JP5294104B2 - タワークレーンの支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、タワークレーンの支持構造に関する。
従来、タワークレーンは、基礎階に十字状にビームを配置させたクロスベース(ベース架台)を設置し、そのベース架台にマストを剛接続し、そのマストの上部にマスト外部を覆うようにしてクライミング用の昇降装置を上下方向に移動自在に挿通支持させ、この昇降装置の上部に接続された旋回台を介してジブや揚重機構などを備えたクレーン本体が取り付けられているのが一般的である。
ここで、建物内部にマストを設置するフロアクライミングは、建物の構築高に合わせてマスト下端の支持部を上層へ盛り替えつつクライミングさせていくものである。具体的には、ベース架台を下方から引き上げて通過させることが可能な大きさを有する開口部が建物内部に設けられており、構築中の最上階に昇降装置を固定するとともにベース架台を基礎階に対して解放し、昇降装置の油圧シリンダを作動させてベース架台と一緒にマストを引き上げ、ベース架台を途中階の柱梁に固定し、昇降装置を使用してクレーン本体をマストの最上部までクライミングさせる手順を繰り返しながら建物を構築する構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
また、マストの上部と下部の2段に設けられ、それぞれが柱に水平反力を受ける支持機構を有し、マストに作用するモーメントをそれら支持部による水平力で処理してベース架台で受けるモーメントを小さくするようにした構造のタワークレーンが、例えば特許文献2に開示されている。
特許文献2には、マストの上部に上部架台を設け、マストの下端に本体支持架台を設けた構造であって、上部架台と本体支持架台とのそれぞれに備えた反力受け構造を拡縮機構により各階の柱に押し付けてクレーン本体に作用するモーメントを柱で受ける支持構造について記載されている。
特開2000−327265号公報 特開2006−103831号公報
しかしながら、従来のタワークレーンでは以下のような問題があった。
すなわち、フロアクライミングの場合には、タワークレーンの垂直荷重を床コンクリートや梁によって支持する構造であるので、例えば床コンクリートを支持する鉄骨梁の直下に、仮設の補強間柱を複数設置する等の補強を行って梁の強度を高める必要がある。そのため、特許文献1、2のようにマストの下部で垂直荷重を受ける構造では、そのマスト下部に設置されている補強間柱を撤去するまでは仕上げ作業などの次の工程にかかることができないという不具合が生じ、工期に影響を及ぼすという問題があった。
また、特許文献2では、マスト下部を支持する本体支持架台の反力受け構造の平面視形状が、上部架台の形状より大きく、床コンクリートの開口部はマスト下部の反力受け構造を通過可能とした大きさが必要となり、クライミングによりマスト下部を上階へ移設した後の後施工となる開口部の床コンクリートや抜けている鉄骨小梁の施工が増大するという問題があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、建物の構築の作業工程に対する影響を低減することができるタワークレーンの支持構造を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、クライミングに伴う後施工の簡略化が図れるタワークレーンの支持構造を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係るタワークレーンの支持構造では、マストと、マストの上部を挿通支持させた状態でそのマストに沿って上下動自在とされるクレーン本体とを設け、建物内の各階の床コンクリートに形成した開口部にマストを配置させたタワークレーンの支持構造であって、マストの下部を第1支持階のスラブの床コンクリートに反力を取って水平支持する下部支持部と、マストの上下方向略中間部を第2支持階のスラブの床コンクリートに反力を取って水平支持するととともに、マストの上下移動を規制する係止部材を設け、係止部材を介してマストにかかる垂直荷重を第2支持階の梁にもたせる上部支持部とを備え、下部支持部及び上部支持部のうち上部支持部のみが垂直荷重を支持することを特徴としている。
