JP6463301B2 - 転写用紙 - Google Patents

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本発明は、繊維材料などの被印刷物へ図柄を形成する転写捺染法において、図柄を転写するために使用される転写用紙に関する。
繊維材料などの被印刷物に図柄を形成させる方法として、昇華型染料インクを用いて転写用紙に図柄を印刷して転写紙を作製し、転写紙を被印刷物に密着させて、昇華型染料インクを被印刷物に転写させる転写捺染法が公知である(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
転写捺染法に用いる転写用紙は公知である。
例えば、水性インクの吸収性に優れて滲みなどのない鮮明な記録画像を得ることができ、昇華転写の際の転写対象物へのインク転写効率にも優れた昇華転写用シートとして、シート状基材と、前記シート状基材の片面又は両面に設けられるインク受理層とを包含し、インク受理層には顔料とバインダーとカチオン性樹脂とが含まれ、前記バインダーとしては、デンプン、デンプン誘導体、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコールの何れか1種又はそれら2種以上の混合物が使用されることを特徴とする昇華転写用シートが公知である(例えば、特許文献3参照)。
また、昇華型捺染インクを用いたインクジェット印刷において優れたインク吸収・乾燥性を有しており作業性が良好であるとともに、転写紙表面での画像再現性、加熱転写時の耐熱性、転写後の被転写物表面での画像再現性や転写効率の点でも良好な特性を有する昇華型インクジェット捺染転写紙として、基材上に昇華型捺染インク受容層を有し、前記昇華型捺染インク受容層は、水溶性樹脂と微細粒子を含有し、前記微細粒子として、合成非晶質シリカを含有し、前記昇華型インクジェット捺染転写紙の昇華型捺染インク受容層側における超音波透過強度の相対値における最小値のピークを、測定時間3秒以内に有する昇華型インクジェット捺染転写紙が公知である(例えば、特許文献4参照)。
昇華型染料を含有するインクや昇華型捺染インクを用いて転写用紙に図柄を印刷して転写紙を作製する方法としては、特許文献3および特許文献4に記載されるように、インクジェット印刷方式がよく用いられる。
特開2015−168705号公報 特開2015−124324号公報 特開2010−158875号公報 特開2010−058335号公報
図柄が印刷される前の白紙である転写用紙と、転写用紙に図柄が印刷されて得られる転写紙との間では、相反する2つの特性を有する必要がある。すなわち、転写用紙では、昇華型染料インクを上手く受容する能力を要求され、転写紙では、昇華型染料インクを被印刷物に上手く転写する能力を要求される。
転写用紙は、被印刷物に形成された図柄の画質が劣化しないよう鮮鋭な画像を有する転写紙になるために昇華型染料インクに対する受容性を向上する必要がある。さらに、転写用紙は、鮮鋭な画像を有する転写紙から、被印刷物に形成される図柄の画質を劣化させない必要がある。
一方、転写紙は、昇華型染料インクに対する転写用紙の受容性が向上すると、被印刷物に図柄を形成する転写時において昇華型染料インクの転写が不十分となる場合がある。その結果、被印刷物では発色性の低下が起こる。
また、効率よく染料を転写紙から被印刷物に転写するために、転写用紙は、昇華型染料インクを用紙深部まで浸透させずに受容する必要がある。すなわち、転写用紙は「裏抜け抑制性」を求められる。「裏抜け」とは、転写用紙に印刷された画像の昇華型染料インクが、用紙深部まで浸透する現象である。
特許文献3の昇華転写用シートや特許文献4の昇華型インクジェット捺染転写紙の品質は必ずしも十分とはいえず、特に、裏抜けの抑制に関して向上が望まれている。
上記を鑑みて本発明の目的は、下記の項目を満足する転写用紙を提供することである。
(1)被印刷物において画像の劣化が抑制できること(耐画像劣化性)
(2)被印刷物において発色の低下が抑制できること(発色性)
(3)転写紙において裏抜けが抑制できること(裏抜け抑制性)
