JP2014052310A - 反射型投影撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被検物の形状測定の精度の向上を図ることができるように、コントラストの高い画像を取り込むことができる投影撮像装置を提供する。
【解決手段】反射型投影撮像装置1aは、被検物16に投影パターンを投影する投影部10と、被検物16を撮像する第1の撮像部11とを有するとともに、投影部10が発する投影パターンを被検物16に反射させるとともに被検物16からの反射光を第1の撮像部11に向けて反射させる第1の反射板13と、第1の反射板13を移動させる第1の反射板移動駆動部20と、撮像された画像が所要の条件を充足するか否かを判定する第1の画像処理部とをさらに有し、第1の撮像部11は第1の反射板13を介して被検物を撮像し、撮像された画像が所要の条件を充足しない場合には、第1の反射板13を移動させて再び被検物16を撮像する。
【選択図】図1

Description

本発明は、反射型投影撮像装置に関する。詳しくは、本発明は、投影撮像による被対象物の形状測定において、反射板を用いて投影と撮像を行い、2次元又は3次元的に形状測定するための反射型投影撮像装置に関する。
従来、投影撮像装置において、反射板を折り返して対象物に照射して、その反射光をカメラ等の撮像素子で取り込み、その対象物を映像信号に変換する方法が提案されている(特許文献1)。図11は、投影撮像装置の構成の従来例を示す図である。図11に示すように、プロジェクタタイプの光源64からの光は投影レンズ65から出射し、第2のミラー67と第1のミラー66とで2回反射して、所定の角度でステージ61上に置かれた書類69等を照明する。書類69からの光学像は、第一のミラー66と第2のミラー67とで2回反射して正立像として投影レンズ63に導かれ、テレビカメラ62により通常の映像信号に変換される。
このほか、図12に示すように、比較的大型の反射型投影装置において、反射板による画像のブレを抑制する構成が提案されている(特許文献2)。図12は、反射型投影装置の構成の従来例を示す図である。特許文献2に記載の反射型投影装置は、反射板のうねり信号を検出して反射板を駆動制御することにより短時間で制振するミラーデバイス駆動制御を有する。
特開平4−13916号公報 特開2010−256862号公報
しかしながら、図11に示すように、特許文献1の構成では、書類等の反射を利用する投影撮像の場合には、倒立像との干渉を避けるために、2枚の反射板を用いる必要がある。また、画像のゆがみを防ぐために、2枚の反射板の位置関係は、光軸の微調整機構を有するものの固定化されている。このため、部品などの立体物を、投影撮像方向を変えてより明瞭な画像を取込んで表示することや、立体物を投影撮像して形状を測定することは困難である。
また、図12に示すように、特許文献2の構成では、反射板の振動(ブレ)による投影画像の明瞭度の低下を防止すべく、ミラーデバイスをうなり検知センサーと複数方向に駆動制御することで、画像振動を抑制している。このような構成では、耐久性、メンテナンス性、コスト等に課題がある。
前記実情に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、被検物の形状測定の精度の向上を図ることができるように、コントラストの高い画像を取り込むことができる反射型投影撮像装置を提供することである。
上記課題の解決と目的を達成するための本発明は、被検物に投影パターンを投影する投影部と、被検物を撮像する撮像部とを有する投影撮像装置であって、投影部が発する投影パターンを被検物に向けて反射させるとともに被検物からの反射光を撮像部に向けて反射させる第1の反射板と、前記第1の反射板を二次元的に移動させる第1の反射板移動駆動部と、前記第1の撮像部により撮像された画像が所要の条件を充足するか否かを判定する処理部と、を有し、前記投影部は投影パターンを前記第1の反射板に反射させることによって被検物に投影し、前記第1の撮像部は前記第1の反射板を介して被検物を撮像し、前記第1の撮像部により撮像された画像が所要の条件を充足しない場合には、前記処理部が前記第1の撮像部により撮像された画像が所要の条件を充足しないと判定した場合には、前記第1の反射板移動駆動部は前記第1の反射板を移動させ、前記第1の反射板の移動後の位置において前記第1の撮像部が再び被検物を撮像することを特徴とする。
本発明によれば、投影撮像装置が反射板を移動させる移動機構を備えるため、画像のコントラストが低く測定が困難な場合には、撮像方向を切替えることによって、コントラスト比の高い画像を取り込むことができる。したがって、高精度の測定が可能になる。
