JP2022048586A - 輸送計画システム及び輸送計画方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】輸送量の変動と輸送リソースの変更に対して、少なくとも計画変更量を低減する輸送計画を立案する。【解決手段】制御部と、制御部に接続される記憶部と、を有する輸送計画システムであって、記憶部は、オーダに基づく物品の輸送量情報と、前記物品の輸送リソース情報と、予定されている輸送リソースの手配計画を示す輸送リソース手配計画情報と、を保持し、制御部は、物品の輸送に使用できる輸送リソースを用いたオーダに基づく物品の輸送計画案を複数生成し、輸送計画案の各々に対し、輸送を実現するための輸送リソースの手配計画案を生成し、予定されている輸送リソースの手配計画に基づく物流コストに対して、輸送リソースの手配計画案を採用した場合の物流コストの変更量を、複数の輸送リソースの手配計画案の各々について計算する。【選択図】図1

Description

本発明は、輸送計画を立案する技術に関する。
輸送計画の立案技術として、特開2017-167757広報(特許文献1)に記載の技術がある。この公報には、「配送物、配送主体、前記配送物または前記配送主体を移動する配送手段の何れかが留まる場所である配送拠点ごとの前記配送物の需要数量および供給数量と、前記配送主体と前記配送手段の初期位置を示す一つ又は複数の出発拠点の情報と、前記出発拠点における利用可能な配送手段および配送主体の情報と、配送期限の情報との入力を受け付け、配送計画における初期条件の設定を行う初期条件設定部と、前記配送拠点および前記出発拠点と配送開始を基準とする時刻とを組にした点情報と、前記点情報のうち前記配送物の配送に係る2つの点情報の間の、前記配送に係る前記配送物および前記配送主体および前記配送手段の流量を示す枝情報を計算し、前記配送期限内に前記需要数量を満たす配送物を当該需要数量が設定された配送拠点に配送する場合の前記枝情報の集合を少なくとも1つ生成する配送計画生成部を備える配送計画システム」という記載がある。
また、輸送計画を変更する技術として、特開2013-129510広報(特許文献2)に記載の技術がある。この公報には、「運行予定の運送便について、出発及び到着のダイヤグラム、車種を含む設定情報を記録した運送便情報記憶手段と、運送便において、実際に積載された積載量についての実績情報を記録した実績情報記憶手段と、各拠点に設置されたクライアント端末に接続された制御手段とを備えて、運送便の管理を行なう運送管理システムであって、前記制御手段が、クライアント端末から、追加運送の設定条件を含む追加運送依頼を取得する手段と、前記運送便情報記憶手段に記録された運送便の設定情報を用いて、前記追加運送依頼の設定条件に類似する運送便が前記運送便情報記憶手段に記録されているか否かを検索する手段と、前記設定条件に含まれる出発地、目的地についての条件を満足する運送便を前記運送便情報記憶手段から抽出した場合には、この運送便を運送便候補として特定する運送便候補特定手段と、特定した運送便候補の車両の積載量を、前記実績情報記憶手段に記録された積載量から予測する手段と、前記運送便候補において、追加運送の設定条件に含まれる積載量を積載可能である場合には、前記運送便候補を前記クライアント端末に出力する手段とを備えたことを特徴とする運送管理システム」という記載がある。
特開2017-167757号公報 特開2013-129510号公報
輸送業者は月次で定期便の輸送計画を立案し、車両、出荷作業員及びドライバなどの出荷・輸送の主体又は手段となる輸送リソースを手配する。しかし、輸送量は日々変動すると共に、ドライバの欠勤など輸送リソースにも日々変更が生じる可能性がある。この変動と変更に対応するために常に輸送リソースを過剰に手配しておけば、全ての荷物を輸送でき、さらに、輸送遅延を防ぐことができる。しかし、物流コストが増加するという問題がある。そのため、輸送量の変動及び輸送リソースの変更に応じた分だけ、その都度追加の輸送リソースを手配する計画変更をすることで日次の輸送計画を立案する必要がある。
定期便の輸送計画を基に定期便における出荷計画及びドライバの輸送計画が立案されている。これらの計画は出荷作業者及びドライバが慣れた計画である。定期便の輸送計画から日次の輸送計画へ大幅な変更をすると、出荷計画及びドライバの輸送計画も大幅に変更する必要が生じる。そのため、不慣れな計画が立案される。不慣れな計画は、出荷・輸送ミスを誘発するため、作業者の負荷が増加することに加え、出荷・輸送ミスによる損失が増加する可能性がある。ゆえに、定期便の輸送計画から日次の輸送計画への変更量は小さいことが望ましい。一方、コストの観点では、出荷・輸送ミスによる損失だけでなく、例えば、車両コスト及び作業コストなどを含む、物流コスト全体を削減することが望ましい。
特許文献1では、日次の計画の立案時に定期便の輸送計画情報を考慮しない。そのため、定期便と大幅に異なる出荷計画及び輸送計画が立案される可能性がある。また、特許文献2では、定期便の運送依頼がキャンセルされる場合を考慮しない。この場合、車両又はドライバを削減することで、車両費又はドライバの人件費を削減できる可能性を考慮できない。ゆえに、物流コストを削減できる可能性を考慮できない。
そこで、本発明では、輸送量の変動と輸送リソースの変更に対して、計画変更量、又は、計画変更量及び物流コストを低減する輸送計画を立案する技術を提供することを目的とする。
上記課題の少なくとも一つを解決するための、代表的な本発明の輸送計画システムの一つは、以下の通りである。すなわち、制御部と、前記制御部に接続される記憶部と、を有する輸送計画システムであって、前記記憶部は、オーダに基づく物品の輸送元、輸送先及び輸送量を示す輸送量情報と、前記物品の輸送に使用できる輸送リソースを示す輸送リソース情報と、予定されている前記輸送リソースの手配計画を示す輸送リソース手配計画情報と、を保持し、前記制御部は、前記輸送量情報及び前記輸送リソース情報に基づいて、前記物品の輸送に使用できる輸送リソースを用いた前記オーダに基づく物品の輸送計画案を複数生成し、前記輸送計画案の各々に対し、輸送を実現するための前記輸送リソースの手配計画案を生成し、前記輸送リソース手配計画情報に基づいて、前記予定されている輸送リソースの手配計画に基づく物流コストに対して、前記輸送リソースの手配計画案を採用した場合の物流コストの変更量を、前記複数の輸送リソースの手配計画案の各々について計算することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、輸送量の変動と輸送リソースの変更に対して、少なくとも計画変更量を低減する輸送計画を立案できる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明によって明らかにされる。
実施例1に係る輸送計画システムの構成の一例および輸送計画装置の機能構成の一例を示す図である。 実施例1に係る輸送計画システムのハードウェア構成の一例を示す図である。 実施例1に係る輸送計画立案処理の一例を示すフローチャートである。 実施例1に係る輸送量情報のデータ構造の一例を示す図である。 実施例1に係る輸送リソース情報のデータ構造の一例を示す図である。 実施例1に係る拠点情報のデータ構造の一例を示す図である。 実施例1に係る移動コスト情報のデータ構造の一例を示す図である。 実施例1に係る輸送リソース手配計画情報のデータ構造の一例を示す図である。 実施例1に係る準備進行情報のデータ構造の一例を示す図である。 実施例1に係る変更量評価指標情報のデータ構造の一例を示す図である。 実施例1に係る輸送進捗情報のデータ構造の一例を示す図である。 実施例1に係る輸送計画案情報のデータ構造の一例を示す図である。 実施例1に係る計画変更量計算部が行う、変更量評価指標情報を用いた計画変更量計算処理の一例を示すフローチャートである。 実施例1に係る輸送リソース手配計画案情報のデータ構造の一例を示す図である。 実施例1に係る計画変更量計算部が行う、輸送リソースの属性の変更量計算処理の一例を示すフローチャートである。 実施例1に係る輸送計画装置の表示装置に表示される結果概要の表示画面の一例を示す図である。 実施例1に係る輸送計画装置の表示装置に表示される変更量の表示画面の一例を示す図である。 実施例1に係る車載端末の表示画面の一例を示す図である。 実施例1に係る出荷計画管理端末の表示画面の一例を示す図である。 実施例2に係る評価指標情報のデータ構造の一例を示す図である。
