JP2022043198A - 可動自在に結合されたスクリーンアクチュエータ - Google Patents
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Abstract
Description
(1)2012年8月16日に公開された「表示システムにおけるスペックルの影響を低減する装置」(DEVICE FOR REDUCING SPECKLE EFFECT IN A DISPLAY SYSTEM)を名称とするチャン(Chan)らの特許文献1、
(2)2011年8月11日に公開された「スペックルコントラストを低減させた微小電気機械システム」(MICROELECTROMECHANICAL SYSTEM WITH REDUCED SPECKLE CONTRAST)を名称とするデサイ(Desai)の特許文献2、
(3)2009年2月5日に公開された「ライン生成要素を振動させることによりスペックルを低減する方法及びシステム」(METHOD AND SYSTEM FOR REDUCING SPECKLE BY VIBRATING A LINE GENERATING ELEMENT)を名称とするカーン(Khan)らの特許文献3、
(4)2013年1月10日に公開された「スクリーン振動技法及び装置を使用したスペックル低減」(SPECKLE REDUCTION USING SCREEN VIBRATION TECHNIQUES AND APPARATUS)を名称とするカーティス(Curtis)らによる特許文献4、及び
(5)2006年10月26日に公開された「スペックル低減光学実装装置」(SPECKLE REDUCTION OPTICAL MOUNT DEVICE)を名称とするリゾット(Lizotte)らの特許文献5
などに記載されており、これらの文献はいずれも引用によりそのすべてが本明細書に包含される。
参照される添付図面の各図には、例示のための実施形態が示されている。本明細書において開示されている実施形態及び図は、限定ではなく、例示を目的としたものと見なされるべきものであることが意図される。
現時点におけるレーザーに基づいた投射画像のスペックル低減のための最新技術は、投射スクリーンを観察者の視線に沿った投射光の方向において非常にわずかに振動させるというものである。この技法の最も効果的な実装形態は、投射スクリーンの背後において取り付けられた機械的シェーカ/アクチュエータ(例えば、「ボイスコイル」、超音波トランスデューサ、ソレノイド、シェーカ、及びこれらに類似したもの)の配列を設置するというものである。
(1)2012年1月26日に公開された「投射表示システムにおいて可視スペックルを低減するシステム及び方法」(SYSTEM AND METHOD FOR REDUCING VISIBLE SPECKLE IN A PROJECTION VISUAL DISPLAY SYSTEM)を名称とするダンフィ(Dunphy)らによる米国特許出願公開第2012/0019918号明細書、及び
(2)2010年12月9日に公開された「超音波撮像ビーム形成器装置及び方法」(ULTRASOUND IMAGING BEAM-FORMER APPARATUS AND METHOD)を名称とするブラロック(Blalock)らによる米国特許出願公開第2010/0312106号明細書において開示されており、これらの文献は引用によりそのすべてが本明細書に包含される。
図2Aは、アクチュエータ支持構造200の一実施形態を示している。構造200は、回転自在に結合されたマウントであってもよく、この場合に、そのマウントは、第1支持部分202上においてアクチュエータ104を取り付けるか又は装着するものとすることができる。例えば、機械的クリップ留め、付着、糊付け、はんだ付け、又はこれに類似したものなど、アクチュエータを第1支持部分に取り付ける及び/又は装着する任意の適切な手段が適し得る。そして、第1支持梁202は、例えば、回動軸204により第2支持部分206に対して回転自在に装着されてもよい。第2支持部分206は、第1支持部分のための実質的に適切な安定したフレームを提供するべく、例えば、劇場(図示せず)内における任意の適切な構造及び/又は位置に対して、定位置において固定状態で又は調節自在に、固定、付着、及び/又は支持されてもよい。1つのアクチュエータのみが支持構造上に示されているが、スクリーン用のアクチュエータのセット全体、又は個別にアクチュエータのサブセットを支持するこのような1つ又は複数の支持構造のセット及び/又は配列を構築することができる。本出願は、1つのアクチュエータ用の1つの支持構造にのみ限定されるものではなく、本出願の範囲は、すべてのこのような支持構造を包含している。
