JP2022069227A - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者から質問を受けた際に、利用者と事業者とを適切にマッチングさせ、マッチした事業者から適切な回答を取得する。【解決手段】情報処理装置は、利用者に関する利用者情報と、当該利用者の所有物に関する所有物情報と、当該所有物に関連する事業者に関する事業者情報とを取得する取得部と、当該利用者から当該所有物に関する質問を受け付け、当該事業者から当該質問に対する回答を受け付ける受付部と、当該利用者から当該質問を受けた際に、当該利用者情報と当該所有物情報と当該事業者情報とに基づいて、当該利用者と当該事業者とを適合させる適合処理部と、適合した当該事業者から受け付けた当該回答を当該利用者に提供する提供部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
従来、質問文に関連付けられた質問地点と回答者の位置情報とに基づいて、回答者に対する質問文の閲覧を制限し、特定の回答者に対してのみ質問文を閲覧させる技術が開示されている。
特開2014-021653号公報
しかしながら、上記の従来技術では、質問文に関連付けられた質問地点と回答者の位置情報とに基づいて、回答者に対する質問文の閲覧を制限するものに過ぎない。例えば、カーオーナー(Car Owner)と自動車アフターマーケットの業者とを、Q&A(Question(質問)&Answer(答え):質疑応答)を使って上手くマッチングさせ、マッチした業者から適切な回答を取得できるようにしたい。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者から質問を受けた際に、利用者と事業者とを適切にマッチングさせ、マッチした事業者から適切な回答を取得することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、利用者に関する利用者情報と、前記利用者の所有物に関する所有物情報と、前記所有物に関連する事業者に関する事業者情報とを取得する取得部と、前記利用者から前記所有物に関する質問を受け付け、前記事業者から前記質問に対する回答を受け付ける受付部と、前記利用者から前記質問を受けた際に、前記利用者情報と前記所有物情報と前記事業者情報とに基づいて、前記利用者と前記事業者とを適合させる適合処理部と、適合した前記事業者から受け付けた前記回答を前記利用者に提供する提供部と、を備えることを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、利用者から質問を受けた際に、利用者と事業者とを適切にマッチングさせ、マッチした事業者から適切な回答を取得することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す説明図である。 図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。 図5は、利用者情報データベースの一例を示す図である。 図6は、履歴情報データベースの一例を示す図である。 図7は、車両情報データベースの一例を示す図である。 図8は、業者情報データベースの一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。 図10は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報処理方法の概要〕
まず、図1を参照し、実施形態に係る情報処理装置が行う情報処理方法の概要について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す説明図である。なお、図1では、利用者から質問を受けた際に、利用者と事業者とを適切にマッチングさせ、マッチした事業者から適切な回答を取得する場合を例に挙げて説明する。
図1に示すように、情報処理システム1は、端末装置10と情報提供装置100とを含む。端末装置10と情報提供装置100とは、それぞれネットワークN(図2参照)を介して有線又は無線で互いに通信可能に接続される。
端末装置10は、利用者U又は事業者Mにより利用されるスマートフォンやタブレット等のスマートデバイスであり、4G(Generation)やLTE(Long Term Evolution)等の無線通信網を介して任意のサーバ装置と通信を行うことができる携帯端末装置である。また、端末装置10は、液晶ディスプレイ等の画面であって、タッチパネルの機能を有する画面を有し、利用者から指やスタイラス等によりタップ操作、スライド操作、スクロール操作等、コンテンツ等の表示データに対する各種の操作を受付ける。なお、画面のうち、コンテンツが表示されている領域上で行われた操作を、コンテンツに対する操作としてもよい。また、端末装置10は、スマートデバイスのみならず、デスクトップPC(Personal Computer)やノートPC等の情報処理装置であってもよい。
情報提供装置100は、複数の利用者U及び複数の事業者Mに対して、Q&A(質疑応答)のためのサイトやアプリケーション(アプリ)等を提供し、各利用者Uから質問(問い合わせ)を受けた際に、各利用者Uと事業者Mとを適切にマッチング(適合)させ、マッチした事業者Mから適切な回答を取得する情報処理装置であり、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。例えば、情報提供装置100は、各利用者Uから所有物に関する質問を受けた際に、各利用者Uに関する利用者情報と、各利用者Uの所有物に関する所有物情報と、所有物に関連する事業者Mに関する事業者情報とを少なくとも含む各種情報に基づいて、各利用者Uと事業者Mとをマッチングさせ、マッチした事業者Mから適切な回答を取得する。
本実施形態では、情報提供装置100は、カーオーナー(Car Owner)である利用者Uに対して利用者Uが所有する車両Cが登録された専用ページ(例えば、マイカーページ)を提供する。当該専用ページは、車両Cに関するQ&Aに対応している。そして、情報提供装置100は、当該専用ページにおいて利用者Uから車両Cに関する質問を受けた際に、カーオーナーである利用者Uに関するオーナー情報(利用者情報)と、利用者Uの所有物である車両Cに関する車両情報(所有物情報)と、車両Cに関連する自動車アフターマーケットの業者である事業者Mに関する業者情報(事業者情報)に基づいて、カーオーナーと業者とをマッチングさせ、マッチした業者から適切な回答を取得する。なお、実際には、利用者Uは、カーオーナー本人に限らず、車両Cに関してカーオーナー本人と意思疎通が図れるカーオーナーの身内(同居の家族、身近な親類等)や代理人等であってもよい。
車両Cに関する質問は、例えば車両Cの修理、整備、塗装、板金、保守・点検(メンテナンス)、改造(カスタマイズ)、パーツ交換・取付等の作業に関する内容である。なお、車両Cに関する質問は、上記の作業の依頼(見積り依頼、発注等)であってもよい。また、上記の作業は、車両Cの購入・買い替えの際に行われるものであってもよい。また、質問には、車両Cの内装(カーフィルムを含む)、外装(ウイングを含む)、ステアリング、ホイール、足回り、マフラー、ブレーキ、駆動系、電装系、ライト・ランプ、カーオーディオ・ウーハー(Woofer)、ドライブレコーダー、その他のパーツ・アクセサリー・グッズ等、上記の作業を所望する具体的な部位や予算額等に関する情報が含まれていてもよい。さらに、車両Cに関する質問は、上記の作業に関してカーオーナーが希望する条件や要望等を含んでいてもよい。また、質問に対する回答には、作業に対する見積金額や所要時間・納期等に関する情報が含まれていてもよい。
オーナー情報は、例えば利用者Uの住所、性別、年代(年齢層)、職業、年収、運転頻度、その他の属性等の各種情報を含む。例えば、オーナー情報は、利用者Uのデモグラフィック(人口統計学的属性)、サイコグラフィック(心理学的属性)、ジオグラフィック(地理学的属性)、ベヘイビオラル(行動学的属性)等の属性に関する情報を含んでいてもよい。
