JP2022126642A - 高耐荷重性および高熱伝導性を有する放熱シート - Google Patents

高耐荷重性および高熱伝導性を有する放熱シート Download PDF

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Abstract

【課題】高い耐荷重性及び高い熱伝導性を低コストで両立する放熱シート並びに放熱部材を提供する。【解決手段】補強層12の両面に、熱伝導性充填材を含有するシリコーン組成物層14、16が積層された構成を有し、発熱する電子部品20の冷却のために、電子部品と放熱部材30との界面に密着させる放熱シート10であって、放熱シート10の両面に在るシリコーン組成物層の少なくとも一方において、補強層に接合していない側の表面の十点平均粗さRzJISが、15μm以上70μm以下の範囲であり、シリコーン組成物層のデュロメーターA硬度が25以上90以下の範囲であり、放熱シートの厚み方向に対する熱伝導率が2.5W/(m・K)以上である。【選択図】図2

Description

本発明は、発熱する電子部品の冷却のために、電子部品とヒートシンク又は回路基板などの放熱部分との界面に密着させる放熱シートに関する。
放熱シートは、一般的に熱伝導性充填剤を含有したシリコーン組成物(以下、シリコーン組成物と称す)をガラスクロスなどの補強層の両面に塗布したものであり、高熱伝導性、電気絶縁性、ハンドリング性などに優れた特性を有することから、電子材料分野において、発熱する電子部品の冷却のために、電子部品とヒートシンク又は回路基板などの放熱部分との界面に密着させて使用される。例えば下記の特許文献1~5には熱伝導層を補強層の上に設けた放熱シートが開示されている。
しかし、近年の急速な電子部品の小型化・高集積化・高出力化に伴い、作動温度が高まり従来の放熱シートでは放熱性が不十分となり、動作不良が生じるという問題があった。そこで、放熱性向上の為に放熱シートの高熱伝導化や電子部品および放熱部分との密着性強化が望まれている。
しかしながら、従来技術による放熱シートの高熱伝導化には、高価な熱伝導性充填材を多量に用いることや高価な金属箔を補強層に用いることが必要となるためコストアップとなり好ましくない。一方、従来技術による電子部品および放熱部分との密着性強化では、電子部品および放熱部分間の荷重を高めることで界面熱抵抗を低減し、放熱性を向上させることができるが、従来の放熱シートでは荷重をかけすぎると破れが生じてしまうという問題が発生した。このような放熱シートの破れが発生すると、絶縁不良となったり蓄熱が起きてしまったりして電子部品の動作不良につながり、大きな事故の原因になりかねない。
また従来技術に係る放熱シートの耐荷重性強化では、補強層のガラスクロスを厚くすることやガラスクロスの繊維径を大きくすることで改善はできるが、熱伝導率の低下により放熱性が低下してしまうためやはり好ましくない。
さらに、放熱シートの厚みを薄くすることで放熱性を高める試みもなされているが、耐荷重性が必然的に損なわれてしまうため、上述した問題を解決できていない。
以上の問題を踏まえ、耐荷重性および熱伝導性に優れ且つ低コストであるような新規な放熱シートへの要望が強くなってきている。
特開平8-336878号公報 特開平9-001738号公報 特開平11-307697号公報 特開平7-266356号公報 特開平9-199880号公報
本発明は、上記のような従来技術の有する問題に鑑み、高い耐荷重性および高い熱伝導性を低コストで両立する放熱シートを提供することを目的とする。
本発明者は上記課題を解決するために鋭意検討したところ、補強層の両面に熱伝導性充填材を含有するシリコーン組成物層が積層する構成を採用し、両面のシリコーン組成物層の少なくとも一方において、補強層に接合していない側の表面の表面粗さおよび硬度を適正化することで高熱伝導性と高耐荷重性に共に優れた放熱シートが得られることを見出した。
上記知見に基づいて完成した本発明に係る一実施形態では、補強層の両面に、熱伝導性充填材を含有するシリコーン組成物層が積層された構成を有する放熱シートを提供でき、当該シリコーン組成物層の少なくとも一方において、補強層に接合していない側の表面の十点平均粗さRzJIS(JIS B0601:2013の附属書JAに則る十点平均粗さRzJIS)が15μm以上70μm以下の範囲であり、当該シリコーン組成物層のデュロメーターA硬度が25以上90以下の範囲であり、当該放熱シートの厚み方向に対する熱伝導率が2.5W/(m・K)以上であることを特徴とする。
