JP2022086472A - 媒体搬送装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022086472000001
【課題】発光素子及び受光素子を用いて、媒体をより正確に検出することが可能な媒体搬送装置を提供する。
【解決手段】媒体搬送装置は、パスポートを搬送可能な媒体搬送装置であって、第1ガイド、及び、第1ガイドとともに媒体搬送路を挟むように配置された第2ガイドを含み、且つ、媒体搬送路の上下方向を規制するガイド対と、媒体を検出するために、第1ガイド及び第2ガイドの一方を挟んで媒体搬送路の外側に配置された発光素子と、発光素子から出射された光を受光するために、第1ガイドを挟んで媒体搬送路の外側に配置された受光素子と、発光素子から出射された光を通過させるために第1ガイドに設けられた開口部と、を有し、第1ガイドの開口部の周辺の反射率は、55%以下である。
【選択図】図6

Description

本発明は、媒体搬送装置に関し、特に、発光素子及び受光素子を用いて媒体を検出する媒体搬送装置に関する。
媒体を搬送して撮像するスキャナ等の媒体搬送装置では、媒体の搬送を適切に制御するために、搬送中の媒体の状態を正しく検出する必要がある。このような媒体搬送装置では、例えば、媒体搬送路の近傍に発光素子及び受光素子を設けて、受光素子が受光した光の強度に基づいて媒体を検出する。
流体中の物質に反応して屈折率を変化させる感応部と、感応部に光を照射する発光素子と、感応部での反射光を受ける受光素子とを備える光学式センサが開示されている(特許文献1を参照)。この光学式センサは、感応部の屈折率の変化に応じた反射光の光強度の変化によって物質を検知する。
搬送されるシートに光を照射する発光部と、シートの搬送方向と直交する方向の片側端部の位置に配置され、発光部からの光を受光する受光部と、を備えるシート端部検知装置が開示されている(特許文献2を参照)。このシート端部検知装置は、受光部が受光する光量によって端部の位置を検知する。
特開2016-183863号公報 特開2018-157448号公報
発光素子及び受光素子を用いて媒体を検出する媒体搬送装置では、媒体をより正確に検出することが望まれている。
本発明の目的は、発光素子及び受光素子を用いて、媒体をより正確に検出することが可能な媒体搬送装置を提供することにある。
本発明の一側面に係る媒体搬送装置は、パスポートを搬送可能な媒体搬送装置であって、第1ガイド、及び、第1ガイドとともに媒体搬送路を挟むように配置された第2ガイドを含み、且つ、媒体搬送路の上下方向を規制するガイド対と、媒体を検出するために、第1ガイド及び第2ガイドの一方を挟んで媒体搬送路の外側に配置された発光素子と、発光素子から出射された光を受光するために、第1ガイドを挟んで媒体搬送路の外側に配置された受光素子と、発光素子から出射された光を通過させるために第1ガイドに設けられた開口部と、を有し、第1ガイドの開口部の周辺の反射率は、55%以下である。
本発明によれば、媒体搬送装置は、発光素子及び受光素子を用いて、媒体をより正確に検出することが可能となる。
実施形態に係る媒体搬送装置100を示す斜視図である。 媒体搬送装置100内部の搬送経路を説明するための図である。 セットガイド112等について説明するための模式図である。 セットガイド112等について説明するための模式図である。 セットガイド112等の動作について説明するための模式図である。 セットガイド112等の動作について説明するための模式図である。 第1センサ117等について説明するための模式図である。 第1センサ117等の位置関係について説明するための模式図である。 第1センサ117等の位置関係について説明するための模式図である。 第1センサ117の形状について説明するための模式図である。 第1導光部117cの形状について説明するための模式図である。 第2導光部117dの形状について説明するための模式図である。 結合部117fについて説明するための模式図である。 結合部117fについて説明するための模式図である。 光の経路について説明するための模式図である。 技術的意義について説明するための模式図である。 技術的意義について説明するための模式図である。 技術的意義について説明するための模式図である。 技術的意義について説明するための模式図である。 媒体搬送装置100の概略構成を示すブロック図である。 記憶装置160及びCPU170の概略構成を示す図である。 媒体読取処理の動作の例を示すフローチャートである。 他の発光素子及び受光素子の配置について説明するための模式図である。 さらに他の処理回路270の概略構成を示す図である。
以下、本発明の一側面に係る媒体搬送装置について図を参照しつつ説明する。但し、本発明の技術的範囲はそれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
図1は、イメージスキャナとして構成された媒体搬送装置100を示す斜視図である。媒体搬送装置100は、原稿である媒体を搬送し、撮像する。媒体は、用紙、薄紙、厚紙、カード、冊子又はパスポート等である。また、媒体には、用紙を二つ折りにして搬送するために、又は用紙を保護するために用紙を挟む透明なキャリアシートが含まれる。媒体搬送装置100は、ファクシミリ、複写機、プリンタ複合機(MFP、Multifunction Peripheral)等でもよい。なお、搬送される媒体は、原稿でなく印刷対象物等でもよく、媒体搬送装置100はプリンタ等でもよい。
媒体搬送装置100は、下側筐体101、上側筐体102、載置台103、排出台104、操作装置105及び表示装置106等を備える。図1において矢印A1は媒体搬送方向を示す。以下では、上流とは媒体搬送方向A1の上流のことをいい、下流とは媒体搬送方向A1の下流のことをいう。また、矢印A2は媒体搬送方向A1と直交する幅方向を示す。また、矢印A3は媒体搬送面と直交する上下方向A3を示す。
上側筐体102は、媒体搬送装置100の上面を覆う位置に配置され、媒体つまり時、媒体搬送装置100内部の清掃時等に開閉可能なようにヒンジにより下側筐体101に係合している。載置台103は、搬送される媒体を載置可能に下側筐体101に係合している。排出台104は、排出された媒体を保持可能に下側筐体101に係合している。
操作装置105は、ボタン等の入力デバイス及び入力デバイスから信号を取得するインタフェース回路を有し、利用者による入力操作を受け付け、利用者の入力操作に応じた操作信号を出力する。表示装置106は、液晶、有機EL(Electro-Luminescence)等を含むディスプレイ及びディスプレイに画像データを出力するインタフェース回路を有し、画像データをディスプレイに表示する。
図2は、媒体搬送装置100内部の搬送経路を説明するための図である。
媒体搬送装置100内部の搬送経路は、媒体センサ111、セットガイド112、移動機構113、フラップ114、給送ローラ115、ブレーキローラ116、第1センサ117、第2センサ118、第3センサ119、第1搬送ローラ120、第2搬送ローラ121、第4センサ122、第1撮像装置123a、第2撮像装置123b、第3搬送ローラ124及び第4搬送ローラ125等を有している。なお、各ローラの数は一つに限定されず、各ローラの数はそれぞれ複数でもよい。
下側筐体101の上面は、媒体搬送路の下側ガイド107aを形成し、上側筐体102の下面は、媒体搬送路の上側ガイド107bを形成する。下側ガイド107aは、第1ガイドの一例であり、搬送される媒体の下面をガイドする。上側ガイド107bは、第2ガイドの一例であり、下側ガイド107aとともに媒体搬送路を挟むように配置され、搬送される媒体の上面をガイドする。下側ガイド107a及び上側ガイド107bは、ガイド対の一例であり、媒体搬送路の上下方向を規制する。下側ガイド107a及び上側ガイド107bは、所定距離以上離間するように配置されている。所定距離は、約5mmの厚さを有するパスポートを十分に搬送可能な長さであり、7mm以上且つ20mm以下の範囲に定められる。このように、下側ガイド107a及び上側ガイド107bは、媒体としてパスポートを搬送可能に設けられている。
媒体センサ111は、給送ローラ115及びブレーキローラ116の上流側に配置される。媒体センサ111は、接触検出センサを有し、載置台103に媒体が載置されているか否かを検出する。媒体センサ111は、載置台103に媒体が載置されている状態と載置されていない状態とで信号値が変化する媒体信号を生成して出力する。
給送ローラ115は、下側筐体101に設けられ、載置台103に載置され且つセットガイド112にセットされた媒体を下側から順に給送する。ブレーキローラ116は、上側筐体102に設けられ、給送ローラ115に対向して配置される。
第1搬送ローラ120及び第2搬送ローラ121は、媒体搬送方向A1において給送ローラ115及びブレーキローラ116より下流側且つ第1撮像装置123a及び第2撮像装置123bより上流側に設けられる。第1搬送ローラ120は、下側筐体101に設けられ、第2搬送ローラ121は、上側筐体102に第1搬送ローラ120と対向して設けられる。第1搬送ローラ120及び第2搬送ローラ121は、給送ローラ115により給送された媒体を下流側に、即ち第1撮像装置123a及び第2撮像装置123bに搬送する。
第1撮像装置123aは、主走査方向に直線状に配列されたCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)による撮像素子を有する等倍光学系タイプのCIS(Contact Image Sensor)によるラインセンサを有する。また、第1撮像装置123aは、撮像素子上に像を結ぶレンズと、撮像素子から出力された電気信号を増幅し、アナログ/デジタル(A/D)変換するA/D変換器とを有する。第1撮像装置123aは、後述する処理回路からの制御に従って、搬送された媒体の表面を撮像した入力画像を生成して出力する。
同様に、第2撮像装置123bは、主走査方向に直線状に配列されたCMOSによる撮像素子を有する等倍光学系タイプのCISによるラインセンサを有する。また、第2撮像装置123bは、撮像素子上に像を結ぶレンズと、撮像素子から出力された電気信号を増幅し、アナログ/デジタル(A/D)変換するA/D変換器とを有する。第2撮像装置123bは、後述する処理回路からの制御に従って、搬送された媒体の裏面を撮像した入力画像を生成して出力する。
なお、媒体搬送装置100は、第1撮像装置123a及び第2撮像装置123bを一方だけ配置し、媒体の片面だけを読み取ってもよい。また、CMOSによる撮像素子を備える等倍光学系タイプのCISによるラインセンサの代わりに、CCD(Charge Coupled Device)による撮像素子を備える等倍光学系タイプのCISによるラインセンサが利用されてもよい。また、CMOS又はCCDによる撮像素子を備える縮小光学系タイプのラインセンサが利用されてもよい。以下では、第1撮像装置123a及び第2撮像装置123bを総じて撮像装置123と称する場合がある。
