JP2022121512A - 像加熱装置及び像加熱装置に用いるヒータ - Google Patents
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Abstract
Description
図1は電子写真記録技術を用いたレーザプリンタ(画像形成装置)100の断面図である。プリント信号が発生すると、画像情報に応じて変調されたレーザ光をスキャナユニット21が出射し、帯電ローラ16によって所定の極性に帯電された感光体19を走査する。これにより感光体19には静電潜像が形成される。この静電潜像に対して現像器17からトナーが供給され、感光体19上に画像情報に応じたトナー画像が形成される。一方、給紙カセット11に積載された記録材(記録紙)Pはピックアップローラ12によって一枚ずつ給紙され、ローラ13によってレジストローラ14に向けて搬送される。さらに記録材Pは、感光体19上のトナー画像が感光体19と転写ローラ20で形成される転写位置に到達するタイミングに合わせて、レジストローラ14から転写位置へ搬送される。記録材Pが転写位置を通過する過程で感光体19上のトナー画像は記録材Pに転写される。その後、記録材Pは像加熱装置200で加熱されてトナー画像が記録材Pに加熱定着される。定着済みのトナー画像を担持する記録材Pは、ローラ26、27によってレーザプリンタ100上部のトレイに排出される。なお、18は感光体19を清掃するクリーナ、28は記録材Pのサイズに応じて幅調整可能な一対の記録材規制板を有する給紙トレイ(手差しトレイ)である。給紙トレイ28は定型サイズ以外のサイズの記録材Pにも対応するために設けられている。29は給紙トレイ28から記録材Pを給紙するピックアップローラ、30は像加熱装置200等を駆動するモータである。商用の交流電源401に接続された、制御回路400から、像加熱装置200へ電力供給している。上述した、感光体19、帯電ローラ16、スキャナユニット21、現像器17、転写ローラ20が、記録材Pに未定着画像を形成する画像形成部を構成している。
次にレーザプリンタ100の像加熱装置200に搭載する実施例1で説明したヒータ300、ヒータ300の保持部材201及び、ヒータの制御回路400を変更した実施例2を説明する。実施例1と同様の構成については同一の記号を用いて説明を省略する。実施例2のヒータ700は、ヒータ700長手方向の発熱分布を4段階に切替え可能な構成である。図7は実施例2のヒータ700の構成図を示している。図7(A)には、ヒータ700の短手方向の1断面図を示してある。
図10は実施例3に適用可能な、ヒータ1000の構成を説明するための図である。実施例1と同様の構成については同一の記号を用いて説明を省略する。図10に示すヒータ1000は、ヒータ1000裏面の電極から、スルーホールTを介して、基板305の摺動面側に配置された発熱体302に給電する方法に特徴を有している。
図11は実施例4に適用可能な、ヒータ1100の構成を説明するための図である。実施例1及び3と同様の構成については同一の記号を用いて説明を省略する。
図12は実施例5に適用可能な、ヒータ600の構成を説明するための図である。実施例1と同様の構成については同一の記号を用いて説明を省略する。
図13は実施例6に適用可能な、ヒータ1300の構成を説明するための図である。実施例1及び3と同様の構成については同一の記号を用いて説明を省略する。
図15は実施例7に適用可能な、ヒータ1500の構成を説明するための図である。図15(A)に示すヒータ1500は、電極E1、E2、E4、及びE5の位置を、各発熱ブロックの中で、ヒータ長手方向における中心(図15中の破線X)方向に寄せた構成となっている。この構成によりヒータの発熱ムラが抑制できる。その効果について以下に説明する。
図17は実施例8に適用可能な、ヒータ1700の構成を説明するための図である。ヒータ1700は、各発熱ブロックに複数の電極を配置している。
図18は実施例9に適用可能な、ヒータ1800の構成を説明するための図である。ヒータ1800の発熱体1804、1805は、ヒータ長手方向において連続している(分割されていない)。
図19は実施例10に適用可能な、ヒータ1900A、ヒータ1900Bの構成を説明する図である。図19(A)は、ヒータ1900Aの裏面層1を示しており、導電体1903Aはヒータ長手方向において分割されている。導電体1903Aaと導電体1903Abの境界は、ヒータ長手方向及び記録材の搬送方向に対して斜めになっている。また、導電体1903Abと導電体1903Acの境界もヒータ長手方向及び記録材の搬送方向に対して斜めになっている。
図20は実施例11に適用可能なヒータ2000の構成を説明するための図である。図20に示すヒータ2000は、発熱体は分割せず、導電体を分割することで各ブロックを形成している点は実施例10と同じである。但し、ヒータ長手方向において発熱体が設けられた領域(最大サイズ紙通過領域)の外に電極を設けた点が異なる。
301(301a、301b) 第1導電体
302 発熱体
302-1(302a-1、302b-1) 第1の発熱ブロック
302-2(302a-2、302b-2) 第2の発熱ブロック
302-3(302a-3、302b-3) 第3発熱ブロック
303(303-1、303-2、303-3) 第2導電体
E4-1、E4-2 第1導電体の電極
E1、E2、E3 第2導電体の電極
200 像加熱装置
400 制御回路
Claims (19)
- エンドレスベルトと、
