JP2022062586A - 換気フード - Google Patents
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Abstract
【課題】焜炉の上方に電子レンジ等の筺体が設けられているキッチンにおいて、換気フードの捕集効率を従来よりも向上させ、油煙等の可及的に全てを捕集できるようにする。【解決手段】加熱調理器101の上方に設けられており、下面に空気吸入口10aを有する筺体10と、筺体10内に設けられており、空気吸入口10aに空気を導く送風機20と、筺体10の下方に設けられており、筺体10の下面との間で流路Lを形成するパネル30と、を備え、送風機20が動作することにより、流路Lの上流側開口Laの前方に負圧が発生するように、パネル30を配置した。【選択図】図1
Description
本発明は、換気フードに関するものである。
焜炉の上方には調理中の熱気、蒸気、油煙、臭気等(以下、本明細書ではこれらを代表して油煙等という)を換気するための換気フードが設けられている。
ところで、昨今のキッチンとしては、焜炉の上方に例えば電子レンジ等の別の調理器が配置されているものがある。
かかるキッチンの換気フードとしては、電子レンジの筺体の下面に設けられた空気吸入口と、例えば筐体内に設けられたファンとを備え、ファンを動作させることによって油煙等を空気吸入口に誘引し、筐体内を通過させて排気するように構成されたものがある。
このような構成において、筺体内には調理室としてのスペースをできるだけ大きくしたり、制御機器等を配置するスペースを確保したりする必要があり、油煙等の流路が狭くなり、十分な吸入風量を得ることが難しい。
ファンの回転数を増加させることで吸入風量の増大を図ることが考えられるが、上述したように筐体内の流路が狭いため、実際のところは吸入風量を効率的に向上させることは難しく、それどころか消費電力や騒音が大きくなるといった別の問題が生じる。
これに対して、換気フードの捕集効率の向上を図るべく、特許文献1に示すように、筺体の下面との間で流路を形成するパネルを備えたものがある。
しかしながら、油煙等がパネルの真下で生じているのであれば、その油煙等をパネルと筺体の下面との間の流路に誘引できるものの、例えば調理中の鍋等がパネルよりも手前側にある場合など、油煙等がパネルよりも外側に舞い上がると、その一部は捕集されることなく室内に拡散されてしまい、室内環境の快適性が損なわれる。
そこで、本発明は、上述した問題を一挙に解決するべくなされたものであり、焜炉の上方に電子レンジ等が設けられているキッチンにおいて、換気フードの捕集効率を従来よりも向上させ、油煙等を可及的に全て捕集できるようにすることをその主たる課題とするものである。
すなわち本発明に係る換気フードは、加熱調理器の上方に設けられており、下面に空気吸入口を有する筺体と、前記筺体内に設けられており、前記空気吸入口に空気を導く送風機と、前記筺体の下方に設けられており、前記筺体の前記下面との間で流路を形成するパネルと、を備え、前記送風機が動作することにより、前記流路の上流側開口の前方に負圧が発生するように、前記パネルが配置されていることを特徴とするものである。
なお、ここでいう「上流側開口の前方」とは、上流側開口が手前側を向いていれば、その上流側開口よりもさらに手前側の空間であり、上流側開口が側方を向いていれば、その上流側開口よりもさらに側方の空間である。
なお、ここでいう「上流側開口の前方」とは、上流側開口が手前側を向いていれば、その上流側開口よりもさらに手前側の空間であり、上流側開口が側方を向いていれば、その上流側開口よりもさらに側方の空間である。
このように構成された換気フードによれば、パネルが、流路の上流側開口の前方に負圧が発生するように配置されているので、油煙等がパネルよりも外側に舞い上がったとしても、その油煙等を負圧によって流路に引き込むことができ、焜炉の上方に筺体が設けられたキッチンにおいても油煙等を可及的に全て捕集することが可能となる。
可及的に全ての油煙等を捕集するための負圧を生じさせるためには、前記筺体の下面から前記パネルの上面までの高さ方向に沿った距離が、100mm以下であり、とくに50mm以下であることが好ましい。
なお、具体的な実験データについては、後述する。
なお、具体的な実験データについては、後述する。