第3搬送ローラ124及び第4搬送ローラ125は、媒体搬送方向A1において第1撮像装置123a及び第2撮像装置123bより下流側に設けられる。第3搬送ローラ124は、下側筐体101に設けられ、第4搬送ローラ125は、上側筐体102に第3搬送ローラ124と対向して設けられる。第3搬送ローラ124及び第4搬送ローラ125は、第1搬送ローラ120及び第2搬送ローラ121により搬送された媒体を排出台104に排出する。
ブレーキローラ116、第2搬送ローラ121、第2撮像装置123b及び第4搬送ローラ125は、搬送される媒体の厚さに応じて上方に移動可能に設けられている。このように、ブレーキローラ116、第2搬送ローラ121、第2撮像装置123b及び第4搬送ローラ125は、媒体としてパスポートを搬送可能に設けられている。即ち、媒体搬送装置100は、パスポートを搬送可能である。
載置台103に載置された媒体は、給送ローラ115が図2の矢印A11の方向、即ち媒体給送方向に回転することによって、下側ガイド107aと上側ガイド107bの間を媒体搬送方向A1に向かって搬送される。ブレーキローラ116は、媒体搬送時、矢印A12の方向、即ち媒体給送方向の逆方向に回転する。給送ローラ115及びブレーキローラ116の働きにより、載置台103に複数の媒体が載置されている場合、載置台103に載置されている媒体のうち給送ローラ115と接触している媒体のみが分離される。これにより、分離された媒体以外の媒体の搬送が制限される(重送の防止)。
媒体は、下側ガイド107aと上側ガイド107bによりガイドされながら、第1搬送ローラ120と第2搬送ローラ121の間に送り込まれる。媒体は、第1搬送ローラ120及び第2搬送ローラ121がそれぞれ矢印A13及び矢印A14の方向に回転することによって、第1撮像装置123aと第2撮像装置123bの間に送り込まれる。撮像装置123により読み取られた媒体は、第3搬送ローラ124及び第4搬送ローラ125がそれぞれ矢印A15及び矢印A16の方向に回転することによって排出台104上に排出される。
図3A及び図3Bは、セットガイド112、移動機構113及びフラップ114について説明するための模式図である。図3Aは、媒体給送前のセットガイド112、移動機構113及びフラップ114を側方から見た模式図である。図3Bは、媒体給送前の媒体搬送路を第1センサ117の位置で切断した断面を下流側且つ側方から見た模式図である。
図3A及び図3Bに示すように、セットガイド112は、媒体をセットするためのガイドである。セットガイド112は、媒体搬送方向A1において給送ローラ115及びブレーキローラ116と対向する位置に配置される。セットガイド112は、回転(揺動)可能に下側筐体101に支持され、媒体の給送が実行されていないときに、載置台103に載置された媒体の下面を支持する。以下では、図3A及び図3Bに示すように、セットガイド112が、載置台103に載置された媒体の下面を支持する位置をセット位置と称する場合がある。
移動機構113は、セットガイド112を移動させるためのカム部材である。移動機構113は、媒体搬送方向A1においてセットガイド112より下流側に配置される。また、移動機構113は、給送ローラ115の回転軸であるシャフト115aと接触しないように、媒体搬送方向A1においてシャフト115aより下流側に配置される。移動機構113は、後述するモータからの駆動力に従って回転(揺動)可能に下側筐体101に支持され、媒体の給送が実行されていないときに、セットガイド112の下流側の端部と接触してセットガイド112をセット位置に保持する。なお、図3Bに示すように、媒体搬送方向A1において移動機構113より下流側、且つ、移動機構113の近傍には第1センサ117が配置される。第1センサ117の詳細については後述する。
フラップ114は、媒体給送前に媒体が給送ローラ115とブレーキローラ116のニップ位置へ進入することを阻止するためのストッパである。フラップ114は、媒体搬送方向A1においてセットガイド112と対向する位置に配置される。フラップ114は、上側筐体102に揺動可能に設けられ、媒体の給送が実行されていないときに、セットガイド112と係合し、給送ローラ115とブレーキローラ116のニップ位置への媒体の進入を阻止する。
図4A及び図4Bは、セットガイド112、移動機構113及びフラップ114の動作について説明するための模式図である。図4Aは、媒体給送時のセットガイド112、移動機構113及びフラップ114を側方から見た模式図である。図4Bは、媒体給送時の媒体搬送路を第1センサ117の位置で切断した断面を下流側且つ側方から見た模式図である。
図4A及び図4Bに示すように、移動機構113は、媒体の給送が実行されるときに、モータからの駆動力に従って下方に揺動し、セットガイド112の下流側の端部から離間する。セットガイド112は、下流側の端部が移動機構113から離間して、移動機構113によって保持されなくなることにより、媒体搬送面より下方に揺動し、載置台103に載置された媒体の下面から離間する。以下では、図4A及び図4Bに示すように、セットガイド112が載置台103に載置された媒体の下面から離間した位置を解除位置と称する場合がある。セットガイド112が解除位置に配置されることにより、フラップ114とセットガイド112の係合が解除される。これにより、フラップ114は、載置台103に載置された媒体の先端に押されて揺動し、媒体は、給送ローラ115とブレーキローラ116のニップ位置へ進入可能となる。このように、フラップ114は、セットガイド112が解除位置に配置された場合に、給送ローラ115とブレーキローラ116のニップ位置への媒体の進入を許容する。
図5は、第1センサ117、第2センサ118、第3センサ119及び第4センサ122について説明するための模式図である。図5は、第1センサ117、第2センサ118、第3センサ119及び第4センサ122以外の部品を非表示にして、第1センサ117、第2センサ118、第3センサ119及び第4センサ122のみを下流側から見た模式図である。
図5に示すように、第1センサ117は、回帰型プリズムセンサであり、発光素子117a、受光素子117b、第1導光部117c、第2導光部117d、第3導光部117e及び結合部117f等を含む。
発光素子117a及び受光素子117bは、下側筐体101に設けられた基板131上に実装され、媒体を検出するために使用される。発光素子117aは、下側ガイド107aを挟んで媒体搬送路の外側に配置される。発光素子117aは、LED(Light Emitting Diode)等であり、第1導光部117cの下側端部と対向するように配置され、第1導光部117cの下側端部に向けて光を照射する。受光素子117bは、下側ガイド107aを挟んで媒体搬送路の外側に配置される。受光素子117bは、第2導光部117dの下側端部と対向するように配置され、発光素子117aにより出射され、且つ、第1導光部117c、第3導光部117e及び第2導光部117dにより導かれた光を、第2導光部117dから受光する。受光素子117bは、受光した光の強度に応じた電気信号である第1光信号を生成して出力する。第1光信号は、例えば信号値が受光素子117bにおける受光量に比例するように生成される。なお、第1光信号の信号値と受光素子117bにおける受光量とは、反比例等、他の関係を有してもよい。発光素子117a及び受光素子117bが同一の基板131上に実装されるため、媒体搬送装置100は、基板数を削減し、装置コスト及び装置サイズを低減させることが可能となる。
図3A、図3B、図4A及び図4Bに示したように、発光素子117a及び受光素子117bは、下側ガイド107aを挟んで媒体搬送路の外側に配置される。また、発光素子117a及び受光素子117bが実装される基板131は、幅方向A2において移動機構113と対向する位置に配置される。また、発光素子117a及び受光素子117bは、媒体搬送方向A1において移動機構113の下流側に、移動機構113から所定距離以上離間するように配置される。所定距離は、例えば3mmである。
第1導光部117c、第2導光部117d及び第3導光部117eは、プリズム等の導光管であり、ポリカーボネート等の材料で形成される。第1導光部117cは、下側ガイド107aを挟んで媒体搬送路の外側に配置される。第1導光部117cは、下側端部が発光素子117aと対向し、上側端部が下側ガイド107aと対向するように下側筐体101に設けられ、発光素子117aから出射された光を媒体搬送路に導く。第2導光部117dは、下側ガイド107aを挟んで媒体搬送路の外側に配置される。第2導光部117dは、上側端部が下側ガイド107aと対向し、下側端部が受光素子117bと対向するように下側筐体101に設けられ、媒体搬送路から入射された光を受光素子117bに導く。第3導光部117eは、導光部の一例であり、上側ガイド107bを挟んで媒体搬送路の外側に配置される。第3導光部117eは、二つの下側端部が上側ガイド107bと対向するようにUの字状に形成され、且つ、各下側端部が媒体搬送路を挟んで第1導光部117cの上側端部及び第2導光部117dの上側端部と対向するように上側筐体102に設けられる。第3導光部117eは、第1導光部117cと対向する下側端部から入射された光を第2導光部117dと対向する下側端部に導く。
結合部117fは、第1導光部117c及び第2導光部117dを結合する。
同様に、第2センサ118は、回帰型プリズムセンサであり、発光素子118a、受光素子118b、第1導光部118c、第2導光部118d、第3導光部118e及び結合部118f等を含む。
発光素子118a及び受光素子118bは、下側筐体101に設けられた基板131上に実装され、媒体を検出するために使用される。発光素子118aは、下側ガイド107aを挟んで媒体搬送路の外側に配置される。発光素子118aは、LED等であり、第1導光部118cの下側端部と対向するように配置され、第1導光部118cの下側端部に向けて光を照射する。受光素子118bは、下側ガイド107aを挟んで媒体搬送路の外側に配置される。受光素子118bは、第2導光部118dの下側端部と対向するように配置され、発光素子118aにより出射され、且つ、第1導光部118c、第3導光部118e及び第2導光部118dにより導かれた光を、第2導光部118dから受光する。受光素子118bは、受光した光の強度に応じた電気信号である第2光信号を生成して出力する。第2光信号は、例えば信号値が受光素子118bにおける受光量に比例するように生成される。なお、第2光信号の信号値と受光素子118bにおける受光量とは、反比例等、他の関係を有してもよい。発光素子118a及び受光素子118bが同一の基板131上に実装されるため、媒体搬送装置100は、基板数を削減し、装置コスト及び装置サイズを低減させることが可能となる。
第1導光部118c、第2導光部118d及び第3導光部118eは、プリズム等の導光管であり、ポリカーボネート等の材料で形成される。第1導光部118cは、下側ガイド107aを挟んで媒体搬送路の外側に配置される。第1導光部118cは、下側端部が発光素子118aと対向し、上側端部が下側ガイド107aと対向するように下側筐体101に設けられ、発光素子118aから出射された光を媒体搬送路に導く。第2導光部118dは、下側ガイド107aを挟んで媒体搬送路の外側に配置される。第2導光部118dは、上側端部が下側ガイド107aと対向し、下側端部が受光素子118bと対向するように下側筐体101に設けられ、媒体搬送路から入射された光を受光素子118bに導く。第3導光部118eは、上側ガイド107bを挟んで媒体搬送路の外側に配置される。第3導光部118eは、二つの下側端部が上側ガイド107bと対向するようにUの字状に形成され、且つ、各下側端部が媒体搬送路を挟んで第1導光部118cの上側端部及び第2導光部118dの上側端部と対向するように上側筐体102に設けられる。第3導光部118eは、第1導光部118cと対向する下側端部から入射された光を第2導光部118dと対向する下側端部に導く。