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、本発明の目的は、以下により達成される。
[1]原紙と、前記原紙の少なくとも片面上に1層以上の塗工層とを有し、前記塗工層中、原紙を基準として最外に位置する最外塗工層がカオリン、炭酸カルシウムおよび尿素燐酸エステル化澱粉を少なくとも含有し、昇華型染料インクを用いる転写捺染法に使用される転写用紙。
[2]前記最外塗工層が水溶性カルシウム塩を含有する前記[1]に記載の転写用紙。
[3]前記水溶性カルシウム塩が、塩化カルシウムおよび硝酸カルシウムからなる群から選ばれる少なくとも1種である前記[2]に記載の転写用紙。
本発明により、耐画像劣化性が良好であり、発色性が良好であり、および裏抜け抑制性に優れる転写用紙を提供することができる。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明において、「転写用紙」とは、転写する図柄が印刷される前の白紙状態にある用紙をいう。「転写紙」とは、転写用紙に対して転写する図柄が印刷された状態にある用紙をいう。
転写用紙は、原紙と、前記原紙の少なくとも片面上に1層以上の塗工層とを有する。塗工層が1層の場合において、該塗工層が最外塗工層に該当し、該最外塗工層がカオリン、炭酸カルシウムおよび尿素燐酸エステル化澱粉を少なくとも含有する。塗工層が2層以上の場合において、原紙を基準として最も外側に位置する最外塗工層がカオリン、炭酸カルシウムおよび尿素燐酸エステル化澱粉を少なくとも含有する。塗工層が2層以上の場合において、原紙と最外塗工層との間に存在する塗工層は、顔料およびバインダーを含有する塗工層または顔料を含有しない塗工層のいずれであってよく、特に限定しない。
製造コストの点から、塗工層は1層が好ましい。また塗工層は、原紙の片面上または両面上に有してよい。転写用紙は、本発明に係る最外塗工層が原紙の片面上に有する場合、原紙の裏面に従来公知のバックコート層を有してよい。
塗工層の塗工量は特に限定されない。転写用紙の製造コストや被印刷物に対して密着させ易い点から、塗工量は、片面あたり乾燥固形分量で2g/m以上70g/m以下が好ましい。塗工量の上限は30g/m以下がより好ましく、10g/m以下がさらに好ましい。さらにまた、製造コスト削減および被印刷物と密着する際に塗工層が欠落することを抑制できる理由から、塗工量は、片面あたり2g/m以上8g/m以下が最も好ましい。塗工量は、片面あたり塗工層が複数存在する場合、それら合計の値である。
原紙は、LBKP(Leaf Bleached Kraft Pulp)、NBKP(Needle Bleached Kraft Pulp)などの化学パルプ、GP(Groundwood Pulp)、PGW(Pressure GroundWood pulp)、RMP(Refiner Mechanical Pulp)、TMP(ThermoMechanical Pulp)、CTMP(ChemiThermoMechanical Pulp)、CMP(ChemiMechanical Pulp)、CGP(ChemiGroundwood Pulp)などの機械パルプ、およびDIP(DeInked Pulp)などの古紙パルプから選ばれる少なくとも1種のパルプに、炭酸カルシウム、タルク、クレー、カオリンなどの各種填料、さらに、サイズ剤、定着剤、歩留まり剤、カチオン化剤、紙力剤などの各種添加剤を必要に応じて配合した紙料を抄造した抄造紙である。さらに原紙には、抄造紙にカレンダー処理、澱粉やポリビニルアルコール等で表面サイズ処理、あるいは表面処理等を施した上質紙が含まれる。さらに原紙には、表面サイズ処理や表面処理を施した後にカレンダー処理した上質紙が含まれる。
抄造は、紙料を酸性、中性またはアルカリ性に調整して、従来公知の抄紙機を用いて行われる。抄紙機の例としては、長網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機、コンビネーション抄紙機、円網抄紙機、ヤンキー抄紙機等を挙げることができる。
