JP2022110752A - 電動弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐久性を向上させることができる電動弁を提供する。【解決手段】電動弁1は、弁室12および弁口13を有する弁本体10と、弁口13と対向して配置された弁体30と、弁体30を弁口13に対して進退させるねじ軸40と、ねじ軸40を軸線L周りに回転させる駆動部50と、弁体30とねじ軸40との間に配置されたボール45と、を有する。弁体30には、ボール受け部36が設けられている。そして、ボール45が、ねじ軸40およびボール受け部36に対して摺動可能に接している。【選択図】図1

Description

本発明は、電動弁に関する。
従来の電動弁が特許文献1に開示されている。特許文献1の電動弁は、キャンの内側に配置されたローターを有する。ローターの回転は、減速機構を介してねじ軸に伝達される。ねじ軸は、ボールおよびボール受け部材を介して弁体を移動させる。ボールは、ねじ軸に固定されている。そして、ボールとボール受け部材とが回転摺動することにより、ねじ軸の回転が弁体に伝わらないようにしている。
特開2007-24206号公報
電動弁では、摺動回転によってボールおよびボール受け部材が摩耗すると、摩擦力が増加する。摩擦力が増加すると、ねじ軸を回転させるための力がより多く必要になる。これにより、閉弁動作にかかる時間が長くなったり、消費電力が増加したりするため、電動弁の性能が低下してしまう。そして、特許文献1の電動弁では、ボールがねじ軸に固定されているので、ボールおよびボール受け部材の摩耗が特定の箇所に集中し、摩耗の進みが早い。そのため、電動弁において、摩耗の進みを抑えて耐久性を向上させることが求められている。
そこで、本発明は、耐久性を向上させることができる電動弁を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る電動弁は、弁室および弁口を有する弁本体と、前記弁口と対向して配置された弁体と、前記弁体を前記弁口に対して進退させるねじ軸と、前記ねじ軸を軸周りに回転させる駆動部と、前記弁体と前記ねじ軸との間に配置されたボールと、を有する電動弁であって、前記弁体には、ボール受け部が設けられ、前記ボールが、前記ねじ軸および前記ボール受け部に対して摺動可能に接していることを特徴とする。
本発明によれば、弁体とねじ軸との間にボールが配置されている。弁体には、ボール受け部が設けられている。そして、ボールが、ねじ軸およびボール受け部に対して摺動可能に接している。このようにしたことから、ボールがねじ軸に対して摺動回転するとともに、ボールがボール受け部に対して摺動回転する。これにより、摺動箇所が分散して、摩耗が特定の箇所に集中してしまうことを抑制できる。そのため、電動弁の耐久性を高めることができる。
本発明において、前記ねじ軸および前記ボール受け部の一方には、一端に開口部を有し、前記ボールを回転可能に収容する円筒形状のボール収容部が設けられ、前記ボールの一部が、前記開口部から突出しており、前記開口部の内径が、前記ボールの径より小さいことが好ましい。このようにすることで、ボールをボール収容部に保持することができ、電動弁の組立時に、ねじ軸またはボールねじ部が設けられた弁体とともにボールを取り扱うことができる。そのため、電動弁をより容易に組み立てることができる。
本発明において、前記ボール収容部の底面が、凹状のテーパー形状を有していることが好ましい。このようにすることで、ボール収容部の底面が平面形状を有する構成に比べて、摺動箇所をより分散できる。そのため、電動弁の耐久性をより高めることができる。
本発明において、前記ねじ軸および前記ボール受け部の他方には、前記ボールが摺動可能に接するボール接触面が設けられ、前記ボール接触面が、凹状のテーパー形状を有していることが好ましい。このようにすることで、ボール接触面が平面形状を有する構成に比べて、摺動箇所をより分散できる。そのため、電動弁の耐久性をより高めることができる。
上記目的を達成するために、本発明の他の一態様に係る電動弁は、弁室および弁口を有する弁本体と、前記弁口と対向して配置された弁体と、前記弁体を前記弁口に対して進退させるねじ軸と、前記ねじ軸を軸周りに回転させる駆動部と、を有する電動弁であって、前記弁体と前記ねじ軸とを軸周りに相対的に回転可能に接続するスラスト軸受を有していることを特徴とする。
