JP7391478B2 - 容器用キャップ、及び容器用キャップの製造方法 - Google Patents

容器用キャップ、及び容器用キャップの製造方法 Download PDF

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本発明は、内容物を収容する容器本体の口部に装着し内容物を注出させる容器用キャップ、及び容器用キャップの製造方法に関する。
食品調味料などの液体、粉体又は粒体等を収容する容器としては、内容物を収容する容器本体と、内容物を注出させる注出口を有する容器用キャップとを備えた容器が知られている。例えば、特許文献1には、注出口が設けられたキャップ本体と、キャップ本体にねじ係合により開閉自在に取り付けられる上蓋とを備え、注出口には、密封栓及び密封栓を開栓するためのプルリングが設けられたキャップが開示されている。
特許第6319500号公報
しかし、特許文献1に記載のキャップにおいては、上蓋を開けた後にプルリングを引っ張って密封栓を除去する作業が必要となり、手間がかかると共に力の弱い利用者にとって密封栓の除去作業がしづらい場合があり、改善の余地があった。
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、未使用状態における密封性を確保しつつ、簡単な操作で開栓することが可能な容器用キャップ、及び容器用キャップの製造方法を提供することである。
本開示の容器用キャップは、
内容物の収容空間を有する容器本体に装着可能な容器用キャップであって、
前記収容空間からの内容物を注出する注出口を有し、前記容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、
前記注出口を覆う開閉可能な蓋体と、
前記注出口の周縁部に弱化部を介して連なり前記注出口を閉塞する栓体と
を備え、
前記蓋体の天壁には蓋体開口が設けられ、
前記栓体が前記蓋体開口の周縁部に係合しており、
前記天壁の上面には、前記天壁と前記栓体との隙間をシールするシール部材が接着されていることを特徴とする。
また、本開示の容器用キャップは、上記構成において、前記栓体は、前記弱化部に連なり前記注出口を閉塞する閉塞部と、該閉塞部から上方に立設され前記蓋体開口に係合する立設部とを有することが好ましい。
また、本開示の容器用キャップは、上記構成において、前記立設部の上部には、径方向外側に延び前記蓋体開口にアンダーカット係合する突出部が設けられていることが好ましい。
また、本開示の容器用キャップは、上記構成において、前記突出部の側面及び下面が前記天壁に液密に当接することが好ましい。
また、本開示の容器用キャップは、上記構成において、前記立設部の上部には、ヒンジ部を介して結合された係合板が設けられ、該係合板が前記蓋体の前記天壁の上面に形成された収容凹部に収容されることが好ましい。
また、本開示の容器用キャップは、上記構成において、前記シール部材は、前記蓋体よりも融点が高いフィルム状部材又はシート状部材であることが好ましい。
本開示の容器用キャップの製造方法は、
内容物の収容空間を有する容器本体に装着可能な容器用キャップの製造方法であって、
前記容器用キャップは、
前記収容空間からの内容物を注出する注出口を有し、前記容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、
前記注出口を覆う開閉可能な蓋体と、
前記注出口の周縁部に弱化部を介して連なり前記注出口を閉塞する栓体と
を備え、
前記蓋体の天壁には蓋体開口が設けられ、
前記栓体を前記蓋体開口の周縁部に係合させるステップと、
前記天壁の上面に、前記天壁と前記栓体との隙間をシールするシール部材を接着するステップと
を含むことを特徴とする。
また、本開示の容器用キャップの製造方法は、上記構成において、前記シール部材は、前記蓋体よりも融点が高いフィルム状部材又はシート状部材であることが好ましい。
本開示によれば、未使用状態における密封性を確保しつつ、簡単な操作で開栓することが可能な容器用キャップ、及び容器用キャップの製造方法を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る容器用キャップを容器本体に取り付けた、未使用状態の容器を示す正面断面図である。 本発明の第1実施形態に係る容器用キャップに用いられる栓体の底面図である。 本発明の第1実施形態に係る容器用キャップにおいて、蓋体を開放することで栓体が容器用キャップから引きちぎられ、注出口が開放された状態を示す正面断面図である。 本発明の第1実施形態に係る容器用キャップの製造方法の実施手順を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る容器用キャップにおいて、蓋体にシール部材を熱圧着して栓体の立設部を蓋体に係合させる工程を示す正面断面図である。 