JP6336026B2 - ヒータ及びこのヒータを搭載する像加熱装置 - Google Patents

ヒータ及びこのヒータを搭載する像加熱装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6336026B2
JP6336026B2 JP2016256752A JP2016256752A JP6336026B2 JP 6336026 B2 JP6336026 B2 JP 6336026B2 JP 2016256752 A JP2016256752 A JP 2016256752A JP 2016256752 A JP2016256752 A JP 2016256752A JP 6336026 B2 JP6336026 B2 JP 6336026B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
heater
heat generating
block
heat generation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016256752A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017092039A (ja
Inventor
泰洋 志村
泰洋 志村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2016256752A priority Critical patent/JP6336026B2/ja
Publication of JP2017092039A publication Critical patent/JP2017092039A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6336026B2 publication Critical patent/JP6336026B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、電子写真複写機、電子写真プリンタなどの画像形成装置に搭載される像加熱装置に利用すれば好適なヒータ、及びこのヒータを搭載する像加熱装置に関する。
複写機やプリンタに搭載する像加熱装置として、エンドレスベルトと、エンドレスベルトの内面に接触するセラミックヒータと、エンドレスベルトを介してセラミックヒータと定着ニップ部を形成する加圧ローラと、を有する装置がある。この像加熱装置を搭載する画像形成装置で小サイズ紙を連続プリントすると、定着ニップ部長手方向において紙が通過しない領域の温度が徐々に上昇するという現象(非通紙部昇温)が発生する。非通紙部の温度が高くなり過ぎると、装置内の各パーツへダメージを与えたり、非通紙部昇温が生じている状態で大サイズ紙にプリントすると、小サイズ紙の非通紙部に相当する領域でトナーが高温オフセットすることもある。
この非通紙部昇温を抑制する手法の一つとして、セラミック基板上の発熱抵抗体を正の抵抗温度特性を有する材質で形成し、発熱抵抗体に対してヒータの短手方向(記録紙の搬送方向)に電流が流れるように(以後、搬送方向給電と称する)、二本の導電体を基板の短手方向の両端に配置することが考えられている(特許文献1)。非通紙部が昇温すると非通紙部の発熱抵抗体の抵抗値が昇温し、非通紙部の発熱抵抗体に流れる電流が抑制されることにより非通紙部の発熱を抑制するという発想である。正の抵抗温度特性は、温度が上がると抵抗が上がる特性であり、以後PTC(Positive Temperature Coefficient)と称する。
特開2011−151003
しかしながら、このようなヒータでも、非通紙部に位置する発熱抵抗体にも電流が流れ発熱する。
本発明は非通紙部の昇温をより抑えられるヒータを提供することを目的とする。
上述の課題を解決するための本発明は、基板と、前記基板に設けられている第1の発熱ブロックと、前記基板の長手方向において前記第1の発熱ブロックが設けられた位置とは異なる位置に設けられている第2の発熱ブロックと、を有するヒータと、前記第1の発熱ブロックへの通電/遮断を切換える第1のトライアック、前記第1のトライアックとは独立して駆動するトライアックであって、前記第2の発熱ブロックへの通電/遮断を切換える第2のトライアックと、を有し、前記第1の発熱ブロックが前記長手方向における記録材の搬送基準に位置するように前記ヒータが配置されており、前記長手方向に対して直交する方向に搬送される記録材に形成された画像を前記ヒータの熱で加熱する像加熱装置において、前記第1の発熱ブロックの温度を検知する第1の温度検知素子と、前記第2の発熱ブロックの温度を検知する第2の温度検知素子と、前記長手方向における前記第1の発熱ブロックの端部の温度を検知する第3の温度検知素子と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、基板と、前記基板に設けられている第1の発熱ブロックと、前記基板の長手方向において前記第1の発熱ブロックが設けられた位置とは異なる位置に設けられている第2の発熱ブロックと、を有するヒータと、前記第1の発熱ブロックへの通電/遮断及び前記第2の発熱ブロックへの通電/遮断を切換えるトライアックと、前記第1の発熱ブロックと前記第2の発熱ブロックへ共に通電できる状態と、前記第1の発熱ブロックのみへ通電できる状態と、を切換えるリレーと、を有し、前記第1の発熱ブロックが前記長手方向における記録材の搬送基準に位置するように前記ヒータが配置されており、前記長手方向に対して直交する方向に搬送される記録材に形成された画像を前記ヒータの熱で加熱する像加熱装置において、前記第1の発熱ブロックの温度を検知する第1の温度検知素子と、前記第2の発熱ブロックの温度を検知する第2の温度検知素子と、前記長手方向における前記第1の発熱ブロックの端部の温度を検知する第3の温度検知素子と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、装置が対応する最大サイズよりも小さなサイズの記録材を加熱処理する場合の非通紙部昇温を抑制することができる。