結合部118fは、第1導光部118c及び第2導光部118dを結合する。
同様に、第3センサ119は、回帰型プリズムセンサであり、発光素子119a、受光素子119b、第1導光部119c、第2導光部119d、第3導光部119e及び結合部119f等を含む。
発光素子119a及び受光素子119bは、下側筐体101に設けられた基板131上に実装され、媒体を検出するために使用される。発光素子119aは、下側ガイド107aを挟んで媒体搬送路の外側に配置される。発光素子119aは、LED等であり、第1導光部119cの下側端部と対向するように配置され、第1導光部119cの下側端部に向けて光を照射する。受光素子119bは、下側ガイド107aを挟んで媒体搬送路の外側に配置される。受光素子119bは、第2導光部119dの下側端部と対向するように配置され、発光素子119aにより出射され、且つ、第1導光部119c、第3導光部119e及び第2導光部119dにより導かれた光を、第2導光部119dから受光する。受光素子119bは、受光した光の強度に応じた電気信号である第3光信号を生成して出力する。第3光信号は、例えば信号値が受光素子119bにおける受光量に比例するように生成される。なお、第3光信号の信号値と受光素子119bにおける受光量とは、反比例等、他の関係を有してもよい。発光素子119a及び受光素子119bが同一の基板131上に実装されるため、媒体搬送装置100は、基板数を削減し、装置コスト及び装置サイズを低減させることが可能となる。
第1導光部119c、第2導光部119d及び第3導光部119eは、プリズム等の導光管であり、ポリカーボネート等の材料で形成される。第1導光部119cは、下側ガイド107aを挟んで媒体搬送路の外側に配置される。第1導光部119cは、下側端部が発光素子119aと対向し、上側端部が下側ガイド107aと対向するように下側筐体101に設けられ、発光素子119aから出射された光を媒体搬送路に導く。第2導光部119dは、下側ガイド107aを挟んで媒体搬送路の外側に配置される。第2導光部119dは、上側端部が下側ガイド107aと対向し、下側端部が受光素子119bと対向するように下側筐体101に設けられ、媒体搬送路から入射された光を受光素子119bに導く。第3導光部119eは、上側ガイド107bを挟んで媒体搬送路の外側に配置される。第3導光部119eは、二つの下側端部が上側ガイド107bと対向するようにUの字状に形成され、且つ、各下側端部が媒体搬送路を挟んで第1導光部119cの上側端部及び第2導光部119dの上側端部と対向するように上側筐体102に設けられる。第3導光部119eは、第1導光部119cと対向する下側端部から入射された光を第2導光部119dと対向する下側端部に導く。
結合部119fは、第1導光部119c及び第2導光部119dを結合する。
同様に、第4センサ122は、回帰型プリズムセンサであり、発光素子122a、受光素子122b、第1導光部122c、第2導光部122d、第3導光部122e及び結合部122f等を含む。
発光素子122a及び受光素子122bは、下側筐体101に設けられた基板131上に実装され、媒体を検出するために使用される。発光素子122aは、下側ガイド107aを挟んで媒体搬送路の外側に配置される。発光素子122aは、LED等であり、第1導光部122cの下側端部と対向するように配置され、第1導光部122cの下側端部に向けて光を照射する。受光素子122bは、下側ガイド107aを挟んで媒体搬送路の外側に配置される。受光素子122bは、第2導光部122dの下側端部と対向するように配置され、発光素子122aにより出射され、且つ、第1導光部122c、第3導光部122e及び第2導光部122dにより導かれた光を、第2導光部122dから受光する。受光素子122bは、受光した光の強度に応じた電気信号である第4光信号を生成して出力する。第4光信号は、例えば信号値が受光素子122bにおける受光量に比例するように生成される。なお、第4光信号の信号値と受光素子122bにおける受光量とは、反比例等、他の関係を有してもよい。発光素子122a及び受光素子122bが同一の基板131上に実装されるため、媒体搬送装置100は、基板数を削減し、装置コスト及び装置サイズを低減させることが可能となる。
第1導光部122c、第2導光部122d及び第3導光部122eは、プリズム等の導光管であり、ポリカーボネート等の材料で形成される。第1導光部122cは、下側ガイド107aを挟んで媒体搬送路の外側に配置される。第1導光部122cは、下側端部が発光素子122aと対向し、上側端部が下側ガイド107aと対向するように下側筐体101に設けられ、発光素子122aから出射された光を媒体搬送路に導く。第2導光部122dは、下側ガイド107aを挟んで媒体搬送路の外側に配置される。第2導光部122dは、上側端部が下側ガイド107aと対向し、下側端部が受光素子122bと対向するように下側筐体101に設けられ、媒体搬送路から入射された光を受光素子122bに導く。第3導光部122eは、上側ガイド107bを挟んで媒体搬送路の外側に配置される。第3導光部122eは、二つの下側端部が上側ガイド107bと対向するようにUの字状に形成され、且つ、各下側端部が媒体搬送路を挟んで第1導光部122cの上側端部及び第2導光部122dの上側端部と対向するように上側筐体102に設けられる。第3導光部122eは、第1導光部122cと対向する下側端部から入射された光を第2導光部122dと対向する下側端部に導く。
結合部122fは、第1導光部122c及び第2導光部122dを結合する。
上記したように、媒体搬送装置100では、第1センサ117、第2センサ118、第3センサ119及び第4センサ122の発光素子及び受光素子が全て同一の基板131上に実装される。そのため、媒体搬送装置100は、基板数を削減し、装置コスト及び装置サイズを低減させることが可能となる。
図6は、第1センサ117、第2センサ118、第3センサ119及び第4センサ122の位置関係について説明するための模式図である。図6は、下側ガイド107aを上側から見た模式図である。
図6に示すように、下側ガイド107aは、第1穴部132a、第2穴部132b、第3穴部132c、第4穴部132d、第5穴部132e、第6穴部132f、第7穴部132g及び第8穴部132hを有する。
第1~第6穴部132a~fは、媒体搬送方向A1において、給送ローラ115及びブレーキローラ116と第1搬送ローラ120及び第2搬送ローラ121との間に、略同一位置に設けられる。第1~第6穴部132a~fは、媒体搬送方向A1において、給送ローラ115及びブレーキローラ116の近傍に、特に、給送ローラ115及びブレーキローラ116のニップの中心位置から所定距離内(例えば50mm以内)に設けられる。第1~第6穴部132a~fは、幅方向A2において、相互に間隔を空けて並べて配置される。第7~第8穴部132g~hは、媒体搬送方向A1において、第1搬送ローラ120及び第2搬送ローラ121と撮像装置123との間に、略同一位置に設けられる。第7~第8穴部132g~hは、幅方向A2において、相互に間隔を空けて並べて配置される。
第1穴部132aは、第1開口部の一例であり、第1センサ117の第1導光部117cと対向する位置に配置され、第1導光部117cと係合可能に設けられている。第2穴部132bは、第2開口部の一例であり、第1センサ117の第2導光部117dと対向する位置に配置され、第2導光部117dと係合可能に設けられている。また、第2穴部132bは、開口部の一例である。第1穴部132a及び第2穴部132bは、第1センサ117の発光素子117aから出射された光を通過させるために下側ガイド107aに設けられる。上記したように、第1導光部117c及び第2導光部117dは、結合部117fにより結合され、第1穴部132a及び第2穴部132bに係合される。第1導光部117c及び第2導光部117dは、結合部117f、第1穴部132a及び第2穴部132bによって、下側ガイド107a(搬送面)に沿った方向において位置決めされ、下側筐体101に適切に固定される。
媒体搬送方向と直交する幅方向A2において、受光素子117bに光を導く第2導光部117dと係合される第2穴部132bは、発光素子117aから出射された光を導く第1導光部117cと係合される第1穴部132aより中央側に配置される。即ち、媒体搬送方向と直交する幅方向A2において、受光素子117bは、発光素子117aより中央側に配置される。
同様に、第3穴部132cは、第2センサ118の第1導光部118cと対向する位置に配置され、第1導光部118cと係合可能に設けられている。第4穴部132dは、第2センサ118の第2導光部118dと対向する位置に配置され、第2導光部118dと係合可能に設けられている。第4穴部132dは、所定の開口部の一例であり、第2穴部132bに対して媒体搬送方向と直交する幅方向A2に間隔を空けて並べて配置される。また、第3穴部132c又は第4穴部132dは、第5開口部の一例であり、第1穴部132a及び第2穴部132bに対して媒体搬送方向と直交する幅方向A2に間隔を空けて並べて配置される。第3穴部132c及び第4穴部132dは、第2センサ118の発光素子118aから出射された光を通過させるために下側ガイド107aに設けられる。上記したように、第1導光部118c及び第2導光部118dは、結合部118fにより結合され、第3穴部132c及び第4穴部132dに係合される。第1導光部118c及び第2導光部118dは、結合部118f、第3穴部132c及び第4穴部132dによって、下側ガイド107a(搬送面)に沿った方向において位置決めされ、下側筐体101に適切に固定される。
媒体搬送方向と直交する幅方向A2において、受光素子118bに光を導く第2導光部118dと係合される第4穴部132dは、発光素子118aから出射された光を導く第3導光部118eと係合される第3穴部132cより中央側に配置される。即ち、媒体搬送方向と直交する幅方向A2において、受光素子118bは、発光素子118aより中央側に配置される。第2センサ118の発光素子118a及び受光素子118bは第2発光素子及び第2受光素子の一例であり、第3穴部132c及び第4穴部132dを用いて媒体を検出する。
同様に、第5穴部132eは、第3センサ119の第1導光部119cと対向する位置に配置され、第1導光部119cと係合可能に設けられている。第6穴部132fは、第3センサ119の第2導光部119dと対向する位置に配置され、第2導光部119dと係合可能に設けられている。第5穴部132e及び第6穴部132fは、第3センサ119の発光素子119aから出射された光を通過させるために下側ガイド107aに設けられる。上記したように、第1導光部119c及び第2導光部119dは、結合部119fにより結合され、第5穴部132e及び第6穴部132fに係合される。第1導光部119c及び第2導光部119dは、結合部119f、第5穴部132e及び第6穴部132fによって、下側ガイド107a(搬送面)に沿った方向において位置決めされ、下側筐体101に適切に固定される。