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる反射型投影撮像装置の構成の例を示す斜視図である。 図2は、本発明の第1の実施形態にかかる反射型投影撮像装置の構成の例を示す正面図である。 図3は、第1の反射板の支持構造を模式的に示す図である。 図4は、第1の撮像部と第1の反射板の制御のための構成を模式的に示すブロック図である。 図5は、第2の撮像部と第2の反射板の制御のための構成を模式的に示すブロック図である。 図6は、反射型投影撮像装置の動作を示すフローチャートである。 図7は、本発明の第2の実施形態にかかる反射型投影撮像装置の構成を模式的に示す図である。 図8は、反射板に発生する振動方向を模式的に示す図である。 図9は、反射板のZ方向振動時における投影パターンおよび撮像画像の変位(振動量)を模式的に示す図である。 図10は、反射板のYθ回転振動時における投影パターンおよび撮像画像の変位量(振動量)を模式的に示す図である。 図11は、投影撮像装置の構成の従来例を示す図である。 図12は、投影撮像装置の構成の従来例を示す図である。
以下に、本発明の各実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる反射型投影撮像装置1aの構成の例を示す斜視図である。図2は、本発明の第1の実施形態にかかる反射型投影撮像装置1aの構成の例を示す正面図である。
図1と図2に示すように、反射型投影撮像装置1aは、載置テーブル15と、投影部(投影装置)10と、第1の撮像部(カメラ)11と、第2の撮像部(カメラ)12と、第1の反射板13と、第2の反射板14とを含む。
載置テーブル15は、被検物(測定対象物)16を載置できる載置面151を有する。なお、以下の説明では、載置テーブル15の載置面151が上側を向き、載置面151の法線が垂直であるものとする。載置テーブル15の載置面151には、位置測定用の複数のマーカー25が設けられる。なお、これらの複数のマーカー25は、第1の撮像部11と第2の撮像部12によって撮像できる位置(撮像エリア24の内側)に設けられる。そして、これら複数のマーカー25は、画像解析において画像の位置を検出するために用いられる。
投影部10は光源を有する。そして、投影部10は、載置テーブル15の載置面151に載置された被検物16に対して、第1の反射板13を介して所定の投影パターンを投影できる。投影部10には、公知の各種投影装置が適用できる。
第1の撮像部11は、載置テーブル15の載置面151に載置される被検物16を、第1の反射板13を介して撮像する。
投影部10と第1の撮像部11は、第1の台座部17に取り付けられて支持される。第1の台座部17は、動力源を有しており、投影部10と第1の撮像部11の光軸23の方向(角度)を変更できる。
第1の反射板13は、光を反射させる反射面131を有する。そして、投影部10から投影される投影光を、載置テーブル15に載置される被検物16に向けて反射させる。また、第1の反射板13は、載置テーブル15に載置された被検物16からの反射光(以下、「投影分散光」と称する)を第1の撮像部11に向けて反射させる。
第2の撮像部12は、載置テーブル15の載置面151に載置される被検物16を、第2の反射板14を介して撮像する。第2の撮像部12は、第2の台座部19に取り付けられて支持される。第2の台座部19は、動力源を有しており、第2の撮像部12の光軸の方向(角度)を変更できる。
第2の反射板14は、光を反射させる反射面141を有する。そして、第2の反射板14は、載置テーブル15の載置面151に載置される被検物16からの投影分散光(反射光)を、第2の撮像部12に向けて反射させる。
なお、第1の撮像部11と第2の撮像部12には、公知の各種撮像装置(カメラ)が適用できる。同様に、第1の台座部17および第2の台座部19の構成は特に限定されるものではなく、たとえば、公知の各種雲台が適用できる。
第1の反射板13は、第1のアーム18によって、載置テーブル15と投影部10と第1の撮像部11(以下、「載置テーブル15等」と称する)に対して相対的に変位可能に支持される。第2の反射板14は、第2のアーム27によって、載置テーブル15と第2の撮像部12(同様に、「載置テーブル15等」と称する)に対して相対的に変位可能に支持される。
第1のアーム18と第2のアーム27とは、それぞれ、一方の端部(基端部)を中心として揺動可能である。また、反射型投影撮像装置1aは、第1のアーム18を駆動する第1の反射板移動駆動部20と、第2のアーム27を駆動する第2の反射板移動駆動部21とを有する。第1の反射板移動駆動部20は動力源を有しており、第1の反射板13を載置テーブル15等に対して円弧運動(または球面運動)させることができる。同様に、第2の反射板移動駆動部21は動力源を有しており、第2の反射板14を、載置テーブル15等に対して円弧運動(または球面運動)させることができる。
このような構成によれば、第1の反射板13と第2の反射板14は、載置テーブル15等に対して、円弧状(二次元的)に相対移動できる。
第1の反射板13は、第1のアーム18の他方の端部(先端部)に、回転可能に支持される。第2の反射板14は、第2のアーム27の他方の端部(先端部)に、回転可能に支持される。そして、反射型投影撮像装置1aは、第1の反射板13を回転駆動させる第1の反射板回転駆動部22と、第2の反射板14を回転駆動させる第2の反射板回転駆動部28とを有する。第1の反射板回転駆動部22は、回転動力源を有しており、第1の反射板13の反射面131と載置テーブル15の載置面151との角度を変更できる。第2の反射板回転駆動部28は、回転動力源を有しており、第2の反射板14の反射面141と載置テーブル15の載置面151との角度を変更できる。
