JP2022048666A - 加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】水蒸気が鍋の内部から外部に移動することが妨げられない加熱調理器を提供する。【解決手段】加熱調理器100は、鍋120と、蓋114と、調理部400とを備える。鍋120は、対象物及び水が入れられる。蓋114は、鍋120を覆う。調理部400は、鍋120又は蓋114に配置され、調理に使用される。蓋114は、水蒸気の排出孔114aを有する。対象物は、第1食材が入れられた収容体である。調理部400は、対象物と排出孔114aとを離隔する。【選択図】図6
Description
本発明は、加熱調理器に関する。
炊飯器が開示されている(例えば、特許文献1)。特許文献1の炊飯器では、炊飯器の本体と、鍋と、蓋と、加熱部と、蒸気口とを備える。加熱部は鍋を加熱する。蓋は、鍋の開口を閉塞する。蒸気口は、鍋の内部で発生した水蒸気を鍋の内部から外部に排出する。
しかしながら、特許文献1の炊飯器では、鍋に水とレトルトパウチ食品とが入れられた場合、調理中にレトルトパウチ食品が膨張し水に浮く。その結果、蒸気口がレトルトパウチ食品で塞がれることがあった。よって、水蒸気が鍋の内部から外部に移動することが妨げられた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、水蒸気が鍋の内部から外部に移動することが妨げられない加熱調理器を提供することにある。
本発明の一局面によれば、加熱調理器は、鍋と、蓋と、調理部とを備える。前記鍋は、対象物及び水が入れられる。前記蓋は、前記鍋を覆う。前記調理部は、前記鍋又は前記蓋に配置され、調理に使用される。前記蓋は、水蒸気の排出孔を有する。前記対象物は、第1食材が入れられた収容体である。前記調理部は、前記対象物と前記排出孔とを離隔する。
本発明の加熱調理器によれば、水蒸気が鍋の内部から外部に移動することが妨げられない。
以下、図面を参照して、本発明に係る炊飯器の実施形態を説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
[実施形態1]
まず、図1を参照して、本発明に係る炊飯器100の実施形態を説明する。図1A及び図1Bは、実施形態1の炊飯器100の模式的な斜視図である。図1Aは、炊飯器100において本体部112に対して蓋114が閉じた状態の模式図であり、図1Bは、炊飯器100において本体部112に対して蓋114が開いた状態の模式図である。なお、実施形態1では、図中に、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を示す。Z軸は鉛直方向に平行であり、X軸及びY軸は水平方向に平行である。X軸の正方向は、炊飯器100の背面側を示す。
まず、図1を参照して、本発明に係る炊飯器100の実施形態を説明する。図1A及び図1Bは、実施形態1の炊飯器100の模式的な斜視図である。図1Aは、炊飯器100において本体部112に対して蓋114が閉じた状態の模式図であり、図1Bは、炊飯器100において本体部112に対して蓋114が開いた状態の模式図である。なお、実施形態1では、図中に、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を示す。Z軸は鉛直方向に平行であり、X軸及びY軸は水平方向に平行である。X軸の正方向は、炊飯器100の背面側を示す。
図1A及び図1Bに示すように、炊飯器100は、本体部112と、蓋114と、加熱部130と、鍋120とを備える。炊飯器100は、加熱調理器の一例である。
本体部112は、上方が開放した形状を有する。具体的には、本体部112の上部の中央には、下方に向かう穴が設けられている。穴の形状は、例えば、略円柱状である。
鍋120は、例えば、アルミニウム等の高熱伝導部材で形成される。鍋120は、本体部112に対して脱着可能である。具体的には、鍋120は、本体部112の穴に挿入されることにより、本体部112に装着される。鍋120の形状は、穴の形状に対応し、例えば、円形の底壁を有する略円筒状である。具体的には、鍋120は、底壁120aと、側壁120bとを有する。側壁120bは、底壁120aの周縁部から上方に向かって延びている。