同様に、第7穴部132gは、第4センサ122の第1導光部122cと対向する位置に配置され、第1導光部122cと係合可能に設けられている。第8穴部132hは、第4センサ122の第2導光部122dと対向する位置に配置され、第2導光部122dと係合可能に設けられている。第7穴部132g及び第8穴部132hは、第4センサ122の発光素子122aから出射された光を通過させるために下側ガイド107aに設けられる。上記したように、第1導光部122c及び第2導光部122dは、結合部122fにより結合され、第7穴部132g及び第8穴部132hに係合される。第1導光部122c及び第2導光部122dは、結合部122f、第7穴部132g及び第8穴部132hによって、下側ガイド107a(搬送面)に沿った方向において位置決めされ、下側筐体101に適切に固定される。
下側ガイド107aの、第1~第6穴部132a~fの周辺部133は、白色以外の色(例えば、灰色又は黒色等)を有する樹脂部材で形成される。特に、周辺部133は、下側ガイド107aの第1~第6穴部132a~fの周辺の反射率が55%以下となるように、反射率が55%以下である部材で形成される。
同様に、下側ガイド107aの、第7~第8穴部132g~hの周辺部134は、白色以外の色(例えば、灰色又は黒色等)を有する樹脂部材で形成される。特に、周辺部134は、下側ガイド107aの第7~第8穴部132g~hの周辺の反射率が55%以下となるように、反射率が55%以下である部材で形成される。
下側ガイド107aにおいて、周辺部133及び周辺部134は、他の部分と別個の部材で形成される。なお、下側ガイド107aにおいて、周辺部133及び/又は周辺部134は、他の部分と一体の部材で形成されてもよい。また、下側ガイド107aにおいて、第2穴部132b、第4穴部132d、第6穴部132f及び第8穴部132hのうちの少なくとも一つの周辺の反射率が55%以下であればよく、他の穴部の周辺の反射率は55%より大きくてもよい。
図7は、第1センサ117、第2センサ118、第3センサ119及び第4センサ122の位置関係について説明するための模式図である。図7は、上側ガイド107bを下側から見た模式図である。
図7に示すように、上側ガイド107bは、第9穴部135a、第10穴部135b、第11穴部135c、第12穴部135d、第13穴部135e、第14穴部135f、第15穴部135g及び第16穴部135hを有する。
第9~第16穴部135a~hは、それぞれ媒体搬送路を挟んで第1~第8穴部132a~hと対向するように配置される。
第9穴部135aは、第3開口部の一例である。第9穴部135aは、第1センサ117の第3導光部117eにおける第1導光部117c側の下側端部と対向する位置に配置され、第3導光部117eにおける第1導光部117c側の下側端部と係合可能に設けられている。第10穴部135bは、第4開口部の一例である。第10穴部135bは、第1センサ117の第3導光部117eにおける第2導光部117d側の下側端部と対向する位置に配置され、第3導光部117eにおける第1導光部117c側の下側端部と係合可能に設けられている。即ち、第3導光部117eは、第9穴部135aから入射された光を第10穴部135bに導くように設けられている。第9穴部135aは、第2ガイド開口部の一例である。第9穴部135a及び第10穴部135bは、第1センサ117の発光素子117aから出射された光を通過させるために上側ガイド107bに設けられる。
同様に、第11穴部135cは、第2センサ118の第3導光部118eにおける第1導光部118c側の下側端部と対向する位置に配置され、第3導光部118eにおける第1導光部118c側の下側端部と係合可能に設けられている。第12穴部135dは、第2センサ118の第3導光部118eにおける第2導光部118d側の下側端部と対向する位置に配置され、第3導光部118eにおける第1導光部118c側の下側端部と係合可能に設けられている。即ち、第3導光部118eは、第11穴部135cから入射された光を第12穴部135dに導くように設けられている。第11穴部135c及び第12穴部135dは、第2センサ118の発光素子118aから出射された光を通過させるために上側ガイド107bに設けられる。
同様に、第13穴部135eは、第3センサ119の第3導光部119eにおける第1導光部119c側の下側端部と対向する位置に配置され、第3導光部119eにおける第1導光部119c側の下側端部と係合可能に設けられている。第14穴部135fは、第3センサ119の第3導光部119eにおける第2導光部119d側の下側端部と対向する位置に配置され、第3導光部119eにおける第1導光部119c側の下側端部と係合可能に設けられている。即ち、第3導光部119eは、第13穴部135eから入射された光を第14穴部135fに導くように設けられている。第13穴部135e及び第14穴部135fは、第3センサ119の発光素子119aから出射された光を通過させるために上側ガイド107bに設けられる。
同様に、第15穴部135gは、第4センサ122の第3導光部122eにおける第1導光部122c側の下側端部と対向する位置に配置され、第3導光部122eにおける第1導光部122c側の下側端部と係合可能に設けられている。第16穴部135hは、第4センサ122の第3導光部122eにおける第2導光部122d側の下側端部と対向する位置に配置され、第3導光部122eにおける第2導光部122d側の下側端部と係合可能に設けられている。即ち、第3導光部122eは、第15穴部135gから入射された光を第16穴部135hに導くように設けられている。第15穴部135g及び第16穴部135hは、第4センサ122の発光素子122aから出射された光を通過させるために上側ガイド107bに設けられる。
上側ガイド107bの、第9~第14穴部135a~fの周辺部136は、白色以外の色(例えば、灰色又は黒色等)を有する樹脂部材で形成される。特に、周辺部136は、上側ガイド107bの第9~第14穴部135a~fの周辺の反射率が55%以下となるように、反射率が55%以下である部材で形成される。
同様に、上側ガイド107bの、第15~第16穴部135g~hの周辺部137は、白色以外の色(例えば、灰色又は黒色等)を有する樹脂部材で形成される。特に、周辺部136は、上側ガイド107bの第15~第16穴部135g~hの周辺の反射率が55%以下となるように、反射率が55%以下である部材で形成される。
上側ガイド107bにおいて、周辺部136及び周辺部137は、他の部分と別個の部材で形成される。なお、上側ガイド107bにおいて、周辺部136及び/又は周辺部137は、他の部分と一体の部材で形成されてもよい。また、上側ガイド107bにおいて、第9穴部135a、第11穴部135c、第13穴部135e及び第15穴部135gのうちの少なくとも一つの周辺の反射率が55%以下であればよく、他の穴部の周辺の反射率は55%より大きくてもよい。また、上側ガイド107bにおいて、全ての穴部の周辺の反射率が55%より大きくてもよい。
図8は、第1センサ117の形状について説明するための模式図である。図8は、第1センサ117の発光素子117a、受光素子117b、第1導光部117c、第2導光部117d及び結合部117fを下流側から見た斜視図である。
図8に示すように、第1導光部117cは、筒状に形成される。第1導光部117cは、第1筒部117g、第2筒部117h及び第3筒部117iを含む。第1筒部117gは、発光素子117aと対向する下側端部側に設けられる。第2筒部117hは、第1穴部132aと対向する上側端部側に設けられる。第3筒部117iは、第1筒部117gと第2筒部117hの間に設けられる。第1筒部117gと第2筒部117hは、相互に平行になるように設けられ、第3筒部117iは、第1筒部117g及び第2筒部117hに対して傾くように設けられる。
同様に、第2導光部117dは、筒状に形成される。第2導光部117dは、第4筒部117j、第5筒部117k及び第6筒部117lを含む。第4筒部117jは、受光素子117bと対向する下側端部側に設けられる。第5筒部117kは、第2穴部132bと対向する上側端部側に設けられる。第6筒部117lは、第4筒部117jと第5筒部117kの間に設けられる。第4筒部117jと第5筒部117kは、相互に平行になるように設けられ、第6筒部117lは第4筒部117j及び第5筒部117kに対して傾くように設けられる。
媒体搬送方向A1において、第1導光部117c及び第2導光部117dの下側端部は、第1導光部117c及び第2導光部117dの上側端部より下流側に配置されている。即ち、媒体搬送方向A1において、発光素子117a及び受光素子117bは、第1穴部132a及び第2穴部132bより下流側に配置される。第1導光部117cは、発光素子117aから出射された光を第1穴部132aに導くように屈曲しており、第2導光部117dは、第2穴部132bから入射された光を受光素子117bに導くように屈曲している。
第1センサ117は、給送ローラ115及びブレーキローラ116により給送された媒体の先端を検出するために使用される。媒体搬送装置100は、第1センサ117による媒体の先端の検出結果に基づいて、媒体のジャム又はスキューが発生したか否かを判定し、媒体のジャム又はスキューが発生した場合に、媒体の搬送を停止する。媒体搬送装置100が媒体のジャム又はスキューが発生した場合に可能な限り早期に媒体の搬送を停止できるように、第1センサ117は、給送ローラ115及びブレーキローラ116を通過した媒体の先端を可能な限り早期に検出する必要がある。そのため、媒体の先端を検出するために用いられる第1穴部132a、第2穴部132b、第9穴部135a及び第10穴部135bの配置位置は、給送ローラ115及びブレーキローラ116のニップ位置に近いほど好ましい。
一方、図3B及び図4Bに示したように、媒体搬送方向A1において発光素子117a及び受光素子117bより上流側、且つ、発光素子117a及び受光素子117bの近傍には移動機構113が配置されている。移動機構113は、給送ローラ115に供給される媒体をセットするセットガイド112を移動させるために用いられるため、給送ローラ115の近傍に配置される。また、図3A、図3B、図4A及び図4Bに示したように、発光素子117a及び受光素子117bは基板131上に実装されており、基板131は移動機構113より下流側に配置されている。基板131上には、発光素子117a及び受光素子117bに電圧を印加するための配線が実装されるため、発光素子117a及び受光素子117bは、基板131の端部からある程度離れた位置に配置される必要がある。その結果、発光素子117a及び受光素子117bは、給送ローラ115よりある程度下流側に配置される。
