JP2022078485A - 車両前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】更に効率よく空調装置への水の浸入を抑制することができる車両前部構造を提供することを課題とする。【解決手段】車両前部構造100は、車体前部のカウルトップ4の下方のエアコン吸気口2fの周囲に配置されて水の浸入を抑えるアンブレラ部材5と、フロントガラス1の下方に配置されてエアコン吸気口2fを有するウインドシールドロア2と、を備えている。ウインドシールドロア2には、フロントガラス1の下端部1aを支持し、前方かつ下方へ傾斜するガラス支持部2aと、ガラス支持部2aの下方に配置された下方空間2cと、が形成されている。アンブレラ部材5は、エアコン吸気口2fの周囲の上部を囲う上辺部5aから後方に延びる延設部5eを備え、延設部5eを、下方空間2cに潜入させて配置している。【選択図】図1

Description

本発明は、車両前部構造に関するものである。
従来、車両前部のフロントガラスとフードとの間には、外気を導入するための外気導入口が形成されたカウルトップが設けられている。外気導入口から取り入れた外気は、フロントガラスの下方のウインドシールドロア(溶組カウルトップ)のエアコン吸気口へと流れて、インテークダクト内に送られるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の車体前部構造では、外気導入口(開口部(5a))から入った雨水等が外気導入口(空気取入口(7a))に浸入するのを防止するために、外気導入口の前側中央近隣に止水カバー(30)と取付ブラケット(50)を設けている。
また、フロントガラス(1)の下側には、車室内側からフロントガラス(1)の下端部に亘って配置されたウインドシールドロア(カウルトップアッパ(9))が設けられている。カウルトップアッパ(9)の前端部は、フロントガラス(1)の前端下側まで延設されている。このため、特許文献1の車体前部構造において、フロントガラス(1)の前端部の雨水は、カウルトップアッパ(9)の前端部に配置された開口部(5a)から垂下して艤装カウルトップ(100b)上に直接落ちる構造になっている。
特開2014-223882号公報(図1及び図2)
特許文献1の車体前部構造では、開口部(5a)から入った雨水等が外気の気流に乗って空気取入口(7a)内に浸入し易い構造になっている。これを防止するために、特許文献1の車体前部構造では、艤装カウルトップ(100b)上の吸気通路内に浸入した水を気液分離するために、止水カバー(30)、取付ブラケット(50)、カウルトップロア(6)及び排水溝(10)を設けている。しかし、部品点数及び組付工数が多いため、コストアップの要因になっている。
また、止水カバー(30)及び取付ブラケット(50)は、空気取入口(7a)の前側近隣に配置されているので、艤装カウルトップ(100b)上の吸気通路内に浸入した水が外気の気流に乗って空気取入口(7a)から空調装置へ浸入するおそれがあった。
本発明は、このような観点から創案されたものであり、更に効率よく空調装置への水の浸入を抑制することができる車両前部構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、車体前部のカウルトップの下方のエアコン吸気口の周囲に配置されて水の浸入を抑えるアンブレラ部材と、フロントガラスの下方に配置されて前記エアコン吸気口を有するウインドシールドロアと、を備えた車両前部構造であって、前記ウインドシールドロアには、前記フロントガラスの下端部を支持し、前方かつ下方へ傾斜するガラス支持部と、前記ガラス支持部の下方に配置された下方空間と、が形成され、前記アンブレラ部材は、前記エアコン吸気口の周囲の上部を囲うアンブレラ上部から後方に延びる延設部を備え、前記延設部を、前記下方空間に潜入させて配置していることを特徴とする。
本発明によれば、更に効率よく空調装置への水の浸入を抑制することができる車両前部構造を提供することができる。