車両情報は、例えば車両Cの車種・用途・型・年式・クラス、ガソリン自動車/プラグインハイブリッド自動車(PHV:Plug-in Hybrid Vehicle)/電気自動車等の区分、国産車/輸入車・外車/軽自動車・コンパクトカー/クラシックカー(旧車)/高級車/スポーツカー/カスタムカー(改造車)/キャンピングカー・車中泊カー等の区分、塗装の特徴(特殊な塗装)、外装の特徴(特殊な外装)、使用目的(業務使用、通勤・通学使用、日常・レジャー使用等)、走行距離、使用年数、車両状態(へこみ、傷の有無等)、修理歴・修復歴(事故履歴)、自動車保険の利用履歴、点検・整備履歴、購入店(入手経路)、購入価格、車検有効期限、任意保険満期等の各種情報を含む。なお、車両状態に関する情報は、車両Cの該当部位の画像であってもよい。
業者情報は、例えば事業者Mの名称、所在地、対応可能地域(エリア)、工場資格、店舗情報、専門・得意分野(作業メニュー、車種、パーツ等)、過去に対応した作業やその実績(車種・パーツ、作業内容、作業日時、回数、評価等)、各作業の所要時間・料金表、営業時間・定休日、付帯サービス、決済方法等の各種情報を含む。また、業者情報は、事業者Mが利用者Uや以前の所有者からの依頼で過去に車両Cに対する作業を行ったことがある場合には、その作業の履歴情報(整備履歴等)を含んでいてもよい。
自動車アフターマーケットの業者は、例えば自動車整備工場(自動車整備業者)、中古車ディーラー(中古車販売業者)、解体工場(自動車解体業者)、カスタム・チューニングショップ、社外品(非純正品)ショップ等の業者等である。なお、実際には、正規ディーラー(特約店)やサブディーラー(販売店)であってもよい。また、自動車アフターマーケットの業者に限らず、自動車保険やロードサービスに関する業者等であってもよい。また、車両は、四輪車に限らず、二輪車であってもよい。すなわち、利用者Uは、カーオーナーに限らず、バイクオーナーであってもよい。
なお、実際には、利用者Uの所有物は、上記のような車両に限定せず、小型船舶(プレジャーボート、モーターボート、ヨット、水上オートバイ(水上バイク)、ジェットスキー等)、自転車(シティサイクル、電動自転車、ロードバイク、マウンテンバイク、折りたたみ自転車等)、スポーツ用品(ゴルフ、サーフィン、スノーボード、スキー、テニス用品等)、楽器(ギター・ベース・アンプ、ドラム、ピアノ・電子ピアノ、弦楽器、管楽器・吹奏楽器等)、アウトドア用品(キャンプ用品、バーベキュー用品、カヌー・カヤック等)、釣具(ロッド(釣り竿)、リール、ルアー等)、高級腕時計、ブランドバッグ・小物、ジュエリー・アクセサリー、天体望遠鏡・双眼鏡、カメラ・レンズ、パソコン(PC)・スマートフォン・ゲーム機、ドローン(Drone)等の無人航空機(UAV:Unmanned Aerial Vehicle)、上記以外の中古市場・リサイクル需要やアフターマーケットが存在する対象物等であってもよい。
また、利用者Uの所有物は、不動産(戸建て、集合住宅、事務所・オフィス、店舗、倉庫等)や設備、大型家電(冷蔵庫、洗濯機、エアコン、マッサージチェア等)、高級家具・輸入家具(ソファー、テーブル・チェア、ランプ・照明、鏡、置物、ベッド、収納家具等)、オフィス家具・事務機器、店舗什器、上記以外の中古市場・リサイクル需要や修繕・清掃等の需要がある対象物等であってもよい。設備は、衛生設備(洗面台、シャワー、風呂、トイレ等)、給水設備、排水設備、電気設備、ガス設備、厨房設備(流し台、コンロ等)、通信設備(アンテナ、通信回線等)等を含む。
〔1-1.基本動作〕
例えば、図1に示すように、情報提供装置100は、利用者Uや事業者Mの端末装置10から、事前に各種情報を取得する(ステップS1)。本実施形態では、情報提供装置100は、少なくとも、カーオーナーである利用者Uに関するオーナー情報と、利用者Uの車両Cに関する車両情報と、自動車アフターマーケットの業者である事業者Mに関する業者情報とを取得する。ここで、情報提供装置100は、オーナー情報と車両情報とを、利用者Uによる入力操作(登録操作)に応じて取得してもよいし、外部のサーバ等から取得してもよい。同様に、業者情報を、事業者Mによる入力操作に応じて取得してもよいし、外部のサーバ等から取得してもよい。
続いて、情報提供装置100は、利用者Uから車両Cに関する質問を受け付ける(ステップS2)。ここでは、利用者Uは、自身の端末装置10を操作して、情報提供装置100に対して、自身が所有する車両Cに関する質問を行う。また、情報提供装置100は、利用者Uからの質問を質問履歴として記憶する。質問履歴は上記の各種情報に含まれる。
続いて、情報提供装置100は、利用者Uから車両Cに関する質問を受けた際に、上記の各種情報に基づいて、利用者Uと事業者Mとをマッチングさせる(ステップS3)。本実施形態では、情報提供装置100は、カーオーナーである利用者Uに関するオーナー情報と、利用者Uの車両Cに関する車両情報と、自動車アフターマーケットの業者である事業者Mに関する業者情報とを少なくとも含む各種情報に基づいて、利用者Uと事業者Mとをマッチングさせる。このとき、情報提供装置100は、マッチした事業者Mに対して、利用者Uからの質問に対する回答を依頼してもよい。
続いて、情報提供装置100は、マッチした事業者Mから質問に対する回答を受け付ける(ステップS4)。本実施形態では、事業者Mは、自身の端末装置10を操作して、情報提供装置100に対して、質問に対する回答を行う。また、情報提供装置100は、事業者Mからの回答を回答履歴として記憶する。なお、回答履歴には、質問の出所(利用者U)と質問内容に関する情報が含まれていてもよい。回答履歴は上記の各種情報に含まれる。
このとき、情報提供装置100は、マッチした事業者Mからの回答を優先的に受け付けるようにしてもよい。例えば、情報提供装置100は、マッチしなかった事業者Mからの回答を受け付けず、マッチした事業者Mからの回答のみを受け付けるようにしてもよい。あるいは、情報提供装置100は、マッチした事業者Mからの回答のほうが、マッチしなかった事業者Mからの回答よりも優先度(優先順位)が高くなるように設定してもよい。
続いて、情報提供装置100は、利用者Uに対して、事業者Mからの回答を提供する(ステップS5)。例えば、情報提供装置100は、Q&Aのためのサイトやアプリ、専用ページ等において、事業者Mからの回答を利用者Uが閲覧可能な表示態様で表示する。あるいは、情報提供装置100は、事業者Mからの回答を、質問者である利用者Uの端末装置10に対してプッシュ通知してもよい。また、情報提供装置100は、動画又は音声通話やWeb会議システム等により、事業者Mからの回答を、質問者である利用者Uの端末装置10に対して提供してもよい。このとき、事業者Mは、質問に対する回答を通じて、利用者Uに自社の技術力や経験の豊富さ、コストの安さ、他社に対する優位性等をアピールすることができる。
このとき、情報提供装置100は、マッチした事業者Mからの回答を優先的に利用者Uに提供するようにしてもよい。例えば、情報提供装置100は、マッチしなかった事業者Mからの回答を利用者Uに提供せず、マッチした事業者Mからの回答のみを利用者Uに提供するようにしてもよい。あるいは、情報提供装置100は、マッチしなかった事業者Mからの回答よりも先に、マッチした事業者Mからの回答を利用者Uに提供するようにしてもよい。あるいは、情報提供装置100は、マッチしなかった事業者Mからの回答よりも上位に(又は目立つ表示態様で)、マッチした事業者Mからの回答を表示するようにしてもよい。
〔1-2.他の実施形態〕
なお、情報提供装置100は、上記のステップS1において、上記のオーナー情報と車両情報と業者情報とを事前に取得しているが、実際には、上記のステップS2やS4において、利用者Uや事業者MがQ&A(質疑応答)を行う際に質問や回答と同時に取得してもよい。例えば、情報提供装置100は、質問や回答を受け付けた際に、利用者Uや事業者Mの識別情報(利用者ID、事業者ID等)に基づいて、情報提供装置100や外部のサーバ等に事前に登録されている上記のオーナー情報、車両情報及び業者情報を取得してもよい。また、情報提供装置100は、利用者Uや事業者Mの初回利用時に1回のみ取得してもよいし、Q&Aを行う度に毎回取得してもよい。毎回取得する場合、常に最新情報に更新される。また、上記のオーナー情報、車両情報及び業者情報は、情報提供装置100に登録された後、これらの情報に対応する利用者Uや事業者Mが手動で更新可能である。