媒体搬送装置100では、第1穴部132a及び第2穴部132bが発光素子117a及び受光素子117bより上流側に配置されるため、媒体搬送装置100は、媒体のジャム又はスキューを早期に検出することができる。これにより、媒体搬送装置100は、媒体の損傷の発生を抑制することができる。
また、媒体搬送装置100では、第1導光部117c及び第2導光部117dが屈曲していることにより、基板131上での発光素子117a及び受光素子117bの配置位置の自由度が高くなるため、基板131の小型化を図ることが容易となる。
特に、第1導光部117cは、発光素子117aと対向する下側端部側に設けられた第1筒部117gと、第1穴部132aと対向する上側端部側に設けられた第2筒部117hとが平行になるように、二箇所でくの字状に屈曲している。同様に、第2導光部117dは、受光素子117bと対向する下側端部側に設けられた第4筒部117jと、第2穴部132bと対向する上側端部側に設けられた第5筒部117kとが平行になるように、二箇所でくの字状に屈曲している。第1筒部117g及び第4筒部117jは、基板131の実装面と略直交するように配置される。また、第2筒部117hと第5筒部117kは、下側ガイド107aと略直交するように配置される。したがって、媒体搬送装置100では、基板131が下側ガイド107aと略平行に配置されるため、基板131の安定化、及び、組立ての容易化が図られる。
基板131が下側ガイド107aと略平行に配置されるため、後述するように第1センサ117に対して媒体搬送面と平行に180°回転させて配置される第2センサ118の発光素子118a及び受光素子118bも、同一の基板131上に実装可能となる。さらに、後述するように第1導光部及び第2導光部が屈曲していない第3センサ119及び第4センサ122の発光素子及び受光素子も、同一の基板131上に実装可能となる。そのため、媒体搬送装置100は、基板数を削減し、装置コスト及び装置サイズを低減させることが可能となる。
なお、第1導光部117c及び第2導光部117dは、一箇所のみで屈曲していてもよい。また、第1導光部117c及び第2導光部117dは、どのような角度で屈曲していてもよい。
また、結合部117fは、第1側面117m、第2側面117n、第3側面117oを有する。第1側面117mは、媒体搬送方向A1と直交する平面を有し、第1導光部117c及び第2導光部117dが基板131上に支持されるように、基板131に取り付けられる。第2側面117nは、媒体搬送方向A1及び上下方向A3と平行な平面を有し、第1導光部117cが第1側面117mに支持されるように、第1側面117mの一端に取り付けられる。第3側面117oは、媒体搬送方向A1及び上下方向A3と平行な平面を有し、第2導光部117dが第1側面117mに支持されるように、第1側面117mの他端に取り付けられる。
第2側面117n及び第3側面117oは、媒体搬送方向A1及び上下方向A3と平行な平面を有することにより、発光素子117aから出射され、第1導光部117cにより導かれる光のうち、第2導光部117d側に漏れ出た内乱光を遮光する。これにより、媒体搬送装置100は、受光素子117bが、第1導光部117cから漏れ出た内乱光を受光することを抑制できる。
図9Aは、第1導光部117cの形状について説明するための模式図である。図9Aは、第1センサ117の発光素子117a及び第1導光部117cを側方から見た模式図である。
図9Aに示すように、第1導光部117cの発光素子117aと対向する下側端部117pは、発光素子117aから出射された光を平行光として導光させるためのレンズ形状を有する。即ち、第1導光部117cの下側端部117pには、コリメートレンズ(凸レンズ)が形成される。発光素子117aから出射された拡散光は、下側端部117pに形成されたレンズによって平行光に変換され、第1筒部117gの延伸方向と平行な方向に進行する。
これにより、第1導光部117cは、入射された光の拡散を抑制し、第3導光部117eへ効率良く光を出射することが可能となり、受光素子117bにおける受光量の低減を抑制することが可能となる。上記したように、媒体搬送装置100では、パスポートを搬送可能なように、下側ガイド107a及び上側ガイド107bが所定距離以上離間するように配置されている。そのため、発光素子117aから出射された光が受光素子117bに到達するまでの距離が大きく、発光素子117aにおける発光量に対する、受光素子117bにおける受光量の減衰量は大きい。しかしながら、媒体搬送装置100では、発光素子117aから出射された拡散光が平行光に変換されることにより、光の強度の低減が抑制され、受光素子117bは十分な光量の光を受光することができる。
上記したように、第3筒部117iは、第1筒部117g及び第2筒部117hに対して傾くように配置される。第3筒部117iは、第1筒部117g及び第2筒部117hの延伸方向と第3筒部117iの延伸方向とがなす角度θ1が第1導光部117c(第3筒部117i)の臨界角以下となるように定められる。即ち、第1導光部117cは、少なくとも第1筒部117gの延伸方向と平行に入射した光を全反射するように屈曲している。また、第1導光部117cは、第1筒部117gの延伸方向と平行に入射し且つ第3筒部117iで反射した光を第2筒部117hに向けて全反射するように屈曲している。例えば、第1導光部117cがポリカーボネートで形成されている場合、屈折率は、1.585であり、臨界角は、39.1°である。ポリカーボネートの臨界角が39.1°であるのに対して、本実施形態における角度θ1は36°である。したがって、第1導光部117cは、入射された光を効率良く導き、出射させることができる。
図9Bは、第2導光部117dの形状について説明するための模式図である。図9Bは、第1センサ117の受光素子117b及び第2導光部117dを側方から見た模式図である。
上記したように、第6筒部117lは、第4筒部117j及び第5筒部117kに対して傾くように配置される。第6筒部117lは、第4筒部117j及び第5筒部117kの延伸方向と第6筒部117lの延伸方向とがなす角度θ2が第2導光部117d(第6筒部117l)の臨界角以下となるように定められる。即ち、第2導光部117dは、少なくとも第5筒部117kの延伸方向と平行に入射した光を全反射するように屈曲している。また、第2導光部117dは、第5筒部117kの延伸方向と平行に入射し且つ第6筒部117lで反射した光を第4筒部117jに向けて全反射するように屈曲している。これにより、第2導光部117dは、入射された光を効率良く導き、出射させることができる。
第2センサ118は、第1センサ117と同様の構造を有しており、第2センサ118が有する各部として、第1センサ117が有する各部と共通の部品が用いられる。但し、図5で説明したように、幅方向A2において、第1センサ117の受光素子117bは、発光素子117aより中央側に配置され、第2センサ118の受光素子118bは、発光素子118aより中央側に配置される。そのため、第2センサ118では、発光素子118a及び受光素子118bは、第3穴部132c及び第4穴部132dより上流側に配置される。レンズ形状を有する第1導光部118cは、発光素子118aと対向するように配置される。そのため、第2センサ118の第1~第3導光部118c~e及び結合部118fは、第1センサ117の第1~第3導光部117c~e及び結合部117fに対して、媒体搬送面と平行に180°回転させて配置される。これにより、媒体搬送装置100は、第1センサ117と第2センサ118の部品を共通化でき、装置コストを低減できる。なお、第2センサ118が有する各部として、第1センサ117が有する各部と異なる部品が用いられてもよい。
同様に、第3センサ119及び第4センサ122は、第1センサ117と同様の構造を有しており、第3センサ119及び第4センサ122が有する各部として、第1センサ117が有する各部と共通の部品が用いられる。但し、図5に示すように、第3センサ119の第1導光部119c及び第2導光部119dと、第4センサ122の第1導光部122c及び第2導光部122dとは、屈曲していない。そのため、第3センサ119では、発光素子119a及び受光素子119bは、媒体搬送方向A1において、第5穴部132e及び第6穴部132fと同一位置に配置される。第4センサ122では、発光素子122a及び受光素子122bは、媒体搬送方向A1において、第7穴部132g及び第8穴部132hと同一位置に配置される。なお、第2センサ118と同様に、第3センサ119の第1~第2導光部119c~d及び第4センサ122の第1~第2導光部122c~dとして、第1センサ117の第1~第2導光部117c~dと共通の部品が用いられてもよい。
図10A及び図10Bは、結合部117fについて説明するための模式図である。図10Aは、第1センサ117が係合された下側筐体101を結合部117fの位置で切断した断面を下流側から見た模式図である。図10Bは、第1センサ117が係合された下側筐体101を第1センサ117より上流側の位置で切断した断面を上流側から見た模式図である。第1センサ117、第2センサ118、第3センサ119及び第4センサ122における結合部の構成は同様であるため、以下では代表して第1センサ117についてのみ説明する。
図10A及び図10Bに示すように、結合部117fは、発光素子117a及び受光素子117bが実装された基板131上に支持される。上記したように、第1導光部117c及び第2導光部117dは、結合部117fにより結合され、第1穴部132a及び第2穴部132bに係合される。第1導光部117c及び第2導光部117dは、結合部117f、第1穴部132a、第2穴部132b及び基板131によって、上下方向A3において位置決めされ、下側筐体101に適切に固定される。
また、下側筐体101において、発光素子117aと第1導光部117cの間の空間と、第2導光部117dと受光素子117bの間の空間との間には、遮光部材138が配置される。遮光部材138は、光を透過させない板状の部材である。遮光部材138により、発光素子117aから出射された拡散光が、受光素子117b側に漏れてしまい、受光素子117bにより受光されることが防止される。
図11は、第1センサ117における光の経路について説明するための模式図であり、第1センサ117を上流側から見た模式図である。第1センサ117、第2センサ118、第3センサ119及び第4センサ122における光の経路は同様であるため、以下では代表して第1センサ117についてのみ説明する。
図11に示すように、発光素子117aから出射された光は、第1導光部117cに入射し、第1導光部117cによって媒体搬送路へ導かれる。第1導光部117cによって媒体搬送路へ導かれた光は、第3導光部117eにおいて、第1導光部117cと対向する下側端部から入射し、第3導光部117eによって、第2導光部117dと対向する下側端部を介して媒体搬送路へ導かれる。第3導光部117eによって媒体搬送路へ導かれた光は、第2導光部117dに入射し、第2導光部117dによって受光素子117bへ導かれる。
