JP2022069173A

JP2022069173A - 充電予約システム

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Publication number: JP2022069173A
Application number: JP2020178201A
Authority: JP
Inventors: 宏亮向後; Hirosuke Kogo
Original assignee: Yazaki Corp
Current assignee: Yazaki Corp
Priority date: 2020-10-23
Filing date: 2020-10-23
Publication date: 2022-05-11
Anticipated expiration: 2040-10-23
Also published as: EP4235531A4; CN116194938A; JP7256158B2; US20230229979A1; EP4235531A1; WO2022085362A1

Abstract

【課題】運行計画通り運行しながら充電することができる充電予約システムを提供する。【解決手段】オペレータ９が、依頼主１０から得た荷物の数量、積み荷場所、積み下ろし場所、積み荷時間、積み下ろし時間を含む情報に基づいて電動車両７の運行計画を立て、端末３に入力する。運行計画は、電動車両７を運転する運転者の作業内容（積み荷、積み下ろし、運転、休憩）、作業場所及び作業時間を示すものである。サーバ４が、端末３から運行計画を取得する。サーバ４が、電動車両７用の充電装置２の場所、予約状況を含む管理情報を管理する。サーバ４が、管理情報に基づいて、運行計画に定められた作業場所又は作業場所から次の作業場所への移動ルート上にある充電装置２の時間帯予約を行う。【選択図】図１

Description

本発明は、充電予約システム、に関する。

従来、電動車両用の充電装置の予約を行える情報管理装置が提案されている（特許文献１）。特許文献１の情報管理装置は、充電したい他者の端末から送信された充電の要求条件（場所、時間帯）を受信すると、要求条件を満たす充電装置を検索して、時間帯予約する。

その他、上述した充電装置の情報を提供する技術として、特許文献２～４が挙げられる。

特開２０１１－１０７９２９号公報特開２００２－３５４６０９号公報特開２０１２－１８２８７９号公報特開２０１８－１７０８２３号公報

上述した従来の装置は、一般車両に対して充電装置の情報を提供する装置である。このため、商用車両が、運行計画通りに運行しながら従来の装置を利用するのが難しい、という問題があった。

本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、運行計画通り運行しながら充電することができる充電予約システムを提供することにある。

前述した目的を達成するために、本発明に係る充電予約システムは、下記［１］～［７］を特徴としている。
［１］
電動車両を運転する運転者の作業場所及び作業時間を示す運行計画を取得する運行計画取得部と、
前記電動車両用の充電装置の場所及び前記充電装置の予約状況を含む管理情報を管理する充電装置管理部と、
前記管理情報に基づいて、前記運行計画に定められた前記作業場所又は前記作業場所から次の前記作業場所への移動ルート上にある前記充電装置の時間帯予約を行う予約部と、を備えた、
充電予約システムであること。
［２］
［１］に記載の充電予約システムにおいて、
前記予約部は、前記作業場所にある前記充電装置を当該作業場所での前記作業時間内で予約する、又は、前記移動ルート上にある前記充電装置を前記作業場所での前記作業時間から次の前記作業場所での前記作業時間までの間の時間帯で予約する、
充電予約システムであること。
［３］
［１］又は［２］に記載の充電予約システムにおいて、
前記予約部が予約した前記充電装置での充電を前記運行計画に追加する運行計画修正部を備えた、
充電予約システムであること。
［４］
［１］～［３］何れか１項に記載の充電予約システムにおいて、
道路情報、天候情報の何れか１つを取得する情報取得部をさらに備え、
前記予約部は、前記情報取得部により取得した情報に基づいて前記充電装置の予約を行う、
充電予約システムであること。
［５］
［１］～［４］何れか１項に記載の充電予約システムにおいて、
前記電動車両の電池残量を取得する電池残量取得部をさらに備え、
前記予約部は、前記電池残量に基づいて前記充電装置の予約を行う、
充電予約システムであること。
［６］
［１］～［５］何れか１項に記載の充電予約システムにおいて、
前記電動車両の位置情報を取得する位置取得部をさらに備え、
前記予約部は、前記電動車両の位置情報に基づいて、次の前記作業場所への到着時間が、次の前記作業場所での作業時間よりも早いと判定した場合、次の前記作業場所への移動ルート上の前記充電装置を時間帯予約する、
充電予約システムであること。
［７］
［１］～［６］何れか１項に記載の充電予約システムにおいて、
前記充電装置管理部が管理する前記管理情報に基づいて、前記充電装置の稼働率を算出する稼働率算出部と、
前記稼働率算出部が算出した稼働率を提示する提示部と、を備えた、
充電予約システムであること。