本発明によれば、弁体とねじ軸とを軸周りに相対的に回転可能に接続するスラスト軸受を有している。このようにしたことから、スラスト軸受によってねじ軸と弁体との回転摺動を回避できる。これにより、摺動箇所をなくして、部材の摩耗を抑制できる。そのため、電動弁の耐久性を高めることができる。
本発明によれば、電動弁の耐久性を高めることができる。
本発明の第1実施例に係る電動弁の縦断面図である。 図1の電動弁の拡大断面図である。 図1の電動弁が有するボールの摺動箇所を説明する図である。 本発明の第2実施例に係る電動弁の縦断面図である。 図4の電動弁の拡大断面図である。 本発明の第3実施例に係る電動弁の縦断面図である。 図6の電動弁の拡大断面図である。
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例に係る電動弁について、図1、図2を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施例に係る電動弁の縦断面図である。図2は、図1の電動弁の拡大断面図である。図3は、図1の電動弁が有するボールの摺動箇所を説明する図である。本明細書において、「上下」は、各図における上下方向を示すものである。
本実施例の電動弁1は、例えばヒートポンプ式冷暖房システムにおいて流量制御弁として使用される。なお、第2実施例の電動弁1Aおよび第3実施例の電動弁1Bも、第1実施例の電動弁1と同様に使用される。
電動弁1は、弁本体10と、弁体30と、ボール受け部36と、ねじ軸40と、ボール45と、駆動部50と、を有している。
弁本体10は、ハウジング11と、スリーブ14と、軸受部材15と、鍔状部材16と、を有している。
ハウジング11は、円筒形状を有している。ハウジング11は、周壁部11aと、底壁部11bと、を有している。ハウジング11の内側には、弁室12が設けられている。底壁部11bには、円形の弁口13が設けられている。弁口13は、弁室12に開口している。周壁部11aの内周面には、上方を向く円環形状の平面11cが設けられている。周壁部11aには、第1導管18がろう付けされている。第1導管18は、周壁部11aを軸線Lと直交する方向(横方向)に貫通するように配置されている。第1導管18は、弁室12に接続されている。底壁部11bには、第2導管19がろう付けされている。第2導管19は、弁口13に接続されている。
スリーブ14は、略円筒形状を有している。スリーブ14は、下方から上方に向かって順に連設された小径部14aと、大径部14bと、フランジ部14cと、を有している。大径部14bは、小径部14aより径が大きい。フランジ部14cは、円環平板形状を有している。フランジ部14cの内周縁は、大径部14bの上端に連設されている。大径部14bの下端には、段部14dが設けられている。段部14dは、円環平板形状を有している。スリーブ14は、フランジ部14cとハウジング11の平面11cとが接するように、ハウジング11の内側に配置されている。
軸受部材15は、略円筒形状を有している。軸受部材15は、周壁部11aの上部の内側に配置されている。軸受部材15は、周壁部11aに固定されている。軸受部材15の下端面と周壁部11aの平面11cとの間に、スリーブ14のフランジ部14cが挟まれている。軸受部材15の内周面の下部には、雌ねじ15aが設けられている。
鍔状部材16は、円環平板形状を有している。鍔状部材16の内側には、周壁部11aが挿通されている。鍔状部材16の内周縁には、周壁部11aが溶接されている。
弁体30は、胴部31と、弁部32と、ばね受け部33と、を有している。胴部31は、円柱形状を有している。弁部32は、先端が下方を向く円すい形状を有している。弁部32は、胴部31の下端に連設されている。ばね受け部33は、円環形状を有している。ばね受け部33の外径は、胴部31の径より大きい。ばね受け部33は、胴部31の上端に連設されている。胴部31の径は、スリーブ14の小径部14aの内径と同じである。胴部31は、小径部14aに軸線L方向(上下方向)に摺動可能に挿通されている。また、胴部31は、開弁用ばね35にも挿通されている。開弁用ばね35は、圧縮コイルばねである。開弁用ばね35は、ばね受け部33とスリーブ14の段部14dとの間に配置されている。開弁用ばね35は、弁体30を上方に押している。弁体30は、弁部32が弁口13と軸線L方向に対向するように配置されている。