なお、第1のアーム18と第2のアーム27の長さは互いに異なる。このため、第1の反射板13と第2の反射板14とは、互いに干渉することなく円弧運動(二次元的な運動)できる。
ここで、第1の反射板13と第2の反射板14の支持構造について説明する。図3は、第1の反射板13の支持構造を模式的に示す図である。図3に示すように、反射型投影撮像装置1aは支持枠29を有する。第1の反射板13は、この支持枠29に弾性体26を介して支持される。そして、この弾性体26によって、第1の反射板13が防振または制振され、撮像画像のブレが防止または抑制される。弾性体26には、公知の各種防振ゲルが適用できる。第2の反射板14の支持構造も、第1の反射板13の支持構造と同様である。
投影部10は、所定の投影パターンを発する。第1の反射板13は、投影部10が発する投影パターンを被検物16に向けて反射させる。このように、投影部10は、第1の反射板13を介して、被検物16に所定の投影パターンを投影する。また、第1の反射板13は、被検物16からの反射光を、第1の撮像部11に向けて反射させる。第1の撮像部11は、第1の反射板13に映り込んでいる被検物16(被検物16の光学像)を撮像する。このように、第1の撮像部11は、第1の反射板13を介して被検物16を撮像する。
そして、反射型投影撮像装置1aは、第1の撮像部11が撮像した画像を用いて、被検物16の形状測定を行う。この際、反射型投影撮像装置1aは、第1の撮像部11により撮像された画像が、形状測定に必要な所要の条件を充足するかを判定する。所要の条件としては、画像のコントラストが適用される。撮像した画像のコントラストが形状測定に充分でない場合には、第1の反射板13を移動させ、移動後の位置において再び被検物16を撮像する。そして、反射型投影撮像装置1aは、このような動作を、所要のコントラストを有する画像が撮像されるまで繰り返す。このような構成によれば、被検物16の形状測定の精度の向上を図ることができる。
第2の反射板14は、被検物16からの反射光を、第2の撮像部12に向けて反射させる。第2の撮像部12は、第2の反射板14に映り込んでいる被検物16(被検物16の光学像)を撮像する。このように、第2の撮像部12は、第2の反射板14を介して被検物16を撮像する。この際、反射型投影撮像装置1aは、第1の撮像部11および第2の撮像部12により撮像された画像が、形状測定に必要な所要の条件を充足するかを判定する。判定のための条件や動作は、前記同様である。
そして、反射型投影撮像装置1aは、第1の撮像部11と第2の撮像部12が撮像した画像を用いることによって、被検物16の三次元形状測定を行うことができる。したがって、このような構成によれば、被検物16の三次元形状測定の精度の向上を図ることができる。
次に、第1の撮像部11と第1の反射板13の制御について説明する。
図4は、第1の撮像部11と第1の反射板13の制御のための構成を模式的に示すブロック図である。図4に示すように、反射型投影撮像装置1aは、第1の制御部40と、第1の台座部17と、投影部10と、第1の撮像部11と、第1の画像処理部(第1の位置測定部)42と、第1の反射板移動駆動部20と、第1の反射板回転駆動部22とを有する。
第1の制御部40は、第1の反射板移動駆動部20を駆動する。これにより、第1の制御部40は、第1の反射板13を円弧運動させて、第1の反射板13と被検物16との相対的な位置関係を変更できる。同様に、第1の制御部40は、第1の反射板回転駆動部22を駆動する。これにより、第1の制御部40は、第1の反射板13の反射面131と載置テーブル15の載置面151との角度を変更することができる。
また、第1の制御部40は、第1の台座部17を駆動する。これにより、第1の制御部40は、投影部10と第1の撮像部11を第1の反射板13の移動に追従させることができる。
第1の制御部40は、CPUとRAMとROMとを有するコンピュータが適用される。ROMには、第1の撮像部11や第1の反射板13などの各部を制御するためのコンピュータプログラム(コンピュータソフトウェア)が格納されている。そして、CPUは、ROMに格納されるコンピュータプログラムを読み出し、RAMを作業領域として用いて実行する。これにより、第1の制御部40は、第1の撮像部11や第1の反射板13などの各部を制御できる。
第1の画像処理部42は、第1の撮像部11が撮像した画像を解析して、第1の撮像部11による撮像エリア24の位置を判定する。前記のとおり、載置テーブル15の載置面151には複数のマーカー25が設けられている。第1の画像処理部42は、撮像した画像に映り込んでいるマーカー25の位置情報を画像処理によって解析する。そして、第1の画像処理部42は、マーカー25の位置情報(映り込んでいる位置)から撮像エリア24の位置を判定する。
