JP2022108889A - 作業床の拡縮機構 - Google Patents

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Sho Onishi
啓 光井
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Abstract

【課題】作業床の拡縮機構において、段差無く作業床を拡張できるようにすることで、拡張された作業床で作業員が床面を気にすることなく快適に作業を行えるようにする。【解決手段】作業床の拡縮機構において、縮小状態の作業床における主作業床に対して、一方向の拡縮方向に作業床を拡張する拡縮機構であって、縮小状態において、主作業床の拡縮方向に沿った側縁に起立した状態で保持され、作業床の拡張に伴って拡縮方向に移動し作業床の拡張部分に倒れる起倒プレートを備え、起倒プレートが倒れることで、主作業床と共に段差が無い拡張した作業床が形成される構成とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、高所作業車などにおける作業床の拡縮機構に関するものである。
高所作業車などの作業台は、不使用時には格納スペースの制約などからできる限り小さい床面積である方が好ましく、作業員が搭乗して作業を行う際には、車両を移動させることなく作業員の広い移動範囲を確保できるようにするために、床面積は広くすることが好ましい。
このような観点から、従来、高所作業車における作業員搭乗用の作業台は、作業台としての本体床に対して格納・張り出し自在とした拡張床を設けることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この従来技術は、本体床(主作業床)に対して拡張床(副作業床)を張り出した状態では、本体床の床面積に拡張床の床面積を加えた広い作業床になり、本体床に対して拡張床を収納した状態では、本体床のみの縮小した作業床になる。
特開2011-57399号公報
本体床に対して拡張床を設けるに際して、前述した従来技術は、本体床の下側に拡張床が張り出し自在に収納されている。このため、拡張床を張り出して作業床を拡張させた状態では、本体床の床面と拡張床の床面の間に段差が生じることになる。このように作業床に段差が存在すると、拡張した作業床内で作業員が移動する際に、作業員は躓かないように床面に気を配りながら作業を行うことになり、快適に作業を行うことができない問題があった。
本発明は、このような問題に対処するために提案されたものであり、作業床の拡縮機構において、段差無く作業床を拡張できるようにすることで、拡張された作業床で作業員が床面を気にすることなく快適に作業を行えるようにすること、などが本発明の課題である。
このような課題を解決するために、本発明による作業床の拡縮機構は、以下の構成を具備するものである。
作業床の拡縮機構において、縮小状態の作業床における主作業床に対して、一方向の拡縮方向に前記作業床を拡張する拡縮機構であって、前記縮小状態において、前記主作業床の前記拡縮方向に沿った側縁に起立した状態で保持され、前記作業床の拡張に伴って前記拡縮方向に移動し前記作業床の拡張部分に倒れる起倒プレートを備え、前記起倒プレートが倒れることで、前記主作業床と共に段差が無い拡張した前記作業床が形成される。
このような特徴を有する本発明における作業床の拡縮機構によると、段差無く作業床を拡張することができるので、拡張された作業床で、作業員が床面を気にすることなく快適に作業を行うことができる。また、作業床を段階的に必要な広さに拡張することができる。
作業床が拡張する様子を示す図。 実施例1における起倒プレートを立ち上げる概要を示す図。 実施例1における、副作業床と倒れた複数の起倒プレートを示す図。 実施例1における作業床の一部の上面図。 実施例1の起倒プレートを立ち上げる際の説明図。 実施例1の変形例。 実施例1の変形例。 実施例1の変形例。 実施例2の副作業床。 実施例2の起倒プレートを立ち上げる際の説明図。 実施例2の変形例。 実施例2の変形例。 本発明を高所作業車に適用した状況を示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の説明で、異なる図における同一符号は同一機能の部位を示しており、各図における重複説明は適宜省略する。