以下、図面を用いて実施例を説明する。本実施例において、同一の構成には原則として同一の符号を付け、繰り返しの説明は省略する。なお、本実施例は本発明を実現するための一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではないことに注意すべきである。
図1は、実施例1に係る輸送計画システム1の構成の一例および輸送計画装置100の機能構成の一例を示す図である。
輸送計画システム1は、輸送計画装置100と、ネットワークNを介して輸送計画装置100に通信可能に接続された車載端末200と出荷計画管理端末300と、を有する。
輸送計画装置100は、記憶部110と、制御部120と、入力部130と、表示部140と、通信部150と、を備える。
記憶部110は、輸送量情報111と、輸送リソース情報112と、拠点情報113と、移動コスト情報114と、輸送リソース手配計画情報115と、準備進行情報116と、変更量評価指標情報117と、輸送計画案情報118と、輸送リソース手配計画案情報119と、を記憶している。
輸送量情報111は、計画立案時点の輸送量の情報である。輸送リソース情報112は、計画立案時点の手配済の輸送リソースおよび追加手配が可能である輸送リソースの情報である。拠点情報113は、集荷元および配送先の拠点の情報である。移動コスト情報114は、2拠点間の移動に要するコストを定義した情報である。輸送リソース手配計画情報115は、定期便の輸送計画に従い立案済である輸送リソースの手配計画情報である。準備進行情報116は、定期便の輸送計画に従い進行している輸送準備作業の進捗に関する情報である。変更量評価指標情報117は、変更量の計算における各評価指標に対する重み付け係数の情報である。輸送計画案情報118は、制御部120で作成された輸送計画案の情報である。輸送リソース手配計画案情報119は、制御部120で作成された輸送リソース手配計画案の情報である。
制御部120は、計画案作成部121と、計画変更量計算部122と、変更量評価部123と、を備える。計画案作成部121は、輸送量情報111と、輸送リソース情報112と、拠点情報113と、移動コスト情報114と、を用いて、変更後の輸送計画案を作成し、輸送計画案情報118に格納する。計画変更量計算部122は、輸送リソース情報112と、輸送リソース手配計画情報115と、準備進行情報116と、変更後の輸送計画案と、を用いて、作成した輸送計画案の変更量を計算する。このとき、変更量評価指標情報117を用いても良い。変更量評価部123は、変更量を計算済である輸送計画案の中で変更量が最小である計画を、最適な計画として保存する。
入力部130は、ユーザからの入力操作を受け付ける。
表示部140は、制御部120で立案した輸送計画を表示装置に表示する。
通信部150は、車載端末200と出荷計画管理端末300との間で、情報を送信又は受信する。
車載端末200は、輸送車両に搭載され、記憶部210が記憶する車両の輸送進捗情報211を通信部150へ送信し、通信部150から送信される輸送車両毎の輸送計画を受信する。
出荷計画管理端末300は、倉庫に配置され、記憶部310が記憶する進行情報311を通信部150へ送信し、通信部150から送信される輸送計画を受信する。
図2は、実施例1に係る輸送計画システム1のハードウェア構成の一例を示す図である。
輸送計画装置100は、CPU(Central Processing Unit)410、RAM(Random Access Memory)420、ROM(Read Only Memory)430、補助記憶装置440、表示装置450、入力装置460、メディア読取装置470および通信装置480を有する。輸送計画装置100は、通信装置480を介して車両510の車載端末200(図2では省略)および倉庫520の出荷計画管理端末300(図2では省略)との送受信が可能である。
CPU410は、各種演算を実行する。RAM420は、CPU410により実行されるプログラムや、データなどを格納するメモリである。ROM430は、輸送計画システムの起動に必要なプログラムなどを格納するメモリである。補助記憶装置440は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などの装置である。表示装置450は、例えば、液晶ディスプレイなどの装置である。入力装置460は、例えば、キーボードなどの装置である。メディア読取装置470は、USB(Universal Serial Bus)メモリなどの可搬型記憶媒体の情報を読み出す装置である。通信装置480は、ネットワークNを介して外部装置との間で情報を送信又は受信する。
例えば、図1に示した制御部120はCPU410の機能であり、記憶部110はRAM420、ROM430および補助記憶装置440の機能である。例えば、図1に示した記憶部110に格納される情報は、RAM420等に格納される。また、制御部120内の各部の機能は、CPU410がROM430等に格納されたプログラムを実行することによって実現される。また、図1に示した入力部130は、入力装置460の機能であり、表示部140の機能は表示装置450の機能であり、通信部150は通信装置480の機能である。
図3は、実施例1に係る輸送計画立案処理の一例を示すフローチャートである。
輸送計画立案処理は、例えば、入力部130が入力を受け付けると開始される。処理が開始されると、輸送計画装置100は、車載端末200、出荷計画管理端末300および入力装置460から入力データを記憶部110へ読み込む(S100)。
次に、計画案作成部121が、輸送リソース情報112に含まれる、使用可能な輸送リソースのみを用いて荷物を輸送する輸送計画案を複数作成し、輸送計画案情報118へ格納する(S200)。
その後、輸送計画装置100は、S300~S500のステップを、作成した全輸送計画案について実施する。
ステップS300では、計画変更量計算部122が、定期便の(例えば月次の)輸送計画から輸送計画案への計画変更量を計算する計画変更量計算処理を行う。
ステップS400では、変更量評価部123が、直前のステップS300にて計算した計画変更量が、その時点で保存されている暫定的な輸送計画(暫定解)の変更量より小さいか判定する。
ステップS400にて変更量が、その時点で保存されている暫定的な輸送計画の変更量より小さいと判断された場合、ステップS500に移り、変更量評価部123が、直前のステップS300にて計画変更量を計算した輸送計画案を暫定的な輸送計画として保存する(すなわち、暫定的な輸送計画が更新される)。
最後にステップS600にて、その時点で保存されている暫定的な輸送計画を変更後の輸送計画として、表示部140に出力する。すなわち、作成した全輸送計画案についてS300~S500のステップが終了した時点で保存されている暫定的な輸送計画が、全輸送計画案のうち計画変更量が最も小さい輸送計画として特定される。また、通信部150がネットワークNを介して車載端末200と出荷計画管理端末300に変更後の輸送計画を送信する。
以下、図3の各ステップについて説明する。
ステップS100では、記憶部110が入力装置460から、輸送量情報111、輸送リソース情報112、拠点情報113、移動コスト情報114および輸送リソース手配計画情報115を読み込む。さらに変更量評価指標情報117を読み込んでも良い。その後、記憶部110は、各車両について、輸送リソース情報112を読み込み、車載端末200の記憶部210に記憶されている輸送進捗情報211を確認し、車両が次に輸送開始可能な日時が計画対象の日時以降である場合は、輸送リソース情報112から当該車両を削除する。さらに、記憶部110が出荷計画管理端末300から進行情報311を準備進行情報116に読み込む。
図4は、実施例1に係る輸送量情報111のデータ構造の一例を示す図である。
