JP2022055662A - リニアアクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ストッパ位置を容易に調整できるリニアアクチュエータの提供。【解決手段】リニアアクチュエータ100は、第1ねじ部が設けられ、回転可能に支持されている回転軸31と、第1ねじ部にねじ嵌合する第2ねじ部が設けられ、回転軸31と同軸、かつ回転不能に支持されている往復動軸60と、を備え、往復動軸60は、回転軸31の回転に伴って回転軸方向に移動し、回転軸31は、往復動軸60に当接して往復動軸60の移動を止めるストッパ50を有し、ストッパ50は、回転軸31に平行に設けられ、かつ、往復動軸60に当接するストッパ当接面を含んでいる。【選択図】図1

Description

本発明は、リニアアクチュエータに関し、特に新規なストッパ構造を有するリニアアクチュエータに関する。
従来、特許文献1に記載されているようなリニアアクチュエータが利用されている。特許文献1に記載されているリニアアクチュエータでは、外周面にねじ溝が設けられている回転軸と、中空円筒状に形成され、内周面にねじ溝が設けられている往復動軸とを備えている。回転軸は回転可能に、往復動軸は回転不能かつ長手方向に直線移動可能なように、それぞれ支持されている。回転軸は、回転軸と往復動軸とのねじ溝をはめ合わせて、往復動軸の中空内部に挿入されている。回転軸と往復動軸とにより、ねじ送り機構が構成されている。
このように構成されているリニアアクチュエータは、モータにより回転軸が回されると、互いにはめ合うねじ溝の作用により、往復動軸が長手方向に直線移動する。それにより、往復動軸の端部に接続されている機器が直線方向に駆動される。直線方向の移動範囲の間で直線移動する往復動軸は、移動範囲の両端位置において、備えられたストッパが相手部材に当接して、往復動軸が停止する構造となっている。
特開2018-113729号公報
往復動軸の移動ストロークの両端位置に対応して、リニアアクチュエータに接続される機器のストローク端の位置も必然的に決定される。例えば、航空機のラダートリム装置では、接続されたペダル装置の初期位置、及びフルストローク位置は、リニアアクチュエータの往復動軸の位置に対応して必然的に決まるが、必ずしも最適なペダル位置とはならない。従来例のような往復動軸の移動直線方向に垂直な部位同士の当接によるストッパ構造だと、ペダル位置を調整する場合はシムを追加して調整を行っているが、工数がかかるとともに調整が煩わしかった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、ストッパ位置を容易に調整できるリニアアクチュエータを提供することを目的としている。
本発明に係るリニアアクチュエータは、第1ねじ部が設けられ、回転可能に支持されている回転軸と、第1ねじ部にねじ嵌合する第2ねじ部が設けられ、回転軸と同軸、かつ回転不能に支持されている往復動軸と、を備え、往復動軸は、回転軸の回転に伴って回転軸方向に移動するリニアアクチュエータにおいて、回転軸は、往復動軸に当接して往復動軸の移動を止めるストッパを有し、ストッパは、回転軸に平行に設けられ、かつ、往復動軸に当接する当接面を含んでいる。
本発明によれば、回転軸に平行に設けられ、かつ、往復動軸に当接する当接面を含んでいるストッパにより、当接面の回転方向角度位置を容易に調整することができる。
本発明の実施の形態に係るリニアアクチュエータの正面断面図である。 図1におけるA-A断面を示す断面図である。 図2におけるC-C断面を示す断面図である。 図1の駆動軸を示す斜視図である。 図4において、第1軸部材が省略された状態を示すG部拡大図である。 図4の回転軸を示す正面断面図である。 図1の往復動軸を示す正面断面図である。 図7の第2軸部材を示す正面図である。 図8におけるD-D断面を示す断面図である。 図8の第2軸部材を示す左側面図である。 図7の第3軸部材を示す正面図である。 図11のE-E断面を示す断面図である。 図11の第3軸部材を示す左側面図である。 図5のストッパを示す斜視図である。 図5のストッパを示す正面図である。 図15のF-F断面を示す断面図である。 図15の第3軸部材を示す左側面図である。
