JP2022043697A - コイル及び加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】更なる軽量化及び薄型化と、IHクッキングヒータとしての伝送効率の向上及び動作温度の上昇の防止と、を両立させることが可能なコイル等を提供する。【解決手段】誘導加熱による加熱に用いられる加熱用コイルCにおいて、加熱用コイルCの外周側から内周側に向けて銅薄膜線L1が巻回されてなるコイルC1と、内周側から外周側に向けて銅薄膜線が巻回されてなり且つ絶縁層BFを挟んでコイルC1に積層されたコイルと、を備え、銅薄膜線L1の各巻回の加熱用コイルCの中心から見た位置と、絶縁層BFを挟んでコイルC1に積層されたコイルの各巻回の当該中心から見た位置と、が、平面視において一致している。【選択図】図2

Description

本発明は、コイル及び加熱装置の技術分野に属する。より詳細には、金属製の鍋等の被加熱体を誘導加熱して当該被加熱体内に収容された例えば食材等を加熱する加熱装置及び当該加熱装置用のコイルの技術分野に属する。
いわゆるIH(Induction Heating)クッキングヒータ等の誘導加熱型の調理器は、平面状に巻回された誘導加熱用のコイルに略20キロヘルツ乃至100キロヘルツの高周波電流を供給し、当該コイルに生じる高周波磁界により上記被加熱体に渦電流を形成し、その渦電流によりジュール熱を発生させて当該被加熱体自体を加熱するものである。上記IHクッキングヒータ等の調理器は、典型的には、被覆導線を複数本撚り合わせたいわゆるリッツ線等を平面状に巻回して構成された上記コイル(即ち調理加熱口)を有し、同時に複数の食材を調理できるように複数の上記コイルを有する場合が多い。
このようなIHクッキングヒータは、キッチンへの設置方法の観点から、いわゆるビルトインタイプと据置タイプに大別される。このうちビルトインタイプのIHクッキングヒータは、例えばシステムキッチンに設けられた収納部(取り付け穴)にIHクッキングヒータを含む調理器本体(筐体)を挿入し、その調理器本体の上面から張り出したトッププレートの周縁部を収納部周囲の端部(ワークトップ)の上に載せることにより設置される。このようなIHクッキングヒータに関する従来技術を示す先行技術文献としては、例えば下記特許文献1が挙げられる。
このとき、特許文献1に開示されている従来技術では、本体部と、被加熱体が載置されるトッププレートと、本体部に固定され、トッププレートの周縁部を支持する支持部材と、被加熱体を誘導加熱する複数の加熱部と、各加熱部に高周波電流を供給する複数の給電部と、給電部を制御する制御部とを備え、少なくとも一つの加熱部が、トッププレートと支持部材との間で少なくとも部分的に水平方向に本体部を超えて延び、垂直方向の厚みが表皮深さの4倍以下であるように構成される。
特許第6383180号公報
しかしながら、近年におけるIHクッキングヒータの普及に伴い、軽量化及び薄型化への要請が高まっている。
そこで本発明は、上記の要請に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、更なる軽量化及び薄型化と、IHクッキングヒータとしての伝送効率の向上及び動作温度の上昇の防止と、を両立させることが可能なコイル及び当該コイルを用いた加熱装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、誘導加熱による被加熱体の加熱に用いられるコイルにおいて、当該コイルの外周側から内周側に向けて巻回され且つ薄膜導体からなる外内巻回線と、前記内周側から前記外周側に向けて巻回され且つ薄膜導体からなり、絶縁層を挟んで前記外内巻回線に積層された内外巻回線と、を備え、前記外内巻回線の各巻回の前記コイルの中心から見た位置と、前記内外巻回線の各巻回の当該中心から見た位置と、が、平面視において一致している。
上記の課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコイルと、前記被加熱体が載置され且つ当該被加熱体と前記コイルとの間に配置された載置板と、前記加熱用の電力を前記コイルに供給する電力供給手段と、を備える。
