JP2022105766A - 産業財産権の費用見積もりシステムおよびその方法 - Google Patents
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Abstract
Description
特定の産業財産権を識別可能な識別情報と、該産業財産権に関する、出願日と、出願国と、権利の種別と、費用を算出するために要する書誌事項と、を含む案件データベースと、
産業財産権の種別ごとに、出願から権利維持のための全ての手続きの種類、および各々の前記手続きまたはその請求が発生する標準的なタイムスケジュールが記録されたリーガルデータベースと、
各々の前記手続きに要する庁費用と代理人費用とが記録されたコストデータベースと、
を用いて、一つ以上の産業財産権について出願から権利維持の全ての手続きに関する将来的な費用を見積もるシステムであって、前記システムは、
前記案件データベースと前記リーガルデータベースに基づいて、各々の産業財産権について将来的に発生する手続きを予定手続きとして特定し、
前記案件データベースと前記リーガルデータベースと前記コストデータベースに基づいて、前記予定手続きにおいて生じる請求予定額と請求予定日とを算出し、
全ての産業財産権の前記請求予定額と前記請求予定日に基づき、請求予定日が同一年度に属する請求予定額を合算して年度毎に生じる年度毎請求予定額の総額を算出するように構成されており、
前記システムは、前記年度毎請求予定額を算出する際に、分担比率が設定されている産業財産権については、該分担比率を前記請求予定額に乗じた分担額を用いて、前記年度毎請求予定額を算出するように構成されている、産業財産権の費用見積もりシステムが提供される。
特定の産業財産権を識別可能な識別情報と、該産業財産権に関する、出願日と、出願国と、権利の種別と、費用を算出するために要する書誌事項と、を含む案件データベースと、
産業財産権の種別ごとに、出願から権利維持のための全ての手続きの種類、および各々の前記手続きまたはその請求が発生する標準的なタイムスケジュールが記録されたリーガルデータベースと、
各々の前記手続きに要する庁費用と代理人費用とが記録されたコストデータベースと、
を用いて、一つ以上の産業財産権について出願から権利維持の全ての手続きに関する将来的な費用を見積もるシステムであって、前記システムは、
前記案件データベースと前記リーガルデータベースに基づいて、各々の産業財産権について将来的に発生する手続きを予定手続きとして特定し、
前記案件データベースと前記リーガルデータベースと前記コストデータベースに基づいて、前記予定手続きにおいて生じる請求予定額と請求予定日とを算出し、
全ての産業財産権の前記請求予定額と前記請求予定日に基づき、請求予定日が同一年および同一月に属する請求予定額を合算して月単位で生じる月毎請求予定額の総額を算出するように構成されており、
前記システムは、前記月毎請求予定額を算出する際に、分担比率が設定されている産業財産権については、該分担比率を前記請求予定額に乗じた分担額を用いて、前記月毎請求予定額を算出するように構成されている、産業財産権の費用見積もりシステムが提供される。
特定の産業財産権を識別可能な識別情報と、該産業財産権に関する、出願日と、出願国と、権利の種別と、費用を算出するために要する書誌事項と、を含む案件データベースと、
産業財産権の種別ごとに、出願から権利維持のための全ての手続きの種類、および各々の前記手続きまたはその請求が発生する標準的なタイムスケジュールが記録されたリーガルデータベースと、
各々の前記手続きに要する庁費用と代理人費用とが記録されたコストデータベースと、
プロセッサと
前記プロセッサにより実行されるコンピュータ可読命令を記録する非一時的記録手段と、
を用いて、一つ以上の産業財産権について出願から権利維持の全ての手続きに関する将来的な費用を見積もる方法であって、前記方法は前記プロセッサに、
前記案件データベースと前記リーガルデータベースに基づいて、各々の産業財産権について将来的に発生する手続きを予定手続きとして特定させ、