輸送量情報111は、少なくとも、項目として、オーダを識別する「オーダ番号」と、集荷元を示す「集荷元コード」と、納品先を示す「納品先コード」と、荷物の個数を示す「数量」と、荷物の総重量を示す「重量」と、荷物の総容積を示す「容積」と、荷物の積直しの可否を示す「積直し可否フラグ」と、を有する。荷物の個数を示す「数量」、荷物の総重量を示す「重量」、および荷物の総容積を示す「容積」は、例えば、「数量」、「重量」、「容積」、それらの部分的な組合せ、または、荷物量を示す「荷物量」で代用しても良い。
図5は、実施例1に係る輸送リソース情報112のデータ構造の一例を示す図である。
輸送リソース情報112は、少なくとも、車両情報112aと、ドライバ情報112bと、出荷作業員情報112cと、を含む。
車両情報112aは、少なくとも、車両を識別する「車両名」と、車両の積載数上限を示す「積載数上限」と、車両の積載重量上限を示す「積載重量上限」と、車両の積載容積上限を示す「積載容積上限」と、車両1台にかかる手配料金を示す「車両単価」と、車両稼働時間単位でかかる料金を示す「稼働単価」と、車両手配をキャンセルした場合にかかるキャンセル料の車両単価に対する割合を示す「キャンセル料」と、を有する。「積載可能上限」は、例えば、「積載数上限」、「積載重量上限」、「積載容積上限」、それらの部分的な組合せ、または、車両の積載可能量上限を示す「積載可能量上限」で代用しても良い。
ドライバ情報112bは、少なくとも、ドライバを識別する「ドライバコード」と、ドライバの稼働時間単位でかかる料金を示す「人件費」と、ドライバの輸送し慣れたエリアを示す「担当エリア」と、ドライバが通行許可証を所持しないなどの理由で輸送できないエリアを示す「輸送不可エリア」と、ドライバが輸送ミスを起こす可能性の高さを示す「輸送ミスリスク係数」と、を有する。
出荷作業員情報112cは、少なくとも、出荷作業員を識別する「作業員コード」と、作業員が作業に従事できる時間帯を示す「作業可能時間帯」と、作業員の作業時間単位でかかる料金を示す「人件費」と、作業員が出荷ミスを起こす可能性の高さを示す「出荷ミスリスク係数」と、を有する。
図6は、実施例1に係る拠点情報113のデータ構造の一例を示す図である。
拠点情報113は、少なくとも、拠点を識別する「拠点名」と、拠点が属するエリアを識別する「エリア名」と、を有する。ここで拠点とは、例えば輸送元の物流センタ及び輸送先等、物流の拠点である。
図7は、実施例1に係る移動コスト情報114のデータ構造の一例を示す図である。
移動コスト情報114は、少なくとも、移動の出発拠点を識別する「発拠点名」と、移動の到着拠点を識別する「着拠点名」と、出発拠点から到着拠点まで移動した場合の移動時間を示す「移動時間」と、を有する。
図8は、実施例1に係る輸送リソース手配計画情報115のデータ構造の一例を示す図である。
輸送リソース手配計画情報115は、少なくとも、定期便の配車・ドライバ手配計画情報115aと、定期便の出荷作業員手配計画情報115bと、を含む。
定期便の配車・ドライバ手配計画情報115aは、少なくとも、ドライバを識別する「ドライバコード」と、車両を識別する「車両名」と、ドライバが輸送業務に従事する時間帯を示す「輸送時間帯」と、ドライバの担当エリアを示す「担当エリア」と、を有する。「輸送時間帯」は、例えば、ドライバが車両に乗り輸送する時間を表す「輸送時間」で代用しても良い。
定期便の出荷作業員手配計画情報115bは、少なくとも、作業員を識別する「作業員コード」と、作業対象のオーダを識別する「オーダ番号」と、作業員が行う作業を示す「作業名」と、作業対象の車両を識別する「車両名」と、作業員が出荷作業に携わる時間帯を示す「作業時間帯」と、を有する。「作業時間帯」は、例えば、作業員が作業を行う時間を示す「作業時間」で代用しても良い。また、定期便の配車・ドライバ手配計画情報115aは、作業対象の荷物の個数を表す「数量」、総重量を表す「重量」、または総容積を表す「容積」をさらに有しても良い。
図9は、実施例1に係る準備進行情報116のデータ構造の一例を示す図である。
準備進行情報116は、荷物を識別する「オーダ番号」と、荷物が整列されているかを示す「整列作業の進捗ステータス」と、荷物が積載されているかを示す「積載作業の進捗ステータス」と、を有する。
図10は、実施例1に係る変更量評価指標情報117のデータ構造の一例を示す図である。
変更量評価指標情報117は、少なくとも、計画変更量の評価指標である「評価指標」と、計画変更量計算における各評価指標の重み付け係数を示す「重み付け係数」と、を有する。
図10の例では、「評価指標」の値として「車両・ドライバ手配コスト削減」、「遅延料金・損害賠償金削減」および「出荷作業コスト削減」等が保持され、それぞれに対応する「重み付け係数」の値として「2」、「2」および「1」等が保持される。「評価指標」の値は、例えば輸送リソースの属性に対応するものであり、種々の値が保持されうる。
図10に示した「評価指標」の値は一例である。別の例として、追加車両のコスト削減、キャンセル車両のコスト削減、車両の稼働時間のコスト削減、ドライバの輸送時間のコスト削減、ドライバの担当エリアに起因するコスト削減、オーダの積載作業のコスト削減、オーダの整列作業のコスト削減、出荷作業員の積載作業時間のコスト削減および出荷作業員の整列作業時間のコスト削減等の少なくともいずれかが保持されてもよい。
なお、遅延料金は輸送が遅延したときに発生する料金であり、損害賠償金は輸送に起因する損害に対して発生する賠償金である。遅延料金及び損害賠償金は、ドライバ情報112b及び出荷作業員情報112cを基に計算しても良い。また、記憶部110は、遅延料金が発生する条件及び金額等を示す遅延料金情報、および、損害賠償金が発生する条件及び金額等を示す損害賠償金情報が保持しても良い。これらの情報は、図1に示したいずれかの情報に含まれても良いし、それらとは独立に記憶部110が保持してもよい。これらの情報も、物流コストの計算の根拠として使用される。
図11は、実施例1に係る輸送進捗情報211のデータ構造の一例を示す図である。
輸送進捗情報211は、少なくとも、進行中である輸送の終了後に輸送車両として使用できる日時を示す「次回輸送開始可能日時」を有する。
図3のステップS200では、計画案作成部121が、輸送量情報111と、輸送リソース情報112と、拠点情報113と、移動コスト情報114と、を用いて、使用可能である輸送リソースのみを用いて荷物を輸送する輸送計画案を複数作成し、輸送計画案情報118に格納する。輸送計画案は、例えば、全通り探索によって作成される。
図12は、実施例1に係る輸送計画案情報118のデータ構造の一例を示す図である。
輸送計画案情報118は、少なくとも複数の輸送計画案を持つ。各輸送計画案は、少なくとも、車両を識別する「車両名」と、輸送先の拠点を識別する「拠点名」と、拠点で行われる作業を示す「作業名」と、作業対象のオーダを示す「オーダ番号」と、作業を行う時間を示す「作業時間」と、を有する。輸送計画案情報118は、オーダの輸送量を示す「数量」、総重量を示す「重量」、または総容積を含む「容積」をさらに含んでも良い。また、「作業時間」は、作業が行われている時間帯を示す「作業時間帯」で代用しても良い。
図3に戻って説明する。ステップS300では、計画変更量計算部122が、輸送リソース情報112と、輸送リソース手配計画情報115と、準備進行情報116と、ステップS200で作成した輸送計画案の一つと、を用いて、定期便の輸送計画から輸送計画案への計画変更量を計算する。ステップS100にて変更量評価指標情報117を読み込んでいる場合、変更量評価指標情報117を用いても良い。
図13は、実施例1に係る計画変更量計算部122が行う、変更量評価指標情報117を用いた計画変更量計算処理の一例を示すフローチャートである。
処理が開始されると、計画変更量計算部122は、記憶部110から、輸送リソース情報112と、輸送リソース手配計画情報115と、準備進行情報116と、変更量評価指標情報117と、を読み込むと共に、輸送計画案情報118を読み込む(S310)。
ステップS320では、計画変更量計算部122は、輸送リソース情報112と、ステップS310で読み込んだ輸送計画案情報118とを基に、輸送リソースの手配計画案を作成し、輸送リソース手配計画案情報119に格納する。
図14は、実施例1に係る輸送リソース手配計画案情報119のデータ構造の一例を示す図である。