原紙の坪量は特に限定されない。被印刷物への転写に対する取扱易さの点から、原紙の坪量は10g/m以上100g/m以下が好ましく、40g/m以上90g/m以下がさらに好ましい。また、転写用紙の厚さは特に限定されない。被印刷物への転写に対する取扱易さの点から、転写用紙の厚さは0.01mm以上0.5mm以下が好ましく、0.05mm以上0.3mm以下がさらに好ましい。
紙料中には、その他の添加剤として顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、着色顔料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防バイ剤、耐水化剤、湿潤紙力増強剤、乾燥紙力増強剤などから選ばれる1種または2種以上を、本発明の所望の効果を損なわない範囲で、適宜配合することができる。
転写用紙は、原紙の少なくとも片面上に1層以上の塗工層を有する。
塗工層または最外塗工層は、原紙上または塗工層上に、各塗工層塗工液を塗工および乾燥することによって設けることができる。設ける方法は特に限定されない。例えば、製紙分野で従来公知の塗工装置および乾燥装置を用いて塗工および乾燥する方法を挙げることができる。従来公知の塗工装置の例としては、サイズプレス、ゲートロールコーター、フィルムトランスファーコーター、ブレードコーター、ロッドコーター、エアナイフコーター、コンマコーター、グラビアコーター、バーコーター、Eバーコーター、カーテンコーター等を挙げることができる。乾燥装置の例としては、直線トンネル乾燥機、アーチドライヤー、エアループドライヤー、サインカーブエアフロートドライヤー等の熱風乾燥機、赤外線加熱ドライヤー、マイクロ波等を利用した乾燥機等の各種乾燥装置を挙げることができる。
最外塗工層は、顔料として、カオリンおよび炭酸カルシウムを少なくとも含有する。最外塗工層中のカオリンと炭酸カルシウムとの含有質量比は、カオリン:炭酸カルシウム=8:2〜5:5が好ましく、7:3〜6:4がより好ましい。
インクジェット印刷方式に対する印刷適性の理由から、炭酸カルシウムは重質炭酸カルシウムが好ましい。
最外塗工層は、カオリンおよび炭酸カルシウム以外に従来公知の顔料を含有することができる。従来公知の顔料の例としては、タルク、サチンホワイト、リトポン、酸化チタン、酸化亜鉛、シリカ、アルミナ、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、活性白土、珪藻土などの無機顔料、およびプラスチック顔料などの有機顔料を挙げることができる。最外塗工層は、これら顔料から1種または2種以上を組み合わせて、カオリンおよび炭酸カルシウムと併用して含有することができる。
最外塗工層の顔料中、カオリンおよび炭酸カルシウムが占める割合は、70質量%以上が好ましく、80質量%以上がより好ましい。
最外塗工層は、バインダーとして、尿素燐酸エステル化澱粉を少なくとも含有する。
尿素燐酸エステル化澱粉は、エステル化澱粉の1種であって、澱粉と尿素とを燐酸の存在下、高温加熱し燐酸基とカルバミン酸基とを導入した澱粉誘導体である。尿素燐酸エステル化澱粉は、燐酸基とグルコース六員環との間またはカルバミン酸基とグルコース六員環との間にアルキレン基を有するものも含む。アルキレン基は、炭素数1〜3が好ましく、炭素数1がより好ましい。尿素燐酸エステル化澱粉は、王子コーンスターチ社、日本食品化工社、ジー・エス・エル・ジャパン社などから市販されている。
最外塗工層のバインダー中、尿素燐酸エステル化澱粉が占める割合は40質量%以上80質量%以下が好ましく、60質量%以上70質量%以下がより好ましい。
最外塗工層中のバインダーの含有量は、最外塗工層中の顔料100質量部に対して5質量部以上60質量部以下が好ましく、20質量部以上40質量部以下がより好ましい。
