JP2022122792A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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吉孝 窪田
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Abstract

【課題】好適に製造可能な半導体記憶装置を提供する。【解決手段】半導体記憶装置は、半導体基板を備える。半導体基板は、メモリセルアレイ領域、エッジシール領域、及び、これらの間に設けられた接続領域を備える。メモリセルアレイ領域は、第1方向に並ぶ複数の第1導電層と、複数の第1導電層に対向する第1半導体層と、第1半導体層に接続される第2半導体層と、を備える。エッジシール領域は、第1方向に並ぶ第3半導体層及び第4半導体層と、第3半導体層、第4半導体層及び半導体基板に電気的に接続された第2導電層と、を備える。接続領域は、第2半導体層、及び、第3半導体層又は第4半導体層と連続的に形成され、第2方向に延伸する第5半導体層及び第6半導体層を備える。接続領域は、第2方向に並ぶ複数の接続部を備える。これら複数の接続部において、第5半導体層及び第6半導体層が電気的に接続されている。【選択図】図5

Description

本実施形態は、半導体記憶装置に関する。
半導体基板と、半導体基板の表面と交差する第1方向に並ぶ複数の第1導電層と、第1方向に延伸し複数の第1導電層に対向する第1半導体層と、複数の第1導電層と半導体基板との間に設けられ第1半導体層の第1方向における一端に接続された第2半導体層と、を備える半導体記憶装置が知られている。
特開2018-026518号公報
好適に製造可能な半導体記憶装置を提供する。
一の実施形態に係る半導体記憶装置は、半導体基板を備える。半導体基板は、メモリセルアレイ領域、エッジシール領域、並びに、メモリセルアレイ領域及びエッジシール領域の間に設けられた接続領域を備える。また、半導体記憶装置は、メモリセルアレイ領域に設けられた複数の第1導電層と、第1半導体層と、第2半導体層と、を備える。複数の第1導電層は、半導体基板の表面と交差する第1方向に並ぶ。第1半導体層は、第1方向に延伸し、複数の第1導電層に対向する。第2半導体層は、複数の第1導電層と半導体基板との間に設けられ、第1半導体層に接続される。また、半導体記憶装置は、エッジシール領域に設けられた第3半導体層と、第4半導体層と、第2導電層と、を備える。第3半導体層及び第4半導体層は、第1方向に並ぶ。第2導電層は、第3半導体層、第4半導体層及び半導体基板に電気的に接続される。また、半導体記憶装置は、接続領域に設けられた第5半導体層と、第6半導体層と、を備える。第5半導体層は、第1方向と交差する第2方向に延伸する。また、第5半導体層は、第2半導体層と連続的に形成された部分、及び、第3半導体層と連続的に形成された部分を備える。第6半導体層は、第2方向に延伸する。また、第6半導体層は、第2半導体層と連続的に形成された部分、及び、第4半導体層と連続的に形成された部分を備える。また、接続領域は、第2方向に交互に並ぶ複数の第1領域及び第2領域を備える。複数の第1領域において、第5半導体層及び第6半導体層が第1方向に離間する。複数の第2領域において、第5半導体層及び第6半導体層が電気的に接続されている。
第1実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す模式的な回路図である。 同半導体記憶装置の模式的な平面図である。 図2の一部の模式的な拡大図である。 図2の一部の模式的な拡大図である。 同半導体記憶装置の模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の模式的な断面図である。 図5のDで示した部分の模式的な拡大図である。 図7のEで示した部分の模式的な拡大図である。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同製造方法について説明するための模式的な断面図である。 第1比較例に係る半導体記憶装置の構成を示す模式的な平面図である。 同半導体記憶装置の構成を示す模式的な断面図である。 第2比較例に係る半導体記憶装置の構成を示す模式的な平面図である。 同半導体記憶装置の構成を示す模式的な断面図である。 第2実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す模式的な平面図である。 同半導体記憶装置の構成を示す模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の製造方法について説明するための模式的な平面図である。 第3実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す模式的な平面図である。 同半導体記憶装置の構成を示す模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の製造方法について説明するための模式的な平面図である。 第4実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す模式的な平面図である。 同半導体記憶装置の構成を示す模式的な断面図である。 第5実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す模式的な平面図である。 同半導体記憶装置の構成を示す模式的な断面図である。 第6実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す模式的な平面図である。 同半導体記憶装置の構成を示す模式的な断面図である。 第4実施形態の変形例に係る半導体記憶装置の構成を示す模式的な断面図である。
次に、実施形態に係る半導体記憶装置を、図面を参照して詳細に説明する。尚、以下の実施形態はあくまでも一例であり、本発明を限定する意図で示されるものではない。また、以下の図面は模式的なものであり、説明の都合上、一部の構成等が省略される場合がある。また、複数の実施形態について共通する部分には同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
また、本明細書において「半導体記憶装置」と言った場合には、メモリダイを意味する事もあるし、メモリチップ、メモリカード、SSD(Solid State Drive)等の、コントローラダイを含むメモリシステムを意味する事もある。更に、スマートホン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等の、ホストコンピュータを含む構成を意味する事もある。
また、本明細書において、第1の構成が第2の構成に「電気的に接続されている」と言った場合、第1の構成は第2の構成に直接接続されていても良いし、第1の構成が第2の構成に配線、半導体部材又はトランジスタ等を介して接続されていても良い。例えば、3つのトランジスタを直列に接続した場合には、2つ目のトランジスタがOFF状態であったとしても、1つ目のトランジスタは3つ目のトランジスタに「電気的に接続」されている。