輸送リソース手配計画案情報119は、少なくとも、配車・ドライバ手配計画案情報119aと、出荷作業員手配計画案情報119bと、を含む。配車・ドライバ手配計画案情報119aは、定期便の配車・ドライバ手配計画情報115aと同じデータ構造を有し、その内容は輸送リソース手配計画案に基づく車両及びドライバの手配計画の情報である。出荷作業員手配計画案情報119bは、定期便の出荷作業員手配計画情報115bと同じデータ構造を有し、その内容は輸送リソース手配計画案に基づく出荷作業員の手配計画の情報である。
図13に戻って説明する。計画変更量計算部122は、ステップS330を、物流コストの増減に影響を与える全ての輸送リソースの属性について実施する。ここで、物流コストの増減に影響を与える輸送リソースの属性は、例えば、追加した車両、キャンセルした車両、車両の稼働時間、ドライバの稼働時間、ドライバの担当エリア、オーダの積載車両、オーダの整列車両、出荷作業員の積載作業時間、および出荷作業員の整列作業時間などである。
ステップS330では、計画変更量計算部122は、属性に関する、輸送リソース情報112と、輸送リソース手配計画情報115と、準備進行情報116と、輸送リソース手配計画案情報119と、を基に、属性の変更量を計算する。
図15は、実施例1に係る計画変更量計算部122が行う、輸送リソースの属性の変更量計算処理の一例を示すフローチャートである。
処理が開始されると、計画変更量計算部122は、輸送リソース情報112のうち属性に関する情報と、輸送リソース手配計画情報115のうち属性に関する情報と、準備進行情報116のうち属性に関する情報と、輸送リソース手配計画案情報119のうち属性に関する情報と、を読み込む(S331)。
次に、計画変更量計算部122は、輸送リソース手配計画情報115のうち属性に関する情報から、定期便における属性の情報を抽出する(S332)。
次に、計画変更量計算部122は、輸送リソース手配計画案のうち属性に関する情報から、輸送計画案における属性の情報を抽出する(S333)。
次に、計画変更量計算部122は、定期便の輸送リソース手配計画情報における属性の情報と、輸送リソース手配計画案における属性の情報との間に差異が生じている情報を抽出する(S334)。このとき、ステップS331にて準備進行情報116が読み込まれている場合は、計画変更量計算部122は準備進行情報116を基に差異が生じているか判断する。
次に、計画変更量計算部122は、輸送リソース情報112のうち属性に関する情報を基に、属性が影響を与えている物流コストを、定期便および輸送計画案について計算する(S335)。具体的には、輸送リソース情報112のうち属性に関する情報と、ステップS334で抽出した定期便計画情報と、を基に、属性に関する定期便の物流コストのうち、変更する物流コストを計算する。加えて、輸送リソース情報112のうち属性に関する情報と、ステップS334で抽出した手配計画案と、を基に、属性に関する輸送計画案の物流コストのうち、変動する物流コストを計算する。
最後に、計画変更量計算部122は、ステップS335において抽出した、輸送計画案の物流コストから、定期便の物流コストを引いた差の絶対値を、属性の変更量として出力する(S336)。
図8と、図14と、を参照して、輸送リソースの属性の変更量計算処理の具体例を二つ説明する。
ドライバの輸送時間の変更量計算処理において、ステップS331では、計画変更量計算部122は、ドライバ情報112bと、定期便の配車・ドライバ手配計画情報115aと、配車・ドライバ手配計画案情報119aと、を読み込む。ステップS332では、計画変更量計算部122は、定期便の配車・ドライバ手配計画情報115aから、ドライバコードと、輸送時間帯と、を組み合わせた情報を抽出する。ステップS333では、計画変更量計算部122は、配車・ドライバ手配計画案情報119aから、ステップS332と同様の情報を抽出する。
次に、ステップS334では、計画変更量計算部122は、ドライバの輸送時間に差異が生じている情報を抽出する。例えば、ドライバコードの値「001」によって識別されるドライバ(以下、単に「ドライバコード001」とも記載する)の輸送時間は、定期便の配車・ドライバ手配計画情報115aにおいて30分であるが、配車・ドライバ手配計画案情報119aにおいて50分である。この場合、計画変更量計算部122は、輸送時間に差異が生じていると判断し、これらの情報を抽出する。次に、ステップS335では、計画変更量計算部122は、ドライバ情報112bの人件費と、抽出した差異情報とを基に、ドライバの人件費を計算する。例えば、定期便および輸送計画案におけるドライバコード001の人件費は、それぞれ、以下の式(1)および式(2)のように計算できる。
Figure 2022048586000002
Figure 2022048586000003
最後に、ステップS336では、計画変更量計算部122は、ドライバの人件費の変更量を、ドライバの輸送時間の変更量として出力する。例えば、ドライバの人件費の変更量は各ドライバの人件費の変更量の和で計算できる。ドライバコード001の人件費の変更量は以下の式(3)のように計算できる。
Figure 2022048586000004
出荷作業員の整列作業時間の変更量計算処理において、ステップS331では、計画変更量計算部122は、出荷作業員情報112cと、定期便の出荷作業員手配計画情報115bと、出荷作業員手配計画案情報119bと、準備進行情報116と、を読み込む。ステップS332では、計画変更量計算部122は、定期便の出荷作業員手配計画情報115bから、作業名が整列である行における、作業員コードと、オーダ番号と、車両名と、作業時間帯と、を組み合わせた情報を抽出する。ステップS333では、計画変更量計算部122は、出荷作業員手配計画案情報119bから、ステップS332と同様の情報を抽出する。
次に、ステップS334では、計画変更量計算部122は、出荷作業員の整列作業時間に差異が生じている情報を抽出する。例えば、作業員コードの値「001」によって識別される出荷作業員(以下、単に「作業員コード001」とも記載する)が行うオーダ番号1の整列作業は、定期便の出荷作業員手配計画情報115bにおいて車両Bに対して行われるが、出荷作業員手配計画案情報119bにおいて車両Aに対して行われる。準備進行情報116において、オーダ番号1は整列作業実施済である。このため、オーダ番号1の整列作業の対象を車両Bから車両Aに変更した場合、整列変更作業が必要であると分かる。この場合、計画変更量計算部122は、整列作業時間に差異が生じていると判断し、これらの情報を抽出する。次に、ステップS335では、計画変更量計算部122は、出荷作業員情報112cの人件費と、抽出した差異情報とを基に、出荷作業員の整列変更作業にかかる人件費の変更量を計算する。例えば、定期便および輸送計画案における作業員コード001の人件費は、それぞれ、以下の式(4)および式(5)のように計算できる。
Figure 2022048586000005
Figure 2022048586000006
最後に、ステップS336では、計画変更量計算部122は、出荷作業員の人件費の変更量を、出荷作業員の整列変更時間の変更量として出力する。例えば、出荷作業員の人件費の変更量は各出荷作業員の人件費の変更量の和で計算できる。作業員コード001の人件費の変更量は以下の式(6)のように計算できる。
Figure 2022048586000007
図13に戻って説明する。計画変更量計算部122は、このようにして各属性の変更量の計算を完了すると、次に、変更量評価指標情報117と、全属性の変更量とを基に、以下の式(7)のように変更量の重み付き和を計算する(S340)。
Figure 2022048586000008
最後に、計画変更量計算部122が、変更量の重み付き和を計画変更量として出力する(S350)。
計画変更量計算処理において、計画変更量計算部122は、変更量評価指標情報117を用いない場合、ステップS310にて変更量評価指標情報117を読み込まず、ステップS340にて変更量の和を計算し、ステップS350にて変更量の和を出力する。
図3に戻って説明する。ステップS400では、変更量評価部123が、直前のステップS300にて計算した計画変更量が暫定的な輸送計画の変更量より小さいか判定する。
ステップS500では、変更量評価部123が、直前のステップS300にて計画変更量を計算した輸送計画案を暫定的な輸送計画として保存する。
