JP2017189370A - 便座取付式カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者が便座に着座する際に、便器の前端部の汚れが使用者の衣服や脚に付着することを防止できる便座取付式カバーを提供する。【解決手段】便座取付式カバー1は、外縁102c及び内縁102dを有するとともに便器101上に配置された状態で上側を向く座面102e及び下側を向く端縁102fを有する便座本体102g、及び、便座本体102gに連結されるとともに端縁102fから外方に突出した脚102hであって、便座本体102gが便器101上に配置された状態で、便器101と便座本体102gとの間に空間を形成する脚102hを有する便座102に対して着脱可能な取付部2と、取付部2から延びる第1隠蔽部3であって、取付部2が便座102に取り付けられるとともに、便座102が便器101上に配置された状態で便器101の前端部101aの前方に配置される第1隠蔽部3とを備える。【選択図】 図1
Description
本発明は、便座に取り付ける便座取付式カバーに関する。
洋式トイレは、開口部を有する便器と、便器上に配置される便座とを備える(例えば、特許文献1)。便座は、着座した使用者の背側(後方)に位置する後端部と、着座した使用者の前方に位置する前端部とを有する。これに伴い、便器は、開口部を画定する部分(便座が配置される部分)及びこれに連続する外表面において、便座と同じく前端部と後端部とを有する。便座の後端部は、軸線周りで回転可能な状態で便器に対して取り付けられている。これに伴い、この種の洋式トイレでは、便座を便器上に配置させた状態と便座を起立させた状態とを切り替えることができる。これにより、使用者は、便座に着座した姿勢での排泄や立った姿勢での排泄を行うことができる。
ところで、使用者が立った姿勢で排泄を行うと、便器の前端部に、排泄物が意図せず付着することがある。さらに、この排泄物が、便器の前端部の外表面に垂れてしまい、便器の前端部の前面が汚れることもある。そのため、使用者が、便座を便器の上に配置し、着座して衣服を下げる際に、便器の前端部の汚れが衣服や脚に付着することがある。
本発明は、かかる実情に鑑み、使用者が便座に着座する際に、便器の前端部の汚れが使用者の衣服や脚に付着することの防止を目的とする。
本発明にかかる便座取付式カバーは、外縁及び内縁を有するとともに便器上に配置された状態で上側を向く座面及び下側を向く端縁を有する便座本体、及び、該便座本体に連結されるとともに前記端縁よりも外方に突出した脚であって、前記便座本体が前記便器上に配置された状態で、該便器と前記便座本体との間に空間を形成する脚を有する便座に対して着脱可能な取付部と、該取付部から延びる第1隠蔽部であって、前記取付部が前記便座に取り付けられるとともに、該便座が前記便器上に配置された状態で、該便器の前端部の前方に配置される第1隠蔽部とを備えることを特徴とする。
上記構成の便座取付式カバーを取り付けた便座を便器上に配置すると、第1隠蔽部は、便器の前端部の前方に配置される。そのため、使用者が着座して衣服を下げた場合に、衣服や脚と便器の前端部との間には、第1隠蔽部が存在することになる。従って、かかる構成の便座取付式カバーでは、仮に便器の前端部が汚れていても、使用者が便座に着座した際に、便器の前端部の汚れが衣服や脚に付着することを防止できる。
本発明にかかる便座取付式カバーの一態様として、前記取付部は、前記外縁と前記内縁との間に頂部を有する湾曲面状の前記座面を被覆可能な本体部であって、前記頂部を跨ぐことが可能な本体部と、該本体部に連結されるとともに、前記座面における前記頂部よりも前記内縁側に当接可能な当接部を含む脱落防止部とを有することが好ましい。
かかる構成の便座取付式カバーを便座に取り付けると、脱落防止部の当接部は、便座における頂部よりも内縁側の部分に当接することになる。そのため、取付部を脱落させるような力が取付部に作用しても、脱落防止部は座面の頂部に引っかかることになる。従って、かかる構成では、便座取付式カバーが便座から脱落することを防止できる。