(1)振り子の長さが、(例えば、アクチュエータが追随しなければならない)スクリーンの動作の範囲に対して長い場合には、角度における振動が小さく、この結果、スクリーン上における斜めになったアクチュエータの非対称な圧痕が低減される。アクチュエータが小さい場合には、すべての角度についてアクチュエータの非対称な圧痕の影響が低減される。アクチュエータのサイズに対する振り子の長さの大きな比率は、圧痕を低減するが、角度を低減しない。角度の変動は、アクチュエータのエッジを可視状態とする傾向を有し得る。
図3A及び図3Bは、アクチュエータ支持構造の代替実施形態を示している。図示されうるように、有利には、追加の質量体が支持構造上において配置されてもよい。これらの実施形態においては、スクリーン材料にとって望ましいように、スクリーンに対する(例えば、第1支持部分又は第2支持部分上に配置された)追加の質量体による力を調節することができる。図3A及び図3Bのいずれにおいても、図示の質量体を調節することにより力を調節することができる。
(1)図3Aにおいて、距離310(l1)が、回動軸から質量体の装着点までの距離を表し、距離312(l2)が、回動軸からアクチュエータの質量の中心までの距離を表し、P1が振り子の長さであるとする。スクリーンに対する力は、
F=m*g
となる。
図4Aは、アクチュエータ支持構造300の更に別の実施形態である。この実施形態においては、回転自在に結合される代わりに、アクチュエータは、ベアリング上に移動可能に存在するハウジング内に取り付けられるリニアベアリング404のセットにより、スクリーンに対して線形結合され得る(つまり、所望の機械的連動状態とされ得る)。図4において、アクチュエータは、ハウジング406に装着されてもよい。すなわち、アクチュエータは、スクリーンに対するアクチュエータの所望の機械的連動を維持するように何らかの付勢構造又は手段が適用されてもよい。1つの付勢手段は、プーリ410と質量402とを有してもよい。この実施形態において、スクリーンに対する力は、質量に比例している。この実施形態において、この力は、次式、
F=m*g
で表されるように、リニアベアリングの全動作範囲にわたって実質的に一定である。
いくつかの実施形態において、スクリーンに対するアクチュエータの適切な結合及び/又は付勢を維持するために、システム、方法、及び/又は技法を利用することが望ましい場合がある。一実施形態においては、適切な結合を維持するために、(例えば、静的な又は変化する)磁界結合を利用することができる。
[その他の実施形態]
図6は、少なくとも1つのサーボモータ(例えば、アクチュエータが回転自在に結合されている場合には604であり、アクチュエータが線形結合されている場合には606である)を更に有するスクリーンシステムに結合されたアクチュエータの更に別の実施形態である。更には、スクリーンに対するアクチュエータの機械的連動の何らかの特性(例えば、スクリーンに対するアクチュエータの位置、速度、及び/又は加速度)を検出し得る少なくとも1つのセンサ608が存在してもよい。そして、これらの1つ又は複数の任意選択のセンサからの信号は、スクリーンに対して望ましい付勢をアクチュエータに提供するべく、サーボモータ(例えば、604又は606)を制御し得るコントローラ610に入力されてもよい。
図7A~図7Hは、一振り子実施形態(700)の様々な斜視図である。図示されるように、アクチュエータ104は、第1支持部材702に取り付けられ及び/又は付着されており、第1支持部材702は、回動軸704を介して第2支持部材706に回転自在に取り付けられている。