本発明では、マストにかかるモーメント(水平荷重)を下部支持部と上部支持部の上下2段で受けもつとともに、タワークレーンの自重および吊荷作業時の反力による垂直荷重を上部支持部で受けもち、建物に対して効率よく伝達して支持することができる。つまり、ベース架台にマストを立設させてマストにかかる全荷重をそのベース架台にもたせる構造と比べて、モーメントによる垂直荷重を各支持部の水平支持で吸収して作用させないため、上部支持部で受ける垂直荷重を小さくすることができる。
そして、マストの垂直荷重を支持する上部支持部を受ける第2支持階の梁には、それを下方から支持する補強間柱を設置する必要があるが、その設置位置はマストの上下方向略中間部であり、従来のようにマスト下部に設置する必要がなく、マスト下部を上階に移設するまで補強間柱を撤去することができず、工程に影響を及ぼすといった不具合をなくすことができる。
また、上部支持部が係止部材によって上下移動しないように固定させるとともに上部支持部で受ける垂直荷重が小さいのでタワークレーン設置部の直近の躯体の梁(例えば、小梁)に垂直荷重をもたせることが可能な簡単な構造であり、従来のベース架台付きの自立型タワークレーンに比べて小型化することができるので、その大きさに合わせて開口部の縮小化を図ることができる。
また、本発明に係るタワークレーンの支持構造では、下部支持部および上部支持部は、それぞれ水平支持ジャッキを介して床コンクリートに反力を取って固定させるとともに、マストを挿通させて水平方向の移動を規制するようにマストの周囲を取り囲む支持枠体を有していることが好ましい。
本発明では、マストの周囲を取り囲んだ状態の下部支持部および上部支持部の支持枠体を、それぞれが配置される開口部の床コンクリートに水平反力を取って固定することで、マストのモーメント(水平荷重)を各支持部にもたせることができる。
また、本発明に係るタワークレーンの支持構造では、上部支持部の係止部材は、マストの外周部に形成された係合孔に係合可能な突出部材であることが好ましい。
本発明では、第2支持階の梁上に配置させた上部支持部において、マストの係合孔に上部支持部に設けられている突出部材を係合させ、上部支持部に対してマストを上下移動を規制した状態で固定することで、上部支持部でマストにかかるタワークレーン全体の垂直荷重を支持することができる。
また、本発明に係るタワークレーンの支持構造では、上部支持部は、係止部材が設けられていてマストの周囲に係止されるとともに、外周面に球面を形成した内輪部と、内輪部の球面に対して回転自在に保持する球面座を有する外輪部とからなる球面滑り軸受を備え、床コンクリートに反力を取って、球面滑り軸受を介してマストを水平支持するように構成されていることが好ましい。
本発明では、下部支持部とマストとの間に隙間が生じていたり、上部支持部と下部支持部における平面上の位置がずれていたりすることでマストが傾いている場合に、球面滑り軸受によって支持枠体に対してマストのみを傾斜させることが可能であり、マストの角度が変わっても、支持枠体によってマストを支持できるとともに、支持枠体の姿勢を水平も維持することができることから、上部支持部で支持する垂直荷重を常に均等に分散させて第2支持階の梁に伝えることができる。
本発明のタワークレーンの支持構造によれば、垂直荷重を上部支持部のみで支持する構造であり、上部支持部の垂直荷重を受ける梁を補強する間柱もマスト下部ではなく上部に移行されることから、仕上げ工事などの建物の作業工程に対する影響を低減することができる。
また、垂直荷重を受ける上部支持部の構造を小型化することができ、その上部支持部の大きさに合わせてマストの設置領域となる床コンクリートの開口部の縮小が可能となり、後施工となる小梁の本数や開口部の床コンクリートの施工量を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態によるタワークレーンの支持構造について、図1乃至図10に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態によるタワークレーンの構成を示す側面図であって、マストをベース架台に固定した状態の図、図2は下部支持部を示す平面図、図3は図2に示すA−A線断面図、図4は図2に示すB−B線断面図、図5は上部支持部を示す平面図、図6は図5に示すC−C線断面図、図7は図5に示すD−D線断面図、図8は上部支持部の設置状態を示す斜視図、図9(a)〜(c)はタワークレーンのクライミングの工程を説明する側面図、図10(a)〜(c)は図9(c)に続くクライミングの工程を説明する側面図である。