請求項1又は請求項5に記載の発明によれば、薄膜導体からなる外内巻回線と、薄膜導体からなり且つ絶縁層を挟んで外内巻回線に積層された内外巻回線と、を備え、外内巻回線の各巻回のコイルの中心から見た位置と、内外巻回線の各巻回の当該中心から見た位置と、が、平面視において一致している。よって、軽量化及び薄型化を目的としてコイルの巻回線を薄膜導体により形成することに起因する、いわゆる表皮効果又は近接効果によるコイルとしての交流抵抗を低減することができ、当該軽量化及び薄型化と、コイル自体としての伝送効率の向上及び動作温度の上昇の防止と、を両立させることができる。
ここで、上記表皮効果とは、一般に、高周波の電流を薄膜導体に流すと、その電流密度が、薄膜導体の表面で高く、表面からその中心に向かうほど低くなり、更に、電流の周波数が高くなるほど電流が表面へ集中することとなり、これらの結果として、その薄膜導体の交流抵抗が高くなる現象を言う。また上記近接効果とは、コイルとしての巻回において薄膜導体同士が近接することに起因して、上記表皮効果と同様にコイルとしての効率を低下させてしまう電気的な現象である。
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコイルにおいて、前記コイルの半径方向における前記外内巻回線の各前記巻回の遷移部分と、前記内外巻回線の巻回における当該遷移部分と、が、前記コイルにおける一の半径に沿った位置に形成されている。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、外内巻回線の巻回における遷移部分と、内外巻回線の巻回における遷移部分と、が、コイルにおける一の半径に沿った位置に形成されている。よって、コイルの中心から見た位置が平面視において一致する内外巻回線の巻回の部分と外内巻回線の巻回の部分とを増やすことで、伝送効率をより向上させると共に動作温度の上昇をより防止することができる。
上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のコイルにおいて、前記外内巻回線及び前記内外巻回線を備える当該コイルの平面視全体形状が円形とされている。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の作用に加えて、外内巻回線及び内外巻回線を備えるコイルの平面視全体形状が円形とされているので、鍋等の被加熱体の一般的な平面視形状に適合させて、効率的に被加熱体を加熱することができる。
上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコイルにおいて、前記外内巻回線における巻回の一部及び前記内外巻回線における巻回の一部が、前記中心から見て前記コイルの周縁側に形成されており、前記外内巻回線における巻回の他の一部及び前記内外巻回線における巻回の他の一部が、前記中心から見て前記コイルの当該中心側に形成されている。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、外内巻回線における巻回の一部及び内外巻回線における巻回の一部がコイルの中心から見てコイルの周縁側に形成されており、外内巻回線における巻回の他の一部及び内外巻回線における巻回の他の一部が当該中心から見てコイルの中心側に形成されている。よって、周縁側と中心側の巻回線により、被加熱体を効率的に加熱することができる。
本発明によれば、薄膜導体からなる外内巻回線と、薄膜導体からなり且つ絶縁層を挟んで外内巻回線に積層された内外巻回線と、を備え、外内巻回線の各巻回のコイルの中心から見た位置と、内外巻回線の各巻回の当該中心から見た位置と、が、平面視において一致している。
従って、軽量化及び薄型化を目的としてコイルの巻回線を薄膜導体により形成することに起因する表皮効果又は近接効果によるコイルとしての交流抵抗を低減することができ、当該軽量化及び薄型化と、コイル自体としての伝送効率の向上及び動作温度の上昇の防止と、を両立させることができる。