図9Aは、上記のように付与された振り子スクリーンシェーカのいくつかの実施形態の分析を示している。図示されるように、長さ「l」の振り子スクリーンシェーカ902が、地点「P」を中心として回動し、これにより、地点「S」においてスクリーンに対して力「F」を印加している。msは、振り子の底部におけるボイスコイル及びワッシャの質量を表している。mwは、振り子に対して垂直に、回動軸においてスクリーンシェーカに装着された長さ「r」のアームから吊るされた質量を表している。
Mms=ms*g*d
によって与えられる。
F=M/h
によって与えられる。
振り子スクリーンシェーカの性能を改善するべく、変位dとは独立した力を有することが望ましい場合がある。振り子の端部における質量に起因した力は変位に比例していることから、この効果を極小化することが望ましい場合がある。一実施形態においては、振り子に垂直に、回動軸においてスクリーンシェーカに装着されたアーム上の質量体は、変位とはほぼ独立した力を生成する傾向を有している。
図13は、回動軸1308における構造において装着された固定支持部材1302を有するデュアルリンク機構スクリーンシェーカの更に別の実施形態であり、これらの回動軸も部材1306a,1306bと機械的に連動する。部材1306a,1306bは、(図示のように、他方の回動軸1308において)スイングする水平方向部材1310に対して機械的に連動する。図示されるように、スイングする水平方向部材の端部にアクチュエータが結合されてもよく、これによりアクチュエータはスクリーンに対して機械的に連動する状態となる。
[付記1]
投射表示システムの投射スクリーン上でのスペックルを減衰させるスペックル減衰システムであって、
コヒーレント光源を備えるとともに、
所望の周波数の振動をそれぞれ発生可能なアクチュエータのセットと、
少なくとも1つの前記アクチュエータをそれぞれ取り付け可能とし回転自在に結合されたマウントのセットと、を備え、
前記回転自在に結合されたマウント上において取り付けられた前記少なくとも1つのアクチュエータは、前記投射スクリーンに対して可動自在かつ機械的に連動する、スペックル減衰システム。
前記投射表示システムは、レーザー、LED、コヒーレントな光源、及び部分的にコヒーレントな光源を含む群のうちの1つを備える付記1に記載のスペックル減衰システム。
前記アクチュエータは、機械的アクチュエータ、ボイスコイル、超音波アクチュエータ、電磁石、及びソレノイドを含む群のうちの1つを備える付記1に記載のスペックル減衰システム。
前記回転自在に結合されたマウントは、
アクチュエータを取り付け可能な第1支持部分と、
前記第1支持部分のための実質的に安定したフレームを維持可能な第2支持部分と、
前記第1支持部分を前記第2支持部分に対して機械的に結合する回動軸と、
を更に備える、付記1に記載のスペックル減衰システム。
前記第1支持部分は、前記スクリーンの動作の範囲よりも実質的に長い第1の長さを有する、付記4に記載のスペックル減衰システム。
前記第1の長さは、前記投射スクリーンの面に対する前記アクチュエータの角度の変動を大幅に低減する、付記5に記載のスペックル減衰システム。
前記第1の長さは、前記投射スクリーンの面に対する前記第1支持部分の大きな角度の変化を伴うことなく大きなZ軸運動を実質的に許容する、付記5に記載のスペックル減衰システム。
前記第1の長さは、前記アクチュエータの前記振動の周波数と実質的に異なる固有周波数を実質的に有する、付記5に記載のスペックル減衰システム。
前記第2支持部分は、実質的に固定されたフレームを有する、付記4に記載のスペックル減衰システム。
前記第2支持部分は、実質的に調節自在のフレームを有する、付記4に記載のスペックル減衰システム。
前記投射スクリーンに対する前記アクチュエータの力を調節可能に配置される追加の質量体を更に備える付記4に記載のスペックル減衰システム。
前記投射スクリーンに対する前記アクチュエータの所望の機械的連動を維持可能な磁気結合システムを更に備える付記1に記載のスペックル減衰システム。
前記磁気結合システムは、
前記投射スクリーンに取り付けられた第1磁気要素と、
前記アクチュエータに実質的に近い位置に取り付けられた第2磁気要素と、を更に備え、