また、情報提供装置100は、上記のステップS3において、利用者Uと事業者Mとをマッチングさせる際、さらに利用者Uの住所情報や位置情報に基づいて、利用者Uの車両Cの持ち込み・引き取り・出張対応等が可能なエリア(対応可能地域)内に所在する事業者Mとマッチングさせるようにしてもよい。例えば、情報提供装置100は、利用者Uの住所情報や位置情報と、事業者Mの住所情報や位置情報とに基づいてマッチングを行って事業者Mを絞り込んだ上で、上記の各種情報に基づいて、利用者Uと事業者Mとをマッチングさせる。なお、利用者Uの住所情報は、自宅に限らず、駐車場や職場等の所在地に関する住所情報であってもよい。また、利用者Uの住所情報は、上記のオーナー情報に含まれていてもよい。同様に、事業者Mの住所情報は、上記の業者情報に含まれていてもよい。例えば、情報提供装置100は、利用者Uが「練馬区○○」に在住で「電気自動車が始動しない」ことに関する質問を行った場合、練馬区○○を対応可能地域とする電気自動車に強い業者をマッチングさせる。実際に車両Cに対する作業を依頼する場合、事業者Mは、利用者Uの住所から近い(持ち込み圏内又は出張圏内である)と好ましい。
また、情報提供装置100は、上記のステップS3において、利用者Uと事業者Mとをマッチングさせる際、さらに利用者Uの質問の内容(及び回答期限)に基づいて、利用者Uの質問に対して期限内に適切な回答が可能な事業者Mとマッチングさせるようにしてもよい。例えば、情報提供装置100は、利用者Uから質問の内容と回答期限とに関する質問情報を受けた際に、利用者情報と所有物情報と質問情報と事業者情報とに基づいて、利用者Uと事業者Mとを適合させる。
また、情報提供装置100は、上記のステップS3において、利用者Uと事業者Mとをマッチングさせる際、さらに同一又は類似の質問ジャンルへの回答実績に基づいてマッチングさせてもよい。また、情報提供装置100は、同一又は類似の車種・パーツの修理実績に基づいてマッチングさせてもよい。このとき、情報提供装置100は、回数、評価、車種等を限定してもよい。
また、情報提供装置100は、上記のステップS3において、利用者Uと事業者Mとをマッチングさせる際、さらに修理帳票データの解析結果に基づいてマッチングさせてもよい。あるいは、情報提供装置100は、車両特性や顧客属性・客層、価値観等に基づいてマッチングさせてもよい。なお、顧客属性・客層は、性別、年齢、収入等の属性情報に限らず、見込み客/新規客/リピート客/固定客/上得意客等の区分であってもよいし、素人/玄人、ライトユーザ/ヘビーユーザ等の区分であってもよい。例えば、情報提供装置100は、利用者Uに関して、車種や車両のグレード、所有期間、所有者のショッピング購入履歴等から価値観(高級品が好き/ひとつの物を長く愛用するタイプ/マニアック等)を判定する。また、情報提供装置100は、事業者Mに関して、得意な車種や修理方法、パーツの取り扱いのバリエーション等を属性として設定しておく。そして、情報提供装置100は、これらの情報に基づいて、利用者Uの価値観と合う事業者Mをマッチングさせる。
また、情報提供装置100は、上記のステップS3において、利用者Uからの質問内容が、他の利用者からの過去の質問と同一又は類似の内容である場合、過去の回答履歴の中から当該過去の質問に対する過去の回答を検索し、利用者Uに対して、過去の質問及び回答である旨を示した上で、過去の回答の内容とその回答を行った事業者Mに関する情報(連絡先等)を提供してもよい。また、情報提供装置100は、事業者Mに対して、利用者Uから質問があった旨と、当該質問に対して事業者Mの過去の回答を提供した旨を通知してもよい。
また、情報提供装置100は、上記のステップS1において、さらに利用者Uの行動を示す各種の履歴情報(ログデータ)に基づいて、カーオーナーである利用者Uに関するオーナー情報や、利用者Uの車両Cに関する車両情報等を補完してもよい。
このとき、情報提供装置100は、利用者Uの端末装置10から、あるいは利用者ID等に基づいて各種サーバ等から、利用者Uの行動を示す各種の履歴情報(ログデータ)を取得する。例えば、情報提供装置100は、利用者Uの位置や日時の履歴である所在地を端末装置10から取得する。所在地は、車両Cの走行経路(ルート)を示す情報ともなり得る。また、情報提供装置100は、利用者Uが入力した検索クエリの履歴である検索履歴を検索サーバ(検索エンジン)から取得する。また、情報提供装置100は、利用者Uが閲覧したコンテンツの履歴である閲覧履歴をコンテンツサーバから取得する。また、情報提供装置100は、利用者Uの購買の履歴である購買履歴を電子商取引サーバや決済サーバから取得する。また、情報提供装置100は、利用者Uの投稿の履歴である投稿履歴を口コミの投稿サービスを提供する投稿サーバやSNS(Social Networking Service)サーバから取得する。利用者Uの投稿には、利用者Uの所有物に関する質問を含めてもよい。なお、情報提供装置100は、上述した情報の他にも各種の情報を取得可能である。例えば、情報提供装置100は、利用者Uの年齢、性別、家族構成、経済状況といった利用者Uの属性に関する情報を取得する。そして、情報提供装置100は、上記の各種情報を、利用者Uのコンテキスト(context)として使用してもよい。
なお、事業者Mについても、利用者Uと同様にしてもよい。この場合、上記の利用者Uを、事業者Mと読み替える。例えば、情報提供装置100は、上記のステップS1において、さらに事業者Mの行動を示す各種の履歴情報に基づいて、自動車アフターマーケットの業者である事業者Mに関する業者情報を補完してもよい。また、システム上では、事業者Mも、利用者Uの1人となり得る。
〔2.情報処理システムの構成例〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報提供装置100が含まれる情報処理システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、端末装置10と情報提供装置100とを含む。これらの各種装置は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、LAN(Local Area Network)や、インターネット等のWAN(Wide Area Network)である。
また、図2に示す情報処理システム1に含まれる各装置の数は図示したものに限られない。例えば、図2では、図示の簡略化のため、端末装置10を1台のみ示したが、これはあくまでも例示であって限定されるものではなく、2台以上であってもよい。
端末装置10は、利用者Uによって使用される情報処理装置である。例えば、端末装置10は、スマートフォンやタブレット端末等のスマートデバイス、フィーチャーフォン、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、通信機能を備えたゲーム機、カーナビゲーションシステム、スマートウォッチやヘッドマウントディスプレイ等のウェアラブルデバイス(Wearable Device)、スマートグラス等である。
また、かかる端末装置10は、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation:第5世代移動通信システム)等の無線通信網や、Bluetooth(登録商標)、無線LAN(Local Area Network)等の近距離無線通信を介してネットワークNに接続し、情報提供装置100と通信することができる。
情報提供装置100は、例えばPCやサーバ装置、あるいはメインフレーム又はワークステーション等である。なお、情報提供装置100は、クラウドコンピューティングにより実現されてもよい。
〔3.端末装置の構成例〕
次に、図3を用いて、端末装置10の構成について説明する。図3は、端末装置10の構成例を示す図である。図3に示すように、端末装置10は、通信部11と、表示部12と、入力部13と、測位部14と、センサ部20と、制御部30(コントローラ)と、記憶部40とを備える。