実施形態の誘導加熱型の調理器の全体を概略的に示す斜視図等であり、(a)は当該斜視図であり、(b)は当該調理器を構成する加熱部の構成を示す側視概念図である。 実施形態の加熱用コイルの構造を示す平面図(i)である。 実施形態の加熱用コイルの構造を示す平面図(ii)である。 実施形態の加熱用コイルの構造を示す平面図(iii)である。 従来例の加熱用コイルの構造を示す平面図(i)である。 従来例の加熱用コイルの構造を示す平面図(ii)である。 従来例の加熱用コイルの構造を示す平面図(iii)である。 実施形態の加熱用コイルの構造による効果としての周波数とインダクタンスとの関係を示す図である。 実施形態の加熱用コイルの構造による効果としての周波数とQ値との関係を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、誘導加熱型のIHクッキングヒータを含む調理器に対して本発明を適用した場合の実施形態である。なお、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば、「上」、「右」及び「左」等)を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は本発明を限定するものでない。
(I)実施形態の調理器の全体構成及び動作について
始めに、実施形態の調理器の全体構成及び動作について、図1を用いて説明する。なお、図1は実施形態の誘導加熱型の調理器の全体を概略的に示す斜視図等である。
図1(a)にその全体外観の斜視図を示すように、実施形態の調理器1は、台所のワークトップに設けられた収納部に据え付けられる、いわゆるビルトインタイプのIHクッキングヒータを備えている。そして実施形態の調理器1は、概略、主に板金などで構成された本体部2と、その上側表面のほぼ全体を覆う、耐熱ガラス等により形成された耐熱性の天板(以下、「トッププレート」という。)3と、加熱部10並びに加熱部20a及び加熱部20bと、調理用グリル4と、を備える。このトッププレート3が本発明の「載置板」の一例に相当する。また実施形態の調理器1は、トッププレート3の奥手側に設けられた吸気窓5並びに一対の排気窓6a及び排気窓6bを備える。
なお以下の実施形態では、本体部2のほぼ中央に調理用グリル4が配置された、いわゆるセンターグリル構造を有する調理器1を用いて例示的に本発明を説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、調理用グリル4がいずれか一方の側面に偏ったもの(いわゆるサイドグリル構造を有する調理器)又は調理用グリル4を具備しない調理器にも同様に適用することが可能である。
また、実施形態の調理器1は、ユーザが加熱部10、加熱部20a及び加熱部20b並びに調理用グリル4を操作するために用いられる操作パネル7と、火力(出力電力)を調整する火力調節ダイヤル8a及び火力調節ダイヤル8bと、を備える。なお、操作パネル7並びに火力調節ダイヤル8a及び火力調節ダイヤル8bの構成及び配置位置等は、図示したものに限定されるものではなく、例えばサイドグリル構造を有する調理器では、火力調節ダイヤル8a及び火力調節ダイヤル8bと調理用グリル4とは反対側にまとめて配置してもよい。
次に、実施形態の調理器1における加熱機能の中核を担う加熱部10、加熱部20a及び加熱部20bの構成について、具体的に図1(b)乃至図4を用いて説明する。なお、実施形態の加熱部10、加熱部20a及び加熱部20bは基本的に同一の構成を備える。よって以下の説明では、これらを代表して加熱部10の構成について説明する。
図1(b)にその側視概念図を示すように、実施形態の加熱部10は、トッププレート3の下方の本体部2内に配置された誘導加熱体たる加熱用コイルCと、当該加熱用コイルCに高周波電流を供給する電力供給部9と、加熱用コイルC下方の本体部2内に配置されたフェライトFと、を備えて構成されている。以上の構成において、加熱部10を用いた加熱時には、操作パネル7並びに火力調節ダイヤル8a及び火力調節ダイヤル8bにおける火力の調整操作に対応した大きさの高周波電流が、電力供給部9から加熱用コイルCに供給される。このときに供給される高周波電流の周波数は、例えば20キロヘルツ乃至100キロヘルツとされる。この場合に、トッププレート3上に載置されている上記鍋等の材質が、例えば当該鍋等が載置された際の誘導磁界の発生状況等を電力供給部9において検出することにより判定される。そして、当該判定結果に基づいて上記高周波電流の周波数を切り換えるように構成するのが好適である。ここで、上記電力供給部9が本発明の「電力供給手段」の一例に相当する。