本発明にかかる便座取付式カバーの別態様として、前記取付部は、前記本体部に直接的又は間接的に連結された係止部であって、前記空間に配置可能で、且つ、前記端縁に係止可能な係止部を有していてもよい。
かかる構成の便座取付式カバーを取り付けた便座を便器上に配置すると、取付部が、座面側及び端縁側の両方から、便座に取り付けられることになる。そのため、取付部を端縁側から座面側に向けて浮き上がらせるような力が取付部に作用しても、係止部が端縁に引っかかることになる。従って、かかる構成では、便座取付式カバーが便座から脱落することをさらに防止できる。
本発明にかかる便座取付式カバーの別態様として、前記取付部は、前記本体部に直接的又は間接的に連結された第2隠蔽部であって、前記便座の前記内縁側で前記空間を被覆可能な第2隠蔽部を有していてもよい。
かかる構成の便座取付式カバーを取り付けた便座を便器上に配置すると、第2隠蔽部が、便座の内縁側で便座と便器との間の空間を被覆することになる。従って、かかる構成の便座取付式カバーでは、使用者が着座して排泄を行う際、排泄物が便器の内表面で跳ね返ったとしても、排泄物がこの空間に侵入することを防止できる。
以上により、本発明によれば、使用者が便座に着座する際に、便器の前端部の汚れが使用者の衣服や脚に付着することを防止できる便座取付式カバーを提供することができた。
以下、本発明の一実施形態にかかる便座取付式カバーについて、図面を参照しつつ説明する。まず、前提となる便座を含む洋式トイレについて説明する。
洋式トイレは、図1及び図2に示すように、開口部を有する便器101と、便器101上に配置される便座102と、便器101の開口部を閉塞する蓋103と、便器101に固定された固定部材104とを備える。ここでの便座102は、O型であるが、U型であってもよい。便座102は、着座した使用者の背側(後方)に位置する後端部102aと、着座した使用者の前方に位置する前端部102bとを有する。また、便座102の後端部102aは、軸線周りで回転可能な状態で固定部材104に対して取り付けられている。さらに、便座102は、外縁102c及び内縁102dを有するとともに、便器101上に配置された状態で上側を向く座面102e及び下側を向く端縁102fを有する便座本体102gと、端縁102fから外方に突出され便器101に配置される脚102hであって、便座本体102gが便器101上に配置された状態で、便器101と便座本体102gとの間に空間105を形成する脚102hとを有する。座面102eは、図3に示すように、外縁102cと内縁102dとの間に頂部102e1を有する湾曲面状である。図1及び図2に戻って、蓋103は、軸線周りで回転可能な状態で固定部材104に対して取り付けられている。
便座取付式カバー1は、取付部2と、第1隠蔽部3とを備える。便座取付式カバー1の材料は、殺菌剤、滅菌剤、抗菌剤が練り込まれた弾性材料である。弾性材料として、例えば、シリコンゴムが挙げられる。殺菌剤、滅菌剤、抗菌剤として、例えば、銀イオンが挙げられる。
取付部2は、便座102の前端部102bに対して着脱可能である。取付部2は、本体部2aと、脱落防止部2bと、係止部2cとを有する。
本体部2aは、図3に示すように、座面102eにおける外縁102cから頂部102e1までの部分を被覆可能であり、座面102eの頂部102e1を跨ぐことが可能である。具体的には、本体部2aの幅は、便座102の外縁102cから頂部102e1までの幅よりも広い。そのため、本体部2aが、座面102eにおける外縁102cから頂部102e1を越えて延びることになる。以上により、取付部2が便座102に取り付けられると、本体部2aは、座面102eにおける外縁102cから頂部102e1までの部分を被覆し、座面102eの頂部102e1を跨ぐことになる。また、本体部2aは、座面102eと同様に湾曲している。そのため、取付部2が便座102に取り付けられると、ここでの本体部2aの全体は、座面102eと接触する。なお、ここでいう「本体部2aが、座面102eの頂部102e1を跨ぐ」とは、本体部2aにおける外縁102c側で座面102eを被覆する一端部2a1と、本体部2aにおける内縁102d側で座面102eを被覆する他端部2a2との間に、座面102eの頂部102e1と重なる部分が存在することを言う。
