JP7037911B2 - 取付架台、クライミングクレーンおよびクレーン本体の上昇方法 - Google Patents
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Description
図1に示すように、クライミングクレーン100は、インナーマスト構造体(インナーマスト)1、インナーマスト取付部2、第1取付架台3a、第2取付架台3b、ベースフレーム固定具4、クレーン本体5、アウターマスト構造体(アウターマスト)6、横梁7、基礎8、および、第1取付架台固定具9を備える。クライミングクレーン100は、建築物の高さの増加に伴って後述のクレーン本体5を上昇させていくクライミングを行うクレーンである。なお、本明細書にてクライミングとは、後述する高自立架台を設置して、クレーン本体5を備えるインナーマスト構造体1を上昇させることを言う。
上述した構造のクライミングクレーン100を用いる建築物の工法について、図1の(a)から図1の(e)を基に説明する。
図1の(a)に示すように、クレーン本体5が取付けられたインナーマスト構造体1は、インナーマスト取付部2を介して第1取付架台3aに固定され、さらに第1取付架台3aを介して基礎8に固定される。そして、図1の(b)に示すように、インナーマスト構造体1の周囲にアウターマスト構造体6を設置する。
まず、アウターマスト構造体6の上面に第2取付架台3bを設置し、第2取付架台3bの上面に横梁7を設置する。
図1の(d)および(e)に示すように、インナーマスト構造体1を第2取付架台3b上方に固定後、クレーン本体5の固定を解除し、クレーン本体5を上昇させる。この時、図1の(e)に示すように、第2取付架台3bをアウターマスト構造体6の上面に設置できる構造にするだけではなく、第2取付架台3bにアウターマスト構造体6を固定する機能(換言すればアウターマスト構造体6とアウターマスト構造体6とをジョイントする機能)を備えることが好ましい。なぜなら、第2取付架台3bがアウターマスト構造体6を固定する機能を備えることにより、フロアクライミングを複数回行うことができるからである。さらに、クライミングクレーン100の高さを容易に調節することもできるためである。
次に、図4の(a)~(c)を参照して、本発明のクライミングクレーン100に適用可能なインナーマスト取付部2の他の例について説明する。
図4の(a)に示すインナーマスト取付部2は、折り畳み式の脚部2bが取付基部2aの四隅に取付けられ、折り畳みおよび折り畳んだ脚部2bを元の形態となるように開くことが可能な構造となっている。脚部2bを第2取付架台3bへ接触しない角度へ折り曲げることにより、インナーマスト取付部2を第2取付架台3bへ接触させずにインナーマスト構造体1を昇降させることができる。また、脚部2bがインナーマスト取付部2から分割されないため、インナーマスト取付部2の第2取付架台3bへの固定が容易となる。
図4の(b)に示すインナーマスト取付部2は、取付基部2aの内部または取付基部2aの周辺に脚部2bを収納する構造である。インナーマスト構造体1を昇降させる際に脚部2bを収納することにより、インナーマスト取付部2を第2取付架台3bへ接触させずにインナーマスト構造体1を昇降させることができる。
図4の(c)に示すインナーマスト取付部2は、取付基部2aの周囲に配置された脚部2bを備えている。また、インナーマスト取付部2は、インナーマスト取付部2の脚部2bが、第2取付架台3bに接触した状態から、インナーマスト取付部2の脚部2bが第2取付架台3bに接触しない状態に回転させる(同図に示す破線の状態から実線の状態に回転させる)構造である。インナーマスト取付部2の向きを脚部2bが第2取付架台3bに接触しない状態に回転させることにより、インナーマスト取付部2の脚部2bが第2取付架台3bに接触しないので、インナーマスト構造体1を上昇させることができる。インナーマスト取付部2の第2取付架台3bに対する向きを回転させる構造とすることにより分割面2cのような構造上弱い点がなくなり、インナーマスト取付部2の強度を上げることができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1a,1b インナーマスト
2 インナーマスト取付部
2a 取付基部
2b 脚部
2c 分割面
3a 第1取付架台
3b 第2取付架台
4 ベースフレーム固定具
5 クレーン本体
6 アウターマスト構造体(アウターマスト)
6a,6b アウターマスト(アウターマスト単位)
7 横梁
8 基礎
9 第1取付架台固定具
10 押え金
100 クライミングクレーン
Claims (6)
- クライミングクレーンのクレーン本体を上昇させるための取付架台であって、
上記クレーン本体を鉛直下方から支持するインナーマストの下部に取付けられる取付基部を備えたインナーマスト取付部と、
上記インナーマストの周囲に設置されるアウターマストの下部に取付けられる第1取付架台と、
上記アウターマストの上部に取付けられる第2取付架台と、を備え、
上記インナーマスト取付部は、上記取付基部の周囲に配置された脚部を備え、
上記取付基部と上記脚部とを分割することが可能となっており、
上記取付基部は、上記脚部から分割されることで、上記第1取付架台が配置されている第1位置から上記第2取付架台が配置されている第2位置に移動することが可能となっており、
上記脚部は、上記取付基部から分割されることで上記第2取付架台の上面に配置されることを特徴とする取付架台。 - 上記アウターマストが、複数のアウターマスト単位から構成されており、
上記第2取付架台は、2つの上記アウターマスト単位を、当該第2取付架台を介して上下に結合することが可能となっていることを特徴とする請求項1に記載の取付架台。 - 上記取付基部が上記第1位置から上記第2位置に移動するまでの間に、上記取付基部から分割された上記脚部が上記上面に仮固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の取付架台。
- 上記取付基部が上記第1位置から上記第2位置に移動した状態において、上記取付基部から分割された上記脚部が上記第1位置に残っており、
上記上面に仮固定された脚部と、上記第1位置に残った脚部と、が異なることを特徴とする請求項3に記載の取付架台。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の取付架台を備えていることを特徴とするクライミングクレーン。
- クライミングクレーンのクレーン本体を上昇させるための取付架台を用いた上記クレーン本体の上昇方法であって、
上記取付架台は、
上記クレーン本体を鉛直下方から支持するインナーマストの下部に取付けられる取付基部を備えたインナーマスト取付部と、
上記インナーマストの周囲に設置されるアウターマストの下部に取付けられる第1取付架台と、
上記アウターマストの上部に取付けられる第2取付架台と、を備え、
上記インナーマスト取付部は、上記取付基部の周囲に配置された脚部を備え、
上記取付基部と上記脚部とを分割することが可能となっており、
上記取付基部を、上記脚部から分割することで、上記第1取付架台が配置されている第1位置から上記第2取付架台が配置されている第2位置に移動させ、
上記脚部を、上記取付基部から分割することで上記取付架台の上面に配置することを特徴とするクレーン本体の上昇方法。
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