最外塗工層は、尿素燐酸エステル化澱粉以外に従来公知のバインダーを含有する。従来公知のバインダーの例としては、澱粉および尿素燐酸エステル化澱粉を除く各種変性澱粉、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、カゼイン、ゼラチン、大豆蛋白、プルラン、アラビアゴム、カラヤゴム、アルブミン等の天然高分子樹脂またはその誘導体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコールおよび各種変性ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ポリエチレンイミン、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、無水マレイン酸樹脂、アクリル系樹脂、メタクリル酸エステル−ブタジエン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体あるいはこれらの各種共重合体のカルボキシ基等の官能基含有単量体による官能基変性共重合体、メラミン樹脂、尿素樹脂等の熱硬化合成樹脂等のバインダー、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリビニルブチラール、アルキッド樹脂ラテックス等を挙げることができる。最外塗工層は、これらバインダーから1種または2種以上を組み合わせて、尿素燐酸エステル化澱粉と併用して含有することができる。
耐画像劣化性の点から、尿素燐酸エステル化澱粉と併用する従来公知のバインダーはポリビニルアルコールおよびこれらの各種変性ポリビニルアルコールが好ましい。
最外塗工層は、水溶性カルシウム塩を含有することが好ましい。この理由は、耐画像劣化性や裏抜け抑制性がより良好になるからである。
水溶性カルシウム塩とは、最終的に20℃の水に1質量%以上溶解することができるカルシウム塩である。水溶性カルシウム塩の例としては、乳酸カルシウム、硝酸カルシウム、塩化カルシウム、ギ酸カルシウム、酢酸カルシウム等の塩化合物、またはエチレンジアミン四酢酸カルシウム等の錯塩を挙げることができる。水溶性カルシウム塩は、これらから成る群から1種または2種以上を選択する。中でも、水溶性カルシウム塩は、塩化カルシウムおよび硝酸カルシウムから成る群から選ばれる1種または2種が好ましい。
最外塗工層中の水溶性カルシウム塩の含有量は、最外塗工層中の顔料100質量部に対して2質量部以上30質量部以下が好ましい。含有量の下限は、5質量部以上がより好ましく、10質量部以上がさらに好ましい。含有量の上限は、25質量部以下がより好ましく、20質量部以下がさらに好ましい。
最外塗工層は、必要に応じて塗工紙分野で従来公知の各種添加剤を含有することができる。添加剤の例としては、分散剤、定着剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色顔料、着色染料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防バイ剤等を挙げることができる。
また、最外塗工層は、転写捺染法で従来公知の各種助剤を含有することができる。助剤は、最外塗工層塗工液の各種物性を最適化する、あるいは転写される昇華型染料インクの染着性を向上させるため等に加えられるものである。助剤は、例えば、各種界面活性剤、保湿剤、湿潤剤、pH調整剤、アルカリ剤、濃染化剤、脱気剤および還元防止剤等を挙げることができる。
転写紙は、昇華型染料インクを備える従来公知の各種印刷方法を用いて、転写用紙の最外塗工層を有する面側に図柄を印刷することによって得ることができる。
転写用紙に図柄を印刷する各種印刷方法は、従来公知の印刷方法であって、特に限定されない。印刷方法は、例えば、グラビア印刷方式、インクジェット印刷方式、電子写真印刷方式およびスクリーン印刷方式などを挙げることができる。中でも、画質の高精細化および装置の小型化の点でインクジェット印刷方式が好ましい。
昇華型染料インクを用いた転写捺染法は、転写用紙に図柄を印刷して転写紙を得る工程と、転写紙を被印刷物に密着させる工程とを有する方法である。密着させる工程には、必要に応じて、加熱および加圧が含まれる。密着させる工程における加熱および加圧の条件は、転写捺染法で従来公知の条件である。密着させる工程は、例えば、プレス機や加熱ドラムなどにより転写紙を被印刷物に密着させ加熱および加圧する方法を挙げることができる。
