JP2022074770A - 便器装置 - Google Patents

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Takuma Uchiyama
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Abstract

【課題】意匠性の向上を図ることができる便器装置を提供する。【解決手段】便器装置1は、便器本体10と、機能部20(内部部品)と、カバー部材30とを備える。便器本体10は、後部に収納空間Sを形成する。便器本体10は、収納空間Sと外部空間とを連通する開口16Aを形成した後壁部13を有する。機能部20は収納空間Sに収納される。カバー部材30は、開口16Aを収納空間S側から覆う。【選択図】図2

Description

本開示は便器装置に関する。
特許文献1は従来の便器装置を開示している。この便器装置は便器本体を有している。便器本体は後部に収納空間を形成している。便器本体は、収納空間と外部の空間とを連通する開口を形成した後壁部を有している。
特開2009-191500号公報
特許文献1の便器装置において、便器本体の後方から開口を見た場合、開口から収納空間内部の収納物が見えてしまう。このため、見栄えが良いとは言い難い。
本開示は、上記課題に鑑みなされたものであり、意匠性の向上を図ることができる便器装置を提供することを目的とする。
本開示の一実施形態に係る便器装置は、後部に収納空間を形成するとともに、前記収納空間と外部空間とを連通する開口を形成した後壁部を有する便器本体と、前記収納空間に収納される内部部品と、可撓性を有し、前記開口を前記収納空間側から覆うカバー部材と、を備えている。
実施形態1に係る便器装置を模式的に示す斜視図である。 実施形態1に係る便器装置を模式的に示す分解斜視図である。 実施形態1に係る便器装置において、カバー部材を取り付けた状態の内部部品を示す背面図である。 実施形態1に係る便器装置において、図3のIV-IV線断面に相当する断面を示す要部拡大図である。 図4のV-V線断面図である。
<実施形態1>
本開示の便器装置を具体化した実施形態について、図面を参照しつつ説明する。以下の説明において、前後方向、左右方向、上下方向とは、設置状態の便器装置における便座(図示せず)に着座した状態で使用する使用者から見た前後方向、左右方向、上下方向をそれぞれ示すものとする。
図1から図3に示すように、便器装置1は、便器本体10、機能部20、及びカバー部材30を備えている。便器本体10は、便鉢部11、周壁部12、及び後壁部13を有している。便器本体10は、これらを一体に形成してなる陶器製である。便器本体10は後述する収納空間Sを形成している。
図1及び図2に示すように、便鉢部11は、便器本体10の前部において上面から下方に鉢状に窪んで形成されている。便鉢部11は、下端において図示しない排水路に接続されている。便鉢部11は、機能部20から供給される洗浄水によって洗浄される。周壁部12は、便鉢部11の前方から左右の側方を取り囲むように湾曲して延びて形成されている。
図1及び図2に示すように、後壁部13は便鉢部11の後方に配置されている。後壁部13は、左側面部14、右側面部15、及び後面部16を有している。後壁部13は、左側面部14、右側面部15、及び後面部16によって平面視U字状をなしている。具体的には、左右の側面部14,15は、平面視においてそれぞれ前後方向に延びている。後面部16は平面視において左右方向に延びている。後面部16の左右両端は、左右の側面部14,15の各後端に接続されている。
図2に示すように、後壁部13は底面部17を有している。底面部17は、後壁部13の上下方向中間部に配置されている。底面部17は、左側面部14、右側面部15、及び後面部16に内側から接続されている。底面部17は、後壁部13における左側面部14、右側面部15、及び後面部16によって取り囲まれた空間を上下に仕切る。
図2に示すように、便器本体10は収納空間Sを形成している。収納空間Sは機能部20を収納する。収納空間Sは、便器本体10における後部、すなわち、便鉢部11よりも後方に設けられている。収納空間Sは、後壁部13における底面部17によって上下に仕切られた空間のうちの上側の空間である。収納空間Sは上方に開放されている。機能部20は、便器本体10の上方から収納空間Sに挿入される。