実施の形態
図1~図3を参照して、本発明の実施の形態に係るリニアアクチュエータ100を説明する。図1は、リニアアクチュエータ100に設けられた駆動軸30の中心軸X-Xに平行な断面による正面断面図である。図2は、図1におけるA-A断面を示す断面図である。図3は、図2において、モータ20、及び、第1ギア23~第6ギア27のそれぞれの中心軸を通るC-C断面を示す断面図である。なお、図1は、図2におけるB-B断面を示す断面図である。
まず、リニアアクチュエータ100の全体構造を説明する。リニアアクチュエータ100は、ハウジング10と、モータ20と、第1ギア23~第6ギア27と、駆動軸30とから構成されている。また、駆動軸30には、図示しない機器と接続するための部材である、連結部材17が設けられている。
前記ハウジング10は、モータ20等の装置を内部に収容する筐体である。ハウジング10は、中空の直方体形状である第1ハウジング11と、第1ハウジング11に取り付けられている第2ハウジング15とを有している。ハウジング10は、金属で形成されている。第1ハウジング11は、一端部12と、他端部13とを有している。第1ハウジング11の中央部付近には、一端部12と、他端部13とを結ぶ直線方向と平行に、一端部12と他端部13との間のほぼ全体にわたって、筒状の軸収容部14が第1ハウジング11と一体的に設けられている。軸収容部14には、後述する駆動軸30が挿入されている。軸収容部14の内周面は、後述する、往復動軸60の外周面に形成されている山谷形状(凹凸形状)に対応した形状に形成されている。
前記第2ハウジング15は、平板状、かつ、一方面に第1連結部16を有して形成されている。第2ハウジング15は、第1ハウジング11の一端部12側に取り付けられている。第1連結部16は、リニアアクチュエータ100の一方の端部を他の機器に接続するための穴を含んで形成されている接続部分である。第1連結部16は、第2ハウジング15の一面に設けられており、かつ、第2ハウジング15に一体的に形成されている。
図2~図3を参照しながら、モータ20と、各ギア類を説明する。モータ20は、先端にギアが設けられているモータ回転軸21を有している。モータ回転軸21は第1ギア23に噛み合っており、モータ20の回転力が伝達される。第1ギア23~第6ギア27の各ギアは、第1ギア23と第2ギア24、第2ギア24と第3ギア40、第3ギア40と第4ギア25、第4ギア25と第5ギア26、第5ギア26と第6ギア27が、それぞれ噛み合っている。第3ギア40は、駆動軸30が有する回転軸31に取り付けられている。また、第4ギア25、第5ギア26、及び、第6ギア27を介して伝えられた回転力は、ハウジング10内に設けられている1つ以上のポテンショメータ29に伝達される。ポテンショメータ29は、回転軸31の回転角度位置を検出する。
前記リニアアクチュエータ100は、航空機のラダーを操作するラダートリム装置の駆動機構の一部として機体内に装着される。リニアアクチュエータ100は、ハウジング10に設けられた第1連結部16と、リニアアクチュエータ100の第1連結部16に対し反対側の端部に設けられている連結部材17が有する第2連結部18とが、それぞれ機体の一部と、図示しない他の機器とに連結される。
図4には、駆動軸30の斜視図が示されている。駆動軸30は、モータ20により駆動され、リニアアクチュエータ100に接続された図示しない機器を制御する部材である。駆動軸30は、回転軸31と、往復動軸60とを有する。回転軸31は、一端部32に第3ギア40を有し、他端部34に2つの同じストッパ50、50を有している。往復動軸60は、筒状の第1軸部材61と、第1軸部材61の一端部62に設けられている筒状の第2軸部材70と、第1軸部材61の他端部63に設けられている第3軸部材90とを有している。また、往復動軸60の第3軸部材90には、図示しない機器と接続するための部材である連結部材17が設けられている。