パネルが筺体の前面よりも手前側に位置していると、パネルが調理の妨げとなり得る。
そこで、パネルにより調理が妨げられることなく、上述した負圧を生じさせるためには、前記パネルの先端部が前記筺体の前面よりも前側に位置している構成において、前記筺体の前面から前記パネルの先端部までの前後方向に沿った距離が、100mm以下であることが好ましい。
このような構成であれば、パネルが調理の妨げになることなく、油煙等の捕集効率を向上させることができる。
そこで、パネルにより調理が妨げられることなく、上述した負圧を生じさせるためには、前記パネルの先端部が前記筺体の前面よりも前側に位置している構成において、前記筺体の前面から前記パネルの先端部までの前後方向に沿った距離が、100mm以下であることが好ましい。
このような構成であれば、パネルが調理の妨げになることなく、油煙等の捕集効率を向上させることができる。
可及的に全ての油煙等を捕集するための負圧を生じさせるためには、前記パネルの先端部が前記筺体の前面よりも後側に位置している構成において、前記筺体の前面から前記パネルの先端部までの前後方向に沿った距離が、100mm以下であることが好ましい。
なお、具体的な実験データについては、後述する。
なお、具体的な実験データについては、後述する。
前記流路の上流側開口に消費者の指等が侵入するのを防止しつつ、空気の吸込みを可能とするためには、前記流路の上流側開口に格子状のグリルが設けられていることが好ましい。
前記筺体が、前記空気吸入口から吸入した空気を室内に流出する空気流出口を有しており、前記空気吸入口と前記空気流出口とを連通する流路に脱臭部が設けられていることが好ましい。
このような構成であれば、油煙等の臭いによって室内環境の快適性を損なうことなく、捕集した空気を循環させることができる。
このような構成であれば、油煙等の臭いによって室内環境の快適性を損なうことなく、捕集した空気を循環させることができる。
また、別の具体的な実施態様としては、前記流路の上流側開口が、前記筺体の前面に設けられている構成も挙げることができる。
より具体的な実施態様としては、前記筺体が前記加熱調理器とは別の調理器を構成するものである態様を挙げることができる。
本発明に係る作用効果がより顕著に発揮される態様としては、前記調理器が、前記筺体に設けられたタッチパネルを挙げることが好ましい。
このような構成であれば、本発明による油煙等の捕集効率の向上効果により、タッチパネルの操作性が損なわれることを防ぐことができる。
このような構成であれば、本発明による油煙等の捕集効率の向上効果により、タッチパネルの操作性が損なわれることを防ぐことができる。
また、本発明に係る作用効果がより顕著に発揮される別の態様としては、前記調理器が、音声認識機能を備えている態様を挙げることができる。
これならば、本発明による油煙等の捕集効率の向上効果により、例えば送風機として小型なモータのものを用いたり、送風機の回転数を落としたりしても、油煙等を可及的に全て捕集することができるので、従来よりも騒音を低減することが可能となり、音声認識機能を担保することができる。
これならば、本発明による油煙等の捕集効率の向上効果により、例えば送風機として小型なモータのものを用いたり、送風機の回転数を落としたりしても、油煙等を可及的に全て捕集することができるので、従来よりも騒音を低減することが可能となり、音声認識機能を担保することができる。
このように構成した本発明によれば、焜炉の上方に筺体が設けられているキッチンにおいて、換気フードの捕集効率を従来よりも向上させることができ、ひいては油煙等を可及的に全て捕集することができる。
以下に本発明に係る換気フードの一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る換気フード100は、図1に示すように、加熱調理器たる焜炉101の上方に設けられており、調理中に発生する油煙等を換気するためのものである。
なお、焜炉101は、天面に食料等を収容する鍋やフライパン等の加熱対象物が載置される加熱部Hを備えている。加熱部Hは、1つであってもよいし、複数設けられていてもよい。また、加熱方法はガス、電気ヒーター、電磁誘導加熱装置などであってもよい。この実施形態では複数の加熱部Hが設けられており、少なくとも1つの加熱部Hは、換気フード100よりも手前側に位置している。
