JP2022046040A - 転写用紙 - Google Patents

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宏二 五十嵐
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Abstract

【課題】被印刷物に対して上手く密着できる特性を有し、転写効率が良好であり、耐熱性を有し、及び転写時バリア性を有する、捺染インクを用いる転写捺染法に使用する転写用紙を提供する。【解決手段】課題は、原紙と、前記原紙の少なくとも片面に対して1層又は2層以上の塗工層とを有し、原紙を基準に最外に位置する最外塗工層が焼成カオリン、カルボキシメチルセルロース及びポリビニルアルコールを含有する、転写捺染法に使用する転写用紙によって達成される。【選択図】なし

Description

本発明は、繊維材料等の被印刷物へ図柄を形成する捺染インクを用いる転写捺染法において、図柄を転写するために使用する転写用紙に関する。特に、昇華型捺染インクを使用する転写捺染法に好適な転写用紙に関する。
昇華捺染インクを用いた昇華型捺染転写紙への印刷時で優れた昇華捺染インクの乾燥性と画像再現性、裏抜け防止性及び耐熱性を有するとともに、転写による被転写物の画像再現性や転写効率の点でも良好な特性を有する昇華型捺染転写紙として、基材上に昇華捺染インク受容層を有し、前記昇華捺染インク受容層は、水溶性樹脂と微細粒子を含有し、前記微細粒子は合成非晶質シリカであり、前記水溶性樹脂として、ポリビニルアルコールを前記微細粒子100重量部に対し、1~200重量部、及び、カルボキシメチルセルロースを前記微細粒子100重量部に対し、20~399重量部の割合で含有し、JIS P 8140に準拠した前記昇華型捺染インク受容層の吸水度が15g/m以上であり、前記昇華捺染インク受容層の表面には凹凸が形成されていることを特徴とする昇華型捺染転写紙が公知である(例えば、特許文献1参照)。
特許第5420209号公報
特許文献1のような、転写時に被印刷物と密着する塗工層が非晶質シリカ、カルボキシメチルセルロース及びポリビニルアルコールを含有する転写用紙は、図柄が印刷された後の転写紙においてインク乾燥性、図柄の画質及びインクの裏抜け抑制に優れる。これは、多孔質な白色無機顔料である非晶質シリカに起因する。一方で、塗工層が非晶質シリカを含有する転写用紙は、被印刷物に対して上手く密着できる特性が悪化する又は転写効率が悪化する場合がある。ここで、転写効率は、転写紙から被印刷物へ転写のし易さに関する。転写効率が良いとは、転写時のエネルギー量が一定であれば短時間で転写が進行する、又は転写時の時間が一定であれば少ないエネルギー量で転写が進行する意味である。
密着できる特性が悪化すると、転写過程において位置ズレ等が発生して被印刷物に形成される図柄の画質は低下する。転写効率が悪化すると、転写過程において捺染インク中の色材を転写するには、相対的に大きいエネルギーが必要になる。例えば、同じ温度条件で転写する場合では、相対的に長い時間を要する。
また、例えば、転写時に被印刷物と密着する塗工層がカルボキシメチルセルロース及びポリビニルアルコールから成る樹脂層である転写用紙は、転写過程において塗工層が熱収縮する場合がある。転写紙と被印刷物とが密着した状態であって被印刷物に対して転写紙の塗工層が熱収縮すると、被印刷物に形成された本来の図柄の輪郭に沿って別の極薄い輪郭線が発生する。よって、転写用紙は、熱収縮を抑える品質が求められる。
また、転写時は、転写紙と被印刷物とを密着させる。転写は、転写紙と被印刷物との密着状態に対して加熱又は加熱加圧によって行われる。転写時は、捺染インク中の色材が転写紙から被印刷物へ転写する。しかしながら、色材は、被印刷物へ向かう以外に転写紙の反対側(被印刷物と密着してない側)へも向かう場合がある。反対側へ向かった色材は、ロスになる。色材のロスは、転写効率及び被印刷物に形成される図柄の発色にも悪影響する。通常は、コストアップになるものの、色材のロスを考慮して捺染インク濃度を上げて転写用紙に図柄を形成する。よって、転写用紙は、転写時に色材が反対側へ向かうことを抑えて色材のロスを軽減するバリア性が求められる。
上記を鑑みて本発明の目的は下記の項目を有する転写用紙を提供することである。
(1)転写紙において被印刷物に対して上手く密着できる特性を有すること。
(2)転写紙において転写効率が良好であること。
