JP2022082801A - シート回収デバイスおよびシート搬送回収システムならびにシート回収方法 - Google Patents

シート回収デバイスおよびシート搬送回収システムならびにシート回収方法 Download PDF

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Abstract

【課題】搬送装置の搬送面上を移動するシートを、製品価値を損なうことなく回収する。【解決手段】回収デバイス(50)は、第一方向を上流側から下流側に向かって移動するシートを受け止めて移動方向を変更させる移動方向案内体(30)、および移動方向案内体から導かれたシートを受け止めて集積回収するシート回収体(40)を備える。移動方向案内体は、シートを受け止める載置面(31)の全面が、第一方向に沿って上流側から下流側に向かって下がるように傾斜している。シート回収体は、移動方向案内体の載置面よりも下方かつ第二方向のプラス側に位置している。【選択図】図1

Description

本発明は、搬送装置から搬送されてきたシート製品を集積回収するためのシート回収デバイス、およびシート搬送装置とシート回収デバイスとを組み合わせたシート搬送回収システムに関する。さらに、本発明はシート回収デバイスを用いたシート回収方法に関する。
紙葉類、フィルム、鋼板等の製造工程では、長尺のウェブを所定サイズにカットして枚葉シートに加工する。枚葉シートは、無端ベルトや複数の回転ローラ等により構成される搬送面上を搬送方向に沿って移動し、下流で回収される。
枚葉シートの搬送装置の搬送経路上に検査装置を設け、検査により規格外と判定された規格外品を、規格内と判定された良品とは異なる搬送経路に導くことにより、搬送装置の下流で良品のみを選択的に回収できる。例えば、特許文献1の搬送装置は、水平搬送を行うコンベア間の接続部に切替ゲートを備え、規格外品が搬送されてきた際にはゲートを開き、搬送面よりも下方に設けられた傾斜コンベアにシートを導くように構成されている。このような搬送装置では、良品は搬送面上で水平搬送されて搬送経路下流の良品回収部で集積され、規格外品は搬送面の下方に滑落して集積回収される。
搬送面の下方に規格外品を導く方法は、重力によるシートの滑落を利用するため、搬送経路の切り替えがスムーズである。そのため、搬送経路上に不良シートが搬送されてきた際に、シート搬送経路を切り替えるために搬送を停止する必要がなく、シート製品の選別および回収の効率を向上できる。
特開平8‐119491号公報
規格外のシートを搬送面の下方に導いて選別する場合、下方に導かれたシートは重力により付勢されるため、回収時の回収箱等との衝突により、シートの破損や変形等が生じやすい。下方に導かれるシートが廃棄予定の不良品である場合は、破損や変形等が生じても特段の問題はない。一方、搬送面の下方に導かれるシートが、良品に比べて品質は劣るが製品として利用できるもの(いわゆるB級品)である場合は、破損や変形等により製品価値を低下させることなくシートを回収する必要がある。
本発明は、搬送装置の搬送面上を移動するシートを、製品価値を損なうことなく回収可能なシート回収デバイスの提供を目的とする。
本発明は、搬送面上を第一方向に沿って上流側から下流側に向かって移動し、搬送面の下方に導かれたシートを、搬送面の下方に位置するシート回収体内に集積回収するシート回収方法およびこれに用いられるシート回収デバイスに関する。シート回収デバイスは、シート移動方向案内体と、シート集積回収体とを備える。シート移動方向案内体は、第一方向を上流側から下流側に向かって移動するシートを受け止めて移動方向を変更させる。シート集積回収体は、シート移動方向案内体から移動してくるシートを受け止めて平積回収する。
移動方向案内体は、シートを受け止める載置面が、第一方向と直交する第二方向に沿ってマイナス側からプラス側に向けて下がるように傾斜していることが好ましい。移動方向案内体の載置面は、第一方向に沿って上流側から下流側に向かって下がるように傾斜していることが好ましい。シート回収体は、移動方向案内体の載置面よりも下方かつ第二方向のプラス側に位置している。
移動方向案内体は、載置面の第一方向の下流端に、下流側に向かってせり上がる曲面形状部を有することが好ましい。載置面の下流端にせり上がり曲面を有することにより、シートの第一方向の運動量を低下させ、シート回収体へのシートの移動を促進できる。