また、この実施形態では、焜炉101の上方に電子レンジ102が設けられている。電子レンジ102の構成や機能は特に限定されるものではないが、その一例としては、例えば電子レンジ102の種々の動作を制御するためのタッチパネルが前面等に設けられたものや、音声認識機能を備えたものを挙げることができる。なお、必ずしも焜炉101の上方に電子レンジ102が設けられている必要はなく、別の調理器が設けられていても良い。
本実施形態の換気フード100は、図1に示すように、焜炉101の上方に設けられた筺体10と、筺体10内に設けられた送風機20と、筺体10の下方に設けられたパネル30と、を備えている。
筺体10は、図1及び図2に示すように、ここでは上述した電子レンジ102の調理室を構成するものであり、その下面に空気吸入口10aが形成されるとともに、例えば天面背部に空気流出口10bが形成されている。この筺体10の内部には、空気吸入口10a及び空気流出口10bを連通する内部流路10cが形成されており、ここでの内部流路10cは、調理室や筺体10内に設けられた制御機器(不図示)等を避けて形成されている。
送風機20は、図1に示すように、筺体10の内部流路10cに設けられており、モータを動力源とするものである。そして、この送風機20が動作することにより、調理中の油煙等が上述した空気吸入口10aに導かれて吸入され、筺体10の内部流路10cを通過して空気流出口10bから排気される。なお、ここでは空気流出口10bにダクト部材Tが接続されており、油煙等がダクト部材Tを介して室外に排気されるようにしてある。
パネル30は、図1及び図2に示すように、筺体10の下面との間で油煙等が流れる流路Lを形成するものであり、例えば平板状のものである。このパネル30は、筐体から脱着可能な構造を有し、少なくとも上述した空気吸入口10aに対面するように設けられており、ここでは図2に示すように、筺体10の下面に設けられた照明部10dを覆わない形状としてある。ただし、パネル30の形状はこれに限らず、例えば矩形状、円形状、多角形状など種々の形状に変更して構わない。
パネル30の上面と筺体10の下面との間に形成された流路Lは、図2及び図3に示すように、手前側、右側、左側、及び後側それぞれから油煙等が流入するように構成されており、流入した油煙等を上述した空気吸入口10aに導くものである。すなわち、この流路Lは、上流側開口Laが四方それぞれに向かって開口しており、下流側が空気吸入口10aに連通している。
なお、本実施形態では、図3に示すように、手前側に向かって開口する上流側開口Laに消費者の指等が侵入するのを防止するべく、この上流側開口Laに格子状のグリル40が設けられている。ただし、このグリル40は脱着が可能であり、例えば上流側開口Laの位置が高く、安全性が担保されている場合などであれば、グリル40を取り外しても構わない。
然して、本実施形態のパネル30は、上述した送風機20が動作することにより、流路Lの上流側開口Laの前方に負圧が発生するように、パネル30が配置されている。
なお、ここでいう「上流側開口Laの前方」とは、手前側を向いて開口する上流側開口Laに対しては、さらに手前側の空間であり、側方を向いて開口する上流側開口Laに対しては、さらにその側方の空間である。
なお、ここでいう「上流側開口Laの前方」とは、手前側を向いて開口する上流側開口Laに対しては、さらに手前側の空間であり、側方を向いて開口する上流側開口Laに対しては、さらにその側方の空間である。
ここで、図4に示すグラフは、筺体10の前面からパネル30の先端部までの前後方向に沿った距離Xと、排気漏れ改善率との相関を示したものである。
なお、排気漏れ改善率とは、換気フード100をオンした場合の前面からの漏れ量Zonと、換気フード100をオフした場合の前面からの漏れ量Zoffとの比率であり、より具体的には下記の算出式により算出される。
排気漏れ改善率[%]=(1-Xon/Xoff)×100
ここで、漏れ量Zon、Zoffは、図5に示すように、例えば焜炉101の上方から平面状のレーザ光LSを射出するとともに、その平面状のレーザ光LSを通過する油煙等を撮影し、その画像を解析することにより得られるものである。
なお、排気漏れ改善率とは、換気フード100をオンした場合の前面からの漏れ量Zonと、換気フード100をオフした場合の前面からの漏れ量Zoffとの比率であり、より具体的には下記の算出式により算出される。