(3)転写時において転写紙の塗工層の熱収縮を抑える耐熱性を有すること。
(4)色材のロスを軽減できる転写時バリア性を有すること。
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意研究を重ねた。その結果、本発明の目的は、以下により達成される。
[1]原紙と、前記原紙の少なくとも片面に対して1層又は2層以上の塗工層とを有し、原紙を基準に最外に位置する最外塗工層が焼成カオリン、カルボキシメチルセルロース及びポリビニルアルコールを含有する、転写捺染法に使用する転写用紙。
[2]最外塗工層において、上記カルボキシメチルセルロースと上記ポリビニルアルコールとの含有質量比が、カルボキシメチルセルロース100質量部に対してポリビニルアルコールが90質量部以上150質量部以下である上記[1]に記載の転写用紙。
[3]上記ポリビニルアルコールがカルボキシル基変性ポリビニルアルコールである上記[1]又は上記[2]に記載の転写用紙。
本発明により、被印刷物に対して上手く密着できる特性を有し、転写効率が良好であり、耐熱性を有し、及び転写時バリア性を有する、転写捺染法に使用する転写用紙を提供することができる。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明において、「転写用紙」とは、転写する図柄が印刷される前の白紙状態にある用紙を指す。「転写紙」とは、転写用紙に対して転写する図柄が印刷された状態にある用紙を指す。
転写用紙は、原紙と、前記原紙層の少なくとも片面に対して1層又は2層以上の塗工層とを有する。
原紙は、LBKP(Leaf Bleached Kraft Pulp)、NBKP(Needle Bleached Kraft Pulp)等の化学パルプ、GP(Groundwood Pulp)、PGW(Pressure GroundWood pulp)、RMP(Refiner Mechanical Pulp)、TMP(ThermoMechanical Pulp)、CTMP(ChemiThermoMechanical Pulp)、CMP(ChemiMechanical Pulp)、CGP(ChemiGroundwood Pulp)等の機械パルプ、及びDIP(DeInked Pulp)等の古紙パルプから選ばれる一種又は二種以上のパルプを分散したスラリーに、炭酸カルシウム、タルク、クレー、各種カオリン等の填料、さらに、バインダー、サイズ剤、定着剤、歩留まり剤、カチオン化剤、紙力剤、顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、着色顔料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防バイ剤及び耐水化剤等の各種添加剤を必要に応じて配合した紙料を抄造して得られる抄造紙から成る。さらに原紙には、前記抄造紙にカレンダー処理、澱粉及びスチレンアクリル系樹脂等で表面サイズ処理若しくは表面処理等を施した上質紙が含まれる。さらに原紙には、表面サイズ処理若しくは表面処理を施した後にカレンダー処理した上質紙が含まれる。
いくつかの実施態様において、上記抄造紙は、ISO534:2011「Paper and board-Determination of thickness, density and specific volume」に準拠して求められる密度が0.75g/cm以上0.85g/cm以下である。この理由は、被印刷物に対して上手く密着できる特性が良化するからである。
抄造は、紙料を酸性、中性又はアルカリ性に調整して、従来公知の抄紙機を用いて行われる。抄紙機の例としては、長網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機、コンビネーション抄紙機、円網抄紙機、ヤンキー抄紙機等を挙げることができる。
カレンダー処理は、従来公知のカレンダー処理装置を用いて行われる。カレンダー処理装置の例としては、マシンカレンダー、ソフトニップカレンダー、スーパーカレンダー、多段カレンダー、マルチニップカレンダー等を挙げることができる。