後壁部13は開口16Aを形成している。開口16Aは、収納空間Sと外部空間とを連通している。開口16Aは、後壁部13における後面部16に形成されている。具体的には、開口16Aは、底面部17よりも上側において後面部16を前後方向に貫通して形成されている。開口16Aは後述する給水用配管50が貫通する。開口16Aは、左右方向を長手方向とする長孔形状をなしている。開口16Aは、後面部16の上端から底面部17までの間の上下方向において、底面部17寄りの位置に形成されている。開口16Aは、後面部16の左右方向の中心よりもやや左寄りに形成されている。開口16Aにおけるこれらの形態は、給水用配管50を機能部20に接続する際の作業性を考慮して形成されている。
後壁部13は開口14Aを形成している。開口14Aは、後壁部13における左側面部14を左右方向に貫通して形成されており、収納空間Sと外部空間とを連通している。開口14Aは、機能部20に外部からアクセスしたり、収納空間S内の換気をしたりするために設けられている。開口14Aには図示しない蓋部材が外部空間側から取り付けられる。
図1から図3に示すように、機能部20は、ベースプレート21、電源ユニット22、及び給水接続部40を有している。機能部20は、これらに加えて、便座及び便蓋の電動開閉ユニット、便鉢部11の洗浄ユニット、局部洗浄ユニット、温風乾燥ユニット、各ユニットの制御回路基板、各種配管等の各種機能部品を有する。機能部20は、ベースプレート21に対して電源ユニット22、給水接続部40等の各種機能部品が取り付けられて構成されている。
ベースプレート21は、便器本体10に固定される。この固定に際して、ベースプレート21の配置面21Aは、後壁部13の上面及び便鉢部10後部の上面に配置される。収納空間Sの上部開口は、ベースプレート21を便器本体10に固定することによって閉塞される。機能部20のうち、ベースプレート21の下面側の部分、すなわち配置面21Aよりも下側の部分は収納空間Sに収納される。電源ユニット22及び給水接続部40は、ベースプレート21の下面側に取り付けられている。これら電源ユニット22及び給水接続部40は本開示に係る内部部品に相当する。本実施形態の場合、機能部20のうちのベースプレート21の配置面21Aよりも下側の部分が本開示に係る内部部品に相当する。機能部20のうち、ベースプレート21の上面側の部分(配置面21Aよりも上側の部分)は便器本体10の上端よりも上方に配置される。ベースプレート21の上側には図示しないカバーが取り付けられる。
給水接続部40は給水用配管50を接続する。給水接続部40は、後述する給水用配管50とともに、本開示に係る給水部材を構成する。本開示に係る給水部材は、最も上流側の給水接続部と、給水接続部に接続される給水用配管と、給水用配管に接続される給水用配管よりも下流側の図示しない給水流路と、を含む。機能部20は、この給水接続部40を介して、便鉢部11の洗浄や局部洗浄に用いられる洗浄水が内部の給水路に供給される。図3に示すように、給水接続部40は、ベースプレート21の下面側であって、左右方向中央部に設けられている。図4及び図5に示すように、給水接続部40は、管状部41及びフランジ部42を有している。管状部41は、後方に突出する管状に形成されている。フランジ部42は、管状部41の先端から径方向外側に広がるように形成されている。フランジ部42の外径は、管状部41の外径よりも大きい。
給水用配管50は、一端側において図示しない給水源側に接続され、他端側において給水接続部40に接続される。図5に示すように、給水用配管50は、給水接続部40に接続される配管側接続部60を有している。配管側接続部60は、配管側管状部61、及び配管側フランジ部62を有している。配管側管状部61は、管状部41の内径よりも小さい外径を有する管状に形成されている。配管側管状部61は、管状部41の内側に挿入される。配管側管状部61の外周面には周方向に沿った2条のシール溝61Aが形成されている。各シール溝61AにはOリングSLが嵌め込まれている。給水接続部40と配管側接続部60との間の接続はこれらOリングSLによって水密に保持される。
図5に示すように、配管側フランジ部62は、配管側管状部61における先端よりも基端側の位置において、配管側管状部61の外周面から径方向外側に広がるように形成されている。配管側フランジ部62は、配管側管状部61を管状部41内に挿入した状態において給水接続部40側のフランジ部42に対向する。