本発明の第2実施形態に係る容器用キャップを容器本体に取り付けた、未使用状態の容器を示す正面断面図である。 本発明の第2実施形態に係る容器用キャップに用いられる栓体の底面図である。 本発明の第2実施形態に係る容器用キャップにおいて、蓋体を開放することで栓体が容器用キャップから引きちぎられ、注出口が開放された状態を示す正面断面図である。 本発明の第2実施形態に係る容器用キャップの製造方法の実施手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る容器用キャップにおいて、係合板を蓋体の天壁に設けられた蓋体開口に挿入している状態を示す正面断面図である。 本発明の第2実施形態に係る容器用キャップにおいて、係合板を蓋体の天壁に設けられた収容凹部に収容している状態を示す正面断面図である。 本発明の第2実施形態に係る容器用キャップにおける、蓋体の天壁部分の平面図である。 図11におけるA-A断面による断面図である。 本発明の第2実施形態に係る容器用キャップにおいて、蓋体にシール部材を熱圧着して栓体の立設部を蓋体に係合させる工程を示す正面断面図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態である容器用キャップ1が、これに適合する容器本体2に装着された状態を示す。なお、本明細書、特許請求の範囲、要約書および図面では、後述する蓋体50が位置する側を上方(図1における上側)とし、容器本体2が位置する側を下方(図1における下側)とする。また、径方向外側とは、図1における容器用キャップ1の中心軸線O1を通り中心軸線O1に垂直な直線に沿って中心軸線O1とは反対側に向かう方向であり、径方向内側とは、当該直線に沿って中心軸線O1に向かう方向を意味するものとする。本実施形態に係る容器用キャップ1は、キャップ本体10と、蓋体50とを備えている。
まず、容器本体2について説明する。本実施形態で用いられる容器本体2は、筒状の口部4と、口部4の下端に連なる図示しない胴部と、胴部の下端を閉塞する底部とを備えている。本実施形態において容器本体2は、合成樹脂素材により形成されるパリソンに対し、押出しブロー成形を行うことによって形作っている。そして、容器本体2を構成する材料には、低密度ポリエチレン(LDPE)や高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)等を用いており、特にLDPEを用いた場合には高いスクイズ性を付与することができる。しかし、この態様に限定されず、例えば二軸延伸ブロー成形を行うことによって容器本体2を形成する場合には、容器本体2を構成する材料にはポリエチレンテレフタレート(PET)等を用いてもよい。
図1に示すように、容器本体2は、その内側に内容物を収容する収容空間Sを備えている。
図1に示すように、口部4の外周面には、後述するキャップ本体10の外周壁11に設けた係合突壁11aにアンダーカット係合させるための環状凸部4aを設けている。また、口部4の内周面には後述するキャップ本体10に設けられるシール壁16が嵌合する。このように、容器本体2は、口部4が外周壁11とシール壁16との間で挟持されると共に環状凸部4aが係合突壁11aにアンダーカット係合することによりキャップ本体10を強固に固定することができる。
次に、容器用キャップ1を構成するキャップ本体10について説明する。キャップ本体10は、口部4を取り囲む外周壁11を備えていて、外周壁11の内周面には、口部4の環状凸部4aにアンダーカット係合する係合突壁11aが形成されている。また、外周壁11の上部には、頂壁13が一体に連結されている。頂壁13の上面には、内容物を注出する注出口14aを画定する注出筒14が設けられている。頂壁13の外周端には係合リング13b及び係合突起13aが設けられ、蓋体50を閉じる時に蓋体50の蓋体周壁53の内周面に設けられた蓋体突起57が係合突起13aにアンダーカット係合して蓋体50をキャップ本体10に対して固定する。係合リング13bの下端部には、口部4の上端部に当接して口部4とキャップ本体10との間を液密にシールするシール突起13cが下方に突出している。外周壁11は、図1に示すように、蓋体50とヒンジ部40を介して一体に連結されている。ヒンジ部40は、キャップ本体10に対して後述する蓋体50を開閉可能に結合している。
本実施形態では、後述する蓋体50の天壁52の下面に設けられた内筒54が注出筒14の内周面に当接することにより、蓋体50の閉塞時において注出口14aは液密にシールされている。
