JP2022091010A - 保持方法および保持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エネルギーの無駄な消費を極力低減することができる保持方法および保持装置を提供すること。【解決手段】保持方法は、保持対象物WKの一方の面WK1側から当該保持対象物WKを支持面12Aで支持する支持工程と、支持工程の前段または後段で支持面12Aに流体WTを供給する流体供給工程と、流体WTを硬化させる硬化処理を施して当該流体WTを硬化させ、保持対象物WKを支持面12Aで保持する硬化工程とを実施し、硬化工程では、流体WTを介して支持面12Aに支持された保持対象物WK側から当該流体WTに硬化処理を施す。【選択図】図1

Description

本発明は、保持方法および保持装置に関する。
保持対象物を支持面で保持する保持方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011-096929号公報
特許文献1に記載された半導体素子の製造方法(保持方法)では、仮載置台3の上面(支持面)に供給された液体50(流体)を、支持面側から凍結させる(硬化させる)冷却処理(硬化処理)を行い、半導体素子チップ1A(保持対象物)を支持面で保持するため、仮載置台3のような支持面を有する部材ごと硬化処理を施さなければならず、エネルギーの無駄な消費を引き起こすという不都合がある。
本発明の目的は、エネルギーの無駄な消費を極力低減することができる保持方法および保持装置を提供することにある。
本発明は、請求項に記載した構成を採用した。
本発明によれば、流体を介して支持面に支持された保持対象物側から当該流体に硬化処理を施すので、支持面を有する部材ごと硬化処理を施さなくてもよく、エネルギーの無駄な消費を極力低減することができる。
また、流体前処理工程を実施しておけば、保持対象物を支持面で支持した後の流体硬化時間を短縮することができる。
本発明の一実施形態に係る保持装置の説明図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1の手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸の矢印方向で「後」がその逆方向とする。
本発明の保持装置EAは、保持対象物WKの一方の面WK1側から当該保持対象物WKを支持面12Aで支持する支持手段10と、支持面12Aに流体としての水WTを供給する流体供給手段20と、水WTを硬化すなわち凍結させる硬化処理としての冷却処理を施して当該水WTを凍結させ、保持対象物WKを支持面12Aで保持する硬化手段30とを備えている。
なお、保持対象物WKは、母材WKBから形成されるものであり、当該母材WKB(保持対象物WK)には、他方の面WK2に接着シートASが貼付されて、一体物UPを形成している。
本実施形態の場合、保持装置EAは、保持対象物WKから接着シートASを剥離する剥離手段40と、接着シートASに張力を付与し、当該母材WKBから所定の間隔を空けて複数の保持対象物WKを形成する離間手段50との近傍に配置されている。
支持手段10は、駆動機器としての直動モータ11と、直動モータ11の出力軸11Aに支持され、支持面12Aを有する支持部材としてのテーブル12とを備えている。
テーブル12は、上面に設けられた凹部12Bと連通する流路12Cと、凹部12B内に配置され、その上面が支持面12Aとされた樹脂や金属等で構成された多孔質部材12Dとを備えている。
支持面12Aには、図1(A)中AAを付した図に示すように、疎水性を有する疎水部12Eが格子状に形成され、当該疎水部12Eによって親水部12Fが区画されている。疎水部12Eには、支持面12Aに格子状に形成された溝の内面に、樹脂や金属等の撥水性を有する部材が配置され、親水部12Fには、粗面加工やブラスト加工等の粗面処理によって、粗い面となる粗面処理が施されている。