画像形成装置の断面図。 実施例1の像加熱装置の断面図。 実施例1のヒータ構成図。 実施例1のヒータ制御回路図。 実施例1のヒータ制御フローチャート。 実施例2の像加熱装置の断面図。 実施例2のヒータ構成図。 実施例2のヒータ制御回路図。 実施例2のヒータ制御フローチャート。 ヒータの変形例を示した図。
(実施例1)
図1は電子写真記録技術を用いたレーザプリンタ(画像形成装置)100の断面図である。プリント信号が発生すると、画像情報に応じて変調されたレーザ光をスキャナユニット21が出射し、帯電ローラ16によって所定の極性に帯電された感光体19を走査する。これにより感光体19には静電潜像が形成される。この静電潜像に対して現像器17からトナーが供給され、感光体19上に画像情報に応じたトナー画像が形成される。一方、給紙カセット11に積載された記録材(記録紙)Pはピックアップローラ12によって一枚ずつ給紙され、ローラ13によってレジストローラ14に向けて搬送される。さらに記録材Pは、感光体19上のトナー画像が感光体19と転写ローラ20で形成される転写位置に到達するタイミングに合わせて、レジストローラ14から転写位置へ搬送される。記録材Pが転写位置を通過する過程で感光体19上のトナー画像は記録材Pに転写される。その後、記録材Pは像加熱装置200で加熱されてトナー画像が記録材Pに加熱定着される。定着済みのトナー画像を担持する記録材Pは、ローラ26、27によってプリンタ上部のトレイに排出される。なお、18は感光体19を清掃するクリーナ、28は記録材Pのサイズに応じて幅調整可能な一対の記録材規制板を有する給紙トレイ(手差しトレイ)である。給紙トレイ28は定型サイズ以外のサイズの記録材Pにも対応するために設けられている。29は給紙トレイ28から記録材Pを給紙するピックアップローラ、30は像加熱装置200等を駆動するモータである。上述した、感光体19、帯電ローラ16、スキャナユニット21、現像器17、転写ローラ20が、記録材Pに未定着画像を形成する画像形成部を構成している。
本例のプリンタ100は複数の用紙サイズに対応しており、給紙カセット11にセットされた、Letter紙(約216mm×279mm)、Legal紙(約216mm×356mm)、A4紙(210mm×297mm)、Executive紙(約184mm×267mm)、JIS B5紙(182mm×257mm)、A5紙(148mm×210mm)をプリントできる。
また、給紙トレイ28から、DL封筒(110mm×220mm)、COM10封筒(約105mm×241mm)を含む、不定型紙をプリントできる。基本的に紙を縦送りする(長辺が搬送方向と平行になるように搬送する)プリンタであり、装置が対応している定型の記録材サイズ(カタログ上の対応用紙サイズ)のうち最も大きな(幅が大きな)サイズはLetter紙及び、Legal紙の約216mm幅である。このように、装置が対応する最大サイズよりも小さな紙幅の用紙を、本提案では小サイズ紙と定義する。
図2は像加熱装置200の断面図である。像加熱装置200は、筒状のフィルム(エンドレスベルト)202と、フィルム202の内面に接触するヒータ300と、フィルム202を介してヒータ300と共に定着ニップ部Nを形成する加圧ローラ(ニップ部形成部材)208と、を有する。フィルム202のベース層の材質は、ポリイミド等の耐熱樹脂、またはステンレス等の金属である。加圧ローラ208は、鉄やアルミニウム等の材質の芯金209と、シリコーンゴム等の材質の弾性層210を有する。ヒータ300は耐熱樹脂製の保持部材201に保持されている。保持部材201はフィルム202の回転を案内するガイド機能も有している。加圧ローラ208はモータ30から動力を受けて矢印方向に回転する。加圧ローラ208が回転することによって、フィルム202が従動して回転する。未定着トナー画像を担持する記録材Pは、定着ニップ部Nで挟持搬送されつつ加熱されて定着処理される。
ヒータ300は、セラミック製のヒータ基板305と、基板305上に基板の長手方向に沿って設けられている第1導電体301と、基板上に第1導電体301とは基板の短手方向で異なる位置で基板長手方向に沿って設けられている第2導電体303と、を有する。更に、ヒータ300は、第1導電体301と第2導電体303の間に設けられており第1導電体301と第2導電体303を介して供給する電力により発熱する正の抵抗温度特性を有する発熱抵抗体302を有する。更に、ヒータ300は、発熱抵抗体302及び導電体301及び導電体303を覆う絶縁性(本実施例ではガラス)の表面保護層307を有する。ヒータ基板305の裏面側であって、レーザプリンタ100の通紙領域には温度検知素子として、サーミスタTH1、TH2、TH3、TH4が当接している。ヒータ基板305の裏面側には、ヒータの異常発熱により作動してヒータに供給する電力を遮断するサーモスイッチや温度ヒューズ等の安全素子212も当接している。番号204は保持部材201に不図示のバネの圧力を加えるための金属製のステーである。
図3は実施例1のヒータ構成図を示している。図3を元にして、ヒータの構成と非通紙部昇温を抑える効果について説明する。
ヒータ300には、第1導電体と第2導電体と発熱抵抗体の組からなる発熱ブロックが基板長手方向で複数設けられている。本実施例のヒータは、基板長手方向の中央部と両端部に、合計3つの発熱ブロック(発熱ブロック302−1、発熱ブロック302−2、発熱ブロック302−3)を有する。このため、基板長手方向に沿って設けられている第1導電体301は、導電体301−1、301−2、301−3の3本に分割されている。同様に、基板長手方向に沿って設けられている第2導電体303は、導電体303−1、303−2、303−3の3本に分割されている。E1、E2、E3、E4は、像加熱装置本体側に設けられた電力供給用のコネクタが接続される電極である。