シート回収体は、移動方向案内体から導かれたシートを受け止める積載面が、第二方向に沿ってマイナス側からプラス側に向けて下がるように傾斜していることが好ましい。シート回収体の積載面は、第一方向に沿って上流側から下流側に向かって下がるように傾斜していることが好ましい。シート回収体の積載面が傾斜していることにより、移動方向案内体から移動してくるシートが積載面に接する際の衝撃を低減して、シートの破損や変形をさらに抑制できる。
シート回収体の積載面の第二方向のプラス側の端部には、移動方向案内体から導かれたシートを受け止めるための起立壁面が設けられていることが好ましい。第二方向の端部に起立壁面が設けられていることにより、積載面上へのシートの集積位置を安定化させ、シートの回収作業を効率化できる
さらに、本発明はシート搬送装置と上記のシート回収デバイスとを備えるシート搬送回収システムに関する。
シート回収デバイスは、載置面が傾斜している移動方向案内体の作用によりシートの移動方向を変更して、シート回収体の積載面上にシートを導く。そのため、シート搬送装置のシート搬送面から下方に導かれたシートが重力により付勢されている場合でも、シート回収体とシートとの接触時の衝撃が小さく、シート回収時の破損や変形による製品価値の低下を抑制できる。
シート搬送回収システムの概略斜視図である。 シート搬送回収システムの平面図である。 シート搬送回収システムの正面図である。 シート回収デバイスの断面図である。 シート回収デバイスによるシート回収の様子を説明する概念図である。 従来のシート搬送回収システムの平面図である。 従来のシート搬送回収システムの正面図である。 シート搬送装置の構成例を示す断面図である。 シート搬送装置の構成例を示す断面図である。
図1は、一実施形態のシート搬送回収システムの概略斜視図である。図2および図3は、それぞれ、シート搬送回収システムの平面図および正面図である。シート搬送回収システムは、シート搬送装置10と、移動方向案内体30およびシート回収体40からなるシート回収デバイス50とを備える。図4は、IV-IV線におけるシート回収デバイス50のxz断面図である。
シート搬送装置10は、複数のローラ11により構成される搬送面上で、搬送方向である第一方向(y軸方向)の上流側(-y側)から下流側(+y側)に向けて、シート2を搬送する。シート2は、例えば偏光板等の光学フィルムである。
搬送面の下流端に到達したシート5は、重力落下により搬送面の下方に位置するシート回収ボックス20内に平積され集積回収される。シート回収ボックス20を搬送面の下流端の近傍に設けておけば、搬送面から完全に離脱して自由落下する前に、シート5は、シート回収ボックス20の積載面21または積載面上に先に平積されたシート26と接触し、積載面21上(あるいは積載面上に先に平積されたシート上)に滑り込むように平積される。そのため、シート5とシート回収ボックス20との接触時の衝撃が小さく、回収時の衝撃に起因するシートの破損・変形が生じ難い。
シート搬送装置10の上流側には、検査装置83が設けられており、シートの検査を行う。検査情報は記憶部85に記憶される。記憶部85に記憶されたそれぞれのシートの検査情報は、制御部88に送信される。制御部88は、特定の検査情報(例えば品質異常)を有するフィルムが搬送面を構成するローラ15付近に到達すると、シート経路変更機構に経路変更信号を送信する。経路変更信号を受信したシート経路変更機構は、シート2が搬送面の下方(-z側)に移動するように動作する。
図1に示すシート搬送装置10では、ローラ15とローラ16との間の搬送面の上方(+z側)に、シート経路変更手段としてエア吹き付け装置18が設けられている。エア吹き付け装置18は、特定の検査情報を有するシート103がローラ15上に到達すると、下方に向けてエアを吹き付ける。シート103は可撓性であるため、上方からのエア吹き付けにより下方に湾曲し、ローラ16の下方に導かれてシート搬送面の下方に排出される。
シート搬送面の下方に導かれたシートは、搬送面上での第一方向の下流側(+y側)への運動量を保持しており、さらに搬送面からの滑落時の重力によって鉛直下方(-z側)への運動量が付与されている。+y方向および-z方向の運動量を有するシート104は、シート回収デバイス50の移動方向案内体30の載置面31で受け止められる。移動方向案内体30の載置面31で受け止められたシートは、載置面31上で移動することにより第二方向のプラス側(+x側)の運動量が付与され、シートの移動方向が変更する。