流体供給手段20は、水WTを収容するタンク21と、加圧ポンプやタービン等の加圧手段22と、減圧ポンプや真空エジェクタ等の減圧手段23と、タンク21に対する加圧手段22および減圧手段23の連通状態を切り替える切替弁24と、配管25Aを介して流路12Cに接続されるとともに、タンク21に接続された加圧側配管21Aおよび減圧側配管21Bの連通状態を切り替える切替弁25とを備えている。
硬化手段30は、複数のアームによって構成され、その作業範囲内において、作業部である先端アーム31Aで支持したものを何れの位置、何れの角度にでも変位可能な駆動機器としての所謂多関節ロボット31と、先端アーム31Aに支持された支持プレート32と、支持プレート32に形成された貫通孔32Aに挿通され、上端側にフランジ部33Aが設けられた複数のガイド部材33と、ガイド部材33の下端側に支持され、ペルチェ素子やヒートパイプの冷却側等の図示しない冷却手段によって冷却処理が可能な冷却プレート34と、冷却プレート34を支持プレート32から離間する方向に付勢する付勢手段としての複数のばね35とを備え、水WTを介して支持面12Aに支持された保持対象物WK側から当該水WTに冷却処理を施す構成となっている。
剥離手段40は、直動モータ11を備え、当該直動モータ11を支持手段10と兼用する構成となっている。
離間手段50は、駆動機器としての複数の直動モータ51と、各直動モータ51の出力軸51Aにそれぞれ支持され、一対の把持部材52Aを有する保持手段であって駆動機器としてのチャックシリンダ52とを備えている。
以上の保持装置EAの動作を説明する。
先ず、図1(A)中実線で示す初期位置に各部材が配置された保持装置EAに対し、当該保持装置EAの使用者(以下、単に「使用者」という)が、操作パネルやパーソナルコンピュータ等の図示しない操作手段を介して自動運転開始の信号を入力する。すると、流体供給手段20が切替弁24、25を駆動し、図1(B)に示すように、加圧手段22とタンク21とを連通させるとともに、加圧側配管21Aを介してタンク21と凹部12Bとを連通させた後、当該加圧手段22を駆動し、タンク21内の圧力を上昇させて支持面12Aの親水部12Fに水WTを供給する(流体供給工程)。なお、親水部12Fに供給された水WTは、カメラや投影機等の撮像手段や、光学センサや超音波センサ等の各種センサ等で構成された図示しない流体検知手段によって監視され、流体供給手段20は、この図示しない流体検知手段の監視状態を基にして、親水部12Fに供給した水WTが疎水部12Eにあふれ出ないように、タンク21内の圧力を調整する。次いで、硬化手段30が、支持手段10で保持対象物WKを支持する前に、水WTが凍結しない程度に当該水WTに冷却処理を施す流体前処理工程を実施しておく。すなわち、硬化手段30が多関節ロボット31および図示しない冷却手段を駆動し、図1(B)中二点鎖線で示すように、冷却プレート34を支持面12Aに接近させ、水WTが凍結しない程度の温度としての2℃~3℃になるように、当該水WTに冷却処理を施す(流体前処理工程)。なお、支持面12A上の水WTは、熱電対や赤外線センサ等の図示しない温度検知手段によって温度が監視され、硬化手段30は、この図示しない温度検知手段の監視状態を基にして、水WTの温度を調整する。その後、硬化手段30が図示しない冷却手段の駆動を停止した後、多関節ロボット31を駆動し、冷却プレート34を初期位置に復帰させる。次に、多関節ロボットやベルトコンベア等の図示しない搬送手段が、図1(A)に示すように、一体物UPをテーブル12上方の所定位置に搬送すると、離間手段50が直動モータ51およびチャックシリンダ52を駆動し、同図中二点鎖線で示すように、一対の把持部材52Aで接着シートASを把持する。そして、離間手段50が直動モータ51を駆動し、接着シートASを引っ張って母材WKBから複数の保持対象物WKを形成する(離間工程)。この際、各保持対象物WKは、支持面12Aの各親水部12Fそれぞれに対応するように、相互間隔が広げられる。