図1に示すように、本実施の形態によるタワークレーン1は、例えば柱と梁の建て方に合わせて階毎に床コンクリートを打設しながら施工する積層工法によって構築される建物の内部に設置され、マストの設置荷重(タワークレーン1の鉛直方向下向きに作用する荷重(以下、「垂直荷重」という))を小さくすることが可能なフロアクライミングに採用されている。
先ず、本タワークレーン1を内部に配置させて構築する建物について概略説明する。
図1に示すように、本実施の形態による建物は、鉄骨梁構造をなし、各階F1、F2、…に配置される本設梁5が所定の間隔をもって配置され、さらに本設梁5を支持する鉄骨小梁5´が適宜設けられている。そして、各階F1、F2、…に構築されるスラブ(床コンクリート6)には、タワークレーン1の鉛直方向で同軸上の位置にマスト3を貫通させるための開口部7が形成されている。この開口部7の位置は、建物の各階F1、F2、…の本設梁5、5(図2参照)どうしに跨るように配置されている。また、本設梁5には、建物の構築中において必要に応じて、仮設の補強間柱9が設けられている。
次に、本タワークレーン1の構成について、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施の形態によるタワークレーン1は、建物の1階(基礎階F1)の床コンクリート6上に設置される平面視で十字状にビームを配置させたベース架台2と、ベース架台2上に立設されたマスト3と、マスト3に上下動自在に挿通支持されたクレーン本体10とを備えて構成されている。
そして、本タワークレーン1では、建物の各階F1、F2、…の本設梁5、5どうしの間で床コンクリート6に形成した開口部7にマスト3が配置され、詳しくは後述するが、タワークレーン1が所定の高さまでクライミングした時点でベース架台2をマスト3から切り離し、図2〜図7に示す上下二段の支持部(下部支持部20、上部支持部30)によって床コンクリート6からマスト3を水平支持するとともに、そのタワークレーン1に作用する垂直荷重を上部支持部30で支持する構造となっている。
図1に示すように、マスト3は、円筒柱状をなし、所定長さのマストピース(単体のマスト)を上部に順次継ぎ足すことでその高さを延長する公知技術のものである。
図3および図6に示すように、マスト3の外周面には、マスト3の軸方向に所定間隔をもって複数の係合孔3b、3b、…が形成され、そのいずれかの係合孔3bには後述する上部支持部30の突出部材 33(図5参照)が係合するようになっている。また、マスト3の外周面には、長尺で断面視三角形状をなす複数(4条)の廻止め部材3cがそれぞれマスト3の周面に上下方向に延びて設けられ、それら廻止め部材3cがマスト3の周方向に所定間隔をもって配置されている。廻止め部材3cは、下部支持部20と上部支持部30に対してマスト3がその中心軸線を中心に回転することを規制するものである。
図1に示すように、クレーン本体10は、マスト3に沿って昇降可能に設けられた昇降装置11と、昇降装置11の上部昇降フレーム11A(後述)に設けられた構台12と、上部昇降フレーム11の上部に固定された旋回台13と、旋回台13上に固定されていてジブ等の揚重機械を装備した揚重装置14とから概略構成されている。
昇降装置11は、内側にマスト3を挿通させるとともに、例えばマスト3に対して係合可能なロックピン(図示省略)によってマスト3に着脱可能に設けられた上部昇降フレーム11Aおよび下部昇降フレーム11Bを備えてなり、その上部昇降フレーム11Aおよび下部昇降フレーム11Bがマスト3に対して交互に固定又は開放することで昇降ジャッキ11Cを伸縮させることで、昇降装置11とともに旋回台13上の揚重装置14をマスト3に沿って上下に移動させる周知の構造となっている。
構台12は、上部昇降フレーム11Aの下部に緊結(ボルト等で)された状態で固定され、クライミングによってクレーン本体10に対してマスト3を上昇させる際の反力を所定階の本設梁5にとることが可能な構成となっている。