いくつかの実施態様において、上記パルプは、原紙のパルプに対してLBKP及びNBKPの合計が80質量%以上であって、濾水度380ml以上480ml以下の範囲であるLBKPが75質量%以上95質量%以下、並びに濾水度400ml以上480ml以下の範囲であるNBKPが5質量%以上25質量%以下である。これらの理由は、被印刷物に対して上手く密着できる特性及び転写効率が良化するからである。被印刷物に対して上手く密着できる特性には紙の伸びが関係する。NBKPは、強度を得ることができるけれども繊維長が長いために繊維間結合が多くて伸び難い。LBKPは、NBKPに比べて、繊維長が短く伸び易いけれども保水能があって転写効率に悪影響する。前記濾水度は、例えば小さい値であると、紙の保水能及び比表面積が増加する。その結果、捺染インクに対する親和性が高くなって転写効率に悪影響する。上記の濾水度の範囲であるLBKP及びNBKPの特定量範囲の組み合わせであれば、転写用紙は、適度な伸び易さを得ることができかつ転写効率に悪影響しない。ここで、濾水度は、ISO5267-2:2001「Pulps-Determination of drainability-Part 2 ”Canadian Standard” freeness method」に準じて求められるCSF濾水度である。
上記塗工層において、原紙を基準に最外に位置する塗工層を最外塗工層という。塗工層が1層の場合は該塗工層が最外塗工層になる。最外塗工層は、白色無機顔料として焼成カオリンを、並びにバインダーとしてカルボキシメチルセルロース及びポリビニルアルコールを含有する。塗工層が2層以上である場合、原紙と最外塗工層との間に存在する塗工層は、バインダーの種類及び数量、白色無機顔料の有無、種類及び数量、並びにその他従来公知の添加剤の有無及び数量を特に限定しない。いくつかの実施態様において、塗工層は1層である。この理由は、転写用紙の製造コストが有利になるからである。また、塗工層は、原紙の片面又は両面に有してよい。転写用紙は、本発明に係る最外塗工層が原紙の片面に有する場合、例えば紙のカールを防止する目的で、原紙の裏面に従来公知のバックコート層を有してよい。
最外塗工層を含む塗工層は、上記原紙又は塗工層に対して、従来公知の塗工装置及び乾燥装置を用いて塗工層塗工液を塗工及び乾燥することによって得ることができる。従来公知の塗工装置の例としては、サイズプレス、ゲートロールコーター、フィルムトランスファーコーター、ブレードコーター、ロッドコーター、エアナイフコーター、グラビアコーター、バーコーター、Eバーコーター、カーテンコーター等を挙げることができる。従来公知の乾燥装置の例としては、直線トンネル乾燥機、アーチドライヤー、エアループドライヤー、サインカーブエアフロートドライヤー等の熱風乾燥機、赤外線加熱ドライヤー、マイクロ波等を利用した乾燥機等の各種乾燥装置を挙げることができる。
塗工層塗工液を塗工及び乾燥後に、塗工層には、カレンダー処理を施すことができる。
いくつかの実施態様において、塗工層の塗工量は、乾燥固形分量で原紙の片面あたり2g/m以上6g/m以下である。この理由は、被印刷物に対して上手く密着できる特性が良化するからである。
焼成カオリンは、カオリナイト等のカオリン鉱物で主に構成される、例えば、カオリナイト又はパイロフィライト等を焼成処理したものである。焼成カオリンは、公知の種々製造方法によって得ることができる。使用する焼成カオリンには、例えば、カオリナイトを約650℃~700℃の温度で焼成することにより生成したデヒドロオキシル化、すなわち部分焼成カオリンと、カオリナイトを約1000℃~1050℃で焼成される完全焼成カオリンとがある。使用する焼成カオリンには、粒子の形状が焼成前と変わらない六角板状を維持したもの、及び構造水を失って部分的に又は全体的に非晶質化したものがある。いくつかの実施態様において、焼成カオリンは、体積基準の粒度分布で粒子径2μm以下の累積頻度が60質量%以上である。少なくとも一つの実施態様において、焼成カオリンは、体積基準の粒度分布で粒子径2μm以下の累積頻度が60質量%以上、比表面積が15m/g以上20m/g以下である。これらの理由は、転写時バリア性が良化するからである。
最外塗工層は、本発明の効果を阻害しない範囲で焼成カオリン以外の白色無機顔料を含有することができる。いくつかの実施態様において、最外塗工層における焼成カオリン以外の白色無機顔料の含有量は、最外塗工層の焼成カオリンを含む白色無機顔料100質量部に対して10質量部以下である。
白色無機顔料は、塗工紙分野で従来公知のものである。白色無機顔料は、例えば、焼成カオリンを除く各種カオリン、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、タルク、サチンホワイト、リトポン、酸化チタン、酸化亜鉛、非晶質シリカ、コロイダルシリカ、アルミナ、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、活性白土及び珪藻土等を挙げることができる。