次いで、支持手段10が直動モータ11を駆動し、図1(C)に示すように、テーブル12を上昇させて支持面12Aで保持対象物WKを支持する(支持工程)。この際、各保持対象物WKは、各親水部12Fに供給された水WTを介して当該各親水部12Fにそれぞれ支持される。その後、硬化手段30が多関節ロボット31および図示しない冷却手段を駆動し、図1(C)に示すように、冷却プレート34を接着シートASに接近させることで、保持対象物WK側から水WTに冷却処理を施して当該水WTを凍結させ、当該保持対象物WKを支持面12Aで保持する(硬化工程)。この際、硬化手段30は、冷却プレート34を接着シートASに当接させてもよいし、当接させなくてもよい。また、例えば、水WTが凍結して当該水WTの体積が膨張し、保持対象物WKが冷却プレート34側に押し当てられたとしても、支持プレート32との間に設けられたばね35によって、保持対象物WKに加わる負荷が低減される。次に、硬化手段30が図示しない冷却手段の駆動を停止するとともに、多関節ロボット31を駆動し、冷却プレート34を初期位置に復帰させる。そして、剥離手段40が直動モータ11を駆動し、図1(D)に示すように、テーブル12を下降させて保持対象物WKから接着シートASを剥離する(剥離工程)。
全ての保持対象物WKから接着シートASが剥離され、テーブル12が初期位置に復帰すると、剥離手段40が直動モータ11の駆動を停止した後、離間手段50が直動モータ51およびチャックシリンダ52を駆動し、把持部材52Aを初期位置に復帰させる。なお、把持部材52Aによる支持を失った接着シートASは、使用者や図示しない搬送手段に受け渡されて廃棄される。次いで、コイルヒータやヒートパイプの加熱側等の図示しない加熱手段によって加熱したり、自然解凍したりして、凍結した水WTを解凍する(流体化工程)。この際、親水部12Fで支持された各保持対象物WKは、水WTの作用によって所定の位置、所定の角度で位置決めされる。その後、流体供給手段20が切替弁24、25を駆動し、図1(E)に示すように、減圧手段23とタンク21とを連通させるとともに、減圧側配管21Bを介してタンク21と凹部12Bとを連通させた後、当該減圧手段23を駆動し、タンク21内の圧力を下降させる(流体回収工程)。これにより、支持面12A上にあった水WTが回収され、保持対象物WKが所定の位置、所定の角度が位置決めされた状態で支持面12Aに支持される。次に、使用者や図示しない搬送手段が支持面12A上から保持対象物WKを全て取り去り(除去工程)、以降上記同様の工程が繰り返される。
以上のような実施形態によれば、水WTを介して支持面12Aに支持された保持対象物WK側から当該水WTに冷却処理を施すので、支持面12Aを有する部材(テーブル12、多孔質部材12D)ごと冷却処理を施さなくてもよく、エネルギーの無駄な消費を極力低減することができる。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。また、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれる。
例えば、支持手段10は、解凍した水WTを回収した後で、減圧手段23または流体供給手段20から独立した別の減圧手段によって、支持面12Aで保持対象物WKを吸着保持してもよいし、直動モータ11を剥離手段40と兼用しなくてもよいし、親水部12Fには水WTが通過する孔が形成され、疎水部12Eには水WTが通過する孔が形成されていなくてもよいし、親水部12Fおよび疎水部12Eの両方に水WTが通過する孔が形成されていてもよいし、疎水性や親水性を有するシート、フィルム、テープ等を支持面12Aに貼付したり、疎水性や親水性を発揮する表面処理やコーティングを支持面12Aに施したりして疎水部12Eや親水部12Fを形成してもよいし、支持面12Aに疎水部12Eや親水部12Fが形成されていなくてもよい。