発熱ブロック302−1(ヒータの一方の端部の発熱ブロック)は、第1導電体301−1と第2導電体303−1の間に複数本(本例では3本)の発熱抵抗体を電気的に並列に繋いだ構成である。発熱ブロック302−1の3本の発熱抵抗体は、電極E1及び電極E4から第1導電体301−1及び第2導電体303−1を介して電力供給される。
発熱ブロック302−2(ヒータ中央部の発熱ブロック)は、第1導電体301−2と第2導電体303−2の間に複数本(本例では15本)の発熱抵抗体を電気的に並列に繋いだ構成である。発熱ブロック302−2の15本の発熱抵抗体は、電極E2及び電極E4から第1導電体301−2及び第2導電体303−2を介して電力供給される。
発熱ブロック302−3(ヒータの他方の端部の発熱ブロック)は、第1導電体301−3と第2導電体303−3の間に複数本(本例では3本)の発熱抵抗体を電気的に並列に繋いだ構成である。発熱ブロック302−3の3本の発熱抵抗体は、電極E3及び電極E4から第1導電体301−3及び第2導電体303−3を介して電力供給される。なお、合計21本の発熱抵抗体は、いずれも正の抵抗温度特性(PTC)を有する。
このように、ヒータ300には、第1導電体と第2導電体と発熱抵抗体の組からなる発熱ブロックが基板長手方向で複数設けられており、複数の発熱ブロックのうちの少なくとも一つは他の前記発熱ブロックとは独立した電力制御が可能な構成となっている。
本例では、導電体と、電極から延びる電力供給ラインとの接続位置を工夫することによって、ヒータ300の基板長手方向の発熱分布を均一化している。具体的には、3つの発熱ブロック夫々に対して、発熱ブロックの対角側から電力を供給する構成(以降はこの給電方法を対角給電と称する)になっている。発熱ブロック302−2を例にして、対角給電について説明する。発熱ブロック302−2では、導電体301−2の図3における右下、導電体303−2の図3における左上と、発熱ブロックの対角方向から給電を行っている。即ち、発熱ブロック302−2の第1導電体301−2と第2導電体303−2は、電極E2及び電極E4から延びる電力供給ラインとの接続位置が基板長手方向で逆になっている。本例では、図3に示すように、3つの発熱ブロック全てが対角給電構成となっている。しかしながら、複数の発熱ブロックのうちの少なくとも一つの発熱ブロックが対角給電構成であれば、発熱分布の斑を抑える効果を得られる。
対角給電を行わずに、発熱ブロック302−2の導電体301−2の図3における右下、導電体303−2の図3における右上から給電を行う場合、導電体の抵抗値の影響を受け、発熱ブロック302−2の図3における左側で電圧降下が生じる。このため、発熱ブロック302−2の左側の発熱量が低下してしまう。
また、本例では、並列接続した複数の発熱抵抗体は、基板長手方向及び短手方向に対して傾けて配置されており、各発熱抵抗体は長手方向でオーバーラップしている。これにより、複数の発熱抵抗体の間隙部の影響を低減し、ヒータ長手方向の発熱分布の均一性を改善できる。また、本例のヒータ300では、分割された複数の発熱ブロック間の間隙部についても、隣り合う発熱ブロックの最も端部の発熱抵抗体同士が長手方向でオーバーラップしているので、発熱分布をより均一できる。
ヒータ300の裏面には、前述した、サーミスタ(温度検知素子)TH1〜TH4、及び安全素子212が当接している。ヒータ300への電力制御は、通紙部の中央付近(後述する搬送基準位置X付近)に設けられたサーミスタTH1の出力に基づいて行われている。サーミスタTH4は発熱ブロック302−2の発熱領域(図3(B)の状態)の端部温度を検出している。また、サーミスタTH2は発熱ブロック302−1の発熱領域(図3(A)の状態)の端部温度を検出しており、サーミスタTH3は発熱ブロック302−3の発熱領域(図3(A)の状態)の端部温度を検出している。
本例の装置には、故障等によって、単独の発熱ブロックのみに電力供給される状態を検知できるように、3つの発熱ブロックにそれぞれ1以上のサーミスタを設けてあり、装置の安全性を高めている。
安全素子212は、図3(B)に示すヒータ中央部の発熱ブロック302−2のみに電力供給される状態と、故障等によって、ヒータ両端部の発熱ブロック302−1、302−3のみに電力供給される状態の両方に対処できるように配置されている。すなわち、中央部の発熱ブロックと、いずれか一方の端部の発熱ブロックと、に跨る位置に、ヒータの異常発熱により作動してヒータに供給する電力を遮断する安全素子が配置されている。
図3(A)は、3つの発熱ブロック全てに電力供給を行う場合の非通紙部昇温を説明する図である。発熱領域の中央部を基準にB5紙を縦方向搬送する場合を例として示している。用紙を搬送する際の基準位置を記録材(用紙)搬送基準位置Xとして定義する。
給紙カセット11は用紙の位置を規制する位置規制板を有しており、積載された記録材Pのサイズごとに所定の位置から記録材Pを給紙し、像加熱装置200の所定の位置を記録材Pが通過するように搬送している。同様に給紙トレイ28は用紙の位置を規制する位置規制板を有しており、像加熱装置200の所定の位置を記録材Pが通過するように搬送している。
ヒータ300は、Letter紙を縦方向搬送する場合に対応するため、紙幅約216mmに対して、220mmの発熱領域の長さを有している。220mmの発熱領域の長さを有するヒータ300に、紙幅182mmのB5紙を縦方向搬送する場合、発熱領域の両端部に19mmの非通紙領域が生じる。ヒータ300への電力制御は通紙部の中央付近に設けられたサーミスタTH1の検知温度が目標温度を維持するように行われるが、非通紙部では紙に熱を奪われないため、非通紙部の温度が通紙部に比べて上昇する。図3(A)に示すように、B5サイズ紙の場合、記録材の端部は両端部の発熱ブロック302−1及び302−3の一部領域を通過し、両端部夫々19mmの非通紙部が生じる。しかしながら、発熱抵抗体がPTCであるため、非通紙部にある発熱抵抗体の抵抗値は通紙部にある発熱抵抗体よりも高くなり電流が流れにくくなる。この原理により非通紙部の昇温を抑えることができる。