図5に示すように、載置面31は、第一方向(y軸方向)と直交する第二方向(x軸方向)に沿って、-x側から+x側に向けて下がるように傾斜していることが好ましい(x軸方向の傾斜角α)。載置面31が-x側から+x側に向けて下がるように傾斜していれば、載置面31上のシート104は、重力の作用によって、第二方向(x軸方向)のプラス側(+x側)の運動量が与えられ、移動方向が変化する。第二方向の運動量が与えられたシート104は、移動方向案内体30の載置面31よりも鉛直下方(-z側)かつ第二方向のプラス側(+x側)に位置するシート回収体40内に回収される。
図6は、従来のシート搬送回収システムの平面図であり、図7は従来のシート搬送回収システムの正面図である。図6および図7に示すシステムは、図1~3に示すシステムと同様のシート搬送装置10を備えており、複数のローラ11により構成されるシート搬送面の下流端に到達したシート5は、シート回収ボックス20内に平積され集積回収される。
従来のシート搬送回収システムと本発明のシート搬送回収システムとは、搬送面の下方に導かれたシートの回収方法が異なっている。従来のシート搬送回収システムでは、搬送経路上流での検査結果に基づいて、シート経路変更機構18により搬送面の下方に導かれたシート204が、搬送面の下方に設けられたシート回収ボックス240により回収される。
シート搬送面の下方には、ローラやその動力機構等が配置されており、これらの装置との位置的な干渉を避けるために、シート回収ボックス240は、シート搬送面から離れた位置に配置されている。搬送面の下方に導かれたシート204は、シート回収ボックス240の積載面241上もしくは積載面上に先に平積されたシート246上、または積載面241の+y側の端部に設けられた起立壁面243に衝突する。シート回収ボックス240が搬送面から離れて配置されているため、シート204は下方に落下しながら重力により付勢される。そのため、シート回収ボックスで回収される際には、シート204の移動速度が大きくなっており、シート回収ボックス240の積載面241や、積載面241上に先に平積されたシート246、あるいは起立壁面243に衝突する際の衝撃によりシートに変形や傷等が生じる場合がある。
搬送面の下方に導かれるシートが廃棄予定の不良品である場合は、シート回収ボックスでの回収時に変形や傷等が生じても特段の問題はない。一方、搬送面の下方に導かれるシートが製品として利用可能である場合は、破損や変形による製品価値の低下を防止するために、回収時の衝突を軽減する必要がある。
本発明のシート搬送回収システムは、シート搬送面の下方にシート回収デバイス50を備え、シート搬送装置10のシート搬送面から下方に導かれたシートを、移動方向案内体30およびシート回収体40の2段階で受け止めて回収する。そのため、搬送面の下方に導かれたシートが重力により付勢されている場合でも、シート回収体40に回収される際のシート移動方向(x方向)の速度が小さく、衝突による変形や傷等を防止できる。
以下では、図5(A)~(D)を参照しながら、シート回収デバイス50によるシート回収方法について説明する。
シート搬送面から下方に導かれたシート104は、図5(A)に示すように、搬送面の下方に配置された移動方向案内体30の載置面31に接触する。シート104は、搬送面上での+y方向への運動量に加えて、搬送面から下方への滑落時の重力によって-z方向の運動量を有しており、+y側の辺(図5においては矩形シートの短辺)を落下先端とする落下姿勢で載置面31に接触する。
移動方向案内体30の載置面31が、y軸方向に沿って、-y側から+y側に向かって下がるように傾斜していれば、+y側の辺を落下先端とする落下姿勢のシート104は、滑り込むように小さな角度で載置面31上に着地する。そのため、移動方向案内体30との接触によるシート104の破損や変形が生じ難い。
移動方向案内体30の載置面31が、-x側から+x側に向けて下がるようにx軸方向に沿って傾斜している場合、図5(B)に模式的に示すように、+y側に移動するシート104の載置面31と接する点Pには、重力により+y側への力と+x側への力が作用し、シート104に+x方向への運動量が付与される。すなわち、移動方向案内体30の載置面31がx軸方向に傾斜しているため、載置面31で受け止められたシート104は、+x方向に移動する。