流体供給手段20は、ノズルやホース等の供給部材でテーブル12の外側から支持面12Aに水WTを供給してもよいし、流路12Cとは別の回収用の流路をテーブル12に設け、当該回収用の流路から水WTを回収してもよいし、切替弁24、25を採用せずに、例えば、加圧手段22および減圧手段23を個別にタンク21と接続したり、タンク21から個別に凹部12Bに接続したりしてもよい。
流体供給手段20で供給する流体は、水WTに限らず、アルコール溶液やオイル等の液体の他、ジェル体でもよいし、冷却処理によって昇華する単体ガス、混合ガス等の気体でもよく、具体的には、例えば、接着剤、ドライアイス、UV硬化樹脂、セメント等でもよく、硬化処理によって硬化するものであれば何でもよく、硬化処理が施される前の状態の時よりも硬くなることで、保持対象物WKに対する所望の保持力が得られるものであれば何でもよい。なお、本願で言う「硬さ」とは、ブリネル硬さ、ビッカース硬さ、ロックウェル硬さ等で表される硬さのことであってもよいし、ヤング率、剛性率、引張強さ、圧縮強さ、せん断強さ等で表される硬さのことであってもよい。
硬化手段30は、冷却空気や冷却ガス等の冷却媒体で水WTを凍結させてもよいし、流体が硬化処理としての加熱処理で硬化するもの、例えば、熱硬化性樹脂や加熱硬化剤等の場合、コイルヒータやヒートパイプの加熱側等の加熱手段を採用してもよいし、流体が硬化処理としての紫外線やX線等のエネルギー線照射処理で硬化するもの、例えば、エネルギー線硬化性樹脂やエネルギー線硬化剤等の場合、エネルギー線を照射可能な高圧水銀ランプやLED(発光ダイオード、Light Emitting Diode)ランプ等のエネルギー線照射手段を採用してもよいし、流体が硬化処理としての乾燥処理によって硬化するもの、例えば、接着剤やセメント等の場合、送風機や加熱手段を採用してもよく、流体の特性、特質、性質、材質、組成および構成や、雰囲気の条件、その他の要因等の諸条件を考慮して流体を硬化させることができるものであれば何を採用してもよいし、前記実施形態では、保持対象物WKの他方の面WK2側(上方)から水WTに冷却処理を施したが、例えば、保持対象物WKの左方、前方、右斜め後方、左斜め前方、右斜め上方または、左斜め上方といった保持対象物WK側から水WTに冷却処理を施してもよい。
硬化手段30は、上記した冷却手段や冷却媒体によって、タンク21内の水WTや配管21A、25A内の水WTを直接冷却したり、タンク21、配管21A、25Aおよび支持面12Aのうち少なくとも1つを介して間接的に水WTを冷却したりすることで、支持手段10で保持対象物WKを支持する前に、流体前処理工程を実施しておくようにしてもよいし、硬化工程を実施するものと流体前処理を実施するものとを同じもので構成してもよいし、異なるもので構成してもよい。なお、流体前処理工程を実施しておく場合、流体が硬化しない程度の温度としては、流体が水WTである場合、2℃以下でもよいし、3℃以上でもよいし、流体が加熱処理によって硬化するものの場合、例えば、当該流体を60℃や120℃といった温度に加熱処理してもよく、流体の特性、特質、性質、材質、組成および構成や、雰囲気の条件、その他の要因等の諸条件を考慮して流体が硬化しない温度であれば何度でもよい。
剥離手段40は、テーブル12を下降させずにまたは下降させつつ、チャックシリンダ52を上昇させて保持対象物WKから接着シートASを剥離してもよいし、支持面12A内で保持対象物WKと接着シートASとを相対回転させて保持対象物WKから接着シートASを剥離してもよいし、超音波振動装置やバイブレータ等の振動手段でテーブル12を振動させて保持対象物WKから接着シートASを剥離し易くしてもよいし、支持手段10と兼用されることのない駆動機器を採用してもよいし、上記で例示したものに代えてまたは併用して、枚葉または帯状の接着テープや粘着テープ等の剥離用テープを接着シートASに貼付し、当該剥離用テープに張力を付与して保持対象物WKから接着シートASを剥離してもよいし、本発明の保持装置EAに備わっていてもよいし、備わっていなくてもよく、剥離手段40が備わっていない場合、他の装置で保持対象物WKから接着シートASを剥離してもよい。