本発明の実施形態に係る車両前部構造を示す要部縦端面図である。 アンブレラ部材及びエプトシールの設置状態を示す要部斜視図である。 図2のIII-III断面図である。 アンブレラ部材の設置状態を示す要部斜視図である。
図1~図4を参照して、本発明の実施形態に係る車両前部構造100を説明する。説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
なお、本発明の実施形態では、「前」は車両Vのフロント側、「後」は車両Vのリア側、「上」は鉛直上方側、「下」は鉛直下方側、「左右」は車両Vの車幅方向側とする。
<車両>
まず、本発明の実施形態に係る車両前部構造100を説明する前に、本発明が適用される車両Vについて説明する。
図1に示すように、車両Vは、車体の前部にフロントガラス1、ウインドシールドロア2、フード3、カウルトップ4、及び、アンブレラ部材5を備えた自動車であればよく、その形式・種類は特に限定されない。以下、車両Vの一例として、乗用車の場合を例に挙げて説明する。
<車両前部構造>
車両前部構造100は、車室CRと、フロントガラス1と、ウインドシールドロア2と、フード3と、カウルトップ4と、アンブレラ部材5と、ダッシュボードアッパ6と、ダッシュボードロア7と、を車体前部に備えて成る。
<フロントガラス>
フロントガラス1は、車室CRの前部に設置された窓ガラスである。フロントガラス1の前端部の下側には、シール材S1を介在してウインドシールドロア2が設けられている。フロントガラス1の前端部の上側には、シール材S2を介在してカウルトップ4が設けられている。
<ウインドシールドロア>
図1に示すように、ウインドシールドロア2は、フロントガラス1の前端部下方に配置された左右方向に長尺な鋼製板部材である。ウインドシールドロア2は、フロントガラス1の下側から下方に延びるウインドシールドロア本体21と、ウインドシールドロア本体21のガラス支持部2aから前方に延びるエクステンションウインドシールドロア22と、を接合して成る。ウインドシールドロア2は、ガラス支持部2aと、傾斜部2bと、下方空間2cと、サポートパネル部2dと、縦壁部2eと、エアコン吸気口2fと、下側フランジ部2gと、延長部2hと、を有している。
ガラス支持部2aは、フロントガラス1に沿って前方かつ下方へ傾斜して形成している部位である。ガラス支持部2aは、フロントガラス1の下方に配置されたウインドシールドロア本体21の上端部と、ウインドシールドロア本体21の上端部の先端部に接合されたエクステンションウインドシールドロア22と、から成る。エクステンションウインドシールドロア22は、シール材S1を介在してフロントガラス1を支持している。
エクステンションウインドシールドロア22の延長部2hは、フロントガラス1の下端部1aを支持するガラス支持部2aのシール部材設置箇所からさらに前方に延設されている部位である。その延長部2hは、フロントガラス1の下端、シール材S2及びカウルトップ4の後端を下側から覆うように配置されている。
ウインドシールドロア本体21の上端部のガラス支持部2aの下側には、ガラス支持部2aから下方前側に斜めに延びる傾斜部2bが形成されている。ウインドシールドロア2は、ウインドシールドロア2の上部において、フロントガラス1に沿って配置されたガラス支持部2aと、ガラス支持部2aから下方に延びる傾斜部2bと、に分岐して配置されている。傾斜部2bの前側には、前方向に延設されたサポートパネル部2dが連続して形成されている。
下方空間2cは、二股状に分岐したガラス支持部2aと傾斜部2bとの間に形成された空間である。下方空間2c内には、アンブレラ部材5の上辺部5aの上端部が挿入されている。
サポートパネル部2dは、アンブレラ部材5のアンブレラ上部5dを載置して下側から支持する部位である。サポートパネル部2dは、略水平に形成されている。サポートパネル部2dの前端部は、下方向に延びる縦壁部2eが連続して折曲形成されている。このため、サポートパネル部2dの前端部は、縦壁部2eを下方向に折曲形成したことで、補強されている。