シート104のx方向への移動を促進するために、載置面31のx軸方向の傾斜角αは3°以上が好ましく、5°以上がより好ましい。傾斜角が過度に大きいと、x方向の運動量の増大により、シートがシート回収体と接触する際の衝撃によるシートの破損や変形を生じる場合がある。そのため、傾斜角αは40°以下が好ましく、30°以下がより好ましい。
図5(A)に示すように、移動方向案内体30の載置面31の+x側の端縁が、搬送面の下方に導かれたシート104の+x側の端縁よりも-x側に位置する場合、シート104は、図5(B)に示すように、-x側の領域が移動方向案内体30の載置面31で受け止められ、+x側の領域は載置面31に接触しない。シート104と載置面31とが接している点Pでは、シート104に対して載置面31からの垂直抗力が作用するのに対して、載置面と接していない点Qには、重力に対する反作用力が生じない。そのため、モーメントの作用により、シート104は+x方向へ移動する。
移動方向案内体30の載置面31の+x側の端縁が、搬送面の下方に導かれたシート104の+x側の端縁よりも-x側に位置する場合は、載置面31がx軸方向に沿って傾斜していなくても、載置面31上を移動するシートに+x方向の運動量を付与できる。載置面31の+x側の端縁が、搬送面の下方に導かれたシート104の+x側の端縁よりも-x側に位置し、かつ載置面31が-x側から+x側に向けて下がるようにx軸方向に沿って傾斜していれば、シート104の+x方向への移動がよりスムーズとなる。
xy平面において、載置面31の第二方向のプラス側の端縁32がy軸方向と非平行であり、下流側(+y側)のx座標が小さくなるように傾斜している場合(図2参照)、シート104が+y方向に移動するにつれて、シート104の-x側の載置面31と接する領域が小さくなり+x側の積載面との非接触領域が大きくなる。そのため、モーメントの作用によるシート104の+x方向への移動がさらに促進される。
+x方向の運動量が付与されたシート104は、図5(C)に示すように、移動方向案内体30の載置面31よりも下方かつ+x側に位置するシート回収体40へと移動する。すなわち、移動方向案内体30の作用により、シート104は、搬送面からの落下時の移動方向(y軸方向)と直交するx軸方向に移動しながら、シート回収体40の積載面41上に導かれる。
シート回収体40の積載面41上に導かれたシートは、+x側の辺(図5においては矩形シートの長辺)を落下先端とする落下姿勢で積載面41に接触する。積載面41がx軸方向に沿って-x側から+x側に向かって下がるように傾斜していれば、+x側の辺を落下先端とする落下姿勢のシート104は、積載面41上に滑り込むように小さな角度で着地するため、積載面41との接触によるシート104の破損や変形が生じ難い。また、積載面41がy軸方向に沿って-y側から+y側に向かって下がるように傾斜していれば、シート104の落下先端となる長辺が積載面41と接触する際の角度が小さくなるため、シート回収体40の積載面41との接触によるシート104の破損や変形が生じ難い。
載置面31の+y方向の端部には、せり上がる曲面形状部が設けられていることが好ましい。シート104が+y方向端部のせり上がり曲面33に乗り上げると、y方向の運動量が低下し、シート104の移動はx方向への移動が支配的となる。せり上がり曲面33に乗り上げたシート104がy方向の運動量を低下させる(y方向の移動を停止させる)ことにより、載置面31上を移動するシート104を、一定位置で+x方向に位置する積載面41上に移動させて平積できる。載置面31の+y方向の端部のせり上がり部分が曲面形状であるため、シートの+y方向の端部とせり上がり部分との衝突による衝撃を生じさせることなく、シート104のy方向の運動量を低減できる。
シート回収体40の積載面41上に導かれたシート104は、図5(D)に示すように、さらに+x方向に移動した後、停止して、積載面41上で集積回収される。積載面41の+x側の端部には、シート104が突き当り可能な起立壁面42が設けられていることが好ましい。起立壁面42が設けられていることにより、移動方向案内体30から移動してきたシート104を、所定位置で停止させて、積載面41上に平積できる。