一方、詳細を後述するように、実施形態の加熱用コイルCは、それぞれが銅薄膜線の巻回により構成されているコイルが、絶縁層を挟んで多層に積層されて構成されている。なお以下の説明では、当該コイルが二層積層されて加熱用コイルCが形成されている場合について説明するが、積層されるコイルの数は、偶数であれば四層以上のコイルが積層されて加熱用コイルCが形成されてもよい。
他方、加熱用コイルCの下方に配置されたフェライトFは、例えば透磁率が高い材料により形成されており、加熱用コイルCと、隣接して配置されている加熱部20a及び加熱部20bにそれぞれ対応した図示しない加熱用コイルと磁気的に結合することにより、トッププレート3上に載置される上記鍋等に形成される渦電流を増大させる機能を有する。
(II)加熱用コイルCの構成について
次に、実施形態の加熱用コイルCの構成について、図2乃至図4を用いて説明する。なお、図2乃至図4は実施形態の加熱用コイルの構造を示す平面図であり、調理器1において、トッププレート3側から加熱用コイルCを見た場合(図1(b)参照)の平面図である。
図2にその平面図を示すように、実施形態の加熱用コイルCは、一本の例えば銅薄膜線L1の巻回により構成されているコイルC1と、図2において図示されないコイルC2と、が、耐熱性の絶縁層BFを介して図2の紙面に垂直な方向に積層されて構成される。このとき、絶縁層BFの材料等は周知の耐熱絶縁材料を用いることができる。また、コイルC1を構成する銅薄膜線L1の巻回の中心と、コイルC2を構成する後述の銅薄膜線の巻回の中心とは、相互に同一又は略同一とされている。以上の構成において、銅薄膜線L1が、本発明の「外内巻回線」の一例に相当する。
そして図2に示すように、実施形態のコイルC1は、加熱用コイルCの同じ層内(図2に例示する絶縁層BFの表面)を巻回されている銅薄膜線L1により構成されており、その最外周部の一部(図2に示すコイルC1の場合は最上部)に、銅薄膜線L1(換言すればコイルC1)を電力供給部9に接続するための外部接続端子O1を有している。そしてコイルC1は、銅薄膜線L1が、加熱部10の中心を中心として、図2におけるその最外周部から反時計方向に八回転半(8.5ターン)円形渦巻き状に巻回されて構成されており、銅薄膜線L1の外周端部(図2に示す場合は最上部)が上記外部接続端子O1に接続されている。これにより、コイルC1の全体形状としては円形となっている。また、銅薄膜線L1の内周端部(図2に示す場合はコイルC1の中心側端部)は、絶縁層BFを貫通するビアVにより、絶縁層BFの裏面に形成されているコイルC2を構成する銅薄膜線に接続されている。更に、銅薄膜線L1の巻回は、コイルC1の一部である周縁部コイルC1outが加熱部10の平面視における周縁部で巻回され、コイルC1の他の一部である中心部コイルC1inが加熱部10の平面視における中心部で巻回されている。
以上のコイルC1の構成において、銅薄膜線L1は、コイルC1の全周に渡って同一幅及び同一厚さとされている。また、コイルC1としての銅薄膜線L1の巻回の外周側から内周側への切り換え(即ち巻回の遷移)は、コイルC1全体を時計に見立てた場合の「12時」の位置に設けられた巻回遷移領域CR1内においてそれぞれ一巻回ずつ行われている。
次に、上記絶縁層BFを介して上記コイルC1の直下に積層されているコイルC2の構成について、図3を用いて説明する。なお図3は、当該コイルC2のみを取り出して示す平面図である。
図3にその平面図を示すように、絶縁層BFを間に挟んで上記コイルC1に積層されるコイルC2は、一本の例えば銅薄膜線L2の巻回により構成されている。この構成において、銅薄膜線L2が本発明の「内外巻回線」の一例に相当する。このとき上述したように、コイルC2を構成する銅薄膜線L2の巻回の中心と、上記コイルC1を構成する銅薄膜線L1の巻回の中心とは、相互に同一又は略同一とされている。更に、コイルC2の全体形状は、コイルC1の全体形状と同一の円形とされている。