排気漏れ改善率[%]=(1-Xon/Xoff)×100
ここで、漏れ量Zon、Zoffは、図5に示すように、例えば焜炉101の上方から平面状のレーザ光LSを射出するとともに、その平面状のレーザ光LSを通過する油煙等を撮影し、その画像を解析することにより得られるものである。
図4に示すグラフの相関から分かるように、パネル30の先端部が筺体10の前面よりも後側に位置している構成においては、距離Xが100mmを超える場合、更に、パネル30の先端部が筺体10の前面よりも前側に位置している構成においては、距離Xが-100mmを超える場合において、排気漏れ改善率が低減し、50%を下回る。これは、図6(a)に示すように、パネル30の先端部が筺体10の前面よりも後側に位置している構成においては、距離Xが大きくなればなるほど、油煙等を吸引するための負圧域が下方に移動してしまうため、排気漏れが発生してしまう。また、パネル30の先端部が筺体10の前面よりも前側に位置している構成においては、同図6(b)に示すように、パネルに衝突させた油煙等を迂回させて吸引するが、低圧域から外れた領域については排気漏れが発生してしまうことが要因である。
このことから、パネル30の先端部が筺体10の前面よりも後側に位置している本実施形態の構成においては、距離Xを100mm以下にしてあり、具体的には距離Xを0mm、すなわち筺体10の前面とパネル30の前面とを同一面状にしてある。これにより、少なくとも図6(c)に示すように、上流側開口Laの手前に発生させる負圧により、煙を迂回させて吸引漏れを抑制することができ、上述したように距離Xを0mmにすることで、図6(d)に示すように、高速吸引によって吸引漏れをより抑制することができる。
このことから、パネル30の先端部が筺体10の前面よりも後側に位置している本実施形態の構成においては、距離Xを100mm以下にしてあり、具体的には距離Xを0mm、すなわち筺体10の前面とパネル30の前面とを同一面状にしてある。これにより、少なくとも図6(c)に示すように、上流側開口Laの手前に発生させる負圧により、煙を迂回させて吸引漏れを抑制することができ、上述したように距離Xを0mmにすることで、図6(d)に示すように、高速吸引によって吸引漏れをより抑制することができる。
また、パネル30の先端部が筺体10の前面よりも前側に位置している構成においては、距離Xが100mmを超えると上述したとおり排気漏れが発生し、しかもパネル30が調理の妨げとなる。このことから、パネル30の先端部が筺体10の前面よりも前側に位置している構成においては、距離Xが100mm以下であることが好ましい。
次に、図7に示すグラフは、パネル30の上面から筺体10の下面までの高さ方向に沿った距離Yと、吸入風速との相関を示したものである。
この相関から分かるように、距離Yが100mm以上の場合、プレートなしの吸入風速と同等となり、負圧形成が困難な状況となる。一方、プレートとの距離Yが100mmから小さくなるにつれて吸入風速が増大して、流路Lの上流側開口Laの前方に負圧が発生する。
そこで、本実施形態では、距離Yを100mm以下、好ましくは50mm以下にしてある。
そこで、本実施形態では、距離Yを100mm以下、好ましくは50mm以下にしてある。
このように構成された換気フード100によれば、パネル30が、流路Lの上流側開口Laの前方に負圧が発生するように配置されているので、油煙等がパネル30よりも外側に舞い上がったとしても、その油煙等を負圧によって流路Lに引き込むことができ、焜炉101の上方に筺体10が設けられたキッチンにおいても可及的に全ての油煙等を捕集することが可能となる。
筺体10の前面からパネル30の先端部までの前後方向に沿った距離Xが、-80mm~20mmすることで、図4に示すように、80%以上の排気漏れ改善率を担保することができ、特に本実施形態では、距離Xを0mmにしているので、90%以上の排気漏れ改善率を担保することができている。
なお、本発明は、前記実施形態に限られるものではない。
例えば、前記実施形態の換気フード100は、距離Xが100mm以下であり、且つ、距離Yが100mm以下であったが、本発明に係る換気フード100としては、距離Xが100mm以下、或いは、距離Yが100mm以上のものであっても良い。