シート回収体40の+x方向の端部に設けられた起立壁面42は、移動方向案内体30の載置面31の第二方向のプラス側の端縁の延在方向と平行に延在していることが好ましい。起立壁面42が載置面31端縁と平行であれば、移動方向案内体30から移動してきたシート104の先端が起立壁面42に突き当たる際の衝撃が小さくなる。そのため、シートの破損や変形が抑制される。また、シート104の先端が起立壁面42に突き当たる際の姿勢が安定するため、シート回収体40でのシートの集積位置が安定し、シート回収体40に集積された複数のシートの回収が容易となる。
上記の様に、シート回収デバイス50は、移動方向案内体30の載置面31によりシート104を受け止め、載置面31上でのシートの移動に伴いシートにx方向の運動量を付与する。これにより、シート104はx方向に移動して、シート回収体40の積載面41上に平積される。このように、シート回収デバイス50は、移動方向案内体30がシートの移動方向を変更させるため、シート回収体40により受け止められるシート104の落下先端は、搬送面からの落下時のシートの落下先端とは異なっている。そのため、本発明のシート回収方法では、シート回収デバイス50がシート搬送面から離れた位置に配置されており、搬送面から下方に導かれたシートが重力により付勢されている場合でも、シート回収体40での回収時の衝撃による破損や衝撃を抑制できる。
シート回収体40内に集積されたシートは、別の場所に移動して、次工程に供される。次工程とは、検査、梱包・出荷、他の部材(例えば液晶セル等の画像表示パネル)との貼り合わせ等である。シート回収体から別の場所へのシートの移動は、適宜の自動搬送装置等を用いてもよく、作業員のハンドキャリーによるものでもよい。
図6に示すように搬送面の真下に位置するシート回収ボックス240に集積されたシートを作業員がハンドキャリーする場合は、搬送面の下に潜り込んでボックス内に集積されたシートを回収する必要がある。これに対して、シート回収デバイス50では、図3および図4に示すように、複数のローラ11で構成されるシート搬送面の+x側の端縁の外側(端縁よりもさらに+x側)にシート回収体40を配置可能である。そのため、本発明の方法では、シート回収体40内に集積されたシートの回収が容易であり、作業の安全性も高められる。
以上、図1に示すシート搬送回収システムにおいて、搬送面の下方に導かれた可撓性のシートをシート回収デバイス50により回収する例について説明したが、本発明は上記の形態に限定されない。
本発明のシート回収デバイス50は、移動方向案内体30の載置面31の傾き等を利用してシートの移動方向を変化させ、シート回収体40により回収する。このようなシート回収方法は、シート経路変更機構の作用により搬送面の下方に排出されたシート以外にも適用可能である。例えば、シート回収ボックス20に代えて本発明のシート回収デバイスを用いて、搬送面の下流端に到達したシートを回収してもよい。前述のように、搬送面の下流端では、搬送面の近傍にシート回収ボックスを配置可能である。そのため、搬送面の下方に排出されるシートに比べると、重力によるシートの加速は小さいが、本発明のシート回収デバイスを用いれば、回収時の破損や変形をさらに抑制可能である。
シート搬送装置のシート搬送面は水平面であることが好ましいが、傾斜面でもよい。例えば、上流側から下流側に向けて搬送面が傾斜したローラコンベア(グラビティコンベア)により、シートを搬送してもよい。シートの搬送手段は回転ローラに限定されず、無端ベルト等によりシート搬送面を構成してもよい。
搬送面のシートを下方に導くシート経路変更機構は、エア吹き付け方式に限定されない。例えば搬送面の上方に昇降可能な押さえローラを設け、下方に導くべきシートが搬送されてきてシート先端が押さえローラの直下に到達した際に、押さえローラを上方から下降させてシートを下方押さえることにより、搬送面の下方に導いてもよい。
シート搬送装置の搬送面を変形させてシートを下方に導いてもよい。例えば、図8に示すように、コンベアの回転軸116を下方に移動させることにより、回転軸115,116に巻きかけられた無端ベルト110により構成される搬送面を傾斜させて、コンベア上のシート103を下方に導くことができる。また、図9に示すように、コンベアの回転軸125を上方に移動させることにより、回転軸125,126に巻き掛けられた無端ベルト120により構成される搬送面を傾斜させ、その下方にシート103を導いてもよい。