反射型投影撮像装置1aは、最初の投影撮像を、第1の反射板13の光軸を垂直方向(載置テーブル15の載置面151の法線方向)に対して約3°傾斜させた状態で行う。また、最初の投影撮像では、第1の反射板13の反射面131を載置テーブル15の載置面151に平行にする。第1の反射板13の反射面131が載置テーブル15の載置面151に平行であれば、撮像された画像は、第1の反射板13の水平方向の振動の影響を受けない。撮像した画像のコントラストが被検物16の形状測定に不充分である場合には、第1の反射板13の光軸を前記角度からさらに約5°変更する。そして、反射型投影撮像装置1aは、再び投影撮像を行う。以降、反射型投影撮像装置1aは、被検物16の測定に充分なコントラストを有する画像が得られるまで、この動作を繰り返す。これらの動作は、第1の制御部40が、第1の反射板移動駆動部20と、投影部10と、第1の撮像部11と、第1の台座部17と、第1の画像処理部42とを制御することによって行われる。
図5は、第2の撮像部12と第2の反射板14の制御のための構成を模式的に示すブロック図である。反射型投影撮像装置1aは、第1の撮像部11と第2の撮像部12の両方を用いることによって、被検物16の三次元形状測定を高精度に行うことができる。図5に示すように、反射型投影撮像装置1aは、第2の制御部41と、第2の台座部19と、第2の画像処理部(第2の位置測定部)43と、第2の反射板移動駆動部21とを有する。なお、これらの各部は、前記の第1の撮像部11と第1の反射板13の制御のための各部と同じ構成と比較すると、駆動対象が異なるのみであり、共通の構成が適用できる。すなわち、第2の制御部41は第1の制御部40に相当し、第2の画像処理部43は第1の画像処理部42に相当し、第2の台座部19は第1の台座部17に相当する。また、第2の反射板移動駆動部21は第1の反射板移動駆動部20に相当し、第2の反射板回転駆動部28は第1の反射板回転駆動部22に相当する。したがって、これらの各部の説明は省略する。
反射型投影撮像装置1aは、第2の撮像部12を用いる場合には、最初の投影撮像を、第2の反射板14の光軸を垂直方向に対して約30°傾斜させて行う。また、最初の投影撮像では、第2の反射板14の反射面141を載置テーブル15の載置面151に平行にする。その後の動作は、第1の撮像部11と第1の反射板13を用いた撮像の動作と同じである。
このほか、第1の反射板13と第1の撮像部11を用いて被検物16を認識できない場合には、第2の反射板14と第2の撮像部12を用い、第2の撮像部12の光軸を垂直方向に対して15°程度傾斜させて被検物を撮像する。これにより、コントラスの高い画像を得ることができる。
なお、これらの動作は、第2の制御部41が、第2の反射板移動駆動部21と、第2の反射板回転駆動部28と、第2の台座部19と、第2の画像処理部43とを制御することによって行われる。
次に、反射型投影撮像装置1aの動作について、図6を参照して説明する。図6は、反射型投影撮像装置1aの動作を示すフローチャートである。この動作を実行するためのコンピュータプログラム(コンピュータソフトウェア)は、第1の制御部40のROMに格納されている。そして、第1の制御部40のCPUがこのコンピュータプログラムをROMから読み出し、RAMを作業領域に展開して実行することにより、この動作が実行される。
ステップS601において、第1の制御部40は、第1の反射板移動駆動部20と第1の反射板回転駆動部22を駆動し、第1の反射板13を、載置テーブル15の載置面151に対して所定の角度および所定の位置に設定する。
なお、一回目のステップS601においては、第1の制御部40は、第1の反射板13の位置および角度を次のように設定する。すなわち、第1の反射板13の位置については、第1の制御部40は、被検物16から入射する投影分散光の光軸が、垂直方向(載置テーブル15の載置面151の法線方向)に対して3°程度傾斜する位置に設定する。第1の反射板13の角度については、第1の制御部40は、第1の反射板13の反射面131が、載置テーブル15の載置面151に平行(すなわち水平)となる角度に設定する。第1の反射板13の反射面が水平であれば、第1の反射板13および第2の反射板14が水平方向に振動した場合であっても、撮像される画像にブレが生じることを防止できる。したがって、このような構成であれば、撮像される画像は、第1の反射板13の水平方向の振動の影響を受けない。
ステップS602において、第1の制御部40は、第1の撮像部11を制御して撮像を実行し、第1の画像処理部42は、被検物16を撮像した画像を取得する。
ステップS603において、第1の画像処理部42は、第1の撮像部11が撮像した画像が、所要の条件を充足するか否かを判定する。具体的には、本実施形態では、第1の画像処理部42は、形状測定に充分なコントラストを有するか否かを判定する。すなわち、被検物16からの投影分散光の光量が過大であると白飛びが生じることがあり、過少であると黒潰れが生じることがある。そして、白飛びや黒潰れが生じると、被検物16の形状測定のために充分なコントラストが得られないことがある。そこで、第1の制御部40は、撮像された画像のコントラストが被検物16の測定に充分であるか否かを判定する。なお、具体的な判定の基準は、被検物16の形状などに応じて適宜設定される。
