JP2022047618A - マスクホルダー - Google Patents
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Abstract
【課題】マスクを保持させるための作業を好適に行うことができるマスクホルダーを提供する。【解決手段】折り曲げ可能なシート材により構成されマスク本体m1に耳掛け紐m2が取り付けられてなるマスクMを折り畳んで保持し得るマスクホルダーであり、一面側にマスク本体m1が添接し得る左上保持面11、右上保持面21、左下保持面31、右下保持面41を設けたホルダー本体Aを備え、ホルダー本体Aが、展開姿勢(B)と、展開姿勢(B)から四つ折りされて左上保持面11、右上保持面21、左下保持面31、右下保持面41が外部に露出しないようにした保持姿勢とを採り得るものとする。【選択図】図2
Description
本発明は、マスクを衛生的に携帯し得るマスクホルダーに関する。
従来から、マスクを折り畳んで収納し得るケースが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
ところが、従来のこの種のケースは、使用者によってマスクを二つ折りにして、そのマスクを介装プレートにセッティングするという作業が求められるものとなっていた。そのため、従来のものは、マスクを収納する作業が直感的に分かり難く、使用者に煩わしさを感じさせるものとなっていた。
本発明は、以上のような事情に着目してなされたもので、少なくとも、マスクを保持させるための作業を好適に行うことができるマスクホルダーを提供することにある。
すなわち、本発明は次の構成をなしている。
請求項1に記載の発明は、折り曲げ可能なシート材により構成されマスク本体に耳掛け紐が取り付けられてなるマスクを折り畳んで保持し得るマスクホルダーであって、一面側に前記マスク本体が添接し得る保持面を設けたホルダー本体を備えたものであり、前記ホルダー本体が、保持すべき前記マスク本体を添接させ得るように前記保持面を外部に露出させた展開姿勢と、この展開姿勢から四つ折りされて前記保持面に添接させた前記マスク本体を前記保持面間に挟みつつ当該保持面が外部に露出しないようにした保持姿勢とを採り得るものであるマスクホルダー。
請求項2に記載の発明は、前記ホルダー本体の左右両側縁部から基端折り線部を介して連設され前記マスク本体における左右の側部を保持し得る左右の保持フラップを備えたものであり、前記左右の保持フラップが、前記基端折り線部を中心に回転し前記ホルダー本体に添接された前記マスク本体の一面側を覆い得る被覆姿勢を採り得るものである請求項1記載のマスクホルダーである。
請求項3に記載の発明は、前記ホルダー本体が、前記保持面を有し折り曲げ部を介して四つ折り可能に連結された四つの保持板部を主体に構成されたものであり、前記左右の保持フラップが、上下に隣接し合う二つの前記保持板部間に跨るように前記基端折り線部を介して連設されている請求項2記載のマスクホルダーである。
請求項4に記載の発明は、前記折り曲げ部が、マスク本体の厚み寸法よりも大きな幅寸法に設定されたものである請求項3記載のマスクホルダーである。
請求項5に記載の発明は、前記折り曲げ部が、一定の間隔を空けて平行に形成された複数の折り線部を有したものである請求項3又は4記載のマスクホルダーである。
請求項6に記載の発明は、前記左の保持フラップが、前記基端折り線部を構成する左上の基端折り線部分を介して左上の前記保持板部に接続するとともに前記基端折り線部を構成する左下の基端折り線部分を介して左下の前記保持板部に接続されたものであり、前記右の保持フラップが、前記基端折り線部を構成する右上の基端折り線部分を介して右上の前記保持板部に接続するとともに前記基端折り線部を構成する右下の基端折り線部分を介して右下の前記保持板部に接続されたものであって、前記左の保持フラップが前記被覆姿勢において前記左上及び左下の保持板部間の前記折り曲げ部に接しないように構成されたものであり、前記右の保持フラップが前記被覆姿勢において前記右上及び右下の保持板部間の前記折り曲げ部に接しないように構成されたものである請求項3記載のマスクホルダーである。