搬送面の下方に導かれたシートは、搬送面から移動方向案内体30の載置面31上に直接導かれてもよく、一旦ガイド上に導かれた後に移動方向案内体の載置面で受け止められてもよい。また、図8に示すように、シート103が傾斜した搬送経路(無端ベルト110)を滑落した後に移動方向案内体の載置面で受け止められてもよい。
搬送面の下方に導かれるシートと、下方に導かれることなく搬送面の下流端に搬送されるシートとは事前に定められた基準に従って選別すればよい。選別基準は特に限定されない。例えば、シート搬送装置の上流に設けられた検査装置による検査結果が合格であるもの(A級品)を搬送面の下流端に搬送してシート回収ボックス20内に回収し、合格基準には満たないが製品価値を有するもの(B級品)を搬送面の下方に導いてシート回収デバイス50のシート回収体40内に回収すればよい。本発明のシート回収デバイス50を用いることにより、搬送面の下方に導かれたシート製品の破損や変形を防止できる。そのため、A級品を搬送面の下方に導いてシート回収デバイス50のシート回収体40内に回収してもよい。
搬送装置は、搬送方向に沿って複数のシート経路変更機構を備えていてもよい。例えば、搬送経路の上流側に設けられたシート経路変更機構により検査不合格品を搬送面の下方に導き、相対的に下流側に設けられたシート経路変更機構によりB級品を搬送面の下方に導いてもよい。搬送装置の搬送方向に沿って3つ以上の経路変更機構を設けてもよい。
シート搬送装置の上流側での検査方法は、検査装置83による自動検査でもよく、検査員の目視による検査でもよい。シートが光学フィルムである場合、検査項目としては、異物、気泡、汚れ等の外来物を包含する部分;打痕、キズ、等の変形部分;膜厚、光学特性等が挙げられる。
シート搬送装置の上流側には、シート切断装置が設けられていてもよい。例えば、長尺ウェブの巻回体から巻き出されたシート状製品をシート切断装置により所定サイズにカットした後に、シート搬送装置の搬送面上に搬送してもよい。この場合、切断前後のいずれに検査を実施してもよい。事前に検査を実施した長尺状ウェブを巻回体から巻き出して、切断装置により所定サイズにカットしてもよい。事前の検査により得られた欠点の位置情報を記憶部に格納しておき、切断装置によって切断された枚葉シートの位置情報(y座標)と、記憶部に格納された欠点位置情報とを照合し、欠点を含む枚葉シートが搬送されてきた際にシート経路変更機構を動作させて、シートを搬送面の下方に導けばよい。
図1~5では、搬送方向(y方向)が矩形の長辺、幅方向(x方向)が短辺となるように枚葉シートをカットした例が図示されているが、搬送方向が矩形の短辺、幅方向が長辺となるように枚葉シートをカットしてもよい。幅方向が矩形の長辺となるようにカットした枚葉シートが搬送面の下方に導かれる場合、枚葉シートは矩形の長辺を落下先端とする落下姿勢で、移動方向案内体30の載置面31により受け止められた後、移動方向を変えて、矩形の短辺を落下先端とする落下姿勢でシート回収体の積載面41により受け止められ平積回収される。
可撓性シートの大きさや切断方向が変化すると湾曲形状や湾曲量が変化する場合がある。本発明のシート回収デバイスを用いることにより、シートの湾曲形状や湾曲量に関わらず、移動方向案内体によりシートを受け止め、シートの移動方向を変更して速度を小さくした上で、シート回収体に導くことができる。本発明のシート回収デバイスは、光学フィルム等の可撓性シートに限らず、鋼板等の剛性シートの回収にも適用可能である。
本発明のシート搬送回収システムにおいて、シート回収デバイス50は、シート搬送装置10に固定されていてもよく、シート搬送装置10とは切り離し可能に設けられていてもよい。シート回収デバイス50の移動方向案内体30とシート回収体40とは一体で固定されていてもよく、切り離し可能でもよい。例えば、移動方向案内体30およびシート回収体40の下部に車輪38,48等を設けることにより、シート回収デバイス50を移動可能に構成してもよい。移動方向案内体30を移動可能に構成しておけば、載置面31の端縁32の位置や角度を容易に調整できるため、シートの切断方向、サイズ、および落下姿勢等に応じた最適化が可能となる。また、移動方向案内体30の配置にあわせてシート回収体40の位置を調整することにより、移動方向案内体からシート回収体40に移動するシートの破損や変形を低減できる。
50 シート回収デバイス