図3(B)はヒータ中央部の発熱ブロック302−2のみに電力供給を行う場合の非通紙部昇温を説明する図である。発熱領域の中央部を基準に、幅110mmのDLサイズ封筒を縦方向搬送する場合を例として示している。ヒータ300の発熱ブロック302−2は、A5紙を縦方向搬送する場合に対応するため、紙幅148mmに対して、157mmの発熱領域の長さを有している。中央の発熱ブロック302−2が157mmの長さを有するヒータ300に、幅110mmのDLサイズの封筒を縦方向搬送する場合、中央の発熱ブロック302−2内の両端部に23.5mmの非通紙領域が生じる。ヒータ300の制御は通紙部の中央付近に設けられたサーミスタTH1の出力に基づいて行われており、非通紙部では紙に熱を奪われないため、非通紙部の温度が通紙部に比べて上昇する。図3(B)の状態では、まず、発熱ブロック302−2のみに電力供給を行うことによって、非通紙領域の長さを低減することができる。一般的に非通紙部領域が長いほど、非通紙部昇温が悪化するため、PTCの発熱抵抗体に搬送方向給電する効果だけでは、非通紙部昇温を十分に抑制できなくなる場合がある。そこで、図3(B)で示すように、非通紙領域の長さを低減する方法が有効である。また、中央の発熱ブロック302−2内の両端部23.5mmの非通紙領域は、図3(A)と同様の原理で昇温を抑えることができる。
図4は実施例1のヒータ制御回路図を示す。401はレーザプリンタ100に接続される商用の交流電源である。ヒータ300の電力制御は、トライアック416及び、トライアック426の通電/遮断により行われる。ヒータ300への電力供給は電極E1〜E4を介して行われており、本例では、発熱ブロック302−1の抵抗値を70Ω、発熱ブロック302−2の抵抗値を14Ω、発熱ブロック302−3の抵抗値を70Ωとして説明する。
ゼロクロス検知部430は交流電源401のゼロクロスを検知する回路であり、CPU420にZEROX信号を出力している。ZEROX信号は、ヒータ制御に用いている。リレー440は、故障などによりヒータ300が過昇温した場合、サーミスタTH1〜TH4からの出力により作動する(ヒータ300への電力供給を遮断する)。
次に、トライアック416の動作について説明する。抵抗413、417はトライアック416のためのバイアス抵抗で、フォトトライアックカプラ415は一次、二次間の沿面距離を確保するためのデバイスである。そして、フォトトライアックカプラ415の発光ダイオードに通電することによりトライアック416をオンさせる。抵抗418は、フォトトライアックカプラ415の発光ダイオードの電流を制限するための抵抗であり、トランジスタ419によりフォトトライアックカプラ415をオン/オフする。トランジスタ419は、CPU420からのFUSER1信号に従って動作する。
トライアック416が通電状態になると、発熱ブロック302−2に電力が供給され、14Ωの抵抗に電力が供給される。トライアック416及びトライアック426による電力制御を、通電比率1:0で制御することで、発熱ブロック302−2のみに電力が供給されると、図3(B)で説明した状態となる。
トライアック426の回路動作はトライアック416と同じため説明を省略する。トライアック426は、CPU420からのFUSER2信号に従って動作する。トライアック426が通電状態になると、発熱ブロック302−1(70Ω)、発熱ブロック302−3(70Ω)に電力が供給される。この二つの発熱ブロックは並列接続されているため、35Ωの抵抗に電力が供給される。
図3(A)の状態では、トライアック416及びトライアック426を用いて電力供給が行われる。即ち、トライアック416及びトライアック426が通電状態になると、発熱ブロック302−1(70Ω)、発熱ブロック302−2(14Ω)、発熱ブロック302−3(70Ω)に電力が供給される。この三つの発熱ブロックは並列接続されているため、10Ωの抵抗に電力が供給される。トライアック416及びトライアック426による電力制御を通電比率1:1で制御することで、図3(A)で説明した状態となる。
ところで、対応する最大用紙幅(本例ではLetter紙及びLegal紙)で必要な電力に対応できるように、ヒータ300の総抵抗値を設計する場合が多い。本例の構成では、図3(B)の状態の総抵抗値が14Ωと、図3(A)の状態の総抵抗値が10Ωに比べて高くなるため、高調波規格、フリッカ、ヒータの安全保護(一般的に抵抗値が低い程、悪化する。)に対して有利である。例えば、3つの発熱ブロックが直列に接続されているヒータでは、ヒータ中央部の発熱ブロックのみに電力供給する場合、ヒータの総抵抗値が低下してしまうので、ヒータ設計が困難になる。
サ−ミスタTH1によって検知される温度は、不図示の抵抗との分圧がTH1信号としてCPU420で検知されている(サーミスタTH2〜サーミスタTH4も、同様の方法で、CPU420で検知されている)。CPU(制御部)420の内部処理では、サーミスタTH1の検知温度とヒータ300の設定温度に基づき、例えばPI制御により、供給するべき電力を算出する。更に供給する電力に対応した位相角(位相制御)、波数(波数制御)の制御レベルに換算し、その制御条件によりトライアック416及びトライアック426を制御している。
図5はCPU420による、像加熱装置200の制御シーケンスを説明するフローチャートである。S502でプリント要求が発生すると、S503では、用紙幅が157mm以上かを判断する。本例のプリンタでは、Letter紙、Legal紙、A4紙、Executive紙、B5紙、及び給紙トレイ28から給紙される157mm以上の幅の不定型紙の場合にS504に移行し、トライアック416とトライアック426の通電比率を1:1に設定する(図3(A)の状態)。
用紙幅が157mmより狭い場合(本例では、A5紙、DL封筒、COM10封筒、及び157mmより幅の狭い不定型紙)の場合には、S505に移行し、トライアック416とトライアック426の通電比率を1:0に設定する(図3(B)の状態)。
