JP2022081500A - 流量可変バルブ機構および過給機 - Google Patents

流量可変バルブ機構および過給機 Download PDF

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Abstract

Figure 2022081500000001
【課題】摩耗または振動を低減するためのばね座金に関し、ばね座金の弾性の劣化を抑えることができる流量可変バルブ機構および過給機を提供する。
【解決手段】流量可変バルブ機構は、弁体と、弁体から突出するバルブ軸とを含むバルブと、軸線方向に弁体から離れた位置でバルブ軸に固定された止め部材と、弁体と止め部材との間に配置され、止め部材と共にバルブを保持する取付部材と、止め部材と取付部材との間、または、取付部材と弁体との間に配置され、止め部材または弁体と取付部材とに接触して取付部材に弾性力を与えるばね座金と、を備える。第1部材または第2部材には、径方向内方に面し、ばね座金の外周部に対面する内面が形成されている。
【選択図】図4

Description

本開示は、流量可変バルブ機構および過給機に関する。
従来、過給機のタービンに関して、タービンハウジングに形成された排気ガスのバイパス開口を開閉するためのバルブ構造が知られている。特許文献1に記載された構造では、弁体の軸が貫通するバルブ支持部材と座金との間に、環状のばね部材が配置されている。特許文献2に記載された構造では、スプリング要素(ばね部材)が、フラッププレートとレバーとの間、または、レバーとディスクとの間に配置されている。スプリング要素は、2つの部材の間の接触点で発生し得る摩耗を低減または防止する。
米国特許第9127590号明細書 特表2012-527575号公報
上記したように、ばね部材(ばね座金)は、2つの部材の間に配置される。ばね座金は、軸方向の力を受けて変形することにより、摩耗または軸方向の振動を低減し得る。ところが、ばね座金の変形が大きくなり過ぎると、ばね座金の弾性が劣化するおそれがある。すなわち、ばね座金は軸方向の力を受けて径方向に伸びる傾向にあり、そのような変形が、弾性の劣化(いわゆる「へたり」)を招き得る。
本開示は、摩耗または振動を低減するためのばね座金に関し、ばね座金の弾性の劣化を抑えることができる流量可変バルブ機構および過給機を説明する。
本開示の一態様に係る流量可変バルブ機構は、弁体と、弁体から突出し軸線を有するバルブ軸とを含むバルブと、軸線方向に弁体から離れた位置でバルブ軸に固定された止め部材と、弁体と止め部材との間に配置され、止め部材と共にバルブを保持する取付部材と、止め部材と取付部材との間、または、取付部材と弁体との間に配置され、止め部材または弁体である第1部材と取付部材である第2部材とに接触して取付部材に弾性力を与えるばね座金であって、第1部材および第2部材のいずれか一方に接触する外周部を含むばね座金と、を備え、第1部材および第2部材のいずれか一方には、径方向内方に面し、ばね座金の外周部に対面する内面が形成されている。
本開示の一態様によれば、摩耗または振動を低減するためのばね座金に関し、ばね座金の弾性の劣化を抑えることができる。
図1は本開示の一実施形態に係る流量可変バルブ機構が適用された過給機の断面図である。 図2は図1の過給機を示す側面図である。 図3は図2中のIII-III線に沿った断面図である。 図4は図3中のIV-IV線に沿った断面図である。 図5は図4の一部を拡大して示す図であり、止め部材と取付部材との間にばね座金が配置された一実施形態を示す断面図である。 図6は第1の変形形態を示す断面図である。 図7は第2の変形形態を示す断面図である。 図8は第3の変形形態を示す断面図である。 図9は第4の変形形態を示す断面図である。 図10は第5の変形形態を示す断面図である。 図11は取付部材と弁体との間にばね座金が配置された他の実施形態を示す断面図である。
本開示の一態様に係る流量可変バルブ機構は、弁体と、弁体から突出し軸線を有するバルブ軸とを含むバルブと、軸線方向に弁体から離れた位置でバルブ軸に固定された止め部材と、弁体と止め部材との間に配置され、止め部材と共にバルブを保持する取付部材と、止め部材と取付部材との間、または、取付部材と弁体との間に配置され、止め部材または弁体である第1部材と取付部材である第2部材とに接触して取付部材に弾性力を与えるばね座金であって、第1部材および第2部材のいずれか一方に接触する外周部を含むばね座金と、を備え、第1部材および第2部材のいずれか一方には、径方向内方に面し、ばね座金の外周部に対面する内面が形成されている。