(通信部11)
通信部11は、ネットワークN(図2参照)と有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、情報提供装置100との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部11は、NIC(Network Interface Card)やアンテナ等によって実現される。
(表示部12)
表示部12は、位置情報等の各種情報を表示する表示デバイスである。例えば、表示部12は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイ(Organic Electro-Luminescent Display)である。また、表示部12は、タッチパネル式のディスプレイであるが、これに限定されるものではない。
(入力部13)
入力部13は、利用者Uから各種操作を受け付ける入力デバイスである。また、入力部13は、例えば、文字や数字等を入力するためのボタン等を有する。また、表示部12がタッチパネル式のディスプレイである場合、表示部12の一部が入力部13として機能する。なお、入力部13は、利用者Uから音声入力を受け付けるマイク等であってもよい。マイクはワイヤレスであってもよい。
(測位部14)
測位部14は、GPS(Global Positioning System)の衛星から送出される信号(電波)を受信し、受信した信号に基づいて、自装置である端末装置10の現在位置を示す位置情報(例えば、緯度及び経度)を取得する。すなわち、測位部14は、端末装置10の位置を測位する。なお、GPSは、GNSS(Global Navigation Satellite System)の一例に過ぎない。
また、測位部14は、GPS以外にも、種々の手法により位置を測位することができる。例えば、測位部14は、位置補正等のための補助的な測位手段として、下記のように、端末装置10の様々な通信機能を利用して位置を測位してもよい。
(Wi-Fi測位)
例えば、測位部14は、端末装置10のWi-Fi(登録商標)通信機能や、各通信会社が備える通信網を利用して、端末装置10の位置を測位する。具体的には、測位部14は、Wi-Fi通信等を行い、付近の基地局やアクセスポイントとの距離を測位することにより、端末装置10の位置を測位する。
(ビーコン測位)
また、測位部14は、端末装置10のBluetooth(登録商標)機能を利用して位置を測位してもよい。例えば、測位部14は、Bluetooth(登録商標)機能によって接続されるビーコン(beacon)発信機と接続することにより、端末装置10の位置を測位する。
(地磁気測位)
また、測位部14は、予め測定された構造物の地磁気のパターンと、端末装置10が備える地磁気センサとに基づいて、端末装置10の位置を測位する。
(RFID測位)
また、例えば、端末装置10が駅改札や店舗等で使用される非接触型ICカードと同等のRFID(Radio Frequency Identification)タグの機能を備えている場合、もしくはRFIDタグを読み取る機能を備えている場合、端末装置10によって決済等が行われた情報とともに、使用された位置が記録される。測位部14は、かかる情報を取得することで、端末装置10の位置を測位してもよい。また、位置は、端末装置10が備える光学式センサや、赤外線センサ等によって測位されてもよい。
測位部14は、必要に応じて、上述した測位手段の一つ又は組合せを用いて、端末装置10の位置を測位してもよい。
(センサ部20)
センサ部20は、端末装置10に搭載又は接続される各種のセンサを含む。なお、接続は、有線接続、無線接続を問わない。例えば、センサ類は、ウェアラブルデバイスやワイヤレスデバイス等、端末装置10以外の検知装置であってもよい。図3に示す例では、センサ部20は、加速度センサ21と、ジャイロセンサ22と、気圧センサ23と、気温センサ24と、音センサ25と、光センサ26と、磁気センサ27と、画像センサ(カメラ)28とを備える。
なお、上記した各センサ21~28は、あくまでも例示であって限定されるものではない。すなわち、センサ部20は、各センサ21~28のうちの一部を備える構成であってもよいし、各センサ21~28に加えてあるいは代えて、湿度センサ等その他のセンサを備えてもよい。
加速度センサ21は、例えば、3軸加速度センサであり、端末装置10の移動方向、速度、及び、加速度等の端末装置10の物理的な動きを検知する。ジャイロセンサ22は、端末装置10の角速度等に基づいて3軸方向の傾き等の端末装置10の物理的な動きを検知する。気圧センサ23は、例えば端末装置10の周囲の気圧を検知する。
端末装置10は、上記した加速度センサ21やジャイロセンサ22、気圧センサ23等を備えることから、これらの各センサ21~23等を利用した歩行者自律航法(PDR:Pedestrian Dead-Reckoning)等の技術を用いて端末装置10の位置を測位することが可能になる。これにより、GPS等の測位システムでは取得することが困難な屋内での位置情報を取得することが可能になる。
例えば、加速度センサ21を利用した歩数計により、歩数や歩くスピード、歩いた距離を算出することができる。また、ジャイロセンサ22を利用して、利用者Uの進行方向や視線の方向、体の傾きを知ることができる。また、気圧センサ23で検知した気圧から、利用者Uの端末装置10が存在する高度やフロアの階数を知ることもできる。
気温センサ24は、例えば端末装置10の周囲の気温を検知する。音センサ25は、例えば端末装置10の周囲の音を検知する。光センサ26は、端末装置10の周囲の照度を検知する。磁気センサ27は、例えば端末装置10の周囲の地磁気を検知する。画像センサ28は、端末装置10の周囲の画像を撮像する。
上記した気圧センサ23、気温センサ24、音センサ25、光センサ26及び画像センサ28は、それぞれ気圧、気温、音、照度を検知したり、周囲の画像を撮像したりすることで、端末装置10の周囲の環境や状況等を検知することができる。また、端末装置10の周囲の環境や状況等から、端末装置10の位置情報の精度を向上させることが可能になる。
(制御部30)
制御部30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM、入出力ポート等を有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。また、制御部30は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路等のハードウェアで構成されてもよい。制御部30は、送信部31と、受信部32と、処理部33とを備える。
(送信部31)
送信部31は、例えば入力部13を用いて利用者Uにより入力された各種情報や、端末装置10に搭載又は接続された各センサ21~28によって検知された各種情報、測位部14によって測位された端末装置10の位置情報等を、通信部11を介して情報提供装置100へ送信することができる。
(受信部32)
受信部32は、通信部11を介して、情報提供装置100から提供される各種情報や、情報提供装置100からのセンサ情報の要求を受信することができる。
(処理部33)
処理部33は、表示部12等を含め、端末装置10全体を制御する。例えば、処理部33は、送信部31によって送信される各種情報や、受信部32によって受信された情報提供装置100からの各種情報を表示部12へ出力して表示させることができる。
(記憶部40)
記憶部40は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかる記憶部40には、各種プログラムや各種データ等が記憶される。
〔4.情報処理装置の構成例〕
次に、図4を用いて、実施形態に係る情報提供装置100の構成について説明する。図4は、実施形態に係る情報提供装置100の構成例を示す図である。図4に示すように、情報提供装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。また、通信部110は、ネットワークN(図2参照)と有線又は無線で接続される。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図4に示すように、記憶部120は、利用者情報データベース121と、履歴情報データベース122と、車両情報データベース123と、業者情報データベース124とを有する。