上記［１］の構成の充電予約システムによれば、予約部が、管理情報に基づいて、運行計画に定められた作業場所又は作業場所から次の作業場所への移動ルート上にある充電装置の時間帯予約を行う。これにより、運転者が運行計画通り運行しながら充電することができる。

上記［２］の構成の充電予約システムによれば、予約部は、作業場所にある充電装置を当該作業場所での作業時間内で予約する、又は、移動ルート上にある充電装置を作業場所での作業時間から次の作業場所での作業時間までの間の時間帯で予約する。これにより、より精度よく、運転者が行計画通りに運行することができる。

上記［３］の構成の充電予約システムによれば、運行計画修正部が、予約部が予約した充電装置での充電を前記運行計画に追加する。これにより、運転者が運行計画に従って充電することができる。

上記［４］の構成の充電予約システムによれば、予約部は、情報取得部により取得した道路情報、天候情報の何れか１つに応じた時間帯に充電装置の予約を行う。これにより、より精度よく、運転者が行計画通りに運行することができる。

上記［５］の構成の充電予約システムによれば、予約部は、電池残量に基づいて充電装置の予約を行う。これにより、電池容量がなくなる前に充電することができる。

上記［６］の構成の充電予約システムによれば、予約部は、電動車両の位置情報に基づいて、次の作業場所への到着時間が、次の作業場所での作業時間よりも早いと判定した場合、次の作業場所への移動ルート上の充電装置を時間帯予約する。これにより、次の作業場所までの待機時間を充電時間に充てることができる。

上記［７］の構成の充電予約システムによれば、充電装置の稼働率を提示することができる。これにより、充電装置の拠点もしくはその周辺などへの新たな設置の可能性を見出すことができ実需に応じた充電装置の設置検討を行うことができる。

本発明によれば、運行計画通り運行しながら充電することができる充電予約システムを提供することができる。

以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態（以下、「実施形態」という。）を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。

図１は、本発明の充電予約システムの一実施形態を示す構成図である。図２は、図１に示す端末により入力される運行計画の一例を示す図である。図３は、図１に示すサーバの構成図である。図４は、図１に示す車載機の構成図である。図５は、図１に示すサーバ及び車載器の処理手順を示すフローチャートである。図６は、図１に示す充電予約システムの動作を説明するための説明図である。図７は、修正後の運行計画の一例を示す図である。

本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。

本実施形態の充電予約システム１は、商用車両として利用される電動車両７が運行計画通り運行できるように充電装置２を時間帯予約するシステムである。

充電予約システム１は、図１に示すように、複数の充電装置２と、運行計画を入力するための端末３と、運行計画に基づいて充電装置２を時間帯予約するサーバ４と、運行計画に従って運行する電動車両７に搭載された車載器５と、電動車両７を運転する運転者が持ち運び自在に携帯できる通信端末６と、を備えている。

本実施形態において、端末３及び車載器５と、サーバ４と、は、インターネット通信網８を介して互いに通信可能に構成されている。また、車載器５及び通信端末６は、回線使用料のかからない無線通信規格の一つである例えばＢＴ（Bluetooth（登録商標））通信を用いて互いに無線通信可能に構成されている。また、通信端末６及び充電装置２も同様に、回線使用料のかからない無線通信規格の一つである例えばＢＴ通信を用いて互いに無線通信可能に構成されている。

充電装置２は、主に荷物の荷積み場所、積み下ろし場所となる工場や倉庫などのバースや、工場や倉庫内のバース以外の敷地に設置されている。また、充電装置２は、充電スタンドなどに設置されていてもよい。充電装置２は、ＢＴ通信により認証キーを受信すると、充電できるようになっている。

端末３は、図１に示すように、例えば、パーソナルコンピュータ（ＰＣ）から構成され、運送会社のオペレータ９により操作される。運送会社のオペレータ９は、依頼主１０から荷物の数量、荷積み場所、荷下ろし場所、荷積み日時、荷下ろし日時を含む荷物情報を電話、メール、アプリケーションなどから取得して、これら荷物情報に基づいて各電動車両７の運行計画を端末３に入力する。運行計画とは、図２に示すように、電動車両７を運転する運転者の作業内容（荷積み、荷下ろし、運転、休憩）、作業場所及び作業時間を示すものである。端末３は入力された運行計画を、インターネット通信網８経由でサーバ４に送信する。

