JP2022115673A - ヒンジキャップ - Google Patents
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Abstract
Description
なお、以下の説明において、図1でみて、左方向を「正面側(ヒンジと反対側)」とし、右方向を「背面側(ヒンジ側)」とし、上方向を「上」とし、下方向を「下」とする。
容器本体Dは、上部に口部1を有し、口部1の外周には、係合突条2が設けられている。
外筒16の内周には、口部1の係合突条2と係合する係合突部20が突設されている。
このため、ヒンジキャップは、容器の廃棄時に、ヒンジCを介して上蓋Bを引き下げると、外周切り込み部21が縦方向引き裂きライン、スリット溝22が周方向引き裂きラインとなり、外筒16は、外周切り込み部21を起点に周方向に破断され、破断された部分の係合突部20と容器本体Dの口部1との係合が外されていき、簡単にヒンジキャップを容器本体Dから引き離し、分別して廃棄することができる。
係合筒28の内周下端には、蓋係合筒部17の蓋係止突部19と嵌合して閉蓋状態を維持する係止部30が設けられている。
なお、本実施例のヒンジキャップは、使用前の不正開封を防止するために、キャップ本体Aと上蓋Bとの間にシュリンクラベルや封緘部材等が設けられていてもよい。
本実施例では、基材樹脂としては、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)などの低密度ポリエチレンが用いられ、ポリオレフィン系の接着性樹脂としては、マレイン酸変性ポリエチレン(マレイン酸変性PE)が用いられ、マレイン酸変性PEとして、三菱ケミカル株式会社のモディック(登録商標)や、三井化学株式会社のアドマー(登録商標)などが挙げられる。
まず、本実施例のヒンジキャップは、図2に示すように、開蓋した状態で、キャップ本体A、上蓋BおよびヒンジCを基材樹脂であるLLDPEに、混合樹脂として接着性樹脂であるマレイン酸変性PEをブレンドした樹脂を用いて成形する。
ヒンジキャップの成形後、上蓋Bをキャップ本体Aに閉蓋し、図1に示すように、容器本体Dの口部1に打栓する。
比較実験では、ヒンジキャップの基材樹脂として直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)を、混合樹脂としてマレイン酸変性ポリエチレン(マレイン酸変性PE)を用いてヒンジキャップを射出成形で製造した。
基材樹脂:LLDPE(プライムポリマー社製 25200J)
混合樹脂:マレイン酸変性ポリエチレン(三菱ケミカル株式会社製 モディックM506)
配合割合:重量%(wt%)
「開封性」は、プッシュプルゲージを使用して、開封強度が20N前後(一般的な開封時の強度)で薄肉弱化部9を破断し抜栓部10を隔壁5から問題なく開封することができるかの確認の結果で、開封できたものを「○」、できなかった(20Nを大幅に越える)ものを「×」とした。
「成形性」は、問題なく成形できたものを「○」、概ね問題なく成形できたものを「△」、できなかったものを「×」とした。
実験例2~6は、基材樹脂のLLDPEに、混合樹脂として接着性樹脂であるマレイン酸変性ポリエチレンをそれぞれ5重量%、10重量%、20重量%、30重量%、50重量%ブレンドしたもので、接着性樹脂をブレンドした樹脂としてヒンジキャップの柔軟性および接着性が高くなる。
上記実験例7、8は、基材樹脂のLLDPEに、混合樹脂として接着性樹脂であるマレイン酸変性ポリエチレンをそれぞれ60重量%、70重量%ブレンドしたもので、接着性樹脂の配合割合が多くなると、打栓後に高温充填することにより、ヒンジキャップの樹脂が暖められて柔らかくなりすぎて保形性が保てなくなり、簡単に密着が外されてしまうという問題が発生する。
また、ヒンジキャップの樹脂が柔らかくなりすぎると、薄肉弱化部9を破断して開封することができなくなるとともに、接着性が強くなって成形の際に金型からの離形性が悪くなって成形性が悪くなるという問題が発生する。
以上のことから、LLDPEにブレンドするマレイン酸変性ポリエチレンの配合割合は、樹脂全量に対して5~50重量%が好ましく、さらに、10~30重量%がより好ましい。
さらに、内容液を全て使用した後は、ヒンジCを介して上蓋Bを引き下げると、簡単にヒンジキャップを容器本体Dから引き離し、分別して廃棄することができる。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、異なる構成部分のみ異なる符号を付して相違点を中心に説明する。
容器本体Dは、上部に口部1を有し、口部1の外周には、係合突条2が設けられている。
移行栓部40は、薄肉弱化部39を介して隔壁35に連結された底壁41を備え、底壁41の上面には、正面側に略円筒状の引上壁42が立設され、ヒンジC側に薄肉弱化部39に沿って保持立壁43が立設されている。