図1にて、本発明の実施形態を説明する。図1(a)は縮小状態の作業床を、図1(b)は一方向にやや拡張した状態の作業床を、図1(c)は一方向に拡張し終えた作業床を示す斜視図である。作業床の拡縮機構(以下、単に拡縮機構)100は、主作業床1、副作業床21,22、複数の起倒プレート3を備えている。作業床は、主作業床1の一方向の拡縮方向(X方向)に拡張され、縮小される。主作業床1は、2枚の副作業床21,22の上に設けられている。副作業床21,22は、拡縮方向(X方向)に移動する。起倒プレート3は拡縮方向(X方向)に並んで複数設けられ、副作業床21,22と共に拡縮方向(X方向)に移動する。起倒プレート3は、縮小状態において、主作業床1の拡縮方向(X方向)に沿った側縁11に起立した状態で保持される。そして、作業床の拡張に伴って拡縮方向(X方向)に移動し、基端部31を回動中心として作業床の拡張部分となる副作業床21,22の上に倒れる。これにより、主作業床1と副作業床21,22の間の段差を埋め、主作業床1とともに段差の無い作業床を形成する。
縮小状態では、図1(a)のように全ての起倒プレート3が立ち上がり、主作業床1の拡縮方向(X方向)に沿った側縁11に起立した状態で保持される。このとき、2つの副作業床21,22の間は閉じている。そして、主作業床1の上面である主床面1Aのみが作業床の床面となっている。縮小状態から一方の副作業床22がXの向きに移動すると、図1(b)のように副作業床21,22の間が離れる。そして、作業床の拡張の向き(Xの向き)に主作業床1の下方から副作業床22が突出して拡張部分となり、副作業床22の床面である副床面22Aと主床面1Aの間に段差が生じる。しかし、対向する2つの起倒プレート3が、基端部31を中心として主作業床1の拡張側に生じた拡張部分でY方向の内側へ倒れ、副作業床22の上に重なる。倒れた起倒プレート3のプレート床面3Aは、主床面1Aと同じ高さであり、拡張部分との間の段差は解消する。図1(b)では、主作業床1のXの向きに、2つの起倒プレート3が内向きに倒れて、縮小状態からやや拡張した作業床が段差無く形成される。
副作業床22がさらに移動すると、対向する2つの起倒プレート3が拡張幅に応じて拡縮方向(X方向)で一つずつ内向きに副作業床22の上に倒れ、多段階に拡張した段差のない作業床を形成する。そして、最終的に図1(c)のように副作業床22の上に8つの起倒プレート3が倒れて、段差のない作業床を形成する。他方の副作業床21も-Xの向きに移動して、同様に起倒プレート3が倒れ、段差のない作業床を形成することができる。以上のように、副作業床21,22の移動により段差のない作業床を多段階の広さに形成することができる。また、立ち上がっている起倒プレート3は、作業床の壁の役割を果たすことができる。
副作業床21,22は手動で移動させてもよく、動力を用いて移動させてもよい。起倒プレート3の基端部31を保持して移動させるフレーム等の構造と、倒れた状態で起倒プレート3を保持する構造があれば、副作業床21,22はなくてもよい。起倒プレート3の回動も、手動でもよく、動力を用いてもよい。また、次の実施例1,2に示すように、起倒プレート3が自動的に立ち上がる構成としてもよい。
図2~4において、本発明の実施例1を説明する。実施例1では、作業床を縮小する際、主作業床1の下に配置された立て起こし部材4が、倒れた起倒プレート3のスライドにより内側から外向きに起倒プレート3を押圧する。これにより、起倒プレート3を押し上げて起倒プレート3を立て起こす。図2は、起倒プレート3の立て起こしの概要を示す。主作業床1の下にある立て起こし部材4が、4-1、4-2、4-3のようにXの向きにスライドすると、立て起こし部材4のテーパー面4Bが4B-1、4B-2、4B-3のように移動して起倒プレート3における基端部31の近傍を押す。これにより、倒れている起倒プレート3が押し上げられ、基端部31の近傍を中心として3-1、3-2、3-3、3-4のように立ち上がる。
図3は、複数の起倒プレート3が副作業床22の上に倒れているところを示す。副作業床22の上には複数の軸支筒221が固定されている。軸支筒221は内部に軸222が通ることにより、軸222を支える。そして、軸222は、起倒プレート3の下面から突出する軸受32の中を通過する。これにより、起倒プレート3は軸222の周りに回動可能となっている。