そして図3に示すように、実施形態のコイルC2は、加熱用コイルCの同じ層内(図2に例示する絶縁層BFの裏面)を巻回されている上記銅薄膜線L2により構成されており、その最外周部の一部(図3に示すコイルC2の場合は最上部)に、銅薄膜線L2(換言すればコイルC2)を電力供給部9に接続するための外部接続端子O2を有している。そしてコイルC2は、銅薄膜線L2が、加熱部10の中心を中心として、図3におけるその最内周部から反時計方向に八回転半(8.5ターン)円形渦巻き状に巻回されて構成されており、銅薄膜線L2の外周端部(図3に示す場合は最上部)が上記外部接続端子O2に接続されている。これにより、コイルC2の全体形状も円形となっている。また、銅薄膜線L2の内周端部(図3に示す場合はコイルC2の中心側端部)は、上記ビアVによりコイルC1の銅薄膜線L1に接続されている。更に、銅薄膜線L2の巻回は、コイルC2の一部である周縁部コイルC2outが加熱部10の平面視における周縁部で巻回され、コイルC2の他の一部である中心部コイルC2inが加熱部10の平面視における中心部で巻回されている。
以上のコイルC2の構成において、銅薄膜線L2は、コイルC2の全周に渡って同一幅及び同一厚さとされている。また、コイルC2としての銅薄膜線L2の巻回の内周側から外周側への巻回の遷移は、コイルC2全体を時計に見立てた場合の「12時」の位置に設けられた巻回遷移領域CR2内においてそれぞれ一巻回ずつ行われている。
次に、上記銅薄膜線L1からなる上記コイルC1と、上記銅薄膜線L2からなる上記コイルC2と、の位置関係について、図4を用いて説明する。なお図4は、コイルC1とコイルC2との重なり状況を示す平面図であり、コイルC1を実線で、その直下に絶縁層BF(図4において図示を省略している)を介して積層されているコイルC2を破線で、それぞれ示している。
図4に実線で示すように、外周から内周に向けて巻回された銅薄膜線L1からなり、且つその最内周部で、コイルC2を構成する銅薄膜線L2と銅薄膜線L1とがビアVにより接続されるコイルC1では、上記巻回遷移領域CR1のみにおいて、銅薄膜線L1の巻回における一のピッチ(即ち、各巻回において隣り合う銅薄膜線L1の、各巻回における加熱用コイルCの径方向の距離。以下、同様。)ずつその巻回の位置が内周側にずれるように(即ち巻回が内周側に遷移するように)、銅薄膜線L1が反時計回りに巻回されている。
これに対し、コイルC1を構成する銅薄膜線L1とビアVによりその最内周部で接続される銅薄膜線L2が内周から外周に向けて巻回されてなるコイルC2では、図4に破線で示すように、上記巻回遷移領域CR2のみにおいて、銅薄膜線L2の巻回における一ピッチずつその巻回の位置が外周側にずれるように(即ち巻回が外周側に遷移するように)、銅薄膜線L2が反時計回り(即ちコイルC1における銅薄膜線L1と同方向)に巻回されている。そして、コイルC1の図4中最上部が、外側に突出した形状の外部接続端子O1に接続され、コイルC2の図4中最上部が、外側に突出した形状の外部接続端子O2に接続された形状とされている。
以上のような形状をそれぞれ備えるコイルC1とコイルC2が図4に示すように積層されていることで、加熱用コイルCの中心から見た銅薄膜線L1の位置と銅薄膜線L2の位置は、それぞれの巻回が遷移する巻回遷移領域CR1及び巻回遷移領域CR2を除いて同一となっている。よって、加熱用コイルCとしては、コイルC1の巻回遷移領域CR1を除く部分と、コイルC2の巻回遷移領域CR2を除く部分と、が重なった状態で、コイルC1とコイルC2とが絶縁層BFを挟んで積層されている。これにより、コイルC1の最外周部(外部接続端子O1)から最内周部への反時計方向の巻回に対して、同じ巻回方向となるように当該最内周部でコイルC2が接続され、その巻回方向を維持したまま、コイルC2が最内周部から最外周部へ巻回されている。この構造により、実施形態の加熱用コイルCとしては、コイルC1において最外周部から最内周部に向けて反時計方向に電流が流れ、その電流が、コイルC2において最内周部から最外周部に向けて同じ反時計方向に流れる。
次に、図2乃至図4に示す構成を有する実施形態の加熱用コイルCに対して電力供給部9から供給される高周波電力の周波数を変更して加熱用コイルCのインダクタンス及びQ値を計測した結果(シミュレーション結果)について、従来例の加熱用コイルとの比較において、実施例として図5乃至図9を用いて説明する。なお、図5乃至図7は従来例の加熱用コイルの構造を示す平面図であり、図8は実施形態の加熱用コイルCの構造による効果としての周波数とインダクタンスとの関係を示す図であり、図9は当該効果としての周波数とQ値との関係を示す図である。