また、本明細書において、第1の構成が第2の構成及び第3の構成の「間に接続されている」と言った場合、第1の構成、第2の構成及び第3の構成が直列に接続され、且つ、第2の構成が第1の構成を介して第3の構成に接続されていることを意味する場合がある。
また、本明細書においては、基板の上面に対して平行な所定の方向をX方向、基板の上面に対して平行で、X方向と垂直な方向をY方向、基板の上面に対して垂直な方向をZ方向と呼ぶ。
また、本明細書においては、所定の面に沿った方向を第1方向、この所定の面に沿って第1方向と交差する方向を第2方向、この所定の面と交差する方向を第3方向と呼ぶことがある。これら第1方向、第2方向及び第3方向は、X方向、Y方向及びZ方向のいずれかと対応していても良いし、対応していなくても良い。
また、本明細書において、「上」や「下」等の表現は、基板を基準とする。例えば、上記Z方向に沿って基板から離れる向きを上と、Z方向に沿って基板に近付く向きを下と呼ぶ。また、ある構成について下面や下端と言う場合には、この構成の基板側の面や端部を意味する事とし、上面や上端と言う場合には、この構成の基板と反対側の面や端部を意味する事とする。また、X方向又はY方向と交差する面を側面等と呼ぶ。
また、本明細書において、構成、部材等について、所定方向の「幅」、「長さ」又は「厚み」等と言った場合には、SEM(Scanning electronmicroscopy)やTEM(Transmission electronmicroscopy)等によって観察された断面等における幅、長さ又は厚み等を意味することがある。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係るメモリダイMDの構成を示す模式的な回路図である。
メモリダイMDは、メモリセルアレイMCAと、周辺回路PCと、を備える。
メモリセルアレイMCAは、複数のメモリブロックBLKを備える。これら複数のメモリブロックBLKは、それぞれ、複数のストリングユニットSUを備える。これら複数のストリングユニットSUは、それぞれ、複数のメモリストリングMSを備える。これら複数のメモリストリングMSの一端は、それぞれ、ビット線BLを介して周辺回路PCに接続される。また、これら複数のメモリストリングMSの他端は、それぞれ、共通のソース線SLを介して周辺回路PCに接続される。
メモリストリングMSは、ドレイン側選択トランジスタSTDと、複数のメモリセルMC(メモリトランジスタ)と、ソース側選択トランジスタSTSと、ソース側選択トランジスタSTSbと、を備える。ドレイン側選択トランジスタSTD、複数のメモリセルMC、ソース側選択トランジスタSTS、及び、ソース側選択トランジスタSTSbは、ビット線BL及びソース線SLの間に直列に接続される。以下、ドレイン側選択トランジスタSTD、ソース側選択トランジスタSTS、及び、ソース側選択トランジスタSTSbを、単に選択トランジスタ(STD、STS、STSb)と呼ぶ事がある。
メモリセルMCは、電界効果型のトランジスタである。メモリセルMCは、半導体層、ゲート絶縁膜、及び、ゲート電極を備える。半導体層は、チャネル領域として機能する。ゲート絶縁膜は、電荷蓄積膜を含む。メモリセルMCのしきい値電圧は、電荷蓄積膜中の電荷量に応じて変化する。メモリセルMCは、1ビット又は複数ビットのデータを記憶する。尚、1のメモリストリングMSに対応する複数のメモリセルMCのゲート電極には、それぞれ、ワード線WLが接続される。これらワード線WLは、それぞれ、1のメモリブロックBLK中の全てのメモリストリングMSに共通に接続される。
選択トランジスタ(STD、STS、STSb)は、電界効果型のトランジスタである。選択トランジスタ(STD、STS、STSb)は、半導体層、ゲート絶縁膜、及び、ゲート電極を備える。半導体層はチャネル領域として機能する。選択トランジスタ(STD、STS、STSb)のゲート電極には、それぞれ、選択ゲート線(SGD、SGS、SGSb)が接続される。1つのドレイン側選択ゲート線SGDは、1つのストリングユニットSU中の全てのメモリストリングMSに共通に接続される。1つのソース側選択ゲート線SGSは、1つのメモリブロックBLK中の全てのメモリストリングMSに共通に接続される。1つのソース側選択ゲート線SGSbは、1つのメモリブロックBLK中の全てのメモリストリングMSに共通に接続される。
周辺回路PCは、例えば、動作電圧を生成する電圧生成回路と、生成された動作電圧を選択されたビット線BL、ワード線WL、ソース線SL、選択ゲート線(SGD、SGS、SGSb)等に転送する電圧転送回路と、ビット線BLに接続されたセンスアンプモジュールと、これらを制御するシーケンサと、を備える。
[メモリダイMDの構造]
図2は、メモリダイMDの模式的な平面図である。図3及び図4は、図2の一部の模式的な拡大図である。図5及び図6は、メモリダイMDの模式的な断面図である。尚、図5は、図3に示す構造をA-A´線に沿って切断し、矢印の方向に沿って見た模式的な断面を含む。また、図5は、図4に示す構造をB-B´線に沿って切断し、矢印の方向に沿って見た模式的な断面を含む。また、図6は、図3に示す構造をA-A´線に沿って切断し、矢印の方向に沿って見た模式的な断面を含む。また、図6は、図4に示す構造をC-C´線に沿って切断し、矢印の方向に沿って見た模式的な断面を含む。図7は、図5のDで示した部分の模式的な拡大図である。図8は、図7のEで示した部分の模式的な拡大図である。
メモリダイMDは、例えば図2に示す様に、半導体基板100を備える。図示の例において、半導体基板100にはX方向及びY方向に並ぶ4つのメモリセルアレイ領域RMCAが設けられる。また、半導体基板100のX方向及びY方向の端部には、エッジシール領域Rが設けられている。エッジシール領域Rは、半導体基板100のX方向の端部に沿ってY方向に延伸する部分と、半導体基板100のY方向の端部に沿ってX方向に延伸する部分と、を備える。また、各メモリセルアレイ領域RMCAとエッジシール領域Rとの間には、少なくとも一つの接続領域Rが設けられている。
メモリダイMDは、例えば図5に示す様に、半導体基板100と、半導体基板100上に設けられたトランジスタ層LTRと、トランジスタ層LTRの上方に設けられた配線層D0と、配線層D0の上方に設けられた配線層D1と、配線層D1の上方に設けられた配線層D2と、配線層D2の上方に設けられたメモリセルアレイ層LMCAと、を備える。
[半導体基板100の構造]
半導体基板100は、例えば、ホウ素(B)等のP型の不純物を含むP型のシリコン(Si)からなる半導体基板である。例えば図5に示す様に、半導体基板100の表面には、アクティブ領域100Aと、絶縁領域100Iと、が設けられている。アクティブ領域100Aは、リン(P)等のN型の不純物を含むN型ウェル領域でも良いし、ホウ素(B)等のP型の不純物を含むP型ウェル領域でも良いし、N型ウェル領域及びP型ウェル領域が設けられていない半導体基板領域でも良い。