図4(a)は、作業床の一部の上面図である。起倒プレート3は主作業床1の拡張方向に倒れている。起倒プレート3は軸222により軸支されており、軸222は軸支筒221により副作業床22に固定されている。主作業床1の下からは、立て起こし部材4の立て起こし板41がXの向きに突出している。図4(b)は、図4(a)の主作業床1を透過して下部を見えるようにした図であり、主作業床1は点線で示す。主作業床1の下部には、立て起こし部材4が取り付けられている。立て起こし部材4は、Xの向きに三角形状の立て起こし板41を備え、立て起こし板41は、テーパー面41Bを有する。
図5により、起倒プレート3の立て起こしについて説明する。図5(a)は起倒プレート3が倒れている拡張状態であり、図5(d)は起立している縮小状態である。図5(b)、図5(c)は倒れている状態と起立している状態の中間状態を示す。また、図5(a)~(d)において、左側はX-Y平面での表示を、右側はY-Z平面での表示を示す。X-Y平面の表示では、主作業床1と副作業床22を点線で示す。Y-Z平面で示すように、実施例1では、起倒床板33と軸受32の間に受力板34が設けられている。受力板34は、起倒プレート3の基端部31よりやや内側に接合している。また、起倒プレート3の先端は折れ曲がっており、脚板35となっている。起倒プレート3が倒れた状態では、図5(a)のY-Z平面に示すように、脚板35が副作業床22の上に乗り、軸受32との2箇所で副作業床22の上で起倒プレート3が支えられる。
図5(a)では、立て起こし板41のテーパー面41Bが起倒プレート3の受力板34に当接する。図5において、一点鎖線は受力板34とテーパー面41BのY方向での当接位置αを示す。図5(a)のX-Y平面において、起倒プレート3は倒れた状態であるが、副作業床22とともに縮小の向き(-Xの向き)にスライドすると、図5(b)のように起倒プレート3が持ち上がる。これは、図5(b)のY-Z平面に示すようにテーパー面41Bが受力板34をYの向きに押すことによるものである。このとき、X-Y平面に示すように当接位置αはYの向きに移動する。さらに副作業床22が縮小の向きにスライドすると、受力板34がさらに押され、当接位置αがYの向きに移動して図5(c)のように起倒プレート3が持ち上がる。そして、図5(d)のように起倒プレート3が起き上がる。図5(d)の状態では、起倒プレート3が立て起こし部材4及び主作業床1の側縁11及び立て起こし部材4の側端を摺動する。この時、起倒プレート3の基端部31の近傍が副作業床22の側面に当接し、起倒プレート3の先端が外側に倒れないように保持する。
図2~4では、1枚の起倒プレート3の立て起こしについて記載したが、実施例1の起倒プレート3は図1に示すように2枚がY方向に対向して配置されている。そして、作業床の反対側に設けた起倒プレート3も同様の構成となっており、起倒プレート3は2枚が同時に立て起こされる。また、図1に示すように、起倒プレート3は拡縮方向に複数隣接して設置されており、順次連続して立て起こすことができる。隣接する起倒プレート3の間には、図3に示すように軸支筒221による隙間が設けられている。この隙間と図4(a)に示した主作業床1の切欠き1Bにより、起倒プレート3が起き上がる初期に、起倒プレート3と主作業床1が当接せずに、起倒プレート3の移動を行うことができる。
実施例1においては、起倒プレート3は、軸受32の近傍に設けたねじりコイルバネ(図示せず)により倒れる方向に付勢されている。したがって、起倒プレート3が拡張方向に移動して立て起こし板41による受力板34への支えを失うと、起倒プレート3は倒れる方向に回動する。また、起倒プレート3が縮小方向に移動すると上記のように受力板34が押されて立ち上がる。副作業床21,22を拡張又は縮小の向きに移動することにより、図1(b)のように一部の起倒プレート3を倒した状態として、中間段階の広さの作業床とすることができる。
<変形例>