30 移動方向案内体
31 載置面
33 せり上がり曲面
40 シート回収体
41 積載面
42 起立壁面
10 搬送装置
11,15,16 ローラ
18 シート経路変更手段(エア吹き付け装置)
20 シート回収ボックス
83 検査装置
85 記憶部
88 制御部

Claims (12)

  1. 第一方向を上流側から下流側に向かって移動するシートを受け止めて移動方向を変更させる移動方向案内体、および前記移動方向案内体から導かれたシートを受け止めて集積回収するシート回収体を備え、
    前記移動方向案内体は、シートを受け止める載置面を有し、
    前記移動方向案内体の載置面の全体が、第一方向に沿って上流側から下流側に向かって下がるように傾斜しており、
    前記シート回収体は、前記移動方向案内体の載置面よりも下方かつ第一方向と直交する第二方向のプラス側に位置している、シート回収デバイス。
  2. 前記移動方向案内体の載置面が、第二方向に沿ってマイナス側からプラス側に向けて下がるように傾斜している、請求項1に記載のシート回収デバイス。
  3. 前記移動方向案内体は、前記載置面の第一方向の下流端に、下流側に向かってせり上がる曲面形状部を有する、請求項1または2に記載のシート回収デバイス。
  4. 前記シート回収体は、前記移動方向案内体から導かれたシートを受け止める積載面が、第二方向に沿ってマイナス側からプラス側に向けて下がるように傾斜している、請求項1~3のいずれか1項に記載のシート回収デバイス。
  5. 前記シート回収体は、前記移動方向案内体から導かれたシートを受け止める積載面の第二方向のプラス側の端部に起立壁面が設けられている、請求項1~4のいずれか1項に記載のシート回収デバイス。
  6. 前記シート回収体は、前記移動方向案内体から導かれたシートを受け止める積載面が、第一方向に沿って上流側から下流側に向かって下がるように傾斜している、請求項1~5のいずれか1項に記載のシート回収デバイス。
  7. 搬送面上を第一方向に沿って上流側から下流側にシートを搬送し、搬送面の下流端に到達したシートを集積回収するシート搬送装置;および請求項1~6のいずれか1項に記載のシート回収デバイスを備え、
    前記搬送装置は、前記搬送面上を搬送されるシートの中から選別された特定のシートを、搬送面の下流端に到達する前に搬送面の下方へ導くシート経路変更機構を備え、
    搬送面の下方へ導かれたシートを、前記移動方向案内体の載置面で受け止めて、前記シート回収体内に回収する、シート搬送回収システム。
  8. 前記シート回収デバイスは、前記移動方向案内体の載置面の第二方向のプラス側の端縁が、前記搬送面の下方へ導かれたシートの第二方向のプラス側の端縁よりも、第二方向のマイナス側に位置する、請求項7に記載のシート搬送回収システム。
  9. 搬送面上を第一方向に沿って上流側から下流側に向かって移動し、搬送面の下方に導かれたシートを、搬送面の下方に位置するシート回収体内に集積回収するシート回収方法であって、
    搬送面の下方に導かれたシートを、前記搬送面の下方に位置する移動方向案内体の載置面で受け止め、
    前記移動方向案内体の載置面の全体が、第一方向に沿って上流側から下流側に向かって下がるように傾斜しており、前記載置面上でシートを移動させることにより、シートに第一方向と直交する第二方向のプラス側の運動量を付与してシートの移動方向を変更し、
    前記移動方向案内体により移動方向を変更したシートを、前記移動方向案内体の載置面よりも下方かつ第一方向と直交する第二方向のプラス側に位置するシート回収体内に回収する、シート回収方法。
  10. 前記移動方向案内体の載置面が、第二方向に沿ってマイナス側からプラス側に向けて下がるように傾斜している、請求項9に記載のシート回収方法。
  11. 前記移動方向案内体は、前記載置面の第一方向の下流端に、下流側に向かってせり上がる曲面形状部を有する、請求項9または10に記載のシート回収方法。
  12. 前記搬送面上を搬送されるシートの中から選別された特定のシートを、搬送面の下流端に到達する前に搬送面の下方へ導き、
    前記特定のシートを前記回収体内に回収する、請求項9~11のいずれか1項に記載のシート回収方法。

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