[トランジスタ層LTRの構造]
例えば図5に示す様に、半導体基板100の上面には、図示しない絶縁層を介して、配線層GCが設けられている。配線層GCは、半導体基板100の表面と対向する複数の電極gcを含む。また、半導体基板100の各領域及び配線層GCに含まれる複数の電極gcは、それぞれ、コンタクトCSに接続されている。
半導体基板100のアクティブ領域100Aは、それぞれ、周辺回路PCを構成する複数のトランジスタTrのチャネル領域、及び、複数のキャパシタの一方の電極等として機能する。
配線層GCに含まれる複数の電極gcは、それぞれ、周辺回路PC(図1)を構成する複数のトランジスタTrのゲート電極、及び、複数のキャパシタの他方の電極等として機能する。
コンタクトCSは、Z方向に延伸し、下端において半導体基板100又は電極gcの上面に接続されている。コンタクトCSと半導体基板100との接続部分には、N型の不純物又はP型の不純物を含む不純物領域が設けられている。コンタクトCSは、例えば、窒化チタン(TiN)等のバリア導電膜及びタングステン(W)等の金属膜の積層膜等を含んでいても良い。
[配線層D0,D1,D2の構造]
例えば図5に示す様に、配線層D0,D1,D2に含まれる複数の配線は、メモリセルアレイMCA中の構成及び周辺回路PC中の構成の少なくとも一方に、電気的に接続される。
配線層D0,D1,D2は、それぞれ、複数の配線d0,d1,d2を含む。これら複数の配線d0,d1,d2は、例えば、窒化チタン(TiN)等のバリア導電膜及びタングステン(W)等の金属膜の積層膜等を含んでいても良い。
[メモリセルアレイ層LMCAの構造]
次に、メモリセルアレイ層LMCAの構造について説明する。
[メモリセルアレイ領域RMCAの構造]
例えば図2に示す様に、メモリセルアレイ領域RMCAには、Y方向に並ぶ複数のメモリブロックBLKが設けられている。メモリブロックBLKは、例えば図3に示す様に、Y方向に並ぶ複数のストリングユニットSUを備える。Y方向において隣り合う2つのメモリブロックBLKの間には、酸化シリコン(SiO)等のブロック間構造STが設けられる。また、Y方向において隣り合う2つのストリングユニットSUの間には、酸化シリコン(SiO)等のストリングユニット間絶縁層SHEが設けられる。
メモリブロックBLKは、例えば図7に示す様に、Z方向に並ぶ複数の導電層110と、Z方向に延伸する複数の半導体層120と、複数の導電層110及び複数の半導体層120の間にそれぞれ設けられた複数のゲート絶縁膜130と、を備える。
導電層110は、X方向に延伸する略板状の導電層である。導電層110は、窒化チタン(TiN)等のバリア導電膜及びタングステン(W)等の金属膜の積層膜等を含んでいても良い。また、導電層110は、例えば、リン(P)又はホウ素(B)等の不純物を含む多結晶シリコン等を含んでいても良い。Z方向に並ぶ複数の導電層110の間には、酸化シリコン(SiO)等の絶縁層101が設けられている。
導電層110の下方には、半導体層150が設けられている。半導体層150は、例えば、リン(P)又はホウ素(B)等の不純物を含む多結晶シリコン等を含んでいても良い。また、半導体層150及び導電層110の間には、酸化シリコン(SiO)等の絶縁層101が設けられている。
半導体層150は、ソース線SL(図1)として機能する。ソース線SLは、例えば、メモリセルアレイ領域RMCA(図2)に含まれる全てのメモリブロックBLKについて共通に設けられている。
また、複数の導電層110のうち、最下層に位置する一又は複数の導電層110は、ソース側選択ゲート線SGS,SGSb(図1)及びこれに接続された複数のソース側選択トランジスタSTS,STSbのゲート電極として機能する。これら複数の導電層110は、メモリブロックBLK毎に電気的に独立している。
また、これよりも上方に位置する複数の導電層110は、ワード線WL(図1)及びこれに接続された複数のメモリセルMC(図1)のゲート電極として機能する。これら複数の導電層110は、それぞれ、メモリブロックBLK毎に電気的に独立している。
また、これよりも上方に位置する一又は複数の導電層110は、ドレイン側選択ゲート線SGD及びこれに接続された複数のドレイン側選択トランジスタSTD(図1)のゲート電極として機能する。これら複数の導電層110は、その他の導電層110よりもY方向の幅が小さい。また、Y方向において隣り合う2つの導電層110の間には、ストリングユニット間絶縁層SHEが設けられている。これら複数の導電層110は、それぞれ、ストリングユニットSU毎に電気的に独立している。
半導体層120は、例えば図3に示す様に、X方向及びY方向に所定のパターンで並ぶ。半導体層120は、1つのメモリストリングMS(図1)に含まれる複数のメモリセルMC及び選択トランジスタ(STD、STS、STSb)のチャネル領域として機能する。半導体層120は、例えば、多結晶シリコン(Si)等の半導体層である。半導体層120は、例えば図7に示す様に、略有底円筒状の形状を有し、中心部分には酸化シリコン等の絶縁層125が設けられている。また、半導体層120の外周面は、それぞれ導電層110によって囲まれており、導電層110と対向している。
半導体層120の上端部には、リン(P)等のN型の不純物を含む不純物領域121が設けられている。図7の例では、半導体層120の上端部と不純物領域121の下端部との境界線を、破線によって示している。不純物領域121は、コンタクトCh及びコンタクトVy(図5)を介してビット線BLに接続される。
半導体層120の下端部は、上記半導体層150に接続されている。
ゲート絶縁膜130は、半導体層120の外周面を覆う略有底円筒状の形状を有する。ゲート絶縁膜130は、例えば図8に示す様に、半導体層120及び導電層110の間に積層されたトンネル絶縁膜131、電荷蓄積膜132及びブロック絶縁膜133を備える。トンネル絶縁膜131及びブロック絶縁膜133は、例えば、酸化シリコン(SiO)等の絶縁膜である。電荷蓄積膜132は、例えば、窒化シリコン(Si)等の電荷を蓄積可能な膜である。トンネル絶縁膜131、電荷蓄積膜132、及び、ブロック絶縁膜133は略円筒状の形状を有し、半導体層120と半導体層150との接触部を除く半導体層120の外周面に沿ってZ方向に延伸する。
尚、図8には、ゲート絶縁膜130が窒化シリコン等の電荷蓄積膜132を備える例を示した。しかしながら、ゲート絶縁膜130は、例えば、N型又はP型の不純物を含む多結晶シリコン等のフローティングゲートを備えていても良い。
ブロック間構造STは、例えば図7に示す様に、導電層LIと、導電層LIのY方向の側面に設けられた酸化シリコン(SiO)等の絶縁層STSWと、を備える。導電層LIは、X方向及びZ方向に延伸する略板状の導電層である。導電層110は、窒化チタン(TiN)等のバリア導電膜及びタングステン(W)等の金属膜の積層膜等を含んでいても良い。また、導電層110は、例えば、リン(P)又はホウ素(B)等の不純物を含む多結晶シリコン等を含んでいても良い。導電層LIの下端は、半導体層150に接続されている。導電層LIは、ソース線SL(図1)の一部として機能する。