給水接続部40及び配管側接続部60は、保持ユニット70によって接続状態が保持される。図2に示すように、保持ユニット70は、一対の半割リング71と、一対のボルト72とを有している。一対の半割リング71は、組み合わせた状態においてリング状に形成される部材であり、一対のボルト72を締結することによって組み合わせ状態が保持される。図5に示すように、一対の半割リング71は、内周面に周方向の溝71Aを形成している。
電源ユニット22は本開示に係る電子部品の例示である。電源ユニット22は、便器装置1の各部に電力を供給する。電源ユニット22は、基板上に回路を構成する各種電子部品を実装して構成されている(図示せず)。図3示すように、電源ユニット22は、ベースプレート21の下方であって、給水接続部40の右側に隣接して配置されている。電源ユニット22には電源コード23が接続されている。電源コード23は、ベースプレート21を下方から貫通し、図示しない端子台を介して電源ユニット22に接続されている。電源ユニット22は、例えば、機能別、国別等の仕様の違いによって、異なる電子部品が取り付けられる。電源ユニット22は、取り付けられる部品の違いによって、後方への張り出し量が異なる等、全体形状が異なり得る。
カバー部材30は、開口16Aを収納空間S側から覆う。すなわち、カバー部材30は、収納空間S内に配置される。カバー部材30は、硬質塩化ビニル(PVC)等の樹脂材料を、板厚1mm程度の薄板状に成形してなる。本実施形態の場合、カバー部材30は、開口16Aの全体を覆うことが可能な大きさで形成されている。具体的には、図3に示すように、カバー部材30は、左右方向を長手方向とする背面視長方形状をなしている。カバー部材30の左右幅は、開口16Aの左右方向の大きさよりも大きく、機能部20の左右幅よりも小さい。詳細には、カバー部材30は、機能部20における給水接続部40を全体的に覆い、電源ユニット22の左側を部分的に覆っている。カバー部材30は、給水接続部40及び電源ユニット22を、外部空間側から視認不能に覆っている。カバー部材30は、左右方向において、電源ユニット22を全体的に覆ってもよいし、機能部20の左右幅全体を覆っていてもよい。
カバー部材30は可撓性を有している。これによって、カバー部材30は、後壁部13や内部部品である機能部20の形状等に応じて、変形可能である。上述のように、機能部20における電源ユニット22は、仕様の違い等によって形状が異なり得る。後壁部13を含む便器本体10は、製造過程における寸法公差が比較的大きい陶器製である。このため、カバー部材30が、仕様に応じて異なる電源ユニット22等の機能部20の形状や、寸法公差に応じて異なる後壁部13の形状に応じて変形できる意義は大きい。カバー部材30は、便器本体10の色(例えば、白系統)と同系統の色で設けられている。
カバー部材30は、内部部品としての給水接続部40に取り付けられる。具体的には、図2に示すように、カバー部材30は、板厚方向に貫通する貫通孔31を形成している。貫通孔31は円形状の断面形状に形成されている。貫通孔31の内径は、給水接続部40におけるフランジ部42の外径よりも大きい。図4及び図5に示すように、カバー部材30は、貫通孔31を給水接続部40にフランジ部42側から貫通され、管状部41に引っ掛けて取り付けられる。この状態において、カバー部材30は、貫通孔31の内径と管状部41の外径の差の分、移動自在に設けられている。すなわち、カバー部材30は、給水接続部40に対して、貫通孔31の内径と管状部41の外径の差の分、相対位置を変更可能である。機能部20が便器本体10に固定された状態においては、カバー部材30は、後壁部13に対しても、貫通孔31の内径と管状部41の外径の差の分、相対位置を変更可能である。このため、カバー部材30が、仕様に応じて異なる電源ユニット22等の機能部20の形状や、寸法公差に応じて異なる後壁部13の形状に応じて相対位置を変更可能である意義は大きい。貫通孔31の内径は、組み合わせ状態の一対の半割リング71の外径よりも小さい。このため、カバー部材30の貫通孔31を給水接続部40に貫通させ、この状態で給水用配管50を給水接続部40に接続して保持ユニット70で保持することによって、カバー部材30が抜け止めされる。