脱落防止部2bは、本体部2aに連結されるよう形成されている。具体的には、ここでの脱落防止部2bは、本体部2aと一体形成されている。また、ここでの脱落防止部2bは、本体部2aと同一平面上に位置するよう形成されている。脱落防止部2bの全体は、座面102eにおける頂部102e1よりも内縁102d側に当接可能である。具体的には、脱落防止部2bが、本体部2aから便座102の内縁102d側に向かって延びるとともに、座面102eにおける頂部102e1よりも内縁102d側に延びている。また、脱落防止部2bは、座面102eと同様に湾曲している。そのため、取付部2が便座102に取り付けられると、脱落防止部2bの全体は、座面102eに接触する。さらに、脱落防止部2bの全体は、座面102eに引っかかる。以上により、取付部2が便座102に取り付けられると、脱落防止部2bの全体は、座面102eにおける頂部102e1よりも内縁102d側に当接する。
係止部2cは、本体部2aに直接的に連結されるよう形成されている。具体的には、係止部2cは、本体部2aにおける便座102の外縁102c側で座面102eを被覆する一端部2a1に直接的に連結されるよう形成されている。ここでの係止部2cは、本体部2aと一体形成されている。また、係止部2cは、空間105に配置可能であり、便座102の端縁102fに係止可能である。具体的には、係止部2cの厚みは、空間105の高さ(便座102の端縁102fと便器101の上面との最短距離)に等しい。また、取付部2が便座102に取り付けられると、係止部2cは、便器101及び端縁102fとそれぞれ接触するとともに、端縁102fに引っかかる。以上により、取付部2が便座102に取り付けられると、係止部2cは、空間105に配置され、便座102の端縁102fに係止される。
第1隠蔽部3は、取付部2から延び、便器101の前端部(前面)101aの前方に配置される。ここでいう「便器101の前端部101a」とは、便器101のうち、着座した使用者の前方に位置する部分を言う。ここでの第1隠蔽部3は、図4に示すように、取付部2の端縁2d全体から延びている。なお、ここでいう「取付部2の端縁2d」とは、取付部2が便座102に取り付けられた状態で、取付部2の周縁における便座102の外縁102cを被覆する部分を言う。また、ここでの取付部2の外表面と第1隠蔽部3との外表面には段差が無い。
以上の通り、便座取付式カバー1は、外縁102c及び内縁102dを有するとともに便器101上に配置された状態で上側を向く座面102e及び下側を向く端縁102fを有する便座本体102g、及び、便座本体102gに連結されるとともに端縁102fから外方に突出した脚102hであって、便座本体102gが便器101上に配置された状態で、便器101と便座本体102gとの間に空間を形成する脚102hを有する便座102に対して着脱可能な取付部2と、取付部2から延び、取付部2が便座102に取り付けられるとともに、便座102が便器101上に配置された状態で、便器101の前端部101aの前方に配置される第1隠蔽部3とを備える。
一般に、洋式トイレ100では、便座102を便器101上に配置させた状態と便座102を起立させた状態とを切り替えることができる。例えば、使用者が便座102に着座した姿勢で排泄を行う際には、使用者は、蓋103を起立させるとともに、便座102を便器101の上に配置する。便座取付式カバー1を取り付けた便座102を便器101上に配置すると、第1隠蔽部3が便器101の前端部101aの前方に配置されることになる。そのため、使用者が着座して衣服を下げた場合に、衣服や脚と便器101の前端部101aとの間には、第1隠蔽部3が存在することになる。従って、便座取付式カバー1では、仮に便器101の前端部101aが汚れていても、使用者が便座102に着座した際に、便器101の前端部101aの汚れが衣服や脚に付着することを防止できる。