[エッジシール領域Rの構造]
図6に示す様に、エッジシール領域Rには、半導体層161と、半導体層161の上面に設けられた窒化シリコン(Si)等の絶縁層162と、絶縁層162の上面に設けられた半導体層163と、が設けられている。半導体層161,163は、例えば、リン(P)又はホウ素(B)等の不純物を含む多結晶シリコン等を含んでいても良い。
また、エッジシール領域Rには、半導体層161、絶縁層162及び半導体層163を貫通してZ方向に延伸する導電層164が設けられている。導電層164の外周面の一部は、半導体層161,163に接している。導電層164の下端は、配線d2に接続されている。導電層164は、配線d2,d1,d0及びコンタクトCSを介して、半導体基板100のアクティブ領域100Aに接続されている。
尚、図6に示す様に、エッジシール領域Rの内側の領域には、クラックストッパ180が設けられている。クラックストッパ180は、例えば、窒化チタン(TiN)等のバリア導電膜及びタングステン(W)等の金属膜の積層膜等を含んでいても良い。クラックストッパ180の下端は、配線d2に接続されている。クラックストッパ180は、配線d2,d1,d0及びコンタクトCSを介して、半導体基板100のアクティブ領域100Aに接続されている。また、図示は省略するものの、クラックストッパ180の上端位置は、ビット線BLよりも上方に位置する。クラックストッパ180の上端は、例えば、図示しないコンタクト電極に接続されていても良い。また、クラックストッパ180は、このコンタクト電極等を介して、接地電圧が供給されるボンディングパッド電極と導通していても良い。クラックストッパ180は、エッジシール領域Rに沿ってX方向及びY方向に延伸する。ただし、例えば図4に示す様に、クラックストッパ180は、接続領域Rを避けて配置されている。
[接続領域Rの構造]
図5に示す様に、接続領域Rには、半導体層171と、半導体層171の上面に設けられた窒化シリコン(Si)等の絶縁層172と、絶縁層172の上面に設けられた半導体層173と、が設けられている。半導体層171,173は、例えば、リン(P)又はホウ素(B)等の不純物を含む多結晶シリコン等を含んでいても良い。尚、図5では、半導体層171と半導体層173との境界線を、一点鎖線によって示している。半導体層171、絶縁層172及び半導体層173は、図4に示す様に、Y方向に延伸する。
半導体層171は、半導体層150と連続的に形成された部分、及び、半導体層161と連続的に形成された部分を備える。半導体層171の下面の高さ位置は、例えば、半導体層150及び半導体層161の下面の高さ位置と一致しても良い。また、例えば、半導体層171の上面の高さ位置は、半導体層161の上面の高さ位置と一致しても良い。
絶縁層172は、絶縁層162と連続的に形成された部分を備える。絶縁層172の下面の高さ位置は、例えば、絶縁層162の下面の高さ位置と一致しても良い。また、例えば、絶縁層172の上面の高さ位置は、絶縁層162の上面の高さ位置と一致しても良い。
半導体層173は、半導体層150と連続的に形成された部分、及び、半導体層163と連続的に形成された部分を備える。半導体層173の一部の下面の高さ位置は、例えば、半導体層163の下面の高さ位置と一致しても良い。また、例えば、半導体層173の一部の上面の高さ位置は、半導体層150及び半導体層163の上面の高さ位置と一致しても良い。
また、接続領域Rには、Y方向に交互に並ぶ複数の第1領域181及び第2領域182が設けられている。
絶縁層172は、図5に示す様に、複数の第1領域181に対応して設けられた複数の部分172aと、複数の第2領域182に対応して設けられた複数の開口172bと、を備える。図4に示す様に、開口172bのX方向における一方側及び他方側の端部は、絶縁層172のX方向の一方側及び他方側の端部位置に達している。
半導体層173は、図5に示す様に、複数の第1領域181に対応して設けられた複数の部分173aと、複数の第2領域182に対応して設けられた複数の部分173bと、これらを接続する複数の部分173cと、を備える。部分173aは、部分172aの上面に設けられている。部分173bは、半導体層171の上面に設けられている。部分173cは、部分172aのY方向の側面に設けられている。
また、図5に示す様に、接続領域Rには、半導体層171、絶縁層172及び半導体層173をY方向に分断する構造STが設けられている。構造STは、ブロック間構造STとほぼ同様に構成されている。ただし、構造STは、半導体層171、絶縁層172及び半導体層173を貫通している。即ち、構造STの下端は、半導体層171の下面よりも下方に位置している。
[製造方法]
次に、図9~図29を参照して、メモリダイMDの製造方法について説明する。図9~図29は、同製造方法について説明するための模式的な断面図である。尚、図9~図11、図16~図22、図24、図27~図29は、図5に対応する断面を示している。また、図12~図15は、図6に対応する断面を示している。また、図23、図25及び図26は、図7に対応する断面を示している。
本実施形態に係るメモリダイMDの製造に際しては、例えば図9に示す様に、まず、半導体基板100に、トランジスタ層LTR、配線層D0、配線層D1、及び、配線層D2を形成する。
次に、例えば図9に示す様に、配線層D2の上方に、半導体層151,171、及び、絶縁層152,172を形成する。この工程は、例えば、CVD(Chemical VaporDeposition)等の方法によって行われる。尚、図示は省略するものの、この工程では、半導体層161及び絶縁層162も形成する。
次に、例えば図10に示す様に、絶縁層172に複数の開口172bを形成し、絶縁層172を複数の部分172aに分断する。この工程は、例えば、ウェットエッチング等の方法によって行われる。
次に、例えば図11に示す様に、絶縁層152,172、及び、半導体層171の上面、並びに、部分172aのY方向の側面に、半導体層153,173を形成する。この工程は、例えば、CVD等の方法によって行われる。尚、図示の通り、半導体層173は、絶縁層172に形成された複数の開口172bに沿って形成される。従って、接続領域Rには、上述した複数の部分173a,173b,173cが形成される。また、図示は省略するものの、この工程では、半導体層163も形成する。
次に、例えば図12及び図13に示す様に、導電層164に対応する位置に、コンタクトホール164Aを形成する。コンタクトホール164Aは、Z方向に延伸し、半導体層161、絶縁層162及び半導体層163を貫通し、配線d2の上面を露出させる貫通孔である。この工程は、例えば、RIE等の方法によって行う。
次に、例えば図14に示す様に、コンタクトホール164Aの内周面及び半導体層153,163の上面に、導電層164Bを形成する。この工程は、例えば、CVD等の方法によって行われる。