次に、マスト3の下部3aを支持する下部支持部20の構成について説明する。
図2乃至図4に示すように、下部支持部20は、マスト3の下部3aを所定階(以下、下部支持部20を設置する階を第1支持階という)の床コンクリート6に反力を取って水平支持し、マスト3に作用するモーメント(水平荷重)を受けるためのものである。すなわち、下部支持部20は、マスト3の周囲を取り囲むようにして設けられる支持枠体21と、この支持枠体21に設けられていて開口部7を形成する床コンクリート6から略水平方向の反力を取るための水平支持ジャッキ22とを備えている。
支持枠体21は、H型鋼などの鋼材から形成され、平面視で略四角形状に枠組みされた枠本体部材23を備え、その枠本体部材23の内周部をなす挿通部23aは廻止め部材3cを備えたマスト3を挿通可能とした形状となっている。そして、枠本体部材23の各角部には、その角部に一端が固定されるとともに他端に互いに直交する方向に作用する二つの水平支持ジャッキ22A、22Bが固定される伝達部材24(24A、24B、24C、24D)が設けられている。そして、下部支持部20は、所定の位置でマスト3を支持した状態で、支持枠体21の伝達部材24が床コンクリート6を支持する本設梁5上に載置された状態となっている。
挿通部23aには、マスト3の廻止め部3c、3c、…の位置に対応して切り欠かれた係合部23bが形成されている。つまり、廻止め部3cと係合部23bとが係合状態となることで、マスト3がその中心軸線を中心に回転することを防止できるようになっている。
各伝達部材24A〜24Dは、H型鋼などの鋼材から形成され、その軸方向が四角形状に枠組みされた枠本体部材23の一対の対向部材と同軸となるように接続されている。そして、挿通部23aにマスト3を挿通させた状態で、伝達部材24はその軸方向を本設梁5の軸方向に対して略直交する方向に向けて配置されている。図2に示すように、枠本体部材23は、マスト3中心を通る垂線上で左右に分割(分割部P1参照)できるようになっており、本設梁5上に配置された状態からマスト3を挟み込むようになっている。
水平支持ジャッキ22は、例えばコンパクトロックジャッキなどを使用でき、1箇所の伝達部材24において、第1支持階のスラブ(床コンクリート6)に対して二方向の水平反力を取ることができるように2個設けられている。つまり、その2個のうち一方の第1水平支持ジャッキ22Aは、伝達部材24の端面に固定され、長さ調整部材8を介して開口部7の一側面6a(短辺側面)に反力を取って伝達部材24の軸方向に沿う方向に作用する。他方の第2水平支持ジャッキ22Bは、伝達部材24の側面に固定され、開口部7の他側面6b(長辺側面)に反力を取ってその軸方向に沿う方向に作用する。
このように下部支持部20では、本設梁5、5に支持枠体21を橋渡しするようにして載置させた状態で、水平支持ジャッキ22によって床コンクリート6に反力を取って支持枠体21を固定し、タワークレーン1の水平荷重を床コンクリート6を介して建物に有効に伝達できる構造となっている。
次に、マスト3の下部を支持する上部支持部30の構成について説明する。
図5乃至図7に示すように、上部支持部30は、マスト3の上下方向略中間部を第1支持階より上方の第2支持階(以下、上部支持部30を設置する階を第2支持階という)の床コンクリート6に反力を取って水平支持するととともに、マスト3の上下移動を規制する後述する突出部材33を設け、その突出部材33を介してマスト3にかかる垂直荷重を第2支持階の本設梁5にもたせるためのものである。
すなわち、上部支持部30は、マスト3の周囲を取り囲むようにして設けられる支持枠体31と、この支持枠体31に設けられていて第2支持階の開口部7を形成する床コンクリート6から略水平方向の反力を取るための水平支持ジャッキ32と、マスト3の係合孔3bに係合可能に設けられた突出部材33(係止部材)とを備えている。
