 打撃装置の詳細を示す模式図である。 図4(a)は、図3の矢印Aで示す方向から見た円形カムおよびカムフォロワを示す図であり、図4(b)は、図3の矢印Bで示す方向から見た円形カムおよびカムフォロワを示す図であり、図4(c)は、円形カムの展開図である。 スクリーンおよびハンマーの上面図である。 静電印刷の原理を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は静電成膜装置の一実施形態を示す正面図であり、図2は図1に示す静電成膜装置の側面図である。静電成膜印刷装置は、対象物1の上方に配置されるスクリーン10と、スクリーン10上に置かれた円筒状の擦り込みローラー12と、粉体を擦り込みローラー12に供給するホッパ14と、スクリーン10と対象物1との間に電圧を印加する電源DCを備えている。粉体の例としては、可食性粉体や機能性粉体などが挙げられる。対象物1は特に限定されず、食品、または燃料電池、全固体電池、二次電池、化粧品など工業製品などである。
スクリーン10は対象物1に向き合って配置されており、スクリーン10と対象物1とは非接触とされる。図1に示すように、スクリーン10は、対象物1の上方の位置において水平に配置されている。スクリーン10には粉体が通過するメッシュ11が形成されている。粉体は、擦り込みローラー12の外周面によってスクリーン10のメッシュ11に擦り込まれる。
擦り込みローラー12の材料としては、スクリーン10への粉体の擦込性の良さから軟質の連泡ウレタンスポンジが採用されている。図2に示すように、擦り込みローラー12は、ローラー回転機構19に連結されている。擦り込みローラー12は、スクリーン10と平行に延びるその軸心を中心としてローラー回転機構19により回転駆動され、擦り込みローラー12の外周面がスクリーン10のメッシュ11に摺接される。ローラー回転機構19は、モータおよびトルク伝達機構(例えば、スプロケット、チェーンなど)から構成される。ローラー回転機構19は、擦り込みローラー12に直結されたモータから構成されてもよい。
ホッパ14はスクリーン10および擦り込みローラー12の上方に配置されている。ホッパ14は、粉体を内部に収容するホッパ箱20と、ホッパ箱20の内部に配置されたホッパブラシ22と、ホッパブラシ22を回転させるブラシ回転機構24とを備えている。ブラシ回転機構24は、モータおよびトルク伝達機構(例えば、スプロケット、チェーンなど)から構成される。ブラシ回転機構24は、ホッパブラシ22に直結されたモータから構成されてもよい。
ホッパブラシ22はホッパ箱20の底部上に置かれている。このホッパ箱20の底部には多数の孔(図示せず)が形成されている。ブラシ回転機構24がホッパブラシ22を回転させると、ホッパ箱20内の粉体はホッパブラシ22によって撹拌されながらホッパ箱20の底部の孔に押し込まれ、これらの孔を通過して擦り込みローラー12の外周面に供給される。粉体の擦り込みローラー12への供給量は、ホッパブラシ22の回転速度によって調整することができる。一実施形態では、ホッパ14は粉体をスクリーン10上に供給してもよい。
スクリーン10の下方には複数の対象物1を水平に搬送するコンベヤ2が配置されている。コンベヤ2は、スクリーン10の下方位置に対象物1を順次移動させる。コンベヤ2としては、工場に既に設置されているベルト式コンベヤを使用することができる。スクリーン10は電源(電圧印加装置)DCの負極に接続され、コンベヤ2は電源DCの正極に接続されている。電源DCの正極およびコンベヤ2は接地される。電源DCによってスクリーン10とコンベヤ2との間には高電圧が印加され、これによりスクリーン10とコンベヤ2上の対象物1との間には静電界が形成される。
粉体はホッパ14から擦り込みローラー12上に供給され、回転する擦り込みローラー12によってスクリーン10に運ばれる。粉体は、回転する擦り込みローラー12によってスクリーン10のメッシュ11に摺り込まれ、スクリーン10の下側に押し出される。このとき、粉体は、回転する擦り込みローラー12との摩擦によって負に帯電する。したがって、粉体は、接地されている対象物1に引き付けられて対象物1の表面に付着し、対象物1上に均一な厚さの膜を形成する。粉体をスクリーン10に擦り込みながら、図示しない揺動機構により擦り込みローラー12をその軸方向に揺動させることが好ましい。粉体の種類によっては、擦り込みローラー12によってスクリーン10のメッシュ11に摺り込まれたときに正に帯電するものがある。このような粉体を使用するときは、スクリーン10は電源DCの正極に接続され、電源DCの負極およびコンベヤ2は接地される。
図2に示すように、静電印刷装置は、スクリーン10に間欠的に打撃を加えるハンマー31を有する打撃装置30を備えている。この打撃装置30は、スクリーン10の下面に形成された粉体の塊を除去するために設けられている。
以下、打撃装置30について図3を参照して詳細に説明する。打撃装置30は、ハンマー31をスクリーン10に向かって押すばね35と、ばね35が収容されるシリンダー36と、ハンマー31が固定されたハンマーロッド38を有している。シリンダー36は、ブラケット40に固定されている。擦り込みローラー12の回転軸13もブラケット40に回転可能に支持されている。ハンマーロッド38の大部分は、シリンダー36内に位置している。