被印刷物は、繊維材料であって、特に限定されない。繊維材料は、天然繊維材料および合成繊維材料のいずれでも構わない。天然繊維材料は、例えば、綿、麻、リヨセル、レーヨン、アセテート等のセルロース系繊維材料、絹、羊毛、獣毛等の蛋白質系繊維材料等を挙げることができる。合成繊維材料は、例えば、ポリアミド繊維(ナイロン)、ビニロン、ポリエスエル、ポリアクリル等を挙げることができる。繊維材料の構成としては、織物、編物、不織布等の単独、混紡、混繊または交織などを挙げることができる。さらに、これらの構成が複合化してもよい。また、必要に応じて、染着促進に効果のある薬剤などで被印刷物を前処理してもよい。
以下、実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。なお、本発明は、これらの実施例に限定されない。ここで「質量部」および「質量%」は、乾燥固形分量あるいは実質成分量の各々「質量部」および「質量%」を表す。塗工層の塗工量は乾燥固形分量を表す。
<実施例1>
(原紙)
濾水度380mlcsfのLBKP100質量部からなるパルプスラリーに、填料として炭酸カルシウム20質量部、両性澱粉1.2質量部、硫酸バンド0.8質量部、アルキルケテンダイマー型サイズ剤0.1質量部を添加して、長網抄紙機で抄造し、サイズプレス装置で両面に、酸化澱粉を片面あたり1.5g/m付着させ、マシンカレンダー処理をして坪量60g/mの原紙を作製した。
(最外塗工層塗工液1)
最外塗工層塗工液は、下記の内容により調製した。
カオリン 60質量部
重質炭酸カルシウム 40質量部
尿素燐酸エステル化澱粉 15質量部
ポリビニルアルコール 10質量部
上記の内容で配合し、水で混合・分散して、濃度48質量%に調整した。
(転写用紙)
転写用紙を以下の手順にて作製した。
原紙上に、最外塗工層塗工液をエアナイフコーターにて両面塗工し、乾燥させた後、カレンダー処理をして実施例1の転写用紙を得た。塗工量は、片面あたり6g/mとした。
<実施例2>
実施例1において、最外塗工層塗工液1を最外塗工層塗工液2に変更する以外は同様に行い、実施例2の転写用紙を得た。
(最外塗工層塗工液2)
最外塗工層塗工液は、下記の内容により調製した。
カオリン 60質量部
重質炭酸カルシウム 40質量部
尿素燐酸エステル化澱粉 10質量部
ポリビニルアルコール 15質量部
硝酸カルシウム 10質量部
上記の内容で配合し、水で混合・分散して、濃度48質量%に調整した。
<実施例3>
実施例1において、最外塗工層塗工液1を最外塗工層塗工液3に変更する以外は同様に行い、実施例3の転写用紙を得た。
(最外塗工層塗工液3)
最外塗工層塗工液は、下記の内容により調製した。
カオリン 60質量部
重質炭酸カルシウム 40質量部
尿素燐酸エステル化澱粉 15質量部
ポリビニルアルコール 10質量部
硝酸カルシウム 10質量部
上記の内容で配合し、水で混合・分散して、濃度48質量%に調整した。
<実施例4>
実施例1において、最外塗工層塗工液1を最外塗工層塗工液4に変更する以外は同様に行い、実施例4の転写用紙を得た。
(最外塗工層塗工液4)
最外塗工層塗工液は、下記の内容により調製した。
カオリン 60質量部
重質炭酸カルシウム 40質量部
尿素燐酸エステル化澱粉 17.5質量部
ポリビニルアルコール 7.5質量部
硝酸カルシウム 10質量部
上記の内容で配合し、水で混合・分散して、濃度48質量%に調整した。
<実施例5>
実施例1において、最外塗工層塗工液1を最外塗工層塗工液5に変更する以外は同様に行い、実施例5の転写用紙を得た。
(最外塗工層塗工液5)
最外塗工層塗工液は、下記の内容により調製した。
カオリン 60質量部
重質炭酸カルシウム 40質量部
尿素燐酸エステル化澱粉 20質量部
ポリビニルアルコール 5質量部
硝酸カルシウム 10質量部
上記の内容で配合し、水で混合・分散して、濃度48質量%に調整した。
<実施例6>
実施例3において、最外塗工層塗工液3を最外塗工層塗工液6に変更する以外は同様に行い、実施例6の転写用紙を得た。
(最外塗工層塗工液6)