この流量可変バルブ機構によれば、ばね座金は、止め部材または弁体である第1部材と取付部材である第2部材とに接触して、取付部材に弾性力を与える。ばね座金は、止め部材、取付部材および弁体の間における接触部分の摩耗またはバルブ等の振動を低減し得る。第1部材と第2部材との間隔が縮まると、ばね座金は軸方向の力を受けて変形し得る。ばね座金が径方向に伸びようとした際、第1部材および第2部材のいずれか一方に形成された内面が、ばね座金の外周部に接触する。よって、ばね座金の径方向外側への変形が抑えられる。その結果として、ばね座金の弾性の劣化を抑えることができる。
いくつかの態様において、第1部材および第2部材のいずれか一方は、第1部材および第2部材の間に形成された隙間に向けて突出する凸部を含み、凸部に、ばね座金の外周部に対面する内面が形成されている。ばね座金の外周部に対面(または接触)する内面を含む凸部は、ばね座金の径方向外側への変形を確実に抑えることができる。
いくつかの態様において、第1部材および第2部材のいずれか他方は、ばね座金が常に接触する座面と、軸線方向で凸部に対面する位置に形成されて座面から窪むと共に凸部を受け入れ可能な窪み部とを含む。この場合、第1部材と第2部材との間隔が縮小されてばね座金が変形する際、凸部が窪み部に受け入れられる。よって、第1部材と第2部材との軸線方向の相対移動距離が確保される。内面を含む凸部によってばね座金の変形を抑えつつ、軸線方向のストロークを確保してばね座金の弾性力を十分に発揮させることができる。
いくつかの態様において、第1部材および第2部材のいずれか他方は、ばね座金が常に接触する座面と、軸線方向で凸部に対面する位置に形成されて座面に面一な平坦部とを含む。この場合、第1部材と第2部材との間隔が縮小されてばね座金が変形する際、凸部は平坦部に接触する。この平坦部は座面に面一であるので、第1部材と第2部材との軸線方向の相対移動距離が小さくなっている。これにより、ばね座金が塑性変形の領域に至るまで変形してしまうことを防止できる。
いくつかの態様において、第1部材および第2部材のいずれか一方は、ばね座金の外周部を受け入れる溝部を含み、溝部内に、ばね座金の外周部に対面する内面が形成されている。ばね座金の外周部が溝部に受け入れられ、その溝部内に、ばね座金の外周部に対面(または接触)する内面が形成されるので、ばね座金の径方向外側への変形を確実に抑えることができる。
いくつかの態様において、ばね座金は、第1部材および第2部材のいずれか一方に常に接触する外周部と、外周部よりもバルブ軸に近く位置して第1部材および第2部材のいずれか一方に常に接触する内周部と、外周部および内周部の間に形成されて第1部材および第2部材のいずれか他方に常に接触する中間部と、を含む。この場合、ばね座金のうち、外周部と内周部(径方向の2か所)がいずれか一方の部材に接触し、外周部と内周部の間の中間部がいずれか他方の部材に接触する。このようなアーチ形の接触構造は、摩耗または振動を低減するために好適に作用する。また、ばね座金の製造が容易である。
本開示の別の態様に係る流量可変バルブ機構は、弁体と、弁体から突出して軸線を有するバルブ軸とを含むバルブと、軸線方向に弁体から離れた位置でバルブ軸に固定された止め部材と、弁体と止め部材との間に配置され、止め部材と共にバルブを保持する取付部材と、止め部材と取付部材との間、または、取付部材と弁体との間に配置され、止め部材または弁体である第1部材と取付部材である第2部材とに接触して取付部材に弾性力を与えるばね座金であって、第1部材および第2部材のいずれか一方に接触する外周部を含むばね座金と、を備え、第1部材および第2部材のいずれか一方は、ばね座金の外周部に接触することで外周部の径方向外側への移動を規制する規制手段を含む。
この流量可変バルブ機構によっても、上記したのと同等の作用・効果が奏される。すなわち、規制手段は、ばね座金の外周部に接触することで外周部の径方向外側への移動を規制し、それによって、ばね座金の径方向外側への変形を抑える。その結果として、ばね座金の弾性の劣化を抑えることができる。
本開示の更に別の態様として、上記のいずれかの流量可変バルブ機構を備えた過給機であって、タービンと、タービンによる回転駆動力によって駆動されるコンプレッサと、を備え、流量可変バルブ機構の弁体は、タービンに形成されたバイパス通路の開口部を開閉するように構成されている過給機が提供され得る。この場合、流量可変バルブ機構において、ばね座金の弾性の劣化が抑えられているので、タービンの信頼性が向上している。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。本明細書において、「周方向」および「径方向」は、軸線Xを基準とする方向を意味するものとする。