ここで、上記実施例を説明する前に、その比較対象たる従来例の加熱用コイルの構成について、図5乃至図7を用いて、その概要を説明する。なお、図5乃至図7は、実施形態の加熱用コイルCと同じ視点から見た場合(図1参照)の、従来例の加熱用コイルの構造を示す平面図である。このとき、図5乃至図7において、実施形態の加熱用コイルCと同一の部材については、同一の部材番号を付して、細部の説明を省略する。
図5にその平面図を示すように、従来例の加熱用コイルXは、一本の銅薄膜線XL1の巻回により構成されているコイルX1と、図5において図示されないコイルX2と、が、実施形態の加熱用コイルCと同様の絶縁層BFを介して図5の紙面に垂直な方向に積層されて構成されている。このとき、コイルX1を構成する銅薄膜線XL1の巻回の中心と、コイルX2を構成する後述の銅薄膜線の巻回の中心とは、相互に同一又は略同一とされている。
そして図5に示すように、コイルX1は、加熱用コイルXの同じ層内(図5に例示する絶縁層BFの表面)を巻回されている銅薄膜線XL1により構成されており、その最外周部の一部(図5に示すコイルX1の場合は最上部)に、銅薄膜線XL1(換言すればコイルX1)を図示しない従来例の電力供給部に接続するための外部接続端子O1を有している。そしてコイルX1は、銅薄膜線XL1が、加熱用コイルXを備える図示しない加熱部の中心を中心として、図5におけるその最外周部から反時計方向に並行して八回転半(8.5ターン)円形渦巻き状に巻回されて構成されており、銅薄膜線XL1の外周端部(図5に示す場合は最上部)が上記外部接続端子O1に接続されている。これにより、コイルX1の全体形状としては円形となっている。また、銅薄膜線XL1の内周端部(図5に示す場合はコイルX1の中心側端部)は、絶縁層BFを貫通するビアVにより、絶縁層BFの裏面に形成されているコイルX2を構成する銅薄膜線に接続されている。更に、銅薄膜線XL1の巻回は、コイルX1の一部である周縁部コイルX1outがコイルX1の平面視における周縁部で巻回され、コイルX1の他の一部である中心部コイルX1inがコイルX1の平面視における中心部で巻回されている。
以上のコイルX1の構成において、銅薄膜線XL1は、コイルX1の全周に渡って同一幅及び同一厚さ且つコイルC1の銅薄膜線L1と同一幅及び同一厚さとされている。また、コイルX1としての銅薄膜線XL1の巻回の外周側から内周側への巻回の遷移は、コイルX1の一巻回全体に渡って徐々に内周側へ遷移する構成とされている。
次に、上記絶縁層BFを介してコイルX1の直下に積層されているコイルX2の構成について、図6を用いて説明する。なお図6は、当該コイルX2のみを取り出して示す平面図である。
図6にその平面図を示すように、絶縁層BFを間に挟んで上記コイルX1に積層されるコイルX2は、一本の銅薄膜線XL2の巻回により構成されている。このとき、コイルX2を構成する銅薄膜線XL2の巻回の中心と、上記コイルX1を構成する銅薄膜線XL1の巻回の中心とは、上述したように相互に同一又は略同一とされている。更に、コイルX2の全体形状は、コイルX1の全体形状と同一の円形とされている。
そして図6に示すように、コイルX2は、加熱用コイルXの同じ層内(図5に例示する絶縁層BFの裏面)を巻回されている上記銅薄膜線XL2により構成されており、その最外周部の一部(図6に示すコイルX2の場合は最上部)に、銅薄膜線XL2(換言すればコイルX2)を上記図示しない電力供給部に接続するための外部接続端子O2を有している。そしてコイルX2は、銅薄膜線XL2が、上記図示しない加熱部の中心を中心として、図6におけるその最内周部から反時計方向に並行して八回転半(8.5ターン)円形渦巻き状に巻回されて構成されており、銅薄膜線XL2の外周端部(図6に示す場合は最上部)が上記外部接続端子O2に接続されている。これにより、コイルX2の全体形状としては円形となっている。また、銅薄膜線XL2の内周端部(図6に示す場合はコイルX2の中心側端部)は、上記ビアVによりコイルX1の銅薄膜線XL1に接続されている。更に、銅薄膜線XL2の巻回は、コイルX2の一部である周縁部コイルX2outがコイルX2の平面視における周縁部で巻回され、コイルX2の他の一部である中心部コイルX2inがコイルX2の平面視における中心部で巻回されている。