本発明に係る放熱シートの別の一実施形態においては、前記熱伝導性充填材は窒化ホウ素、窒化アルミニウム、酸化アルミニウム、窒化ケイ素、酸化ケイ素、および酸化亜鉛からなる群から選ばれる一種以上の材料を含むことができる。当該実施形態の或る態様では、窒化ホウ素が六方晶窒化ホウ素であってもよい。
本発明に係る放熱シートの更に別の一実施形態においては、前記窒化ホウ素は窒化ホウ素の鱗片状の一次粒子が配向せずに集合してなるアグリゲート状であってよい。
本発明に係る放熱シートの更に別の一実施形態においては、シリコーン組成物層は、シリコーン成分の合計100質量部に対して、熱伝導性充填材を20~1,500質量部含有するものであってよい。
また本発明に係る放熱シートの更に別の一実施形態においては、前記補強層はガラスクロス、樹脂フィルム、布繊維メッシュクロス、不織布、金属繊維メッシュクロス、および金属箔からなる群から選択される一種以上の材料を含むものであってよい。
本発明に係る放熱シートの更に別の実施形態においては、放熱シートがロール状放熱シートであってよく、また更に別の一実施形態では放熱シートを用いて得られる放熱部材を提供できる。
本発明に係る放熱シートにより、高い耐荷重性および高い熱伝導性を低コストで両立することが可能になる。さらにはこのような放熱シートは、効率的に打ち抜き加工できるロール状の形態にも調製可能であるという効果をも奏する。
アグリゲート状の六方晶窒化ホウ素粉末のSEM写真の例である。 本発明の実施形態に係る放熱シートの使用方法を例示する模式図である。 本発明の実施形態に係る放熱シートの使用方法を例示する模式図である。 本発明の効果を説明する模式図である。 放熱シートの体積抵抗率を測定するための試験片の形状を説明するための図である。
以下、本発明についてより詳しく説明していく。本明細書においてチルダ記号「~」を用いて示された数値範囲は、別段の断わりが無いかぎり、或る範囲の下限値と上限値を共に含む数値範囲を意味する。
本発明に係る放熱シートは、補強層と、当該補強層の両面に積層された所定の性質を有するシリコーン組成物の層とを有する。シリコーンは、電子材料分野において好適な素材である性質を有することで知られ、広い温度範囲に亘り安定した電気絶縁性や優れた熱伝導性と耐水性などを兼ね備えることを特徴としている。本発明者はこのようなシリコーンから得られるシリコーン組成物に対し、さらに表面粗さおよび硬度を最適化することで、放熱シートとしての優れた耐荷重性および熱伝導性を奏することを見出し、本発明に想到したものである。
[補強層]
本発明に係る放熱シートにおいて使用できる補強層は、放熱シートに機械的強度を与える役目を担い、さらには放熱シートの平面方向への延伸を抑制する効果も奏する。当該補強層の材料は、放熱シートの用途に応じて任意に選択できる。例えば電子材料分野における放熱シートである場合、ガラスクロス、樹脂フィルム(ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボーネート、アクリル樹脂など)、布繊維メッシュクロス(木綿や麻、アラミド繊維、セルロース繊維、ナイロン繊維、ポリオレフィン繊維など)、不織布(アラミド繊維、セルロース繊維、ナイロン繊維、ポリオレフィン繊維など)、金属繊維メッシュクロス(ステンレス、銅、アルミニウムなど)、または金属箔(銅箔、ニッケル箔、アルミニウム箔など)を含むことが好ましい。また特に、熱伝導性の観点からはガラスクロスまたは金属箔を含むことが、熱伝導性と絶縁性の観点からはガラスクロスを含むことが、また絶縁性の観点からは樹脂フィルムを含むことが、それぞれさらに好ましい。
補強層に金属箔または樹脂フィルムを含める場合、貫通孔を有する金属箔または樹脂フィルムを用いることが好ましく、電子材料分野においてはその金属箔または樹脂フィルムの各貫通孔径が0.2mm以上、各貫通孔ピッチ間隔が0.7mm以下、開口率が20~80%、厚みが0.001~0.3mmであることが好ましい。特に樹脂フィルムは、絶縁性が非常に高く、しかも構造的な欠陥が非常に少ないために絶縁性の信頼性も非常に高いという優れた効果を奏する。