注出筒14の内周面には、注出口14aを閉塞する栓体15が弱化部15bを介して連なっている。図1に示す、弱化部15bが破断していない容器の未使用状態において栓体15は注出口14aを閉塞している。そして、弱化部15bの破断の有無を確認することによって、容器用キャップ1を装着した容器が未開封であるか否かを判断することができる。つまり、本実施形態において、弱化部15bは未開封保証機能を有している。この弱化部15bは、利用者が未使用状態の容器の蓋体50を開放する際に所定の力を作用させることにより破断させることができる程度の断面積を有している。
栓体15は、図1及び図2に示すように、弱化部15bに連なり、注出口14aを閉塞する平板状の閉塞部15fと、閉塞部15fから上方に向けて立設された立設部15cとを備えている。立設部15cは、略有頂筒状形状を有しており、上部において径方向外側に突出する突出部15aを備えている。この突出部15aが後述する蓋体50側の蓋体開口52aの周縁部の環状突部52cにアンダーカット係合することで栓体15は、蓋体50に強固に固定されている。
また、立設部15cにおけるヒンジ部40側の側部には、上下方向に延びる引張リブ15eが設けられている。この引張リブ15eは、図1に示す、弱化部15bが破断していない容器の未使用状態から蓋体50を持ち上げて開放する際に、栓体15が蓋体50と共に持ち上げられる際の上向きの引っ張り力をヒンジ部40側の弱化部15bに伝える役割を果たしている。また、立設部15cにおける側部(ヒンジ部40側)に引張リブ15eを設けることによって、蓋体50を開放する際に、切れ始めている弱化部15b付近に応力が集中するため、弱化部15bを破断させ易くなる。この引張リブ15eにより、図1の状態から蓋体50を持ち上げた時に、ヒンジ部40側の弱化部15bを容易に切断することができる。
蓋体50は、図1に示すように、キャップ本体10の外周壁11の上端部に対してヒンジ部40を介して連結されており、ヒンジ部40を折り曲げることによって注出筒14を覆い隠すことができる。また、蓋体50の周壁(蓋体周壁53)の内面には蓋体突起57が設けられている。蓋体50を閉めたときに蓋体突起57が係合リング13bの係合突起13aにアンダーカット係合して蓋体50はキャップ本体10に固定される。
蓋体50における立設部15cに対応する(水平方向)位置には、天壁52を貫通する蓋体開口52aが設けられている。そして蓋体開口52aの周縁部に形成された環状突部52cには、立設部15cの上部から径方向外側に突出する突出部15aがアンダーカット係合し固定されている。環状突部52cと突出部15aとの係合は、図1に示すように互いの当接面が略水平面をなす係合であり、後述する栓体係合冶具70(図5参照)を用いて両者が係合するように栓体15を形成した後は、解除不能な強固な係合となる。より具体的には、弱化部15bを破断させるのに必要な引張り力よりも大きな押圧力で立設部15cを押圧しないと、環状突部52cと突出部15aとの係合が解除できないようにされている。
本実施形態では、突出部15aの下面が天壁52の環状突部52cの上面に当接すると共に、突出部15aの側面が環状突部52cから立設する蓋体開口52aの内周面に当接する。また、立設部15cの上部の縮径部15hにおいて側面が蓋体開口52aの環状突部52cの内周面に当接している。このような構成によって、栓体15と注出筒14とを連結する弱化部15bが破断した後においても、天壁52と立設部15cとが3つの面で液密にシールされているので、内容物が注出筒14の外側に漏れ出すことを効果的に抑制することができる。
容器用キャップ1及び蓋体50の材料には、例えば、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)を用いることができる。しかし、この態様には限定されず、容器用キャップ1及び蓋体50の材料には、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)等の他のポリエチレン(PE)や、ポリプロピレン(PP)(ランダムPP、ブロックPP、ホモPP)等の合成樹脂材料を用いることができる。
蓋体50の天壁52の上面には、図1等に示すように、フィルム状のシール部材60が接着されている。本実施形態において、シール部材60は、蓋体50の天壁52の上面において、辺縁部を除く全領域に接着固定されている。そして、シール部材60は、天壁52と、栓体15における立設部15cの上壁部15g2との隙間をシールしている。このような構成によって、容器用キャップ1は、蓋体50の閉塞時において蓋体開口52aからの内容物の漏れを効果的に抑制することが出来る。なお、シール部材60は、上記構成に限定されず、フィルム状のシール部材60よりも厚みが大きいシート状部材であってもよい。