S506では設定した通電比率を用いて、画像形成プロセススピードを全速に設定し、サーミスタTH1の目標設定温度200℃で定着処理を行う。
S507では、CPU420に設定されている、サーミスタTH2の最大温度TH2Max、サーミスタTH3の最大温度TH3Max、サーミスタTH4の最大温度TH4Maxを、それぞれ超えていないか判断する。サーミスタ信号TH2〜TH4に基づき、非通紙部昇温が悪化して発熱領域端部の温度が、所定の上限値を超えたことを検知すると、S509に移行し、画像形成プロセススピードを半速に設定し、サーミスタTH1の目標設定温度170℃で定着処理を行う。画像形成プロセススピードを半速にすると、全速に比べて低い温度でも定着性が得られるため、定着目標温度を低減することができ、非通紙部の温度も抑制できる。
以上の処理を繰り返し行い、S508及びS510でプリントJOBの終了を検知すると、S511で画像形成の制御シーケンスを終了する。
以上説明したように、本実施例1のヒータ300及び像加熱装置を用いることにより、装置が対応する最大サイズよりも小さなサイズをプリントする場合の非通紙部昇温を抑えることができる。また、複数の発熱ブロック間の間隙部における温度ムラや、発熱ブロックのヒータ長手方向における温度ムラを抑制できる。更に、像加熱装置の故障状態における安全性を高めることができる。
(実施例2)
次にレーザプリンタ100の像加熱装置に搭載するヒータを変更した実施例2を説明する。実施例1と同様の構成については説明を省略する。実施例2のヒータは、一つの発熱ブロック内の発熱抵抗体が複数に分割されていない構成である。
図6の像加熱装置600には後述するヒータ700が搭載されている。ヒータ700の発熱面はヒータ裏面側(定着フィルムとの摺動面に対して反対側)に設けられている。ヒータ700は、セラミック製のヒータ基板705と、基板705上に基板長手方向に沿って設けられている第1導電体701と、第1導電体とは基板短手方向で異なる位置に長手方向に沿って設けられている第2導電体703と、第1導電体701と第2導電体703間に設けられている正の抵抗温度係数を有する発熱抵抗体702と、を有している。更に、ヒータ700は、発熱抵抗体702、導電体701、及び導電体703を覆う絶縁性(本実施例ではガラス)の表面保護層707と、ヒータ700の摺動面の摺動性を改善するための摺動層706を設けてある。
図7は実施例2のヒータ700の構成図を示している。ヒータ700の発熱抵抗体は、3個の発熱ブロック702−1、発熱ブロック702−2、発熱ブロック702−3に分割されており、各発熱ブロック内の発熱抵抗体が一つである点以外は実施例1と同様なので、その他の差異について説明する。
ヒータ700の裏面には前述した、サーミスタTH1〜TH4及び安全素子212が当接している。実施例2において、安全素子212は、非通紙部昇温の影響が少ない、レーザプリンタ100で設定されている利用可能な最小サイズ紙の通紙領域のヒータ部分に当接している。
図7(A)は、3つの発熱ブロックに電力供給を行う場合の非通紙部昇温を説明する図である。発熱領域の中央部を基準にA4紙を縦方向搬送する場合を例として示している。ヒータ700は、Letter紙を縦方向搬送する場合に対応するため、紙幅約216mmに対して、220mmの発熱領域の長さを有している。220mmの発熱領域の長さを有するヒータ700に、紙幅210mmのA4紙を縦方向搬送する場合、発熱領域の両端部に5mmの非通紙領域が生じる。ヒータ700への電力制御は通紙部の中央付近に設けられたサーミスタTH1の検知温度が目標温度を維持するように行われるが、非通紙部では紙に熱を奪われないため、非通紙部の温度が通紙部に比べて上昇する。図7(A)に示すように、A4サイズ紙の場合、記録材の端部は両端部の発熱ブロック702−1及び702−3の一部領域を通過し、両端部夫々5mmの非通紙部が生じる。しかしながら、発熱抵抗体がPTCであるため、非通紙部にある発熱抵抗体の抵抗値は通紙部にある発熱抵抗体よりも高くなり電流が流れにくくなる。実施例1の図3(A)と同じ原理により非通紙部の昇温を抑えることができる。
図7(B)はヒータ中央部の発熱ブロック702−2のみに電力供給を行う場合の非通紙部昇温を説明する図である。発熱領域の中央部を規準にA5サイズ紙を縦方向搬送する場合を例として示している。ヒータ700の発熱ブロック702−2は、紙幅約184mmのExecutive紙を縦方向搬送する場合に対応するため、185mmの発熱領域の長さを有している。185mmの発熱領域の長さを有するヒータ700に、幅148mmのA5紙を縦方向搬送する場合、発熱領域の両端部に18.5mmの非通紙領域が生じる。この非通紙領域の昇温も実施例1の図3(B)と同じ原理により抑えることができる。
図8は実施例2のヒータ制御回路図を示す。ヒータ700の電力制御は、トライアック816及の通電/遮断により行われる。実施例1の図4では二つのトライアックを用いて制御を行う方法について説明したが、実施例2では、一つのトライアックとリレー800を用いる方法について説明する。リレー800はCPU820からのRLON800信号に従って動作する。
リレー800が遮断している状態で、トライアック816が通電状態になると、発熱ブロック702−2に電力が供給され、図7(B)で説明した状態となる。
リレー800が通電している状態で、トライアック816が通電状態になると、発熱ブロック702−1、発熱ブロック702−2、発熱ブロック702−3に電力が供給され、図7(A)で説明した状態となる。
実施例2で説明した構成では、リレー800の動作状態(ショート故障及びオープン故障状態を想定する)によらず、ヒータ700の両端部の発熱ブロック702−1、702−3のみに電力供給される状態を防止できる。ヒータ700の両端部の発熱ブロック702−1、702−3に電力供給される場合には、リレー800の動作状態によらずに、ヒータ700の中央部の発熱ブロック702−2に対しても電力供給されることを特徴としており、そのため、本例では、安全素子212は、非通紙部昇温の影響が少ない、レーザプリンタ100で設定されている利用可能な最小サイズ紙の通紙領域に当接させている。これによって、通常動作時における、安全素子212の温度が低下するため、安全素子212の動作温度を低く設定することができ、像加熱装置600の安全性を高めることができる。