縦壁部2eは、垂直に形成された部位である。縦壁部2eの中央部には、エアコン吸気口2fが形成されている。縦壁部2eの下端部には、下側フランジ部2gが形成されている。下側フランジ部2gは、ダッシュボードアッパ6の後側フランジ部6cを介在してダッシュボードロア7の上端部に溶接して固定されている。
エアコン吸気口2fは、カウルトップ4の外気導入口41bから吸気通路A内に侵入した外気をインテークダクト8に流すための外気流入口である。エアコン吸気口2fの後側には、インテークダクト8が取り付けられている。
<インテークダクト>
図1に示すように、インテークダクト8は、エアコン用ブロア(図示省略)に連通する略角筒状の樹脂製部材である。インテークダクト8は、エアコン吸気口2fの外周部に取り付けられる取付部8aと、エアコン用ブロアに連結する連結部(図示省略)と、取付部8aと連結部(図示省略)との間に設けられた筒部本体8bと、を有している。
<エアコン>
エアコン(図示省略)は、車室CR内の冷房、暖房、送風を行う空調装置である。エアコン(図示省略)は、気液分離機能を備えた吸気通路A内を通過して気液分離されて除湿された外気が、エアコン用ブロア(図示省略)によって吸引されて、エアコン吸気口2fからインテークダクト8を介して導入されるようになっている。
<フード>
図1に示すように、フード3は、エンジンや補機等が収納されるモータルームMR(エンジンルーム)の上部を開閉自在に覆う蓋部材である。フード3は、カウルトップ4の前側に配置されている。
<カウルトップ>
図1に示すように、カウルトップ4は、フロントガラス1の下端部1aと、フード3の後端部との間に設置された樹脂製部材である。カウルトップ4は、左右方向に延設されて、その左右の端部が、左右のダッシュボードサイドメンバ(図示省略)に当接した状態に設けられている。カウルトップ4は、後方上側に設置されるカウルトップアッパ41と、カウルトップアッパ41の前方下側に設置されたカウルトップロア42と、を連結して構成されている。
カウルトップアッパ41は、縦断面視して山形状の隆起部41aと、隆起部41aの前側斜面に形成された外気導入口41bと、前端部41cと、後端部41dと、隆起部41aの前側及び後側に形成された溝部41eと、を有している。
隆起部41aは、フード3の後端近傍に配置されている。隆起部41aの前側下端部及び後側下端部には、雨水等の水を車幅方向両端側に流すための溝部41eが形成されている。
外気導入口41bは、フード3の後端下方で配置されると共に、隆起部41aの後上りに傾斜された前側傾斜面に複数形成された開口から成る。
前端部41cには、モータルームMRを閉塞したフード3の下面に圧接するシール材S3(ウェザーストリップ)が装着されている。
後端部41dは、シール材S2を介在してフロントガラス1の下端部1aに連結されている。
カウルトップロア42は、カウルトップアッパ41の前端部41cに連結された上端部42aと、ダッシュボードアッパ6の前側フランジ部6bにシール材S4を介在して固定された下端部42bと、を有している。
<アンブレラ部材>
図1に示すように、アンブレラ部材5は、カウルトップ4の下方のエアコン吸気口2fの周囲に配置されて、エアコン吸気口2f内に水が浸入するのを抑制するための部材である。図1または図2に示すように、アンブレラ部材5は、上辺部5aと、右側辺部5bと、左側辺部5cと、アンブレラ上部5dと、延設部5eと、庇部5fと、折曲部5gと、V溝5hと、固定片5iと、係止片5jと、ボルト設置孔5kと、ボルト係合部5mと、を有している。
図1及び図2に示すように、上辺部5aは、正面視してアンブレラ部材5の上辺を形成する部位である。上辺部5aは、正面視してエアコン吸気口2fの上側外周部に配置されて、車幅方向に延設されている。上辺部5aには、アンブレラ上部5dと、延設部5eと、庇部5fと、が形成されている。
右側辺部5bは、正面視してアンブレラ部材5の右辺を形成する部位である。右側辺部5bは、正面視してエアコン吸気口2fの右側外周部に配置されて、上下方向に延設されている。
左側辺部5cは、正面視してアンブレラ部材5の左辺を形成する部位である。左側辺部5cは、正面視してエアコン吸気口2fの左側外周部に配置されて、上下方向に延設されている。