基板と、前記基板に前記基板の長手方向に沿って設けられている第1導電体と、前記基板に前記第1導電体とは前記基板の短手方向で異なる位置で前記長手方向に沿って設けられている第2導電体と、前記第1導電体と前記第2導電体の間に設けられており前記第1導電体と前記第2導電体を介して供給される電力により発熱する発熱体と、を有し、前記エンドレスベルトの内面に接触するヒータと、
前記ヒータの電極に接触し前記発熱体に電力を供給するための電気接点と、
を有し、記録材に形成された画像を加熱する像加熱装置において、
前記ヒータは、前記第1導電体と前記第2導電体と前記発熱体の組からなる独立制御可能な発熱ブロックを前記長手方向において複数有し、各々の前記発熱ブロックに対応する電極のうち少なくとも一つが前記長手方向において前記発熱体が設けられた領域内であって前記ヒータの前記エンドレスベルトと接触する面とは反対側の面に設けられており、
前記電気接点が前記ヒータの前記反対側の面に対向して配置されていることを特徴とする像加熱装置。 - 前記発熱体は正の抵抗温度特性を有することを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
- 少なくとも一つの前記発熱ブロックの中の前記第1導電体と前記第2導電体には、複数の前記発熱体が電気的に並列に繋がれており、前記並列接続した複数の発熱体は、前記長手方向及び前記ヒータの短手方向に対して傾けて配置されており、各発熱体は前記長手方向でオーバーラップしていることを特徴とする請求項1又は2に記載の像加熱装置。
- 前記発熱ブロックは、前記ヒータの前記反対側の面に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項に記載の像加熱装置。
- 前記発熱ブロックは、前記ヒータの前記エンドレスベルトと接触する面の側に設けられており、前記電気接点と接触する前記電極は前記基板に設けられたスルーホールを介して前記発熱ブロックの中の導電体と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項に記載の像加熱装置。
- 各々の前記発熱ブロックは、記録材の搬送方向において二つの発熱体を有し、前記二つの発熱体の間に前記二つの発熱体に共通の導電体が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5いずれか一項に記載の像加熱装置。
- 複数の前記発熱ブロックに対応する複数の温度検知素子を有し、複数の前記温度検知素子の検知温度に応じて複数の前記発熱ブロックに供給する電力が制御されることを特徴とする請求項1乃至請求項6いずれか一項に記載の像加熱装置。
- 各発熱ブロックに対応する電極は、前記長手方向において、各電極に対応する前記発熱ブロックの中央よりも前記ヒータの中央に寄せた位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至7いずれか一項に記載の像加熱装置。
- 各発熱ブロックの中の一つの前記導電体には、複数の電極が設けられていることを特徴とする請求項1乃至8いずれか一項に記載の像加熱装置。
- 隣り合う前記発熱ブロック同士の前記発熱体は繋がっていることを特徴とする請求項1乃至9いずれか一項に記載の像加熱装置。
- 前記共通の導電体は、隣り合う前記発熱ブロック間で分割されており、分割の境界線は前記長手方向及び記録材の搬送方向に対して傾いていることを特徴とする請求項6に記載の像加熱装置。
- 基板と、
前記基板に前記基板の長手方向に沿って設けられている第1導電体;
前記基板に前記第1導電体とは前記基板の短手方向で異なる位置で前記長手方向に沿って設けられている第2導電体と、
前記第1導電体と前記第2導電体の間に設けられており前記第1導電体と前記第2導電体を介して供給される電力により発熱する発熱体と、
を有するヒータにおいて、
前記ヒータは、前記第1導電体と前記第2導電体と前記発熱体の組からなる独立制御可能な発熱ブロックを前記長手方向において複数有し、各々の前記発熱ブロックに対応する電極のうち少なくとも一つが前記長手方向において前記発熱体が設けられた領域内に設けられていることを特徴とするヒータ。 - 前記発熱体は正の抵抗温度特性を有することを特徴とする請求項12に記載のヒータ。
- 少なくとも一つの前記発熱ブロックの中の前記第1導電体と前記第2導電体には、複数の前記発熱体が電気的に並列に繋がれており、前記並列接続した複数の発熱体は、前記長手方向及び前記ヒータの短手方向に対して傾けて配置されており、各発熱体は前記長手方向でオーバーラップしていることを特徴とする請求項12又は13に記載のヒータ。
- 各々の前記発熱ブロックは、記録材の搬送方向において二つの発熱体を有し、前記二つの発熱体の間に前記二つの発熱体に共通の導電体が設けられていることを特徴とする請求項12乃至請求項14いずれか一項に記載のヒータ。
- 各発熱ブロックに対応する電極は、前記長手方向において、各電極に対応する前記発熱ブロックの中央よりも前記ヒータの中央に寄せた位置に設けられていることを特徴とする請求項12乃至15いずれか一項に記載のヒータ。
- 各発熱ブロックの中の一つの前記導電体には、複数の電極が設けられていることを特徴とする請求項12乃至16いずれか一項に記載のヒータ。
- 隣り合う前記発熱ブロック同士の前記発熱体は繋がっていることを特徴とする請求項12乃至17いずれか一項に記載のヒータ。
- 前記共通の導電体は、隣り合う前記発熱ブロック間で分割されており、分割の境界線は前記長手方向及び記録材の搬送方向に対して傾いていることを特徴とする請求項15に記載のヒータ。
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