(利用者情報データベース121)
利用者情報データベース121は、利用者Uに関する各種情報を記憶する。例えば、利用者情報データベース121は、利用者Uの属性等の種々の情報を記憶する。図5は、利用者情報データベース121の一例を示す図である。図5に示した例では、利用者情報データベース121は、「利用者ID(Identifier)」、「年齢」、「性別」、「自宅」、「勤務地」、「車両ID」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者Uを識別するための識別情報を示す。例えば、「利用者ID」は、情報提供装置100又は外部のサーバが利用者Uに対して任意に割り当てた識別番号であってもよいし、利用者Uのメールアドレスや電話番号、個人番号(マイナンバー)や免許証番号等であってもよい。また、「年齢」は、利用者IDにより識別される利用者Uの年齢を示す。なお、「年齢」は、例えば35歳など、利用者IDにより識別される利用者Uの具体的な年齢であってもよい。また、「性別」は、利用者IDにより識別される利用者Uの性別を示す。
また、「自宅」は、利用者IDにより識別される利用者Uの自宅の位置情報を示す。なお、図5に示す例では、「自宅」は、「LC11」といった抽象的な符号を図示するが、緯度経度情報等であってもよい。また、例えば、「自宅」は、地域名や住所であってもよい。
また、「勤務地」は、利用者IDにより識別される利用者Uの勤務地(学生の場合は学校)の位置情報を示す。なお、図5に示す例では、「勤務地」は、「LC12」といった抽象的な符号を図示するが、緯度経度情報等であってもよい。また、例えば、「勤務地」は、地域名や住所であってもよい。
また、「車両ID」は、利用者IDにより識別される利用者Uが所有する車両Cを識別するための識別情報を示す。例えば、「車両ID」は、情報提供装置100又は外部のサーバが車両Cに対して任意に割り当てた識別番号であってもよいし、自動車登録番号や車両番号、車台番号等であってもよい。なお、図5に示す例では、「車両ID」は、各利用者Uに1つずつ図示するが、複数であってもよい。すなわち、1人の利用者Uが複数台の車両Cを所有していてもよい。
例えば、図5に示す例において、利用者ID「U1」により識別される利用者Uの年齢は、「20代」であり、性別は、「男性」であることを示す。また、例えば、利用者ID「U1」により識別される利用者Uは、自宅が「LC11」であることを示す。また、例えば、利用者ID「U1」により識別される利用者Uは、勤務地が「LC12」であることを示す。また、例えば、利用者ID「U1」により識別される利用者Uは、車両ID「車両#1」により識別される車両Cを所有していることを示す。
ここで、図5に示す例では、「U1」、「LC11」及び「LC12」といった抽象的な値を用いて図示するが、「U1」、「LC11」及び「LC12」には、具体的な文字列や数値等の情報が記憶されるものとする。以下、他の情報に関する図においても、抽象的な値を図示する場合がある。
なお、利用者情報データベース121は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、利用者情報データベース121は、利用者Uの端末装置10に関する各種情報を記憶してもよい。また、利用者情報データベース121は、利用者Uのデモグラフィック(人口統計学的属性)、サイコグラフィック(心理学的属性)、ジオグラフィック(地理学的属性)、ベヘイビオラル(行動学的属性)等の属性に関する情報を記憶してもよい。例えば、利用者情報データベース121は、氏名、家族構成、出身地(地元)、職業、職位、収入、総資産、資格、居住形態(戸建、マンション等)、車の有無、通学・通勤時間、通学・通勤経路、定期券区間(駅、路線等)、利用頻度の高い駅(自宅・勤務地の最寄駅以外)、習い事(場所、時間帯等)、趣味、興味、ライフスタイル等の情報を記憶してもよい。また、利用者情報データベース121は、利用者Uの所有物である車両Cに関する質問を識別するための識別情報(質問ID)を記憶してもよい。また、利用者情報データベース121は、利用者Uの質問を識別するための識別情報(質問ID)に紐づけて、質問の内容や回答期限、事業者Mからの当該質問に対する回答の内容を記憶してもよい。
(履歴情報データベース122)
履歴情報データベース122は、利用者Uの行動を示す履歴情報(ログデータ)に関する各種情報を記憶する。図6は、履歴情報データベース122の一例を示す図である。図6に示した例では、履歴情報データベース122は、「利用者ID」、「所在地」、「検索履歴」、「閲覧履歴」、「購買履歴」、「投稿履歴」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者Uを識別するための識別情報を示す。また、「所在地」は、利用者Uの位置の履歴である所在地を示す。また、「検索履歴」は、利用者Uが入力した検索クエリの履歴である検索履歴を示す。また、「閲覧履歴」は、利用者Uが閲覧したコンテンツの履歴である閲覧履歴を示す。また、「購買履歴」は、利用者Uによる購買の履歴である購買履歴を示す。また、「投稿履歴」は、利用者Uによる投稿の履歴である投稿履歴を示す。なお、「投稿履歴」は、利用者Uの所有物に関する質問を含んでいてもよい。
例えば、図6に示す例において、利用者ID「U1」により識別される利用者Uは、「所在地#1」の通りに移動し、「検索履歴#1」の通りに検索し、「閲覧履歴#1」の通りにコンテンツを閲覧し、「購買履歴#1」の通りに所定の店舗等で所定の商品等を購入し、「投稿履歴」の通りに投稿したことを示す。
ここで、図6に示す例では、「U1」、「所在地#1」、「検索履歴#1」、「閲覧履歴#1」、「購買履歴#1」及び「投稿履歴#1」といった抽象的な値を用いて図示するが、「U1」、「所在地#1」、「検索履歴#1」、「閲覧履歴#1」、「購買履歴#1」及び「投稿履歴#1」には、具体的な文字列や数値等の情報が記憶されるものとする。
なお、履歴情報データベース122は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、履歴情報データベース122は、利用者Uの質問履歴や、質問に対する事業者Mの回答履歴等を記憶してもよい。また、履歴情報データベース122は、アフターマーケットに関連する店舗の来店履歴や施設の訪問履歴等を記憶してもよい。
また、事業者Mについても、利用者Uと同様にしてもよい。この場合、上記の利用者Uを、事業者Mと読み替える。
(車両情報データベース123)
車両情報データベース123は、利用者Uの車両Cに関する各種情報を記憶する。図7は、車両情報データベース123の一例を示す図である。図7に示した例では、車両情報データベース123は、「車両ID」、「車種」、「区分」、「特徴」、「車両状態」、「履歴」といった項目を有する。
「車両ID」は、車両Cを識別するための識別情報を示す。また、「車種」は、車両Cの車種・用途・型・年式・クラス等を示す。また、「区分」は、車両Cの区分を示す。例えば、「区分」は、ガソリン自動車/プラグインハイブリッド自動車(PHV:Plug-in Hybrid Vehicle)/電気自動車等の区分や、国産車/輸入車・外車/軽自動車・コンパクトカー/クラシックカー(旧車)/高級車/スポーツカー/カスタムカー(改造車)/キャンピングカー・車中泊カー等の区分を示す。また、「特徴」は、車両Cの塗装の特徴(特殊な塗装)や、外装の特徴(特殊な外装)を示す。また、「車両状態」は、車両Cの車両状態(へこみ、傷の有無等)を示す。また、「履歴」は、車両Cの修理歴・修復歴(事故履歴)、自動車保険の利用履歴、点検・整備履歴等を示す。
例えば、図7に示す例において、車両ID「車両#1」により識別される車両Cは、「車種#1」、「区分#1」、「特徴#1」、「車両状態#1」、「履歴#1」という状態にあることを示す。