加熱部130は、本体部112に装着された鍋120を加熱する。具体的には、加熱部130は、鍋120と対向する。詳細には、加熱部130は、本体部112の下部に配置される。具体的には、加熱部130は、誘導加熱コイルを含んでもよい。誘導加熱コイルは、巻線から形成される。
蓋114は、本体部112の穴に対して開閉自在に設けられる。具体的には、蓋114の一端は、本体部112の上部の一端に取り付けられる。蓋114の一端は、Y軸方向に沿って延びている。蓋114の一端が回転軸部となり、蓋114は本体部112に対して回動する。蓋114が本体部112に対して開くことにより、鍋120が露出される。一方、蓋114が本体部112に対して閉じることにより、鍋120は蓋114に覆われる。
また、蓋114は、水蒸気の排出孔114aを有する。排出孔114aは、蓋114の上面から下面まで貫通する。排出孔114aは、蓋114の背面側に配置されている。排出孔114aは、ボール弁を有する。ボール弁は、排出孔114aを開閉する。詳細には、鍋120の内部の蒸気圧が所定値以上になると、水蒸気はボール弁を押し上げ、排出孔114aから排出される。なお、排出孔114aは、ボール弁を有しなくてもよい。
炊飯器100は、制御部150を更に備える。制御部150は、加熱部130を制御する。制御部150は、蓋114に配置される。
制御部150は、プロセッサー及びメモリを含む。プロセッサーは、中央処理演算素子(Central Processing Unit:CPU)又は特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等によって構成されるハードウェア回路である。プロセッサーは、メモリに記憶された制御プログラムを読み出して実行することによって、炊飯器100の各部の動作を制御する。
炊飯器100は、表示部160及び操作部170を更に備えることが好ましい。例えば、表示部160及び操作部170は蓋114に設けられる。制御部150は、表示部160及び操作部170を更に制御する。
表示部160は、数字及び画像を表示する。表示部160は、ディスプレーを有する。例えば、ディスプレーは液晶ディスプレーを含む。
操作部170は、ユーザーの操作を受け付ける。例えば、操作部170は、ユーザーの操作を受け付けるための操作スイッチを含む。操作スイッチは、物理的な押下を受け付けるスイッチであってもよいし、静電容量式タッチキーであってもよい。操作スイッチが静電容量式タッチキーである場合には、インジケータに替えてタッチキーのバックライトが用いられてもよい。なお、表示部160及び操作部170は、両者の一体化されたタッチパネルであってもよい。
制御部150は、炊飯モードを実行する。炊飯モードでは、米を炊く。ここで、炊飯器100で米を炊く調理方法について説明する。炊飯器100で米を炊く場合には、鍋120には米及び水が入れられる。蓋114が本体部112に対して閉められる。制御部150は、加熱部130を制御する。加熱部130が鍋120を加熱することにより、鍋120の内部で水蒸気が発生する。鍋120の内部の蒸気圧が所定値以上になると、水蒸気の内の一部の水蒸気は、排出孔114aを介して外部に排出される。
続けて図2及び図3を参照して、撹拌装置300について説明する。図2は、撹拌装置300の模式図である。図3は、実施形態1の炊飯器100の断面図である。図2及び図3に示すように、炊飯器100は、撹拌装置300を更に備える。
制御部150は、炊飯モードに加えて、第1モードと第2モードとを更に実行する。第1モードでは、制御部150は回転部材400を用いて対象物と排出孔114aとを離隔する。対象物は、第1食材が入れられた収容体である。例えば、対象物は、レトルトパウチ食品である。収容体は、例えば、耐熱ビニールパックである。第1食材は、例えば、任意の食材である。一方、第2モードでは、制御部150は回転部材400を用いて第2食材を撹拌する。第2食材は、例えば、肉、野菜又は調味液である。