ボール受け部36は、円板部37と、突部38と、を有している。円板部37の上面には、ボール接触面37aが設けられている。ボール接触面37aは、凹状のテーパー形状を有している。ボール接触面37aは、平面形状やボール45の表面に沿う凹状の曲面形状を有していてもよい。突部38は、円板部37より径の小さい柱形状を有している。突部38は、円板部37の下面に連設されている。突部38は、弁体30の胴部31の上端に設けられた嵌合穴31aに嵌合されている。なお、本実施例において、弁体30とボール受け部36とは別部品であるが、ボール受け部36が、弁体30に一体的に設けられていてもよい。
ねじ軸40は、円柱部41と、平板部42と、ボール収容部43と、を有している。円柱部41の外周面には、雄ねじ41aが設けられている。雄ねじ41aは、軸受部材15の雌ねじ15aに螺合される。平板部42は、円柱部41の上端面から上方に延びるように配置されている。ねじ軸40は、回転されることによって、ねじ送り作用により軸線L方向に移動する。ねじ軸40は、閉弁動作時に弁口13に近づくように下方に移動し、開弁動作時に弁口13から離れるように上方に移動する。
ボール収容部43は、円筒形状を有している。ボール収容部43は、円柱部41の下端面から下方に延びるように配置されている。ボール収容部43の内径は、ボール45の径より少し大きい。ボール収容部43の内側には、ボール45が回転可能に配置されている。電動弁1を組み立てる際に、ボール収容部43の開口部43aからボール45を挿入する。そして、開口部43aをその内径がボール45の径より小さくなるように変形させる。ボール収容部43は、ボール45を脱落しないように保持する。また、ボール収容部43は、ボール45を任意の方向に回転可能に保持する。ボール収容部43の底面43b(ボール収容部43の開口部43aと対向する面)は、凹状のテーパー形状を有している。底面43bのテーパー角度は、ボール接触面37aのテーパー角度と同一であることが好ましい。底面43bは、平面形状やボール45の表面に沿う凹状の曲面形状を有していてもよい。ボール収容部43は、ボール45が底面43bに接した状態で、ボール45の一部が開口部43aから突出するように構成されている。ボール45における開口部43aから突出した一部は、ボール受け部36のボール接触面37aに接している。
ボール45は、ねじ軸40とボール受け部36との間に配置されている。ボール45は、ねじ軸40の底面43bとボール受け部36のボール接触面37aとに摺動可能に接している。
本実施例において、ボール受け部36、ねじ軸40およびボール45は、例えば、ステンレスなどの同一の材料で構成されている。また、ボール受け部36、ねじ軸40およびボール45は、例えば、窒化処理などの同一の表面硬化処理が施されている。
駆動部50は、ねじ軸40を回転させて、当該ねじ軸40を軸線L方向に移動させる。駆動部50は、キャン51と、ステーター52と、ローター53と、ローター軸54と、連結部材55と、軸受板56と、遊星歯車機構60と、を有している。
キャン51は、上端が塞がれた円筒形状を有している。キャン51の下端は、鍔状部材16の外周縁に溶接されている。
ステーター52は、略円筒形状を有している。ステーター52は、キャン51の外側に配置されている。ステーター52は、キャン51に固定されている。ローター53は、キャン51の内側に回転可能に配置されている。ローター53は、ローター軸54に円板形状の連結部材55を介して連結されている。ステーター52とローター53とは電動モーターを構成している。軸受板56は、円板形状を有している。軸受板56の径は、キャン51の内径と略同一である。軸受板56は、キャン51の内側でローター53の上方に配置されている。軸受板56は、ローター軸54の上端を回転可能に支持している。
遊星歯車機構60は、ローター53の回転を減速する減速機構である。遊星歯車機構60は、ローター53の内側に配置されている。遊星歯車機構60は、ギヤケース61と、固定リング歯車62と、太陽歯車63と、遊星歯車64と、キャリア65と、出力歯車66と、出力軸67と、を有している。