次に、例えば図15に示す様に、導電層164Bを、コンタクトホール164Aの内部に形成された部分を除いて、除去する。この工程は、例えば、CMP(Chemical MechanicalPolishing)等の方法によって行われる。この工程により、導電層164が形成される。
次に、例えば図16に示す様に、半導体層153の上方に、複数の絶縁層101及び複数の犠牲層110Aを交互に形成する。犠牲層110Aは、例えば、窒化シリコン(Si)等を含む。この工程は、例えば、CVD等の方法によって行われる。
次に、例えば図17に示す様に、半導体層120に対応する位置に、複数のメモリホールLMHを形成する。メモリホールLMHは、Z方向に延伸し、複数の絶縁層101及び複数の犠牲層110A、半導体層153、並びに、絶縁層152を貫通し、半導体層151の上面を露出させる貫通孔である。この工程は、例えば、RIE等の方法によって行う。
次に、例えば図18に示す様に、メモリホールLMHの内周面に、アモルファスシリコン膜120Aを形成する。この工程は、例えば、CVD等の方法によって行う。
次に、例えば図19に示す様に、図18を参照して説明した構造の上面に、複数の絶縁層101及び複数の犠牲層110Aを交互に形成する。この工程は、例えば、CVD等の方法によって行われる。
次に、例えば図20に示す様に、半導体層120に対応する位置に、複数のメモリホールUMHを形成する。このメモリホールUMHは、Z方向に延伸し、複数の絶縁層101及び複数の犠牲層110Aを貫通し、アモルファスシリコン膜120Aの上面を露出させる貫通孔である。この工程は、例えば、RIE等の方法によって行う。
次に、例えば図21に示す様に、半導体層120を形成する。また、図示は省略するものの、この工程では、ゲート絶縁膜130を形成する。この工程では、例えば、ウェットエッチング等の方法によってアモルファスシリコン膜120Aを除去する。また、メモリホールLMH,UMHの内周面に、CVD等の方法によって、ゲート絶縁膜130、半導体層120及び絶縁層125を形成する。
次に、例えば図22に示す様に、溝STA,STAを形成する。溝STAは、メモリセルアレイ領域RMCAに設けられる。溝STAは、Z方向及びX方向に延伸し、複数の絶縁層101及び複数の犠牲層110A、並びに、半導体層153をY方向に分断し、絶縁層152の上面を露出させる溝である。溝STAは、接続領域Rに設けられる。溝STAは、Z方向及びX方向に延伸し、半導体層173、絶縁層172及び半導体層171をY方向に分断する溝である。この工程は、例えば、RIE等の方法によって行う。
次に、例えば図23に示す様に、溝STAのY方向の側面に、酸化シリコン(SiO)等の保護膜STSWAを形成する。この工程では、例えば、CVD等の方法によって溝STAのY方向の側面及び底面に、酸化シリコン等の絶縁膜が形成される。また、RIE等の方法によって、この絶縁膜のうち、溝STAの底面を覆う部分が除去される。尚、図示は省略するものの、この工程では、溝STAのY方向の側面にも、保護膜STSWAが形成される。
次に、例えば図24~図26に示す様に、絶縁層152及びゲート絶縁膜130の一部を除去し、半導体層120の一部を露出させる。この工程は、例えば、ウェットエッチング等の方法によって行われる。
次に、例えば図27に示す様に、半導体層150を形成する。この工程は、例えば、エピタキシャル成長等の方法によって行う。
次に、例えば図28に示す様に、導電層110を形成する。この工程では、例えば、ウェットエッチング等の方法によって保護膜STSWA(図26)を除去する。また、ウェットエッチング等の方法によって犠牲層110Aを除去する。また、CVD等の方法によって導電層110を形成する。
次に、例えば図29に示す様に、溝STA内にブロック間構造STを形成し、溝STA内に構造STを形成する。この工程は、例えば、CVD及びRIE等の方法によって行う。
その後、クラックストッパ180(図6)、配線等を形成し、ダイシングによってウェハを分断することにより、メモリダイMDが形成される。
[第1比較例]
図30は、第1比較例に係る半導体記憶装置の構成を示す模式的な平面図である。図31は、同半導体記憶装置の構成を示す模式的な断面図である。尚、図31は、図30に示す構造をA-A´線に沿って切断し、矢印の方向に沿って見た模式的な断面図を含む。
第1比較例に係る半導体記憶装置においては、接続領域Rに、半導体層171´、絶縁層172´及び半導体層173´が設けられている。半導体層171´、絶縁層172´及び半導体層173´は、構造STによって、Y方向に並ぶ2つの部分に分断されている。これら2つの部分のうちの一方は、それぞれ、半導体層161、絶縁層162及び半導体層163と連続的に形成されている。これら2つの部分のうちの他方は、それぞれ、半導体層150と連続的に形成されている。
第1比較例に係る半導体記憶装置の製造方法においては、図10を参照して説明した工程が実行されない。
ここで、第1比較例に係る製造方法では、図17、図20を参照して説明した工程において、メモリホールLMH,UMHを形成する。ここで、半導体記憶装置の高集積化のためには、アスペクト比の高いメモリホールLMH,UMHを形成することが望ましい。ここで、RIE等の方法によってアスペクト比の高いメモリホールLMH,UMHを形成する場合、加工用のイオンの影響により、メモリホールLMHに露出する半導体層151,153に、大量の電荷が溜まってしまう場合がある。この様な電荷の量が所定量を超えた場合、アーキングが生じ、これによってウェハが破壊されてしまう場合がある。
そこで、第1比較例に係る製造方法では、メモリホールLMH,UMHを形成する前に、図12~図15を参照した工程において、メモリホールLMHの内周面に露出する半導体層151,153と、半導体基板100と、を電気的に接続する導電層164を形成する。この様な構成によれば、半導体層151,153の電荷を半導体基板100に逃がすことが可能である。これにより、上述の様なアーキングの発生を抑制可能である。
しかしながら、例えば図30及び図31に示す様に、第1比較例では、半導体層150と、半導体層161,163とが、構造STによる分断部分を除いて、連続的に形成される。また、クラックストッパ180は、接続領域Rを避けて配置されている。この様な構成では、例えば、メモリダイMDのダイシング工程において半導体層161,163にクラックが生じてしまった場合に、半導体層171´,173´を介して、このクラックが半導体層150まで伝わってしまう恐れがある。
また、図15を参照して説明した工程では、半導体層163が一部除去されてしまう場合がある。この様な場合、半導体層153が導電層164から電気的に切り離されてしまい、半導体層153の電荷に起因してアーキングが発生してしまう場合がある。
[第2比較例]
図32は、第2比較例に係る半導体記憶装置の構成を示す模式的な平面図である。図33は、同半導体記憶装置の構成を示す模式的な断面図である。尚、図33は、図32に示す構造をA-A´線に沿って切断し、矢印の方向に沿って見た模式的な断面図を含む。