本実施形態において、シール部材60の材料には、ポリエチレンテレフタレート(PET)を用いている。このように、本実施形態では、シール部材60(PET)の融点が蓋体50(LLDPE)や栓体15の融点よりも高くなるように各合成樹脂を選択している。従って、容器用キャップ1の製造時において、後述するように上方から上側冶具71(加熱板)を押し当ててシール部材60を蓋体50及び栓体15に熱溶着する際(図5参照)に、シール部材60は溶けずに蓋体50の天壁52や栓体15の立設部15cのみ溶けるように上側冶具71の温度を調整することができる。従って、上側冶具71にシール部材60が貼り付くことなく、シール部材60を蓋体50の天壁52や栓体15の立設部15cに熱溶着することができる。
初めて容器本体2内の内容物を使用するにあたっては、図1の状態から利用者が蓋体50の摘み部51を指で摘みながらヒンジ部40周りに図1の時計回りに蓋体50を回転して開放させる。このとき、栓体15は既に蓋体50に強固に係合固定されているため、利用者が所定以上の力で蓋体50を開放することにより、栓体15と注出筒14とを繋ぐ弱化部15bが切断され、図3に示すように、栓体15が蓋体50と一体化した状態で注出筒14から離間する。これによって、注出口14aは開放され、利用者が内容物を利用可能な状態となる。従って、未使用状態において栓体15により密封性を確保しつつ、蓋体50を摘んで引き上げるという簡単な操作で開栓することが可能となる。この蓋体50を引き上げる操作は、プルリングを引っ張って開栓する操作よりも指にかかる負荷が少なく利用者が操作し易いと言える。
また、利用者は、図3のように未開封保証機能を有する弱化部15bが破断したことを視認することで容器が開封されたことを認識することができる。
次に、栓体15の突出部15aを蓋体50の環状突部52cに係合させて図1に示す未使用状態の容器用キャップ1を製造する手順について図4及び図5を用いて説明する。
まず、製造者は、図5に示すように、射出成形等によって形成された、栓体15を蓋体50に係合させる前の初期状態の容器用キャップ1を準備する(図4のステップS101)。初期状態の容器用キャップ1は、立設部15cに未だ突出部15aが形成されておらず、立設部15cの上端部は、図5に示すように、略円錐台形状を有する上壁形成材15g1となっている。図5に示すように、ヒンジ部40を折り返すことによって蓋体50が注出口14aを覆う位置まで移動させ、上壁形成材15g1の上部が蓋体開口52aを貫通して上方に突出した状態とした後、容器用キャップ1を図5に示す栓体係合冶具70にセットする(図4のステップS102)。
栓体15の閉塞部15fを栓体係合冶具70の下側冶具73で支持した状態で、図5に示す栓体係合冶具70の上側冶具71(加熱板)でシール部材60、及び立設部15cの上壁形成材15g1を上方から押圧しながら加熱する。本実施形態において、上側冶具71の下面温度は、蓋体50及び栓体15の立設部15cの上面を溶かしシール部材60を溶かさないように、例えば100℃から150℃の間に維持されている。特に、上側冶具71の下面温度は、約120℃に維持されることが最も好ましい。これによって、シール部材60を介して上側冶具71によって加熱された上壁形成材15g1は、上側冶具71からの熱によって溶けて径方向外側に押し広げられる。そして蓋体50の天壁52の上面と略同一高さになるまで変形し、図1に示す上壁部15g2となる。また、上壁形成材15g1の側部は環状突部52cの上方に突出部15aとして形成される。このとき、突出部15aの一部は、環状突部52cの周方向1箇所に設けられた突起部52c1が嵌合する凹所を備えた形状へと成形される。これによって、立設部15cの突出部15aが蓋体開口52aの周縁部の環状突部52cとアンダーカット係合し、栓体15は蓋体開口52aを下方に通り抜け不能な状態となる。
上側冶具71からの熱によって、天壁52の上面、並びに立設部15cの上壁部15g2の上面が溶けているため、シール部材60は、天壁52及び栓体15の立設部15c上に熱溶着される(図4のステップS103)。一方、シール部材60自体は溶けていないため、シール部材60が上側冶具71に貼り付いてしまうことがない。従って、シール部材60の接着不良等の製造不良を発生させることなく、栓体15と蓋体50との係合、及びシール部材60の栓体15及び蓋体50への熱溶着を行うことが出来る。
なお、本実施形態では、上述のように、上側冶具71(加熱板)でシール部材60等を加熱すると同時に栓体15に形成された突出部15aが環状突部52cにアンダーカット係合すると共に、シール部材60が天壁52及び栓体15の立設部15c上に熱溶着されるように構成したが、この態様には限定されない。栓体15と蓋体50とを係合させる工程と、シール部材60を天壁52及び栓体15の立設部15c上に熱溶着する工程を別工程としてもよい。この場合、栓体15と蓋体50とを係合させた後にシール部材60の熱溶着を行うことが好ましいが、順序が逆になってもよい。