図1~図3に示される過給機1は、たとえば車両用の過給機であり、図示しないエンジンから排出された排気ガスを利用して、エンジンに供給される空気を圧縮するものである。図1に示されるように、過給機1は、タービン2とコンプレッサ3とを備えている。タービン2は、タービンハウジング4と、タービンハウジング4に収納されたタービン翼車6と、を備えている。コンプレッサ3は、コンプレッサハウジング5と、コンプレッサハウジング5に収納されたコンプレッサ翼車7と、を備えている。
タービン翼車6は回転軸14の第1端に設けられており、コンプレッサ翼車7は回転軸14の第2端に設けられている。タービンハウジング4とコンプレッサハウジング5との間には、軸受ハウジング13が設けられている。回転軸14は、軸受15を介して軸受ハウジング13に回転可能に支持されている。過給機1は、タービンロータ軸16を備えている。タービンロータ軸16は、回転軸14とタービン翼車6とを備えている。タービンロータ軸16及びコンプレッサ翼車7は一体の回転体として回転する。
タービンハウジング4には、排気ガス流入口8及び排気ガス流出口10が設けられている。エンジンから排出された排気ガスは、排気ガス流入口8を通じてタービンスクロール流路4aに流入し、タービン翼車6を回転させ、その後、排気ガス流出口10を通じてタービンハウジング4外に流出する。
コンプレッサハウジング5には、吸入口9及び吐出口11が設けられている。上記のようにタービン翼車6が回転すると、タービンロータ軸16及びコンプレッサ翼車7が回転する。回転するコンプレッサ翼車7は、吸入口9から吸入した空気を圧縮する。圧縮空気は、コンプレッサスクロール流路5aを通過し、吐出口11から吐出される。吐出口11から吐出された圧縮空気は、エンジンに供給される。このように、コンプレッサ3は、タービン2による回転駆動力によって駆動される。
タービンハウジング4の内部には、排気ガス流入口8から導入した排気ガスの一部を、タービン翼車6をバイパスさせて排気ガス流出口10側へ導出するためのバイパス通路(図3参照)17が形成されている。バイパス通路17は、タービン翼車6側へ供給される排気ガスの流量を可変とするためのガス流量可変通路である。
図2及び図3に示されるように、過給機1は、タービンハウジング4の内部に設けられたウェイストゲートバルブ20(流量可変バルブ機構の一例)を備えている。ウェイストゲートバルブ20は、バイパス通路17の開口部を開閉するように構成されている。ウェイストゲートバルブ20は、タービンハウジング4の外壁に対して回転可能に支持されたステム21と、ステム21の第1端21aからステム21の径方向に張り出すバルブ取付部材22と、バルブ取付部材22の先端部22bに保持されたバルブ23と、バルブ23の一端に固定され、バルブ取付部材22と共にバルブ23を保持する止め金(止め部材)26と、バルブ取付部材22と止め金26との間に配置されたばね座金30(図4参照)と、を備えている。
タービンハウジング4の外壁には、外壁の板厚方向に貫通する支持穴(貫通穴)4bが形成されている。支持穴4b内には、円筒状の軸受41が挿通されている。軸受41は、タービンハウジング4の外壁に対して固定されている。軸受41は、軸線方向において第1端側から第2端側にわたって一定の直径を有してもよい。タービンハウジング4内に位置する軸受41の第1端面41aは、平坦に形成されている。タービンハウジング4外に位置する軸受41の第2端面41bは、平坦に形成されている。軸受41の形状は、特に限定されず、あらゆる形状であり得る。軸受41は、タービンハウジング4内の第1端側に形成される小径部と、タービンハウジング4外の第2端側に形成される大径部とを有してもよい。軸受41は、第1端側から第2端側に向けて拡径する傾斜部を有してもよい。
ステム21は、軸受41に挿通されて、タービンハウジング4の外壁に対して、回転可能に支持されている。ステム21のタービンハウジング4内に配置された第1端21aは、バルブ取付部材22の基端部22aに形成された筒状部に挿通されている。バルブ取付部材22の基端部22aは、溶接等によってステム21の第1端21aに接合されている。バルブ取付部材22の基端部22aに形成された筒状部の軸受41側の端面は、軸受41の第1端面41aと平行であり、第1端面41aに対面している。ステム21は、ステム21の軸線回りに回転し、バルブ取付部材22を揺動させる。バルブ取付部材22の板状の先端部22bには、バルブ23を取付けるための貫通孔22c(図4参照)が設けられている。