補強層にガラスクロスを含める場合、一般に市販されているような開口部を有するガラスクロスを使用できるが、熱伝導性の観点からは例えばガラスクロスの厚さは10μm~150μmの範囲、より好ましくは20~150μmの範囲、さらに好ましくは30~100μmの範囲とすることができる。またガラスクロスの密度は熱伝導性の観点から例えば、5~100本/25mmの範囲、より好ましくは10~70本/25mmの範囲とすることができる。またガラスクロスの引張強度は例えば、100~1000N/25mmの範囲とすることが可能である。またガラスクロスの開口部の一辺の長さは、熱伝導性と強度のバランスを取る観点からは例えば0.1mm以上1.0mm以下の範囲とすることができる。
補強材に使用するガラスクロスに用いられるガラス長繊維は高温窯で溶融したガラスの素地をノズルから高速で引き出した糸状のものであるのが好ましい。ガラス長繊維は熱処理やカップリング剤処理したものが低不純物であるためより好ましい。
[シリコーン組成物層]
本発明に係る放熱シートにおいて使用できるシリコーン組成物層は、所定の範囲の十点平均粗さRzJISとデュロメーターA硬度を兼ね備えることで、上述の補強層と接合し協働して顕著な放熱性を得ることが可能となっている。
当該シリコーン組成物はシリコーン樹脂(シリコーンレジン)またはシリコーンゴムであってよく、そのシリコーン成分の種類は、特に限定されないが過酸化物硬化型、縮合反応硬化型、付加反応硬化型、紫外線硬化型が好適に使用可能である。とりわけシリコーンゴムは、その弾性と硬度から本発明の効果を発揮しやすく、好ましいと考えられる。
シリコーン組成物の開放表面(補強層と接合していない方の表面)の十点平均粗さRzJIS(JIS B0601:2013の附属書JAに則る十点平均粗さ)は、15μm以上70μm以下の範囲であることが好ましく、20μm以上65μm以下の範囲であることがより好ましい。なおRzJISが15μmより小さい場合は、表面凹凸部分の応力緩衝効果が低減してしまい耐荷重性が低下するため好ましくない。またRzJISが70μmより大きい場合は厚み精度が低下し、放熱シートをロール状にした場合に、弛みが生じる為好ましくない。十点平均粗さRzJISを調節するには例えば、シリコーン組成物を塗布した後に、加圧または加熱をして接合・加硫(硬化)させるにあたりその圧力と温度を適切に設定することで可能である(詳しくは後述する)。なおRzJISの測定にあたっては、粗さ曲線を測定対象表面上の二点間を結ぶ直線に沿って採取することになる。このとき、表面に異方性を有するパターンが設けられている場合にも測定値が偏らないように、例えば以下のような対処のいずれかを行うことが一般的である。すなわち、粗さ曲線を採取する方向を変えて二回以上の採取を行い、得られた値の取捨選択(値が高いものを採用する、もしくは値の平均を取るなど)を行うこと。異方性のあるパターンに沿わせないようにして粗さ曲線を採取する方向を設定すること。異方性のあるパターンの凹凸間距離(RSm)を規定しておき、粗さ曲線の高さ/深さのうち最小高さの基準に満たないものをノイズとして除去するようにしてRzJISの測定を行うこと。これらの対処は、測定装置によって自動的に行うことも可能である。
シリコーン組成物のデュロメーターA硬度は、25以上90以下の範囲であることが好ましく、50以上85以下の範囲であることがより好ましい。デュロメーターA硬度が25より小さい場合は、シリコーン組成物層を含む放熱シートをロール状に加工した場合に破断してしまい、ロール状に作製できず好ましくない。またデュロメーターA硬度が90より大きい場合は、放熱シートをロール状にした場合に、表面の一部にひび割れが生じるため好ましくない。デュロメーターA硬度は、JIS K6253に準拠した方法で測定を行う。なお本明細書においては、測定方法を統一させるため、硬度が90を超えたり20未満である場合であっても、タイプAデュロメーターを用いて測定値を便宜上得ることとする。
シリコーン組成物の塗布方法は特に限定されず、均一に塗布できるドクターブレード法、コンマコーター法、スクリーン印刷法、ロールコーター法等の公知の塗布方法を採用することができるが、シリコーン組成物の厚み精度を考慮するとドクターブレード法、コンマコーター法が好ましい。