請求項7に記載の発明は、前記左上、左下の基端折り線部分の相対角度が、前記左の保持フラップが前記被覆姿勢において前記左上及び左下の保持板部間の前記折り曲げ部に接しないように設定されており、前記右上、右下の基端折り線部分の相対角度が、前記右の保持フラップが前記被覆姿勢において前記右上及び右下の保持板部間の前記折り曲げ部に接しないように設定されている請求項6記載のマスクホルダーである。
請求項8に記載の発明は、前記ホルダー本体に、前記保持姿勢において前記耳掛け紐を位置決めし得る切欠部が設けられている請求項1、2、3、4、5、6又は7記載のマスクホルダーである。
請求項9に記載の発明は、展開姿勢における前記ホルダー本体が、矩形状をなす左上の保持板部と、この左上の保持板部の右側に折り曲げ部を介して配された矩形状をなす右上の保持板部と、この右上の保持板部の下に折り曲げ部を介して配された矩形状をなす右下の保持板部と、この右下の保持板部の左側に折り曲げ部を介して配されるとともに前記左上の保持板部の下に折り曲げ部を介して配された矩形状をなす左下の保持板部とを備えたものであり、前記各折曲部の内側縁部間に孔が形成されている請求項3記載のマスクホルダーである。
請求項10に記載の発明は、前記保持姿勢をなす前記ホルダー本体の一角部の動きを抑制することにより、当該保持姿勢を維持させる姿勢維持手段が設けられている請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載のマスクホルダーである。
以上説明したように本発明によれば、少なくとも、マスクを保持させるための作業を好適に行うことができるマスクホルダーを提供することができるものとなる。
以下、本発明の一実施形態を、図1~6を参照して説明する。なお、明細書における上下方向・左右方向・前後方向、及び、山折り・谷折りについては、図1に示される展開姿勢(B)における正面図に基づいて説明するものとする。また、図1では、山折り線に相当する折り線を破線で示しており、谷折り線に相当する折り線を実線で示している。
マスクホルダーは、折り曲げ可能な合成樹脂製のシート材により構成されたものである。マスクホルダーは、単一のシート材を所定の位置において折り曲げることによりマスクMを携帯性に優れるように折り畳んでコンパクトに保持し得るものとなっている。
なお、マスクホルダーに保持されるマスクMは、一般に流通しているものであり、略矩形状をなすマスク本体m1の左右両側部に当該マスク本体m1と協働して耳掛け用の環状部を形成し得る耳掛け紐m2が取り付けられてなるものである。
マスクホルダーは、一面側である前面側にマスク本体m1が添接し得る保持面たる左上保持面11、右上保持面21、左下保持面31、右下保持面41を設けたホルダー本体Aと、ホルダー本体Aの左右両側縁部から谷折り線である左右の基端折り線部H、Iを介して連設されマスク本体m1における左右の側部を保持し得る左右の保持フラップD、Eを備えたものである。
ホルダー本体Aは、保持すべきマスク本体m1を添接させ得るように左上保持面11、右上保持面21、左下保持面31、右下保持面41を外部に露出させた展開姿勢(B)と、展開姿勢(B)から四つ折りされて左上保持面11、右上保持面21、左下保持面31、右下保持面41に添接させたマスク本体m1を左上保持面11と左下保持面31との間及び右上保持面21と右下保持面41との間に挟みつつ当該左上保持面11、右上保持面21、左下保持面31、右下保持面41が外部に露出しないようにした保持姿勢(C)とを採り得るものとなっている。
ホルダー本体Aは、全体として横長矩形状をなしている。ホルダー本体Aは、左上保持面11、右上保持面21、左下保持面31、右下保持面41を有し折り曲げ部(左の上下方向折り曲げ部5、右の上下方向折り曲げ部6、上の左右方向折り曲げ部7、下の左右方向折り曲げ部8)を介して四つ折り可能に連結された略横長矩形状をなす四つの保持板部たる左上保持板部1、右上保持板部2、左下保持板部3、右下保持板部4を主体に構成されている。