離間手段50は、接着シートASの面内において1方向または2方向以上の方向に張力を付与し、保持対象物WKの相互間隔を広げてもよいし、接着シートASを介して保持対象物WKと一体化されたリングフレーム等のフレーム部材が用いられる場合、フレーム部材を支持して接着シートASに張力を付与することで、保持対象物WKの相互間隔を広げてもよいし、本発明の保持装置EAに備わっていてもよいし、備わっていなくてもよく、離間手段50が備わっていない場合、他の装置で保持対象物WKの相互間隔を広げてもよい。
保持装置EAは、支持面12A上に残された流体やその他の塵等の塵埃を除去するブレード、ワイパーまたは流体を吹き飛ばすブロア等の塵埃除去手段を採用し、支持面12Aに流体を供給する前や、支持面12Aから流体を回収した後に、支持面12A上から塵埃を除去してもよいし、母材WKBに対し、厚み方向に貫通する切込または、張力が付与されることで母材WKBが分裂し、当該母材WKBが複数の保持対象物WKとなる厚み方向に貫通することのない切込を形成するカッター刃やレーザカッタ等の母材切断手段が備わっていてもよいし、張力が付与されることで母材WKBが分裂し、当該母材WKBが複数の保持対象物WKとなる脆弱な改質層を母材WKBに形成するレーザ照射装置や薬液投与手段等の脆弱層形成手段が備わっていてもよいし、母材WKBを研削して当該母材WKBの厚みを薄くするグラインダや砥石等の研削手段が備わっていてもよいし、厚み方向に貫通することのない切込が形成された母材WKBに対し、当該切込が形成された面の反対側の面から当該切込に達するまで研削することで、母材WKBから複数の保持対象物WKを形成するグラインダや砥石等の研削個片化手段が備わっていてもよい。
保持装置EAは、支持工程の前段で流体供給工程を実施してもよいし、支持工程の後段で流体供給工程を実施してもよいし、支持工程の前段と当該支持工程の後段との両方で流体供給工程を実施してもよいし、流体前処理工程、離間工程、剥離工程、流体化工程、流体回収工程および除去工程のうち少なくとも1つの工程は実施しなくてもよいし、実施してもよい。
母材WKBは、厚み方向に貫通する切込が形成され、当該切込によって複数の保持対象物WKが形成されているものでもよいし、張力が付与されることで分裂し、複数の保持対象物WKとなる厚み方向に貫通することのない切込が形成されたものでもよいし、張力が付与されることで分裂し、複数の保持対象物WKとなる脆弱な改質層が形成されたものでもよいし、接着シートASが貼付されていなくてもよい。
保持対象物WKは、接着シートASが貼付されていなくてもよいし、母材WKBから形成されたものでなく、予め所定の間隔を空けて配置されたものであってもよい。
一体物UPは、接着シートASがフレーム部材に支持されていてもよい。
フレーム部材は、リングフレーム以外に、環状でない(外周が繋がっていない)ものや、円形、楕円形、多角形、その他の形状であってもよい。
前記実施形態では、保持対象物として複数の保持対象物WKを例示したが、保持対象物は1つであってもよい。
本発明における手段および工程は、それら手段および工程について説明した動作、機能または工程を果たすことができる限りなんら限定されることはなく、まして、前記実施形態で示した単なる一実施形態の構成物や工程に全く限定されることはない。例えば、支持工程は、保持対象物の一方の面側から当該保持対象物を支持面で支持する工程であればどのような工程でもよく、出願当初の技術常識に照らし合わせてその技術範囲内のものであればなんら限定されることはない(その他の手段および工程も同じ)。