前記第2磁気要素は、前記第1磁気要素と前記第2磁気要素との間の磁力が、前記投射スクリーンに対する前記アクチュエータの所望の機械的連動を実質的に維持可能とするように、前記第1磁気要素に実質的に近い位置に配置されている、付記12に記載のスペックル減衰システム。
前記磁気結合システムはコントローラを更に備え、
前記第1磁気要素及び前記第2磁気要素のうちの少なくとも1つは磁界可変電磁石を備え、
前記磁界可変電磁石は、前記コントローラの制御下でその磁界を変化させることが可能である、付記13に記載のスペックル減衰システム。
前記磁気結合システムは、前記投射スクリーンに対する前記アクチュエータの前記機械的連動の特性を検出可能なセンサを更に備え、
前記センサは、前記特性の検知データを前記コントローラに送信可能であり、前記コントローラは、前記検知データに応答して制御信号を前記磁界可変電磁石に送信する、付記14に記載のスペックル減衰システム。
投射表示システムの投射スクリーン上でのスペックルを減衰させるスペックル減衰システムであって、
コヒーレント光源を備えるとともに、
所望の周波数の振動をそれぞれ発生可能なアクチュエータのセットと、
少なくとも1つの前記アクチュエータをそれぞれ取り付け可能とし線形結合されたマウントのセットと、を備え、
前記線形結合されたマウント上において取り付けられた前記少なくとも1つのアクチュエータは、前記投射スクリーンに対して可動自在かつ機械的に連動する、スペックル減衰システム。
前記投射表示システムは、レーザー、LED、コヒーレントな光源、及び部分的なコヒーレントな光源を含む群のうちの1つを備える付記16に記載のスペックル減衰システム。
前記アクチュエータは、機械的アクチュエータ、ボイスコイル、超音波アクチュエータ、電磁石、及びソレノイドを含む群のうちの1つを備える付記16に記載のスペックル減衰システム。
前記線形結合されたマウントは、
前記アクチュエータを搭載可能なハウジングと、
前記ハウジングを可動自在に支持するベアリングのセットと、
前記ハウジングに適用され、前記投射スクリーンに対する前記アクチュエータの所望の機械的連動を維持可能な付勢部と、
を更に備える、付記16に記載のスペックル減衰システム。
前記付勢部は質量体とプーリとを備え、前記質量体は、前記投射スクリーンに対する前記アクチュエータの所望の機械的連動を維持するべく前記ハウジングに力を伝達する、付記19に記載のスペックル減衰システム。
前記投射スクリーンに対する前記アクチュエータの所望の機械的連動を維持可能な磁気結合システムを更に備える付記16に記載のスペックル減衰システム。
前記磁気結合システムは、
前記投射スクリーンに取り付けられた第1磁気要素と、
前記アクチュエータに実質的に近い位置に取り付けられた第2磁気要素と、を更に備え、
前記第2磁気要素は、前記第1磁気要素と前記第2磁気要素との間の磁力が、前記投射スクリーンに対する前記アクチュエータの所望の機械的連動を実質的に維持可能とするように前記第1磁気要素に実質的に近い位置に配置されている、付記21に記載のスペックル減衰システム。
前記磁気結合システムはコントローラを更に備え、
前記第1磁気要素及び前記第2磁気要素のうちの少なくとも1つは磁界可変電磁石を備え、
前記磁界可変電磁石は、前記コントローラの制御下でその磁界を変化させることが可能である、付記22に記載のスペックル減衰システム。
前記磁気結合システムは、前記投射スクリーンに対する前記アクチュエータの前記機械的連動の特性を検出可能なセンサを更に備え、
前記センサは、前記特性の検知データを前記コントローラに送信可能であり、前記コントローラは、前記検知データに応答して制御信号を前記磁界可変電磁石に送信する、付記23に記載のスペックル減衰システム。
前記付勢部は、前記アクチュエータに装着されたスプリングを備え、前記スプリングの力が前記アクチュエータと前記投射スクリーンとの間における所望の機械的連動を実質的に維持する、付記19に記載のスペックル減衰システム。
投射表示システムの投射スクリーン上でのスペックルを減衰させるスペックル減衰システムであって、
コヒーレントな光源を備えるとともに、
所望の周波数の振動をそれぞれ発生可能なアクチュエータのセットと、