カルボキシメチルセルロースは、セルロースエーテルの一種であり、従来公知のものであって特に限定されない。カルボキシメチルセルロースにはアルカリ金属塩が含まれる。カルボキシメチルセルロースは、例えば、パルプを原料としてモノクロル酢酸ナトリウム及び水酸化ナトリウムを反応させて得ることができる(直接法)。また、直接法以外にアルセル法及び溶媒法によって得ることができる。カルボキシメチルセルロースは、使用するパルプの性状及び製造方法により様々な分子量又は重合度のものが製造可能である。一般的に、カルボキシメチルセルロースは、カルボキシメチルセルロースアルカリ金属塩として工業的に生産及び販売される。カルボキシメチルセルロースは、多くは、カルボキシメチルセルロースナトリウム又はカルボキシメチルセルロースカリウムである。慣用的に、ナトリウムやカリウムの記載は省略する場合が多い。少なくとも1つの実施態様において、カルボキシメチルセルロースはカルボキシメチルセルロースナトリウムである。この理由は、カルボキシメチルセルロースナトリウムが商業的に入手し易いからである。カルボキシメチルセルロースは、例えば、シグマアルドリッチ社、ダイセルミライズ社、第一工業製薬社、CPKelco社、日本製紙社、及びAshland社等から市販される。
いくつかの実施態様において、カルボキシメチルセルロースは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により得られるポリエチレングリコール換算の重量平均分子量が100万未満の低分子量タイプである。いくつかの実施態様において、カルボキシメチルセルロースは重量平均分子量が770,000以下である。また、いくつかの実施態様において、カルボキシメチルセルロースは重量平均分子量が27,000以上である。また、少なくとも1つの実施形態において、カルボキシメチルセルロースは重量平均分子量が27,000以上770,000以下である。この理由は、転写効率が良化するからである。
いくつかの実施態様において、カルボキシメチルセルロースのエーテル化度は0.6以上1.27以下である。この理由は、被印刷物に対して上手く密着できる特性が良化するからである。エーテル化度は、セルロースを構成するグルコース環上にある3つの水酸基のうちカルボキシメチル基で置換された水酸基の数(平均値)を指す。エーテル化度は、理論的に0から3の間の値を有することができ、一般的に置換度が高いほど親水性となる。
少なくとも一つの実施態様において、カルボキシメチルセルロースは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により得られるポリエチレングリコール換算の重量平均分子量が27,000以上770,000以下であり、エーテル化度が0.6以上1.27以下である。
ポリビニルアルコールとは、一般的なポリビニルアルコール及び各種変性のポリビニルアルコールを含む総称を指す。ポリビニルアルコールは、従来公知のポリビニルアルコール及びその各種変性ポリビニルアルコールである。ポリビニルアルコールの例としては、各種ケン化度及び各種平均重合度のポリビニルアルコール、並びにシリル基、カルボキシル基、アミノ基、アセトアセチル基等種々の官能基を導入した変性ポリビニルアルコール、並びにエチレン等他の単量体をランダム的、グラフト的またはブロック的に導入した変性ポリビニルアルコール等を挙げることができる。いくつかの実施態様において、ポリビニルアルコールは、各種ケン化度及び各種平均重合度のポリビニルアルコール並びに変性ポリビニルアルコールから成る群から選ばれる一種又は二種以上である。
ポリビニルアルコールは、三菱ケミカル社、クラレ社、日本酢ビ・ポバール社、及びデンカ社等から市販される。
少なくとも一つの実施態様において、ポリビニルアルコールは、カルボキシル基変性ポリビニルアルコールである。この理由は、被印刷物に対して上手く密着できる特性、耐熱性及び/又は転写時バリア性が良化するからである。カルボキシル基変性ポリビニルアルコールは、カルボキシル基が導入されてカルボン酸変性された部位を有するポリビニルアルコールである。