サーバ４は、図３に示すように、第１通信部４１と、データベース（以下、ＤＢ）４２と、μＣＯＭ４３と、を備えている。第１通信部４１は、インターネット通信網８に接続するための通信部である。ＤＢ４２には、登録されている充電装置２の認証キー、充電装置２の登録情報（設置場所など）や予約状況などの管理情報が記憶されている。μＣＯＭ４３は、例えばＲＡＭ(Random Access Memory)やＲＯＭ(Read Only Memory)などのメモリに格納されたプログラムに従って動作するＣＰＵ(Central Processing Unit)で構成され、サーバ４全体の制御を司る。μＣＯＭ４３は、端末３から入力された運行計画に従って充電装置２を検索し、予約する。また、μＣＯＭ４３は、予約した充電装置２を使用できるようにするために予約した充電装置２の認証キーを車載器５に送信する。

車載器５は、図４に示すように、第１通信部５１と、第２通信部５２と、ＧＰＳ通信部５３と、入力部５４と、表示部５５と、μＣＯＭ５６と、を備えている。第１通信部５１は、インターネット通信網８に接続するための通信部である。第２通信部５２は、通信端末６とＢＴ通信を行うための通信部である。ＧＰＳ通信部５３は、周知のように複数のＧＰＳ（Global Positioning System）衛星から発信される電波を受信して、現在位置を求めて後述するμＣＯＭ５６に出力する。

入力部５４は、電池残量計１１や、走行センサ１２に接続され、電池残量情報や走行距離情報が入力される。表示部５５には、運行計画に従って運転者に次の作業場所、作業内容などが表示される。μＣＯＭ５６は、例えばＲＡＭやＲＯＭなどのメモリに格納されたプログラムに従って動作するＣＰＵで構成され、車載器５全体の制御を司る。μＣＯＭ５６は、サーバ４と通信して、運行計画を受信したり、予約した充電装置２の認証キーを受信したりする。

通信端末６は、例えばタブレットやスマートフォンなどから構成されている。通信端末６は、車載器５とＢＴ通信可能に設けられ、車載器５から予約した充電装置２の認証キーを受信する。また、通信端末６は、充電装置２とＢＴ通信可能に設けられ、認証キーを充電装置２に送信する。なお、本実施形態では、通信端末６を利用して、充電装置２に認証キーを送信する例について説明するが、これに限ったものではない。通信端末６は、必須ではなく、車載器５から直接、充電装置２に認証キーを送信するようにしてもよい。

次に、上述した構成の充電予約システム１の動作について図５を参照して説明する。まず、運送会社のオペレータ９が、依頼主１０からの荷物情報に従って、運行計画を立てて、端末３に入力する。端末３は、運行計画が入力されると、入力された運行計画をサーバ４に送信する。サーバ４のμＣＯＭ５６（以下、単に「サーバ４」と略記）は、運行計画取得部として機能し、端末３から運行計画を受信して、取得する（Ｓ１１）。

また、車載器５は、運行が開始すると、サーバ４に定期的に電池残量情報、電費情報、充電実績情報、位置情報を送信する。電池残量情報は、電動車両７の電池の残量を計測する電池残量計１１から入力した情報である。電費情報は、電池残量計１１から入力した電池残量と、走行センサ１２から入力した走行距離情報と、から車載器５が算出した単位距離走行当たりの電池消費量を示す情報である。本実施形態では、車載器５は、前回の充電から現在までの電費情報を逐次算出する。充電実績情報は、前回充電した日時を示す情報である。位置情報は、ＧＰＳ通信部５３から入力される情報である。

サーバ４は、電池残量取得部、位置取得部として機能し、車載器５から上述した電池残量情報、電費情報、充電実績情報、位置情報を受信して、取得する（Ｓ１２）。次に、サーバ４は、情報取得部として機能し、インターネット通信網８経由で道路の混雑状況や事故などの道路情報と、天候情報と、を取得する（Ｓ１３）。