前記回転軸31の他端部34は、中空の往復動軸60の内部に挿入されている。その状態で、駆動軸30は、ハウジング10の軸収容部14に収容されている。回転軸31は、回転可能に保持されている。また、往復動軸60は、その回転軸方向に移動可能、かつ回転不能に保持されている。後述するように、回転軸31と往復動軸60とは、回転軸31の外周面と、往復動軸60の内周面とに形成された、互いに噛み合うねじ部分で噛み合っており、回転軸31がR方向に回転することに応じて往復動軸60がL方向に往復動する。回転軸31と、往復動軸60とは、いわゆる送りねじ機構を構成している。
図5には、図4のG部拡大図において、第1軸部材61が省略された状態を示している。回転軸31と、回転軸31の他端部34に設けられているストッパ50、50とは、一体的にR方向に回転する。往復動軸60は、軸収容部14に、回転軸31の回転軸方向であるX-X方向に移動可能、かつ回転不能に保持されている。したがって、回転軸31の回転に伴い、往復動軸60を構成する第1軸部材61と、第2軸部材70と、第3軸部材90とは、一体的にL方向に往復移動する。
次に、駆動軸30を構成する回転軸31と往復動軸60とについて説明する。
図6には、回転軸31の断面図であって、中心軸X-Xに沿った面における正面断面図が示されている。回転軸31は、一端部32と、中央部33と、他端部34とを有している。一端部32には、中心にギア固定穴41が設けられた第3ギアが、ギア固定穴41に一端部32が貫通した状態で、キー42により回り止めされて固定されている。中央部33から他端部34の外周面には、第1ねじ部35が形成されている。また、他端部34の外周面には、スプラインが形成された第1スプライン部36が設けられている。
他端部34の外周面には、図14に示されているように、中心穴53が形成された2つの同じストッパ50、50が互いの側面を接した状態で固定されている。ストッパ50の中心穴53の内周面には、図14に示されているように、第1スプライン部36に対応した第2スプライン部57が形成されている。2つのストッパ50、50は、第1スプライン部36に第2スプライン部57を嵌め合わせた状態で、他端部34がそれぞれの中心穴53に貫通して固定されている。他端部34の最端部には、止め輪58を保持するための環状溝が他端部34の外周全周に設けられており、他端部34に把持された2つのストッパ50、50は、止め輪58で抜け止めされている。
図7には、図1と同じ方向に見た往復動軸60の断面図が示されている。往復動軸60は、前述したように、筒状の第1軸部材61と、第1軸部材61の一端部62に設けられている筒状の第2軸部材70と、第1軸部材61の他端部63に設けられている第3軸部材90とを有している。
第1軸部材61は、中心穴64を有する筒状であり、一端部62と、他端部63とを有している。中心穴64の一端部62側の内周面には、第3ねじ部65が形成されている。また、中心穴64の他端部63側の内周面には、第5ねじ部66が形成されている。
図8~図10には、第2軸部材70の正面図、図8のD-D断面図、及び、左側面図がそれぞれ示されている。第2軸部材70は、第1軸部材61の一端部62に固定されている。第2軸部材70は、一端部71と、他端部72と、中心穴73とを有する。また、一端部71側の外周面の全周には、摺動部74が設けられている。図10に明確に示されているように、摺動部74は、複数の山部75と、複数の谷部76とを有している。
前記山部75は、外径が第2軸部材70の他端部72を含む外周面の外径より大きく、第2軸部材70の回転軸方向には一定の長さで形成されている突状部分を構成している。山部75は、一端部71側の外周面の全周に、等間隔で複数設けられている。一方、谷部76は、一端部71側の外周面において、2つの山部75の間に形成されているへこみ状部分である。すなわち、摺動部74は、凸状に形成されている山部75と、山部75の周方向に隣接して形成されている谷部76とが、周方向の全周において、交互に並んで設けられている。