少なくとも1つの前記アクチュエータをそれぞれ取り付け可能とし回転自在に結合されたマウントのセットと、を備え、
前記回転自在に結合されたマウントは回動軸を中心として回動するものであって、前記回動軸に対して前記アクチュエータが前記回転自在に結合されたマウントの第1端部上に取り付けられ、且つ前記回動軸に対して釣合錘が前記回転自在に結合されたマウントの第2端部上に取り付けられた状態で前記回動軸を中心として回動するものであり、
前記回転自在に結合されたマウント上に取り付けられた前記少なくとも1つのアクチュエータは、前記投射スクリーンに対して可動自在かつ機械的に連動する、スペックル減衰システム。
前記釣合錘は、前記投射スクリーンに対する前記アクチュエータの力が前記マウントの垂直位置からの変位dとは実質的に独立するように回動軸に対して取り付けられている、付記26に記載のスペックル減衰システム。
前記アクチュエータは、前記投射スクリーンと機械的に係合する実質的にフラットな面を有する、付記1、16、又は26に記載のスペックル減衰システム。
前記アクチュエータは、前記投射スクリーンと機械的に係合する実質的に湾曲した表面を有する、付記1、16、又は26に記載のスペックル減衰システム。
前記マウントは片持ち梁部分を備え、前記片持ち梁部分はボイスコイル部分と機械的に結合し、前記ボイスコイル部分はアクチュエータと機械的に結合している、付記1、16、又は26に記載のスペックル減衰システム。
前記回転自在に結合されたマウントはデュアルリンク機構構造を備え、前記デュアルリンク機構構造は、固定された支持部材と、スイングする水平方向部材とを備え、
前記スイングする水平方向部材は、前記投射スクリーンに対して機械的に連動可能なアクチュエータを備える、付記1又は26に記載のスペックル減衰システム。
前記投射表示システムに装着されて前記投射スクリーンに対する前記アクチュエータの付勢を変化させる動的可変力部と、
前記投射スクリーンに対して連動する前記アクチュエータのスペックル減衰の表れを検知するセンサと、
前記センサからセンサデータを受信して、前記投射スクリーンに対する前記アクチュエータの付勢力の量を変化させるべく制御信号を前記動的可変力部に送信するコントローラと、
を更に備える付記1、16、又は26に記載のスペックル減衰システム。
前記動的可変力部は、動的スプリング、圧電構造、及び動的錘を含む群のうちの1つを備える、付記32に記載のスペックル減衰システム。
前記センサはフォトセンサを備え、前記フォトセンサは前記投射スクリーン上の画像を検知して、前記投射スクリーン上でのスペックルの量に関するデータを前記コントローラに送信する、付記32に記載のスペックル減衰システム。
前記センサは力センサを備え、前記力センサは前記投射スクリーンに対し機械的に連動し、前記投射スクリーンに対する前記アクチュエータの付勢力の量に関するデータを前記コントローラに送信する、付記32に記載のスペックル減衰システム。
試験画像で投射スクリーンを照射するステップと、
少なくとも1つのシェーカによって誘発されたアーチファクトを識別するステップと、
少なくとも1つのシェーカによって誘発されたアーチファクトを低減するべく少なくとも1つのシェーカパラメータを調節するステップと、
を備える方法。
前記少なくとも1つのシェーカパラメータは、前記シェーカの周波数、前記シェーカの形状、前記シェーカによって誘発される動き、前記シェーカの圧力、前記シェーカの振り子の均衡状態、前記シェーカの接触面積、前記シェーカの変調、前記シェーカの角度、前記シェーカを保持する組立体の機械的調節、及び前記投射スクリーンに対する前記シェーカの近接位置を変化させる調節のうちの1つを含む、付記36に記載の方法。
前記少なくとも1つのシェーカによって誘発されたアーチファクトは、前記シェーカの接触面積と関連付けられたスペックルパターンを有する、付記36に記載の方法。
前記調節するステップはリモート制御を開始するステップを有する、付記36に記載の方法。
前記リモート制御を開始するステップは、複数のシェーカのうちの少なくとも1つを識別し、前記識別された1つ又は複数のシェーカに制御信号を送信することを含む、付記39に記載の方法。