このため、アンブレラ部材5は、図2及び図4に示すように、上辺部5aと右側辺部5bと左側辺部5cとによって、正面視して逆凹状(逆U字形状)に形成されている。また、右側辺部5bと左側辺部5cとは、汎用ゴムのエチレンプロピレンジエン(EPDM)ゴム発泡体に粘着材を付設したエプトシール等のシール部材51によってエアコン吸気口2fの外周部に固定されている。
アンブレラ上部5dは、エアコン吸気口2fの周囲の上部を囲う部位である。アンブレラ上部5dは、サポートパネル部2dの上に載設されている。
図1に示すように、延設部5eは、アンブレラ上部5dから後側上方に斜めに延設された部位である。延設部5eは、ガラス支持部2aの下方に形成された下方空間2cに潜入させて配置されている。
庇部5fは、アンブレラ上部5dから前方下側に斜めに延設された部位である。庇部5fは、側面視して、エアコン吸気口2fの上部からエアコン吸気口2fよりも前方に延びている。このため、庇部5fは、上方の外気導入口41bから吸気通路A内に浸入した水が、外気によって直接エアコン吸気口2f内に入り込むのを抑制する機能がある。
図1に示すように、折曲部5gは、庇部5fの前端から上方に折り曲げて形成されている。このため、折曲部5gの下端部(庇部5fの前端部)には、側面視してV字状のV溝5hが形成されている。図2及び図4に示すように、折曲部5gは、正面視して左右方向に延びる上辺部5aの前端部に、車幅方向外側(左側)に斜めに下がるように傾斜して形成されている。その結果、アンブレラ部材5の上部に落下した水は、エアコン吸気口2fを避けるように、V溝5hを車幅方向外側方向(矢印e方向)に流れて、ダッシュボードアッパ6の底面部6a上に落下する(図1参照)。
図2または図4に示すように、固定片5iは、アンブレラ部材5の右側辺部5bから右方向に突出した突出片である。固定片5iの先端部には、アンブレラ部材5をウインドシールドロア2に固定するためのボルトB1が挿設されるボルト設置孔5kが形成されている。
係止片5jは、アンブレラ部材5の左側辺部5cから左方向に突出した突出片である。係止片5jの先端部には、アンブレラ部材5をウインドシールドロア2に固定するためのボルトB2が係合されたボルト係合部5mが切欠形成されている。
ボルト係合部5mは、左方向に溝状に切欠形成されている。このため、ボルト係合部5m内に設置されるボルトB2は、固定位置を車幅方向に微調整可能になっている。
<ダッシュボードアッパ>
図1に示すように、ダッシュボードアッパ6は、ダッシュボードアッパ6の上側に連設したカウルトップロア42と、ダッシュボードアッパ6の下側に設けたダッシュボードロア7とで、モータルームMRと車室CRとを仕切る隔壁を形成している。ダッシュボードアッパ6は、側面視して略U字状に形成された底面部6aと、ダッシュボードアッパ6の前側上端部に形成された前側フランジ部6bと、ダッシュボードアッパ6の後側上端部に形成された後側フランジ部6cと、を有する鋼製板部材から成る。
底面部6aは、エアコン吸気口2fの前側下方に設置されて、エアコン吸気口2fに流れ込む外気中の水分をその手前で落下させて気液分離する機能を備えている。底面部6aには、溜まった水を排出する排水口(図示省略)が形成されている。
<ダッシュボードロア>
ダッシュボードロア7は、車室CRとエンジンルームERとを仕切る鋼板である。ダッシュボードロア7は、ウインドシールドロア2の下側に連結されて、車室CRの前側下方に左右方向に向けて延設されている。
≪作用≫
本発明の実施形態に係る車両前部構造100は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、図1~図4を参照して、その作用を説明する。
図1に示すように、外気は、ブロア(図示省略)を回転駆動させることで、カウルトップ4の外気導入口41bから吸気通路A、エアコン吸気口2f、インテークダクト8を通って、ブロア(図示省略)に取り込まれる。その取り込まれた外気は、ブロア(図示省略)から車室CRへ送られる。