ホルダー本体Aを構成する左上保持板部1、右上保持板部2、左下保持板部3、右下保持板部4における各外側縁の上下方向中央部には、保持姿勢(C)において耳掛け紐m2を位置決めし得る切欠部12、22、32、42が設けられている。
左の上下方向折り曲げ部5は、左上保持面11を有する左上保持板部1と左下保持面31を有する左下保持板部3との間を繋ぐものである。左の上下方向折り曲げ部5は、マスク本体m1の厚み寸法よりも大きな幅寸法に設定されたものである。左の上下方向折り曲げ部5は、左右方向に直線状に延びてなり一定の間隔を空けて上下に並んで平行に形成された複数の折り線部たる上の谷折り線51及び下の谷折り線52を有したものである。
右の上下方向折り曲げ部6は、右上保持面21を有する右上保持板部2と右下保持面41を有する右下保持板部4との間を繋ぐものである。右の上下方向折り曲げ部6は、マスク本体m1の厚み寸法よりも大きな幅寸法に設定されたものである。右の上下方向折り曲げ部6は、左右方向に直線状に延びてなり一定の間隔を空けて上下に並んで平行に形成された複数の折り線部たる上の谷折り線61及び下の谷折り線62を有したものである。
上の左右方向折り曲げ部7は、左上保持面11を有する左上保持板部1と右上保持面21を有する右上保持板部2との間を繋ぐものである。上の左右方向折り曲げ部7は、マスク本体m1の厚み寸法よりも大きな幅寸法に設定されたものである。上の左右方向折り曲げ部7は、上下方向に延びてなり一定の間隔を空けて平行に形成された複数の折り線部たる左の谷折り線71、中央谷折り線72、右の谷折り線73を有したものである。
なお、この実施形態では、ホルダー本体Aが保持姿勢(C)を採る際に、上の左右方向折り曲げ部7に、マスクMの耳掛け紐m2を引っ掛けて位置決めし得る切欠部74が形成されるようになっている。換言すれば、ホルダー本体Aには、保持姿勢(C)を採る時にのみ、ホルダー本体Aの外側縁に切欠部74が設けられ得る構成を有している。
より具体的には、上の左右方向折り曲げ部7における上下方向中間部に上下方向に間隔を空けて左右方向に延びた一対のスリット75が設けられている。そして、一対のスリット75間に位置する部位7aは、ホルダー本体Aが保持姿勢(C)を採る際に、左右方向中央部に位置する中央山折り線76で山折りされることにより、切欠部74が出現し得るものとなっている。
下の左右方向折り曲げ部8は、左下保持面31を有する左下保持板部3と右下保持面41を有する右下保持板部4との間を繋ぐものである。下の左右方向折り曲げ部8は、マスク本体m1の厚み寸法よりも大きな幅寸法に設定されたものである。下の左右方向折り曲げ部8は、上下方向に延びてなり一定の間隔を空けて平行に形成された複数の折り線部たる左の山折り線81、中央谷折り線82、右の山折り線83を有したものである。
なお、左右の上下方向折り曲げ部5、6の間、及び、上下の左右方向折り曲げ部7、8の間には、孔9が設けられている。換言すれば、左右の上下方向折り曲げ部5、6により構成される横延び折り曲げ部と上下の左右方向折り曲げ部7、8により構成される縦延び折り曲げ部との交差点には、概略ホームベース状をなす孔9が設けられている。
すなわち、展開姿勢(B)におけるホルダー本体Aは、横長長方形状をなす左上保持板部1と、左上保持板部1の右側に上の左右方向折り曲げ部7を介して配された横長長方形状をなす右上保持板部2と、右上保持板部2の下に右の上下方向折り曲げ部6を介して配された横長長方形状をなす右下保持板部4と、右下保持板部4の左側に下の左右方向折り曲げ部8を介して配されるとともに左上保持板部1の下に左の上下方向折り曲げ部5を介して配された横長長方形状をなす左下保持板部3とを備えたものであり、各折曲部5、6、7、8の内側縁部間に孔9が形成されている。
左右の保持フラップD、Eは、ホルダー本体A上に載置されたマスク本体m1に覆い被さることにより、マスク本体m1をホルダー本体Aに対してずれ止めし得るものである。