支持枠体31は、H型鋼などの鋼材から形成され、平面視で略四角形状に枠組みされた枠本体部材34を備え、その枠本体部材34の内周部をなす挿通部34aは廻止め部材3cを備えたマスト3を挿通可能とした形状となっている。枠本体部材34は、図8に示すように二分割可能となっている(図5及び図8に示す分割部P2参照)。そして、枠本体部材34の各角部には、その角部に一端が固定されるとともに他端に互いに直交する方向に作用する二つの水平支持ジャッキ32A、32Bが固定される伝達部材35(35A、35B、35C、35D)が設けられている。そして、上部支持部30は、所定の位置でマスト3を支持した状態で、支持枠体31の伝達部材35が床コンクリート6を支持する本設梁5上に載置された状態となっている。
また、挿通部34aには、マスト3の廻止め部3c、3c、…の位置に対応して切り欠かれた係合部34bが形成されている。つまり、廻止め部3cと係合部34bとが係合状態となることで、マスト3がその中心軸線を中心に回転することを防止できるようになっている。
各伝達部材35A〜35Dは、H型鋼などの鋼材から形成され、その軸方向が四角形状に枠組みされた枠本体部材34の一対の対向部材と同軸となるように接続されている。そして、挿通部34aにマスト3を挿通させた状態で、伝達部材35はその軸方向を本設梁5の軸方向に対して略直交する方向に向けて配置されている。そして、これら伝達部材35A〜35Dは、基端を軸にして矢印E方向に折りたたみ自在な構造をなし、折りたたまれた状態で上方支持部30の外形が本設梁5、5間を通過可能な大きさとなっている。つまり、第2支持階でマスト3を上部支持部30で支持するときには伝達部材35が外方に張り出して本設梁5上に載置した状態となり、上部支持部30を上階に移設する際には伝達部材35を折りたたんだ状態となる。
水平支持ジャッキ32は、例えばコンパクトロックジャッキなどを使用でき、1箇所の伝達部材32において、第2支持階のスラブ(床コンクリート6)に対して二方向の水平反力を取ることができるように2個設けられている。つまり、その2個のうち一方の第1水平支持ジャッキ32Aは、伝達部材35の端面に固定され、長さ調整部材8を介して開口部7の一側面6a(短辺側面)に反力を取って伝達部材35の軸方向に沿う方向に作用する。他方の第2水平支持ジャッキ32Bは、伝達部材35の側面に固定され、開口部7の他側面6b(長辺側面)に反力を取ってその軸方向に沿う方向に作用する。
このように上部支持部30では、本設梁5、5に支持枠体31を橋渡しするようにして載置させた状態で、水平支持ジャッキ32によって床コンクリート6に反力を取って支持枠体31を固定し、タワークレーン1の水平荷重を床コンクリート6を介して建物に有効に伝達できる構造となっている。
さらに、図8に示すように、突出部材33は、枠本体部材34のマスト側中央部から突出したピン構造をなし、マスト3の係合孔3bに係合させつつ、分割された枠本体部材34A、34Bでマスト3を挟持して枠本体部材34とマスト3とを固定することにより、上部支持部30でマスト3にかかるタワークレーン1全体の垂直荷重を支持する作用を有している。
このように構成されるタワークレーン1は、マスト3にかかるモーメント(水平荷重)を下部支持部20と上部支持部30の上下2段で受けもつとともに、タワークレーン1の自重および吊荷作業時の反力による垂直荷重を上部支持部30で受けもち、建物に対して効率よく伝達して支持することができる。これにより、マスト3は、下部支持部20及び上部支持部30によって水平方向への移動が拘束されるため、マスト3の横振れ(水平方向への変位)を規制することができる。つまり、ベース架台にマストを立設させてマストにかかる全荷重をそのベース架台にもたせる構造と比べて、モーメントによる垂直荷重を各支持部20、30の水平支持で吸収して作用させないため、上部支持部30で受ける垂直荷重を小さくすることができる。
そして、マスト3の垂直荷重を支持する上部支持部30を受ける第2支持階の本設梁5には、それを下方から支持する補強間柱9を設置する必要があるが、その設置位置はマスト3の上下方向略中間部であり、従来のようにマスト下部に設置する必要がなく、マスト下部を上階に移設するまで補強間柱を撤去することができず、工程に影響を及ぼすといった不具合をなくすことができる。
また、上部支持部30が突出部材33をマスト3の係合孔3bに挿入して上下移動しないように固定させるとともに垂直荷重が小さく、タワークレーン設置部直近の躯体の本設梁5に垂直荷重をもたせることが可能な簡単な構造であり、従来のベース架台付きの自立型タワークレーンに比べて小型化することができるので、その大きさに合わせて開口部7の縮小化を図ることができる。