撹拌装置300は、鍋120の内部の第2食材を撹拌する。具体的には、撹拌装置300は、回転部材400と、撹拌機構500とを有する。回転部材400は、「調理部」の一例である。撹拌機構500は、蓋114の内部に配置される。
具体的には、撹拌機構500は、モータ510を有する。モータ510は、回転軸部510aを有する。回転軸部510aは、第1方向D1に沿って延びている。第1方向D1は、蓋114の下面側から上面側に向かう方向を示し、Z軸の正方向を示す。以下、第1方向D1を上方ともいう。回転軸部510aは、蓋114の下面側へ突出する。
回転部材400は、回転軸部510aの下端部に嵌脱自在に嵌合される。換言すれば、ユーザーは、回転部材400を回転軸部510aの下端部に取付けたり、回転部材400を回転軸部510aの下端部から取外したりできる。第1モードと第2モードとを実行する場合に、回転部材400を回転軸部510aの下端部に取付けたときには、回転軸部510aが回転することにより、回転部材400が回転する。
更に続けて図2から図4を参照して、回転部材400を詳細に説明する。図4は、実施形態1の回転部材400の底面図である。図4に示すように、回転部材400は、回転部材軸部401と、回転部材基部402と、第1撹拌アーム403と、第2撹拌アーム404と、撹拌アーム駆動機構405とを有する。
回転部材基部402は、略直方体である。具体的には、回転部材基部402は、上壁と、下壁と、第1側壁402aと、第2側壁402bと、第3側壁と、第4側壁と有する。上壁は、下壁と対向して配置される。そして、上壁は、回転部材基部402の上方側に配置される。第1側壁402aと第2側壁402bと第3側壁と第4側壁とは、上壁と下壁との間に配置される。第1側壁402aは、第2側壁402bと対向して配置される。第3側壁は、第4側壁と対向して配置される。第1側壁402aと第2側壁402bとの間の距離は、第1距離LAである。第3側壁と第4側壁との間の距離は、第2距離LBである。第1距離LAは、第2距離LBより小さい。
第1撹拌アーム403は、回転部材基部402の第1側壁402aに配置されている。第2撹拌アーム404は、回転部材基部402の第2側壁402bに配置されている。
第1撹拌アーム403と第2撹拌アーム404とは、収納状態と撹拌可能状態との状態変化が可能である。撹拌可能状態は、図2及び図3に示すように、第1撹拌アーム403と第2撹拌アーム404とが回転部材基部402から下方へ延びた状態を示す。収納状態は、図4に示すように、第1撹拌アーム403と第2撹拌アーム404とが回転部材基部402の側方に配置された状態を示す。
撹拌アーム駆動機構405は、第1撹拌アーム403と第2撹拌アーム404との収納状態と撹拌可能状態との状態変化を行う。具体的には、撹拌アーム駆動機構405は、複数の歯車を備える。そして、撹拌アーム駆動機構405は、回転部材基部402の内部に配置されている。
回転部材軸部401は、回転部材基部402の上壁の中央部に配置されている。回転部材軸部401の下端部は、撹拌アーム駆動機構405と連結されている。回転部材軸部401の上端部は、回転軸部510aの下端部に嵌脱される。
詳細には、第1撹拌アーム403と第2撹拌アーム404とを収納状態から撹拌可能状態とする場合、モータ510が所定方向に回転する。モータ510が所定方向に回転すると、回転軸部510aが第1回転方向R1に回転する。回転軸部510aが第1回転方向R1に回転すると、撹拌アーム駆動機構405の動作により、第1撹拌アーム403と第2撹拌アーム404とが撹拌可能状態となる。その後、第1撹拌アーム403と第2撹拌アーム404とが撹拌可能状態になって、回転軸部510aが第1回転方向R1に回転すると、回転部材400は第1回転方向R1に回転する。