媒体搬送路上で第1センサ117と対向する位置に媒体が存在する場合、発光素子117aから出射された光はその媒体により遮光される。そのため、第1センサ117の位置に媒体が存在する状態と存在しない状態とで第1光信号の信号値は変化する。同様に、第2センサ118、第3センサ119及び第4センサ122の各位置に媒体が存在する状態と存在しない状態とで第2光信号、第3光信号及び第4光信号の信号値は変化する。
図12A及び図12Bは、幅方向A2において受光素子117b(118b)が発光素子117a(118a)より中央側に配置されることの技術的意義について説明するための模式図である。図12Aは、第1センサ117を上流側から見た模式図である。図12Bは、受光素子Rが発光素子Eより外側に配置されたセンサSを上流側から見た模式図である。
図12Aは、第1センサ117の受光素子117bと対向する位置に媒体Mが存在し、且つ、受光素子117bの外側に配置された発光素子117aと対向する位置には媒体Mが存在していない状態を示している。図12Bは、センサSの発光素子Eと対向する位置に媒体Mが存在し、且つ、発光素子Eの外側に配置された受光素子Rと対向する位置には媒体Mが存在していない状態を示している。
図12A及び図12Bに示すように、媒体が傾いて搬送された場合、又は、媒体のサイズが小さい場合等に、発光素子と対向する位置及び受光素子と対向する位置のうち、内側の位置のみに媒体Mが存在し、外側の位置には媒体Mが存在しない可能性がある。図12Bに示すように、受光素子Rが発光素子Eより外側に配置された場合、発光素子Eと対向する位置に媒体Mが存在し、且つ、受光素子Rと対向する位置には媒体Mが存在しない可能性がある。その場合、発光素子Eから出射され、発光素子Eと対向する導光部によって導かれた光は、媒体搬送路で媒体Mによって遮光されて、上側に配置された導光部に到達しない。しかしながら、その光は、媒体Mによって反射して受光素子Rと対向する導光部に進入し、受光素子Rに到達する可能性がある。その場合、媒体搬送装置は、センサSの位置に媒体Mが存在するにもかかわらず、センサSの位置に媒体Mが存在しないと誤って判定する。
一方、図12Aに示すように、媒体搬送装置100では、幅方向A2において受光素子117bが発光素子117aより中央側に配置される。この場合、発光素子117aから出射され、第1導光部117cによって導かれた光は、第3導光部117eによってさらに導かれて、第3導光部117eから媒体搬送路に出射される。仮に、この光が媒体Mによって反射したとしても、光は上方に向かって反射するため、受光素子117bには到達しない。したがって、媒体搬送装置100は、第1センサ117の位置に媒体Mが存在するにもかかわらず、第1センサ117の位置に媒体Mが存在しないと誤って判定することを抑制できる。
図13A及び図13Bは、下側ガイド107a及び上側ガイド107bの各穴部の周辺の反射率を55%以下とすることの技術的意義について説明するための模式図である。図13Aは、媒体搬送路を側方から見た模式図である。図13Bは、下側ガイド107a及び上側ガイド107bの各穴部の周辺の反射率と、受光素子117bが受光する受光量との関係を示すグラフである。
上記したように、媒体搬送装置100では、パスポートを搬送可能なように、下側ガイド107a及び上側ガイド107bは、所定距離以上離間するように配置されている。そのため、図13Aに示すように、媒体搬送口又は排出口から進入した外乱光Lが、下側ガイド107aと上側ガイド107bの間を反射し合いながら、受光素子117bに光を導く第2導光部117dと対向する第4穴部132dに進入する可能性がある。また、用紙等の媒体が搬送される際にも、媒体の一部が折れ曲がっていたり、カールしていたり、搬送中に浮き上がったりすると、媒体搬送口又は排出口から進入した外乱光Lが、その隙間から媒体搬送路内へ進入する可能性がある。その場合、媒体搬送口又は排出口から進入した外乱光Lは、媒体と下側ガイド107a又は上側ガイド107bとの間を反射し合いながら第4穴部132dに進入する可能性がある。
媒体搬送装置100がサポートする媒体のうち、搬送時に受光素子117bにおける受光量が最も大きいのは、透明なキャリアシートである。媒体搬送装置100において、媒体として透明なキャリアシートが搬送される時の受光素子117bにおける受光量は、媒体が搬送されていない時の受光量の約1/2である。上記したように、第1光信号は、例えば信号値が受光素子117bにおける受光量に比例するように生成される。例えば、媒体が搬送されていない時の第1光信号の信号値が2.4[V]となるように発光素子117aの発光量が調節されている場合、透明なキャリアシートが搬送された時の第1光信号の信号値は1.2[V]となる。
媒体搬送装置100において、媒体が存在するか存在しないかを判定するために第1光信号と比較される判定閾値は、媒体が搬送されていない時の第1光信号の信号値と、透明なキャリアシートが搬送された時の第1光信号の信号値との間の値に設定される。即ち、判定閾値は、媒体が搬送されていない時の第1光信号の信号値と、その信号値の1/2の値との間の値に設定される。
媒体搬送装置100は、設置環境における環境光の影響を考慮して、装置起動直後に発光素子117aの発光量を調節する。媒体搬送装置100は、装置起動直後に媒体が搬送されていない状態で発光素子117aに光を照射させて、受光素子117bに第1光信号を生成させる。媒体搬送装置100は、第1光信号の信号値が所定値(例えば2.4[V])となるように発光素子117aの発光量を調節する。しかしながら、発光量の調節時に媒体搬送路内に外乱光が進入していると、外乱光が加わった状態で第1光信号の信号値が所定値となるように発光量が調節される。その後、媒体搬送装置100において、外乱光が進入していない状態で媒体の有無が判定される場合、その調節された発光量で発光素子117aに光を出射させた時に受光素子117bによって生成される第1光信号の信号値は、所定値より小さくなる。
そのため、発光量の調節時に媒体搬送路内に外乱光が進入している可能性を考慮して、判定閾値は、発光量の調節時の第1光信号の信号値(所定値)と、その信号値の1/2の値との平均値より小さい値に設定されることが好ましい。例えば、判定閾値は、発光素子117aの発光量の調節時における第1光信号の信号値(所定値)の2/3の値(例えば1.6[V])に設定される。
図13Bに示すグラフ1300は、媒体搬送装置の下側ガイド及び上側ガイドの各穴部の周辺の色が異なるように各ガイドを変更しながら、媒体搬送装置の媒体搬送口から外乱光を進入させた時の第1光信号の信号値を測定した測定結果を示す。図13Bの横軸は各ガイドの反射率を示し、縦軸は外乱光進入時の第1光信号の信号値を示す。グラフ1300に示すように、各ガイドの反射率が高いほど、外乱光進入時の第1光信号の信号値は大きくなり、各ガイドの反射率が低いほど、外乱光進入時の第1光信号の信号値は小さくなる。
上記したように、発光量の調節時における第1光信号の信号値(所定値)が2.4[V]であり、判定閾値がその2/3の値である1.6[V]である場合、その差は0.8[V]である。発光量の調節時における外乱光による受光量が0.8[V]を超えていた場合、外乱光が進入していない状態で、その調節された発光量で発光素子117aに光を出射させた時に受光素子117bによって生成される第1光信号の信号値は、判定閾値より低くなる。その場合、媒体搬送装置100は、媒体が存在するか存在しないかを正しく判定できない。したがって、外乱光進入時の第1光信号の信号値は0.8[V]以下に抑える必要があり、外乱光進入時の第1光信号の信号値が0.8[V]以下となるように、各ガイドの反射率は55%以下に定められることが好ましい。
即ち、各ガイドの反射率は、外乱光進入時の第1光信号の信号値が、外乱光が存在しない環境下で媒体が搬送されていない時の第1光信号の信号値と、判定閾値との差以下となるように定められることが好ましい。上記したように、外乱光が存在しない環境下で媒体が搬送されていない時の第1光信号の信号値が2.4[V]であり、判定閾値がその2/3の値である1.6[V]である場合、各ガイドの反射率は55%以下に定められる。
なお、上記したように、媒体として透明なキャリアシートが搬送された時の受光素子117bにおける受光量は、媒体が搬送されていない時の受光量の約1/2であり、第1光信号の信号値は1.2[V]となる。仮に、判定閾値が、外乱光が存在しない環境下で媒体が搬送されていない時の第1光信号の信号値と、媒体として透明なキャリアシートが搬送された時の第1光信号の信号値との平均値に設定された場合、判定閾値は1.8[V]に設定される。その場合、外乱光を進入させた時の第1光信号の信号値が0.6[V]以下となるように、各ガイドの反射率は50%以下に定められることが好ましい。
また、上記したように、媒体搬送装置100では、パスポートを搬送可能なように、下側ガイド107a及び上側ガイド107bは、所定距離以上離間するように配置されている。そのため、媒体搬送装置100では、発光素子117aから出射され且つ第3導光部117eを通過していない光が、上側ガイド107b及び/又は下側ガイド107aによって反射されて、内乱光として誤って受光素子117bに入射される可能性が高い。媒体搬送装置100は、各ガイドの反射率を低くすることにより、内乱光が誤って受光素子117bに入射されることも抑制できる。
図14は、媒体搬送装置100の概略構成を示すブロック図である。
媒体搬送装置100は、前述した構成に加えて、モータ151、インタフェース装置152、記憶装置160及び処理回路170等をさらに有する。
モータ151は、一又は複数のモータを有し、処理回路170からの制御信号によって、移動機構113を回転させてセットガイド112を移動させる。また、モータ151は、処理回路170からの制御信号によって、給送ローラ115、ブレーキローラ116及び第1~第4搬送ローラ120、121、124、125を回転させて媒体を給送及び搬送させる。
インタフェース装置152は、例えばUSB等のシリアルバスに準じるインタフェース回路を有し、不図示の情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末等)と電気的に接続して入力画像及び各種の情報を送受信する。また、インタフェース装置152の代わりに、無線信号を送受信するアンテナと、所定の通信プロトコルに従って、無線通信回線を通じて信号の送受信を行うための無線通信インタフェース装置とを有する通信部が用いられてもよい。所定の通信プロトコルは、例えば無線LAN(Local Area Network)である。
記憶装置160は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、又はフレキシブルディスク、光ディスク等の可搬用の記憶装置等を有する。また、記憶装置160には、媒体搬送装置100の各種処理に用いられるコンピュータプログラム、データベース、テーブル等が格納される。コンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて記憶装置160にインストールされてもよい。可搬型記録媒体は、例えばCD-ROM(compact disc read only memory)、DVD-ROM(digital versatile disc read only memory)等である。