ステム21のタービンハウジング4の外部に配置された第2端21bには、ステム21の径方向に突出する板状のリンク部材42が固定されている。ステム21の第2端21bは、リンク部材42に形成された貫通孔を貫通している。リンク部材42の裏面42aは、軸受41の第2端面41bと平行であり、第2端面41bに対面している。
リンク部材42の先端部には貫通孔が形成されており、この貫通孔に、連結ピン43が挿通されている。また、連結ピン43は、アクチュエータ50の作動ロッド51の先端部51aに形成された貫通孔に挿通されている。連結ピン43の第1端部はカシメによって作動ロッド51に固定されている。連結ピン43の第2端部には、クリップ44が装着されて、連結ピン43の貫通孔からの脱落が防止されている。作動ロッド51の先端部51aおよび連結ピン43はリンク部材42に対して回転可能である。作動ロッド51の移動に伴い、リンク部材42の先端部は、ステム21の軸線を中心に揺動する。言い換えれば、ステム21は、リンク部材42及び連結ピン43を介して、アクチュエータ50の作動ロッド51に連結されている。
アクチュエータ50は、コンプレッサハウジング5から側方に突出するブラケット18に固定されている。アクチュエータ50は、たとえば、作動ロッド51と、作動ロッド51を駆動するダイヤフラムと、作動ロッド51の軸線方向においてダイヤフラムを挟んで隣接する低圧室59及び高圧室58と、低圧室59内に配置されダイヤフラムを付勢する復帰スプリングとを備えている。アクチュエータ50では、コンプレッサ3の出口側の圧力が設定圧に達すると作動ロッド51を先端側に移動させると共に、コンプレッサ3の出口側の圧力が設定圧未満になると作動ロッド51を基端側へ移動させる。
次に、ウェイストゲートバルブ20について詳細に説明する。図3及び図4に示されるように、バルブ23は、バイパス通路17の開口部17aの周縁部17bに当接離隔可能なものである。バルブ23は、弁体24と、弁体24から突出するバルブ軸25と、を有している。弁体24は、たとえば円盤状を成している。弁体24は、周縁部17bに対面する封止面24aと、封止面24aとは反対側の背面24bと、背面24bから突出する支持面24cと、を含んでいる。弁体24は、タービン2に形成されたバイパス通路17の開口部17aを開閉するように構成されている。バルブ軸25は、弁体24のバイパス通路17とは反対側に突出している。バルブ軸25は、弁体24の支持面24cから突出している。バルブ軸25は、軸線Xを有しており、たとえば円柱状を成している。バルブ軸25は、たとえば弁体24と一体的に形成されている。
バルブ軸25は、バルブ取付部材22の先端部22bの貫通孔22cに挿通されている。バルブ取付部材22の先端部22bは、弁体24と止め金26との間に配置されている。バルブ取付部材22の先端部22bは、弁体24に対面する第1表面22dと、第1表面22dとは反対側の第2表面22eと、を含んでいる。第1表面22dと第2表面22eとは、たとえば平行である。すなわちバルブ取付部材22の先端部22bは、一定の厚さを有する。バルブ取付部材22の第1表面22dは、弁体24の支持面24cに当接している。
板状の止め金26は、バルブ軸25の弁体24とは反対側の端部25aに固定されている。止め金26は、軸線X方向に弁体24から離れた位置で、例えばカシメ等によってバルブ軸25に固定されている。止め金26は、バルブ取付部材22が、弁体24と止め金26との間に配置されるように、バルブ軸25に固定されている。止め金26は、バルブ取付部材22に対面する第1止め面26aと、第1止め面26aとは反対側の第2止め面26bと、を含んでいる。第1止め面26aと第2止め面26bとは、たとえば平行である。
バルブ軸25の外径は、貫通孔22cの内径よりも小さい。止め金26の第1止め面26aと弁体24の支持面24cとの距離は、バルブ取付部材22の厚さよりも大きい。つまり、止め金26の第1止め面26aとバルブ取付部材22の第2表面22eとの間には隙間Sが形成されている。このように、バルブ取付部材22は、弁体24と止め金26との間に配置されてバルブ軸25に取り付けられており、止め金26と共にバルブ23を保持している。
ばね座金30は、バルブ取付部材22と止め金26との間に配置され、バルブ取付部材22及びバルブ23に弾性力を与える。ばね座金30は、バルブ軸25の軸線X(図4参照)を中心として環状に形成されている。本実施形態では、ばね座金30は、止め金26である第1部材と、バルブ取付部材22である第2部材との間に配置されている。ばね座金30は、止め金26の第1止め面26aに常に接触すると共に、バルブ取付部材22の第2表面22eに常に接触する。