図5に示す栓体係合冶具70によって、栓体15を熱成形して蓋体50に係合固定した後、キャップ本体10を内容物が充填された容器本体2の口部4に装着することによって、図1に示す未使用状態の容器が完成する。
以上述べたように、本実施形態は、内容物の収容空間Sを有する容器本体2に装着可能な容器用キャップ1であって、収容空間Sからの内容物を注出する注出口14aを有し、容器本体2の口部4に装着されるキャップ本体10と、注出口14aを覆う開閉可能な蓋体50と、注出口14aの周縁部に弱化部15bを介して連なり注出口14aを閉塞する栓体15とを備え、蓋体50の天壁52には蓋体開口52aが設けられ、栓体15が蓋体開口52aの周縁部に係合しており、天壁52の上面には、天壁52と栓体15との隙間をシールするシール部材60が接着されるように構成した。このような構成の採用によって、未使用状態の容器用キャップ1において、注出筒14に弱化部15bを介して連なると共に注出口14aを閉塞する栓体15が蓋体50に固定され、蓋体50を摘んでヒンジ部40周りに回すことにより栓体15を蓋体50と共に移動させて注出口14aを容易に開放状態とすることができる。従って、未使用状態において栓体15により密封性を確保しつつ、蓋体50を摘んで引き上げるという簡単な操作で開栓することが可能となる。そして利用者は、弱化部15bが破断した状態から容器用キャップ1が未使用ではないことを認識することができる。従って、簡素な構成で容器用キャップ1に未開封保証機能を持たせることが可能となる。特に、本実施形態では、天壁52の上面に、天壁52と栓体15との隙間をシールするシール部材60を接着するように構成したので、栓体15と注出筒14とを連結する弱化部15bが破断した後においても、シール部材60により蓋体50の天壁52を液密にシールし、蓋体50の閉塞時において内容物が漏れ出すことを効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、栓体15は、弱化部15bに連なり注出口14aを閉塞する閉塞部15fと、閉塞部15fから上方に立設され蓋体開口52aに係合する立設部15cとを有するように構成した。このような構成の採用によって、弱化部15bの高さ位置を立設部15cの高さ分だけ注出筒14の下部に配置することができるので、内容物を注出筒14から注出させる際の流れを安定化させることができる。
また、本実施形態では、立設部15cの上部には、径方向外側に延び蓋体開口52aにアンダーカット係合する突出部15aが設けられるように構成した。このような構成の採用によって、栓体15の立設部15cを蓋体50の天壁52に強固に係合させることができると共に、栓体15と蓋体50とのシール性を高めることができる。
また、本実施形態では、突出部15aの側面及び下面が天壁52に液密に当接するように構成した。このような構成の採用によって、栓体15と蓋体50との隙間を少なくとも2つの当接面により液密にシールすることができるので、栓体15と注出筒14とを連結する弱化部15bが破断した後においても、蓋体50の天壁52を液密にシールし、蓋体50の閉塞時において内容物が漏れ出すことを効果的に抑制することができる。また、内容物を容器本体2に高温充填する場合、シャワー水などによって内容物を冷却するが、容器本体2に本実施形態に係る容器用キャップ1を装着した場合、シャワー水などが外部からキャップ内に侵入することを抑制出来る。
また、本実施形態は、内容物の収容空間Sを有する容器本体2に装着可能な容器用キャップ1の製造方法であって、容器用キャップ1は、収容空間Sからの内容物を注出する注出口14aを有し、容器本体2の口部4に装着されるキャップ本体10と、注出口14aを覆う開閉可能な蓋体50と、注出口14aの周縁部に弱化部15bを介して連なり注出口14aを閉塞する栓体15とを備え、蓋体50の天壁52には蓋体開口52aが設けられ、栓体15を蓋体開口52aの周縁部に係合させるステップと、天壁52の上面に、天壁52と栓体15との隙間をシールするシール部材60を接着するステップとを含むように構成した。このような構成の採用によって、未使用状態の容器用キャップ1において、注出筒14に弱化部15bを介して連なると共に注出口14aを閉塞する栓体15が蓋体50に固定され、蓋体50を摘んでヒンジ部40周りに回すことにより栓体15を蓋体50と共に移動させて注出口14aを容易に開放状態とすることができる。従って、未使用状態において栓体15により密封性を確保しつつ、蓋体50を摘んで引き上げるという簡単な操作で開栓することが可能となる。そして利用者は、弱化部15bが破断した状態から容器用キャップ1が未使用ではないことを認識することができる。従って、簡素な構成で容器用キャップ1に未開封保証機能を持たせることが可能となる。