左右の保持フラップD、Eは、左右の基端折り線部H、Iを中心に回転し得るものである。左右の保持フラップD、Eは、展開状態にある自由姿勢(F)と、左右の基端折り線部H、Iを中心に回転しホルダー本体Aに添接されたマスク本体m1の側部を部分的に覆い得る被覆姿勢(G)を採り得るものである。
左右の保持フラップD、Eは、ホルダー本体Aの左右両側縁部から突設された尾ひれ状のものである。左右の保持フラップD、Eにおける外側端縁には、ホルダー本体A側に向かって湾曲状に凹んだ湾曲部d1、e1が設けられている。
左右の保持フラップD、Eにおける上下方向中央部には、横方向に延びた山折り線d3、e3が設けられている。換言すれば、左の保持フラップDは、左上保持板部1に連設される上フラップ部分d2と、左下保持板部3に連設される下フラップ部分d4とを備えたものであり、これら上下フラップ部分d2、d4が山折り線d3を介して繋がっている。右の保持フラップEは、右上保持板部2に連設される上フラップ部分e2と、右下保持板部4に連設される下フラップ部分e4とを備えたものであり、これら上下フラップ部分e2、e4が山折り線e3を介して繋がっている。
左右の保持フラップD、Eにおける上フラップ部分d2、e2の基端部と下フラップ部分d4、e4の基端部との間には、貫通孔d5、e5が設けられている。
左右の保持フラップD、Eは、上下に隣接し合う二つの保持板部間すなわち左上保持板部1と左下保持板部3との間、及び、右上保持板部2と右下保持板部4との間に跨るように左右の基端折り線部H、Iを介して連設されている。
左の基端折り線部Hは、左上保持板部1との境界部である左上の基端折り線部分h1と、左下保持板部3との境界部である左下の基端折り線部分h2とによって構成されている。
右の基端折り線部Iは、右上保持板部2との境界部である右上の基端折り線部分i1と、右下保持板部4との境界部である右下の基端折り線部分i2とによって構成されている。
つまり、左の保持フラップDは、左上の基端折り線部分h1を介して左上保持板部1に接続するとともに左下の基端折り線部分h2を介して左下保持板部3に接続されたものとなっている。右の保持フラップEは、右上の基端折り線部分i1を介して右上保持板部2に接続するとともに右下の基端折り線部分i2を介して右下保持板部4に接続されたものとなっている。
そして、左の保持フラップDが被覆姿勢(G)において左上保持板部1及び左下保持板部3に接しないように左上、左下の基端折り線部分h1、h2の相対角度が設定されており、右の保持フラップEが被覆姿勢(G)において右上保持板部2及び右下保持板部4に接しないように右上、右下の基端折り線部分i1、i2の相対角度が設定されている。
つまり、左上、左下の基端折り線部分h1、h2はハの字状をなすように相対角度が設定されており、右上、右下の基端折り線部分i1、i2はハの字状をなすように相対角度が設定されている。
より具体的に言えば、左上、左下の基端折り線部分h1、h2、及び、右上、右下の基端折り線部分i1、i2は離間するにしたがって漸次外側方に位置するように傾斜するものとなっている。
続いて、主に、図2~6を参照して、上述したマスクホルダーを用いてマスクMを保持する操作について、その一例を概説する。
まず、図2に示すように、ホルダー本体Aに対してマスク本体m1をセットする。すなわち、展開姿勢(B)のホルダー本体Aの前面における中央部にマスク本体m1を設置する。
次いで、図3に示すように、左右の保持フラップD、Eを左右の基端折り線部H、Iから回転させて自由姿勢(F)から被覆姿勢(G)に姿勢変更する。これにより、マスク本体m1のずれ動きが抑制されることになる。
続いて、図4に示すように、ホルダー本体Aにおける左右の上下方向折り曲げ部5、6を折り曲げることにより、マスク本体m1を二つ折りにするとともに二つ折りにされたマスク本体m1を左上保持板部1及び右上保持板部2により構成された上部分と左下保持板部3及び右下保持板部4とにより構成された下部分との間に挟むようにする。このとき、被覆姿勢(G)にある左右の保持フラップD、Eも、マスク本体m1の二つ折りと同様に二つ折りされることになる。