ステップS603において、画像のコントラストが充分でないと判定された場合には、ステップS601に戻る。2回目以降のステップS601においては、第1の制御部40は、第1の反射板13を、前回のステップS601において設定した位置から、被検物16から入射する投影分散光の光軸が5°程度異なる位置に設定する。そして、ステップS603に進む。以降、ステップS603において画像のコントラストが充分であると判定されるまで、ステップS601〜S603の動作を繰り返す。
ステップS604において、第1の制御部40は、第1の撮像部11が撮像した画像を用いて、被検物16の形状測定を実行する。なお、被検物16の形状測定の方法には、公知の各種画像処理方法が適用できる。
このように、第1の制御部40は、白飛びや黒潰れによって画像のコントラストが測定に充分でない場合には、撮像方向の角度を5°程度変更し、再び撮像を実行する。そして、第1の制御部40は、測定に充分なコントラストを有する画像を取得できるまで、撮像方向を5°程度ずつ変更して撮像を繰り返す。
なお、反射型投影撮像装置1aは、三次元測定を実行する場合には、第1の撮像部11および第1の反射板13に加え、第2の撮像部12および第2の反射板14を用いて撮像を行う。第2の撮像部12および第2の反射板14の動作は、第1の撮像部11および第1の反射板13とほぼ同じである。ただし、一回目のステップS601において、第2の制御部41は、第2の反射板14の位置を、被検物16から入射する投影分散光の光軸が、垂直方向に対して15°程度傾斜する位置に設定する。
そして、ステップS602においては、第1の撮像部11および第2の撮像部12を用いてステレオ画像を取得する。ステップS603においては、第1の撮像部11および第2の撮像部12が取得した画像の両方が、測定に充分なコントラストを有するか否かを判定する。ステップS604では、第1の撮像部11および第2の撮像部12が撮像したステレオ画像を用いて、被検物16の形状測定を行う。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と共通する構成には同じ符号を付し、説明を省略する。図7は、本発明の第2の実施形態にかかる反射型投影撮像装置1bの構成を模式的に示す図である。
反射型投影撮像装置1bは、載置テーブル15と、投影部10と、第1の撮像部11と、第2の撮像部12と、第1の反射板38と、第2の反射板39と、平行移動レール37とを含む。載置テーブル15と、投影部10と、第1の撮像部11と、第2の撮像部12とは、第1の実施形態と共通の構成が適用できる。
第1の反射板38と第2の反射板39とは、平行移動レール37に支持される。そして、第1の反射板38と第2の反射板39とは、平行移動レール37上を、載置テーブル15の載置面151に平行な方向(ここでは水平方向)に移動できる。なお、平行移動レール37は、第1の反射板38と第2の反射板39とを移動可能に支持できる構成であればよく、具体的な構成は限定されない。そして、平行移動レール37は、載置テーブル15の載置面151に対向する箇所(たとえば、天井面などに設けられるフレーム47)に、防振機構を介して設けられる。防振機構には、フレーム47に設けられるバネ45およびダンパー46が並列に設けられる構成が適用される。
この他、反射型投影撮像装置1bは、第1の反射板移動駆動部35と第2の反射板移動駆動部36とを有する。第1の反射板移動駆動部35と第2の反射板移動駆動部36は、それぞれ動力源を有する。そして、第1の反射板移動駆動部35は、第1の反射板38を、平行移動レール37に沿って、載置テーブル15の載置面151に平行な方向に移動させることができる。第2の反射板移動駆動部36は、第2の反射板39を、平行移動レール37に沿って、載置テーブル15の載置面151に平行な方向に移動させることができる。
なお、説明の便宜上、載置テーブル15の載置面151の法線方向(垂直方向)をZ軸方向とし、第1の反射板38および第2の反射板39の移動方向をX軸方向とし、Z軸方向およびX軸方向に直角な方向をY軸方向とする。
さらに、反射型投影撮像装置1bは、第1の反射板回転駆動部33と第2の反射板回転駆動部34とを有する。第1の反射板回転駆動部33と第2の反射板回転駆動部34とは、それぞれ回転動力源を有する。そして、第1の反射板回転駆動部33は、第1の反射板38をY軸回りに回転させることができる。第2の反射板回転駆動部34は、第2の反射板39をY軸回りに回転させることができる。
反射型投影撮像装置1bは、投影部10からの投影パターンを、第1の反射板38で反射させて被検物16に投影する。そして、その反射光である投影分散光を、第1の反射板38で反射させて第1の撮像部11によって撮像する。
さらに、反射型投影撮像装置1bは、第1の撮像部11と第2の撮像部12の二つの撮像部を用いて被検物16を撮像し、撮像した画像を用いて被検物16の三次元的形状測定を行うことができる。第2の撮像部12は、被検物16からの投影分散光を第2の反射板39で反射させることによって、被検物16を撮像する。