図2に示すように、カバー部材30は折曲部32を有している。折曲部32は、カバー部材30の下端部において前方に折り曲げられて形成されている。図4に示すように、折曲部32は機能部20を下側から覆う。折曲部32は、カバー部材30の左右幅の全体に渡って形成されている。
上記構成の便器装置1の組み立てについて説明する。最初に、カバー部材30を機能部20に取り付ける。具体的には、カバー部材30の貫通孔31に給水接続部40を後端側から貫通させる。これによって、カバー部材30は、貫通孔31の周縁部において管状部41に引っ掛られる。この状態において、カバー部材30は、フランジ部42に貫通孔31の周縁が干渉するため、後方へ抜けにくい。
この時、カバー部材30が電源ユニット22と電源コード23との間に位置するように、電源コード23を取り回す(図3参照)。これによって、カバー部材30を給水接続部40に仮取り付けした状態となる。この仮取り付け状態では、カバー部材30が電源コード23と電源ユニット22とによって挟まれ、カバー部材30の前後方向及び左右方向の傾きが抑制される。
仮取り付け状態において、カバー部材30の上端は、ベースプレート21の配置面21Aから僅かに間隔を空けて配置されるとともに、折曲部32が機能部20の下面側を覆った状態とされる。このため、カバー部材30が給水接続部40の管状部41周りの傾きが生じると、カバー部材30の上端がベースプレート21の配置面21Aに干渉するとともに、折曲部32が機能部20の下面に干渉する。これらによって、カバー部材30が管状部41周りに回転するのが抑制される。このように、カバー部材30は、給水接続部40への仮取り付け状態において、給水接続部40からの脱落や位置ずれが好適に抑止される。
このようにしてカバー部材30を仮取り付け状態にした機能部20を収納空間S内に挿入し、ベースプレート21の配置面21Aを後壁部13の上面及び便鉢部11の後部の上面に配置して固定する。この時、カバー部材30は、後壁部13の内面に干渉したり、機能部20の出っ張り部分に干渉したりした場合でも、カバー部材30が有する可撓性により適切に撓み、所定の位置に納まることができる。
この時、電源コード23は、カバー部材30の後面側に位置した状態のまま開口16Aを貫通させる。これによって、電源コード23は、外部空間から開口16Aを通過し、収納空間S内をカバー部材30の後面と後面部16の前面との間を配索されて機能部20に接続されている状態となる。
そして、給水用配管50を機能部20に接続する。給水用配管50と機能部20との接続は、以下のようにしてなされる。最初に、配管側接続部60の配管側管状部61を給水接続部40の管状部41内に差し込む。この時、配管側フランジ部62がフランジ部42に接触するまで差し込む。この状態で、一対の半割リング71を、フランジ部42及び配管側フランジ部62を溝71A内に収めるようにしてリング状に組み合わせて一対のボルト72を係止する。これによって、配管側接続部60の給水接続部40からの離脱が阻止され、給水接続部40と配管側接続部60との接続が確立される。
以上の各工程は、工場において行われ、この状態にまで組みあがった便器装置1が、便器の取り付け現場に搬送される。
以上のように、実施形態1の便器装置1は、便器本体10と、内部部品としての機能部20と、カバー部材30とを備える。便器本体10は、後部に収納空間Sを形成する。便器本体10は、収納空間Sと外部空間とを連通する開口16Aを形成した後壁部13を有する。機能部20は収納空間Sに収納される。カバー部材30は、開口16Aを収納空間S側から覆う。
このように、便器装置1において、開口16Aはカバー部材30によって収納空間S側から覆われる。このため、外部空間側からは機能部20が視認不能となり、見栄えが良い。したがって、便器装置1は、意匠性の向上を図ることができる。便器装置1は、カバー部材30を設けたことによって、外部空間から収納空間S内に水や異物等が侵入したり、外部空間から収納空間S内に指等を差し入れられたりするのを抑制することができる。便器装置1において、カバー部材30は可撓性を有している。このため、陶器製である便器本体10の後壁部13の内面形状や、仕様によって大きさが異なり得る機能部20の形状に好適に順応できる。