処理回路170は、予め記憶装置160に記憶されているプログラムに基づいて動作する。処理回路は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。処理回路170として、DSP(digital signal processor)、LSI(large scale integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等が用いられてもよい。
処理回路170は、操作装置105、表示装置106、媒体センサ111、第1センサ117、第2センサ118、第3センサ119、第4センサ122、撮像装置123、モータ151、インタフェース装置152及び記憶装置160等と接続され、これらの各部を制御する。処理回路170は、モータ151の駆動制御、撮像装置123の撮像制御等を行い、媒体の搬送を制御して、入力画像を生成し、インタフェース装置152を介して情報処理装置に送信する。
図15は、記憶装置160及び処理回路170の概略構成を示す図である。
図15に示すように、記憶装置160には、制御プログラム161及び判定プログラム162等が記憶される。これらの各プログラムは、プロセッサ上で動作するソフトウェアにより実装される機能モジュールである。処理回路170は、記憶装置160に記憶された各プログラムを読み取り、読み取った各プログラムに従って動作する。これにより、処理回路170は、制御部171及び判定部172として機能する。
図16は、媒体搬送装置100の媒体読取処理の動作の例を示すフローチャートである。
以下、図16に示したフローチャートを参照しつつ、媒体搬送装置100の媒体読取処理の動作の例を説明する。なお、以下に説明する動作のフローは、予め記憶装置160に記憶されているプログラムに基づき主に処理回路170により媒体搬送装置100の各要素と協働して実行される。図16に示す動作のフローは、定期的に実行される。
最初に、制御部171は、利用者により操作装置105を用いて媒体の読み取りの指示が入力されて、媒体の読み取りを指示する操作信号を操作装置105から受信するまで待機する(ステップS101)。
次に、制御部171は、媒体センサ111から媒体信号を取得し、取得した媒体信号に基づいて、載置台103に媒体が載置されているか否かを判定する(ステップS102)。
載置台103に媒体が載置されていない場合、制御部171は、ステップS101へ処理を戻し、操作装置105から新たに操作信号を受信するまで待機する。
一方、載置台103に媒体が載置されている場合、制御部171は、モータ151を駆動する(ステップS103)。制御部171は、モータ151を駆動して、移動機構113を回転させてセットガイド112を解除位置に移動させ、媒体を給送可能にする。また、制御部171は、モータ151を駆動して、給送ローラ115、ブレーキローラ116及び第1~第4搬送ローラ120、121、124、125を回転させて媒体を給送及び搬送させる。
次に、判定部172は、第1センサ117、第2センサ118、第3センサ119及び第4センサ122から、それぞれ第1光信号、第2光信号、第3光信号及び第4光信号を受信する(ステップS104)。
次に、判定部172は、第1センサ117、第2センサ118及び第3センサ119から受信した第1光信号、第2光信号及び第3光信号に基づいて、媒体のジャムが発生したか否かを判定する(ステップS105)。
判定部172は、媒体の先端が第1センサ117、第2センサ118及び第3センサ119の何れかの位置に到達したか否かを判定する。判定部172は、各光信号の信号値が、媒体が存在しないことを示す値から媒体が存在することを示す値に変化したときに、媒体の先端が各光信号を出力したセンサの位置に到達したと判定する。即ち、判定部172は、直前に受信した各光信号の信号値が判定閾値以上であり且つ今回受信したその光信号の信号値が判定閾値未満である場合に、媒体の先端がその光信号を出力したセンサの位置に到達したと判定する。
判定部172は、媒体の給送を開始してから第1所定時間が経過した時に、媒体の先端が第1センサ117、第2センサ118及び第3センサ119の何れの位置にも到達していない場合に、媒体のジャムが発生したと判定する。一方、判定部172は、媒体の給送を開始してから第1所定時間が経過する前に媒体の先端が何れかのセンサの位置に到達した場合、媒体のジャムが発生していないと判定する。また、判定部172は、媒体の給送を開始してからまだ第1所定時間が経過していない場合、媒体のジャムが発生していないと判定する。
このように、判定部172は、受光素子117b、受光素子118b及び受光素子119bから出力された信号に基づいて、媒体のジャムが発生したか否かを判定する。なお、判定部172は、第1光信号、第2光信号及び第3光信号のうちの少なくとも一つの信号のみに基づいて、媒体のジャムが発生したか否かを判定してもよい。
媒体のジャムが発生した場合、制御部171は、モータ151を停止して、媒体の給送及び搬送を停止し(ステップS106)、一連のステップを終了する。制御部171は、媒体のジャムが発生している場合に、媒体の給送及び搬送を停止することにより、媒体が損傷することを抑制できる。また、制御部171は、異常が発生した旨を表示装置106に表示、又は、インタフェース装置152を介して情報処理装置に送信し、利用者に警告を通知する。
一方、媒体のジャムが発生していない場合、制御部171は、第1センサ117、第2センサ118及び第3センサ119から受信した第1光信号、第2光信号及び第3光信号に基づいて、媒体のスキューが発生したか否かを判定する(ステップS107)。
判定部172は、ステップS105の処理と同様にして、媒体の先端が第1センサ117、第2センサ118及び第3センサ119の各位置に到達したか否かを判定する。判定部172は、媒体の先端が何れかのセンサの位置に到達してから第2所定時間が経過した時に、媒体の先端が他のセンサの位置に到達していない場合に、媒体のスキューが発生したと判定する。一方、判定部172は、媒体の先端が何れかのセンサの位置に到達してから第2所定時間が経過する前に、媒体の先端が他のセンサの位置に到達した場合、媒体のスキューが発生していないと判定する。また、判定部172は、媒体の先端が何れかのセンサの位置に到達してからまだ第2所定時間が経過していない場合、媒体のスキューが発生していないと判定する。
このように、判定部172は、受光素子117b、受光素子118b及び受光素子119bから出力された信号に基づいて、媒体のスキューが発生したか否かを判定する。なお、判定部172は、第1光信号、第2光信号及び第3光信号のうちの何れか二つの信号のみに基づいて、媒体のスキューが発生したか否かを判定してもよい。また、判定部172は、撮像装置123から入力画像を取得し、取得した入力画像にさらに基づいて、媒体のジャムが発生したか否かを判定してもよい。その場合、判定部172は、公知の画像処理技術を利用して、入力画像に媒体が含まれるか否かを判定する。判定部172は、媒体の先端が第1センサ117、第2センサ118及び第3センサ119の各位置に到達する前に、撮像装置123から取得した入力画像に媒体が含まれていた場合、媒体のスキューが発生したと判定する。この場合、判定部172は、第1光信号、第2光信号及び第3光信号のうちの何れか一つの信号と入力画像とに基づいて、媒体のスキューが発生したか否かを判定してもよい。
媒体のスキューが発生した場合、制御部171は、モータ151を停止して、媒体の給送及び搬送を停止し(ステップS106)、一連のステップを終了する。制御部171は、媒体のスキューが発生している場合に、媒体の給送及び搬送を停止することにより、媒体が損傷することを抑制できる。また、制御部171は、異常が発生した旨を表示装置106に表示、又は、インタフェース装置152を介して情報処理装置に送信し、利用者に警告を通知する。
一方、媒体のスキューが発生していない場合、制御部171は、第4センサ122から受信した第4光信号に基づいて、媒体の先端が撮像装置123の位置に到達したか否かを判定する(ステップS108)。
判定部172は、第4光信号の信号値が、媒体が存在しないことを示す値から媒体が存在することを示す値に変化したときに、媒体の先端が第4センサ122の位置に到達したと判定する。即ち、判定部172は、直前に受信した第4光信号の信号値が判定閾値以上であり且つ今回受信した第4光信号の信号値が判定閾値未満である場合に、媒体の先端が第4センサ122の位置に到達したと判定する。判定部172は、媒体の先端が第4センサ122の位置に到達したと判定してから第3所定時間が経過した時に、媒体の先端が撮像装置123の位置に到達したと判定する。
媒体の先端が撮像装置123の位置に到達していない場合、判定部172は、処理をステップS104へ戻し、ステップS104~S108の処理を繰り返す(ステップS108)。
一方、媒体の先端が撮像装置123の位置に到達した場合、制御部171は、撮像装置123に媒体の撮像を開始させ、撮像装置123から入力画像を取得する。制御部171は、取得した入力画像を、インタフェース装置152を介して情報処理装置へ送信する(ステップS109)。
次に、制御部171は、媒体センサ111から取得する媒体信号に基づいて載置台103に媒体が残っているか否かを判定する(ステップS110)。載置台103に媒体が残っている場合、制御部171は、ステップS104へ処理を戻し、ステップS104~S110の処理を繰り返す。
一方、載置台103に媒体が残っていない場合、制御部171は、モータ151を停止させて(ステップS111)、一連のステップを終了する。
なお、ステップS105及びステップS107の処理のうちの何れか一方は、省略されてもよい。
以上詳述したように、媒体搬送装置100では、媒体搬送路上に設けられた、第1~第4センサ117~119、122の各発光素子から出射された光を各受光素子に導くための穴部の周辺の反射率が所定率以下である。これにより、媒体搬送装置100は、外乱光によって、媒体が存在するにもかかわらず、媒体が存在しないと誤って判定することを抑制することが可能となった。したがって、媒体搬送装置100は、発光素子及び受光素子を用いて、媒体をより正確に検出することが可能となった。
また、媒体搬送装置100では、媒体を検出するための第1穴部132a及び第2穴部132bが、給送ローラ115と第1搬送ローラ120及び第2搬送ローラ121との間に設けられる。一方、発光素子117a及び受光素子117bは、セットガイド112の移動機構113を避けるように第1穴部132a及び第2穴部132bより下流側に設けられる。また、発光素子117aから出射された光を受光素子117bに導くプリズムである第1導光部117c及び第2導光部117dは、第1穴部132a及び第2穴部132bと発光素子117a及び受光素子117bとの間で屈曲している。これにより、媒体搬送装置100では、筐体内のスペースを有効に利用しつつ、給送ローラ115を通過した媒体を可能な限り早期に検出することが可能となった。したがって、媒体搬送装置100は、発光素子117a及び受光素子117bを適切に配置することが可能となった。