図5に示されるように、ばね座金30は、弾性を有する材料からなり、アーチ形の断面を有する。ばね座金30は、止め金26の第1止め面26aに常に接触する環状の外周部31と、外周部31よりもバルブ軸25に近く位置して止め金26の第1止め面26aに常に接触する環状の内周部32と、外周部31および内周部32の間に形成されてバルブ取付部材22の第2表面22eに常に接触する中間部33とを含む。外周部31は、内周部32よりも径方向外方に位置する。言い換えれば、外周部31の直径は、内周部32の直径よりも大きい。中間部33は、たとえば外周部31および内周部32の略中央の位置に形成されている。中間部33は、ばね座金30にばね特性を与える。軸線Xを含む平面で切断したばね座金30の断面形状は、たとえば、外周側と内周側とで対称をなしている。対称な形状の外周側および内周側の中心線が、たとえば中間部33を通っている。
ここで、止め金26は、その外周部において、隙間Sに向けて突出する凸部26cを含む。凸部26cは、周方向に連続していてもよい。1つの凸部26cが、全周にわたって連続する環状に形成されてもよい。あるいは、複数の凸部26cが、周方向に離間して形成されてもよい。すなわち、凸部26cは、周方向の一部分または複数部分にのみ形成されてもよい。本実施形態では、1つの連続した環状の凸部26cが形成される場合について説明する。止め金26の凸部26cには、径方向内方にする環状の内面26dが形成されている。この内面26dは、たとえば軸線Xに平行であり、円筒状をなす。内面26dは、ばね座金30の外周部31に対面しており、たとえば、外周部31に接触している。外周部31は、凸部26cの内面26dに係止されている。なお、外周部31は、ばね座金30の弾性によって凸部26cの内面26dに接触しているのみであり、接合や固定はされていない。ばね座金30の外周部31および内周部32は、いずれも自由端である。内周部32は、バルブ軸25から離間しており、バルブ軸25に接触していない。外周部31は、内面26dに固定されない自由端であるが、内面26dに常に接触し係合する係合端であるとも言える。
一方、バルブ取付部材22の先端部22bは、ばね座金30の中間部33が常に接触する座面である第2表面22eと、軸線X方向で凸部26cに対面する位置に形成されて第2表面22eと面一な平坦面(平坦部)22fとを含んでいる。つまり、先端部22bの止め金26に対面する表面には、凹凸が形成されていない。この平坦面22fは、凸部26cの端面26eに対面している。平坦面22fは端面26eに略平行であり、これらの間には、隙間Sよりも小さい環状の隙間が形成されている。
止め金26に形成された内面26dは、ばね座金30の外周部31に接触して外周部31の径方向外側への移動を規制する。言い換えれば、内面26dを含む凸部26cは、ばね座金30の外周部31に接触することで外周部31の径方向外側への移動を規制する規制手段である。この凸部26cにより、ばね座金30が径方向外側へ伸びることを抑制し、ばね座金30の弾性の劣化(いわゆる「へたり」)を抑えている。この規制手段は、ばね座金30の外周部31に常に接触する構造と、ばね座金30の外周部31から通常は離間しているが、ばね座金30が変形した際に最終的に接触する(すなわちばね座金30の変型時のみ一時的に接触する)構造と、の両方を含む。
平坦面22fと端面26eとの間の隙間は、平坦面22fが端面26eに接触した場合においてばね座金30が塑性変形しない程度の大きさに設定されている。すなわち、バルブ取付部材22に対して軸線X方向に止め金26が相対移動可能な距離は、ばね座金30の弾性変形の範囲内(弾性限界未満)である。ばね座金30が変形し、凸部26cが第2表面22eに接触した場合でも、ばね座金30は弾性を失うことがないように凸部26cとバルブ取付部材22との間のクリアランスが設定されている。
本実施形態のウェイストゲートバルブ20によれば、ばね座金30は、止め金26である第1部材とバルブ取付部材22である第2部材とに接触して、バルブ取付部材22に弾性力を与える。ばね座金30は、止め金26、バルブ取付部材22および弁体24の間における接触部分の摩耗またはバルブ23等の振動を低減し得る。第1部材と第2部材との間隔が縮まると、ばね座金30は軸方向の力を受けて変形し得る。ばね座金30が径方向に伸びようとした際、止め金26の凸部26cに形成された内面26dが、ばね座金30の外周部31に接触する。よって、ばね座金30の径方向外側への変形が抑えられる。その結果として、ばね座金30の弾性の劣化を抑えることができる。ばね座金30が変形した際、内周部32は、第1止め面26a上を径方向内方に摺動してバルブ軸25に近づく。なお、ばね座金30が変形した際に、内周部32がバルブ軸25に接触してもよい。