図9はCPU820による、像加熱装置600の制御シーケンスを説明するフローチャートである。S902でプリント供給要求が発生すると、S903では、用紙幅が185mm以上かを判断する。本例のプリンタでは、Letter紙、Legal紙、A4紙及び、給紙トレイ28から給紙される185mm以上の幅の不定型紙の場合に、S904に移行し、リレー800をON状態で保持する(図7(A)の状態)。
用紙幅が185mmより狭い場合(本例では、Executive紙、B5紙、A5紙、DL封筒、COM10封筒、及び157mmより幅狭の不定型紙)の場合には、S905に移行し、リレー800をOFF状態で保持する(図7(B)の状態)。
S906では設定したリレー800の状態を保持したまま、画像形成プロセススピードを全速に設定し、サーミスタTH1の目標設定温度200℃で画像形成を行う。
S907ではCPU820に設定されている、サーミスタTH2の最大温度TH2Max、サーミスタTH3の最大温度TH3Max、サーミスタTH4の最大温度TH4Maxを、それぞれ超えていないか判断する。サーミスタ信号TH2〜TH4に基づき、非通紙部昇温が悪化して発熱領域端部の温度が、所定の上限値を超えたことを検知すると、S909では、画像形成プロセススピードを半速に設定し、サーミスタTH1の目標設定温度170℃で画像形成を行う。
以上の処理を繰り返し行い、S908及びS910でプリントJOBの終了を検知すると、S911で画像形成の制御シーケンスを終了する。
(実施例3)
図10(A)〜(C)はヒータのその他の構成を説明するための図である。図10(A)に示すヒータ110は、発熱ブロック内の構成に特徴を有している。中央の発熱ブロック112−2は15本の発熱抵抗体112−2−1〜112−2−15を有している。導電体による電圧降下の影響をより抑えるために、並列接続した複数の発熱抵抗体は、長手方向の中央に配置されている発熱抵抗体(112−2−8)よりも端部に配置されている発熱抵抗体112−2−1、112−2−15)のほうが短手方向の抵抗値が高くなっている。または、並列接続した複数の発熱抵抗体は、長手方向の端部に位置するほど配置間隔が広くなっている。抵抗値の違い及び発熱抵抗体の配置間隔両方を調整してあってもよい。
ヒータ110の一方の端部の発熱ブロック112−1に対しても、発熱ブロックの中央部に配置されている発熱抵抗体(112−1−2)の抵抗値に比べて、発熱ブロックの端部に配置されている発熱抵抗体(112−1−1、112−1−3)の抵抗値を高く設定してある。
同じく、ヒータ110の他方の端部の発熱ブロック112−3に対しても、発熱ブロックの中央部に配置されている発熱抵抗体(112−3−2)の抵抗値に比べて、発熱ブロックの端部に配置されている発熱抵抗体(112−3−1、112−3−3)の抵抗値を高く設定してある。本例のヒータ110を用いることで、発熱ブロックのヒータ長手方向の発熱分布をより均一にすることができる。端部の発熱ブロック112−1及び112−3に関しても、中央の発熱ブロックと同じように発熱抵抗体の配置間隔を調整してあってもよい。
図10(B)に示すヒータ120は、ヒータ中央部の発熱ブロックに対する給電方法に特徴を有している。ヒータ120は、ヒータ中央部の発熱ブロック122−2に対して、導電体121−2及び導電体123−2の発熱ブロックの中央部付近から給電することで(以降、中央給電と称する)、図3(B)の状態における、非通紙部昇温を抑える効果を高めることができる。すなわち、長手方向の中央に設けられた発熱ブロックは、第1導電体及び第2導電体と、電極から延びる電力供給ラインとの接続位置が第1導電体及び第2導電体各々の中央になっている。
ヒータ120の中央部の発熱ブロック122−2について説明する。発熱ブロック122−2は導電体121−2と、導電体123−2の間に、等間隔に分割された15本の発熱抵抗体122−2−1〜122−2−15で構成されている。発熱ブロックの15本の発熱抵抗体及び導電体121−2と導電体123−2がPTCである。
図3(B)の状態で非通紙部昇温が生じると、発熱ブロック122−2の非通紙部にある発熱抵抗体と同時に、導電体121−2と、導電体123−2の非通紙部の温度も上昇する。非通紙部の導電体の温度が上昇すると、導電体がPTC特性を有しているため、非通紙部の導電体の抵抗値が上昇し、電流が流れ難くなる効果を得られる。非通紙部の導電体に流れる電流が低減すると、非通紙部の発熱抵抗体に流れる電流も低減し、発熱抵抗体のみのPTCの効果を用いる場合に比べて、非通紙部昇温を抑制する効果を高めることができる。
また、導電体による電圧降下の影響を補正するために、中央の発熱ブロックの並列接続した複数の発熱抵抗体は、長手方向の中央に配置されている発熱抵抗体(122−2−8)よりも端部に配置されている発熱抵抗体(122−2−1、122−2−15)のほうが短手方向の抵抗値が低い。または、中央の発熱ブロックの並列接続した複数の発熱抵抗体は、長手方向の端部に位置するほど配置間隔が狭くなっている。発熱ブロック122−1及び発熱ブロック122−3については、ヒータ110と同様のため、説明を省略する。
図10(C)に示すヒータ130は、ヒータ120と同様に、ヒータ130の中央部の発熱ブロック132−2に対して、中央給電を行うことで、図7(B)の状態における、非通紙部昇温を抑える効果を高めることができる。発熱ブロック132−1及び、発熱ブロック132−3については、ヒータ700と同様のため、説明を省略する。
300 ヒータ
301 第1の導電体
302 発熱抵抗体
302−1 ヒータ端部の発熱ブロック
302−2 ヒータ中央部の発熱ブロック
302−3 ヒータ端部の発熱ブロック
303 第2の導電体

Claims (6)