前記案件データベースと前記リーガルデータベースと前記コストデータベースに基づいて、前記予定手続きにおいて生じる請求予定額と請求予定日とを算出させ、
全ての産業財産権の前記請求予定額と前記請求予定日に基づき、請求予定日が同一年度に属する請求予定額を合算して年度毎に生じる年度毎請求予定額を算出させるように構成されており、
前記年度毎請求予定額を算出する際に、分担比率が設定されている産業財産権については、該分担比率を前記請求予定額に乗じた分担額を用いて、前記年度毎請求予定額を算出する、産業財産権の費用見積もり方法が提供される。
特定の産業財産権を識別可能な識別情報と、該産業財産権に関する、出願日と、出願国と、権利の種別と、費用を算出するために要する書誌事項と、を含む案件データベースと、
産業財産権の種別ごとに、出願から権利維持のための全ての手続きの種類、および各々の前記手続きまたはその請求が発生する標準的なタイムスケジュールが記録されたリーガルデータベースと、
各々の前記手続きに要する庁費用と代理人費用とが記録されたコストデータベースと、
プロセッサと
前記プロセッサにより実行されるコンピュータ可読命令を記録する非一時的記録手段と、
を用いて、一つ以上の産業財産権について出願から権利維持の全ての手続きに関する将来的な費用を見積もる方法であって、前記方法は前記プロセッサに、
前記案件データベースと前記リーガルデータベースに基づいて、各々の産業財産権について将来的に発生する手続きを予定手続きとして特定させ、
前記案件データベースと前記リーガルデータベースと前記コストデータベースに基づいて、前記予定手続きにおいて生じる請求予定額と請求予定日とを算出させ、
全ての産業財産権の前記請求予定額と前記請求予定日に基づき、請求予定日が同一年および同一月に属する請求予定額を合算して月単位で生じる月毎請求予定額を算出させるように構成されており、
前記月毎請求予定額を算出する際に、分担比率が設定されている産業財産権については、該分担比率を前記請求予定額に乗じた分担額を用いて、前記月毎請求予定額を算出するように構成されている、産業財産権の費用見積もり方法が提供される。
図1は、本発明の第一実施形態に係る産業財産権の費用見積もりシステム(以降、単にシステム1と呼ぶ)を示すブロック図である。システム1は複数のユーザの端末2とメインサーバ10とデータサーバ20を有している。本システム1は産業財産権を出願または保有しているユーザに対して、ユーザが保有している産業財産権の将来的に生じる費用を月毎あるいは年度毎に算出する。
以降の説明において、産業財産権、出願中の産業財産権、出願を予定している産業財産権をまとめて、単に案件と呼ぶことがある。
なお、次に説明する第一実施形態は、より予測のしやすい産業財産権の権利を維持するために要する費用の見積もりに本発明を適用した例である。
メインサーバ10がログイン処理を実行すると、メインサーバ10は、ユーザの端末2からユーザ識別情報とパスワードを取得する。ユーザデータベースにはユーザ識別情報とパスワードが記録されている。メインサーバ10は、取得したユーザ識別情報とパスワードが、ユーザデータベースに登録されたユーザ識別情報とパスワードと一致する場合に、ユーザがログインしたものと識別する。
以降、ユーザAAAが本システム1にログインしたものとして説明する。
以降、ユーザAAAが4月が年度の開始月であると年度を定義したものとして説明する。
以降、第一実施形態では、今年度(2018年度)から2038年度までの20年間がユーザAAAが表示したい年度であるとして説明する。
以降の説明においては、ユーザAAAがシステム1にログインしたものとし、ユーザAAAが保有する全ての案件を費用の見積もりを算出する対象とする例を説明する。
なお、以降の説明においては2018年4月1日を現在とする。
グループおよび分担比率については、後に詳しく説明する。
例えば案件ID00001は日本の特許権である。そこでメインサーバ10は、案件ID00001について、図4のリーガルデータベースを用いて将来的に発生する予定手続きと、各々の手続きの請求予定日を特定し、図5に示す中間データベースを作成する。案件ID00001について具体的に説明する。