前記識別されたシェーカは、複数のシェーカ内におけるシェーカのセットを含み、前記制御信号は、前記識別されたシェーカの各々を同様に調節するように設定されている、付記40に記載の方法。
前記調節するステップは、前記投射スクリーンの非観察側に直接的に隣接した場所に前記シェーカを配置するように構成された機械装置の慣性モーメントを調節することを含む、付記36に記載の方法。
前記機械装置は、錘が付与されたスイングアームを備え、前記調節するステップは、前記スイングアームに対して前記錘を運動させることを含む、付記42に記載の方法。
前記機械装置は、前記錘に取り付けられた可動延伸部を備え、前記調節は、前記可動延伸部を延伸又は退避させることにより、前記錘が前記可動延伸部を通じて前記機械装置のアームに適用する梃子の作用量を増大又は減少させることを含む、付記43に記載の方法。
前記可動延伸部を延伸又は退避させることは電気的に開始される、付記44に記載の方法。
前記慣性モーメントを調節することは、錘を追加することを含む、付記42に記載の方法。
前記調節するステップは、前記シェーカに装着されたスクリーンカプラが前記投射スクリーンに直接的に隣接し且つ前記投射スクリーンと平行になるように前記シェーカを調節することを含む、付記36に記載の方法。
前記調節されたシェーカは、前記投射スクリーンとの接触状態にはあるが前記投射スクリーンに対して圧力を作用させないような均衡状態とされている、付記47に記載の方法。
前記調節されたシェーカは、前記シェーカ及びカプラによって誘発される試験画像アーチファクトの最小値による最大スペックル低減のために前記投射スクリーンに可能な限り近接している、付記47に記載の方法。
前記調節されたシェーカは、前記投射スクリーンとの接触状態にあり且つ前記投射スクリーンに対し十分な圧力を作用させて前記投射スクリーンとの接触を維持するような均衡状態とされている、付記47に記載の方法。
前記調節されたシェーカカプラは、前記投射スクリーンとの接触状態にあり且つ前記投射スクリーンの突出を引き起こすことなく前記投射スクリーンに十分な圧力を作用させて前記投射スクリーンに接触及び隣接した状態を維持するような均衡状態とされている、付記47に記載の方法。
空調又は換気システム、入口及び/又は出口ドアの開放に伴う空気の流れ、及び、前記投射スクリーンがテーマパークの乗り物に設置された場合における、テーマパークの乗り物によって誘発される動き、爆発、熱によって誘発される動き、ファン、又は小道具の動きを含む、使用時に観察スクリーンと通常関連付けられるその他の動きのうちのいずれか1つ又はこれらの組合せに起因した投射スクリーンの運動を考慮して、前記シェーカカプラの前記接触及び隣接が維持される、付記51に記載の方法。
前記シェーカは、ベース揺動装置と、前記ベース揺動装置に装着されたカプラと、前記ベース揺動装置に装着された配置装置と、を備え、
前記カプラの面を前記投射スクリーンに対して平行及び隣接した状態に維持するステップを更に備える付記36に記載の方法。
スペックル低減型レーザー投射システムであって、
或る場所に設置されたスクリーンと、
前記スクリーン上に画像を投射するように構成されたレーザー投射システムと、
前記スクリーンの非観察側に配設された複数のスクリーンシェーカと、を備え、
各スクリーンシェーカは、前記スクリーンが運動した際に実質的に変化しない圧力量により前記スクリーンシェーカを前記スクリーンに直接的に隣接した位置に配置するように構成された対応する配置装置により位置が決められて可動自在に保持される、スペックル低減型レーザー投射システム。
前記圧力量は無視可能である、付記54に記載のスペックル低減型レーザー投射システム。
前記圧力量は、前記スクリーンの観察側において表面変動を生成しない圧力量である、付記54に記載のスペックル低減型レーザー投射システム。
前記スクリーンの観察側における表面変動は、前記スクリーンシェーカの機械的な力、音響的な力、及び振動的な力のうちの1つ又は複数により生成される、付記54に記載のスペックル低減型レーザー投射システム。
前記表面変動は、前記スクリーンシェーカによって生成される前記スクリーンの面内における動きからなる、付記57に記載のスペックル低減型レーザー投射システム。