ギヤケース61は、円筒形状を有している。ギヤケース61は、ハウジング11の上部に固定されている。固定リング歯車62は、内歯車である。固定リング歯車62は、ギヤケース61の上端に固定されている。太陽歯車63は、連結部材55と一体的に設けられている。太陽歯車63は、内側にローター軸54が挿通されている。遊星歯車64は、太陽歯車63を囲むように複数設けられている。遊星歯車64は、固定リング歯車62および太陽歯車63と噛み合っている。キャリア65は、遊星歯車64を回転可能に支持する。出力歯車66は、有底筒形状を有する内歯車である。出力歯車66は、遊星歯車64と噛み合っている。
出力軸67は、略円柱形状を有している。出力軸67の下部は、軸受部材15の内側に回転可能に配置されている。出力軸67の上部は、出力歯車66の底部に設けられた貫通孔に圧入されている。出力軸67の上部には、ローター軸54の下端が挿入される軸受穴が設けられている。出力軸67の下部には、スリット67aが設けられている。スリット67aの幅は、ねじ軸40の平板部42の厚さと略同一である。スリット67aに平板部42が挿入され、出力軸67とねじ軸40とが接続される。出力軸67は、出力歯車66とともに回転される。出力軸67の回転によってねじ軸40が回転される。
ハウジング11、弁口13、スリーブ14、軸受部材15、弁体30、ボール受け部36、ねじ軸40、ボール45、キャン51、ローター53、ローター軸54、出力軸67は、それぞれの中心軸が軸線Lと一致するように配置されている。
次に、電動弁1の動作について説明する。
電動弁1において、ローター53が一方向に回転するように、ステーター52に通電する。ローター53の回転が、遊星歯車機構60で減速され、出力軸67によってねじ軸40が回転される。ねじ軸40が回転されると、ねじ送り作用によってねじ軸40が下方に移動する。ねじ軸40は、ボール45およびボール受け部36を介して弁体30を下方に押す。弁体30が下方に移動し、弁部32が弁口13を閉じる(閉弁状態)。
電動弁1において、ローター53が他方向に回転するように、ステーター52に通電する。ローター53の回転が、遊星歯車機構60で減速され、出力軸67によってねじ軸40が回転される。ねじ軸40が回転されると、ねじ送り作用によってねじ軸40が上方に移動する。開弁用ばね35に押された弁体30が上方に移動し、弁部32が弁口13から離れて、弁口13が開く(開弁状態)。
そして、ねじ軸40が回転すると、ねじ軸40のボール収容部43の底面43bとボール45とが摺動し、ボール受け部36のボール接触面37aとボール45とが摺動する。そのため、ねじ軸40にボール45が固定された構成に比べて、摺動箇所が分散される。
また、電動弁1において、公差によってねじ軸40の中心軸と弁体30の中心軸とが角度を有する状態(交差状態)となることがある。そして、この状態では、ねじ軸40と弁体30とボール45との接触状態に応じて、ねじ軸40の底面43bとボール45とが回転軸L1周りに回転摺動し、または、ボール受け部36のボール接触面37aとボール45とが回転軸L2周りに回転摺動する。図3に示すように、回転軸L1と回転軸L2とが角度を有する場合、ボール45が回転軸L1周りに回転すると、ボール45におけるボール接触面37aとの摺動箇所S2が他の箇所に移動し、ボール45が回転軸L2周りに回転すると、ボール45における底面43bとの摺動箇所S1が他の箇所に移動する。これにより、ボール45の摺動箇所がさらに分散される。また、ボール収容部43の内側で、ボール45が横方向にわずかに動くため、ボール45の摺動箇所がさらに分散される。
以上説明したように、本実施例の電動弁1は、弁室12および弁口13を有する弁本体10と、弁口13と対向して配置された弁体30と、弁体30を弁口13に対して進退させるねじ軸40と、ねじ軸40を軸線L周りに回転させる駆動部50と、弁体30とねじ軸40との間に配置されたボール45と、を有する。弁体30には、ボール受け部36が設けられている。そして、ボール45が、ねじ軸40およびボール受け部36に対して摺動可能に接している。このようにしたことから、ボール45がねじ軸40に対して摺動回転するとともに、ボール45がボール受け部36に対して摺動回転する。これにより、摺動箇所が分散して、摩耗が特定の箇所に集中してしまうことを抑制できる。そのため、電動弁1の耐久性を高めることができる。