その後、図5に示すように、二つ折りされたホルダー本体Aにおける上下の左右方向折り曲げ部7、8を折り曲げることにより、マスク本体m1を四つ折りにするとともに、左下保持板部3と右下保持板部4とが直接的に対面し得るようにする。これにより、ホルダー本体A及びマスク本体m1は展開姿勢(B)から保持姿勢(C)に移行することになり、ホルダー本体A及びマスク本体m1は四つ折りされたものとなる。
しかる後に、図6に示すように、耳掛け紐m2を上の左右方向折り曲げ部7に設けられた切欠部74と、各保持板部1、2、3、4の外側縁に設けられた切欠部12、22、32、42に係わり合わせることにより、耳掛け紐m2を位置決めするとともに耳掛け紐m2の弾性伸縮力を利用して保持姿勢(C)をなしたホルダー本体Aの姿勢を維持させるようにする。
以上の操作を経て、マスクMをマスクホルダーに対して保持させる一連の動作が完了する。なお、マスクホルダーに保持させたマスクMを取り出す際は、上述した一連の動作を逆に進行すればよい。
以上に詳述したように、本実施形態に係るマスクホルダーは、折り曲げ可能なシート材により構成されマスク本体m1に耳掛け紐m2が取り付けられてなるマスクを折り畳んで保持し得るものである。
そして、一面側にマスク本体m1が添接し得る保持面である左上保持面11、右上保持面21、左下保持面31、右下保持面41を設けたホルダー本体Aを備えたものであり、ホルダー本体Aが、保持すべきマスク本体m1を添接させ得るように左上保持面11、右上保持面21、左下保持面31、右下保持面41を外部に露出させた展開姿勢(B)と、展開姿勢(B)から四つ折りされて左上保持面11、右上保持面21、左下保持面31、右下保持面41に添接させたマスク本体m1を左上保持面11、右上保持面21、左下保持面31、右下保持面41の間に挟みつつ当該左上保持面11、右上保持面21、左下保持面31、右下保持面41が外部に露出しないようにした保持姿勢(C)を採り得るものである。
このため、展開姿勢(B)から四つ折りされてマスク本体m1を保持し得る保持姿勢(C)を採ることができるものとなるため、マスクMを保持させるための作業を好適に行うことができるマスクホルダーを提供することができるものとなる。
ホルダー本体Aの左右両側縁部から基端折り線部たる左右の基端折り線部H、Iを介して連設されマスク本体m1における左右の側部を保持し得る左右の保持フラップD、Eを備えたものである。そして、左右の保持フラップD、Eが、左右の基端折り線部H、Iを中心に回転し、ホルダー本体Aに添接されたマスク本体m1の一面側を覆い得る被覆姿勢(G)を採り得るものである。
このため、左右の保持フラップD、Eにより、マスク本体m1をホルダー本体Aに対して好適に位置決めし得るものとなっている。
ホルダー本体Aが、保持面である左上保持面11、右上保持面21、左下保持面31、右下保持面41を有し折り曲げ部である左右の上下方向折り曲げ部5、6、及び、上下の左右方向折り曲げ部7、8を介して四つ折り可能に連結された四つの保持板部たる左上保持板部1、右上保持板部2、左下保持板部3、右下保持板部4を主体に構成されたものである。
そして、左右の保持フラップD、Eが、上下に隣接し合う二つの保持板部間すなわち左上保持板部1と左下保持板部3との間、及び、右上保持板部2と右下保持板部4との間に跨るように基端折り線部たる左右の基端折り線部H、Iを介して連設されている。
このため、ホルダー本体Aが四つ折り可能な好適な構成をなすとともに、左右の保持フラップD、Eがマスク本体m1を部分的に被覆し得る好適な位置に設けられたものとなっている。
折り曲げ部である左右の上下方向折り曲げ部5、6、及び、上下の左右方向折り曲げ部7、8が、マスク本体m1の厚み寸法よりも大きな幅寸法に設定されたものである。
このため、ホルダー本体Aによりマスク本体m1を保持してもホルダー本体Aの保持姿勢(C)がバランスを欠くことなく整った姿勢を維持し得るものとなっている。