カルボキシル基変性ポリビニルアルコールとしては、ポリビニルアルコールとビニルカルボン酸化合物とのグラフト重合又はブロック重合により得られるもの、ビニルエステル化合物とビニルカルボン酸化合物とを共重合した後、ケン化することにより得られるもの、及びポリビニルアルコールにカルボキシル化剤を反応させて得られるもの等を挙げることができる。前記ビニルカルボン酸化合物としては、(メタ)アクリル酸、(無水)マレイン酸、(無水)フタル酸、及び(無水)イタコン酸等の(無水)カルボキシル基含有化合物を挙げることができる。前記ビニルエステル化合物としては、酢酸ビニル、ギ酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニル、及びビバリン酸ビニル等を挙げることができる。前記カルボキシル化剤としては、無水コハク酸、無水マレイン酸、無水酢酸、無水トリメリット酸、無水フタル酸、無水ピロメリット酸、無水グルタル酸、水添フタル酸無水物、及びナフタレンジカルボン酸無水物等を挙げることができる。
いくつかの実施態様において、カルボキシル基変性ポリビニルアルコールは平均重合度が200以上3000以下である。また、いくつかの実施態様において、カルボキシル基変性ポリビニルアルコールはケン化度が80mol%以上90mol%以下である。少なくとも一つの実施態様において、カルボキシル基変性ポリビニルアルコールは平均重合度が200以上3000以下及びケン化度が80mol%以上90mol%以下である。これらの理由は、カルボキシメチルセルロースとの相溶性に優れるからである。
いくつかの実施態様において、カルボキシメチルセルロースとポリビニルアルコールとの最外塗工層中の含有質量比は、最外塗工層中のカルボキシメチルセルロース100質量部に対してポリビニルアルコールが90質量部以上150質量部以下である。少なくとも一つの実施態様において、カルボキシメチルセルロースとポリビニルアルコールとの最外塗工層中の含有質量比は、最外塗工層中のカルボキシメチルセルロース100質量部に対してポリビニルアルコールが90質量部以上150質量部以下であって、なおかつ前記ポリビニルアルコールがカルボキシル基変性ポリビニルアルコールである。
これらの理由は、被印刷物に対して上手く密着できる特性及び/又は耐熱性が良化するからである。
最外塗工層は、カルボキシメチルセルロース及びポリビニルアルコール以外に従来公知のバインダーを含有することができる。従来公知のバインダーは、例えば、澱粉、加工澱粉及び変性澱粉等の澱粉類、カルボキシメチルセルロースを除くヒドロキシエチルセルロース等のセルロース類、カゼイン、ゼラチン、大豆蛋白、プルラン、アラビアゴム、カラヤゴム、アルブミン等の天然由来の樹脂又はその誘導体、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリエチレンイミン、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、無水マレイン酸樹脂、(メタ)アクリル酸樹脂、(メタ)アクリル酸エステル樹脂、(メタ)アクリル酸エステル-ブタジエン共重合体、スチレン-ブタジエン共重合体及びエチレン-酢酸ビニル共重合体等の共重合系樹脂、並びにこれらの各種共重合体のカルボキシ基等の官能基含有単量体による官能基変性共重合系樹脂、メラミン樹脂及び尿素樹脂等の熱硬化合成樹脂等のバインダー、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリビニルブチラール、アルキッド樹脂ラテックス等を挙げることができる。
いくつかの実施態様において、最外塗工層は、最外塗工層中のバインダー100質量部に対してカルボキシメチルセルロース及びポリビニルアルコールの合計が80質量部以上である。少なくとも一つの実施態様において、最外塗工層は、カルボキシメチルセルロース及びポリビニルアルコール以外に従来公知のバインダーを含有しない。
白色無機顔料は、耐熱性に寄与するものの、カルボキシメチルセルロース及びポリビニルアルコールを吸着するために、最外塗工層の柔軟性を低下する。その結果、転写用紙は被印刷物に上手く密着できる特性が悪化する。また例えば、捺染インク中の色材を白色無機顔料は吸着し易い。その結果、転写用紙は転写効率が悪化する。白色無機顔料が焼成カオリンであると、焼成カオリンは、カルボキシメチルセルロース及びポリビニルアルコールを含有する塗工層を有する転写用紙に対して、被印刷物に上手く密着できる特性及び転写効率を阻害しない。結果、転写用紙は、被印刷物に上手く密着できる特性を有し及び転写効率が良好になる。この理由は不明である。本発明者らは、焼成カオリンが極性の変化と非晶質化とに起因すると考える。さらに、本発明者らは、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール及び焼成カオリンを含有する最外塗工層であると、転写用紙が耐熱性及び転写時バリア性を有することを見出した。この理由は不明である。本発明者らは、耐熱温度が高いカルボキシメチルセルロース及び結晶性の高いポリビニルアルコールと、焼成カオリンとの相乗効果であると考える。