再び図2及び図3を参照して、回転部材400によって第2食材を調理する調理方法について説明する。例えば、肉じゃがを調理する場合には、鍋120には肉、じゃがいも及び水が入れられる。回転部材400が撹拌機構500に取付けられる。蓋114が本体部112に対して閉められる。制御部150は、モータ510を所定方向に回転させる。その結果、制御部150は、第1撹拌アーム403と第2撹拌アーム404とにより鍋120の内部の肉、じゃがいも及び水を撹拌する。また、制御部150は、加熱部130を制御する。加熱部130が鍋120を加熱することにより、鍋120の内部で水蒸気WSが発生する。鍋120の内部の蒸気圧が所定値以上になると、水蒸気WSは、排出孔114aを介して外部に排出される。
更に続けて図5及び図6を参照して、撹拌機構500を更に説明する。図5は、実施形態1の回転部材400と蓋114との位置関係を示す図である。図6は、実施形態1の炊飯器100の断面図である。
図5及び図6に示すように、回転軸部510aと排出孔114aとの間の距離は、第3距離LCである。なお、回転軸部510aと排出孔114aとの間の距離は、第1距離LAの半分の距離より長い。
撹拌機構500は、回転停止部520を更に有する。回転停止部520は、進退軸部(進退部材)521と、駆動部522とを有する。進退軸部521は、略円柱体である。進退軸部521は、第1方向D1に沿って延びている。駆動部522は、進退軸部521を鉛直方向に沿って進退移動させる。具体的には、駆動部522は、ソレノイドを備える。進退軸部521は下方に向かって進出した場合に、回転部材400の回転部材基部402と当接し、回転部材400の回転を強制的に停止させる。
詳細には、第1撹拌アーム403と第2撹拌アーム404とを撹拌可能状態から収納状態とする場合、モータ510が所定方向と逆方向に回転する。モータ510が所定方向と逆方向に回転すると、回転軸部510aが第2回転方向R2に回転する。回転軸部510aが第2回転方向R2に回転すると、撹拌アーム駆動機構405の動作により、第1撹拌アーム403と第2撹拌アーム404とが収納状態となる。その後、第1撹拌アーム403と第2撹拌アーム404とが収納状態になって、回転軸部510aが第2回転方向R2に回転すると、回転部材400は第2回転方向R2に回転する。
また、回転部材400は第2回転方向R2に回転して、進退軸部521が下方に進出すると、回転部材400の回転部材基部402と当接する。進退軸部521が回転部材400の回転部材基部402と当接すると、回転部材400の回転が停止する。その結果、回転部材400は所定位置に位置する。
所定位置は、排出孔114aの下方の位置を示す。詳細には、回転部材400の一部は、排出孔114aの下方の位置に位置する。具体的には、回転部材基部402の上壁と排出孔114aとの間の距離は、第4距離LDである。第4距離LDは、水蒸気WSが侵入でき、対象物が侵入できない距離を示す。なお、モータ510が所定方向と逆方向に回転する回転速度は、モータ510が所定方向に回転する回転速度より遅いことが好ましい。その結果、回転部材400が進退軸部521によって跳ね返ることを抑制できる。
ここで、レトルトパウチ食品を調理する調理方法について説明する。例えば、レトルトパウチ食品を調理する場合には、鍋120にはレトルトパウチ食品及び水が入れられる。回転部材400が撹拌機構500に取付けられる。蓋114が本体部112に対して閉められる。制御部150は、駆動部522を制御する。進退軸部521が下方に進出する。制御部150は、モータ510を所定方向と逆方向に回転させる。進退軸部521が回転部材400の回転を強制的に停止させる。その結果、回転部材400は所定位置に位置する。よって、レトルトパウチ食品は、排出孔114aの下方に位置できない。
また、制御部150は、加熱部130を制御する。加熱部130が鍋120を加熱することにより、レトルトパウチ食品が膨張し水に浮く。また、鍋120の内部で水蒸気が発生する。鍋120の内部の蒸気圧が所定値以上になると、水蒸気WSは、排出孔114aを介して外部に排出される。具体的には、水蒸気WSは、回転部材基部402の上壁と蓋114の下面との間を通過し、排出孔114aに移動する。
以上、図1から図6を参照して説明したように、実施形態1によれば、調理に使用される調理部を用いてレトルトパウチ食品と排出孔114aとを離隔する。換言すれば、レトルトパウチ食品が排出孔114aと接触することを抑制できる。その結果、水蒸気WSが、レトルトパウチ食品によって鍋120の内部から外部に移動することが妨げられない。