また、前記実施形態では、油煙等を室外に排出するように構成されていたが、図8に示すように、空気吸入口10aと空気流出口10bとを連通する流路Lに脱臭部50が設けられており、吸入した油煙等を脱臭して室内に戻すように構成されていてもよい。
さらに、図9に示すように、パネル30の上面と筺体10の下面との間で形成された流路Lが、筺体10内にまで延びており、その流路Lの上流側開口Laが、筺体10の前面に形成されていても良い。
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
100・・・換気フード
101・・・焜炉
H ・・・加熱部
102・・・電子レンジ
10 ・・・筺体
10a・・・空気吸入口
10b・・・空気流出口
10c・・・内部流路
10d・・・照明部
20 ・・・送風機
30 ・・・パネル
L ・・・流路
La ・・・上流側開口
T ・・・ダクト部材
40 ・・・グリル
LS ・・・レーザ光
50 ・・・脱臭部
101・・・焜炉
H ・・・加熱部
102・・・電子レンジ
10 ・・・筺体
10a・・・空気吸入口
10b・・・空気流出口
10c・・・内部流路
10d・・・照明部
20 ・・・送風機
30 ・・・パネル
L ・・・流路
La ・・・上流側開口
T ・・・ダクト部材
40 ・・・グリル
LS ・・・レーザ光
50 ・・・脱臭部
Claims (10)
- 加熱調理器の上方に設けられており、下面に空気吸入口を有する筺体と、
前記筺体内に設けられており、前記空気吸入口に空気を導く送風機と、
前記筺体の下方に設けられており、前記筺体の前記下面との間で流路を形成するパネルと、を備え、
前記送風機が動作することにより、前記流路の上流側開口の前方に負圧が発生するように、前記パネルが配置されていることを特徴とする換気フード。 - 前記筺体の下面から前記パネルの上面までの高さ方向に沿った距離が、100mm以下であることを特徴とする請求項1記載の換気フード。
- 前記パネルの先端部が前記筺体の前面よりも前側に位置している構成において、前記筺体の前面から前記パネルの先端部までの前後方向に沿った距離が、100mm以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の換気フード。
- 前記パネルの先端部が前記筺体の前面よりも後側に位置している構成において、前記筺体の前面から前記パネルの先端部までの前後方向に沿った距離が、100mm以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の換気フード。
- 前記流路の上流側開口に格子状のグリルが設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のうち何れか一項に記載の換気フード。
- 前記筺体が、前記空気吸入口から吸入した空気を室内に流出する空気流出口を有しており、
前記空気吸入口と前記空気流出口とを連通する流路に脱臭部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のうち何れか一項に記載の換気フード。 - 前記流路の上流側開口が、前記筺体の前面に設けられている、請求項1乃至6のうち何れか一項に記載の換気フード。
- 前記筺体が前記加熱調理器とは別の調理器を構成するものである、請求項1乃至7のうち何れか一項に記載の換気フード。
- 前記調理器が、前記筺体に設けられたタッチパネルを備えていることを特徴とする請求項1乃至8のうち何れか一項に記載の換気フード。
- 前記調理器が、音声認識機能を備えていることを特徴とする請求項8又は9記載の換気フード。
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ID=81211089
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- 2020-10-08 JP JP2020170703A patent/JP2022062586A/ja active Pending
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Publication number | Publication date |
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