ステップS600では、表示部140が、変更量評価部123に保存された変更後の輸送計画の情報を受け取り、表示装置450に表示する。また、通信部150が、ネットワークNを介して、車載端末200および出荷計画管理端末300に変更後の輸送計画の情報を送る。
図16は、実施例1に係る輸送計画装置100の表示装置450に表示される結果概要の表示画面600の一例を示す図である。
表示画面600は、変更後の輸送計画の表示領域610と、定期便の輸送計画の表示領域620と、計画変更量、物流コストの差額の表示領域630と、を有する。表示画面600によって、変更後の輸送計画の取得と、変更前後の輸送計画の比較と、計画変更に要する物流コストの確認と、物流コストに換算した計画変更量の確認と、ができる。
変更後の輸送計画の表示領域610には、変更量が最小である輸送計画案が表示される。具体的には、輸送車両と、輸送車両が輸送したオーダと、輸送先拠点名と、拠点で行われる作業名と、作業時間帯と、が表示される。さらにオーダの輸送量を表示しても良い。輸送量は、数量、重量、容積またはそれらの組合せで代用しても良い。また、作業時間帯は、作業を行う時間、または、車両が拠点に留まる時間帯で代用しても良い。輸送計画は、横軸を時刻、縦軸を各車両とするようなガントチャートで可視化してもよい(図示せず)。
定期便の輸送計画の表示領域620には、定期便の輸送計画が表示される。具体的な表示項目は、変更後の輸送計画の表示領域610と同一である。
計画変更量、物流コストの差額の表示領域630には、物流コストに換算した計画変更量と、計画変更によって生じた追加物流コストと、が表示される。物流コストに換算した計画変更量は、例えば、変更後の輸送計画の表示領域610に表示された輸送計画案と定期便の輸送計画との間で式(1)から式(7)に示したような計算をすることによって得られた値である。計画変更によって生じた追加物流コストは、例えば、定期便の輸送計画に基づく物流コストに対する、変更後の輸送計画の表示領域610に表示された輸送計画案に基づく物流コストの増加分であり、後者の物流コストの合計から前者の物流コストの合計を減算することによって計算される。
図17は、実施例1に係る輸送計画装置100の表示装置450に表示される変更量の表示画面700の一例を示す図である。
表示画面700は、計画変更した車両リストの表示領域710と、計画変更したドライバリストの表示領域720と、計画変更した出荷作業リストの表示領域730と、車両・ドライバ手配コストの表示領域740と、遅延料金・損害賠償金の表示領域750と、出荷作業コストの表示領域760と、を有する。表示画面700によって、計画の変更部分と、物流コストの内訳の変更量と、を確認でき、分析および計画修正が容易となる。
計画変更した車両リストの表示領域710には、定期便と変更後の輸送計画との間で異なる車両情報が表示される。具体的には、輸送に使用する車両名と、車両の追加手配の有無を示すフラグと、車両の手配のキャンセルの有無を示すフラグと、車両の追加稼働時間と、が表示される。
計画変更したドライバリストの表示領域720には、定期便と変更後の輸送計画との間で異なるドライバ情報が表示される。具体的には、輸送作業を行うドライバコードと、ドライバの追加勤務時間と、ドライバの定期便、変更後それぞれにおける担当エリアと、が表示される。
計画変更した出荷作業リストの表示領域730には、定期便と変更後の輸送計画との間で異なる出荷作業情報が表示される。具体的には、作業対象を示すオーダ番号と、オーダを積載する車両の変更の有無を示すフラグと、積載を変更するために追加の作業の必要の有無を示するフラグと、オーダの整列の変更の有無を示すフラグと、整列を変更するための追加作業の必要の有無を示すフラグと、が表示される。
車両・ドライバ手配コストの表示領域740には、定期便と変更後の輸送計画とのそれぞれにおける、車両・ドライバの手配にかかるコストが表示される。
遅延料金・損害賠償金の表示領域750には、定期便と変更後の輸送計画とのそれぞれにおける、遅延料金・損害賠償金が表示される。
出荷作業コストの表示領域760には、定期便と変更後の輸送計画とのそれぞれにおける、出荷作業にかかる人件費が表示される。
図18は、実施例1に係る車載端末200の表示画面800の一例を示す図である。
表示画面800は、輸送計画表示領域810を有する。輸送計画表示領域810には、車両510の変更後の輸送計画が表示される。具体的には、変更後の輸送計画の表示領域610における表示項目と同様の表示項目に加え、荷物の輸送作業の進捗状況を示す情報(例えば輸送作業が完了したか否か)が表示される。表示画面800によって、ドライバが従う変更後の輸送計画と、進捗状況とを確認できる。
図19は、実施例1に係る出荷計画管理端末300の表示画面900の一例を示す図である。
表示画面900は、作業員別の作業計画表示領域910を有する。作業計画表示領域910には、作業員が行う作業情報が表示される。具体的には、作業員ごとに、作業対象を示すオーダ番号と、オーダを積載する車両名と、作業員が行う作業名と、作業時間帯と、作業の進捗状況(例えば作業が完了したか否か)と、が表示される。さらにオーダの輸送量を表示してもよい。輸送量は、数量、重量、容積、またはそれらの組合せで代用しても良い。また、作業時間帯は、作業を行う時間で代用しても良い。表示画面900によって、荷積作業員が従う変更後の出荷計画を確認できる。
本実施例は、変更量評価部123が、計画変更量と物流コストの重み付き和を評価するものである。以下に説明する相違点を除き、実施例2のシステムの各部は、図1~図19に示された実施例1の同一の符号を付された各部と同一の機能を有するため、それらの説明は省略する。
記憶部110:実施例1の記憶部110が記憶している情報に加えて、物流コストと変更量に対する評価指標情報161を記憶する。
図20は、実施例2に係る評価指標情報161のデータ構造の一例を示す図である。
評価指標情報161は、少なくとも、計画の評価指標である「評価指標」と、評価関数計算における各評価指標の重み付け係数を示す「重み付け係数」と、を有する。
図20の例では、「評価指標」の値として「物流コスト」および「変更量」が保持され、それぞれに対応する「重み付け係数」の値として「1」および「2」が保持される。これは、輸送計画案に基づく物流コストの重みが「1」、定期便の輸送計画から輸送計画案への計画変更量の重みが「2」であることを示している。これらの値は一例であり、例えば一方の重みを増す、または一方の重みを減じるなど、任意の重み付け係数の値を設定することができる。なお、実施例1は「物流コスト」の重み付け係数を「0」、「変更量」の重み付け係数を「1」に設定した場合に相当する。
実施例1から実施例2への変更箇所の説明に戻る。
ステップS100:記憶部110が、実施例1の情報に加え、入力装置460から評価指標情報161を読み込む。
ステップS300:計画変更量計算部122が、輸送リソース情報112と、輸送リソース手配計画情報115と、準備進行情報116と、評価指標情報161と、ステップS200で作成した輸送計画案の一つと、を用いて、定期便の輸送計画から輸送計画案への計画変更量と、物流コストとの重み付き和を計算する。ステップS100にて変更量評価指標情報117を読み込んでいる場合、変更量評価指標情報117を用いても良い。
以下、変更量評価指標情報117を用いた場合のステップの変更箇所について説明する。
ステップS310:計画変更量計算部122が、記憶部110から、輸送リソース情報112と、輸送リソース手配計画情報115と、準備進行情報116と、評価指標情報161と、変更量評価指標情報117と、を読み込むと共に、輸送計画案情報118を読み込む。
ステップS330:計画変更量計算部122が、属性に関する、輸送リソース情報112と、輸送リソース手配計画情報115と、準備進行情報116と、輸送リソース手配計画案情報119と、を基に、属性の変更量と、物流コストと、を計算する。
ステップS336:計画変更量計算部122が、S335において抽出した輸送計画案の物流コストから、定期便の物流コストを引いた差の絶対値を、属性の変更量として出力すると共に、輸送計画案の物流コストを出力する。