打撃装置30は、ハンマーロッド38に固定されたピストン43を備えている。ピストン43は、シリンダー36内に配置されており、シリンダー36内でハンマーロッド38と一体に移動可能とされている。ばね35の一端はピストン43に接触している。ハンマー31がスクリーン10に加える打撃の力は、ばね35によって与えられ、ハンマー31の打撃の大きさは、ばね35の弾力(伸長力)に依存する。ハンマー31は、硬質の絶縁材から構成される。例えば、ハンマー31は、エンジニアリングプラスチックであるMCナイロンなどの硬質の絶縁樹脂から構成される。
打撃装置30は、ハンマー31がスクリーン10に加える打撃の強さを調節するように構成された調節装置45をさらに有している。調節装置45は、ばね35の端部を支持する支持部材47と、支持部材47の位置を調節する位置調節機構50をさらに有している。支持部材47の少なくとも一部は、シリンダー36内に配置されている。ばね35の一端はピストン43に支持され、ばね35の他端は支持部材47に支持されている。ばね35の弾力(伸長力)はピストン43および支持部材47によって受けられる。
位置調節機構50は、シリンダー36の壁に形成された長穴51を通って延びるねじ52を有している。長穴51は、ハンマーロッド38およびシリンダー36の長手方向に延びる形状を有している。ねじ52は、長穴51を通って支持部材47のねじ孔55内にねじ込まれている。ねじ52を締め付けると、シリンダー36に対する支持部材47の相対的な位置が固定され、ねじ52を緩めると、支持部材47はシリンダー36の長手方向に移動可能となる。ばね35の端部は、支持部材47によって支持されているので、支持部材47の位置をシリンダー36の長手方向において変えることで、ばね35の力、すなわちハンマー31の打撃の強さを調節することができる。ただし、位置調節機構50の具体的構成は、本実施形態に限らず、支持部材47の位置を変えることができるのであれば、他の構成を有してもよい。
打撃装置30は、ハンマー31に連結されたカムフォロワ65と、擦り込みローラー12と一体に回転可能な円形カム61を有している。カムフォロワ65は円形カム61に接触している。カムフォロワ65は、ハンマーロッド38および連結ロッド68を介してハンマー31に連結されている。カムフォロワ65は、回転可能なローラーを備えており、円形カム61に転がり接触している。ばね35は、カムフォロワ65を、ピストン43、ハンマーロッド38、および連結ロッド68を介して円形カム61に押し付けている。円形カム61は、擦り込みローラー12の回転軸13に固定されており、擦り込みローラー12と一体に回転する。本実施形態では、円形カム61は、擦り込みローラー12の回転軸13に固定されているが、一実施形態では、円形カム61は歯車などのトルク伝達機構を介して擦り込みローラー12の回転軸13に連結されてもよい。
図4(a)は、図3の矢印Aで示す方向から見た円形カム61およびカムフォロワ65を示す図であり、図4(b)は、図3の矢印Bで示す方向から見た円形カム61およびカムフォロワ65を示す図であり、図4(c)は、円形カム61の展開図である。円形カム61は、ハンマー31の移動方向CLに対して傾いた斜面62と、ハンマー31の移動方向CLと平行な垂直面63を有している。斜面62および垂直面63は、円形カム61の周方向に沿って交互に並んでいる。
カムフォロワ65は、斜面62に転がり接触することで、カムフォロワ65の位置がハンマー31の移動方向CLに沿って変化する。このようなカムフォロワ65の位置の変化は、ばね35を圧縮させ、さらにばね35の圧縮を解放させることができる。すなわち、カムフォロワ65が斜面62に接触しているときは、ピストン43はばね35を圧縮させ、カムフォロワ65が斜面62から離れると、ばね35の圧縮は解放され、ばね35はピストン43およびハンマーロッド38を介してハンマー31をスクリーン10に向かって勢いよく押し出す。その結果、ハンマー31はスクリーン10に打撃を加えることができる。
本実施形態によれば、ばね35の圧縮とばね35の解放が、擦り込みローラー12の回転に伴って交互に起こる。したがって、ハンマー31がスクリーン10に加える打撃の周期は、擦り込みローラー12の回転速度に同期している。本実施形態では、円形カム61は、4つの斜面62および4つの垂直面63を備えているので、擦り込みローラー12が一回転する間に、ハンマー31は4回スクリーン10に打撃を加える。しかしながら、本発明は本実施形態に限定されない。擦り込みローラー12が一回転する間に、ハンマー31は少なくとも1回スクリーン10に打撃を加えればよい。つまり、円形カム61は、少なくとも1つの斜面62および少なくとも1つの垂直面63を備えていればよい。例えば、円形カム61は、1つの斜面62および1つの垂直面63を備えてもよく、あるいは複数の斜面62および複数の垂直面63を備えてもよい。
ハンマー31がスクリーン10に間欠的に打撃を加えることで、スクリーン10の下面に形成された粉体の塊を定期的にスクリーン10から落下させることができる。すなわち、ハンマー31は、ある程度の大きな衝撃をスクリーン10に加えることができるので、粉体の塊をその自重により落下させることができる。打撃を間欠的に加える理由は、粉体がある程度大きな塊を形成した後にスクリーン10に打撃を加えることで、粉体の塊をその自重により落下させることができるからである。