第2比較例に係る半導体記憶装置においては、接続領域Rに、半導体層171´´、絶縁層172´´及び半導体層173´´が設けられている。
また、第2比較例に係る半導体記憶装置においては、接続領域Rに、Y方向に交互に並ぶ複数の第1領域181´´及び第2領域182´´が設けられている。
第1領域181´´は、それぞれ、半導体層171´´、絶縁層172´´及び半導体層173´´の一部を備える。
第2領域182´´は、それぞれ、絶縁層174を備える。絶縁層174のY方向の側面は、Y方向において隣り合う2つの第1領域181´´に含まれる半導体層171´´、絶縁層172´´及び半導体層173´´のY方向の側面に接続されている。
図32に示す様に、絶縁層174は、Y方向に並ぶ。図32では、Y方向の一方側(例えば、図32のY方向負側)から数えて奇数番目の絶縁層174を絶縁層174と、Y方向の一方側から数えて偶数番目の絶縁層174を絶縁層174と示している。
絶縁層174のX方向の一方側(例えば、図32のX方向負側)の端部は、半導体層171、絶縁層172及び半導体層173のX方向の一方側の端部位置に達している。一方、絶縁層174のX方向の他方側(例えば、図32のX方向正側)の端部は、半導体層171、絶縁層172及び半導体層173のX方向の他方側の端部位置に達していない。
絶縁層174のX方向の一方側の端部は、接続領域Rに設けられた半導体層171、絶縁層172及び半導体層173のX方向の一方側の端部位置に達していない。一方、絶縁層174のX方向の他方側の端部は、接続領域Rに設けられた半導体層171、絶縁層172及び半導体層173のX方向の他方側の端部位置に達している。
第2比較例に係る半導体記憶装置の製造方法においては、図10を参照して説明した工程が実行されない。
また、第2比較例に係る半導体記憶装置の製造方法においては、図12を参照して説明した工程が実行された後、図16を参照して説明した工程が実行される前に、絶縁層174が形成される。
この様な構成によれば、例えば、メモリダイMDのダイシング工程において半導体層161,163にクラックが生じてしまった場合であっても、複数の絶縁層174によって、このクラックが半導体層150まで伝わってしまうことを抑制可能である。
しかしながら、第2比較例の様な構成では、半導体層151,153と、半導体層161,163と、の間の配線長が長くなってしまい、電気抵抗が大きくなってしまう。従って、図17、図20を参照して説明した工程において、半導体層151,153の電荷を半導体基板100に好適に逃がすことが出来ず、アーキングが発生してしまう恐れがある。
[効果]
第1実施形態においては、例えば図5に示す様に、絶縁層172にY方向に並ぶ複数の開口172bが設けられている。この様な構成によれば、例えば、メモリダイMDのダイシング工程において半導体層161,163にクラックが生じてしまった場合であっても、このクラックが半導体層150まで伝わってしまうことを抑制可能である。
また、第1実施形態においては、例えば図5に示す様に、接続領域Rに、半導体層171と半導体層173とを電気的に接続する第2領域182が設けられている。この様な構成によれば、例えば、図15を参照して説明した工程において半導体層163が一部除去されてしまった場合であっても、半導体層153の電荷を、半導体層171を介して半導体基板100に逃がすことが可能である。これにより、上述の様なアーキングの発生を抑制可能である。
また、第1実施形態においては、第2比較例の様な構造と比較して、半導体層151,153と、半導体層171,173と、の間の配線長を短くすることが可能である。従って、第2比較例と比較して、アーキングの発生をより好適に抑制可能である。
[第2実施形態]
次に、図34及び図35を参照して、第2実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。図34は、第2実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す模式的な平面図である。図35は、同半導体記憶装置の構成を示す模式的な断面図である。尚、図35は、図34に示す構造をA-A´線に沿って切断し、矢印の方向に沿って見た模式的な断面図を含む。
第2実施形態に係る半導体記憶装置は、基本的には第1実施形態に係る半導体記憶装置と同様に構成されている。ただし、第2実施形態に係る半導体記憶装置の接続領域Rには、絶縁層172のかわりに、絶縁層272が設けられている。また、第2実施形態に係る半導体記憶装置の接続領域Rには、Y方向に交互に並ぶ複数の第1領域281及び複数の第2領域282が設けられている。
絶縁層272は、基本的には絶縁層172と同様に構成されている。ただし、絶縁層272は、図35に示す様に、複数の第1領域281に対応して設けられた複数の部分272aと、複数の第2領域282に対応して設けられた複数の開口272bと、を備える。
図34に示す様に、開口272bは、Y方向に並ぶ。図34では、Y方向の一方側(例えば、図34のY方向負側)から数えて奇数番目の開口272bを開口272bと、Y方向の一方側から数えて偶数番目の開口272bを開口272bと示している。
開口272bのX方向の一方側(例えば、図34のX方向負側)の端部は、絶縁層272のX方向の一方側の端部位置に達している。一方、開口272bのX方向の他方側(例えば、図34のX方向正側)の端部は、絶縁層272のX方向の他方側の端部位置に達していない。
開口272bのX方向の一方側の端部は、接続領域Rに設けられた絶縁層272のX方向の一方側の端部位置に達していない。一方、開口272bのX方向の他方側の端部は、接続領域Rに設けられた絶縁層272のX方向の他方側の端部位置に達している。
開口272bのX方向における幅は、絶縁層272のX方向の幅の半分よりも大きい。また、Y方向において隣り合う2つの部分272aは、X方向における他方側又は一方側の端部において、お互いに接続されている。
第2実施形態に係る製造方法は、基本的には第1実施形態に係る製造方法と同様である。ただし、第1実施形態に係る製造方法では、図10を参照して説明した工程において、接続領域Rに複数の開口172bを形成していた。一方、第2実施形態に係る製造方法では、図36に示す様に、複数の開口172bのかわりに、複数の開口272bを形成する。
[第3実施形態]
次に、図37及び図38を参照して、第3実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。図37は、第3実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す模式的な平面図である。図38は、同半導体記憶装置の構成を示す模式的な断面図である。尚、図38は、図37に示す構造をA-A´線に沿って切断し、矢印の方向に沿って見た模式的な断面図を含む。
第3実施形態に係る半導体記憶装置は、基本的には第2実施形態に係る半導体記憶装置と同様に構成されている。ただし、第3実施形態に係る半導体記憶装置の接続領域Rには、絶縁層272のかわりに、絶縁層372が設けられている。また、第3実施形態に係る半導体記憶装置の接続領域Rには、Y方向に交互に並ぶ複数の第1領域381及び第2領域382が設けられている。