この際、第1の反射板38および第2の反射板39と、被検物16との相対的な位置関係を変更することにより、画像のコントラストが高くなる方向から被検物16を撮像できる。したがって、被検物16の形状測定の精度の向上を図ることができる。
投影部10、第1の撮像部11および第1の反射板38を駆動するための構成は、図4に示す構成において、第1の反射板移動駆動部20が第1の反射板移動駆動部35に置換された構成を有する。それ以外は、図4に示す構成が適用できる。
反射型投影撮像装置1bは、最初の投影撮像を、第1の反射板38の光軸を垂直方向(載置テーブル15の載置面151の法線方向)に対して約3°傾斜させて行う。また、最初の投影撮像では、第1の反射板38の反射面381を載置テーブル15の載置面151に平行にする。第1の反射板38の反射面381が載置テーブル15の載置面151に平行であれば、撮像された画像は、第1の反射板38の水平方向の振動の影響を受けない。撮像した画像のコントラストが被検物16の測定に不充分である場合には、第1の反射板38の光軸を前記角度からさらに約5°変更する。そして、反射型投影撮像装置1bは、再び投影撮像を行う。以降、反射型投影撮像装置1bは、被検物16の形状測定に充分なコントラストを有する画像が得られるまで、この動作を繰り返す。これらの動作は、第1の制御部40が、投影部10と、第1の撮像部11と、第1の反射板移動駆動部35と、第1の反射板回転駆動部33と、第1の台座部17と、第1の画像処理部42とを制御することによって行われる。
第2の撮像部12および第2の反射板39を駆動するための構成は、図5に示す構成において、第2の反射板移動駆動部21が、第2の反射板移動駆動部36に置き換わった構成を有する。それ以外は、図5に示す構成が適用される。
反射型投影撮像装置1bは、第2の撮像部12を用いる場合には、最初の投影撮像を、第2の反射板39の光軸を垂直方向に対して約30°傾斜させて行う。また、最初の投影撮像では、第2の反射板39の反射面391を載置テーブル15の載置面151に平行にする。その後の動作は、第1の撮像部11と第1の反射板38を用いた撮像の動作と同じである。
この他に、第1の反射板38と第1の撮像部11を用いて被検物16を認識できない場合には、第2の反射板39と第2の撮像部12を用い、第2の撮像部12の光軸を垂直方向に対して15°程度傾斜させて被検物16を撮像する。これにより、コントラスの高い画像を得ることができる。
なお、これらの動作は、第2の制御部41が、第2の撮像部12と、第2の反射板移動駆動部36と、第2の台座部19と、第2の画像処理部43とを制御することによって行われる。
(防振のための構成)
次に、本発明の各実施形態にかかる反射型投影撮像装置1a,1bにおいて、第1の反射板13,38と第2の反射板14,39の防振のための構成について説明する。なお、説明の便宜上、第1の反射板13,38と第2の反射板14,39を、まとめて単に「反射板13,38,14,39」と称する。
図8は、反射板13,38,14,39に発生する振動方向を模式的に示す図である。ここでは、載置テーブル15の載置面151と反射板13,38,14,39との距離をL1とする。
反射型投影撮像装置1a,1bにおいては、第1の撮像部11と第2の撮像部12とがZ軸方向の下方に設置される。そして第1の撮像部11と第2の撮像部12は、それぞれ、Z軸方向の上方に設けられる反射板13,38,14,39を介して撮像を行う。このような構成によれば、撮像される画像が、投影部10の冷却ファンなどの振動や外部環境の振動の影響を受けることを防止または抑制される。しかしながら、高精度の測定を行う場合には、撮像される画像は、反射板13,38,14,39の振動の影響を受ける。そして、投影パターンおよび撮像画像は、反射板13,38,14,39の振動方向に応じて、影響の程度が異なる。したがって、振動方向に応じた防振対策が必要になる。
以下の説明においては、載置テーブル15の載置面151の法線方向をZ軸方向とする。また、Z軸方向視において反射板13,38,14,39の円弧運動の方向(第1の実施形態)または平行移動の方向(第2の実施形態)をX軸方向とする。また、X軸方向とZ軸方向に直角な方向とY軸方向とする。
反射板13,38,14,39が、載置テーブル15の載置面151に平行である場合には、X軸方向振動と、Y軸方向振動と、Z軸回りの回転振動(以下、Zθ回転振動)の影響が生じない。しかしながら、Z軸方向振動、X軸回りの回転振動(以下、Xθ回転振動と称する)、Y軸回りの回転振動(以下、Yθ回転振動と称する)については、影響を無視できない。
まず、Z軸方向振動について説明する。
図9は、反射板13,38,14,39のZ方向振動時における投影パターンおよび撮像画像の変位(振動量)を模式的に示す図である。
反射板13,38,14,39がZ軸方向に振動した場合において、反射板13,38,14,39のZ軸方向の変位量をMZとする。また、投影パターンの光軸の角度(ここでは、反射板13,38,14,39の反射面に入射する光軸と反射面から出射する光軸のなす角度をいうものとする。以下同じ)をθRとする。そうすると、反射板13,38,14,39の反射面における投影パターンのX軸方向の変位量RXは、