最外塗工層塗工液は、下記の内容により調製した。
カオリン 80質量部
重質炭酸カルシウム 20質量部
尿素燐酸エステル化澱粉 15質量部
ポリビニルアルコール 10質量部
硝酸カルシウム 10質量部
上記の内容で配合し、水で混合・分散して、濃度48質量%に調整した。
<実施例7>
実施例3において、最外塗工層塗工液3を最外塗工層塗工液7に変更する以外は同様に行い、実施例7の転写用紙を得た。
(最外塗工層塗工液7)
最外塗工層塗工液は、下記の内容により調製した。
カオリン 70質量部
重質炭酸カルシウム 30質量部
尿素燐酸エステル化澱粉 15質量部
ポリビニルアルコール 10質量部
硝酸カルシウム 10質量部
上記の内容で配合し、水で混合・分散して、濃度48質量%に調整した。
<実施例8>
実施例3において、最外塗工層塗工液3を最外塗工層塗工液8に変更する以外は同様に行い、実施例8の転写用紙を得た。
(最外塗工層塗工液8)
最外塗工層塗工液は、下記の内容により調製した。
カオリン 50質量部
重質炭酸カルシウム 50質量部
尿素燐酸エステル化澱粉 15質量部
ポリビニルアルコール 10質量部
硝酸カルシウム 10質量部
上記の内容で配合し、水で混合・分散して、濃度48質量%に調整した。
<実施例9>
実施例3において、最外塗工層塗工液3を最外塗工層塗工液9に変更する以外は同様に行い、実施例9の転写用紙を得た。
(最外塗工層塗工液9)
最外塗工層塗工液は、下記の内容により調製した。
カオリン 60質量部
重質炭酸カルシウム 40質量部
尿素燐酸エステル化澱粉 15質量部
ポリビニルアルコール 10質量部
塩化カルシウム 10質量部
上記の内容で配合し、水で混合・分散して、濃度48質量%に調整した。
<実施例10>
実施例3において、最外塗工層塗工液3を最外塗工層塗工液10に変更する以外は同様に行い、実施例10の転写用紙を得た。
(最外塗工層塗工液10)
最外塗工層塗工液は、下記の内容により調製した。
カオリン 60質量部
重質炭酸カルシウム 40質量部
尿素燐酸エステル化澱粉 15質量部
ポリビニルアルコール 10質量部
酢酸カルシウム 10質量部
上記の内容で配合し、水で混合・分散して、濃度48質量%に調整した。
<実施例11>
実施例3において、最外塗工層塗工液3を最外塗工層塗工液11に変更する以外は同様に行い、実施例11の転写用紙を得た。
(最外塗工層塗工液11)
最外塗工層塗工液は、下記の内容により調製した。
カオリン 60質量部
重質炭酸カルシウム 40質量部
尿素燐酸エステル化澱粉 15質量部
ポリビニルアルコール 10質量部
硝酸カルシウム 2質量部
上記の内容で配合し、水で混合・分散して、濃度48質量%に調整した。
<実施例12>
実施例3において、最外塗工層塗工液3を最外塗工層塗工液12に変更する以外は同様に行い、実施例12の転写用紙を得た。
(最外塗工層塗工液12)
最外塗工層塗工液は、下記の内容により調製した。
カオリン 60質量部
重質炭酸カルシウム 40質量部
尿素燐酸エステル化澱粉 15質量部
ポリビニルアルコール 10質量部
硝酸カルシウム 30質量部
上記の内容で配合し、水で混合・分散して、濃度48質量%に調整した。
<実施例13>
実施例3において、最外塗工層塗工液3を最外塗工層塗工液13に変更する以外は同様に行い、実施例13の転写用紙を得た。
(最外塗工層塗工液13)
最外塗工層塗工液は、下記の内容により調製した。
カオリン 48質量部
重質炭酸カルシウム 32質量部
合成非晶質シリカ 20質量部
尿素燐酸エステル化澱粉 15質量部
ポリビニルアルコール 10質量部
硝酸カルシウム 10質量部
上記の内容で配合し、水で混合・分散して、濃度48質量%に調整した。
<実施例14>
実施例3において、最外塗工層塗工液3を最外塗工層塗工液14に変更する以外は同様に行い、実施例14の転写用紙を得た。
(最外塗工層塗工液14)
最外塗工層塗工液は、下記の内容により調製した。
カオリン 42質量部
重質炭酸カルシウム 28質量部
合成非晶質シリカ 30質量部
尿素燐酸エステル化澱粉 15質量部
ポリビニルアルコール 10質量部