以上、媒体搬送装置100の好適な実施形態について説明したが、媒体搬送装置100は、上記した実施形態に限定されない。例えば、媒体搬送方向A1において、第1センサ117及び第2センサ118の第1導光部及び第2導光部は屈曲されず、発光素子及び受光素子は、対応する穴部と同一位置に配置されてもよい。または、下側ガイド107a及び上側ガイド107bは、各穴部の周辺の反射率が55%未満となるように設けられてもよい。
また、第1センサ117、第2センサ118、第3センサ119及び/又は第4センサ122において、発光素子、受光素子、第1導光部及び第2導光部が上側筐体102に配置され、第3導光部が下側筐体101に配置されてもよい。この場合、上側ガイド107bが第1ガイドの一例となり、下側ガイド107aが第2ガイドの一例となる。この場合も、下側ガイド107a及び上側ガイド107bには各導光部の端部と係合する穴部が設けられ、下側ガイド107a及び上側ガイド107bは、各穴部の周辺の反射率が55%以下となるように設けられる。また、この場合、セットガイド112、移動機構113及び給送ローラ115が上側筐体102に配置され、フラップ114及びブレーキローラ116が下側筐体101に配置されてもよい。
また、第1センサ117、第2センサ118、第3センサ119及び/又は第4センサ122において、第3導光部の代わりに、ミラー等の反射部材が用いられてもよい。または、第3導光部が省略され、媒体搬送装置100は、各受光素子から出力された光信号の信号値に基づいて、発光素子から出射された光が媒体で反射されたか対向するガイドで反射されたかを判別することにより、媒体が存在するか否かを判定してもよい。また、第1センサ117、第2センサ118、第3センサ119及び/又は第4センサ122において、第1導光部及び/又は第2導光部が省略され、発光素子及び/又は受光素子が対応する穴部の近傍に配置されてもよい。
図17は、他の実施形態に係る媒体搬送装置の発光素子及び受光素子の配置について説明するための模式図である。
図17に示すように、本実施形態にかかる媒体搬送装置では、第1センサ117の代わりに第1センサ217が用いられる。第1センサ217は、発光素子217a、受光素子217b、第1導光部217c及び第2導光部217d等を含む。発光素子217a、受光素子217b、第1導光部217c及び第2導光部217dの構成は、第1センサ117の発光素子117a、受光素子117b、第1導光部117c及び第2導光部117dと同様である。
但し、発光素子217a及び第1導光部217cは、上側ガイド107bを挟んで媒体搬送路の外側に配置される。即ち、発光素子217aは、第1導光部217cの上側端部と対向するように配置され、第1導光部217cの上側端部に向けて光を照射する。第1導光部217cは、上側端部が発光素子217aと対向し、下側端部が媒体搬送路を挟んで第2導光部117dの上側端部と対向するように上側筐体102に設けられ、発光素子217aから出射された光を媒体搬送路に導く。第2導光部217dは、上側端部が媒体搬送路を挟んで第1導光部217cの下側端部と対向し、下側端部が受光素子217bと対向するように下側筐体101に設けられ、媒体搬送路から入射された光を受光素子217bに導く。
同様に、第2センサ、第3センサ及び/又は第4センサの発光素子及び第1導光部も、上側ガイド107bを挟んで媒体搬送路の外側に配置されてもよい。また、第1センサ、第2センサ、第3センサ及び/又は第4センサにおいて、受光素子及び第2導光部が上側筐体102に配置され、発光素子及び第1導光部が下側筐体101に配置されてもよい。この場合、上側ガイド107bが第1ガイドの一例となり、下側ガイド107aが第2ガイドの一例となる。これらの場合も、下側ガイド107a及び上側ガイド107bには各導光部の端部と係合する穴部が設けられ、下側ガイド107a及び上側ガイド107bは、第2導光部と係合される穴部の周辺の反射率が55%以下となるように設けられる。また、第1センサ、第2センサ、第3センサ及び/又は第4センサにおいて、第1導光部及び/又は第2導光部が省略され、発光素子及び/又は受光素子が、対応する穴部の近傍に配置されてもよい。
以上詳述したように、媒体搬送装置100は、発光素子及び受光素子が媒体搬送路を挟んで対向するように設けられる場合も、発光素子及び受光素子を用いて、媒体をより正確に検出することが可能となった。
図18は、さらに他の実施形態に係る媒体搬送装置における処理回路270の概略構成を示す図である。処理回路270は、媒体搬送装置100の処理回路170の代わりに使用され、媒体読取処理を実行する。処理回路270は、制御回路271及び判定回路272等を有する。なお、これらの各部は、それぞれ独立した集積回路、マイクロプロセッサ、ファームウェア等で構成されてもよい。
制御回路271は、制御部の一例であり、制御部171と同様の機能を有する。制御回路271は、操作装置105から操作信号を、媒体センサ111から媒体信号を、判定回路272から媒体のジャム及びスキューの判定結果を受信し、受信した各信号及び判定結果に基づいてモータ151を制御する。また、制御回路271は、撮像装置123から入力画像を受信し、記憶装置160に記憶するとともにインタフェース装置152を介して情報処理装置へ送信する。
判定回路272は、判定部の一例であり、判定部172と同様の機能を有する。判定回路272は、第1センサ117、第2センサ118、第3センサ119及び第4センサ122からそれぞれ第1光信号、第2光信号、第3光信号及び第4光信号を受信する。判定回路272は、受信した各光信号に基づいて、媒体のジャム及びスキューが発生したか否かを判定し、判定結果を制御回路271に出力する。
以上詳述したように、媒体搬送装置は、処理回路270を用いる場合においても、発光素子及び受光素子を用いて、媒体をより正確に検出すること、及び、発光素子及び受光素子を適切に配置することが可能となった。
100 媒体搬送装置、107a 下側ガイド、107b 上側ガイド、112 セットガイド、113 移動機構、115 給送ローラ、120 第1搬送ローラ、121 第2搬送ローラ、117a、118a、217a 発光素子、117b、118b、217b 受光素子、117c、118c 第1導光部、117d、118d 第2導光部、117e、118e 第3導光部、117f、118f 結合部、131 基板、132a 第1穴部、132b 第2穴部、132c 第3穴部、132d 第4穴部、135a 第9穴部、135b 第10穴部、135c 第11穴部、135d 第12穴部、138 遮光部材、172 判定部
第9穴部135aは、第3開口部の一例である。第9穴部135aは、第1センサ117の第3導光部117eにおける第1導光部117c側の下側端部と対向する位置に配置され、第3導光部117eにおける第1導光部117c側の下側端部と係合可能に設けられている。第10穴部135bは、第4開口部の一例である。第10穴部135bは、第1センサ117の第3導光部117eにおける第2導光部117d側の下側端部と対向する位置に配置され、第3導光部117eにおける第2導光部117d側の下側端部と係合可能に設けられている。即ち、第3導光部117eは、第9穴部135aから入射された光を第10穴部135bに導くように設けられている。第9穴部135aは、第2ガイド開口部の一例である。第9穴部135a及び第10穴部135bは、第1センサ117の発光素子117aから出射された光を通過させるために上側ガイド107bに設けられる。
上記したように、媒体搬送装置100では、パスポートを搬送可能なように、下側ガイド107a及び上側ガイド107bは、所定距離以上離間するように配置されている。そのため、図13Aに示すように、媒体搬送口又は排出口から進入した外乱光Lが、下側ガイド107aと上側ガイド107bの間を反射し合いながら、受光素子117bに光を導く第2導光部117dと対向する第2穴部132bに進入する可能性がある。また、用紙等の媒体が搬送される際にも、媒体の一部が折れ曲がっていたり、カールしていたり、搬送中に浮き上がったりすると、媒体搬送口又は排出口から進入した外乱光Lが、その隙間から媒体搬送路内へ進入する可能性がある。その場合、媒体搬送口又は排出口から進入した外乱光Lは、媒体と下側ガイド107a又は上側ガイド107bとの間を反射し合いながら第2穴部132bに進入する可能性がある。
このように、判定部172は、受光素子117b、受光素子118b及び受光素子119bから出力された信号に基づいて、媒体のスキューが発生したか否かを判定する。なお、判定部172は、第1光信号、第2光信号及び第3光信号のうちの何れか二つの信号のみに基づいて、媒体のスキューが発生したか否かを判定してもよい。また、判定部172は、撮像装置123から入力画像を取得し、取得した入力画像にさらに基づいて、媒体のスキューが発生したか否かを判定してもよい。その場合、判定部172は、公知の画像処理技術を利用して、入力画像に媒体が含まれるか否かを判定する。判定部172は、媒体の先端が第1センサ117、第2センサ118及び第3センサ119の各位置に到達する前に、撮像装置123から取得した入力画像に媒体が含まれていた場合、媒体のスキューが発生したと判定する。この場合、判定部172は、第1光信号、第2光信号及び第3光信号のうちの何れか一つの信号と入力画像とに基づいて、媒体のスキューが発生したか否かを判定してもよい。

Claims (6)

  1. 第1ガイド、及び、前記第1ガイドとともに媒体搬送路を挟むように配置された第2ガイドを含み、且つ、媒体搬送路の上下方向を規制するガイド対と、
    媒体を検出するために、前記第1ガイド及び前記第2ガイドの一方を挟んで媒体搬送路の外側に配置された発光素子と、
    前記発光素子から出射された光を受光するために、前記第1ガイドを挟んで媒体搬送路の外側に配置された受光素子と、
    前記発光素子から出射された光を通過させるために前記第1ガイドに設けられた開口部と、を有し、
    前記第1ガイドの前記開口部の周辺の反射率は、55%以下である、
    ことを特徴とするパスポートを搬送可能な媒体搬送装置。
  2. 前記発光素子は、前記第1ガイドを挟んで媒体搬送路の外側に配置され、
    前記第2ガイドを挟んで媒体搬送路の外側に配置された導光部と、
    前記発光素子から出射された光を通過させるために前記第2ガイドに設けられた第2ガイド開口部と、をさらに有し、
    前記第2ガイドの前記第2ガイド開口部の周辺の反射率は、55%以下である、請求項1に記載の媒体搬送装置。
  3. 前記発光素子は、前記第2ガイドを挟んで媒体搬送路の外側に設けられる、請求項1に記載の媒体搬送装置。
  4. 媒体搬送方向と直交する幅方向において、前記受光素子は、前記発光素子より中央側に配置される、請求項1~3の何れか一項に記載の媒体搬送装置。
  5. 前記開口部に対して媒体搬送方向と直交する方向に間隔を空けて配置された所定の開口部を用いて媒体を検出する第2発光素子及び第2受光素子をさらに有する、請求項1~4の何れか一項に記載の媒体搬送装置。
  6. 前記受光素子及び前記第2受光素子から出力された信号に基づいて、媒体のスキューが発生したか否かを判定する判定部をさらに有する、請求項5に記載の媒体搬送装置。
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