シリコーン組成物は、シリコーン成分の合計100質量部に対して、後述する熱伝導性充填材を20質量部以上1,500質量部以下の範囲で含有するものであることが好ましく、100質量部以上1,300質量部以下の範囲で含有するものであることがより好ましく、さらに好ましくは200質量部以上800質量部以下、さらにより好ましくは240質量部以上730質量部以下の範囲で含有できる。熱伝導性充填材が20質量部未満の場合、熱伝導率が低くなり、放熱性が低下する。一方、熱伝導性充填材が1,500質量部より大きい場合は、シリコーンと熱伝導性充填材の混合性が良好でなく、開口部を有するガラスクロスなどの補強層への塗布時に、厚みが不均一となることがある。
[熱伝導性充填材]
シリコーン組成物層に添加できる熱伝導性充填材として使用できるのは、限定的ではないが、窒化ホウ素粉末、窒化アルミニウム粉末、酸化アルミニウム粉末、窒化ケイ素粉末、酸化ケイ素粉末、酸化亜鉛粉末等が挙げられる。熱伝導性および加工性を良くする観点からは、窒化ホウ素粉末または酸化アルミニウム粉末を用いることが好ましく、窒化ホウ素粉末とりわけ六方晶窒化ホウ素粉末を用いることが更に好ましい。六方晶窒化ホウ素の形態は、鱗片状の一次粒子が配向せずに集合してなるアグリゲート状であることが、熱伝導性に異方性を与えないという効果が得られることから好ましい。図1にアグリゲート状の六方晶窒化ホウ素粉末の顕微鏡写真を例示的に示す。アグリゲート状でない六方晶窒化ホウ素粉末では、熱伝導率が低くなり放熱性が低下する場合がありえる。
[放熱シート]
図2~図4は、本発明の実施形態に係る放熱シートがその表面(すなわちシリコーン組成物層の開放表面)に所定の表面粗さ(十点平均粗さ)を有し、且つ所定の硬度を有することで、上述した作用効果を奏する理由を説明しようとするものである。
図2では、放熱シート10が、補強層12と、表側のシリコーン組成物層14と、裏側のシリコーン組成物層16とを有する態様を描いている。表側のシリコーン組成物層14および裏側のシリコーン組成物層16の表面には粗さがある様が誇張して描かれている。放熱シート10は放熱部材30の上に置かれることになり、また発熱する電子部品20が放熱シート10の上に置かれることになる(各部品間には誇張した間隔を描いている)。なお放熱シートの表裏は、本明細書においては発熱する電子部品(トランジスタなど)と接することになる側の面を「表」、放熱部材(ヒートシンクや基板など)と接することになる側の面を「裏」とおいているが、これはあくまで便宜上の定義であり、放熱シート単独で存在するときに既に明確に表裏が決まっている必要までは無いことを理解されたい。
図3では、図2に示した部品がねじ40で留められた結果、電子部品20が傾くような応力が掛かり、応力が局所的に放熱シート10に掛かっている様を極端に誇張して描いている。なおこのねじ40は、各部品の図2では図示していなかった貫通孔を通るものであってよい。ねじ40をトルクを以って締めると、このように電子部品20が傾くことはよくあることであるが、従来技術に係る放熱シートを使うとこの局所的な応力集中に耐えられず破れが発生してしまう問題がある。それに対して本発明に係る放熱シート10では、粗さのある表面によって応力が緩衝され、破れにくいという効果を奏する。仮説ではあるが、シリコーン組成物層の粗さのある表面に存する凹凸の適切なサイズの凸部と、シリコーン組成物層の有する適切な硬度との組み合わせによって、局所的に掛かる応力を緩衝するように機能していると推測できる。図4はこの応力分散の様子を模式的に描いたものであり、応力が掛かった凸部が適度に潰れるように変形することで、凸部が無いものに比べて適切に応力を分散できていると考えられる。
放熱シートの厚みは特に限定されないが、0.05~1.2mm程度のものが一般的であり、熱抵抗率の低減を考慮すると、1.0mm以下が好ましく、より好ましくは0.4mm以下、さらに好ましくは0.3mm以下とすることができる。また、シリコーン組成物層の一層あたりの厚みは放熱シートの機能を得られる範囲であれば特に制限されないが、例えば0.01~1.0mm程度、好ましくは0.05~0.5mm程度の厚さとすることができる。
なお上記の記載では説明を簡単にするため、放熱シートが二個のシリコーン組成物層と一個の補強層だけを有する態様のみについて述べてきたが、当然のことながら当該放熱シートの機能を損わないかぎりにおいて任意の付加的な層を設けたり、層の個数を増やすこともまた可能である。例えば、シリコーン組成物層の開放表面上に付加的な層(保護層や剥離紙など)を設けることもできる。あるいは、補強層が複数個であり、その間に付加的な層(接着剤層など)を設ける態様もまた可能である。