例えば見積もりを算出する基礎出願日や権利の種別の範囲を取得し、該範囲に属する案件のみについて見積もりを算出するように構成してもよい。
例えば企業は事業やプロジェクトごとに産業財産権を管理することがある。そこでユーザはある事業に関連する産業財産権にグループ1を付与することができる。これにより、グループ1のみを簡単に抽出して見積もりを取得することができる。このように、グループ識別情報は、ユーザが任意に指定可能な情報である。
図8は、第二実施形態の案件データベースの一例を示している。図8に示すように案件データベースは、例えば、案件ID、ユーザID、ユーザ整理番号、種別、出願国、出願番号、基礎出願日、実際の出願日、審査請求日、指令書通知日、登録日、請求項の数、頁数、図面の数、区分の数、グループ、分担比率を含んでいる。
なお、以降の説明においては2018年4月1日を現在とする。図8においては2018年4月1日以前に生じた手続きの請求日が入力されている。2018年4月2日以降に生じる予定の手続きの請求日は空欄とされている。
また、本第二実施形態においては、ユーザAAAが2018年度から2020年度までの三年間の出願から権利維持に係る全て手続きに要する費用の見積もりを取得したい場合を想定している。
例えば案件ID01001は日本の特許出願である。そこでメインサーバ10は、案件ID01001について、図9のリーガルデータベースを用いて将来的に発生する予定手続きと、各々の手続きの請求予定日を特定し、図10に示す中間データベースを作成する。案件ID01001について具体的に説明する。
図13に示すように、案件データベースには、基礎出願日と実際の出願日と登録日のみが記録され、審査請求など他の手続きに関する請求日は記録されていない。このような案件データベースであっても、図9に示したリーガルデータベースに基づいて、図14の中間データベースに示すように全ての手続きについて費用が生じた請求日または将来的に費用が生じる請求予定日を算出することができる。
例えば見積もりを算出する基礎出願日や権利の種別の範囲を取得し、該範囲に属する案件のみについて見積もりを算出するように構成してもよい。
2 ユーザの端末
3 ネットワーク
10 メインサーバ
11 プロセッサ
12 RAM
13 ROM
20 データサーバ
21 ユーザデータベース
22 案件データベース
23 リーガルデータベース
24 コストデータベース
25 中間データベース
Claims (5)
- 特定の産業財産権を識別可能な識別情報と、前記産業財産権に関する、権利の種別と、費用を算出するために要する書誌事項と、前記産業財産権が属するグループが識別可能なグループ識別情報とを含む案件データベースと、
前記産業財産権の種別ごとに、出願から権利維持のための手続きの種類が記録されたリーガルデータベースと、
各々の前記手続きに要する費用が記録されたコストデータベースと、
を用いて、一つ以上の前記産業財産権について出願から権利維持の前記手続きに関する将来的な費用を見積もるシステムであって、前記システムは、
前記案件データベースと前記リーガルデータベースに基づいて、特定の前記グループに属する前記産業財産権における各々の前記産業財産権について将来的に発生する前記手続きを予定手続きとして特定し、
前記コストデータベースに基づいて特定された前記予定手続きに関する請求予定額を算出可能に構成されている、産業財産権の費用見積もりシステム。 - 前記リーガルデータベースには各々の前記手続きまたはその請求が発生する標準的なタイムスケジュールが記録され、
前記案件データベースと前記リーガルデータベースとに基づいて、前記予定手続きにおいて生じる請求予定日とを算出する、請求項1の費用見積もりシステム。 - 前記グループは、企業の事業に対応する情報である、請求項1の費用見積もりシステム。
- 前記グループは、企業のプロジェクトに対応する情報である、請求項1の費用見積もりシステム。
- 前記グループは、ユーザが任意に指定可能な情報である、請求項1の費用見積もりシステム。
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