また、ねじ軸40には、一端に開口部43aを有し、ボール45を回転可能に収容する円筒形状のボール収容部43が設けられている。ボール45の一部が、開口部43aから突出している。そして、開口部43aの内径が、ボール45の径より小さい。このようにすることで、ボール45をボール収容部43に保持することができ、電動弁1の組立時に、ねじ軸40とともにボール45を取り扱うことができる。そのため、電動弁1をより容易に組み立てることができる。
また、ボール収容部43の底面43bが、凹状のテーパー形状を有している。このようにすることで、ボール収容部43の底面43bが平面形状を有する構成に比べて、摺動箇所をより分散できる。そのため、電動弁1の耐久性をより高めることができる。
また、ボール受け部36には、ボール45が摺動可能に接するボール接触面37aが設けられている。そして、ボール接触面37aが、凹状のテーパー形状を有している。このようにすることで、ボール接触面37aが平面形状を有する構成に比べて、摺動箇所をより分散できる。そのため、電動弁1の耐久性をより高めることができる。
(第2実施例)
以下、本発明の第2実施例に係る電動弁について、図4、図5を参照して説明する。
図4は、本発明の第2実施例に係る電動弁の縦断面図である。図5は、図4の電動弁の拡大断面図である。
本実施例の電動弁1Aは、ボール受け部36およびねじ軸40に代えて、ボール受け部36Aおよびねじ軸40Aを有すること以外は上述した第1実施例の電動弁1と同一(実質的に同一を含む)の構成を有する。以下の説明において、第1実施例の電動弁1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
電動弁1Aは、弁本体10と、弁体30と、ボール受け部36Aと、ねじ軸40Aと、ボール45と、駆動部50と、を有している。
ボール受け部36Aは、円板部37と、突部38と、ボール収容部39と、を有している。ボール収容部39は、第1実施例のボール収容部43と同様の構成を有している。ボール収容部39は、円筒形状を有している。ボール収容部39は、円板部37の上面から上方に延びるように配置されている。ボール収容部39の開口部39aの内径は、ボール45の径より小さい。ボール収容部39は、ボール45を脱落しないように保持する。また、ボール収容部39は、ボール45を任意の方向に回転可能に保持する。ボール収容部39の底面39bは、凹状のテーパー形状を有している。ボール収容部39は、ボール45が底面39bに接した状態で、ボール45の一部が開口部39aから突出するように構成されている。
ねじ軸40Aは、円柱部41と、平板部42と、を有している。円柱部41の下端面には、ボール接触面41bが設けられている。ボール接触面41bは、凹状のテーパー形状を有している。ボール接触面41bには、ボール45におけるボール収容部39の開口部39aから突出した一部が接している。
ボール45は、ねじ軸40Aとボール受け部36Aとの間に配置されている。ボール45は、ねじ軸40Aのボール接触面41bとボール受け部36Aのボール収容部39の底面39bとに摺動可能に接している。
第2実施例の電動弁1Aも、第1実施例の電動弁1と同様の作用効果を有する。
(第3実施例)
以下、本発明の第3実施例に係る電動弁について、図6、図7を参照して説明する。
図6は、本発明の第3実施例に係る電動弁の縦断面図である。図7は、図6の電動弁の拡大断面図である。
本実施例の電動弁1Bは、弁体30、ボール受け部36、ねじ軸40およびボール45に代えて、弁体30B、ねじ軸40Bおよびスラスト軸受48を有すること以外は上述した第1実施例の電動弁1と同一(実質的に同一を含む)の構成を有する。以下の説明において、第1実施例の電動弁1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
電動弁1Bは、弁本体10と、弁体30Bと、ねじ軸40Bと、スラスト軸受48と、駆動部50と、を有している。