次に、上述したタワークレーン1の設置方法とクライミング方法について図面に基づいて説明する。なお、図9および図10では、下部支持部20と上部支持部30は、それらの設置位置を見やすくするために簡略化した図で示している。
図1に示すように、本タワークレーン1の設置方法とフロアクライミング方法は、工事初期段階においてタワークレーン1を従来通りに自立させた状態で設置したのち、工事の進捗に合わせた適当なタイミングで、マスト3の下部3aの固定をベース架台2から第2支持階に設置した下端支持部20に移設するとともに、マスト3の上下方向略中間部を第2支持階に設置した上部支持部30で支持し、クライミングに伴って下部支持部20と上部支持部30の位置を順次上階へと移設するものである。
すなわち、本タワークレーン1のクライミング方法は、マスト3の下部3aを第1支持階のスラブの床コンクリート6に反力を取って水平支持する工程と、マスト3の上下方向略中間部を第2支持階のスラブの床コンクリート6に反力を取って水平支持するととともに、マスト3の上下移動を規制してマスト3にかかる垂直荷重を第2支持階の本設梁5にもたせる工程とを有し、これらの工程を建物の構築とともに順次繰り返すことでクライミングする方法である。
以下、さらに具体的に説明する。図1及び図9(a)に示すように、先ず、ステップS1で、建物内の基礎階F1(ここでは1階)の床コンクリート6上にベース架台2をアンカーなどによって固定し、そのベース架台2上にマスト3を7本柱(6階F6に昇降装置11を設置する位置)で自立した状態で略鉛直に設置し、そのマスト3の上部には昇降装置11を介してクレーン本体10を設置する。なお、このときのマスト3は、建物の開口部7に配置されている。
そして、図9(b)、(c)に示すように、ステップS2、S3において、7階F7の床コンクリート6に水平ステー(ここでは、上述した下部支持部20を採用する)を設置して水平支持を取りながらマスト3を11本柱まで延ばしてクレーン本体10を上昇させるとともに、躯体構築を順次進行する。さらに、建物の構築にしたがってマスト3の上部に1ピース分のマストを継ぎ足して延長し、昇降装置11によってクレーン本体10をマスト3に沿って予定の位置まで上昇させる。
ここで、図1に示すように、昇降装置11を盛り替える際には、ロックピン(図示省略)をマスト3の穴(係合孔3bを使用)から引き抜き、昇降ジャッキ11Cを伸長して上部昇降フレーム11Aを上昇させ、その位置で上部昇降フレーム11Aのロックピンをマスト3に差し込んで固定する。そして、下部昇降フレーム11Bのロックピンをマスト3から引き抜いて、昇降ジャッキ11Cを収縮して下部昇降フレーム11Bを上昇させ、下部昇降フレーム11Aのロックピンをマスト3に差し込んで固定する。これにより、1ストローク分の盛り替えが完了する。このような盛り替え作業を繰り返すことで、図9に示すようにクレーン本体10を上昇させる。
次に、図10(a)に示すように、ステップS4において、クレーン本体10を下降させ、11階F11の床コンクリート6で反力を取った状態で、昇降装置11によってマスト3を上昇させながら、図示しない別のタワークレーンを使用してマスト3を上方から1本ずつ抜き取り計8本柱となるように構成する。このとき、ベース架台2をマスト3から切り離し、そのベース架台2は適宜撤去する。
その後、8本柱のマスト3を9階F9で上部支持部30によって床コンクリート6に水平支持を取りつつ、マスト3の係止孔3bに上部支持部30の突出部材33を挿入して係合させることでマスト3と上部支持部30とを一体化させて垂直支持を取り(図5〜図7参照)、さらに、5階F5で下部支持部20によって床コンクリート6に水平支持を取る(図2〜図4参照)。
そして、下部支持部20と上部支持部30とで支持されたマスト3に沿ってクレーン本体10を11階F11から上方にクライミングさせ、昇降装置11を使用してマスト3を順次盛り替えながら上昇させる。
ここで、図2〜図4に示すように、下部支持部20は、開口部7とマスト3との間に水平支持ジャッキ22を有する支持枠部21を介在させ、開口部7の床コンクリート6から反力を取って水平支持ジャッキ22を略水平方向に伸張させることでマスト3を支持する。