ばね座金30の外周部31に対面(または接触)する内面26dを含む凸部26cは、ばね座金30の径方向外側への変形を確実に抑えることができる。
第1部材と第2部材との間隔が縮小されてばね座金30が変形する際、凸部26cは平坦面22fに接触する。この平坦面22fはばね座金30の座面である第2表面22eに面一であるので、第1部材と第2部材との軸線X方向の相対移動距離が小さくなっている。これにより、ばね座金30が塑性変形の領域に至るまで変形してしまうことを防止できる。このことは、ばね座金30の保護の観点で有効である。
ばね座金30のうち、外周部31と内周部32(径方向の2か所)が止め金26に接触し、外周部31と内周部32の間の中間部33がバルブ取付部材22に接触する。このようなアーチ形の接触構造は、摩耗または振動を低減するために好適に作用する。また、ばね座金30の製造が容易である。
規制手段としての凸部26cは、ばね座金30の外周部31に接触することで外周部31の径方向外側への移動を規制し、それによって、ばね座金30の径方向外側への変形を抑える。その結果として、ばね座金30の弾性の劣化を抑えることができる。
過給機1では、ウェイストゲートバルブ20において、ばね座金30の弾性の劣化が抑えられているので、タービン2の信頼性が向上している。
本開示のウェイストゲートバルブは、上記実施形態に限られず、種々の変形態様を採り得る。上記実施形態において説明された事項であって以下の変形態様にも当てはまる(構造に関する説明等)が、以下の記載では省略される。
図6に示されるように、バルブ取付部材22の先端部22bが、軸線X方向で凸部26cに対面する位置に形成されて座面である第2表面22eから窪んだ窪み部22gを含んでもよい。窪み部22gは、凸部26cを受け入れ可能な形状および大きさに形成されている。すなわち、凸部26cが環状であれば、窪み部22gは、凸部26cと同じ大きさ又は凸部26cよりも大きい環状である。複数の凸部26cに対応するように、複数の窪み部22gが形成されてもよい。
窪み部22gの深さ(すなわち第2表面22eから窪み部22gの底面までの長さ)は、凸部26cの突出長さ(すなわち第1止め面26aから端面26eまでの長さ)より大きくてもよく、小さくてもよい。これらが等しくてもよい。また、外周部31および内周部32が第1止め面26aに平面をもって接触するよう、外周部31および内周部32が軸線Xに垂直な環状をなしているばね座金30Aが用いられてもよい。内面26dを含む凸部26cは、ばね座金30Aの外周部31に接触することで外周部31の径方向外側への移動を規制する規制手段である。なお、ウェイストゲートバルブ20Aにおいて、ウェイストゲートバルブ20と同様のばね座金30が用いられてもよい。
このようなウェイストゲートバルブ20Aによっても、ウェイストゲートバルブ20と同様の作用効果が奏される。ただし、窪み部22gが形成されたウェイストゲートバルブ20Aでは、第1部材と第2部材との間隔が縮小されてばね座金30Aが変形する際、凸部26cが窪み部22gに受け入れられる。よって、第1部材と第2部材との軸線X方向の相対移動距離が確保される。内面26dを含む凸部26cによってばね座金30Aの変形を抑えつつ、軸線X方向のストロークを確保してばね座金30Aの弾性力を十分に発揮させることができる。
図7に示されるように、ウェイストゲートバルブ20Aのばね座金30Aに代えて、外周部31から内周部32にかけて一定の傾斜をもった傾斜面からなるばね座金30Bを備えたウェイストゲートバルブ20Bが採用されてもよい。この場合も、内面26dを含む凸部26cは、ばね座金30Bの外周部31に接触することで外周部31の径方向外側への移動を規制する規制手段である。このようなウェイストゲートバルブ20Bによっても、ウェイストゲートバルブ20Aと同様の作用効果が奏される。
図8に示されるように、外周部31が第1止め面26aに平面をもって接触し、内周部32が第2表面22eに平面をもって接触するよう、外周部31および内周部32が軸線Xに垂直な環状をなしているばね座金30Cが用いられてもよい。ばね座金30Cにおいて、中間部33は、一定の傾斜をもった傾斜面からなる。この場合も、内面26dを含む凸部26cは、ばね座金30Cの外周部31に接触することで外周部31の径方向外側への移動を規制する規制手段である。このようなウェイストゲートバルブ20Cによっても、ウェイストゲートバルブ20Aと同様の作用効果が奏される。