スラスト軸受48は、下軌道盤48aと、上軌道盤48bと、複数の玉48cと、を有するスラスト玉軸受である。
弁体30Bは、胴部31と、弁部32と、ばね受け部33と、弁体側嵌合部34と、を有している。弁体側嵌合部34は、円柱部41の上端から上方に突出している。弁体側嵌合部34は、スラスト軸受48の下軌道盤48aに嵌合している。
ねじ軸40Bは、円柱部41と、平板部42と、ねじ軸側嵌合部44と、を有している。ねじ軸側嵌合部44は、円柱部41の下端から下方に突出している。ねじ軸側嵌合部44は、スラスト軸受48の上軌道盤48bに嵌合している。
本実施例の電動弁1Bは、弁体30Bとねじ軸40Bとを軸線L周りに相対的に回転可能に接続するスラスト軸受48を有している。このようにしたことから、スラスト軸受48によってねじ軸40Bと弁体30Bとの回転摺動を回避できる。これにより、摺動箇所をなくして、部材の摩耗を抑制できる。そのため、電動弁1Bの耐久性を高めることができる。
上記に本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。前述の実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、実施形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の趣旨に反しない限り、本発明の範囲に含まれる。
1、1A、1B…電動弁、10…弁本体、11…ハウジング、11a…周壁部、11b…底壁部、11c…平面、12…弁室、13…弁口、14…スリーブ、14a…小径部、14b…大径部、14c…フランジ部、14d…段部、15…軸受部材、15a…雌ねじ、16…鍔状部材、18…第1導管、19…第2導管、30、30B…弁体、31…胴部、31a…嵌合穴、32…弁部、33…ばね受け部、34…弁体側嵌合部、35…開弁用ばね、36、36A…ボール受け部、37…円板部、37a…ボール接触面、38…突部、39…ボール収容部、39a…開口部、39b…底面、40、40A、40B…ねじ軸、41…円柱部、41a…雄ねじ、41b…ボール接触面、42…平板部、43…ボール収容部、43a…開口部、43b…底面、44…ねじ軸側嵌合部、45…ボール、48…スラスト軸受、48a…下軌道盤、48b…上軌道盤、48c…玉、50…駆動部、51…キャン、52…ステーター、53…ローター、54…ローター軸、55…連結部材、56…軸受板、60…遊星歯車機構、61…ギヤケース、62…固定リング歯車、63…太陽歯車、64…遊星歯車、65…キャリア、66…出力歯車、67…出力軸、67a…スリット、L…軸線、S1、S2…摺動箇所

Claims (5)

  1. 弁室および弁口を有する弁本体と、前記弁口と対向して配置された弁体と、前記弁体を前記弁口に対して進退させるねじ軸と、前記ねじ軸を軸周りに回転させる駆動部と、前記弁体と前記ねじ軸との間に配置されたボールと、を有する電動弁であって、
    前記弁体には、ボール受け部が設けられ、
    前記ボールが、前記ねじ軸および前記ボール受け部に対して摺動可能に接していることを特徴とする電動弁。
  2. 前記ねじ軸および前記ボール受け部の一方には、一端に開口部を有し、前記ボールを回転可能に収容する円筒形状のボール収容部が設けられ、
    前記ボールの一部が、前記開口部から突出しており、
    前記開口部の内径が、前記ボールの径より小さい、請求項1に記載の電動弁。
  3. 前記ボール収容部の底面が、凹状のテーパー形状を有している、請求項2に記載の電動弁。
  4. 前記ねじ軸および前記ボール受け部の他方には、前記ボールが摺動可能に接するボール接触面が設けられ、
    前記ボール接触面が、凹状のテーパー形状を有している、請求項2または請求項3に記載の電動弁。
  5. 弁室および弁口を有する弁本体と、前記弁口と対向して配置された弁体と、前記弁体を前記弁口に対して進退させるねじ軸と、前記ねじ軸を軸周りに回転させる駆動部と、を有する電動弁であって、
    前記弁体と前記ねじ軸とを軸周りに相対的に回転可能に接続するスラスト軸受を有していることを特徴とする電動弁。

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