折り曲げ部である左右の上下方向折り曲げ部5、6、及び、上下の左右方向折り曲げ部7、8が、一定の間隔を空けて平行に形成された複数の折り線部たる上下の谷折り線51、61、52、62、及び、左右の谷折り線71、73、左右の山折り線81、83、中央谷折り線72、82、並びに、中央山折り線76を有したものである。
このため、ホルダー本体Aによりマスク本体m1を保持してもホルダー本体Aの保持姿勢(C)がバランスを欠くことなく整った姿勢を維持し得るものとなっている。
左の保持フラップDが、左の基端折り線部Hを構成する左上の基端折り線部分h1を介して左上の保持板部たる左上保持板部1に接続するとともに左の基端折り線部Hを構成する左下の基端折り線部分h2を介して左下の保持板部たる左下保持板部3に接続されたものである。
右の保持フラップEが、右の基端折り線部Iを構成する右上の基端折り線部分i1を介して右上の保持板部たる右上保持板部2に接続するとともに右の基端折り線部Iを構成する右下の基端折り線部分i2を介して右下の保持板部たる右下保持板部4に接続されたものである。
そして、左の保持フラップDが被覆姿勢(G)において左上保持板部1及び左下保持板部3間の折り曲げ部である左の上下方向折り曲げ部5に接しないように構成されており、右の保持フラップEが被覆姿勢(G)において右上保持板部2及び右下保持板部4間の折り曲げ部である右の上下方向折り曲げ部6に接しないように構成されている。
より具体的には、左の保持フラップDが被覆姿勢(G)において左上保持板部1及び左下保持板部3に接しないように左上、左下の基端折り線部分h1、h2の相対角度が設定されており、右の保持フラップEが被覆姿勢(G)において右上保持板部2及び右下保持板部4に接しないように右上、右下の基端折り線部分i1、i2の相対角度が設定されている。
このため、左右の保持フラップD、Eとホルダー本体Aとの間にマスク本体m1を配設し得る好適な領域が確保されるものとなり、ホルダー本体A及び左右の保持フラップD、Eによりマスク本体m1を保持してもホルダー本体Aの保持姿勢(C)がバランスを欠くことなく整った姿勢を維持し得るものとなっている。
ホルダー本体Aに、保持姿勢(C)において耳掛け紐m2を位置決めし得る切欠部12、22、32、42、74が設けられている。
このため、保持姿勢(C)においてマスクMの耳掛け紐m2を見栄えよく位置させることができるとともに、耳掛け紐m2を利用してマスク本体m1の保持姿勢(C)を好適に維持させることができるものとなっている。
展開姿勢(B)におけるホルダー本体Aが、矩形状をなす左上の保持板部たる左上保持板部1と、左上保持板部1の右側に折り曲げ部たる上の左右方向折り曲げ部7を介して配された矩形状をなす右上の保持板部たる右上保持板部2と、右上保持板部2の下に折り曲げ部たる右の上下方向折り曲げ部6を介して配された矩形状をなす右下の保持板部たる右下保持板部4と、右下保持板部4の左側に折り曲げ部たる下の左右方向折り曲げ部8を介して配されるとともに左上保持板部1の下に折り曲げ部を介して配された矩形状をなす左下の保持板部たる左下保持板部3とを備えたものである。そして、各折り曲げ部5、6、7、8の内側縁部間に孔9が形成されている。
このため、孔9の存在によってマスク本体m1の四つ折り動作が好適に実現できるものとなっている。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
マスクホルダーは、ホルダー本体を主体に構成されたものであればよく、保持フラップを設けていない構成のものであってもよい。
マスクホルダーを構成するホルダー本体や保持フラップに、他の機能を付与し得るための構成を設けるようにしてもよい。
ここで、図7~9に示すマスクホルダーは、保持姿勢(C)をなすホルダー本体Aの一角部1k、3k、4kの動きを抑制することにより、当該保持姿勢(C)を維持させる姿勢維持手段たるポケットJを設けたものである。