実施例1では、起倒プレート3が倒れた時に、脚板35を副作業床21,22が支える。しかし、副作業床21,22がなくても、起倒プレート3が倒れた時に支える機構があればよい。図6に、実施例1の変形例を示す。図6は、起倒プレート3が倒れた状態でのY-Z平面の図であり、起倒プレート3の脚板35はU字梁5の上に乗っている。起倒プレート3は、軸受32が副作業床22の上で、脚板35がU字梁5の上で支えられる。U字梁5には、対向するもう一つの起倒プレート3の脚板35も支えるようになっている。また、副作業床21,22やU字梁5が無くても、起倒プレート3が倒れた時に軸受32の近傍に回動を止めるストッパを設けることにより、起倒プレート3を支えてもよい。
実施例1では、主作業床1の下に立て起こし部材4が取り付けられている。しかし、主作業床1と立て起こし部材4を一体に形成してもよい。また、主作業床1に対して立て起こし部材4が独立して拡縮方向に動くようにしてもよい。
実施例1の立て起こし部材4はZ方向から見て三角形状の立て起こし板41を備えている。しかし、他の形状としてもよい。図7の変形例では、湾曲した面形状のテーパー面42Bを備えた立て起こし板42を備えている。倒れた起倒プレート3を立て起こす初期には起倒プレート3の縮小方向への移動に力を要するが、図7のように先端が細い立て起こし板42を用いることにより、初期に要する力を軽減することができる。
また、立て起こし板41のY-Z方向での形状を変えて、初期に要する力を軽減することもできる。図8の変形例では、立て起こし板43は-Yの向きへ進むにつれて-Z側の面43CがZの向きに位置し、薄くなるように形成されている。これにより、立て起こしの初期に立て起こし板43と当接する受力板34の当接点βが、実施例1よりもZの向きに移って軸受32から離れ、起倒プレート3を持ち上げるためのトルクが得やすくなる。
実施例1では、軸受32の近傍に設けたねじりコイルバネ(図示せず)により、起倒プレート3を倒す力を加えており、副作業床22が拡がった際には立て起こし板41の支えが無くなって起倒プレート3が倒れる。しかし、移動により起倒プレート3にあたる突起を設ける等、他の機構により起倒プレート3を倒してもよい。また、起倒プレート3を倒す構成を有さずに、人手により倒すようにしてもよい。
図9,10にて、本発明の実施例2を説明する。実施例2では、作業床を縮小する際、立て起こし部材7がスライドして外側から内向きに起倒プレート6を押圧することにより、起倒プレート6を立て起こす。起倒プレート6は図1の起倒プレート3であるが、実施例1と区別するため起倒プレート6とする。図9は、実施例2における立て起こし部材7等の図である。Y-Z平面の図では、主作業床1は省略して記載している。Y-Z平面で示すように、実施例2の副作業床22には、コの字型の軸支部材223が設けられている。軸支部材223は、副作業床22の本体板224の側部からコの字形状により一度非拡縮方向へ迂回して戻り、立て起こし部材7の上部に至る形状である。軸支部材223の先端部は軸222を支える孔を備えている。実施例2では、軸支部材223により、副作業床21,22から離れた位置に軸222が設けられる。また、軸支部材223のコの字の凹部は、立て起こし部材7の端部が通過可能である。立て起こし板71は、Z方向に設けられ、Y方向とX方向から傾斜したテーパー面71Bを備える。立て起こし板71の上面(Z方向の面)は、図9のX-Z平面に示すように、傾斜したテーパー面71Cとなっており、立て起こし部材7の上面に接続している。
図10により、起倒プレート6の立て起こしについて説明する。図10(a)は起倒プレート6が倒れている拡張状態であり、図10(d)は起立している縮小状態である。図10(b)、図10(c)は倒れている状態と起立している状態の中間状態を示す。左側はX-Y平面の表示を、右側はY-Z平面の表示を示す。X-Y平面の表示では、主作業床1と副作業床22を点線で示す。また、一点鎖線は受力板64とテーパー面71BのY方向での当接位置αを示す。立て起こし板71は、当接点βで受力板64に当接する。Y-Z平面に示すように、実施例2では、起倒床板63の基端部61で折れ曲がり、受力板64となっている。したがって、実施例1と異なり、起倒床板63と受力板64の間に軸受62が設けられている。起倒プレート6が倒れた状態では、図10(a)に示すように先端部の脚板65が副作業床22の上に乗り、軸受62との2箇所で副作業床22の上で起倒プレート6が支えられる。