また、図5〜図7に示すように、上部支持部30は、突出部材33をマスト3の係合孔3bに係合させつつ、分割された枠本体部材34A、34Bでマスト3を挟持して枠本体部材34とマスト3とを固定し、支持枠体31を本設梁5上に載置させて開口部7とマスト3との間に介在させ、開口部7の床コンクリート6から反力を取って水平支持ジャッキ32を略水平方向に伸張させることでマスト3を支持する。
これにより、図10(a)に示す5階F5に設けた下端支持部20と、9階F9に設けた上部支持部30によってマスト3に作用するモーメント(水平荷重)を受けもつとともに、上部支持部30でマスト3にかかるタワークレーン1全体の垂直荷重を受けもつ構造で設置することができる。
そして、以下、図10(b)、(c)に示すように、上述したステップS4によるクライミング手順にしたがってクレーン本体10をクライミングさせる(ステップS5、S6)。
なお、マスト3の下部3aを上階に移設して、不要になった開口部7において床コンクリート6を施工する。また、上部支持部30を上階に移設した後には、その上部支持部30が設置されていた階の床コンクリート6を補強していた補強間柱9を解体、撤去する。
上述のように本実施の形態によるタワークレーンの支持構造では、垂直荷重を上部支持部のみで受ける構造であることから、躯体補強用の間柱も下部ではなく上部に移行され、仕上げ工事への影響を低減することができる。
また、下部支持部の構造を小型化することができ、設置領域となる床コンクリートの開口部が縮小可能となり、後施工となる小梁の本数や開口部の床コンクリートの施工量を低減することができる。
さらに、本支持構造では、躯体が鉄骨、RCにかかわらず採用することができ、上部支持部30には圧縮力のみとなり、押金物による上下からの挟み込みによる固定が不要となる。
次に、上述した実施の形態の変形例について、添付図面に基づいて説明するが、上述の実施の形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、実施の形態と異なる構成について説明する。
図11は本実施の形態の変形例による上部支持部の水平維持機構の構成を示す側面図、図12は図11に示す上部支持部の作用を説明する図である。
図11に示すように、変形例では、マスト3の姿勢にかかわらず、上部支持部30を水平に維持するための水平維持機構40を上部支持部30に備えた構成となっている。すなわち、水平維持機構40は、マスト3の周囲に対して着脱可能な内輪部41及び内輪部41を回転自在に保持する外輪部42からなる球面滑り軸受43と、球面滑り軸受43を上下方向から挟持するようにして保持する上部保持リング44、下部保持リング45とを備えた構成となっている。
球面滑り軸受43は、内輪部41及び外輪部42が共にリング状をなし、それぞれ複数に分割可能となっている。内輪部41は、その外周面に球状の球状滑り面41aを有し、内周面には径方向中心に向けて突出するピン構造の突出部材41b(係止部材)が設けられている。外輪部42は、内輪部41の球状滑り面41aに沿って滑り可能な球面座42aを有し、この球面座42aが枠支持体31の枠本体部材34の内周面に設けられ、或いは形成されている。
そして、球面滑り軸受43をマスト3に固定する際は、突出部材41bをマスト3の係合孔3bに係合させつつ、分割された内輪部41を配置し、隣接する内輪部41、41どうしを例えばボルト締結などにより固定し、内輪部41の球状滑り面41aに球面座42aを係合させるようにして外輪部42を支持枠体31とともに取り付ける。このとき、球面滑り軸受43の上下には上部保持リング44及び下部保持リング45が溶接などの固定手段によりマスト3の外周面に固定され、球面滑り軸受43がずれないように保持されている。そして、上述した第1の実施の形態と同様に、水平支持ジャッキ32で床コンクリート6に反力を取った伝達部材35を備えた枠本体部材34(支持枠体31)によって、球面滑り軸受43を介してマスト3を水平支持する構成となっている。