一方、外気導入口41bから流入した水(例えば、洗車時の水や雨水等)は、下方向(矢印b方向)のダッシュボードアッパ6の底面部6aに落下するか、または、気流に運ばれて車体後方向(矢印a方向)に飛ぶ。外気導入口41bの下側後方には、外気導入口41bの下側近傍からフロントガラス1の下端部1aに亘ってアンブレラ部材5が配置されている。このため、水が外気導入口41bから気流によって車体後方向(矢印a方向)に飛んだとしても、アンブレラ部材5上に落下するようになっている。
アンブレラ部材5は、エアコン吸気口2fの上方を覆うように配置されていることで、水が、エアコン吸気口2fの上方からエアコン吸気口2f内に流れ込むのを抑制することができる。
また、アンブレラ部材5の庇部5fは、エアコン吸気口2fの上部から前側に前下がりに傾斜して配置されている。このため、庇部5fは、外気導入口41bから流入した水が空気の流れによって、直接エアコン吸気口2f内に流れ込むのを抑制することができる。
また、アンブレラ部材5の上辺部5aは、前端部のV溝5hから後端部の延設部5eに亘って斜め後上りに傾斜して、エアコン吸気口2fの上方を覆うように配置されている。このため、アンブレラ部材5上に落下した水は、V溝5hに流れ、V溝5hに流れた後、V溝5hを車幅方向外側(図2の矢印e方向)に流れるように規制される。
このため、アンブレラ部材5は、図2に示すように、上辺部5aにシール部材51を設けずに、右側辺部5b及び左側辺部5cと、インテークダクト8との間にのみシール部材51を設けても、水がエアコン吸気口2f内に浸入するのを効率よく抑制することができる。
また、外気導入口41bから下側に流れた水は、エアコン吸気口2fの手前でダッシュボードアッパ6の底面部6aに落下して気液分離してからエアコン吸気口2f内に流れる。このため、エアコン内に水が浸入するのを抑制することができる。
このように、本発明は、図1に示すように、車体前部のカウルトップ4の下方のエアコン吸気口2fの周囲に配置されて水の浸入を抑えるアンブレラ部材5と、フロントガラス1の下方に配置されてエアコン吸気口2fを有するウインドシールドロア2と、を備えた車両前部構造100であって、ウインドシールドロア2には、フロントガラス1の下端部1aを支持し、前方かつ下方へ傾斜するガラス支持部2aと、ガラス支持部2a(エクステンションウインドシールドロア22)の下方に配置された下方空間2cと、が形成され、アンブレラ部材5は、エアコン吸気口2fの周囲の上部を囲うアンブレラ上部5dから後方に延びる延設部5eを備え、延設部5eを、下方空間2cに潜入させて配置している。
かかる構成によれば、本発明の車両前部構造100は、エアコン吸気口2fの周囲の上部を囲うアンブレラ上部5dから後方に延びる延設部5eを有するアンブレラ部材5を備えていることで、アンブレラ上部5dからエアコン吸気口2f内に水が浸入するのを防止することができる。アンブレラ部材5は、延設部5eを、フロントガラス1の下端部1aを支持するガラス支持部2aの下方の下方空間2cに潜入させて配置していることで、更に効率よく空調装置への水の浸入を抑制することができる。
このため、アンブレラ部材5の上部と車体との間は、確実に防水することができるので、シール材が不要となるため、シール材の数を削減することが可能となる。
また、図1に示すように、延設部5eは、アンブレラ上部5dから後側上方に延設されている。
かかる構成によれば、延設部5eは、アンブレラ上部5dから後側上方に延設されていることで、車体が後傾した場合であっても、水がアンブレラ上部5dから下方のエアコン吸気口2f内等に流れて浸入するのを防止することができる。
また、アンブレラ部材5は、アンブレラ上部5dから前方に延設された庇部5fと、庇部5fの前端から上方に延びる折曲部5gと、を有している。
かかる構成によれば、アンブレラ部材5は、アンブレラ上部5dから前方に延設された庇部5fを有していることで、アンブレラ部材5の下方へ水が落下するのを抑制することができる。アンブレラ部材5は、庇部5fの前端に折曲部5gを有していることで、折曲部5gが樋を形成して、アンブレラ部材5上に落下した水を折曲部5gが延設された方向に流してアンブレラ部材5の下方へ流れるのを抑制することができる。