tan(2θR)=RX/MZ

より、

X=MZ×tan(2θR

で、表すことができる。
また、撮像画像(投影分散光)の光軸の角度(ここでは、反射板13,38,14,39の反射面に入射する光軸と反射面から出射する光軸のなす角度をいうものとする。以下同じ)をθPとする。そうすると、反射板13,38,14,39の反射面における撮像画像(投影拡散光)のX軸方向の変位量PXは、

tan(2θP)=PX/MZ

より、

X=MZ×tan(2θP

で表すことができる。
反射板13,38,14,39がZ軸方向に振動した場合においては、投影パターンと撮像画像とは同じ方向に変位する。このため、最終的な撮像画像のX軸方向の変位量Xは、被検物16との変位PXを加算し、

X=PX+(RX−PX
=PX+(MZ×tan(2θR))−(MZ×tan(2θP))

で、表される。
たとえば、第1の反射板38の初期位置(第1回目の撮像における位置)において、投影パターンの角度θRは、6°に設定され、撮像画像の角度θPは5°に設定されるとする。そして、第1の反射板38のZ軸方向振動によるZ軸方向の変位量zが16μmであるとすると、最終的な撮像画像のX軸方向の変位量Xは、

X=PX+(MZ×tan(2θR))−(MZ×tan(2θP))

より、

X=(16×tan2×2.5)+(16×tan(2×3))−(16×tan(2×2.5))
=1.4+1.68−1.4
=1.68 (μm)