図10(a)では、立て起こし板71の端部が、起倒プレート6の受力板64に対して非拡縮方向(Y方向)の外側に位置する。そして、テーパー面71Bが、非拡縮方向(Y方向)の外側から-Yの向きで受力板64に当接する。起倒プレート6が倒れた状態で副作業床22とともに縮小の向き(-Xの向き)に移動すると、テーパー面71Bにより受力板64が-Yの向きに押され、図10(b)のように起倒プレート6が持ち上がる。このとき、X-Y平面に示すように当接位置αと当接点βは-Yの向きに移動する。さらに副作業床22が移動すると、テーパー面71Bにより受力板64がさらに押されて当接位置αと当接点βが移動し、図10(c)のように起き上がる。さらに、立て起こし板71のテーパー面71Cにより受力板64の先端が押されて起倒プレート6が立ち上がる。そして、図10(d)のように立て起こし部材7の上面を受力板64が摺動する。
実施例2では、実施例1と同様に軸受62の近傍に設けたねじりコイルバネ(図示せず)により、起倒プレート6を倒す力を加えており、副作業床22が拡張方向に移動した際には立て起こし板71の支えが無くなって起倒プレート6が倒れる。また、起倒プレート6が縮小方向に移動すると上記のように受力板64が押されて立ち上がる。副作業床21,22を拡張又は縮小の向きに移動することにより、図1(b)のように一部の起倒プレート6を倒した状態として、中間段階の広さの作業床とすることができる。
<変形例>
実施例2では、起倒プレート6が倒れた時に、脚板65を副作業床21,22が支える。しかし、副作業床21,22がなくても、起倒プレート6が倒れた時に支える機構があればよい。実施例1の図6と同様に、脚板65がU字梁5の上に乗り、軸受62との2箇所で起倒プレート6を支えるようにしてもよい。また、副作業床22やU字梁5が無くても、起倒プレート6が倒れた時に軸受62の近傍に回動を止めるストッパを設けることにより、起倒プレート6を支えてもよい。
実施例2では、主作業床1の下に立て起こし部材7が取り付けられている。しかし、主作業床1と立て起こし部材7を一体に形成してもよい。また、主作業床1に対して立て起こし部材7が独立して拡縮方向に動くようにしてもよい。
実施例2の立て起こし部材7はZ方向から見て三角形状の立て起こし板71を備えている。しかし、他の形状としてもよい。図11の変形例では、湾曲したテーパー面72Bを備えた立て起こし板72を備えている。立て起こし板72のZの向きは、実施例2と同様に先端が薄くなるテーパー面72Cとなっている。起倒プレート6を持ち上げる初期には起倒プレート6を縮小方向へ移動させるために力を要するが、図11のように先端が細い立て起こし板72を用いることにより、初期に要する力を軽減することができる。
また、立て起こし板71の厚さ方向での形状を変えて、起倒プレート6を持ち上げる初期に要する力を軽減することもできる。図12(a)の変形例では、立て起こし板73は先端部をX,Y,Zの向きから削られたテーパー面73Cを有する形状となっている。-Yの向きへ進むにつれて-Z側のテーパー面73CがZ方向に位置するように形成されている。立て起こし板73のXの向きは実施例2と同様の直線のテーパー面73Bとなっている。これにより、立て起こしの初期に立て起こし板73と当接する受力板64の位置が軸受62から離れ、起倒プレート6を回動させるトルクが得やすくなる。図12(b)の変形例ではテーパー面74Bは図12(a)と同様の平面であるが、テーパー面74Cは凹曲面となっており、さらに立て起こし初期の起倒プレート6を回動させるトルクが得やすい。
実施例2では、軸受62の近傍に設けたねじりコイルバネ(図示せず)により、起倒プレート6を倒す力を加えており、副作業床22が拡がった際には立て起こし部材7の支えが無くなって起倒プレート6が倒れる。しかし、移動により起倒プレート6にあたる突起を設ける等、他の機構により起倒プレート6を倒してもよい。また、起倒プレート6を倒す構成を有さずに、人手により倒すようにしてもよい。
実施形態で示した拡縮機構を有した作業床は、高所作業車に用いることができる。図13に示す高所作業車9の実施形態では、ブーム91の上部に設けたバスケット92に実施例1の作業床921を適用している。バスケット92には、拡縮可能な作業床921とともに、拡縮可能な拡縮柵922(図示せず)を設けることが望ましい。高所作業車だけでなく、本願の拡縮機構は、高所作業台、コンサートに用いる高所ステージ足場、高層ビルの外部に吊すゴンドラ等にも用いることができる。