前記スクリーンの観察側における表面変動は、前記スクリーンに対する前記スクリーンシェーカの圧力によってではなく、前記スクリーンシェーカの機械的な力、音響的な力、又は振動的な力のうちの1つ又は複数によって生成される、付記54に記載のスペックル低減型レーザー投射システム。
前記配置装置は、揺動装置のカプラを前記スクリーンに対して平行に維持するデュアルアームデュアル回動軸スイング部を備える、付記54に記載のスペックル低減型レーザー投射システム。
前記配置装置は、スクリーン運動に起因して移動している間に、揺動装置のカプラを前記スクリーンに対して平行に維持するデュアルアームデュアル回動軸スイング部を備える、付記54に記載のスペックル低減型レーザー投射システム。
前記配置装置は、スクリーン運動に起因して移動している間に、前記スクリーンシェーカのカプラを前記スクリーンに対して平行に維持するように構成された平行維持メカニズムを備える、付記54に記載のスペックル低減型レーザー投射システム。
前記配置装置は、前記スクリーンシェーカによって誘発される運動に起因して平行にならない前記スクリーンシェーカのカプラを平行に維持するように構成されたカプラ動き平行配置メカニズムを更に備える、付記62に記載のスペックル低減型レーザー投射システム。
前記配置装置は、前記スクリーンシェーカによって誘発される運動に起因して平行にならない前記スクリーンシェーカのカプラを平行に維持するように構成されたカプラ動き平行配置メカニズムを備える、付記54に記載のスペックル低減型レーザー投射システム。
前記レーザー投射システムは、デュアル変調DMD投射システムを備え、前記デュアル変調DMD投射システムは、市販のシングル変調(例えば、3チップDLP)レーザープロジェクタとの比較において前記スクリーンシェーカの動作におけるスペックル初期量を低減し、前記低減されたスペックル初期量は前記スクリーンシェーカの動作によって更に低減される、付記54に記載のスペックル低減型レーザー投射システム。
前記レーザー投射システムは3チップDLP投射システムを有する、付記54に記載のスペックル低減型レーザー投射システム。
前記レーザー投射システムは3チップDLP6プライマリレーザー投射システムを有する、付記54に記載のスペックル低減型レーザー投射システム。
前記レーザー投射システムは6チップDLP6プライマリ投射システムを有する、付記54に記載のスペックル低減型レーザー投射システム。
前記レーザー投射システムは、99,999:1を上回るコントラスト比を有する画像を前記スクリーン上に生成する、付記54に記載のスペックル低減型レーザー投射システム。
前記レーザー投射システムは、999,999:1を上回るシーン間の動的コントラスト比を有する画像を前記スクリーン上に生成する、付記54に記載のスペックル低減型レーザー投射システム。
前記レーザー投射システムは、少なくとも100,000:1の単一フレームコントラスト比と、1,000,000:1を上回る動的フレーム内コントラスト比とを有する画像を前記スクリーン上に生成する、付記54に記載のスペックル低減型レーザー投射システム。
前記配置装置は、空気の流れ又は他の外乱に起因した前記スクリーンの動きの際に前記スクリーンシェーカの位置を前記スクリーンに対して平行に維持する平行四辺形部と、前記スクリーンシェーカの面を前記スクリーンシェーカの振動に起因した前記面の動きによらず前記スクリーンに対して平行に維持する平行四辺形部とを有する、付記54に記載のスペックル低減型レーザー投射システム。
Claims (18)
- 試験画像で投射スクリーンを照射するステップと、
少なくとも1つのシェーカによって誘発されたアーチファクトを識別するステップと、
少なくとも1つのシェーカによって誘発されたアーチファクトを低減するべく少なくとも1つのシェーカパラメータを調節するステップと、