  1. 基板と、前記基板に設けられている第1の発熱ブロックと、前記基板の長手方向において前記第1の発熱ブロックが設けられた位置とは異なる位置に設けられている第2の発熱ブロックと、を有するヒータと、
    前記第1の発熱ブロックへの通電/遮断を切換える第1のトライアック
    前記第1のトライアックとは独立して駆動するトライアックであって、前記第2の発熱ブロックへの通電/遮断を切換える第2のトライアックと、
    を有し、前記第1の発熱ブロックが前記長手方向における記録材の搬送基準に位置するように前記ヒータが配置されており、前記長手方向に対して直交する方向に搬送される記録材に形成された画像を前記ヒータの熱で加熱する像加熱装置において、
    前記第1の発熱ブロックの温度を検知する第1の温度検知素子と、前記第2の発熱ブロックの温度を検知する第2の温度検知素子と、前記長手方向における前記第1の発熱ブロックの端部の温度を検知する第3の温度検知素子と、を有することを特徴とする像加熱装置。
  2. 前記装置は更に、前記第1の温度検知素子の検知温度が目標温度を維持するように前記第1のトライアックと前記第2のトライアックを制御する制御部を有し、
    記録材を搬送しつつ画像を加熱している時、前記第2の温度検知素子の検知温度と前記第3の温度検知素子の検知温度の少なくとも一方が所定の上限温度を超えると、前記制御部は記録材の搬送速度を落とすことを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置
  3. 基板と、前記基板に設けられている第1の発熱ブロックと、前記基板の長手方向において前記第1の発熱ブロックが設けられた位置とは異なる位置に設けられている第2の発熱ブロックと、を有するヒータと、
    前記第1の発熱ブロックへの通電/遮断及び前記第2の発熱ブロックへの通電/遮断を切換えるトライアックと、
    前記第1の発熱ブロックと前記第2の発熱ブロックへ共に通電できる状態と、前記第1の発熱ブロックのみへ通電できる状態と、を切換えるリレーと、
    を有し、前記第1の発熱ブロックが前記長手方向における記録材の搬送基準に位置するように前記ヒータが配置されており、前記長手方向に対して直交する方向に搬送される記録材に形成された画像を前記ヒータの熱で加熱する像加熱装置において、
    前記第1の発熱ブロックの温度を検知する第1の温度検知素子と、前記第2の発熱ブロックの温度を検知する第2の温度検知素子と、前記長手方向における前記第1の発熱ブロックの端部の温度を検知する第3の温度検知素子と、を有することを特徴とする像加熱装置。
  4. 前記装置は更に、前記第1の温度検知素子の検知温度が目標温度を維持するように前記トライアックを制御する制御部を有し、
    記録材を搬送しつつ画像を加熱している時、前記第2の温度検知素子の検知温度と前記第3の温度検知素子の検知温度の少なくとも一方が所定の上限温度を超えると、前記制御部は記録材の搬送速度を落とすことを特徴とする請求項3に記載の像加熱装置
  5. 前記第1及び第2の発熱ブロックは、前記基板上に前記長手方向に沿って設けられている第1導電体と、前記基板上に前記第1導電体とは前記基板の短手方向で異なる位置で前記長手方向に沿って設けられている第2導電体と、前記第1導電体と前記第2導電体の間に設けられており前記第1導電体と前記第2導電体を介して供給される電力により発熱する発熱抵抗体と、を有することを特徴とする請求項1〜いずれか一項に記載の像加熱装置。
  6. 前記装置は更に、前記ヒータが内面に接触するエンドレスベルトと、前記エンドレスベルトを介して前記ヒータと共に記録材を挟持搬送するニップ部を形成するニップ部形成部材と、を有することを特徴とする請求項1〜いずれか一項に記載の像加熱装置。
JP2016256752A 2016-12-28 2016-12-28 ヒータ及びこのヒータを搭載する像加熱装置 Active JP6336026B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016256752A JP6336026B2 (ja) 2016-12-28 2016-12-28 ヒータ及びこのヒータを搭載する像加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016256752A JP6336026B2 (ja) 2016-12-28 2016-12-28 ヒータ及びこのヒータを搭載する像加熱装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012205713A Division JP6071366B2 (ja) 2012-09-19 2012-09-19 ヒータ及びこのヒータを搭載する像加熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017092039A JP2017092039A (ja) 2017-05-25
JP6336026B2 true JP6336026B2 (ja) 2018-06-06

Family

ID=58770963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016256752A Active JP6336026B2 (ja) 2016-12-28 2016-12-28 ヒータ及びこのヒータを搭載する像加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6336026B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020086277A (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 株式会社リコー 加熱装置、定着装置及び画像形成装置