前記第2軸部材70の他端部72側の外周面には、第1軸部材61の第3ねじ部65に対応する第4ねじ部77が形成されている。第2軸部材70は、第4ねじ部77を第3ねじ部65にねじ嵌合させて、第1軸部材61に固定されている。
前記第2軸部材70の他端部72側の端部には、図11に示されている突出側端面99と、第1当接面80を有する突出部79が設けられている。突出部79は、第2軸部材70の他端部72の端面に、第2軸部材70の中心軸方向に突出して形成されている突出部分である。突出部79は、他端部72の端面上の起点から、円周方向において起点から離れるについて、連続して徐々に中心軸方向に突出して形成されている。起点から中心軸周りに約180°の位置、すなわち、起点から円周のほぼ反対側となる位置が、突出部79の突出が最大となる最大突出位置である。突出部79の最大突出位置には、第2軸部材70の中心軸に平行な第1当接面80が設けられている。また、第2軸部材70の他端部72の端面上の、第1当接面80との隣接位置に、第2溝部81が設けられている。第2溝部81は、突出側端面99をえぐるようにへこんで形成されている凹形状部である。
前記第2軸部材70の中心穴73の内周面には、図6に示されている、回転軸31の第1ねじ部35に対応する第2ねじ部78が形成されている。回転軸31と往復動軸60とは、第1ねじ部35を第2ねじ部78にねじ込まれた状態で、駆動軸30が組み立てられている。
往復動軸60が収容されるハウジング10の軸収容部14の内周面は、第2軸部材70の摺動部74の外周面形状に対応する凹凸形状に形成されており、駆動軸30は、第2軸部材70の摺動部74の外周面の山谷形状と、軸収容部14の内周面の凹凸形状とが嵌め合った状態で軸収容部14に収容されている。この嵌め合いにより、往復動軸60は、ハウジング10に対し、回転せず、かつ、回転軸31の中心軸X-X方向に往復移動可能に保持されている。
図11~図13には、第3軸部材90の正面図、図11のE-E断面図、及び、左側面図がそれぞれ示されている。第3軸部材90は、第1軸部材61の他端部63に固定されている。第3軸部材90は、一端部91と、他端部92とを有する。また、第3軸部材90の一端部91側には、突出側端面99と、突出部95と、中心穴93とを有する。突出部95の形状は、第2軸部材70に設けられている突出部79に類似した形状に形成されている。突出部95は、一端部91の突出側端面99上の起点から、円周方向において起点から離れるについて、連続して徐々に中心軸方向に突出して形成されている。起点から中心軸周りに約180°の位置、すなわち、起点から円周上のほぼ反対側となる位置が、突出部95の突出が最大となる最大突出位置である。突出部95の最大突出位置には、第3軸部材90の中心軸に平行な第2被当接面96が設けられている。また、第3軸部材90の一端部91の突出側端面99上の、第1当接面80との隣接位置に、第3溝部97が設けられている。第3溝部97は、突出側端面99をえぐるようにへこんで形成されている凹形状部である。
一端部91の外周面には、第1軸部材61の第5ねじ部66に対応した第6ねじ部94が設けられている。また、他端部92の外周面には、第7ねじ部98が設けられている。第7ねじ部98は、往復動軸60に設けられる連結部材17に対応した形状に形成されている。
図14~図17は、それぞれストッパ50の斜視図、ストッパ50の正面図、図15のF-F断面図、及び、ストッパ50の右側面図である。ストッパ50は、図1、図5~図6に示されているように、回転軸31の他端部34に2つ設けられている。ストッパ50は、平坦面52と、突出面51と、突出部54と、中心穴53とを有するリング形状である。突出部54の形状は、第2軸部材70に設けられている突出部79に類似した形状に形成されている。突出部54は、突出面51上の起点から、円周方向において起点から離れるについて、連続して徐々に中心軸方向に突出して形成されている。起点から中心軸周りに約180°の位置、すなわち、起点から円周上のほぼ反対側となる位置が、突出部54の突出が最大となる最大突出位置である。突出部54の最大突出位置には、ストッパ50の中心軸に平行なストッパ当接面55が設けられている。また、突出面51上の、ストッパ当接面55との隣接位置に、第1溝部56が設けられている。第1溝部56は、突出面51をえぐるようにへこんで形成されている凹形状部である。