接着シートAS、母材WKB、保持対象物WKおよび剥離用テープの材質、種別、形状等は、特に限定されることはない。例えば、接着シートAS、母材WKB、保持対象物WKおよび剥離用テープは、円形、楕円形、三角形や四角形等の多角形、その他の形状であってもよいし、接着シートASおよび剥離用テープは、感圧接着性、感熱接着性等の接着形態のものであってもよく、感熱接着性のものが採用された場合は、接着シートASや剥離用テープを加熱する適宜なコイルヒータやヒートパイプの加熱側等の加熱手段を設けるといった適宜な方法で接着されればよい。また、このような接着シートASや剥離用テープは、例えば、接着剤層だけの単層のもの、基材と接着剤層との間に中間層を有するもの、基材の上面にカバー層を有する等3層以上のもの、さらには、基材を接着剤層から剥離することのできる所謂両面接着シートのようなものであってもよく、両面接着シートは、単層又は複層の中間層を有するものや、中間層のない単層又は複層のものであってよい。また、母材WKBおよび保持対象物WKとしては、例えば、食品、樹脂容器、シリコン半導体ウエハや化合物半導体ウエハ等の半導体ウエハ、回路基板、光ディスク等の情報記録基板、ガラス板、鋼板、陶器、木板または樹脂等の単体物であってもよいし、それら2つ以上で形成された複合物であってもよく、任意の形態の部材や物品なども対象とすることができる。なお、接着シートASは、機能的、用途的な読み方に換え、例えば、情報記載用ラベル、装飾用ラベル、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルム、ダイボンディングテープ、記録層形成樹脂シート等の任意のシート、フィルム、テープ等でもよい。
前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、2軸または3軸以上の関節を備えた多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる。
前記実施形態において、支持(保持)手段や支持(保持)部材等の被支持部材(被保持部材)を支持(保持)するものが採用されている場合、メカチャックやチャックシリンダ等の把持手段、クーロン力、接着剤(接着シート、接着テープ)、粘着剤(粘着シート、粘着テープ)、磁力、ベルヌーイ吸着、吸引吸着、駆動機器等で被支持部材を支持(保持)する構成を採用してもよいし、切断手段や切断部材等の被切断部材を切断または、被切断部材に切込や切断線を形成するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、カッター刃、レーザカッタ、イオンビーム、火力、熱、水圧、電熱線、気体や液体等の吹付け等で切断するものを採用したり、適宜な駆動機器を組み合わせたもので切断するものを移動させて切断するようにしたりしてもよいし、付勢手段が採用されている場合、ばね、ゴム、樹脂または駆動機器等で構成してもよい。
EA…保持装置
10…支持手段
12A…支持面
20…流体供給手段
30…硬化手段
WK…保持対象物
WK1…一方の面
WT…水(流体)

Claims (3)

  1. 保持対象物の一方の面側から当該保持対象物を支持面で支持する支持工程と、
    前記支持工程の前段または後段で前記支持面に流体を供給する流体供給工程と、
    前記流体を硬化させる硬化処理を施して当該流体を硬化させ、前記保持対象物を前記支持面で保持する硬化工程とを実施し、
    前記硬化工程では、前記流体を介して前記支持面に支持された前記保持対象物側から当該流体に前記硬化処理を施すことを特徴とする保持方法。
  2. 前記硬化工程では、前記支持工程で前記保持対象物を支持する前に、前記流体が硬化しない程度に当該流体に前記硬化処理を施す流体前処理工程を実施しておくことを特徴とする請求項1に記載の保持方法。
  3. 保持対象物の一方の面側から当該保持対象物を支持面で支持する支持手段と、
    前記支持面に流体を供給する流体供給手段と、
    前記流体を硬化させる硬化処理を施して当該流体を硬化させ、前記保持対象物を前記支持面で保持する硬化手段とを備え、
    前記硬化手段は、前記流体を介して前記支持面に支持された前記保持対象物側から当該流体に前記硬化処理を施すことを特徴とする保持装置。
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