また、実施形態1によれば、回転部材400を用いてレトルトパウチ食品と排出孔114aとを離隔できる。その結果、部品の数が増えることを抑制できる。
次に、図7を参照して実施形態1の炊飯器100による調理処理を説明する。図7は、炊飯器100による調理処理を説明するためのフロー図である。
ステップS101において、制御部150は、モードが何であるかを判定する。典型的には、制御部150は、操作部170で何が入力されたかを判定する。
ステップS101で制御部150は、炊飯モードであると判定した場合には、処理は、ステップS102に進む。
ステップS102において、制御部150は、加熱部130を制御する。具体的には、加熱部130は、米を炊く。そして、調理方法が終了する。
また、ステップS101で制御部150は、第2モードであると判定した場合には、処理は、ステップS103に進む。
ステップS103において、制御部150は、モータ510を所定方向に回転させる。具体的には、制御部150は、第1撹拌アーム403と第2撹拌アーム404とにより鍋120の内部の第2食材を撹拌する。
次に、ステップS104において、制御部150は、加熱部130を制御する。具体的には、加熱部130は、第2食材を加熱する。そして、調理方法が終了する。
更に、ステップS101で制御部150は、第1モードであると判定した場合には、処理は、ステップS105に進む。
ステップS105において、制御部150は、駆動部522を制御する。進退軸部521が下方に進出する。
次に、ステップS106において、制御部150は、モータ510を所定方向と逆方向に回転させる。進退軸部521が回転部材400の回転を強制的に停止させる。その結果、回転部材400は所定位置に位置する。
次に、ステップS107において、制御部150は、加熱部130を制御する。具体的には、加熱部130は、対象物を加熱する。そして、調理方法が終了する。
以上、図7を参照して説明したように、実施形態1によれば、第2モードでは、制御部150は回転部材400を用いて第2食材を調理する。一方、第1モードでは、回転部材400を用いて対象物と排出孔114aとを離隔する。その結果、制御部150はモードを切り替えるだけで、第1モードと第2モードとを実行できる。
[実施形態2]
次に、図8を参照して、本発明の実施形態2に係る炊飯器100を説明する。図8は、実施形態2の蒸具210の斜視図である。蒸具210を備える点を除いて、上述した説明と同様であり、重複する説明を省略する。
次に、図8を参照して、本発明の実施形態2に係る炊飯器100を説明する。図8は、実施形態2の蒸具210の斜視図である。蒸具210を備える点を除いて、上述した説明と同様であり、重複する説明を省略する。
図8に示すように、炊飯器100は、蒸具210を更に備える。蒸具210は、「調理部」の一例である。蒸具210は、蒸具本体220と、連通部230とを含む。
蒸具本体220は、第1方向D1が開放した形状を有する。具体的には、蒸具本体220の形状は、例えば、円形の底壁を有する略円筒状である。第1方向D1は、蒸具本体220の開放された側を示す。更に具体的には、蒸具本体220は、底壁221と、側壁222と、フランジ部223とを含む。
側壁222は、底壁221から立設する。詳細には、側壁222は、底壁221の周縁部から上方に向かって延びている。
フランジ部223は、側壁222の上部に配置される。フランジ部223は、側壁222の上部から外方に向かって突出する。具体的には、フランジ部223の形状は、略円環状である。
連通部230は、複数の貫通孔231を含む。貫通孔231は、通過孔の一例である。複数の貫通孔231は、底壁221に配置される。貫通孔231は、蒸具本体220の内部と外部とを連通する。貫通孔231の形状は、略円柱状である。
続けて図9を参照して、実施形態1の炊飯器100を説明する。図9は、実施形態1の炊飯器100の断面図である。図9に示すように、蒸具210は、鍋120に対して脱着可能である。具体的には、蒸具210のフランジ部223が、鍋120の側壁120bの上部に載置されることにより、蒸具210は鍋120に装着される。