粉体の塊の落下しやすさは、粉体の種類にも依存する。調節装置45は、打撃の強さを、打撃の周期とは独立して調節することができる。したがって、ハンマー31は、粉体の種類に応じて適切な強さの打撃をスクリーン10に加えることができる。
スクリーン10の下面に形成される粉体の塊の成長速度は、擦り込みローラー12の回転速度に概ね比例する。本実施形態によれば、ハンマー31は、擦り込みローラー12の回転速度に同期した周期でスクリーン10に打撃を加えることができるので、スクリーン10の下面に形成された粉体の塊が大きくなりすぎる前に、粉体の塊を落下させることができる。
図5は、スクリーン10およびハンマー31の上面図である。図5に示すように、スクリーン10は、擦り込みローラー12の軸方向に沿って延びる長方形を有している。ハンマー31は、スクリーン10の長手方向に打撃を加えるように配置されている。すなわち、ハンマー31は、スクリーン10の側部に対向して配置されており、スクリーン10に対して水平方向に打撃を加える。このようなハンマー31の配置により、スクリーン10の全体に均一かつ瞬間的に衝撃が伝わり、スクリーン10の下面に形成された粉体の塊を全て落下させることができる。
今まで述べた実施形態では、打撃装置30は、カム61およびカムフォロワ65の組み合わせを有しているが、ハンマー31がスクリーン10に周期的に打撃を加えることができるのであれば、上記実施形態に限定されない。例えば、打撃装置30は、カム61およびカムフォロワ65に代えて、電磁石を備え、電磁石でばね35を圧縮するように構成されてもよい。別の例では、打撃装置30は、カム61およびカムフォロワ65に代えて、エアシリンダーを備え、エアシリンダーでばね35を圧縮するように構成されてもよい。さらに他の例では、打撃装置30は、ばね35、カム61、およびカムフォロワ65に代えて、エアシリンダーを備え、エアシリンダーのロッドに固定されたハンマー31により、スクリーン10に打撃を加えるようにしてもよい。ハンマー31がスクリーン10に加える打撃の強さは、エアシリンダーに供給される気体の圧力によって調節することができる。
上記実施形態で説明したカム61およびカムフォロワ65の組み合わせを有する打撃装置30は、電磁石またはエアシリンダーを備えた打撃装置に比べて、構造が簡単であり、かつ耐用期間が長いという利点がある。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうる。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲に解釈されるものである。
1 対象物
2 コンベヤ
10 スクリーン
11 メッシュ
12 擦り込みローラー
13 回転軸
14 ホッパ
19 ローラー回転機構
20 ホッパ箱
22 ホッパブラシ
24 ブラシ回転機構
30 打撃装置
31 ハンマー
35 ばね
36 シリンダー
38 ハンマーロッド
40 ブラケット
43 ピストン
45 調節装置
47 支持部材
50 位置調節機構
51 長穴
52 ねじ
55 ねじ孔
61 円形カム
62 斜面
63 垂直面
65 カムフォロワ
68 連結ロッド
DC 電源(電圧印加装置)

Claims (7)

  1. 粉体を静電力により対象物上に付着させる静電成膜装置であって、
    前記対象物に向き合って配置されたスクリーンと、
    粉体を前記スクリーンに擦り込む擦り込みローラーと、
    前記擦り込みローラーをその軸心まわりに回転させるローラー回転機構と、
    前記スクリーンと前記対象物との間に電圧を印加する電源と、
    前記スクリーンに間欠的に打撃を加えるハンマーを有する打撃装置を備えている、静電成膜装置。
  2. 前記打撃装置は、前記ハンマーが前記スクリーンに加える打撃の強さを調節するように構成された調節装置をさらに有している、請求項1に記載の静電成膜装置。
  3. 前記ハンマーが前記スクリーンに加える打撃の周期は、前記擦り込みローラーの回転速度に同期している、請求項1または2に記載の静電成膜装置。
  4. 前記ハンマーは、前記スクリーンの長手方向に打撃を加えるように配置されている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の静電成膜装置。
  5. 前記打撃装置は、前記ハンマーを前記スクリーンに向かって押すばねを有している、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の静電成膜装置。
  6. 前記打撃装置は、前記ハンマーに連結されたカムフォロワと、前記擦り込みローラーと一体に回転可能な円形カムを有している、請求項5に記載の静電成膜装置。
  7. 前記調節装置は、前記ばねの端部を支持する支持部材と、前記支持部材の位置を調節する位置調節機構をさらに有している、請求項2を引用する請求項5または6に記載の静電成膜装置。
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