姿勢維持手段であるポケットJは、保持板部の角部、例えば、右上保持板部2の角部2kに設けられている。ポケットJは、右上保持板部2から延設された三角形状をなすポケット本体j1と、ポケット本体j1の外縁から延設された接着片j2とを備えたものである。接着片j2は、右上保持板部2に溶着等の適宜の方法により接着されるようになっている。ポケットJは、右上保持板部2と協働することにより三角形状の角部収容空間j3を形成し得るものであり、その角部収容空間j3に、保持姿勢における左上保持板部1、左下保持板部3、及び、右下保持板部4の角部1k、3k、4kを収容し得るようになっている。
このようなものであれば、マスクMの耳掛け紐m2に依存することなく、ホルダー本体Aの保持姿勢(C)が好適に維持され得るものとなる。
次に、図10に示すマスクホルダーは、保持フラップである右の保持フラップEに、付箋Lを収容し得る付箋収容部Kを設けたものである。付箋Lには、マスクホルダーの使用者の氏名等が任意に記載されるものとなっている。マスクホルダーに付箋収容部Kを設けることにより、付箋Lを介して使用者を判別し得る文字やマーク等の適宜の表示をマスクホルダーに付与することができるようになっている。
ホルダー本体や左右の保持フラップにおける展開状態の形態は本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜の形態のものを採用することができるのは言うまでもない。
左右の保持フラップが被覆姿勢において左上保持板部及び左下保持板部間の折り曲げ部や右上保持板部及び右下保持板部間の折り曲げ部に接しないようにする構成は、上述したような基端折り線部を構成する一対の基端折り線部分の相対角度の設定に限られるものではなく、種々の構成を適用することが可能である。例えば、左右の保持フラップにおける上下方向中間部に複数本の折り曲げ線を設けることにより構成してもよい。このようなものであれば、左右の保持フラップが被覆姿勢をなす際に、複数本の折り曲げ線を設けた上下方向中間部が、左上保持板部及び左下保持板部間の折り曲げ部や右上保持板部及び右下保持板部間の折り曲げ部から逃げるように変形し得るものとなり、当該折り曲げ部に接しないものとすることが可能である。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
A…ホルダー本体
1…左上保持板部(保持板部)
2…右上保持板部(保持板部)
3…左下保持板部(保持板部)
4…右下保持板部(保持板部)
11…左上保持面(保持面)
21…右上保持面(保持面)
31…左下保持面(保持面)
41…右下保持面(保持面)
D…左の保持フラップ
E…右の保持フラップ
1…左上保持板部(保持板部)
2…右上保持板部(保持板部)
3…左下保持板部(保持板部)
4…右下保持板部(保持板部)
11…左上保持面(保持面)
21…右上保持面(保持面)
31…左下保持面(保持面)
41…右下保持面(保持面)
D…左の保持フラップ
E…右の保持フラップ
Claims (10)
- 折り曲げ可能なシート材により構成されマスク本体に耳掛け紐が取り付けられてなるマスクを折り畳んで保持し得るマスクホルダーであって、
一面側に前記マスク本体が添接し得る保持面を設けたホルダー本体を備えたものであり、
前記ホルダー本体が、保持すべき前記マスク本体を添接させ得るように前記保持面を外部に露出させた展開姿勢と、この展開姿勢から四つ折りされて前記保持面に添接させた前記マスク本体を前記保持面間に挟みつつ当該保持面が外部に露出しないようにした保持姿勢とを採り得るものであるマスクホルダー。 - 前記ホルダー本体の左右両側縁部から基端折り線部を介して連設され前記マスク本体における左右の側部を保持し得る左右の保持フラップを備えたものであり、
前記左右の保持フラップが、前記基端折り線部を中心に回転し前記ホルダー本体に添接された前記マスク本体の一面側を覆い得る被覆姿勢を採り得るものである請求項1記載のマスクホルダー。 - 前記ホルダー本体が、前記保持面を有し折り曲げ部を介して四つ折り可能に連結された四つの保持板部を主体に構成されたものであり、
前記左右の保持フラップが、上下に隣接し合う二つの前記保持板部間に跨るように前記基端折り線部を介して連設されている請求項2記載のマスクホルダー。 - 前記折り曲げ部が、マスク本体の厚み寸法よりも大きな幅寸法に設定されたものである請求項3記載のマスクホルダー。