また、取付部2は、外縁102cと内縁102dとの間に頂部102e1を有する湾曲面状の座面102eを被覆可能な本体部2aであって、頂部102e1を跨ぐことが可能な本体部2aと、本体部2aに連結されるとともに、座面102eにおける頂部102e1よりも内縁102d側に当接可能な脱落防止部2bとを有する。
かかる構成によれば、便座取付式カバー1を便座102に取り付けると、脱落防止部2bは、座面102eにおける頂部102e1よりも内縁102d側に当接することになる。そのため、取付部2を脱落させるような力が取付部2に作用しても、脱落防止部2bは座面102eの頂部102e1に引っかかることになる。従って、かかる構成では、便座取付式カバー1が便座102から脱落することを防止できる。
さらに、取付部2は、本体部2aにおける便座102の外縁102c側に対応する部分で、本体部2aに直接的に連結された係止部2cであって、空間105に配置可能で、且つ、便座102の端縁102fに係止可能な係止部2cを有する。
かかる構成によれば、便座取付式カバー1を取り付けた便座102を便器101上に配置すると、取付部2が、座面102e側及び端縁102f側の両方から、便座102に取り付けられることになる。そのため、取付部2を端縁102f側から座面102e側に向けて浮き上がらせるような力が取付部2に作用しても、係止部2cが端縁102fに引っかかることになる。従って、かかる構成では、便座取付式カバー1が便座102から脱落することをさらに防止できる。
便座取付式カバー1は、便座102に対して着脱可能である。そのため、便座取付式カバー1が汚れた場合には、これを取り外して水洗い等により洗浄することができる。従って、便座取付式カバー1を清潔に保つことができる。
便座取付式カバー1は、弾性材料で構成されている。そのため、取付部2の便座102への取り付けのためには、取付部2を便座102に嵌め込むだけでよく、締結部材等が必要ない。従って、便座取付式カバー1の便座102に対する取り付けは簡便である。
さらに、便座取付式カバー1を構成する弾性材料には、殺菌剤、滅菌剤、抗菌剤が練りこまれている。そのため、仮に便座取付式カバー1に雑菌が付着しても、便座取付式カバー1の表面に雑菌が繁殖することを抑制できる。従って、便座取付式カバー1を清潔に保つことができる。
なお、本発明にかかる便座取付式カバーは、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態では、脱落防止部2bの全体が、座面102eに当接可能であったが、これに限定されない。例えば、図5に示すように、脱落防止部12bの一部である当接部12b1が、座面102eに当接可能であってもよい。すなわち、脱落防止部12bが、座面102eにおける頂部102e1よりも内縁102d側に当接可能な当接部12b1を含んでもよい。具体的には、脱落防止部12bが座面102eと異なる形状で湾曲するとともに、取付部12を便座102に取り付ける際に、当接部12b1が座面102eに接触し引っかかっていてもよい。以上により、取付部12を便座102に取り付けると、脱落防止部12bのうち当接部12b1が、座面102eに当接するとともに、脱落防止部12bのうち当接部12b1を除く部分が、座面102eに接触していなくてもよい。かかる構成であっても、便座取付式カバー11を便座102に取り付けると、取付部12を脱落させるような力が取付部12に作用しても、脱落防止部12bが、座面102eの頂部102e1に引っかかることになる。従って、便座取付式カバー11が便座102から脱落することを防止することができる。
上記実施形態では、取付部2が本体部2aと脱落防止部2bと係止部2cとを有していたが、これに限定されない。例えば、図6に示すように、取付部22が、本体部22aと脱落防止部22bと係止部22cとに加えて、脱落防止部22bと連結された第2隠蔽部22eであって、便座102の内縁102d側で空間105を被覆可能な第2隠蔽部22eを有していてもよい。具体的には、取付部22を便座102に取り付けると、第2隠蔽部22eが、空間105における便座102の内縁102dから便器101の上面までの領域を被覆するように延びていてもよい。以上により、取付部22が便座102に取り付けられた際に、第2隠蔽部22eは、便座102の内縁102d側で空間104を被覆してもよい。