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7122173B2 (ja) * 2017-08-18 2022-08-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 加熱器および定着装置並びに画像形成装置
JP6960822B2 (ja) * 2017-10-20 2021-11-05 東芝テック株式会社 定着装置および画像形成装置
JP7315074B2 (ja) * 2018-11-29 2023-07-26 株式会社リコー 加熱装置及び画像形成装置
JP2020086278A (ja) 2018-11-29 2020-06-04 株式会社リコー 加熱装置、定着装置及び画像形成装置
JP7216906B2 (ja) * 2018-12-07 2023-02-02 株式会社リコー 温度検知部材、加熱装置、定着装置及び画像形成装置
JP7292607B2 (ja) 2019-06-10 2023-06-19 株式会社リコー 加熱装置、定着装置及び画像形成装置
JP7514610B2 (ja) * 2019-11-07 2024-07-11 東芝テック株式会社 加熱装置及び画像処理装置
JP2021096450A (ja) * 2019-12-13 2021-06-24 株式会社リコー 加熱装置、定着装置および画像形成装置
JP7470296B2 (ja) * 2019-12-26 2024-04-18 株式会社リコー 加熱装置および画像形成装置
JP7523920B2 (ja) 2020-02-18 2024-07-29 キヤノン株式会社 像加熱装置、画像形成装置及びヒータ
JP7569002B2 (ja) * 2020-03-26 2024-10-17 株式会社リコー 加熱装置、定着装置および画像形成装置
JP7522388B2 (ja) 2020-07-01 2024-07-25 株式会社リコー ヒーター部材、加熱装置、定着装置および画像形成装置
US11635718B2 (en) 2021-03-17 2023-04-25 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus incorporating same

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5549742B2 (ja) * 1974-04-24 1980-12-13
JPH0816030A (ja) * 1994-06-29 1996-01-19 Ricoh Co Ltd 定着装置
JP3780389B2 (ja) * 1996-09-04 2006-05-31 リコープリンティングシステムズ株式会社 定着装置ならびにそれを備えた電子写真印刷装置
JP5791264B2 (ja) * 2009-12-21 2015-10-07 キヤノン株式会社 ヒータ及びこのヒータを搭載する像加熱装置
JP5505232B2 (ja) * 2010-09-29 2014-05-28 コニカミノルタ株式会社 定着装置および画像形成装置
JP2012252190A (ja) * 2011-06-03 2012-12-20 Ist Corp 定着装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020086277A (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 株式会社リコー 加熱装置、定着装置及び画像形成装置
JP7125012B2 (ja) 2018-11-29 2022-08-24 株式会社リコー 加熱装置、定着装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017092039A (ja) 2017-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6071366B2 (ja) ヒータ及びこのヒータを搭載する像加熱装置
JP6336026B2 (ja) ヒータ及びこのヒータを搭載する像加熱装置
JP7095125B2 (ja) 像加熱装置及び像加熱装置に用いるヒータ
CN107949811B (zh) 图像加热设备以及在图像加热设备中使用的加热器
US10416598B2 (en) Image heating apparatus and heater for use therein
US10503103B2 (en) Image heating apparatus and image forming apparatus
US11841657B2 (en) Image heating apparatus and heater for use therein
US11009818B2 (en) Image heating device and heater used for image heating device
US9772587B2 (en) Heater and image heating apparatus
WO2018123855A1 (ja) 画像形成装置
US10921736B2 (en) Image heating apparatus and image forming apparatus
JP6486117B2 (ja) 像加熱装置及び像加熱装置に用いるヒータ
JP2017054103A (ja) 像加熱装置及び像加熱装置に用いるヒータ
JP2016139003A (ja) 像加熱装置
JP2018194682A (ja) 画像形成装置
JP2022183355A (ja) 像加熱装置及び像加熱装置に用いるヒータ
JP2022066424A (ja) ヒータ、定着装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180501

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6336026

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151