絶縁層372は、図38に示す様に、部分372aと、部分372aに設けられた複数の開口372bと、を備える。図37に示す様に、第2領域382には、X方向に並ぶ複数の開口372bが設けられている。また、X方向に並ぶ複数の開口372bの間の領域、及び、第1領域381には、部分372a(図38)が設けられている。図37に示す様に、開口372bのX方向における幅は、絶縁層272のX方向の幅の半分よりも小さい。
第3実施形態に係る製造方法は、基本的には第2実施形態に係る製造方法と同様である。ただし、第2実施形態に係る製造方法では、図36を参照して説明した工程において、接続領域Rに複数の開口273bを形成していた。一方、第3実施形態に係る製造方法では、図39に示す様に、複数の開口273bのかわりに、複数の開口372bを形成する。
[第4実施形態]
次に、図40及び図41を参照して、第4実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。図40は、第4実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す模式的な平面図である。図41は、同半導体記憶装置の構成を示す模式的な断面図である。尚、図41は、図40に示す構造をA-A´線に沿って切断し、矢印の方向に沿って見た模式的な断面図を含む。
第4実施形態に係る半導体記憶装置は、基本的には第1実施形態に係る半導体記憶装置と同様に構成されている。
ただし、第4実施形態に係る半導体記憶装置の接続領域Rには、半導体層171、絶縁層172及び半導体層173のかわりに、半導体層471、絶縁層472及び半導体層473が設けられている。また、第4実施形態に係る半導体記憶装置の接続領域Rには、Y方向に交互に並ぶ複数の第1領域481及び複数の第2領域482が設けられている。
半導体層471、絶縁層472及び半導体層473は、基本的には、半導体層171、絶縁層172及び半導体層173と同様に構成されている。ただし、半導体層471、絶縁層472及び半導体層473は、図41に示す様に、複数の第1領域481に対応して設けられた複数の部分471a,472a,473aと、複数の第2領域482に対応して設けられた複数の開口473bと、を備える。図40に示す様に、開口473bのX方向における一方側及び他方側の端部は、半導体層471、絶縁層472及び半導体層473のX方向の一方側及び他方側の端部位置に達している。
また、第4実施形態に係る半導体記憶装置の接続領域Rには、Y方向に交互に並ぶ複数の第2領域482に対応して設けられた複数の導電層486が設けられている。図41に示す様に、導電層486のY方向の側面は、部分471a,472a,473aのY方向の側面に接している。導電層486の下端は、配線d2に接続されている。また、図40に示す様に、導電層486のX方向における一方側及び他方側の端部は、半導体層471、絶縁層472及び半導体層473のX方向の一方側及び他方側の端部位置に達している。
第4実施形態に係る製造方法は、基本的には第1実施形態に係る製造方法と同様である。ただし、第1実施形態に係る製造方法では、図10を参照して説明した工程を実行しない。また、例えば図13を参照して説明した工程において、導電層486に対応する位置に、半導体層171、絶縁層172及び半導体層173を貫通する開口を形成する。
[第5実施形態]
次に、図42及び図43を参照して、第5実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。図42は、第5実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す模式的な平面図である。図43は、同半導体記憶装置の構成を示す模式的な断面図である。尚、図43は、図42に示す構造をA-A´線に沿って切断し、矢印の方向に沿って見た模式的な断面図を含む。
第5実施形態に係る半導体記憶装置は、基本的には第4実施形態に係る半導体記憶装置と同様に構成されている。ただし、第5実施形態に係る半導体記憶装置の接続領域Rには、半導体層471、絶縁層472及び半導体層473のかわりに、半導体層571、絶縁層572及び半導体層573が設けられている。また、第5実施形態に係る半導体記憶装置の接続領域Rには、図43に示す様に、Y方向に交互に並ぶ複数の第1領域581及び複数の第2領域582が設けられている。
半導体層571、絶縁層572及び半導体層573は、基本的には半導体層471、絶縁層472及び半導体層473と同様に構成されている。ただし、半導体層571、絶縁層572及び半導体層573は、図43に示す様に、複数の第1領域581に対応して設けられた複数の部分571a,572a,573aと、複数の第2領域582に対応して設けられた複数の開口573bと、を備える。
図42に示す様に、開口573bは、Y方向に並ぶ。図42では、Y方向の一方側(例えば、図42のY方向負側)から数えて奇数番目の開口573bを開口573bと、Y方向の一方側から数えて偶数番目の開口573bを開口573bと示している。
開口573bのX方向の一方側(例えば、図42のX方向負側)の端部は、半導体層571、絶縁層572及び半導体層573のX方向の一方側の端部位置に達している。一方、開口573bのX方向の他方側(例えば、図42のX方向正側)の端部は、半導体層571、絶縁層572及び半導体層573のX方向の他方側の端部位置に達していない。
開口573bのX方向の一方側の端部は、接続領域Rに設けられた半導体層571、絶縁層572及び半導体層573のX方向の一方側の端部位置に達していない。一方、開口573bのX方向の他方側の端部は、接続領域Rに設けられた半導体層571、絶縁層572及び半導体層573のX方向の他方側の端部位置に達している。
開口573bのX方向における幅は、半導体層571、絶縁層572及び半導体層573のX方向の幅の半分よりも大きい。また、Y方向において隣り合う2つの部分571a,572a,573aは、X方向における他方側又は一方側の端部において、お互いに接続されている。
また、第5実施形態に係る半導体記憶装置の接続領域Rには、Y方向に交互に並ぶ複数の第2領域582に対応して設けられた複数の導電層586が設けられている。導電層586は、基本的には導電層486と同様に構成されている。
図42に示す様に、導電層586は、Y方向に並ぶ。図42では、Y方向の一方側(例えば、図42のY方向負側)から数えて奇数番目の導電層586を導電層586と、Y方向の一方側から数えて偶数番目の導電層586を導電層586と示している。
導電層586のX方向の一方側(例えば、図42のX方向負側)の端部は、半導体層571、絶縁層572及び半導体層573のX方向の一方側の端部位置に達している。一方、導電層586のX方向の他方側(例えば、図42のX方向正側)の端部は、半導体層571、絶縁層572及び半導体層573のX方向の他方側の端部位置に達していない。