いくつかの実施態様において、最外塗工層は、カルボキシメチルセルロースとポリビニルアルコールとの合計1000質量部に対して焼成カオリンが30質量部以上90質量部以下である。この理由は、耐熱性及び転写時バリア性が良化するからである。
最外塗工層は、必要に応じて塗工紙分野で従来公知の各種添加剤を含有することができる。添加剤の例としては、分散剤、定着剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色剤、印刷適性向上剤、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防バイ剤等を挙げることができる。
また、最外塗工層は、転写捺染法で従来公知の各種助剤を含有することができる。助剤は、塗工層塗工液の各種物性を最適化する、又は昇華型捺染インク等の捺染インクが含む色材の染着性を向上させるため等に加えられるものである。助剤は、例えば、各種界面活性剤、保湿剤、湿潤剤、pH調整剤、アルカリ剤、濃染化剤、脱気剤及び還元防止剤等を挙げることができる。
転写紙は、昇華型捺染インク等の捺染インクを備える従来公知の各種印刷方法を用いて、転写用紙の最外塗工層を有する面側に図柄を印刷することによって得ることができる。
転写用紙に図柄を印刷する各種印刷方法は、従来公知の印刷方法であって、特に限定されない。印刷方法は、例えば、グラビア印刷方式、インクジェット印刷方式、電子写真印刷方式及びスクリーン印刷方式等を挙げることができる。少なくとも1つの実施態様において、転写用紙に図柄を印刷する印刷方式はインクジェット印刷方式である。
転写捺染法は、転写用紙に図柄を印刷して転写紙を得る工程と、転写紙の図柄を印刷した面と被印刷物とを対向して密着させる工程とを有する方法である。密着させる工程には、必要に応じて、加熱又は加熱加圧が含まれる。密着させる工程における加熱及び加圧のそれぞれの条件は、転写捺染法で従来公知の条件である。密着させる工程は、例えば、プレス機又は加熱ドラム等により転写紙を被印刷物に密着させ加熱又は加熱加圧する方法を挙げることができる。
少なくとも1つの実施態様において、転写捺染法の捺染インクは昇華型捺染インクである。
被印刷物は、繊維材料であって、特に限定されない。繊維材料は、天然繊維材料及び合成繊維材料のいずれでも構わない。天然繊維材料は、例えば、綿、麻、リヨセル、レーヨン、アセテート等のセルロース系繊維材料、絹、羊毛、獣毛等の蛋白質系繊維材料等を挙げることができる。合成繊維材料は、例えば、ポリアミド繊維(ナイロン)、ビニロン、ポリエスエル、ポリアクリル等を挙げることができる。少なくとも1つの実施態様において、昇華型捺染インクを用いる場合、繊維材料はポリエステルである。また、必要に応じて、染着促進に効果のある薬剤等で被印刷物を前処理してよい。
以下、実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。なお、本発明は、これらの実施例に限定されない。ここで「質量部」及び「質量%」は、乾燥固形分量あるいは実質成分量の各々「質量部」及び「質量%」を表す。塗工層の付与量は乾燥固形分量を表す。
(原紙)
叩解によって濾水度を調整したLBKP及びNBKPの合計1000質量部を水に分散したパルプスラリーに、填料としてタルク25質量部及び軽質炭酸カルシウム50質量部、カチオン化澱粉10質量部、硫酸アルミニウム9質量部、アルキルケテンダイマー型サイズ剤0.7質量部を添加して、長網抄紙機で抄造して抄造紙を得た。得た抄造紙をマシンカレンダー処理をしてカレンダー処理抄造紙を得た。この様にして得た紙の密度は、0.81g/cmであった。カレンダー処理抄造紙の両面に対してサイズプレスを用いて、酸化澱粉を片面あたりの塗工量が1g/mになるように塗工して原紙を作製した。LBKP及びNBKPの各々の濾水度並びに1000質量部中のLBKP及びNBKP各々の含有量は、表1~表3に記載する。ここで、濾水度はCSF濾水度であって、ISO5267-2:2001に準じて求めた。