ステップS340:計画変更量計算部122が、変更量評価指標情報117と、全属性の変更量と、を基に、変更量の重み付き和を計算する。そして、計画変更量計算部122は、評価指標情報161と、変更量の重み付き和と、輸送計画案の物流コストと、を基に、変更量の重み付き和と輸送計画案の物流コストとの、重み付き和を計算する。
ステップS350:計画変更量計算部122が、変更量の重み付き和と輸送計画案の物流コストとの、重み付き和を出力する。
ステップS400:変更量評価部123が、直前のステップS300にて計算された計画変更量と物流コストの重み付き和が暫定的な輸送計画の変更量より小さいか判定する。
以上、本発明の実施例に係る輸送計画システムについて説明した。このような輸送計画システムによれば、輸送量の変動と輸送リソースの変更に対して、計画変更量を低減する輸送計画、または、計画変更量と物流コストを低減する輸送計画を立案することができる。
また、本発明の実施形態のシステムは次のように構成されてもよい。
(1)制御部(例えば制御部120)と、記憶部(例えば記憶部110)と、を有する輸送計画システム(例えば輸送計画装置100又はそれを含む輸送計画システム1)であって、記憶部は、オーダに基づく物品の輸送元、輸送先及び輸送量を示す輸送量情報(例えば輸送量情報111)と、物品の輸送に使用できる輸送リソースを示す輸送リソース情報(例えば輸送リソース情報112)と、予定されている輸送リソースの手配計画を示す輸送リソース手配計画情報(例えば輸送リソース手配計画情報115)と、を保持し、制御部は、輸送量情報及び前記輸送リソース情報に基づいて、物品の輸送に使用できる輸送リソースを用いたオーダに基づく物品の輸送のための輸送リソースの手配計画案(例えば輸送リソース手配計画案情報119に含まれる手配計画案)を複数生成し(例えばS200)、輸送リソース手配計画情報に基づいて、予定されている輸送リソースの手配計画に基づく物流コストに対して、輸送リソースの手配計画案を採用した場合の物流コストの変更量を、複数の輸送リソースの手配計画案の各々について計算する(例えばS300)。
これによって、輸送量の変動と輸送リソースの変更に対して、計画変更量を低減する輸送計画を立案することが可能になる。
(2)上記(1)において、記憶部は、輸送リソースの属性ごとの物流コストの変更量の重み係数(例えば変更量評価指標情報117の重み付け係数)を保持し、制御部は、輸送リソースの属性ごとに、予定されている輸送リソースの手配計画に基づく物流コストと輸送リソースの手配計画案を採用した場合の物流コストとの差分の絶対値を計算し、重み係数を用いた差分の絶対値の重み付け和を物流コストの変更量として計算する(例えばS330、S340)。
これによって、変更量を適切に計算することができる。
(3)上記(2)において、輸送リソース情報は、物品の輸送に使用できる車両に関する車両情報(例えば車両情報112a)、車両の運転に使用できる運転者に関するドライバ情報(例えばドライバ情報112b)、及び、物品の前記車両への積載作業に使用できる出荷作業員に関する出荷作業員情報(例えば出荷作業員情報112c)を含み、輸送リソースの属性は、予定されている輸送リソースの手配計画に対して追加される車両、予定されている輸送リソースの手配計画に対してキャンセルされる車両、車両の稼働時間、運転者の輸送時間、運転者の担当エリア、オーダに基づく物品の積載作業、オーダに基づく前記物品の整列作業、出荷作業員の積載作業の時間、及び、出荷作業員の整列作業の時間の少なくともいずれかを含む。
これによって、変更量を適切に計算することができる。
(4)上記(1)において、記憶部は、物流コストの変更量と物流コストとの重み係数(例えば評価指標情報161の重み付け係数)を保持し、制御部は、予定されている輸送リソースの手配計画に基づく物流コストに対して、輸送リソースの手配計画案を採用した場合の物流コストの変更量と、輸送リソースの手配計画案を採用した場合の物流コストとの重み係数を用いた重み付け和を計算し(例えばS340)、重み付け和が最小となる輸送リソースの手配計画案により実現できる輸送計画案を特定する(例えばS600)。
これによって、輸送量の変動と輸送リソースの変更に対して、計画変更量及び物流コストを低減する輸送計画を立案することが可能になる。
(5)上記(4)において、輸送リソース情報は、物品の輸送に使用できる車両に関する車両情報、車両の運転に使用できる運転者に関するドライバ情報、及び、物品の前記車両への積載作業に使用できる出荷作業員に関する出荷作業員情報を含み、輸送リソースの手配計画案は、オーダに基づく物品の輸送に使用する車両、運転者及び出荷作業員の情報(例えば配車・ドライバ手配計画案情報119aおよび出荷作業員手配計画案情報119b)を含み、制御部は、重み付け和が最小となる輸送リソースの手配計画案により実現できる輸送計画案に含まれる車両の車載端末(例えば車載端末200)、及び、当該輸送リソースの手配計画案に含まれる出荷作業員の出荷作業を管理するための管理端末(例えば出荷計画管理端末300)に、当該輸送リソースの手配計画案及び輸送計画案を送信する(例えばS600)。
これによって、生成された輸送リソースの手配計画案がそれを実行する対象に適切に伝達される。
(6)上記(5)において、制御部に接続される表示部(例えば表示部140)と、ネットワーク(例えばネットワークN)を介して制御部に接続される車載端末(例えば車載端末200)及び管理端末(例えば出荷計画管理端末300)と、をさらに有し、表示部は、重み付け和が最小となる輸送リソースの手配計画案、予定されている輸送リソースの手配計画、物流コストの変更量、物流コスト、重み付け和が最小となる輸送リソースの手配計画案及び予定されている輸送リソースの手配計画のそれぞれが採用された場合の輸送リソースごとの物流コスト、並びに、前記重み付け和が最小となる前記輸送リソースの手配計画案により実現できる輸送計画の少なくともいずれか(例えば図16~図17の表示のいずれか)を表示し、車載端末は、重み付け和が最小となる前記輸送計画案のうち、車載端末を搭載する車両に関する輸送計画案を出力し(例えば図18の出力)、管理端末は、重み付け和が最小となる輸送リソースの手配計画案のうち、管理端末の管理対象に関する手配計画案を出力する(例えば図19の出力)。
これによって、生成された手配計画案の妥当性の確認が支援されるとともに、生成された手配計画案がそれを実行する対象に適切に伝達される。
(7)上記(1)において、輸送リソース情報は、物品の輸送に使用できる車両に関する車両情報、車両の運転に使用できる運転者に関するドライバ情報、及び、物品の車両への積載作業に使用できる出荷作業員に関する出荷作業員情報を含み、輸送リソースの手配計画案は、オーダに基づく物品の輸送に使用する車両、運転者及び出荷作業員の情報を含み、記憶部は、物品の輸送の拠点が属するエリアを示す拠点情報(例えば拠点情報113)と、物品の輸送元から輸送先までの移動時間を示す移動コスト情報(例えば移動コスト情報114)と、輸送リソースの手配計画に基づく作業の進行状況を示す準備進行情報(例えば準備進行情報116)と、車両ごとの単価情報と、車両ごとのキャンセル料と、運転者ごとの単価情報と、運転者ごとの担当エリア情報と、運転者ごとの輸送ミスのリスクの大きさを示す輸送ミスリスク係数と、出荷作業員ごとの単価情報と、出荷作業員ごとの出荷ミスのリスクの大きさを示す出荷ミスリスク係数と、輸送が遅延したときに生じる遅延料金を示す遅延料金情報と、輸送に起因する損害に対して発生する損害賠償金を示す損害賠償金情報と、の少なくともいずれか(例えば図5~図7、図9~図11、図20等の少なくともいずれか)をさらに保持し、制御部は、輸送量情報と、輸送リソース情報と、拠点情報、移動コスト情報及び準備進行情報の少なくともいずれかと、に基づいて、物品の輸送に使用できる輸送リソースを用いたオーダに基づく物品の輸送計画案を複数生成し、輸送計画案の各々に対し、輸送を実現するための輸送リソースの手配計画案を生成し、輸送リソース手配計画情報と、車両ごとの単価情報、キャンセル料、運転者ごとの単価情報、担当エリア情報、輸送ミスリスク係数、出荷作業員ごとの単価情報、出荷ミスリスク係数、遅延料金情報及び損害賠償金情報の少なくともいずれかと、に基づいて、予定されている輸送リソースの手配計画に基づく物流コストに対して、輸送リソースの手配計画案を採用した場合の物流コストの変更量を、複数の輸送リソースの手配計画案の各々について計算する。