引上壁42のヒンジC側には、その上部から底壁41上面に向けて補強リブ44が設けられている。
係止突部46の上面は、本実施例では平面状であるが、丸くなっていても構わない。
頂壁50の下面には、閉蓋時にキャップ本体Aaの注出筒36の内周に外周が密接する密封筒52と、密封筒52の内方の正面側寄りに係合壁53と、密封筒52の内方のヒンジC側に移行栓部40の保持立壁43の外周上部に内周下部が嵌合する保持受壁54とが垂設され、さらに、頂壁50には、係合壁53の内周面と連通する係合穴部55が開口されている。
また、係合壁53の内周側上面に係合部56が設けられ、係合穴部55の下面が形成されている。
側周壁51の正面側の下端外周には、円弧状に摘み58が設けられ、側周壁51の内周面の下端近傍には、蓋係合部47の膨出部48が嵌合して閉蓋状態を維持する環状の係止溝59が設けられている。
一体成形で製造された本実施例のヒンジキャップは、開蓋した状態で得られ、上蓋BaをヒンジCを介して回動して図3(a)に示す閉蓋状態にされる。
その際、キャップ本体Aaの移行栓部40の引上壁42の上部の係止突部46は、上蓋Baの係合壁53の中に入り込み、上部は係合穴部55に達するとともに、係止突部46の下部外周は、係合壁53内周に収まり、さらに、係合壁53の下面は、引上壁42の段部45に当接または近接する。
さらに、閉蓋時に、移行栓部40の保持立壁43の外周が上蓋Baの保持受壁54の内周と係合することにより、キャップ本体Aaの移行栓部40が上蓋Baの頂壁50の内方に装着されることとなる。
閉蓋されたヒンジキャップは、内容液が充填された容器本体Dの口部1に打栓して装着される。
キャップ本体Aaの隔壁35には、除去された移行栓部40の跡が注出口となって、容器本体D内の内容液の注出が可能となる。
「融着強度」は、開封時の強度20Nに対して、問題なく開封するために必要な開封強度に対し、融着強度は、安全率2倍を想定すると40Nとなり、40Nを超えても剥がれないものを「○」、40Nで剥がれないものを「△」、40N未満で剥がれるものを「×」とし、下段の数値は、剥がれてしまう強度(単位:N)である。
本実施例では、表1の「開封性」、「成形性」の実験結果を加味し、開封性、融着強度、成形性を考慮すると、LLDPEにブレンドするマレイン酸変性ポリエチレンの配合割合は、樹脂全量に対して5~50重量%が好ましく、さらに、10~30重量%がより好ましい。
B、Ba 上蓋
C ヒンジ
D 容器本体
1 口部
2 係合突条
5、35、100 隔壁
6、36 注出筒
7、37 装着部
9、39 薄肉弱化部
10 抜栓部
11 プルリング
12 支柱
14 上壁
15、101 内筒
16 外筒
17 蓋係合筒部
18 蓋当接筒部
19 蓋係止突部
20 係合突部
21 外周切り込み部
22 スリット溝
25、50 頂壁
26、51 側周壁
27、52 密封筒
28 係合筒
29、58 摘み
30 係止部
40 移行栓部
41 底壁
42 引上壁
43 保持立壁
44 補強リブ
45 段部
46 係止突部
47 蓋係合部
48 膨出部
53 係合壁
54 保持受壁
55 係合穴部
56 係合部
59 係止溝
102 連結壁
Claims (5)
- 容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体にヒンジを介して連設された上蓋とを備えるヒンジキャップであって、
キャップ本体は、容器本体の口部を封鎖する隔壁と、隔壁の外縁に連設され、口部に装着される装着部とを備え、
装着部は、外周が容器本体の口部内周に密着する内筒を備え、
ヒンジキャップは、基材樹脂である低密度ポリエチレンに、混合樹脂としてポリオレフィン系の接着性樹脂をブレンドした樹脂で成形することを特徴とするヒンジキャップ。 - 基材樹脂は、直鎖状低密度ポリエチレンであり、混合樹脂としてマレイン酸変性ポリエチレンを樹脂全量に対して5~50重量%ブレンドすることを特徴とする請求項1に記載のヒンジキャップ。
- 混合樹脂は、10~30重量%ブレンドすることを特徴とする請求項2に記載のヒンジキャップ。
- 隔壁は、破断可能な薄肉弱化部によって画成され、注出口を開口する抜栓部と、抜栓部の上面に支柱を介して設けられたプルリングとを備えることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のヒンジキャップ。
- 隔壁は、破断可能な薄肉弱化部によって画成され、注出口を開口する移行栓部と、移行栓部の上面に立設された引上壁とを備え、
上蓋は、移行栓部の引上壁と超音波溶着により係合する頂壁を備えることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のヒンジキャップ。
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