また、第2隠蔽部22eは、脱落防止部22bを介して、本体部22aにおける便座102の内縁102d側で座面102eを被覆する端部22a1に間接的に連結されてもよい。かかる構成では、便座取付式カバー21を便座102に取り付けると、第2隠蔽部22eが、便座102の内縁102d側で便座102と便器101との間の空間105を被覆することになる。従って、かかる構成の便座取付式カバー21では、使用者が着座して排泄を行う際、排泄物が便器101の内表面で跳ね返ったとしても、排泄物がこの空間105に侵入することを防止できる。
上記実施形態では、取付部2が本体部2aと脱落防止部2bと係止部2cとを有していたが、これに限定されない。例えば、図7に示すように、取付部32が、本体部32aと、脱落防止部32bとで構成されてもよい。かかる構成であっても、便座取付式カバー31を便座102に取り付けた状態において、便座取付式カバー31が便座102から脱落することを防止できる。
上記実施の形態では、係止部2cが本体部2aにおける便座102の外縁102c側で座面102eを被覆する端部に直接的に連結されていたが、これに限定されない。例えば、図8に示すように、取付部42を便座102に取り付けた状態において、係止部42cは、本体部42aにおける便座102の内縁102d側で座面102eを被覆する端部42a1に間接的に連結されてもよい。具体的には、係止部42cは、脱落防止部42b及び第2隠蔽部42eを介して、本体部42aにおける便座102の内縁102d側で座面102eを被覆する端部42a1に間接的に連結されてもよい。かかる構成であっても、便座取付式カバー41を便座102に取り付けた状態において、便座取付式カバー41が便座102から脱落することを防止できる。
上記実施形態では、脱落防止部2bは、本体部2aと同一平面上に位置するように形成されていたが、これに限定されない。例えば、図9に示すように、脱落防止部52bは、本体部52aから延びるリブ状の部材として構成されていてもよい。脱落防止部52bは、本体部52aにおける便座102の内縁102d側で座面102eを被覆する端部52a1の延びる方向と垂直な方向に延びていてもよい。また、取付部52を便座102に取り付けた状態において、脱落防止部52bは、座面102eに当接する当接部52b1を含んでもよい。かかる構成であっても、便座取付式カバー51が便座102から脱落することを防止できる。なお、リブ状の脱落防止部52bの延びる方向は、本体部52aの端部52a1の延びる方向と垂直な方向に限定されず、本体部52aの端部52a1の延びる方向と交差する方向であればよい。
上記実施形態では、取付部2の外表面と第1隠蔽部3の外表面とに段差が無かったが、これに限定されない。例えば、図10に示すように、取付部62の外表面と第1隠蔽部63の外表面とに段差が存在していてもよい。また、便座取付式カバー61を便座102に取り付けた状態で、第1隠蔽部63の外表面は、取付部62の外表面よりも、便座102から遠ざかる方向に張り出していてもよい。かかる構成では、便座102の便器101への取り付けがゆるみ、便座102が便器101の後端部(図示なし)側に後退したとしても、取付部62を便座102に取り付けた状態で、第1隠蔽部63が便器101の前端部101aに引っかかることがない。このように、第1隠蔽部63が便器101の前端部101aに引っかかることを防止することで、取付部62を便座102に取り付けた状態で、第1隠蔽部63が変形することを防止できる。その結果、かかる構成では、便座取付式カバー61を便座102に取り付けた状態で、便座102の便器101への取り付けがゆるんだとしても、第1隠蔽部63は、便器101の前端部101aの前方に安定的に配置される。
上記実施形態では、取付部2における本体部2aと脱落防止部2bとを一体形成していたが、これに限定されず、別体で形成してもよい。
上記実施形態では、第1隠蔽部3は、取付部2の端縁2dの全体から延びていたが、これに限定されず、取付部2の端縁2dの一部から延びていてもよい。