これによって、物流コストを適切に計算することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明のより良い理解のために詳細に説明したのであり、必ずしも説明の全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることが可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によってハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによってソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、不揮発性半導体メモリ、ハードディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)等の記憶デバイス、または、ICカード、SDカード、DVD等の計算機読み取り可能な非一時的データ記憶媒体に格納することができる。
また、制御線及び情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線及び情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…輸送計画システム、100…輸送計画装置、110…記憶部、111…輸送量情報、112…輸送リソース情報、113…拠点情報、114…移動コスト情報、115…輸送リソース手配計画情報、116…準備進行情報、117…変更量評価指標情報、118…輸送計画案情報、119…輸送リソース手配計画案情報、120…制御部、121…計画案作成部、122…計画変更量計算部、123…変更量評価部、130…入力部、140…表示部、150…通信部、N…ネットワーク、200…車載端末、210…記憶部、211…輸送進捗情報、300…出荷計画管理端末、310…記憶部、311…進行情報。

Claims (14)

  1. 制御部と、前記制御部に接続される記憶部と、を有する輸送計画システムであって、
    前記記憶部は、オーダに基づく物品の輸送元、輸送先及び輸送量を示す輸送量情報と、前記物品の輸送に使用できる輸送リソースを示す輸送リソース情報と、予定されている前記輸送リソースの手配計画を示す輸送リソース手配計画情報と、を保持し、
    前記制御部は、
    前記輸送量情報及び前記輸送リソース情報に基づいて、前記物品の輸送に使用できる輸送リソースを用いた前記オーダに基づく物品の輸送計画案を複数生成し、前記輸送計画案の各々に対し、輸送を実現するための前記輸送リソースの手配計画案を生成し、
    前記輸送リソース手配計画情報に基づいて、前記予定されている輸送リソースの手配計画に基づく物流コストに対して、前記輸送リソースの手配計画案を採用した場合の物流コストの変更量を、前記複数の輸送リソースの手配計画案の各々について計算することを特徴とする輸送計画システム。
  2. 請求項1に記載の輸送計画システムであって、
    前記記憶部は、前記輸送リソースの属性ごとの物流コストの変更量の重み係数を保持し、
    前記制御部は、前記輸送リソースの属性ごとに、前記予定されている輸送リソースの手配計画に基づく物流コストと前記輸送リソースの手配計画案を採用した場合の物流コストとの差分の絶対値を計算し、前記重み係数を用いた前記差分の絶対値の重み付け和を前記物流コストの変更量として計算することを特徴とする輸送計画システム。
  3. 請求項2に記載の輸送計画システムであって、
    前記輸送リソース情報は、前記物品の輸送に使用できる車両に関する車両情報、前記車両の運転に使用できる運転者に関するドライバ情報、及び、前記物品の前記車両への積載作業に使用できる出荷作業員に関する出荷作業員情報を含み、
    前記輸送リソースの属性は、前記予定されている輸送リソースの手配計画に対して追加される前記車両、前記予定されている輸送リソースの手配計画に対してキャンセルされる前記車両、前記車両の稼働時間、前記運転者の輸送時間、前記運転者の担当エリア、前記オーダに基づく前記物品の積載作業、前記オーダに基づく前記物品の整列作業、前記出荷作業員の前記積載作業の時間、及び、前記出荷作業員の前記整列作業の時間の少なくともいずれかを含むことを特徴とする輸送計画システム。
  4. 請求項1に記載の輸送計画システムであって、
    前記記憶部は、物流コストの変更量と物流コストとの重み係数を保持し、
    前記制御部は、前記予定されている輸送リソースの手配計画に基づく物流コストに対して、前記輸送リソースの手配計画案を採用した場合の物流コストの変更量と、前記輸送リソースの手配計画案を採用した場合の物流コストとの前記重み係数を用いた重み付け和を計算し、前記重み付け和が最小となる前記輸送リソースの手配計画案により実現できる輸送計画案を特定することを特徴とする輸送計画システム。
  5. 請求項4に記載の輸送計画システムであって、
    前記輸送リソース情報は、前記物品の輸送に使用できる車両に関する車両情報、前記車両の運転に使用できる運転者に関するドライバ情報、及び、前記物品の前記車両への積載作業に使用できる出荷作業員に関する出荷作業員情報を含み、
    前記輸送リソースの手配計画案は、前記オーダに基づく物品の輸送に使用する車両、運転者及び出荷作業員の情報を含み、
    前記制御部は、前記重み付け和が最小となる前記輸送リソースの手配計画案により実現できる輸送計画案に含まれる前記車両の車載端末、及び、当該輸送リソースの手配計画案に含まれる前記出荷作業員の出荷作業を管理するための管理端末に、当該輸送リソースの手配計画案及び輸送計画案を送信することを特徴とする輸送計画システム。
  6. 請求項5に記載の輸送計画システムであって、
    前記制御部に接続される表示部と、ネットワークを介して前記制御部に接続される前記車載端末及び前記管理端末と、をさらに有し、
    前記表示部は、前記重み付け和が最小となる前記輸送リソースの手配計画案、前記予定されている輸送リソースの手配計画、前記物流コストの変更量、前記物流コスト、前記重み付け和が最小となる前記輸送リソースの手配計画案及び前記予定されている輸送リソースの手配計画のそれぞれが採用された場合の前記輸送リソースごとの前記物流コスト、並びに、前記重み付け和が最小となる前記輸送リソースの手配計画案により実現できる輸送計画の少なくともいずれかを表示し、
    前記車載端末は、前記重み付け和が最小となる前記輸送計画案のうち、前記車載端末を搭載する車両に関する輸送計画案を出力し、
    前記管理端末は、前記重み付け和が最小となる前記輸送リソースの手配計画案のうち、前記管理端末の管理対象に関する手配計画案を出力することを特徴とする輸送計画システム。
  7. 請求項1に記載の輸送計画システムであって、
    前記輸送リソース情報は、前記物品の輸送に使用できる車両に関する車両情報、前記車両の運転に使用できる運転者に関するドライバ情報、及び、前記物品の前記車両への積載作業に使用できる出荷作業員に関する出荷作業員情報を含み、
    前記輸送リソースの手配計画案は、前記オーダに基づく物品の輸送に使用する車両、運転者及び出荷作業員の情報を含み、
    前記記憶部は、前記物品の輸送の拠点が属するエリアを示す拠点情報と、前記物品の輸送元から輸送先までの移動時間を示す移動コスト情報と、前記輸送リソースの手配計画に基づく作業の進行状況を示す準備進行情報と、前記車両ごとの単価情報と、前記車両ごとのキャンセル料と、前記運転者ごとの単価情報と、前記運転者ごとの担当エリア情報と、前記運転者ごとの輸送ミスのリスクの大きさを示す輸送ミスリスク係数と、前記出荷作業員ごとの単価情報と、前記出荷作業員ごとの出荷ミスのリスクの大きさを示す出荷ミスリスク係数と、輸送が遅延したときに生じる遅延料金を示す遅延料金情報と、輸送に起因する損害に対して発生する損害賠償金を示す損害賠償金情報と、の少なくともいずれかをさらに保持し、
    前記制御部は、