特に、本実施形態では、天壁52の上面に、天壁52と栓体15との隙間をシールするシール部材60を接着するように構成したので、栓体15と注出筒14とを連結する弱化部15bが破断した後においても、シール部材60により蓋体50の天壁52を液密にシールし、蓋体50の閉塞時において内容物が漏れ出すことを効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、シール部材60は、蓋体50よりも融点が高いフィルム状部材又はシート状部材であるように構成した。このような構成の採用によって、栓体15を熱溶着により蓋体50に係合させると共にシール部材60を蓋体50の天壁52に熱溶着する場合にシール部材60自体は溶けないため、シール部材60が上側冶具71(加熱板)に貼り付いてしまうことがない。従って、シール部材60の接着不良等の製造不良を発生させることなく、栓体15と蓋体50との係合、及びシール部材60の蓋体50への熱溶着を行うことが出来る。
次に、本発明の第2実施形態である容器用キャップ101について、図6から図14を参照して具体的に説明する。なお、本実施形態に係る容器用キャップ101は、第1実施形態と比較して、栓体15の立設部15cの構成及び立設部15cが係合する蓋体50の天壁52の構成が異なる他は、第1実施形態と近似している。従って、ここでは第1実施形態との差異点を中心に詳しく説明する。また、第1実施形態と機能が共通する部分には、同一の符号を付して説明する。
図6は、本発明の第2実施形態である容器用キャップ101が、これに適合する容器本体2に装着された状態を示す。本実施形態に係る容器用キャップ101は、キャップ本体10と、蓋体50とを備えている。
容器用キャップ101を構成するキャップ本体10について図6及び図7を用いて説明する。
注出筒14の内周面には、注出口14aを閉塞する栓体15が弱化部15bを介して連なっている。図6に示す、弱化部15bが破断していない容器の未使用状態において栓体15は注出口14aを閉塞している。そして、弱化部15bの破断の有無を確認することによって、容器用キャップ101を装着した容器が未開封であるか否かを判断することができる。つまり、本実施形態において、弱化部15bは未開封保証機能を有している。この弱化部15bは、利用者が未使用状態の容器の蓋体50を開放する際に所定の力を作用させることにより破断させることができる程度の断面積を有している。
栓体15は、図6及び図7に示すように、弱化部15bに連なり、注出口14aを閉塞する平板状の閉塞部15fと、閉塞部15fから上方に向けて立設された立設部15cとを備えている。立設部15cは略有頂筒状形状を有しており、その上壁部115gから上方に突出する突出部115dとヒンジ部115bを介して連結された係合板115aを備えている。係合板115aは、図12に示すように、径方向に延びる略矩形形状を備えている。この係合板115aが後述する蓋体50の天壁52の上面に設けられた収容凹部152d内に収容されることで、栓体15は、蓋体50に係合固定されている。
蓋体50における立設部15cに対応する(水平方向)位置には、天壁52を貫通する蓋体開口52aが設けられている。そして、上述の係合板115aが、天壁52の上面に設けられ蓋体開口52aに連なる収容凹部152d内に収容されている。係合板115aの下部には、側方に突出する爪部115a1が設けられており(図13参照)、爪部115a1が収容凹部152dの側面に設けられた係合突部152d1にアンダーカット係合することによって、係合板115aは、収容凹部152d内で係合固定される。
本実施形態では、立設部15cの上壁部115gの上面が天壁52の下面に当接すると共に、立設部15cの側面が蓋体開口52aの下部に設けられた筒部152cの内周面に嵌合することによって蓋体開口52aを液密にシールしている。このような構成によって、栓体15と注出筒14とを連結する弱化部15bが破断した後においても、天壁52と立設部15cとが2つの面で液密にシールされているので、内容物が注出筒14の外側に漏れ出すことを効果的に抑制することができる。
蓋体50の天壁52の上面には、図1等に示すように、フィルム状のシール部材60が接着されている。本実施形態において、シール部材60は、蓋体50の天壁52の上面において、辺縁部を除く全領域に接着固定されている。そして、シール部材60は、天壁52と、栓体15における立設部15cにヒンジ部115bを介して連結される係合板115aとの隙間をシールしている。このような構成によって、容器用キャップ1は、蓋体50の閉塞時において蓋体開口52aからの内容物の漏れを更に効果的に抑制することが出来る。なお、本実施形態においても、シール部材60は、上記構成に限定されず、フィルム状のシール部材60よりも厚みが大きいシート状部材であってもよい。