(最外塗工層の塗工層塗工液)
塗工層塗工液は、下記の内容により調製した。
セルロース 質量部は表1~表3に記載
ポリビニルアルコール 質量部は表1~表3に記載
白色無機顔料 質量部は表1~表3に記載
上記の内容で配合し、水で混合・分散して、濃度10質量%に調整した。
最外塗工層の塗工層塗工液に用いた材料は以下である。
セルロースとして、Ce1に市販のカルボキシメチルセルロース(重量平均分子量260,000、エーテル化度0.7)、Ce2に市販のヒドロキシメチルセルロースを用いた。ポリビニルアルコールとして、Po1に市販のポリビニルアルコール(ケン化度88mol%、数平均重合度300)、Po2に市販のカルボキシル基変性ポリビニルアルコール(ケン化度86mol%、数平均重合度300)を用いた。白色無機顔料として、Pg1に市販の焼成カオリンを用い、Pg2に市販の1級カオリンを用い、Pg3に市販の合成非晶質シリカ(平均粒子径2.3μm凝集粒子)を用いた。
(転写用紙)
転写用紙を以下の手順にて作製した。
原紙の片面に対して、最外塗工層の塗工層塗工液をエアナイフコーターにて塗工及び熱風乾燥機にて乾燥した。乾燥後に、カレンダー処理を施して転写用紙を得た。塗工量は4g/mとした。
Figure 2022046040000001
Figure 2022046040000002
Figure 2022046040000003
(転写紙)
得られた転写用紙に、昇華型捺染インクを使用したインクジェットプリンター(JV2-130II、ミマキエンジニアリング社製)を用いて、昇華型捺染インク(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の各インク単色、並びにイエローとシアンとの混色であるグリーン、イエローとマゼンタとの混色であるレッド、シアンとマゼンタとの混色であるブルー及びイエローとシアンとマゼンタとの混色であるブラックから成る評価用図柄を印刷し、転写紙を得た。
(転写捺染)
被印刷物として、白色ポリエステル布を用いた。転写紙の塗工層を有する側の面と白色ポリエステル布とを対向させて密着した。白色ポリエステル布が密着した状態の転写紙を、熱転写用プレス機(米国INSTA社、ヒートプレス機モデル204)を用いて、温度190℃、30~60秒間加熱した。
(被印刷物に対して上手く密着できる特性(密着性))
実施例では、被印刷物に対して上手く密着できる特性を「密着性」と記す。密着性は、転写捺染の時間を45秒として図柄が形成された被印刷物に対して、転写紙の位置ズレによって発生する図柄の鮮鋭さの低下及び歪みの観点から目視で観察し、密着性を下記の基準で評価した。本発明において、転写用紙は、評価が2、3または4であれば密着性を有するものとする。
4:鮮鋭さの低下及び歪みが無く、極めて良好。
3:鮮鋭さの低下及び/又は歪みが極僅かであって、良好。
2:鮮鋭さの低下及び/又は歪みが僅かであって、概ね良好。
1:前記2より劣り、鮮鋭さの低下及び/又は歪みが認められる。
(転写効率)
転写捺染時の加熱時間を変化させて、図柄を形成した白色ポリエステルにおける図柄の色濃度を目視で観察し、下記の基準で評価した。加熱時間は、30秒間、45秒間及び60秒間とした。本発明において、転写用紙は、評価が3~5であれば転写効率が良好であるものとする。
5:30秒、45秒及び60秒で色濃度に変化が無い。
4:30秒と45秒との間では色濃度の変化が極僅かに認められる。
45秒と60秒との間では色濃度の変化が認められない。
3:30秒と45秒との間では色濃度の変化が僅かに認められる。
45秒と60秒との間では色濃度の変化が認められない。
2:45秒と60秒との間で色濃度の変化が僅かに認められる。
1:45秒と60秒との間で色濃度の変化が認められる。
(耐熱性)
図柄が形成された被印刷物に対して、転写紙の塗工層が熱収縮したことによって発生する図柄本来の輪郭に沿って現われる線を目視で観察し、耐熱性を下記の基準で評価した。本発明において、転写用紙は、評価が2、3または4であれば耐熱性を有するものとする。
4:図柄の輪郭に沿った線が無く、極めて良好。
3:図柄の輪郭に沿った極薄い線が極僅かに視認される程度で、良好。
2:図柄の輪郭に沿った極薄い線が僅かに視認される程度で、概ね良好。
1:前記2より劣り、図柄の輪郭に沿って極薄い線が視認される。