導電層586のX方向の一方側の端部は、接続領域Rに設けられた半導体層571、絶縁層572及び半導体層573のX方向の一方側の端部位置に達していない。一方、導電層586のX方向の他方側の端部は、接続領域Rに設けられた半導体層571、絶縁層572及び半導体層573のX方向の他方側の端部位置に達している。
導電層586のX方向における幅は、半導体層571、絶縁層572及び半導体層573のX方向の幅の半分よりも大きい。
第5実施形態に係る製造方法は、基本的には第4実施形態に係る製造方法と同様である。ただし、第5実施形態に係る製造方法では、図13を参照して説明した工程において、導電層586に対応する位置に、半導体層171、絶縁層172及び半導体層173を貫通する開口を形成する。
[第6実施形態]
次に、図44及び図45を参照して、第6実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。図44は、第6実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す模式的な平面図である。図45は、同半導体記憶装置の構成を示す模式的な断面図である。尚、図45は、図44に示す構造をA-A´線に沿って切断し、矢印の方向に沿って見た模式的な断面図を含む。
第6実施形態に係る半導体記憶装置は、基本的には第5実施形態に係る半導体記憶装置と同様に構成されている。ただし、第6実施形態に係る半導体記憶装置の接続領域Rには、半導体層571、絶縁層572及び半導体層573のかわりに、半導体層671、絶縁層672及び半導体層673が設けられている。また、第6実施形態に係る半導体記憶装置の接続領域Rには、図44に示す様に、Y方向に交互に並ぶ複数の第1領域681及び第2領域682が設けられている。
半導体層671、絶縁層672及び半導体層673は、図45に示す様に、部分671a,672a,673aと、部分671a,672a,673aに設けられた複数の開口673bと、を備える。図44に示す様に、第2領域682には、X方向に並ぶ複数の開口673bが設けられている。また、X方向に並ぶ複数の開口673bの間の領域、及び、第1領域681には、部分671a,672a,673aが設けられている。開口673bのX方向における幅は、半導体層671、絶縁層672及び半導体層673のX方向の幅の半分よりも小さい。
また、第6実施形態に係る半導体記憶装置の接続領域Rには、複数の第2領域682に対応して設けられた複数の導電層686が設けられている。導電層686は、基本的には導電層586と同様に構成されている。ただし、導電層586のX方向における幅は、半導体層671、絶縁層672及び半導体層673のX方向の幅の半分よりも小さい。
第6実施形態に係る製造方法は、基本的には第5実施形態に係る製造方法と同様である。ただし、第5実施形態に係る製造方法では、図13を参照して説明した工程において、導電層686に対応する位置に、半導体層171、絶縁層172及び半導体層173を貫通する開口を形成する。
尚、第4実施形態~第6実施形態に係る導電層486,586,686の下端は、配線d2に接続されていた。しかしながら、この様な構成はあくまでも例示に過ぎず、具体的な構成は適宜調整可能である。例えば図46に例示する様に、導電層486の下端は、配線d2に接続されていなくても良い。導電層586,686についても同様である。
[その他]
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100…半導体基板、110…導電層、120…半導体層、130…ゲート絶縁膜、150,161,163,171,173…半導体層、162,172…絶縁層、RMCA…メモリセルアレイ領域、R…エッジシール領域、R…接続領域。

Claims (4)

  1. メモリセルアレイ領域、エッジシール領域、並びに、前記メモリセルアレイ領域及び前記エッジシール領域の間に設けられた接続領域を備える半導体基板と、
    前記メモリセルアレイ領域に設けられ、前記半導体基板の表面と交差する第1方向に並ぶ複数の第1導電層と、
    前記メモリセルアレイ領域に設けられ、前記第1方向に延伸し、前記複数の第1導電層に対向する第1半導体層と、
    前記メモリセルアレイ領域に設けられ、前記複数の第1導電層と前記半導体基板との間に設けられ、前記第1半導体層に接続された第2半導体層と、
    前記エッジシール領域に設けられ、前記第1方向に並ぶ第3半導体層及び第4半導体層と、
    前記エッジシール領域に設けられ、前記第3半導体層、前記第4半導体層及び前記半導体基板に電気的に接続された第2導電層と、
    前記接続領域に設けられ、前記第1方向と交差する第2方向に延伸し、前記第2半導体層と連続的に形成された部分、及び、前記第3半導体層と連続的に形成された部分を備える第5半導体層と、
    前記接続領域に設けられ、前記第2方向に延伸し、前記第2半導体層と連続的に形成された部分、及び、前記第4半導体層と連続的に形成された部分を備える第6半導体層と
    を備え、
    前記接続領域は、前記第2方向に交互に並ぶ複数の第1領域及び第2領域を備え、
    前記複数の第1領域において、前記第5半導体層及び前記第6半導体層が前記第1方向に離間し、
    前記複数の第2領域において、前記第5半導体層及び前記第6半導体層が電気的に接続されている
    半導体記憶装置。
  2. 前記エッジシール領域に設けられ、前記第3半導体層及び前記第4半導体層の間に位置する第1絶縁層と、
    前記接続領域に設けられ、前記第5半導体層及び前記第6半導体層の間に位置し、前記第1絶縁層と連続的に形成された部分を備える第2絶縁層と
    を備え、
    前記第2絶縁層は、前記複数の第1領域に対応して設けられた複数の第1部分を備える
    請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第6半導体層は、
    前記複数の第1領域に設けられ、前記複数の第1部分の前記第1方向における一方側の面に設けられた複数の第2部分と、
    前記複数の第2領域に設けられ、前記第5半導体層の前記第1方向における一方側の面に設けられた複数の第3部分と、
    前記複数の第1部分の前記第2方向における側面に設けられた複数の第4部分と
    を備える
    請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 前記複数の第2領域に対応して設けられた複数の第3導電層を備え、
    前記第5半導体層は、前記複数の第1領域に対応して設けられた複数の第5部分を備え、
    前記第6半導体層は、前記複数の第1領域に対応して設けられた複数の第6部分を備え、
    前記複数の第3導電層は、それぞれ、前記第2方向において隣り合う2つの第5部分、及び、前記第2方向において隣り合う2つの第6部分に接続されている
    請求項1又は2記載の半導体記憶装置。
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