硝酸カルシウム 10質量部
上記の内容で配合し、水で混合・分散して、濃度48質量%に調整した。
<実施例15>
塗工層塗工液1を原紙にエアナイフコーターにて両面塗工し、乾燥させた後、カレンダー処理をして塗工紙を得た。塗工量は、片面あたり2g/mとした。
この塗工紙に対して最外塗工層塗工液3をブレードコーターにて両面塗工し、乾燥させた後、カレンダー処理をして実施例15の転写用紙を得た。塗工量は、片面あたり6g/mとした。
(塗工層塗工液1)
塗工層塗工液は、下記の内容により調製した。
重質炭酸カルシウム 100質量部
スチレン−ブタジエン共重合体 15質量部
ポリビニルアルコール 10質量部
上記の内容で配合し、水で混合・分散して、濃度38質量%に調整した。
<実施例16>
実施例3において、最外塗工層塗工液3を最外塗工層塗工液15に変更する以外は同様に行い、実施例16の転写用紙を得た。
(最外塗工層塗工液15)
最外塗工層塗工液は、下記の内容により調製した。
カオリン 60質量部
重質炭酸カルシウム 40質量部
尿素燐酸エステル化澱粉 3質量部
ポリビニルアルコール 2質量部
硝酸カルシウム 10質量部
上記の内容で配合し、水で混合・分散して、濃度48質量%に調整した。
<実施例17>
実施例3において、最外塗工層塗工液3を最外塗工層塗工液16に変更する以外は同様に行い、実施例17の転写用紙を得た。
(最外塗工層塗工液16)
最外塗工層塗工液は、下記の内容により調製した。
カオリン 60質量部
重質炭酸カルシウム 40質量部
尿素燐酸エステル化澱粉 12質量部
ポリビニルアルコール 8質量部
硝酸カルシウム 10質量部
上記の内容で配合し、水で混合・分散して、濃度48質量%に調整した。
<実施例18>
実施例3において、最外塗工層塗工液3を最外塗工層塗工液17に変更する以外は同様に行い、実施例18の転写用紙を得た。
(最外塗工層塗工液17)
最外塗工層塗工液は、下記の内容により調製した。
カオリン 60質量部
重質炭酸カルシウム 40質量部
尿素燐酸エステル化澱粉 24質量部
ポリビニルアルコール 16質量部
硝酸カルシウム 10質量部
上記の内容で配合し、水で混合・分散して、濃度48質量%に調整した。
<実施例19>
実施例3において、最外塗工層塗工液3を最外塗工層塗工液18に変更する以外は同様に行い、実施例19の転写用紙を得た。
(最外塗工層塗工液18)
最外塗工層塗工液は、下記の内容により調製した。
カオリン 60質量部
重質炭酸カルシウム 40質量部
尿素燐酸エステル化澱粉 36質量部
ポリビニルアルコール 24質量部
硝酸カルシウム 10質量部
上記の内容で配合し、水で混合・分散して、濃度48質量%に調整した。
<比較例1>
実施例1において、最外塗工層塗工液1を最外塗工層塗工液19に変更する以外は同様に行い、比較例1の転写用紙を得た。
(最外塗工層塗工液19)
最外塗工層塗工液は、下記の内容により調製した。
カオリン 60質量部
重質炭酸カルシウム 40質量部
酸化澱粉 15質量部
ポリビニルアルコール 10質量部
上記の内容で配合し、水で混合・分散して、濃度48質量%に調整した。
<比較例2>
実施例1において、最外塗工層塗工液1を最外塗工層塗工液20に変更する以外は同様に行い、比較例2の転写用紙を得た。
(最外塗工層塗工液20)
最外塗工層塗工液は、下記の内容により調製した。
カオリン 60質量部
重質炭酸カルシウム 40質量部
燐酸エステル化澱粉 15質量部
ポリビニルアルコール 10質量部
上記の内容で配合し、水で混合・分散して、濃度48質量%に調整した。
<比較例3>
実施例1において、最外塗工層塗工液1を最外塗工層塗工液21に変更する以外は同様に行い、比較例3の転写用紙を得た。
(最外塗工層塗工液21)
最外塗工層塗工液は、下記の内容により調製した。
カオリン 100質量部
尿素燐酸エステル化澱粉 15質量部
ポリビニルアルコール 10質量部
上記の内容で配合し、水で混合・分散して、濃度48質量%に調整した。
<比較例4>
実施例1において、最外塗工層塗工液1を最外塗工層塗工液22に変更する以外は同様に行い、比較例4の転写用紙を得た。