以上のコイルX2の構成において、銅薄膜線XL2は、コイルX2の全周に渡って同一幅及び同一厚さ且つコイルC2の銅薄膜線L2と同一幅及び同一厚さとされている。また、コイルX2としての銅薄膜線XL2の巻回の内周側から外周側への巻回の遷移は、コイルX2の一巻回全体に渡って徐々に外周側へ遷移する構成とされている。
次に、上記銅薄膜線XL1からなる上記コイルX1と、上記銅薄膜線XL2からなる上記コイルX2と、の位置関係について、図7を用いて説明する。なお図7は、コイルX1とコイルX2との重なり状況を示す平面図であり、コイルX1を実線で、その直下に絶縁層BF(図7において図示を省略している)を介して積層されているコイルX2を破線で、それぞれ示している。
図7に実線で示すように、外周から内周に向けて巻回された銅薄膜線XL1からなり、且つその最内周部で、コイルX2を構成する銅薄膜線XL2と銅薄膜線XL1とがビアVにより接続されるコイルX1では、その巻回における一周全体に渡って徐々に、一ピッチ分ずつその巻回が内周側にずれるように(即ち巻回が内周側に遷移するように)、銅薄膜線XL1が反時計回りに巻回されている。
これに対し、コイルX1を構成する銅薄膜線XL1とビアVによりその最内周部でそれぞれ接続される銅薄膜線XL2が内周から外周に向けて巻回されてなるコイルX2では、図7に破線で示すように、その巻回における一周全体に渡って徐々に、一ピッチ分ずつその巻回が外周側にずれるように(即ち巻回が外周側に遷移するように)、銅薄膜線XL2が反時計回り(即ちコイルX1における銅薄膜線XL1と同方向)に巻回されている。そして、コイルX1の図7中最上部が、外側に突出した形状の外部接続端子O1に接続され、コイルX2の図7中最上部が、外側に突出した形状の外部接続端子O2に接続された形状とされている。
以上のような形状をそれぞれ備えるコイルX1とコイルX2が図7に示すように積層されていることで、加熱用コイルXの中心から見た銅薄膜線XL1の位置と銅薄膜線XL2の位置は、図7に示すように異なっている。即ち、実施形態のコイルCのように、銅薄膜線XL1の大部分と銅薄膜線XL2の大部分とが加熱用コイルXの中心から見て重なることはない(図4及び図7参照)。よって、加熱用コイルXとしては、コイルX1とコイルX2とが重ならない状態で、コイルX1とコイルX2とが絶縁層BFを挟んで積層されている。これにより、コイルX1の最外周部(外部接続端子O1)から最内周部への反時計方向の巻回に対して、同じ巻回方向となるように当該最内周部でコイルX2が接続され、その巻回方向を維持したまま、コイルX2が最内周部から最外周部へ巻回されている。この構造により、従来例の加熱用コイルXとしては、コイルX1において最外周部から最内周部に向けて反時計方向に電流が流れ、その電流が、コイルX2において最内周部から最外周部に向けて同じ反時計方向に流れる。
そして、実施例の実験に供される実施形態の加熱用コイルC及び従来例の加熱用コイルXそれぞれのその他の諸元は、以下の通りである。
・加熱用コイルC及び加熱用コイルXの大きさ:外径(直径)170ミリメートルの円形
・加熱用コイルCの銅薄膜線L1及び銅薄膜線L2並びに加熱用コイルXの銅薄膜線XL1及び銅薄膜線XL2の幅:3.0ミリメートル
・加熱用コイルC及び加熱用コイルXそれぞれにおけるピッチ:6.0ミリメートル
・銅薄膜線L1及び銅薄膜線L2並びに銅薄膜線XL1及び銅薄膜線XL2それぞれの厚さ:0.4ミリメートル
そして図8に示すように、実施形態の電力供給部9及び従来例における上記図示しない電力供給部からそれぞれ供給される高周波電力の周波数の帯域(10キロヘルツ乃至100キロヘルツ)では、実施形態の加熱用コイルCを用いた方が、従来例の加熱用コイルXを用いる場合よりもインダクタンスが高いことが判る。また、図9に示すように、上記周波数の帯域では、実施形態の加熱用コイルCを用いた方が、従来例の加熱用コイルXを用いる場合よりもQ値が高い(即ち損失が少ない)ことが判る。以上のように、本発明の発明者による実験により、実施形態の加熱用コイルCの構成の有用性及び優位性が確認された。