図9に示されるように、ばね座金30と同様の構成を有するアーチ形のばね座金30Dが用いられ、止め金26に、ばね座金30Dの外周部31を受け入れる環状の溝部26gと、ばね座金30Dの内周部32を受け入れる環状の溝部26hとが形成されてもよい。ばね座金30Dの外周部31は、溝部26gに受け入れられて、溝部26gの内面26dに対面する。ばね座金30Dの内周部32は、溝部26hに受け入れられて、径方向外方に面する溝部26hの外面26jに対面する。外周部31および内周部32は、内面26dおよび外面26jからそれぞれ径方向に離間している。なお、外周部31および内周部32の少なくとも一方が、内面26dおよび外面26jの少なくとも一方に接触してもよい。この場合も、内面26dを含む溝部26gは、ばね座金30Dの外周部31に接触することで外周部31の径方向外側への移動を規制する規制手段である。このようなウェイストゲートバルブ20Dによっても、ウェイストゲートバルブ20Aと同様の作用効果が奏される。ばね座金30Dが変形した際、外周部31が、溝部26g内を径方向外方に移動して内面26dに近づき(そして内面26dに接触し)、および/または、内周部32が、溝部26h内を径方向内方に移動して外面26jに近づく(そして外面26jに接触する)。ばね座金30Dの外周部31が溝部26gに受け入れられ、その溝部26g内に、ばね座金30Dの外周部31に対面(または接触)する内面26dが形成されるので、ばね座金30Dの径方向外側への変形を確実に抑えることができる。
図10に示されるように、ばね座金30Bと同様の構成を有するばね座金30Eが用いられ、止め金26に、ばね座金30Eの外周部31を受け入れる環状の溝部26gが形成されてもよい。ばね座金30Eの外周部31は、溝部26gに受け入れられて、溝部26gの内面26dに対面する。ばね座金30Eの内周部32は、第2表面22eに接触する。外周部31は、内面26dに接触している。なお、外周部31が、内面26dから径方向に離間してもよい。この場合も、内面26dを含む溝部26gは、ばね座金30Eの外周部31に接触することで外周部31の径方向外側への移動を規制する規制手段である。このようなウェイストゲートバルブ20Eによっても、ウェイストゲートバルブ20Aと同様の作用効果が奏される。
図11に示されるように、ばね座金30と同様の構成を有するばね座金30Fが用いられ、このばね座金30Fが、バルブ取付部材22の先端部22bと弁体24との間に配置されたウェイストゲートバルブ20Fが採用されてもよい。この実施形態では、ばね座金30Fは、弁体24である第1部材と、バルブ取付部材22である第2部材との間に配置されている。ばね座金30Fは、弁体24の支持面24cに常に接触すると共に、バルブ取付部材22の第1表面22dに常に接触する。弁体24は、隙間Sに向けて突出する凸部24eを含む。この凸部24eに、ばね座金30Fの外周部31に接触する(対面する)内面24dが形成されている。バルブ取付部材22には、第1表面22dと面一な平坦面(平坦部)22hが形成されてもよいし、第1表面22dから窪んで凸部24eを受け入れる窪み部が形成されてもよい。この場合も、内面24dを含む凸部24eは、ばね座金30Fの外周部31に接触することで外周部31の径方向外側への移動を規制する規制手段である。このようなウェイストゲートバルブ20Fによっても、ウェイストゲートバルブ20と同様の作用効果が奏される。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られない。たとえば、ばね座金の外形は、環状である場合に限られない。ばね座金の外形は、外周縁がギアのような凸凹形状をなしてもよい。ばね座金の形状や型式は特に限定されない。
図5~図10に示される各種の形態において、凸部と溝部または窪み部が上記形態とは反対の部材に形成され、ばね座金が反転された構造が採用されてもよい。図11に示されるように、ばね座金が取付部材と弁体との間に配置される場合においても、上述した各種の形態および変形例が採用されてもよい。いずれの形態および変形例においても、外周部が、内面から径方向に離間していてもよい。ばね座金が変形した際に、ばね座金の外周部が内面に接触可能であればよい。本発明は、止め部材と取付部材の間または取付部材と弁体の間に配置されたばね座金の外周部に、径方向の外側から接触可能な内面を含んだあらゆる形態を含み得る。
本開示のいくつかの態様によれば、摩耗または振動を低減するためのばね座金に関し、ばね座金の弾性の劣化を抑えることができる。
1 過給機
2 タービン
17 バイパス通路
17a 開口部
20 ウェイストゲートバルブ(流量可変バルブ機構)
22 バルブ取付部材(取付部材)
22d 第1表面(座面)
22e 第2表面(座面)
22f 平坦面(平坦部)
22g 窪み部
22h 平坦面(平坦部)
23 バルブ
24 弁体