- 前記折り曲げ部が、一定の間隔を空けて平行に形成された複数の折り線部を有したものである請求項3又は4記載のマスクホルダー。
- 前記左の保持フラップが、前記基端折り線部を構成する左上の基端折り線部分を介して左上の前記保持板部に接続するとともに前記基端折り線部を構成する左下の基端折り線部分を介して左下の前記保持板部に接続されたものであり、
前記右の保持フラップが、前記基端折り線部を構成する右上の基端折り線部分を介して右上の前記保持板部に接続するとともに前記基端折り線部を構成する右下の基端折り線部分を介して右下の前記保持板部に接続されたものであって、
前記左の保持フラップが前記被覆姿勢において前記左上及び左下の保持板部間の前記折り曲げ部に接しないように構成されたものであり、
前記右の保持フラップが前記被覆姿勢において前記右上及び右下の保持板部間の前記折り曲げ部に接しないように構成されたものである請求項3記載のマスクホルダー。 - 前記左上、左下の基端折り線部分の相対角度が、前記左の保持フラップが前記被覆姿勢において前記左上及び左下の保持板部間の前記折り曲げ部に接しないように設定されており、
前記右上、右下の基端折り線部分の相対角度が、前記右の保持フラップが前記被覆姿勢において前記右上及び右下の保持板部間の前記折り曲げ部に接しないように設定されている請求項6記載のマスクホルダー。 - 前記ホルダー本体に、前記保持姿勢において前記耳掛け紐を位置決めし得る切欠部が設けられている請求項1、2、3、4、5、6又は7記載のマスクホルダー。
- 展開姿勢における前記ホルダー本体が、矩形状をなす左上の保持板部と、この左上の保持板部の右側に折り曲げ部を介して配された矩形状をなす右上の保持板部と、この右上の保持板部の下に折り曲げ部を介して配された矩形状をなす右下の保持板部と、この右下の保持板部の左側に折り曲げ部を介して配されるとともに前記左上の保持板部の下に折り曲げ部を介して配された矩形状をなす左下の保持板部とを備えたものであり、
前記各折曲部の内側縁部間に孔が形成されている請求項3記載のマスクホルダー。 - 前記保持姿勢をなす前記ホルダー本体の一角部の動きを抑制することにより、当該保持姿勢を維持させる姿勢維持手段が設けられている請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載のマスクホルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020153501A JP2022047618A (ja) | 2020-09-14 | 2020-09-14 | マスクホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020153501A JP2022047618A (ja) | 2020-09-14 | 2020-09-14 | マスクホルダー |
Publications (1)
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JP2022047618A true JP2022047618A (ja) | 2022-03-25 |
Family
ID=80781133
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2020153501A Pending JP2022047618A (ja) | 2020-09-14 | 2020-09-14 | マスクホルダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022047618A (ja) |
-
2020
- 2020-09-14 JP JP2020153501A patent/JP2022047618A/ja active Pending
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