便器装置1において、カバー部材30は、内部部品としての機能部20に取り付けられている。すなわち、カバー部材30は、後壁部13に対する相対位置を変更可能である。具体的には、カバー部材30は、給水接続部40に対して、貫通孔31の内径と管状部41の外径の差の分、相対位置を変更可能である。したがって、機能部20が便器本体10に固定された状態においては、カバー部材30は、後壁部13に対して、貫通孔31の内径と管状部41の外径の差の分、相対移動可能である。このため、便器装置1は、仕様に応じて異なる機能部20の形状、陶器製であることによる便器本体10の製造寸法の誤差等をカバー部材30の相対移動によって吸収することができる。その結果、開口16Aをカバー部材30によって好適に覆うことができる。カバー部材30が相対位置を変更可能であることによって、便器装置1は、機能部20における特定部位をカバー部材30によって好適に覆うことができる。カバー部材30が開口16Aに対して相対位置がずれた位置に取り付けられたとしても、機能部20における特定部位はカバー部材30によって確実に覆われる。このため、機能部20における特定部位を開口16Aから露出させないようにできる。
便器装置1において、カバー部材30は、後壁部13及び機能部20の少なくとも一方の形状に応じて変形し得る。これは、カバー部材30が可撓性を有した薄板状に形成されていることによって実現されている。カバー部材30は、後壁部13及び機能部20の少なくとも一方の形状に応じて取り付け位置を変更し得る。これは、カバー部材30における貫通孔31の内径を、カバー部材30の取り付け部位である管状部41の外径よりも大きく設定したことによって実現されている。
便器装置1において、カバー部材30は、貫通孔31の内径の大きさを、保持ユニット70における組み合わせた状態の一対の半割リング71の外径よりも小さく設定している。このため、カバー部材30を機能部20に取り付け、給水用配管50を給水接続部40に接続して保持ユニット70によって保持した状態とすることによって、カバー部材30を安定的に機能部20に取り付けておくことができる。
便器装置1において、内部部品としての機能部20は、電子部品としての電源ユニット22を有している。カバー部材30はこの電源ユニット22を覆っている。このため、開口16Aから指等を差し込んだ場合でも、電源ユニット22に接触してしまうのをカバー部材30によって阻止することができる。このように、電源ユニット22を覆って外部空間からの接触を阻止するカバー部材30を設ける意義は極めて大きい。
便器装置1において、カバー部材30は、外周縁の少なくとも一部が機能部20側に折り曲げられている。このため、カバー部材が単なる平板状である場合と比較して、開口16Aから指等を差し入れた場合でも機能部20に接触し難くすることができる。本実施形態の場合、カバー部材30は、下端部において前方に折り曲げられた折曲部32を有している。このため、機能部20の下側から指等を差し込んだ場合でも、折曲部32によって電源ユニット22への接触を阻止することができる。
便器装置1において、開口16Aは給水用配管50に貫通されている。このため、単なる換気口や肉抜き孔として形成された開口とは異なり、給水用配管50が接続される機能部20を覆って外部から視認不能にできるカバー部材30を設ける意義は大きい。
便器装置1において、カバー部材30は、給水用配管50を貫通する貫通孔31を形成している。このため、貫通孔31以外の部分において開口16Aを確実に覆うことができる。
便器装置1において、内部部品である機能部20は、給水用配管50が接続される給水接続部40を形成しており、カバー部材30は、給水接続部40に貫通されている。このため、カバー部材30の取り付け、位置決め等を簡易な構成によって実現することができる。
便器装置1において、開口16Aは、後壁部13とカバー部材30との間に配索されて機能部20に接続される電源コード23を貫通させている。すなわち、電源コード23は、後壁部13の開口16Aのみを貫通しており、カバー部材30は貫通しない。このため、カバー部材30は、給水用配管50のみを貫通させればよい。その結果、便器装置1の組み付けの容易化を図ることができる。
便器装置1において、カバー部材30は所定の可撓性を有している。このため、仮に外部空間側から押圧力を受けた場合でも、撓みによって力を受け流すことができ、カバー部材30の破損を防止することができる。
便器装置1において、開口16Aは、機能部20における電源ユニット22の配置とは反対側である左側にオフセットした位置に形成されている。このため、給水用配管50の接続作業等、開口16Aにおける作業性を低下させることなく、電源ユニット22に一層接触し難くすることができる。