次に、サーバ４は、予約部として機能し、取得した運行計画、電池残量情報、電費情報、充電実績情報、位置情報、道路情報、天候情報に基づいて、運行計画に定められた作業場所又は作業場所から次の作業場所への移動ルート上にある充電装置２の時間帯予約を行う（Ｓ１４）。

Ｓ１４について詳しく説明する。サーバ４は、充電装置管理部として機能し、ＤＢ４２に登録した充電装置２の場所、予約情報を含む管理情報を格納して、管理している。

今、図２に示すような運行計画が端末３から入力された場合について説明する。サーバ４は、電池残量情報が所定値以下になると、次の作業場所に設置してある充電装置２を当該次の作業場所での作業時間内で予約する。例えば、サーバ４は、出庫時点で電池残量情報が所定値以下であれば、図６に示すように、次の作業場所であるＡ工場に設置された充電装置２をＡ工場での作業時間（積み込み時間１回目：９：００－１０：００）に予約する。サーバ４は、ＤＢ４２に格納されている充電装置２の予約情報に基づいて、指定した時間帯に、指定した充電装置２が空いていれば、予約を確定して、予約情報を予約済みに更新する。

また、サーバ４は、電動車両７の運転中（例えば、Ａ工場からＢ倉庫に移動した後、再びＡ工場に戻る途中）に電池残量情報が所定値以下になると、次の作業場所であるＡ工場まで走行できるか判定する。詳しく説明すると、サーバ４は、取得した電費情報、充電実績情報、位置情報、天候情報、道路情報に基づいて、Ａ工場まで走行できるか判定する。走行できると判定した場合、サーバ４は、次の作業場所であるＡ工場に設置された充電装置２を、次の作業時間である１４：００－１５：００の間に予約できるか確認する。予約できればサーバ４は、予約を確定して、予約情報を予約済みに更新する。

一方、サーバ４が、Ａ工場まで走行できないと判定した場合、または、Ａ工場に設置された充電装置２を予約できない場合、現在位置からＡ工場までの移動ルート上にある充電装置２の予約を行う。このとき、サーバ４は、Ｂ倉庫での作業時間（１１：００－１２：００）から次の作業場所であるＡ工場での作業時間（１４：００－１５：００）までの間（１２：００－１４：００）の時間帯で充電装置２を予約する。サーバ４は、運行計画に休憩時間があればその休憩時間（１２：００－１３：００）で充電できる移動ルート上の充電装置２を検索し、検索した充電装置２を休憩時間（１２：００－１３：００）で予約する。サーバ４は、運行計画に休憩時間がなければ、移動ルート上の充電装置２を次のＡ工場の作業時間に間に合う時間だけ予約する。

また、サーバ４は、電動車両７の運転中（例えば、Ａ工場からＢ倉庫に移動した後、再びＡ工場に戻る途中）、位置情報に基づいて、次の作業場所であるＡ工場への到着時間がＡ工場での作業時間（１４：００－）よりも早いと判定した場合、Ａ工場までの移動ルート上にある充電装置２の予約を行うようにしてもよい。移動ルート上にある充電装置２としては、Ａ工場内にあるバース以外の敷地に設置された充電装置２でもよい。

次に、サーバ４は、充電装置２を予約すると、図５に示すように、予約した充電装置２の認証キーを車載器５宛てに送信する（Ｓ１５）。車載器５は、認証キーを受信し（Ｓ２１）、受信した認証キーをＢＴ通信により通信端末６に送信する（Ｓ２２）。認証キーは、予約開始時間になると通信端末６から充電装置２にＢＴ通信により送信できるようになっている。また、認証キーは、予約終了時間が過ぎると消滅するようになっている。これにより、予約開始時間から予約終了時間の間だけ、通信端末６から充電装置２に認証キーを送信して、充電装置２で充電できるようになる。

また、サーバ４は、図７に示すように、予約した充電装置２での充電を運行計画に追加して修正し（Ｓ１６）、修正した運行計画を車載器５に送信した後（Ｓ１７）、Ｓ１２に戻る。車載器５は、修正後の運行計画を受信する（Ｓ２４）。なお、サーバ４は、移動ルート上にある充電装置２を予約した場合は、予約した時間で休憩するように運行計画を修正する。

車載器５は、表示部５５に受信した運行計画を表示したり、運行計画に従って例えば運行計画により次のＡ工場での積み込みにて充電をしてください」や「営業終了後に社内充電装置で充電をしてください」などのアナウンスを表示したりする。