具体的には、蒸具210は鍋120の内部に配置される。詳細には、蒸具210の側壁222と鍋120とが離隔して、蒸具210は鍋120の内部に配置される。更に詳細には、底壁221と底壁120aとの間の距離が第5距離LEであり、底壁221と蓋114の下面との間の距離が第6距離LFであるように、蒸具210は鍋120の内部に配置される。その結果、貫通孔231は、蒸具本体220の内部と鍋120の内部とを連通する。
制御部150は、炊飯モードに加えて、第1モードと第2モードとを更に実行する。第1モードでは、制御部150は蒸具210を用いて対象物SAと排出孔114aとを離隔する。対象物SAは、第1食材が入れられた収容体である。一方、第2モードでは、制御部150は蒸具210を用いて第2食材SBを蒸す。第2食材SBは、例えば、野菜である。
ここで、蒸具210によって第2食材SBを蒸す調理方法について説明する。例えば、野菜を蒸す場合には、鍋120には水WAが入れられ、蒸具210には第2食材SBが入れられる。蒸具210は鍋120に装着される。蓋114が本体部112に対して閉められる。制御部150は、加熱部130を制御する。加熱部130が鍋120を加熱することにより、鍋120の内部で水蒸気WSが発生する。水蒸気WSは、複数の貫通孔231を介して鍋120の内部から蒸具210の内部に移動する。鍋120の内部の蒸気圧が所定値以上になると、水蒸気WSは、排出孔114aを介して外部に排出される。
続けて図10を参照して、蒸具210について詳細に説明する。図10は、実施形態2の蒸具210の斜視図である。図10に示すように、蒸具本体220は、位置決定部240を更に備える。位置決定部240は、第1蒸具220aと第2蒸具220bとの間に、対象物SAを挟持する挟持機構である。具体的には、蒸具210は、第1蒸具220aと第2蒸具220bとに分割されている。
続けて図11を参照して、実施形態2の炊飯器100を説明する。図11は、実施形態2の炊飯器100の断面図である。
ここで、レトルトパウチ食品SAを調理する調理方法について説明する。例えば、レトルトパウチ食品SAを調理する場合には、鍋120には水WAが入れられる。第1蒸具220aと第2蒸具220bとの間に、レトルトパウチ食品SAの上部を挟持する。蒸具210は鍋120に装着される。蓋114が本体部112に対して閉められる。制御部150は、加熱部130を制御する。加熱部130が鍋120を加熱することにより、鍋120の内部で水蒸気WSが発生する。鍋120の内部の蒸気圧が所定値以上になると、水蒸気WSは、排出孔114aを介して外部に排出される。
以上、図8から図11を参照して説明したように、実施形態2によれば、制御部150は蒸具210を用いてレトルトパウチ食品SAと排出孔114aとを離隔する。換言すれば、レトルトパウチ食品SAが排出孔114aと接触することを抑制できる。その結果、水蒸気WSが、レトルトパウチ食品SAによって鍋120の内部から外部に移動することが妨げられない。
また、実施形態2によれば、蒸具210を用いてレトルトパウチ食品と排出孔114aとを離隔できる。その結果、部品の数が増えることを抑制できる。
そして、実施形態2によれば、第2モードでは、制御部150は蒸具210を用いて第2食材を調理する。一方、第1モードでは、蒸具210を用いて対象物と排出孔114aとを離隔する。その結果、制御部150はモードを切り替えるだけで、第1モードと第2モードとを実行できる。
更に、実施形態2によれば、第1蒸具220aと第2蒸具220bとの間に、レトルトパウチ食品SAの上部を挟持する。その結果、収容体から第1食材がこぼれることを抑制できる。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚さ、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)図1~図7を参照して説明したように、実施形態1では、回転部材400は、第1撹拌アーム403と、第2撹拌アーム404とを有していたが、本発明はこれに限定されない。回転部材400は、1本の撹拌アームを有してもよく、3本の撹拌アームを有してもよい。