ここで、図7に示す例では、「車両#1」、「車種#1」、「区分#1」、「特徴#1」、「車両状態#1」及び「履歴#1」といった抽象的な値を用いて図示するが、「車両#1」、「車種#1」、「区分#1」、「特徴#1」、「車両状態#1」及び「履歴#1」には、具体的な文字列や数値等の情報が記憶されるものとする。
なお、車両情報データベース123は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、車両情報データベース123は、車両Cの所有者(カーオーナー)である利用者Uを識別するための識別情報(利用者ID)を記憶してもよい。また、車両情報データベース123は、車両Cに関する特記事項を記憶してもよい。また、車両情報データベース123は、車両Cの使用目的(業務使用、通勤・通学使用、日常・レジャー使用等)、走行距離、使用年数、車両状態、購入店(入手経路)、購入価格、車検有効期限、任意保険満期等の各種情報を記憶してもよい。また、車両情報データベース123は、車両Cの全体及び各パーツの画像(静止画、動画等)や3次元モデル(3Dモデル)等を記憶してもよい。
(業者情報データベース124)
業者情報データベース124は、車両Cに関連する事業者Mに関する各種情報を記憶する。図8は、業者情報データベース124の一例を示す図である。図8に示した例では、業者情報データベース124は、「事業者ID」、「所在地」、「対応可能地域」、「専門」、「実績」、「料金表」、「回答履歴」といった項目を有する。
「事業者ID」は、事業者Mを識別するための識別情報を示す。また、「所在地」は、事業者Mの工場・店舗等が所在する場所を示す。例えば、「所在地」は、位置情報でもよいし、住所や地域名・支店名等でもよい。また、「対応可能地域」は、事業者Mが対応可能な地域(都道府県、区市町村等)を示す。例えば、事業者Mは「対応可能地域」に所在する利用者Uの車両Cであれば持ち込み・引き取り・出張対応等の依頼を受け付ける。
また、「専門」は、車両Cに関する作業や対象パーツのうち、事業者Mの専門・得意分野を示す。例えば、「専門」は、修理、整備、塗装、板金、保守・点検(メンテナンス)、改造(カスタマイズ)、パーツ交換・取付等の作業のうち、事業者Mが専門・得意とする作業を示す。また、車両Cの内装(カーフィルムを含む)、外装(ウイングを含む)、ステアリング、ホイール、足回り、マフラー、ブレーキ、駆動系、電装系、ライト・ランプ、カーオーディオ・ウーハー(Woofer)、ドライブレコーダー、その他のパーツ・アクセサリー・グッズ等のうち、事業者Mが上記の作業を専門・得意とする部位を示す。また、事業者Mが保有している車両Cのパーツ(新品/中古品)等を示す。
また、「実績」は、事業者Mが過去に対応した作業やその実績(車種・パーツ、作業内容、作業日時、回数、評価等)を示す。また、「料金表」は、事業者Mが各作業を行う際の料金や各パーツ等の料金を示す。また、「回答履歴」は、利用者Uからの質問に対して事業者Mが過去に回答した際の回答内容や回答日時を示す。
例えば、図8に示す例において、事業者ID「事業者#1」により識別される事業者Mは、「所在地#1」に所在し、「対応可能地域#1」を対応可能エリアとし、「専門#1」を得意とし、「実績#1」の経験があり、「料金表#1」の金額にて各作業に対応し、過去に「回答履歴#1」のように回答していることを示す。
ここで、図8に示す例では、「事業者#1」、「所在地#1」、「対応可能地域#1」、「専門#1」、「実績#1」、「料金表#1」及び「回答履歴#1」といった抽象的な値を用いて図示するが、「事業者#1」、「所在地#1」、「対応可能地域#1」、「専門#1」、「実績#1」、「料金表#1」及び「回答履歴#1」には、具体的な文字列や数値等の情報が記憶されるものとする。
なお、業者情報データベース124は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、業者情報データベース124は、他の利用者や事業者等からの事業者Mに対する評価や評判、人気等に関する情報を記憶してもよい。また、業者情報データベース124は、事業者Mに関する特記事項を記憶してもよい。
(制御部130)
図4に戻り、説明を続ける。制御部130は、コントローラ(Controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等によって、情報提供装置100の内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAM等の記憶領域を作業領域として実行されることにより実現される。図4に示す例では、制御部130は、取得部131と、受付部132と、適合処理部133と、学習部134と、提供部135とを有する。
(取得部131)
取得部131は、通信部110を介して、カーオーナーである利用者Uに関する利用者情報と、利用者Uの所有物である車両Cに関する所有物情報と、車両Cに関連する自動車アフターマーケットの業者である事業者Mに関する事業者情報とを取得する。例えば、取得部131は、利用者Uの属性に関する利用者情報と、所有物である車両Cの特性に関する所有物情報と、車両Cに対する作業を専門とする事業者Mに関する事業者情報とを取得する。
ここで、取得部131は、利用者情報と所有物情報とを、利用者Uによる入力操作(登録操作)に応じて取得してもよいし、外部のサーバ等から取得してもよい。同様に、事業者情報を、事業者Mによる入力操作に応じて取得してもよいし、外部のサーバ等から取得してもよい。取得部131は、取得した利用者情報と所有物情報と事業者情報とを含む各種情報を記憶部120に記憶する。
また、取得部131は、通信部110を介して、利用者Uの端末装置10から、あるいは利用者ID等に基づいて各種サーバ等から、利用者Uの行動を示す各種の履歴情報(ログデータ)を取得する。このとき、取得部131は、利用者Uの行動を示す各種の履歴情報に基づいて、利用者情報や所有物情報を補完してもよい。同様に、取得部131は、通信部110を介して、事業者Mの行動を示す各種の履歴情報を取得し、事業者Mの行動を示す各種の履歴情報に基づいて、事業者情報を補完してもよい。
(受付部132)
受付部132は、通信部110を介して、利用者Uから車両Cに関する質問を受け付ける。また、受付部132は、通信部110を介して、事業者Mから質問に対する回答を受け付ける。例えば、受付部132は、後述する適合処理部133による利用者Uと事業者Mとの適合(マッチング)において、適合(マッチ)した事業者Mからの回答を優先的に受け付ける。あるいは、受付部132は、適合しなかった事業者Mからの回答を受け付けず、適合した事業者Mからの回答のみを受け付ける。受付部132は、受け付けた質問や回答等を含む各種情報を記憶部120に記憶する。なお、受付部132は、取得部131であってもよい。すなわち、受付部132は、取得部131と一体化していてもよい。
また、受付部132は、通信部110を介して、利用者Uから質問と同時に、その時点での利用者Uの位置情報を受け付けてもよい。あるいは、受付部132は、通信部110を介して、利用者Uから質問と同時に、利用者Uの自宅や職場、又は車両Cを停めた駐車場の所在地に関する住所情報を受け付けてもよい。
(適合処理部133)
適合処理部133は、利用者Uから質問を受けた際に、記憶部120から利用者情報と所有物情報と事業者情報とを読み出し、読み出された利用者情報と所有物情報と事業者情報とに基づいて、利用者Uと事業者Mとを適合させる。このとき、適合処理部133は、通信部110を介して、適合した事業者Mに対して、利用者Uからの質問に対する回答を依頼してもよい。
また、適合処理部133は、利用者Uから所有物である車両Cに対する作業に関する質問を受けた際に、さらに質問に対する事業者Mの回答実績と車両Cに対する事業者Mの作業実績とのうち少なくとも一方に基づいて、利用者と事業者Mとを適合させるようにしてもよい。
また、適合処理部133は、利用者Uと事業者Mとを適合させる際、さらに利用者Uの住所情報や位置情報に基づいて、利用者Uの車両Cの持ち込みや引き取り・出張対応が可能な範囲内に所在する事業者Mと適合させるようにしてもよい。