以上それぞれ説明したように、実施形態の加熱用コイルCを含む実施形態の調理器1の構成によれば、銅薄膜線L1の巻回からなるコイルC1と、銅薄膜線L2の巻回からなり且つ絶縁層BFを挟んでコイルC1に積層されたコイルC2と、を備え、銅薄膜線L1の各巻回の加熱用コイルCの中心から見た位置と、銅薄膜線L2の各巻回の当該中心から見た位置と、が、巻回遷移領域CR1及び巻回遷移領域CR2を除き、加熱用コイルCの平面視において一致している(図4参照)。よって、軽量化及び薄型化を目的として加熱用コイルCの巻回線を銅薄膜線L1により形成することに起因する表皮効果又は近接効果による加熱用コイルCとしての交流抵抗を低減することができ、当該軽量化及び薄型化と、加熱用コイルC自体としての伝送効率の向上及び動作温度の上昇の防止と、を両立させることができる。
また、巻回遷移領域CR1と巻回遷移領域CR2とが、加熱用コイルCにおける一の半径に沿った位置に形成されている(図2乃至図4参照)。よって、加熱用コイルCの中心から見た位置が平面視において一致する銅薄膜線L1の巻回の部分と銅薄膜線L2の巻回の部分とを増やすことで、伝送効率をより向上させると共に動作温度の上昇をより防止することができる。
更に、銅薄膜線L1及び銅薄膜線L2を備えるコイルC1の平面視全体形状が円形とされているので、鍋等の被加熱体の一般的な平面視形状に適合させて、効率的に被加熱体を加熱することができる。
更にまた、周縁部コイルC1out及び周縁部コイルC2outが加熱部10の平面視における周縁部で巻回され、中心部コイルC1in及び中心部コイルC2inが加熱部10の平面視における中心部で巻回されているので、周縁側と中心側の銅薄膜線L1及び銅薄膜線L2により、被加熱体を効率的に加熱することができる。
以上説明したように、本発明は誘導加熱型調理器の分野に利用することが可能であり、特に軽量化及び薄型化が求められる例えば家庭用の誘導加熱型調理器の分野に適用すれば特に顕著な効果が得られる。
1 調理器
2 本体部
3 天板(トッププレート)
4 調理用グリル
5 吸気窓
6a、6b 排気窓
7 操作パネル
8a、8b 火力調節ダイヤル
9 電力供給部
10、20a、20b 加熱部
C、X 加熱用コイル
F フェライト
V ビア
L1、L2、XL1、XL2 銅薄膜線
C1、C2、X1、X2 コイル
BF 絶縁層
O1、O2 外部接続端子
C1out、C2out、X1out、X2out 周縁部コイル
C1in、C2in、X1in、X2in 中心部コイル
CR1、CR2 巻回遷移領域

Claims (5)

  1. 誘導加熱による被加熱体の加熱に用いられるコイルにおいて、
    当該コイルの外周側から内周側に向けて巻回され且つ薄膜導体からなる外内巻回線と、
    前記内周側から前記外周側に向けて巻回され且つ薄膜導体からなり、絶縁層を挟んで前記外内巻回線に積層された内外巻回線と、
    を備え、
    前記外内巻回線の各巻回の前記コイルの中心から見た位置と、前記内外巻回線の各巻回の当該中心から見た位置と、が、平面視において一致していることを特徴とするコイル。
  2. 請求項1に記載のコイルにおいて、
    前記コイルの半径方向における前記外内巻回線の各前記巻回の遷移部分と、前記内外巻回線の巻回における当該遷移部分と、が、前記コイルにおける一の半径に沿った位置に形成されていることを特徴とするコイル。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のコイルにおいて、
    前記外内巻回線及び前記内外巻回線を備える当該コイルの平面視全体形状が円形とされていることを特徴とするコイル。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコイルにおいて、
    前記外内巻回線における巻回の一部及び前記内外巻回線における巻回の一部が、前記中心から見て前記コイルの周縁側に形成されており、
    前記外内巻回線における巻回の他の一部及び前記内外巻回線における巻回の他の一部が、前記中心から見て前記コイルの当該中心側に形成されていることを特徴とするコイル。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコイルと、
    前記被加熱体が載置され且つ当該被加熱体と前記コイルとの間に配置された載置板と、
    前記加熱用の電力を前記コイルに供給する電力供給手段と、
    を備えることを特徴とする加熱装置。
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