本発明の各実施例は、以上のように構成されるので、次に記載する効果を奏する。
実施形態の作業床の拡縮機構によると、縮小状態では主作業床1の主床面1Aを作業床の床面として使用する。そして、作業床を広くしたい場合には、主作業床1の非拡縮方向にある起倒プレート3を拡張方向にスライドして、主作業床1の拡張方向に倒し作業床を広げる。これにより、作業床の床面を平坦に広げることができる。このため、拡張された作業床で、作業員が床面を気にすることなく快適に作業を行うことができる。
また、起倒プレート3,6は、縮小状態における主作業床1の側壁を兼ねることができる。作業床の周囲に柵を設けた場合であっても、側壁とすることにより隙間が小さくなり、作業員の安心感や安全性を高めることができる。また、縮小状態は高所作業用とし、拡張状態は低所作業用とすることにより、高所作業では非拡縮方向に側壁があり、低所作業では非拡縮方向の一部または全部の側壁がなく、作業床に乗り降りし易い使用法とすることもできる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用して組み合わせることが可能である。
100 拡縮機構
1 主作業床
11 側縁
1A 主床面
1B 切欠き
21 副作業床
22 副作業床
22A 副床面
221 軸支筒
222 軸
223 軸支部材
224 本体板
3 起倒プレート
31 基端部
32 軸受
33 起倒床板
34 受力板
35 脚板
3A プレート床面
4 立て起こし部材
41 立て起こし板
41B テーパー面
42B テーパー面
42 立て起こし板
43 立て起こし板
5 U字梁
6 起倒プレート
61 基端部
62 軸受
63 起倒床板
64 受力板
65 脚板
7 立て起こし部材
71 立て起こし板
71B テーパー面
71C テーパー面
72 立て起こし板
72B テーパー面
72C テーパー面
73 立て起こし板
73B テーパー面
73C テーパー面
74C テーパー面
9 高所作業車
91 ブーム
92 バスケット
921 作業床
922 拡縮柵
α 当接位置
β 当接点

Claims (7)

  1. 縮小状態の作業床における主作業床に対して、一方向の拡縮方向に前記作業床を拡張する拡縮機構であって、
    前記縮小状態において、前記主作業床の前記拡縮方向に沿った側縁に起立した状態で保持され、前記作業床の拡張に伴って前記拡縮方向に移動し前記作業床の拡張部分に倒れる起倒プレートを備え、
    前記起倒プレートが倒れることで、前記主作業床と共に段差が無い拡張した前記作業床が形成されることを特徴とする作業床の拡縮機構。
  2. 前記起倒プレートは、前記拡縮方向に並んで複数設けられ、前記作業床の拡張幅に応じて前記拡縮方向で一つずつ前記拡張部分に倒れることを特徴とする請求項1に記載された作業床の拡縮機構。
  3. 前記起倒プレートとともに前記拡縮方向に移動する副作業床を備え、
    前記起倒プレートは、前記副作業床の上で支えられることを特徴とする請求項1または2に記載された作業床の拡縮機構。
  4. 前記主作業床の下に配置され、前記作業床を縮小する際に、倒れた前記起倒プレートのスライドにより前記起倒プレートを押し上げて立て起こす立て起こし部材を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載された作業床の拡縮機構。
  5. 前記作業床の縮小の際に、前記立て起こし部材のテーパー面が、前記起倒プレートを非拡縮方向の外向きに押圧することにより、前記起倒プレートを起立させることを特徴とする請求項4に記載された作業床の拡縮機構。
  6. 前記作業床の縮小の際に、前記立て起こし部材のテーパー面が、前記起倒プレートを非拡縮方向の内向きに押圧することにより、前記起倒プレートを起立させることを特徴とする請求項4に記載された作業床の拡縮機構。
  7. 前記起倒プレートは、前記縮小状態における前記主作業床の側壁を兼ねる請求項1乃至6のいずれか一項に記載された作業床の拡縮機構。
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