<他の実施形態>
本開示は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本開示の技術的範囲に含まれる。
(1)後壁部における開口の大きさ、開口形状、形成位置等は上記実施形態の例示に限定されない。例えば、本開示に係る開口は、後壁部における左右の側面部に形成されていてもよい。開口形状としては、例えば、長方形状等の多角形状、円形状等、長円形状以外の形状であってもよい。開口形状が多角形状である場合、開口の外形において角部を形成する隣接する2辺は、曲線状に滑らかに接続されていることが好ましい。開口は、例えば、上端が後壁部の上端まで延びて上方に開放された切欠き状に形成されていてもよい。
(2)内部部品は、上記実施形態に例示した機能部に限定されない。本開示に係る内部部品は、収納空間内に収納されるものである限り、その形態は特に問わない。
(3)カバー部材の外形形状、板厚、材質等は、上記実施形態の例示に限定されない。例えば、カバー部材は、円形状、長円形状等、長方形状以外の外形形状をなしていてもよい。カバー部材は、金属等の他の材料からなるものであってもよい。カバー部材の板厚は、材料を考慮して、所定の可撓性が得られる板厚であることが好ましい。カバー部材は、例えば、便器本体に取り付けられていてもよい。カバー部材は、開口の一部のみを覆うものであってもよい。
(4)カバー部材が折曲部を有することは必須ではない。折曲部は、例えば、カバー部材の外周縁の2箇所以上に設けられていてもよい。折曲部は、例えば、カバー部材の左右の端部に設けられていてもよい。
(5)カバー部材が貫通孔を有する場合、給水部材における貫通孔の貫通部位は給水接続部に限定されない。給水部材は、給水用配管において貫通孔を貫通していてもよいし、給水用配管よりも下流側の部位において貫通していてもよい。
1…便器装置、10…便器本体、13…後壁部、16A…開口、20…機能部(内部部品)、22…電源ユニット(電子部品)、23…電源コード、30…カバー部材、31…貫通孔、40…給水接続部、50…給水用配管、S…収納空間

Claims (9)

  1. 後部に収納空間を形成するとともに、前記収納空間と外部空間とを連通する開口を形成した後壁部を有する便器本体と、
    前記収納空間に収納される内部部品と、
    可撓性を有し、前記開口を前記収納空間側から覆うカバー部材と、
    を備えている便器装置。
  2. 前記カバー部材は前記内部部品に取り付けられており、前記後壁部に対する相対位置を変更可能である請求項1に記載の便器装置。
  3. 前記カバー部材は、前記後壁部及び前記内部部品の少なくとも一方の形状に応じて、変形及び取り付け位置の変更の少なくとも一方が可能である請求項1から請求項2のいずれか一項に記載の便器装置。
  4. 前記内部部品は電子部品を有しており、
    前記カバー部材は、前記電子部品を前記外部空間側から視認不能に覆っている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の便器装置。
  5. 前記カバー部材は、外周縁の少なくとも一部が前記内部部品側に折り曲げられた折曲部を有する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の便器装置。
  6. 前記開口は給水部材に貫通されている請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の便器装置。
  7. 前記カバー部材は、前記給水部材が貫通する貫通孔を有する請求項6に記載の便器装置。
  8. 前記給水部材は、前記内部部品に形成される給水接続部と、前記給水接続部に接続される給水用配管と、を有しており、
    前記カバー部材は、前記給水接続部に貫通されている請求項7に記載の便器装置。
  9. 前記開口は、前記後壁部と前記カバー部材との間に配索されて前記内部部品に接続される電源コードに貫通されている請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の便器装置。
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