    前記輸送量情報と、前記輸送リソース情報と、前記拠点情報、前記移動コスト情報及び前記準備進行情報の少なくともいずれかと、に基づいて、前記物品の輸送に使用できる輸送リソースを用いた前記オーダに基づく物品の輸送計画案を複数生成し、前記輸送計画案の各々に対し、輸送を実現するための前記輸送リソースの手配計画案を生成し、
    前記輸送リソース手配計画情報と、前記車両ごとの単価情報、前記キャンセル料、前記運転者ごとの単価情報、前記担当エリア情報、前記輸送ミスリスク係数、前記出荷作業員ごとの単価情報、前記出荷ミスリスク係数、前記遅延料金情報及び前記損害賠償金情報の少なくともいずれかと、に基づいて、前記予定されている輸送リソースの手配計画に基づく物流コストに対して、前記輸送リソースの手配計画案を採用した場合の物流コストの変更量を、前記複数の輸送リソースの手配計画案の各々について計算することを特徴とする輸送計画システム。
  8. 制御部と、前記制御部に接続される記憶部と、を有する輸送計画システムが実行する輸送計画方法であって、
    前記記憶部は、オーダに基づく物品の輸送元、輸送先及び輸送量を示す輸送量情報と、前記物品の輸送に使用できる輸送リソースを示す輸送リソース情報と、予定されている前記輸送リソースの手配計画を示す輸送リソース手配計画情報と、を保持し、
    前記輸送計画方法は、
    前記制御部が、前記輸送量情報及び前記輸送リソース情報に基づいて、前記物品の輸送に使用できる輸送リソースを用いた前記オーダに基づく物品の輸送計画案を複数生成し、前記輸送計画案の各々に対し、輸送を実現するための前記輸送リソースの手配計画案を生成する第1手順と、
    前記制御部が、前記輸送リソース手配計画情報に基づいて、前記予定されている輸送リソースの手配計画に基づく物流コストに対して、前記輸送リソースの手配計画案を採用した場合の物流コストの変更量を、前記複数の輸送リソースの手配計画案の各々について計算する第2手順と、を含むことを特徴とする輸送計画方法。
  9. 請求項8に記載の輸送計画方法であって、
    前記記憶部は、前記輸送リソースの属性ごとの物流コストの変更量の重み係数を保持し、
    前記第2手順において、前記制御部は、前記輸送リソースの属性ごとに、前記予定されている輸送リソースの手配計画に基づく物流コストと前記輸送リソースの手配計画案を採用した場合の物流コストとの差分の絶対値を計算し、前記重み係数を用いた前記差分の絶対値の重み付け和を前記物流コストの変更量として計算することを特徴とする輸送計画方法。
  10. 請求項9に記載の輸送計画方法であって、
    前記輸送リソース情報は、前記物品の輸送に使用できる車両に関する車両情報、前記車両の運転に使用できる運転者に関するドライバ情報、及び、前記物品の前記車両への積載作業に使用できる出荷作業員に関する出荷作業員情報を含み、
    前記輸送リソースの属性は、前記予定されている輸送リソースの手配計画に対して追加される前記車両、前記予定されている輸送リソースの手配計画に対してキャンセルされる前記車両、前記車両の稼働時間、前記運転者の輸送時間、前記運転者の担当エリア、前記オーダに基づく前記物品の積載作業、前記オーダに基づく前記物品の整列作業、前記出荷作業員の前記積載作業の時間、及び、前記出荷作業員の前記整列作業の時間の少なくともいずれかを含むことを特徴とする輸送計画方法。
  11. 請求項8に記載の輸送計画方法であって、
    前記記憶部は、物流コストの変更量と物流コストとの重み係数を保持し、
    前記第2手順において、前記制御部は、前記予定されている輸送リソースの手配計画に基づく物流コストに対して、前記輸送リソースの手配計画案を採用した場合の物流コストの変更量と、前記輸送リソースの手配計画案を採用した場合の物流コストとの前記重み係数を用いた重み付け和を計算し、
    前記輸送計画方法は、前記制御部が、前記重み付け和が最小となる前記輸送リソースの手配計画案により実現できる輸送計画案を特定すること
    第3手順をさらに含むことを特徴とする輸送計画方法。
  12. 請求項11に記載の輸送計画方法であって、
    前記輸送リソース情報は、前記物品の輸送に使用できる車両に関する車両情報、前記車両の運転に使用できる運転者に関するドライバ情報、及び、前記物品の前記車両への積載作業に使用できる出荷作業員に関する出荷作業員情報を含み、
    前記輸送リソースの手配計画案は、前記オーダに基づく物品の輸送に使用する車両、運転者及び出荷作業員の情報を含み、
    前記輸送計画方法は、前記制御部が、前記重み付け和が最小となる前記輸送リソースの手配計画案により実現できる輸送計画案に含まれる前記車両の車載端末、及び、当該輸送リソースの手配計画案に含まれる前記出荷作業員の出荷作業を管理するための管理端末に、当該輸送リソースの手配計画案及び輸送計画案を送信する第4手順をさらに含むことを特徴とする輸送計画方法。
  13. 請求項12に記載の輸送計画方法であって、
    前記制御部に接続される表示部と、ネットワークを介して前記制御部に接続される前記車載端末及び前記管理端末と、をさらに有し、
    前記第4手順において、前記表示部は、前記重み付け和が最小となる前記輸送リソースの手配計画案、前記予定されている輸送リソースの手配計画、前記物流コストの変更量、前記物流コスト、前記重み付け和が最小となる前記輸送リソースの手配計画案及び前記予定されている輸送リソースの手配計画のそれぞれが採用された場合の前記輸送リソースごとの前記物流コスト、並びに、前記重み付け和が最小となる前記輸送リソースの手配計画案により実現できる輸送計画の少なくともいずれかを表示し、
    前記第4手順において、前記車載端末は、前記重み付け和が最小となる最小となる前記輸送計画案のうち、前記車載端末を搭載する車両に関する輸送計画案を出力し、
    前記第4手順において、前記管理端末は、前記重み付け和が最小となる前記輸送リソースの手配計画案のうち、前記管理端末の管理対象に関する手配計画案を出力することを特徴とする輸送計画方法。
  14. 請求項8に記載の輸送計画方法であって、
    前記輸送リソース情報は、前記物品の輸送に使用できる車両に関する車両情報、前記車両の運転に使用できる運転者に関するドライバ情報、及び、前記物品の前記車両への積載作業に使用できる出荷作業員に関する出荷作業員情報を含み、
    前記輸送リソースの手配計画案は、前記オーダに基づく物品の輸送に使用する車両、運転者及び出荷作業員の情報を含み、
    前記記憶部は、前記物品の輸送の拠点が属するエリアを示す拠点情報と、前記物品の輸送元から輸送先までの移動時間を示す移動コスト情報と、前記輸送リソースの手配計画に基づく作業の進行状況を示す準備進行情報と、前記車両ごとの単価情報と、前記車両ごとのキャンセル料と、前記運転者ごとの単価情報と、前記運転者ごとの担当エリア情報と、前記運転者ごとの輸送ミスのリスクの大きさを示す輸送ミスリスク係数と、前記出荷作業員ごとの単価情報と、前記出荷作業員ごとの出荷ミスのリスクの大きさを示す出荷ミスリスク係数と、輸送が遅延したときに生じる遅延料金を示す遅延料金情報と、輸送に起因する損害に対して発生する損害賠償金を示す損害賠償金情報と、の少なくともいずれかをさらに保持し、
    前記第1手順において、前記制御部は、前記輸送量情報と、前記輸送リソース情報と、前記拠点情報、前記移動コスト情報及び前記準備進行情報の少なくともいずれかと、に基づいて、前記物品の輸送に使用できる輸送リソースを用いた前記オーダに基づく物品の輸送計画案を複数生成し、前記輸送計画案の各々に対し、輸送を実現するための前記輸送リソースの手配計画案を生成し、
    前記第2手順において、前記制御部は、前記輸送リソース手配計画情報と、前記車両ごとの単価情報、前記キャンセル料、前記運転者ごとの単価情報、前記担当エリア情報、前記輸送ミスリスク係数、前記出荷作業員ごとの単価情報、前記出荷ミスリスク係数、前記遅延料金情報及び前記損害賠償金情報の少なくともいずれかと、に基づいて、前記予定されている輸送リソースの手配計画に基づく物流コストに対して、前記輸送リソースの手配計画案を採用した場合の物流コストの変更量を、前記複数の輸送リソースの手配計画案の各々について計算することを特徴とする輸送計画方法。
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