24d 内面
24e 凸部
25 バルブ軸
26 止め金(止め部材)
26c 凸部
26d 内面
26g 溝部
30、30A、30B、30C、30D、30E、30F ばね座金
31 外周部
32 内周部
33 中間部
S 隙間
X 軸線

Claims (8)

  1. 弁体と、前記弁体から突出し軸線を有するバルブ軸とを含むバルブと、
    前記軸線方向に前記弁体から離れた位置で前記バルブ軸に固定された止め部材と、
    前記弁体と前記止め部材との間に配置され、前記止め部材と共に前記バルブを保持する取付部材と、
    前記止め部材と前記取付部材との間、または、前記取付部材と前記弁体との間に配置され、前記止め部材または前記弁体である第1部材と前記取付部材である第2部材とに接触して前記取付部材に弾性力を与えるばね座金であって、前記第1部材および前記第2部材のいずれか一方にのみ前記軸線方向において接触する外周部を含む前記ばね座金と、を備え、
    前記外周部は、前記ばね座金の径方向における外縁を含み、
    前記第1部材および前記第2部材のいずれか一方は、前記ばね座金の前記外周部が接触する面から前記軸線方向に突出する凸部を含み、
    前記凸部には、前記径方向内方に面し前記ばね座金の前記外周部に対面する内面が形成されており、
    前記外周部は前記内面と常に接触するか、前記ばね座金が変形して前記径方向に伸びたときに接触するように設けられている、流量可変バルブ機構。
  2. 前記第1部材および前記第2部材のいずれか他方は、
    前記ばね座金が常に接触する座面と、
    前記軸線方向で前記凸部に対面する位置に形成されて前記座面から窪むと共に前記凸部を受け入れ可能な窪み部とを含む、請求項1に記載の流量可変バルブ機構。
  3. 前記第1部材および前記第2部材のいずれか他方は、
    前記ばね座金が常に接触する座面と、
    前記軸線方向で前記凸部に対面する位置に形成されて前記座面に面一な平坦部とを含む、請求項1に記載の流量可変バルブ機構。
  4. 前記第1部材および前記第2部材のいずれか一方は、前記ばね座金の前記外周部を受け入れる溝部を含み、
    前記溝部内に、前記ばね座金の前記外周部に対面する前記内面が形成されている、請求項1に記載の流量可変バルブ機構。
  5. 前記ばね座金は、
    前記第1部材および前記第2部材のいずれか一方にのみ常に接触する前記外周部と、
    前記外周部よりも前記バルブ軸に近く位置して前記第1部材および前記第2部材のいずれか一方に常に接触する内周部と、
    前記外周部および前記内周部の間に形成されて前記第1部材および前記第2部材のいずれか他方に常に接触する中間部と、を含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の流量可変バルブ機構。
  6. 前記ばね座金は、前記軸線方向に沿った断面において、アーチ形の断面形状を有する、請求項5に記載の流量可変バルブ機構。
  7. 弁体と、前記弁体から突出して軸線を有するバルブ軸とを含むバルブと、
    前記軸線方向に前記弁体から離れた位置で前記バルブ軸に固定された止め部材と、
    前記弁体と前記止め部材との間に配置され、前記止め部材と共に前記バルブを保持する取付部材と、
    前記止め部材と前記取付部材との間、または、前記取付部材と前記弁体との間に配置され、前記止め部材または前記弁体である第1部材と前記取付部材である第2部材とに接触して前記取付部材に弾性力を与えるばね座金であって、前記第1部材および前記第2部材のいずれか一方にのみ前記軸線方向において接触する外周部を含む前記ばね座金と、を備え、
    前記外周部は、前記ばね座金の径方向における外縁を含み、
    前記第1部材および前記第2部材のいずれか一方は、前記ばね座金の前記外周部に接触することで前記外周部の径方向外側への移動を規制する規制手段を含み、
    前記規制手段は、前記第1部材および前記第2部材のいずれか一方に設けられ、前記ばね座金の前記外周部が接触する面から前記軸線方向に突出する凸部を含み、前記凸部が前記外周部の径方向外側への移動を規制する、流量可変バルブ機構。
  8. 請求項1~7のいずれか一項に記載の流量可変バルブ機構を備えた過給機であって、
    タービンと、
    前記タービンによる回転駆動力によって駆動されるコンプレッサと、を備え、
    前記流量可変バルブ機構の前記弁体は、前記タービンに形成されたバイパス通路の開口部を開閉するように構成されている、過給機。
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