また、適合処理部133は、利用者Uと事業者Mとを適合させる際、さらに利用者Uの質問の内容(及び回答期限)に基づいて、利用者Uの質問に対して期限内に適切な回答が可能な事業者Mと適合させるようにしてもよい。例えば、適合処理部133は、利用者Uから質問内容と回答期限とに関する質問情報を受けた際に、利用者情報と所有物情報と質問情報と事業者情報とに基づいて、利用者Uと事業者Mとを適合させる。
(学習部134)
学習部134は、適合処理部133と連携し、利用者情報と所有物情報と事業者情報とをデータセットとし、ニューラルネットワークによる機械学習の手法等を用いて、利用者Uと事業者Mとの適合について学習する。例えば、学習部134は、利用者情報と所有物情報と事業者情報とを学習データ(例えば、利用者情報と所有物情報を入力データ、事業者情報を正解データ)とし、RNN(Recurrent Neural Network)やLSTM(Long short-term memory)等を用いた機械学習を経て、利用者Uと事業者Mとの適合モデル(マッチングモデル)を構築する。そして、学習部134は、構築された適合モデルに利用者情報と所有物情報とを入力し、出力として事業者情報を取得する。なお、学習部134は、適合処理部133であってもよい。すなわち、学習部134は、適合処理部133と一体化していてもよい。
また、学習部134は、上記の学習の際に、さらに位置情報(又は住所情報)や質問情報を加えてもよい。例えば、学習部134は、利用者情報と所有物情報と位置情報と質問情報と事業者情報とを学習データ(例えば、利用者情報と所有物情報と位置情報と質問情報を入力データ、事業者情報を正解データ)とし、RNNやLSTM等を用いた機械学習を経て、利用者Uと事業者Mとの適合モデルを構築する。そして、学習部134は、構築された適合モデルに利用者情報と所有物情報と位置情報と質問情報とを入力し、出力として事業者情報を取得する。
(提供部135)
提供部135は、通信部110を介して、適合した事業者Mから受け付けた回答を利用者Uに提供する。例えば、提供部135は、適合した事業者Mからの回答を優先的に利用者Uに提供する。あるいは、提供部135は、適合しなかった事業者Mからの回答を利用者Uに提供せず、適合した事業者Mからの回答のみを利用者Uに提供する。
〔5.処理手順〕
次に、図9を用いて実施形態に係る情報提供装置100による処理手順について説明する。図9は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。なお、以下に示す処理手順は、情報提供装置100の制御部130によって繰り返し実行される。
図9に示すように、情報提供装置100の取得部131は、通信部110を介して、カーオーナーである利用者Uに関する利用者情報と、利用者Uの所有物である車両Cに関する所有物情報と、車両Cに関連する自動車アフターマーケットの業者である事業者Mに関する事業者情報とを取得する(ステップS101)。
続いて、情報提供装置100の受付部132は、通信部110を介して、利用者Uから車両Cに関する質問を受け付ける(ステップS102)。
続いて、情報提供装置100の適合処理部133は、利用者Uから質問を受けた際に、記憶部120から利用者情報と所有物情報と事業者情報とを読み出し、読み出された利用者情報と所有物情報と事業者情報とに基づいて、利用者Uと事業者Mとを適合させる(ステップS103)。このとき、適合処理部133は、通信部110を介して、適合した事業者Mに対して、利用者Uからの質問に対する回答を依頼してもよい。
同時に、情報提供装置100の学習部134は、適合処理部133と連携し、利用者情報と所有物情報と事業者情報とをデータセットとし、ニューラルネットワークによる機械学習の手法等を用いて、利用者Uと事業者Mとの適合について学習する(ステップS104)。
続いて、情報提供装置100の受付部132は、通信部110を介して、適合した事業者Mから質問に対する回答を受け付ける(ステップS105)。
続いて、情報提供装置100の提供部135は、通信部110を介して、適合した事業者Mから受け付けた回答を利用者Uに提供する(ステップS106)。
〔6.変形例〕
上述した端末装置10及び情報提供装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、実施形態の変形例について説明する。
上記の実施形態において、情報提供装置100は、利用者Uと事業者Mとをマッチングさせているが、実際には、利用者U同士又は事業者M同士をマッチングさせてもよい。例えば、情報提供装置100は、利用者U同士又は事業者M同士がお互いに情報交換を行う場合や、所有するパーツを譲渡・交換等する場合等に、利用者U同士又は事業者M同士をマッチングさせてもよい。このとき、利用者情報や車両情報の少なくとも一部が共通・類似する利用者U同士をマッチングさせてもよい。また、共通・類似の車種・パーツを取り扱ったことがある事業者M同士をマッチングさせてもよい。
また、上記の実施形態において、情報提供装置100は、利用者Uと事業者Mとのマッチング結果を記録したマッチング履歴(適合履歴)を作成してもよい。そして、情報提供装置100は、利用者Uから車両Cに関する質問を受けた際に、先にマッチング履歴を参照し、利用者Uと過去にマッチしたことがある事業者Mとを優先的にマッチングさせてもよい。このとき、マッチした回数が多い事業者Mほど優先的にマッチングさせるようにしてもよい。また、利用者Uからの事業者Mに対する評価も加味して、評価の高い事業者Mを優先的にマッチングさせ、評価の高い事業者Mをマッチングさせないようにしてもよい。
〔7.効果〕
上述してきたように、本願に係る情報提供装置100は、利用者Uに関する利用者情報と、当該利用者Uの車両C等の所有物に関する所有物情報と、当該所有物に関連する事業者情報に関する事業者情報とを取得する取得部131と、当該利用者Uから当該所有物に関する質問を受け付け、当該事業者情報から当該質問に対する回答を受け付ける受付部132と、当該利用者Uから当該質問を受けた際に、当該利用者情報と当該所有物情報と当該事業者情報とに基づいて、当該利用者Uと当該事業者情報とを適合させる適合処理部133と、適合した当該事業者情報から受け付けた当該回答を当該利用者Uに提供する提供部135と、を備える。
これにより、利用者から質問を受けた際に、利用者と事業者とを適切にマッチングさせ、マッチした事業者から適切な回答を取得することができる。
〔8.ハードウェア構成〕
また、上述した実施形態に係る端末装置10や情報提供装置100は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報提供装置100を例に挙げて説明する。図10は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力I/F(Interface)1060、入力I/F1070、ネットワークI/F1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。演算装置1030は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等により実現される。
一次記憶装置1040は、RAM(Random Access Memory)等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。二次記憶装置1050は、内蔵ストレージであってもよいし、外付けストレージであってもよい。また、二次記憶装置1050は、USBメモリやSD(Secure Digital)メモリカード等の取り外し可能な記憶媒体であってもよい。また、二次記憶装置1050は、クラウドストレージ(オンラインストレージ)やNAS(Network Attached Storage)、ファイルサーバ等であってもよい。
出力I/F1060は、ディスプレイ、プロジェクタ、及びプリンタ等といった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインターフェイスであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力I/F1070は、マウス、キーボード、キーパッド、ボタン、及びスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインターフェイスであり、例えば、USB等により実現される。