(最外塗工層塗工液22)
最外塗工層塗工液は、下記の内容により調製した。
重質炭酸カルシウム 100質量部
尿素燐酸エステル化澱粉 15質量部
ポリビニルアルコール 10質量部
上記の内容で配合し、水で混合・分散して、濃度48質量%に調整した。
<比較例5>
実施例1において、最外塗工層塗工液1を最外塗工層塗工液23に変更する以外は同様に行い、比較例5の転写用紙を得た。
(最外塗工層塗工液23)
最外塗工層塗工液は、下記の内容により調製した。
合成非晶質シリカ 100質量部
尿素燐酸エステル化澱粉 15質量部
ポリビニルアルコール 10質量部
上記の内容で配合し、水で混合・分散して、濃度48質量%に調整した。
<転写紙の調製>
以上により得られた各転写用紙に、昇華型染料インクを使用したインクジェットプリンター(JV2−130II、ミマキエンジニアリング社製)を用いて、昇華型染料インク(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)による評価用図柄を印刷し、転写紙を得た。
<裏抜け抑制性の評価>
上記のように得られた転写紙において、転写紙の裏面からの画像視認性の程度として裏抜け抑制性を下記の基準により官能評価した。本発明において、転写用紙は、評価がAまたはBであれば、裏抜け抑制性に優れるものとする。
A:裏抜けがほとんど認められず、良好である。
B:裏抜けがわずかに認められるが、概ね良好である。
C:裏抜けが認められるが、実用的に問題にならない。
D:裏抜けが認められ、実用上問題になる。
<捺染>
被印刷物としてポリエステル布を用いた。得られた転写紙とポリエステル布とを密着させ、熱転写用プレス機(手動ワイドスインガーModel221、INSTA社製)を用いて200℃、1分間加熱し、染料をポリエステル布へ転写した。その後転写紙をポリエステル布から剥離して、図柄が形成されたポリエステル布を得た。
<耐画像劣化性の評価>
図柄が形成されたポリエステル布に対して、図柄の鮮鋭性の点から、耐画像劣化性を下記の基準により画質を官能評価した。本発明において、転写用紙は、評価がAまたはBであれば耐画像劣化性が良好であるものとする。
A:良好なレベル。
B:画質の劣化が殆ど認められず、概ね良好なレベル。
C:画質の劣化が認められるが、実用上問題の無いレベル。
D:実用上不可になる画像の劣化が認められるレベル。
<発色性の評価>
被印刷物において、昇華型染料インク3色(シアン、マゼンタ、イエロー)のベタ画像部を光学濃度計(X−rite530、サカタインクスエンジニアリング社製)を用いて色濃度を測定し、3色の色濃度値を合計した。発色性を下記の基準により判断した。本発明において、転写用紙は、評価がAまたはBであれば発色性が良好であるものとする。
A:合計の値が4.7以上
B:合計の値が4.4以上4.7未満
C:合計の値が4.4未満
評価結果を表1に示す。
Figure 0006463301
表1の評価結果から、本発明に該当する実施例1〜19は、裏抜け抑制性に優れ、耐画像劣化性および発色性が良好であることが分かる。しかしながら、本発明の構成を満足しない比較例1〜5は、本発明の効果を得ることができないと分かる。
主に、実施例1と実施例2との対比から、最外塗工層が水溶性カルシウム塩を含有することが好ましいと分かる。
また主に、実施例3および実施例9と実施例10との対比から、水溶性カルシウム塩は、塩化カルシウムおよび硝酸カルシウムからなる群から選ばれる少なくとも1種が好ましいと分かる。

Claims (1)

  1. 原紙と、前記原紙の少なくとも片面上に1層以上の塗工層とを有し、前記塗工層中、原紙を基準として最外に位置する最外塗工層がカオリン、炭酸カルシウムおよび尿素燐酸エステル化澱粉を少なくとも含有し、さらに、前記最外塗工層が水溶性カルシウム塩を含有し、前記水溶性カルシウム塩が塩化カルシウムおよび硝酸カルシウムからなる群から選ばれる少なくとも1種である、昇華型染料インクを用いる転写捺染法に使用される転写用紙。
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