本実施形態においても、シール部材60の材料には、ポリエチレンテレフタレート(PET)を用いている。このように、本実施形態では、シール部材60(PET)の融点が蓋体50や栓体15(LLDPE)の融点よりも高くなるように各合成樹脂を選択している。従って、容器用キャップ101の製造時において、後述するように上方から上側冶具171(加熱板)を押し当ててシール部材60を蓋体50及び栓体15に熱溶着する際(図14参照)に、シール部材60は溶けずに蓋体50の天壁52や栓体15の係合板115aのみ溶けるように上側冶具171の温度を調整することができる。従って、上側冶具171にシール部材60が貼り付くことなく、シール部材60を蓋体50の天壁52や栓体15の係合板115aに熱溶着することができる。
初めて容器本体2内の内容物を使用するにあたっては、図6の状態から利用者が蓋体50の摘み部51を指で摘みながらヒンジ部40周りに図6の時計回りに蓋体50を回転して開放させる。このとき、栓体15は既に蓋体50に強固に係合固定されているため、利用者が所定以上の力で蓋体50を開放することにより、栓体15と注出筒14とを繋ぐ弱化部15bが切断され、図8に示すように、栓体15が蓋体50と一体化した状態で注出筒14から離間する。これによって、注出口14aは開放され、利用者が内容物を利用可能な状態となる。従って、未使用状態において栓体15により密封性を確保しつつ、蓋体50を摘んで引き上げるという簡単な操作で開栓することが可能となる。
また、利用者は、図8のように未開封保証機能を有する弱化部15bが破断したことを視認することで容器が開封されたことを認識することができる。
次に、栓体15の係合板115aを蓋体50の収容凹部152dに係合固定させて図6に示す未使用状態の容器用キャップ101を製造する手順について図9から図14を用いて説明する。
まず、製造者は、射出成形等によって形成された、栓体15を蓋体50に係合させる前の初期状態の容器用キャップ101を準備する(図9のステップS201)。初期状態の容器用キャップ101は、立設部15cに連結された係合板115aが未だ蓋体開口52aに挿入されておらず、蓋体50と栓体15が未係合の状態である。図10に示すように、ヒンジ部40を折り返すことによって蓋体50が注出口14aを覆う位置まで移動させ、立設部15cに連結された係合板115aを蓋体開口52aの下部に位置決めする(図9のステップS202)。
図11に示すように、栓体15の閉塞部15fを栓体係合冶具170の下側冶具173で支持し、立設部15cに連結された係合板115aが蓋体開口52aを通過した状態で蓋体50を閉塞する(図9のステップS203)。そして、係合板115aをヒンジ部115b周りに時計回り(図11の矢印方向)に回動させて、収容凹部152d内に収容することによって、係合板115aを天壁52における蓋体開口52aの周縁部に係合させる(図9のステップS204)。上述のように、係合板115aを収容凹部152d内に収容する際には、係合板115aの下部に設けられた爪部115a1を収容凹部152dの側面に設けられた係合突部152d1にアンダーカット係合させることによって、係合板115aは、収容凹部152d内で係合固定される。
次に、図14に示す栓体係合冶具170の上側冶具171(加熱板)でシール部材60、天壁52、及び立設部15cに連結された係合板115aを上方から加熱する。本実施形態において、上側冶具171の下面温度は、蓋体50の天壁52及び栓体15の係合板115aを溶かしシール部材60を溶かさないように、例えば100℃から150℃の間に維持されている。特に、上側冶具171の下面温度は、約120℃に維持されることが最も好ましい。これによって、シール部材60を介して上側冶具171によって加熱された天壁52及び係合板115aは、上側冶具171からの熱によって上面が溶けてシール部材60と熱溶着される(図9のステップS205)。
一方、シール部材60自体は溶けていないため、シール部材60が上側冶具171に貼り付いてしまうことがない。従って、シール部材60の接着不良等の製造不良を発生させることなく、栓体15と蓋体50との係合、及びシール部材60の蓋体50への熱溶着を行うことが出来る。
このように、図14に示す栓体係合冶具170によって、栓体15を蓋体50に係合固定した後、キャップ本体10を内容物が充填された容器本体2の口部4に装着することによって、図6に示す未使用状態の容器が完成する。
以上述べたように、本実施形態では、立設部15cの上部には、ヒンジ部115bを介して結合された係合板115aが設けられ、係合板115aが蓋体50の天壁52の上面に形成された収容凹部152dに収容されるように構成した。このような構成の採用によって、蓋体50の天壁52、及び栓体15の係合板115aを熱変形させなくても係合固定することができるので、第1実施形態と比較して、蓋体50と栓体15との係合固定、及びシール部材60の接着を容易に行うことができる。