ストッパ50の中心穴53の内周面には、回転軸31の第1スプライン部36に対応した第2スプライン部57が設けられている。回転軸31の他端部34には、ストッパ50が、互いの向きを逆にして2つ設けられている。1つ目のストッパ50は、突出部54を回転軸31の一端部32側に向けた状態で、第2スプライン部57を第1スプライン部36に嵌め合わせて、回転軸31の他端部34に差し込まれている。2つ目のストッパ50は、突出部54を回転軸31の他端部34側に向けた状態で、第2スプライン部57を第1スプライン部36に嵌め合わせて、回転軸31の他端部34に差し込まれている。すなわち、2つのストッパ50は、平らな面である平坦面52同士を合わせた状態で、両者の中心穴53に、回転軸31の他端部34が差し込まれて、保持されている。
2つのストッパ50がそれぞれこのような向きに配置されていることで、往復動軸60の両方向のストロークエンドにおいて、ストッパ50が相手部材に適切に当接することができる。回転軸31の一端部32側に向けて突出しているストッパ50の突出部54は、往復動軸60の一方のストロークエンドで、第2軸部材70の突出部79に当接可能である。また、回転軸31の他端部34側に向けて突出しているストッパ50の突出部54は、往復動軸60の他方のストロークエンドで、第3軸部材90の突出部95に当接可能である。また、回転軸31とストッパ50とは、第1スプライン部36と第2スプライン部57との嵌め合いで保持されている。したがって、ストッパ50のスプアインの嵌め合わせ位置を円周方向の任意の位置にすることで、突出部54の最大突出位置を最大360°調整できるので、リニアアクチュエータ100に接続されている機器の制御ストローク端位置を、ストッパ50の1回転分の範囲で調整することができる。
図5を参照しながら、往復動軸60と、ストッパ50との作動について説明する。図5において、ストッパ50は往復動する第2軸部材70と、第3軸部材90との中間に位置している。まず、往復動軸60の突出量が大きくなる場合を説明する。モータ20が一方向に回転すると、回転軸31も回転する。回転軸31の回転に伴い、回転軸31の第1ねじ部35に第2ねじ部78がねじ嵌合している第2軸部材70は、摺動部74が回転不能に保持されているため、回転せずに直線移動し往復動軸60の突出が長くなる。回転軸31と一体的に回転するストッパ50は、第2軸部材70に徐々に接近するとともに、一方のストッパ50の第2軸部材70側の突出部54は、第2軸部材70の突出部79に近づく。往復動軸60のストロークエンドにおいて、回転しながら第2軸部材70に近づいてきたストッパ50の第2軸部材70側のストッパ当接面55が、第2軸部材70の第1被当接面80に当接して、往復動軸60の直線移動が停止する。すなわち、ともに回転軸方向に平行なストッパ当接面55と第1被当接面80とが当接することで、往復動軸60が停止する。
次に、往復動軸60の突出量が小さくなる場合を説明する。基本的な作動は、上記の往復動軸60の突出が長くなる場合に対し、逆の作動である。モータ20が他方向に回転して、回転軸31も回転する。回転軸31の回転に伴い、回転軸31の第1ねじ部35に第2ねじ部78がねじ嵌合している第2軸部材70は、摺動部74が回転不能に保持されているため、回転せずに直線移動し往復動軸60の突出量が小さくなる。回転軸31と一体的に回転するストッパ50は、第3軸部材90に徐々に接近するとともに、一方のストッパ50の第3軸部材90側の突出部54は、第3軸部材90の突出部95に近づく。往復動軸60のストロークエンドにおいて、回転しながら第2軸部材70に近づいてきたストッパ50の第3軸部材90側のストッパ当接面55が、第3軸部材90の第2被当接面96に当接して、往復動軸60の直線移動が停止する。すなわち、ともに回転軸方向に平行なストッパ当接面55と第2被当接面96とが当接することで、往復動軸60が停止する。以上のように作動して、往復動軸60がストローク端で停止する。