また、上記の記載では便宜上補強層とシリコーン組成物層の面の大きさが同じであるかのように説明してきたが、これもあくまで例示であって、放熱シートの機能を損わないかぎりにおいて、補強層とシリコーン組成物層の面の大きさが異なっていてもかまわないし、また二個のシリコーン組成物層の面の大きさが互いに異っていてもよい。また、二個のシリコーン組成物層の厚みが同一でもよいし異なっていてもよい。或る実施形態においては、シリコーン組成物層が、補強層の上に複数設けられている(シート表面に垂直な面を以って複数個に分割されている)ような態様があってもよいし、両面のシリコーン組成物層で分割のされかたが異っていてもよい。
放熱シートを製造する方法においては、熱伝導性充填材含有シリコーン組成物層と補強層の接合を行い、表面に所定の表面粗さを以って凹凸を付与する。本発明に係る一実施形態では、補強層(開口部を有するガラスクロスなど)にシリコーン組成物を両面に塗布後、加圧して接合することが好ましい。当該接合は例えば、エンボスロールプレス機を用いて、大気雰囲気中にて線圧50~150N/mmの条件で行うことが好ましい。圧力が50N/mmより低い場合、熱伝導性充填材含有シリコーン組成物と貫通孔を有する補強材の接合性が低下する問題が発生しうる。圧力が150N/mmより高い場合、熱伝導性充填材含有シリコーン組成物および貫通孔を有する補強層の強度が低下する問題がありうる。その後、シリコーン組成物の架橋反応で副生成するアルコールやカルボン酸および低分子シロキサン除去の為に130~250℃、5~30時間の条件で二次加熱をおこない、シリコーン組成物を加硫させることが好ましい。また、エンボスロールプレスのロール表面の形状は、特に限定しないが梨地柄、絹目柄、市松柄、千鳥格子柄等が好ましい。
(実施例1)
ポリオルガノシロキサンベースポリマー(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製商品名「CF3110」)100質量部、架橋剤(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製商品名「RC-4」)1質量部、アグリゲート状窒化ホウ素粉末(デンカ株式会社、SGPSグレード、以下「SGPS」と略記する)を表1および表2に示す質量部を以って充填して、500質量部のトルエンに分散して攪拌機で15時間混合し、熱伝導性充填材含有シリコーンゴム組成物を調製した。
上記のシリコーンゴム組成物を表1に示す補強層としてのガラスクロス(ユニチカ社製商品名「H47」)上にコンマコーターで片面当たり厚さ0.175mmに塗工し、75℃で5分乾燥させた後、再度ガラスクロスのもう片面に厚さ0.175mmにコンマコーターで塗工し、積層体を作製した。次いで、由利ロール社製のエンボスロールプレス機を用いたプレスを行い、厚さ0.20mmのシートを作製した。次いでそれを常圧、150℃で4時間の二次加熱を行い、放熱シートとした。得られた放熱シートを、幅1m×10m巻のロール状の形態に巻き上げた。
(実施例2~14および比較例1~4)
表1~3に示した条件を用い、それ以外は実施例1と同様にして、放熱シートを作製した。
(評価)
試作された実施例1~14、比較例1~4の放熱シートを下記の評価項目(1)~(5)によって行った。結果を表1~3に示す。なお、放熱シートを幅1m×10m巻のロール状の形態に(弛みや表面のひび割れにより)正常に巻き上げられなかった例については、「ロール状の作製可否」を「不可能」と記載してある。
(1)体積抵抗率
放熱シートから図5に示す形状の試験片を作製し、当該試験片の両面の図5の斜線部分に示す箇所に銀ペーストを塗布してJIS C2139:2008に記載の方法に準拠して、体積抵抗率の評価を行なった。
(2)熱伝導率
熱伝導率(H;単位W/(m・K))は、放熱シートの厚み方向に対して評価を行なった。熱拡散率(A;単位m2/sec)と密度(B;単位kg/m3)、比熱容量(C;単位J/(kg・K))から、H=A×B×Cとして、算出した。熱拡散率は、測定用試料を幅10mm×長さ10mmに加工し、測定用レーザー光の反射防止の為、放熱シートの両面にカーボンブラックを塗布した後、レーザーフラッシュ法により求めた。測定装置はキセノンフラッシュアナライザ(NETZSCH社製商品名「LFA447NanoFlash」)を用いた。密度はアルキメデス法を用いて求めた。比熱容量はJIS K 7123:1987に記載の方法に準拠して求めた。
(3)耐荷重性評価