上述した充電予約システム１によれば、サーバ４が、管理情報に基づいて、運行計画に定められた作業場所又は作業場所から次の作業場所への移動ルート上にある充電装置の時間帯予約を行う。これにより、運転者が運行計画通り運行しながら充電することができる。

上述した充電予約システム１によれば、サーバ４は、作業場所にある充電装置２を当該作業場所での作業時間内で予約する、又は、移動ルート上にある充電装置２を作業場所での作業時間から次の作業場所での作業時間までの間の時間帯で予約する。これにより、より精度よく、運転者が行計画通りに運行することができる。

また、上述した充電予約システム１によれば、サーバ４が、予約した充電装置２での充電を運行計画に追加する。これにより、運転者が運行計画に従って充電することができる。

また、上述した充電予約システム１によれば、サーバ４は、道路情報、天候情報の何れか１つに応じた時間帯に充電装置の予約を行う。これにより、より精度よく、運転者が行計画通りに運行することができる。

また、上述した充電予約システム１によれば、サーバ４は、電池残量に基づいて充電装置の予約を行う。これにより、電池容量がなくなる前に充電することができる。

また、上述した充電予約システム１によれば、サーバ４は、電動車両７の位置情報に基づいて、次の作業場所への到着時間が、次の作業場所での作業時間よりも早いと判定した場合、次の作業場所への移動ルート上の充電装置２を時間帯予約する。これにより、次の作業場所までの待機時間を充電時間に充てることができる。

なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。

上述した実施形態によれば、サーバ４は、電池残量が減ったときに次の作業場所に設置された充電装置２を予約していたが、これに限ったものではない。サーバ４は、電池残量に関係なく、運行計画に示された全ての作業場所に設置された充電装置２の作業時間での予約を行うようにしてもよい。

また、上述した実施形態によれば、一つのサーバ４で充電装置２の予約管理と、予約を行っていたいが、これに限ったものではない。予約管理を行なうサーバと、予約を行うサーバと、を別々に設けてもよい。

また、上述した実施形態によれば、サーバ４は、端末３から運行計画を受信することにより、運行計画を取得していたが、これに限ったものではない。例えば、サーバ４が、端末３から依頼主から聞いた荷物の数量、荷積み場所、荷下ろし場所、荷積み時間、荷下ろし時間の情報を受信し、受信したこれら情報に基づいて運行計画を作成して取得するようにしてもよい。

また、上述した実施形態によれば、車載器５が、サーバ３とインターネット通信網８を介して通信を行い、運行計画や認証キーなどの受信を行っていたが、これに限ったものではない。車載器５、通信端末６の何れか１つ、もしくは双方が、サーバ３とインターネット通信網６を介して通信を行って、運行計画や認証キーなどの受信を行っていればよい。また、車載器５、通信端末６以外の機器が、サーバ３とインターネット通信網６を介して通信を行えるようにしてもよい。

また、サーバ３は、稼働率算出部として機能し、上述した充電装置２の予約情報などを含む管理情報に基づいて、充電装置２の稼働率を算出するようにしてもよい。サーバ３は、提示部として機能し、算出した稼働率を例えば運送会社の端末３に送信する。これにより、運送会社から充電装置２の所有者（依頼主）に対して、稼働率に基づいて充電装置２の拠点もしくはその周辺などへの新たな充電装置の設置などを提案することができる。充電装置２の所有者も、実需に応じた充電装置の検討を行うことができる。また、サーバ３が、充電装置２の所有者の端末（図示せず）に直接、稼働率を送信するようにしてもよい。