本発明に係るリニアアクチュエータ100は、回転軸31と、往復動軸60と、を備え、回転軸31は、往復動軸60に当接して往復動軸60の移動を止めるストッパ50、50を有し、ストッパ50、50は、回転軸31に平行に設けられ、かつ、往復動軸60に当接するストッパ当接面55を含んでいる。
したがって、本発明に係るリニアアクチュエータ100では、ストッパ当接面55は、回転軸31に平行に設けられているので、回転軸31に垂直に設けられている場合に対して、ストッパ当接面55の回転方向角度位置を容易に調整することができる。したがって、ストッパ位置を容易に調整することができる。また、往復動軸の移動直線方向に垂直な面同士が当接する従来のストッパ構造の場合、面同士が当接してから完全停止するまでに、回転軸側の面が往復動軸側の面に、ねじ溝による移動分圧接して停止する。そのため、逆方向に駆動する際には、ねじ駆動分以上のトルクが必要となり、モータへの負担や、駆動スピードの低下となっていたが、本発明のリニアアクチュエータ100では、上記短所も改善できる。
さらに、本発明にかかるリニアアクチュエータ100では、ストッパ当接面55は、回転軸31に対し、回転軸周りの回転角度位置が調整可能に保持されている。
したがって、本発明に係るリニアアクチュエータ100では、ストッパ50、50の調整に際し、ストッパ50、50等の部品を作り直すことなく、容易に調整することができる。
さらに、本発明にかかるリニアアクチュエータ100では、ストッパ50、50は、回転軸31の端部に設けられている。
したがって、本発明に係るリニアアクチュエータ100では、従来構造である、回転軸31と往復動軸60とによるねじ送り機構の構造を変更することなく、ストッパ50、50の調整ができる構造である。
さらに、本発明にかかるリニアアクチュエータ100では、同じ形状の2つのストッパ50、50が設けられている。
したがって、本発明に係るリニアアクチュエータ100では、製造コストを抑えた構成とすることができる。
本発明は、回転軸31と往復動軸60とを備え、ねじ送り機構により直線方向の駆動力を発生するリニアアクチュエータに適用することができる。
31 回転軸、35 第1ねじ部、50 ストッパ、55 ストッパ当接面、
60 往復動軸、78 第2ねじ部。

Claims (4)

  1. 第1ねじ部(35)が設けられ、回転可能に支持されている回転軸(31)と、
    前記第1ねじ部(35)にねじ嵌合する第2ねじ部(78)が設けられ、前記回転軸(31)と同軸、かつ回転不能に支持されている往復動軸(60)と、を備え、
    前記往復動軸(60)は、前記回転軸(31)の回転に伴って回転軸方向に移動するリニアアクチュエータにおいて、
    前記回転軸(31)は、前記往復動軸(60)に当接して前記往復動軸(60)の移動を止めるストッパ(50,50)を有し、
    前記ストッパ(50,50)は、前記回転軸(31)に平行に設けられ、かつ、前記往復動軸(60)に当接するストッパ当接面(55)を含む、リニアアクチュエータ。
  2. 前記ストッパ当接面(55)は、前記回転軸(31)に対し、前記回転軸周りの回転角度位置が調整可能に保持されている、請求項1に記載のリニアアクチュエータ。
  3. 前記ストッパ(50,50)は、前記回転軸(31)の端部に設けられている、請求項1又は2に記載のリニアアクチュエータ。
  4. 前記ストッパ(50,50)は、同じ形状の前記ストッパ(50,50)が2つ設けられており、
    一方の前記ストッパ(50)は、前記往復動軸(60)の一方のストローク端位置で前記往復動軸(60)に当接し、
    他方の前記ストッパ(50)は、前記往復動軸(60)の他方のストローク端位置で前記往復動軸(60)と当接する、請求項1~3の何れか一項に記載のリニアアクチュエータ。
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