本開示を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部に含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
例えば、第1及び第2実施形態では、蓋体50がヒンジ部40によりキャップ本体10に連結され、蓋体50がキャップ本体10にアンダーカット係合するように構成したが、この態様には限定されない。蓋体50は、例えばねじ係合によってキャップ本体10に装着されるように構成してもよい。この場合、注出口14a及び栓体15の中心軸線と、係合ねじの中心軸線とが概ね一致していることが好ましい。
また、第1実施形態では、栓体15に設けた突出部15aが蓋体開口52aの周縁部に設けた環状突部52cにアンダーカット係合するように構成したが、この態様には限定されない。例えば、環状突部52cを設けずに、栓体15の突出部15aが蓋体開口52aの周縁部に直接アンダーカット係合するように構成してもよい。
また、第1実施形態では、立設部15cの上部に一体形成された突出部15aが蓋体開口52aの周縁部にアンダーカット係合するように構成したが、この態様には限定されない。突出部15aは、立設部15cに連結された別部材であってもよい。
1,101 容器用キャップ
2 容器本体
4 口部
4a 環状凸部
10 キャップ本体
11 外周壁
11a 係合突壁
13 頂壁
13a 係合突起
13b 係合リング
13c シール突起
14 注出筒
14a 注出口
15 栓体
15a 突出部
15b 弱化部
15c 立設部
15e リブ
15f 閉塞部
15g1 上壁形成材
15g2 上壁部
15h 縮径部
16 シール壁
40 ヒンジ部
50 蓋体
51 摘み部
52 天壁
52a 蓋体開口
52c 環状突部
52c1 突起部
53 蓋体周壁
54 内筒
57 蓋体突起
60 シール部材
70,170 栓体係合冶具
71,171 上側冶具
73,173 下側冶具
115a 係合板
115a1 爪部
115b ヒンジ部
115d 突出部
115g 上壁部
152c 筒部
152d 収容凹部
152d1 係合突部
O1 中心軸線
S 収容空間

Claims (8)

  1. 内容物の収容空間を有する容器本体に装着可能な容器用キャップであって、
    前記収容空間からの内容物を注出する注出口を有し、前記容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、
    前記注出口を覆う開閉可能な蓋体と、
    前記注出口の周縁部に弱化部を介して連なり前記注出口を閉塞する栓体と
    を備え、
    前記蓋体の天壁には蓋体開口が設けられ、
    前記栓体が前記蓋体開口の周縁部に係合しており、
    前記天壁の上面には、前記天壁と前記栓体との隙間をシールするシール部材が接着されていることを特徴とする容器用キャップ。
  2. 前記栓体は、前記弱化部に連なり前記注出口を閉塞する閉塞部と、該閉塞部から上方に立設され前記蓋体開口に係合する立設部とを有する、請求項1に記載の容器用キャップ。
  3. 前記立設部の上部には、径方向外側に延び前記蓋体開口にアンダーカット係合する突出部が設けられている、請求項2に記載の容器用キャップ。
  4. 前記突出部の側面及び下面が前記天壁に液密に当接する、請求項3に記載の容器用キャップ。
  5. 前記立設部の上部には、ヒンジ部を介して結合された係合板が設けられ、該係合板が前記蓋体の前記天壁の上面に形成された収容凹部に収容される、請求項2に記載の容器用キャップ。
  6. 前記シール部材は、前記蓋体よりも融点が高いフィルム状部材又はシート状部材である、請求項1から5のいずれか一項に記載の容器用キャップ。
  7. 内容物の収容空間を有する容器本体に装着可能な容器用キャップの製造方法であって、
    前記容器用キャップは、
    前記収容空間からの内容物を注出する注出口を有し、前記容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、
    前記注出口を覆う開閉可能な蓋体と、
    前記注出口の周縁部に弱化部を介して連なり前記注出口を閉塞する栓体と
    を備え、
    前記蓋体の天壁には蓋体開口が設けられ、
    前記栓体を前記蓋体開口の周縁部に係合させるステップと、
    前記天壁の上面に、前記天壁と前記栓体との隙間をシールするシール部材を接着するステップと
    を含むことを特徴とする容器用キャップの製造方法。
  8. 前記シール部材は、前記蓋体よりも融点が高いフィルム状部材又はシート状部材である、請求項7に記載の容器用キャップの製造方法。
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