(転写時バリア性)
転写後に被印刷物から剥離した転写紙において、転写紙の裏面(被印刷物と密着した側とは反対面)から視認される図柄の程度を目視で観察し、転写時バリア性を下記の基準で評価した。本発明において、転写用紙は、評価が3または4であれば転写時バリア性を有するものとする。
4:図柄がほとんど視認されない。
3:図柄が僅かに視認される。
2:図柄が幾分視認される。
1:前記2より劣り、図柄が視認される。
各評価結果を表1~表3に記載する。
表1~表3の評価結果から、本発明に該当する実施例1~23の転写用紙は、被印刷物に対して上手く密着できる特性を有し、転写効率が良好であり、耐熱性を有し、及び転写時バリア性を有する転写用紙であると分かる。一方、本発明の構成を満足しない比較例1~6の転写用紙は、本発明に係る効果の少なくとも一つを満足できないと分かる。
主に、実施例1~5の間の対比及び実施例6~10の間の対比から、最外塗工層において、カルボキシメチルセルロースとポリビニルアルコールとの含有質量比が、カルボキシメチルセルロース100質量部に対してポリビニルアルコールが90質量部以上150質量部以下であると、転写用紙は、密着性及び/又は耐熱性が良化すると分かる。
主に、実施例1~5と実施例6~10との対比から、ポリビニルアルコールがカルボキシル基変性ポリビニルアルコールであると、転写用紙は、密着性、耐熱性及び/又は転写時バリア性が良化すると分かる。
前述した本発明の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
<1>
原紙と、前記原紙の少なくとも片面に対して1層又は2層以上の塗工層とを有し、原紙を基準に最外に位置する最外塗工層が焼成カオリン、カルボキシメチルセルロース及びポリビニルアルコールを含有する、捺染インクを用いる転写捺染法に使用する転写用紙。
<2>
最外塗工層において、前記カルボキシメチルセルロースと前記ポリビニルアルコールとの含有質量比が、カルボキシメチルセルロース100質量部に対してポリビニルアルコールが90質量部以上150質量部以下である上記<1>に記載の転写用紙。
<3>
上記ポリビニルアルコールがカルボキシル基変性ポリビニルアルコールである上記<1>又は上記<2>に記載の転写用紙。
<4>
上記カルボキシメチルセルロースが、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により得られるポリエチレングリコール換算の重量平均分子量27,000以上770,000以下であり、及びエーテル化度0.6以上1.27以下である上記<1>又は上記<3>に記載の転写用紙。
<5>
上記原紙がパルプを含み、原紙中のパルプが、原紙中のパルプに対して濾水度380ml以上480ml以下の範囲であるLBKPが75質量%以上95質量%以下、並びに濾水度400ml以上480ml以下の範囲であるNBKPが5質量%以上25質量%以下である上記<1>に記載の転写用紙。
<6>
上記原紙がパルプを含み、原紙中のパルプが、原紙中のパルプに対して濾水度380ml以上480ml以下の範囲であるLBKPが75質量%以上95質量%以下、並びに濾水度400ml以上480ml以下の範囲であるNBKPが5質量%以上25質量%以下である上記<3>に記載の転写用紙。
<7>
上記原紙がパルプを含み、原紙中のパルプが、原紙中のパルプに対して濾水度380ml以上480ml以下の範囲であるLBKPが75質量%以上95質量%以下、並びに濾水度400ml以上480ml以下の範囲であるNBKPが5質量%以上25質量%以下である上記<4>に記載の転写用紙。

Claims (3)

  1. 原紙と、前記原紙の少なくとも片面に対して1層又は2層以上の塗工層とを有し、原紙を基準に最外に位置する最外塗工層が焼成カオリン、カルボキシメチルセルロース及びポリビニルアルコールを含有する、転写捺染法に使用する転写用紙。
  2. 最外塗工層において、前記カルボキシメチルセルロースと前記ポリビニルアルコールとの含有質量比が、カルボキシメチルセルロース100質量部に対してポリビニルアルコールが90質量部以上150質量部以下である請求項1に記載の転写用紙。
  3. 前記ポリビニルアルコールがカルボキシル基変性ポリビニルアルコールである請求項1又は2に記載の転写用紙。
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