また、出力I/F1060及び入力I/F1070はそれぞれ出力装置1010及び入力装置1020と無線で接続してもよい。すなわち、出力装置1010及び入力装置1020は、ワイヤレス機器であってもよい。
また、出力装置1010及び入力装置1020は、タッチパネルのように一体化していてもよい。この場合、出力I/F1060及び入力I/F1070も、入出力I/Fとして一体化していてもよい。
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、又は半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。
ネットワークI/F1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力I/F1060や入力I/F1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ1000が情報提供装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、コンピュータ1000の演算装置1030は、ネットワークI/F1080を介して他の機器から取得したプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行してもよい。また、コンピュータ1000の演算装置1030は、ネットワークI/F1080を介して他の機器と連携し、プログラムの機能やデータ等を他の機器の他のプログラムから呼び出して利用してもよい。
〔9.その他〕
以上、本願の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により本発明が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、上述した情報提供装置100は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットホーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティング等で呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 端末装置
100 情報提供装置
110 通信部
120 記憶部
121 利用者情報データベース
122 履歴情報データベース
123 車両情報データベース
124 業者情報データベース
130 制御部
131 取得部
132 受付部
133 適合処理部
134 学習部
135 提供部

Claims (12)

  1. 利用者に関する利用者情報と、前記利用者の所有物に関する所有物情報と、前記所有物に関連する事業者に関する事業者情報とを取得する取得部と、
    前記利用者から前記所有物に関する質問を受け付け、前記事業者から前記質問に対する回答を受け付ける受付部と、
    前記利用者から前記質問を受けた際に、前記利用者情報と前記所有物情報と前記事業者情報とに基づいて、前記利用者と前記事業者とを適合させる適合処理部と、
    適合した前記事業者から受け付けた前記回答を前記利用者に提供する提供部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記取得部は、前記利用者の属性に関する前記利用者情報と、前記所有物の特性に関する前記所有物情報と、前記所有物に対する作業を専門とする前記事業者に関する前記事業者情報とを取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記受付部は、適合した前記事業者からの前記回答を優先的に受け付ける
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記受付部は、適合しなかった前記事業者からの前記回答を受け付けず、適合した前記事業者からの前記回答のみを受け付ける
    ことを特徴とする請求項1~3のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  5. 前記適合処理部は、前記利用者から前記所有物に対する作業に関する前記質問を受けた際に、前記質問に対する前記事業者の回答実績と前記所有物に対する前記事業者の作業実績とのうち少なくとも一方に基づいて、前記利用者と前記事業者とを適合させる
    ことを特徴とする請求項1~4のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  6. 前記適合処理部は、適合した前記事業者に対して、前記回答を依頼する
    ことを特徴とする請求項1~5のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  7. 前記提供部は、適合した前記事業者からの前記回答を優先的に前記利用者に提供する
    ことを特徴とする請求項1~6のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  8. 前記提供部は、適合しなかった前記事業者からの前記回答を前記利用者に提供せず、適合した前記事業者からの前記回答のみを前記利用者に提供する
    ことを特徴とする請求項1~7のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  9. 前記受付部は、前記質問と同時に前記利用者から位置情報を受け付け、
    前記適合処理部は、前記利用者から前記質問を受けた際に、前記利用者情報と前記所有物情報と前記位置情報と前記事業者情報とに基づいて、前記利用者と前記事業者とを適合させる
    ことを特徴とする請求項1~8のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  10. 前記適合処理部は、前記利用者から前記質問を受けた際に、前記利用者情報と前記所有物情報と前記質問の内容と前記事業者情報とに基づいて、前記利用者と前記事業者とを適合させる
    ことを特徴とする請求項1~9のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  11. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    利用者に関する利用者情報と、前記利用者の所有物に関する所有物情報と、前記所有物に関連する事業者に関する事業者情報とを取得する取得工程と、
    前記利用者から前記所有物に関する質問を受け付ける質問受付工程と、
    前記利用者から前記質問を受けた際に、前記利用者情報と前記所有物情報と前記事業者情報とに基づいて、前記利用者と前記事業者とを適合させる適合工程と、
    適合した前記事業者から前記質問に対する回答を受け付ける回答受付工程と、
    適合した前記事業者から受け付けた前記回答を前記利用者に提供する提供工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  12. 利用者に関する利用者情報と、前記利用者の所有物に関する所有物情報と、前記所有物に関連する事業者に関する事業者情報とを取得する取得手順と、
    前記利用者から前記所有物に関する質問を受け付ける質問受付手順と、
    前記利用者から前記質問を受けた際に、前記利用者情報と前記所有物情報と前記事業者情報とに基づいて、前記利用者と前記事業者とを適合させる適合手順と、
    適合した前記事業者から前記質問に対する回答を受け付ける回答受付手順と、
    適合した前記事業者から受け付けた前記回答を前記利用者に提供する提供手順と、
    をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
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