上記実施形態では、第2隠蔽部22eは、脱落防止部22bを介して本体部22aに間接的に連結されていが、これに限定されず、第2隠蔽部22eが本体部22aに直接的に連結されていてもよい。
上記実施形態では、便座取付式カバー1は弾性材料で構成されていたが、これに限定されず、便座取付式カバー1は非弾性材料で構成されていてもよい。
上記実施形態では、取付部2の便座102への取り付けは、弾性材料で構成される取付部2を便座102に嵌め込むことで実現されていたが、これに限定されない。例えば、取付部2と便座102とを螺子止めで固定することにより、取付部2を便座102に取り付けてもよい。また、便座本体102gの座面102e上に粘着テープを貼り付け、粘着テープ上に取付部2を載置することで、取付部2を便座102に取り付けてもよい。
上記実施形態では、便座取付式カバー1を清潔に保つために、便座取付式カバー1を弾性材料に殺菌剤や滅菌剤を練り込んだ弾性材料で構成していたが、これに限定されない。例えば、殺菌剤、滅菌剤、抗菌剤を練り込まない弾性材料で便座取付式カバー1を形成し、さらに、殺菌剤や滅菌剤や抗菌剤を含む樹脂材料により便座取付式カバー1の表面をコーティングしてもよい。かかる構成によっても、便座取付式カバー1を清潔に保つことができる。
1…便座取付式カバー、2…取付部、2a…本体部、2b…脱落防止部、2c…係止部、3…第1隠蔽部、100…洋式トイレ、101…便器、101a…前端部、102…便座、102a…後端部、102b…前端部、102c…外縁、102d…内縁、102e…座面、102f…端縁、102h…脚、103…蓋
Claims (4)
- 外縁及び内縁を有するとともに便器上に配置された状態で上側を向く座面及び下側を向く端縁を有する便座本体、及び、該便座本体に連結されるとともに前記端縁よりも外方に突出した脚であって、前記便座本体が前記便器上に配置された状態で、該便器と前記便座本体との間に空間を形成する脚を有する便座に対して着脱可能な取付部と、
該取付部から延びる第1隠蔽部であって、前記取付部が前記便座に取り付けられるとともに、該便座が前記便器上に配置された状態で、該便器の前端部の前方に配置される第1隠蔽部とを備えることを特徴とする便座取付式カバー。 - 前記取付部は、前記外縁と前記内縁との間に頂部を有する湾曲面状の前記座面を被覆可能な本体部であって、前記頂部を跨ぐことが可能な本体部と、該本体部に連結されるとともに、前記座面における前記頂部よりも前記内縁側に当接可能な当接部を含む脱落防止部とを有する、請求項1に記載の便座取付式カバー。
- 前記取付部は、前記本体部に直接的又は間接的に連結された係止部であって、前記空間に配置可能で、且つ、前記端縁に係止可能な係止部を有する、請求項2に記載の便座取付式カバー。
- 前記取付部は、前記本体部に直接的又は間接的に連結された第2隠蔽部であって、前記便座の前記内縁側で前記空間を被覆可能な第2隠蔽部を有する、請求項3に記載の便座取付式カバー。
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JP (1) | JP2017189370A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20220124501A (ko) * | 2021-03-03 | 2022-09-14 | 박석 | 양변기 악취 배출장치 |
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2016
- 2016-04-13 JP JP2016080319A patent/JP2017189370A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220124501A (ko) * | 2021-03-03 | 2022-09-14 | 박석 | 양변기 악취 배출장치 |
KR102477586B1 (ko) | 2021-03-03 | 2022-12-15 | 박석 | 양변기 악취 배출장치 |
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