(2)図1~図7を参照して説明したように、実施形態1では、撹拌機構500は、回転停止部520を有したが、本発明はこれに限定されない。制御部150は、回転部材400の位置を検知するセンサ、又は、モータ510の回転数の計算等によって、回転部材400を所定位置に位置させてもよい。
(3)図1~図11を参照して説明したように、実施形態2では、第1蒸具220aと第2蒸具220bとは分割されていたが、本発明はこれに限定されない。第1蒸具220aと第2蒸具220bとは、ヒンジによって連結されていてもよい。また、蒸具210の底壁221は、レトルトパウチ食品の上部が挿入可能なスリットを備えてもよい。
本発明は、加熱調理器の分野に有用である。
100 加熱調理器
114 蓋
114a 排出孔
130 加熱部
150 制御部
400 回転部材(調理部)
114 蓋
114a 排出孔
130 加熱部
150 制御部
400 回転部材(調理部)
Claims (5)
- 対象物及び水が入れられる鍋と、
前記鍋を覆う蓋と、
前記鍋又は前記蓋に配置され、調理に使用される調理部と
を備え、
前記蓋は、水蒸気の排出孔を有し、
前記対象物は、第1食材が入れられた収容体であり、
前記調理部は、前記対象物と前記排出孔とを離隔する、加熱調理器。 - 第1モードと第2モードとを実行する制御部を更に備え、
前記第1モードでは、前記制御部は前記調理部を用いて前記対象物と前記排出孔とを離隔し、
前記第2モードでは、前記制御部は前記調理部を用いて第2食材を調理する、請求項1に記載の加熱調理器。 - 前記調理部は、前記蓋の下方に配置される回転部材であり、
前記第1モードでは、前記制御部は前記回転部材を用いて前記対象物と前記排出孔とを離隔し、
前記第2モードでは、前記制御部は前記回転部材を用いて前記第2食材を撹拌する、請求項2に記載の加熱調理器。 - 前記調理部は、前記鍋の内部に配置される蒸具であり、
前記蒸具は、
蒸具本体と、
前記蒸具本体に配置され、前記水蒸気の複数の通過孔と、
前記鍋に対する前記対象物の位置を決める位置決定部と
を有し、
前記第1モードでは、前記位置決定部は、前記対象物と前記排出孔とを離隔し、
前記第2モードでは、前記制御部は前記蒸具を用いて前記第2食材を蒸す、請求項2に記載の加熱調理器。 - 前記蒸具は、第1蒸具と第2蒸具とに分割され、
前記位置決定部は、前記第1蒸具と前記第2蒸具との間に、前記対象物を挟持する挟持機構である、請求項4に記載の加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020154623A JP2022048666A (ja) | 2020-09-15 | 2020-09-15 | 加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020154623A JP2022048666A (ja) | 2020-09-15 | 2020-09-15 | 加熱調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022048666A true JP2022048666A (ja) | 2022-03-28 |
Family
ID=80844231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020154623A Pending JP2022048666A (ja) | 2020-09-15 | 2020-09-15 | 加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2022048666A (ja) |
-
2020
- 2020-09-15 JP JP2020154623A patent/JP2022048666A/ja active Pending
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