40mm×40mmの放熱シートを5枚用意し、それぞれの放熱シートの中心を、内径がφ5mmのトムソン刃を有する型で打ち抜いてねじ穴を設けた。それぞれの放熱シートをTO-3P形状のトランジスタ(接触部分サイズ:20mm×26mm)と厚さ1mmのアルミニウム板との間にねじ穴の位置を合わせて挟むようにして、そのねじ穴を通したM3P0.5形状のねじおよびトルクドライバーを用いて下記表1~3に記載の荷重(面圧)が得られるようにトルクをかけて1時間締め付けた。その後、ねじを取り外してシートの破れの有無を目視にて確認した。目視にて破れの有無が判断しにくい場合は、ねじを取り外した状態のままのシートの両面に、ねじ穴周辺部を避けるようにして電極を当ててDC1.0kVの電圧をかけて、通電した場合は破れ有り、通電しない場合は破れ無しと評価した。
(4)十点平均粗さRzJIS
シリコーンゴム組成物層の表面の十点平均粗さRzJISは、共焦点顕微鏡(Keyence社製商品名「LT・9010M」)を用いて、計測長さ10,000μm、計測ピッチ10μm、計測速度500μmの条件で、JIS B0601:2013に準拠して評価を行った。
(5)デュロメーターA硬度
シリコーンゴム組成物層のデュロメーターA硬度は、JIS K6249:2003に準拠した方法で、各実施例・比較例に用いたシリコーン組成物層と同じ材料・条件で試験片を作成し測定を行った。測定時の試験片の温度も当該JISの規定に従い調節した。なおシリコーンゴム組成物層のデュロメーターA硬度に関しては、本実施例で用いた程度の構成であれば、放熱シートを規定の厚さになるように重ねて測定することによっても、目安となる値を得ることが可能である。
Figure 2022126642000002
Figure 2022126642000003
Figure 2022126642000004
表1~2の実施例と表3の比較例から、本発明の実施例に係るロール状放熱シートは、優れた耐荷重性と高い熱伝導性を示していることがわかり、すなわち高い放熱性を呈することができることがわかる。
本発明の放熱シートは、高い放熱性と優れた電気絶縁性を有することから、急速に高性能化が進み作動温度が高まる電子部品から熱を効率よく放出させるためのTIM(Thermal Interface Material)などに使用できる。
10 放熱シート
12 補強層
14 表側のシリコーン組成物層
16 裏側のシリコーン組成物層
20 発熱する電子部品
30 放熱部材
40 ねじ

Claims (8)

  1. 補強層の両面に、熱伝導性充填材を含有するシリコーン組成物層が積層された構成を有する放熱シートであって、
    前記放熱シートの両面に在る前記シリコーン組成物層の少なくとも一方において、前記補強層に接合していない側の表面の十点平均粗さRzJISが、15μm以上70μm以下の範囲であり、
    前記シリコーン組成物層のデュロメーターA硬度が25以上90以下の範囲であり、
    前記放熱シートの厚み方向に対する熱伝導率が2.5W/(m・K)以上である、放熱シート。
  2. 前記熱伝導性充填材は窒化ホウ素、窒化アルミニウム、酸化アルミニウム、窒化ケイ素、酸化ケイ素、および酸化亜鉛からなる群から選ばれる一種以上の材料を含む、請求項1に記載の放熱シート。
  3. 前記窒化ホウ素は六方晶窒化ホウ素である、請求項2に記載の放熱シート。
  4. 前記窒化ホウ素は窒化ホウ素の鱗片状の一次粒子が配向せずに集合してなるアグリゲート状である請求項3に記載の放熱シート。
  5. 前記シリコーン組成物層は、シリコーン成分の合計100質量部に対して、前記熱伝導性充填材を20質量部以上1,500質量部以下の範囲で含有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の放熱シート。
  6. 前記補強層が、ガラスクロス、樹脂フィルム、布繊維メッシュクロス、不織布、金属繊維メッシュクロス、および金属箔からなる群から選択される一種以上の材料を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の放熱シート。
  7. ロール状放熱シートである、請求項1~6のいずれか一項に記載の放熱シート。
  8. 請求項1~7のいずれか一項に記載の放熱シートを用いて得られる放熱部材。
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