図12に示すように、本変形例では、例えば下部支持部20(図10参照)とマスト3との間に隙間が生じていたり、上部支持部30と下部支持部20とにおける平面上の位置がずれていたりすることでマスト3が傾いている場合に、球面滑り軸受43によって支持枠体31に対してマスト3のみを傾斜させることが可能となっている。すなわち、水平維持機構40を設けることで、マスト3の角度が変わっても、支持枠体31によってマスト3を支持できるとともに、支持枠体31の姿勢を水平も維持することができることから、上部支持部30で支持する垂直荷重を常に均等に分散させて第2支持階の梁に伝えることができる。したがって、本変形例では、上述した実施の形態と同様に、上部支持部30でマスト3にかかるタワークレーン全体の垂直荷重を受けもつ構造で設置することができる。
以上、本発明によるタワークレーンの支持構造の実施の形態および変形例について説明したが、本発明は上記の実施の形態および変形例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施の形態では上部支持部30の突出部材33が枠本体部材34から突出した状態で固定された構造となっているが、これに限定されることはなく、例えば駆動機構により枠本体部材34から突出自在な構成とすることも可能である。
また、下端支持部20、および上部支持部30の設置位置は、本実施の形態および変形例に限定されることはない。
本発明の実施の形態によるタワークレーンの構成を示す側面図であって、マストをベース架台に固定した状態の図である。 下部支持部を示す平面図である。 図2に示すA−A線断面図である。 図2に示すB−B線断面図である。 上部支持部を示す平面図である。 図5に示すC−C線断面図である。 図5に示すD−D線断面図である。 上部支持部の設置状態を示す斜視図である。 (a)〜(c)はタワークレーンのクライミングの工程を説明する側面図である。 (a)〜(c)は図9(c)に続くクライミングの工程を説明する側面図である。 本実施の形態の変形例による上部支持部の水平維持機構の構成を示す側面図である。 図11に示す上部支持部の作用を説明する図である。
符号の説明
1 タワークレーン
2 ベース架台
3 マスト
3a 下部
3b 係合孔
5 本設梁
6 床コンクリート
7 開口部
9 補強間柱
10 クレーン本体
20 下部支持部
21 支持枠体
30 上部支持部
31 支持枠体
33 突出部材(係止部材)
40 水平維持機構
41 内輪部
41a 球状滑り面
41b 突出部材(係止部材)
42 外輪部
42b 球面座
43 球面滑り軸受

Claims (4)

  1. マストと、該マストの上部を挿通支持させた状態でそのマストに沿って上下動自在とされるクレーン本体とを設け、建物内の各階の床コンクリートに形成した開口部に前記マストを配置させたタワークレーンの支持構造であって、
    前記マストの下部を第1支持階のスラブの床コンクリートに反力を取って水平支持する下部支持部と、
    前記マストの上下方向略中間部を第2支持階のスラブの床コンクリートに反力を取って水平支持するととともに、前記マストの上下移動を規制する係止部材を設け、該係止部材を介して前記マストにかかる垂直荷重を前記第2支持階の梁にもたせる上部支持部と、
    を備え、
    前記下部支持部及び前記上部支持部のうち該上部支持部のみが前記垂直荷重を支持することを特徴とするタワークレーンの支持構造。
  2. 前記下部支持部および前記上部支持部は、それぞれ水平支持ジャッキを介して前記床コンクリートに反力を取って固定させるとともに、前記マストを挿通させて水平方向の移動を規制するように前記マストの周囲を取り囲む支持枠体を有していることを特徴とする請求項1に記載のタワークレーンの支持構造。
  3. 前記上部支持部の前記係止部材は、前記マストの外周部に形成された係合孔に係合可能な突出部材であることを特徴とする請求項1又は2に記載のタワークレーンの支持構造。
  4. 前記上部支持部は、
    前記係止部材が設けられていて前記マストの周囲に係止されるとともに、外周面に球面を有する内輪部と、該内輪部の球面に対して回転自在に保持する球面座を有する外輪部とからなる球面滑り軸受を備え、
    前記床コンクリートに反力を取った前記支持枠体によって、前記球面滑り軸受を介して前記マストを水平支持する構成であることを特徴とする請求項2に記載のタワークレーンの支持構造。
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