ここで、上述した本発明に係る充電予約システムの実施形態の特徴をそれぞれ以下［１］～［７］に簡潔に纏めて列記する。
［１］
電動車両（７）を運転する運転者の作業場所及び作業時間を示す運行計画を取得する運行計画取得部（４）と、
前記電動車両（７）用の充電装置（２）の場所及び前記充電装置（２）の予約状況を含む管理情報を管理する充電装置管理部（４）と、
前記管理情報に基づいて、前記運行計画に定められた前記作業場所又は前記作業場所から次の前記作業場所への移動ルート上にある前記充電装置（２）の時間帯予約を行う予約部（４）と、を備えた、
充電予約システム（１）。
［２］
［１］に記載の充電予約システム（１）において、
前記予約部（４）は、前記作業場所にある前記充電装置（２）を当該作業場所での前記作業時間内で予約する、又は、前記移動ルート上にある前記充電装置（２）を前記作業場所での前記作業時間から次の前記作業場所での前記作業時間までの間の時間帯で予約する、
充電予約システム（１）。
［３］
［１］又は［２］に記載の充電予約システム（１）において、
前記予約部（４）が予約した前記充電装置（２）での充電を前記運行計画に追加する運行計画修正部（４）を備えた、
充電予約システム（１）。
［４］
［１］～［３］何れか１項に記載の充電予約システム（１）において、
道路情報、天候情報の何れか１つを取得する情報取得部（４）をさらに備え、
前記予約部（４）は、前記情報取得部（４）により取得した情報に基づいて前記充電装置（２）の予約を行う、
充電予約システム（１）。
［５］
［１］～［４］何れか１項に記載の充電予約システム（１）において、
前記電動車両（７）の電池残量を取得する電池残量取得部（４）をさらに備え、
前記予約部（４）は、前記電池残量に基づいて前記充電装置（２）の予約を行う、
充電予約システム（１）。
［６］
［１］～［５］何れか１項に記載の充電予約システム（１）において、
前記電動車両（７）の位置情報を取得する位置取得部（４）をさらに備え、
前記予約部（４）は、前記電動車両（７）の位置情報に基づいて、次の前記作業場所への到着時間が、次の前記作業場所での作業時間よりも早いと判定した場合、次の前記作業場所への移動ルート上の前記充電装置（２）を時間帯予約する、
充電予約システム（１）。
［７］
［１］～［６］何れか１項に記載の充電予約システム（１）において、
前記充電装置管理部（４）が管理する前記管理情報に基づいて、前記充電装置（２）の稼働率を算出する稼働率算出部（４）と、
前記稼働率算出部（４）が算出した稼働率を提示する提示部（４）と、を備えた、
充電予約システム（１）。

１充電予約システム
２充電装置
４サーバ（運行計画取得部、充電装置管理部、予約部、運行計画修正部、情報取得部、電池残量取得部、位置取得部、稼働率算出部、提示部）
７電動車両

Claims

電動車両を運転する運転者の作業場所及び作業時間を示す運行計画を取得する運行計画取得部と、
前記電動車両用の充電装置の場所及び前記充電装置の予約状況を含む管理情報を管理する充電装置管理部と、
前記管理情報に基づいて、前記運行計画に定められた前記作業場所又は前記作業場所から次の前記作業場所への移動ルート上にある前記充電装置の時間帯予約を行う予約部と、を備えた、
充電予約システム。
請求項１に記載の充電予約システムにおいて、
前記予約部は、前記作業場所にある前記充電装置を当該作業場所での前記作業時間内で予約する、又は、前記移動ルート上にある前記充電装置を前記作業場所での前記作業時間から次の前記作業場所での前記作業時間までの間の時間帯で予約する、
充電予約システム。
請求項１又は２に記載の充電予約システムにおいて、
前記予約部が予約した前記充電装置での充電を前記運行計画に追加する運行計画修正部を備えた、
充電予約システム。
請求項１～３何れか１項に記載の充電予約システムにおいて、
道路情報、天候情報の何れか１つを取得する情報取得部をさらに備え、
前記予約部は、前記情報取得部により取得した情報に基づいて前記充電装置の予約を行う、
充電予約システム。
請求項１～４何れか１項に記載の充電予約システムにおいて、
前記電動車両の電池残量を取得する電池残量取得部をさらに備え、
前記予約部は、前記電池残量に基づいて前記充電装置の予約を行う、
充電予約システム。
請求項１～５何れか１項に記載の充電予約システムにおいて、
前記電動車両の位置情報を取得する位置取得部をさらに備え、
前記予約部は、前記電動車両の位置情報に基づいて、次の前記作業場所への到着時間が、次の前記作業場所での作業時間よりも早いと判定した場合、次の前記作業場所への移動ルート上の前記充電装置を時間帯予約する、
充電予約システム。
請求項１～６何れか１項に記載の充電予約システムにおいて、
前記充電装置管理部が管理する前記管理情報に基づいて、前記充電装置の稼働率を算出する稼働率算出部と、
前記稼働率算出部が算出した稼働率を提示する提示部と、を備えた、
充電予約システム。