また、図2及び図4に示すように、アンブレラ部材5は、エアコン吸気口2fの上側外周部に設けられた上辺部5aと、エアコン吸気口2fの右側外周部に設けられた右側辺部5bと、エアコン吸気口2fの左側外周部に設けられた左側辺部5cと、を有する正面視して逆凹状(逆U字形状)に形成されている。
かかる構成によれば、アンブレラ部材5は、正面視して逆凹状に形成されていることで、熱で変形した場合であっても、右側辺部5b及び左側辺部5cが変形を吸収して、車体との間に浮き上がって隙間が発生するのを抑制することができる。また、アンブレラ部材5は、正面視して逆凹状に形成されていることで、四角形のものと比較して形状が簡素化された分だけ、材料費を削減してコストダウンを図ることができる。
また、図2に示すように、アンブレラ部材5は、右側辺部5bと左側辺部5cとをシール部材51によってエアコン吸気口2fの外周部に固定されている。
かかる構成によれば、アンブレラ部材5は、右側辺部5bと左側辺部5cのみをシール部材51によってエアコン吸気口2fの外周部に固定して、上辺部5aにシール部材51を設けていない。このため、アンブレラ部材5は、上辺部5aにシール部材51を設けていない分だけ、シール部材51の部品点数及び組付工数を削減してコストダウンを図ることができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、前記実施形態では、主に車両Vの左側前部を主に説明したが、車両Vの右側前部も適宜同様に構成してもよい。
1 フロントガラス
1a 下端部
2 ウインドシールドロア
2a ガラス支持部
2c 下方空間
2f エアコン吸気口
4 カウルトップ
5 アンブレラ部材
5a 上辺部
5b 右側辺部
5c 左側辺部
5d アンブレラ上部
5e 延設部
5f 庇部
5g 折曲部
22 エクステンションウインドシールドロア(ガラス支持部)
51 シール部材
100 車両前部構造
V 車両

Claims (5)

  1. 車体前部のカウルトップの下方のエアコン吸気口の周囲に配置されて水の浸入を抑えるアンブレラ部材と、
    フロントガラスの下方に配置されて前記エアコン吸気口を有するウインドシールドロアと、を備えた車両前部構造であって、
    前記ウインドシールドロアには、
    前記フロントガラスの下端部を支持し、前方かつ下方へ傾斜するガラス支持部と、
    前記ガラス支持部の下方に配置された下方空間と、
    が形成され、
    前記アンブレラ部材は、前記エアコン吸気口の周囲の上部を囲うアンブレラ上部から後方に延びる延設部を備え、
    前記延設部を、前記下方空間に潜入させて配置していること、
    を特徴とする車両前部構造。
  2. 前記延設部は、前記アンブレラ上部から後側上方に延設されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の車両前部構造。
  3. 前記アンブレラ部材は、前記アンブレラ上部から前方に延設された庇部と、
    前記庇部の前端から上方に延びる折曲部と、を有していること、
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両前部構造。
  4. 前記アンブレラ部材は、前記エアコン吸気口の上側外周部に設けられた上辺部と、
    前記エアコン吸気口の右側外周部に設けられた右側辺部と、
    前記エアコン吸気口の左側外周部に設けられた左側辺部と、
    を有する正面視して逆凹状に形成されていること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両前部構造。
  5. 前記アンブレラ部材は、前記右側辺部と前記左側辺部とをシール部材によって前記エアコン吸気口の外周部に固定されていること、
    を特徴とする請求項4に記載の車両前部構造。
JP2020189184A 2020-11-13 2020-11-13 車両前部構造 Active JP7198798B2 (ja)

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