を備え、前記調節するステップは、前記投射スクリーンの非観察側に直接的に隣接した場所に前記シェーカを配置するように構成された機械装置の慣性モーメントを調節することを含む、方法。 - 前記少なくとも1つのシェーカパラメータは、前記シェーカの周波数、前記シェーカの形状、前記シェーカによって誘発される動き、前記シェーカの圧力、前記シェーカの振り子の均衡状態、前記シェーカの接触面積、前記シェーカの変調、前記シェーカの角度、前記シェーカを保持する組立体の機械的調節、及び前記投射スクリーンに対する前記シェーカの近接位置を変化させる調節のうちの1つを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記少なくとも1つのシェーカによって誘発されたアーチファクトは、前記シェーカの接触面積と関連付けられたスペックルパターンを有する、請求項1に記載の方法。
- 前記調節するステップはリモート制御を開始するステップを有する、請求項1に記載の方法。
- 前記リモート制御を開始するステップは、複数のシェーカのうちの少なくとも1つを識別し、識別された前記1つ又は複数のシェーカに制御信号を送信することを含む、請求項4に記載の方法。
- 前記識別されたシェーカは、複数のシェーカ内におけるシェーカのセットを含み、前記制御信号は、前記識別されたシェーカの各々を同様に調節するように設定されている、請求項5に記載の方法。
- 前記機械装置は、錘が付与されたスイングアームを備え、前記調節するステップは、前記スイングアームに対して前記錘を運動させることを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記機械装置は、錘に取り付けられた可動延伸部を備え、前記調節は、前記可動延伸部を延伸又は退避させることにより、前記錘が前記可動延伸部を通じて前記機械装置のアームに適用する梃子の作用量を増大又は減少させることを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記可動延伸部を延伸又は退避させることは電気的に開始される、請求項8に記載の方法。
- 前記慣性モーメントを調節することは、錘を追加することを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記調節するステップは、前記シェーカに装着されたスクリーンカプラが前記投射スクリーンに直接的に隣接し且つ前記投射スクリーンと平行になるように前記シェーカを調節することを含む、請求項1に記載の方法。
- 調節された前記シェーカは、前記投射スクリーンとの接触状態にはあるが前記投射スクリーンに対して圧力を作用させないような均衡状態とされている、請求項11に記載の方法。
- 調節された前記シェーカは、前記シェーカ及びカプラによって誘発される試験画像アーチファクトの最小値による最大スペックル低減のために前記投射スクリーンに可能な限り近接している、請求項11に記載の方法。
- 調節された前記シェーカは、前記投射スクリーンとの接触状態にあり且つ前記投射スクリーンに対し十分な圧力を作用させて前記投射スクリーンとの接触を維持するような均衡状態とされている、請求項11に記載の方法。
- 調節されたシェーカカプラは、前記投射スクリーンとの接触状態にあり且つ前記投射スクリーンの突出を引き起こすことなく前記投射スクリーンに十分な圧力を作用させて前記投射スクリーンに接触及び隣接した状態を維持するような均衡状態とされている、請求項11に記載の方法。
- 空調又は換気システム、入口及び/又は出口ドアの開放に伴う空気の流れ、及び/又は、使用時に観察スクリーンと通常関連付けられるその他の動きのうちのいずれか1つ又はこれらの組合せに起因した投射スクリーンの運動を考慮して、前記シェーカカプラの接触及び隣接が維持される、請求項15に記載の方法。
- 前記その他の動きは、前記投射スクリーンがテーマパークの乗り物に設置された場合における、テーマパークの乗り物によって誘発される動き、爆発、熱によって誘発される動き、ファン、又は小道具の動きを含む、請求項16に記載の方法。
- 前記シェーカは、ベース揺動装置と、前記ベース揺動装置に装着されたカプラと、前記ベース揺動装置に装着された配置装置と、を備え、
前記カプラの面を前記投射スクリーンに対して平行及び隣接した状態に維持するステップを更に備える請求項1に記載の方法。
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