である。
このように、第1の反射板38のZ軸方向の変位量MZが16μmである場合には、撮像画像のX軸方向の変位量Xは1.68μmとなる。すなわち、

1.68/16≒1/10

であり、撮像画像のX軸方向の変位量Xは、第1の反射板38のZ軸方向の変位量MZの1/10程度になる。
このように、反射板13,38,14,39のZ軸方向振動については、防振対策を施さなくてもよい。
次に、Yθ回転振動について説明する。
図10は、反射板13,38,14,39のYθ回転振動時における投影パターンおよび撮像画像の変位量(振動量)を模式的に示す図である。ここで、投影パターンの光軸の角度(反射板13,38,14,39に入射する光軸と反射板13,38,14,39から出射する光軸のなす角度をいうものとする)をθRとする。反射板13,38,14,39と載置テーブル15の載置面151との距離をL1とする。また、反射板13,38,14,39が載置テーブル15の載置面151と平行な状態からの傾斜角度をA°とする。図10において、投影パターンのX軸方向の変位xは、

x=L1×tan((θR/2)+A)

で表すことができる。よって、投影パターンの変位量Δxは、反射板回転振動による変位前後の差分であるため、

Δx=x−L1×tan(θR/2)

となるから、

X=((L1×tan(θR/2)+(L1×tan(θR/2)+A))−((L1×tan(θP/2)+(L1×(tan(θP/2)+A))

たとえば、第1回目の撮像での第1の反射板13の位置(初期位置)において、投影パターンの角度θRを6°とし、撮像画像の角度θPを5°とする。そして、第1の反射板13のYθの回転角度Aを0.001°と仮定し、距離L1を1000mmと仮定する。この条件では、投影パターンと撮像パターンのそれぞれの変位量は、

Δx=1000×tan(6/2+0.001)−1000×tan(6/2)
=0.01750
Δx’=1000×tan(6/2+0.001)−1000×tan(5/2)
=0.01749

となる。反射板13,38,14,39の振動に対し、投影パターンの変位方向と撮像パターンの変位方向は同方向であるので、反射板13,38,14,39の回転振動による変位量Xは、

X=Δx=Δx’=0.0175

すなわち、17.5(μm)である。よって、この条件において、第1の反射板13のYθ回転振動時の回転角Aが0.001°であると、撮像画像の振動変位は、17.5μmになり、倍率的には、

17.5/16=1.06(倍)

である。
このように反射板13,38,14,39のYθ回転振動が画像の変位に与える影響は大きい。したがって振動対策が必要となる。Xθ回転振動についても、Yθ回転振動と同様に考えられ、防振対策は必要となる。
反射型投影撮像装置1a,1bの反射板13,38,14,39の許容振動数と許容振動量(変位)は、撮像画像の取込み条件に応じて設定される。たとえば、被検物16の形状測定において、反射型投影撮像装置1a,1bは、フレームレート60fpsで被検物16を撮像し、前段9コマを画像処理し、測定を行うものとする。この条件の例においては、振動量(変位)の許容値は、実験検討より、投影面で±8μm(絶対値で16μm)に設定されることが好ましい。
この条件で、第1の反射板38の許容振動数を算出すると、次のとおりである。
一般的な正弦波振動の式より、速度振幅vは、

v=d・2πf=a/2πf

で算出される。ここで、dは変位であり、aは加速度である。前記条件においては、1コマの期間は16.667msである。このため、前段9コマの画像を用いる場合には、

16.667×9=150(ms)

となり、150msの間に8μm以上の変位がなければよいことになる。たとえば、第1の反射板38の質量を2.5kg程度とし、平行移動レール37の質量を8kg程度として、弾性体、バネ、ダンパーの計算を行う。
固有振動数計算式は、以下のとおりである。

p=(k/m)1/2

ここで、pは固有振動数であり、kはバネ定数であり、mは質量である。また、振動方程式と減衰比率は、以下の式で算出される。

δ=ln(x1/x2)=ln(x2/x3)=ln(x3/x4)=・・・ln(xn/xn+1
=2πζ/((1−ζ21/2)≒2πζ

ここで

0/xn=(eδ)n
ζ=(1/n)ln(x0/xn

である。
上記式によれば、反射板13,38,14,39を支持する弾性体26として、振動伝達率の低い防振ゲルを適用することにより、振動の減衰と固有振動数の低域化を図ることができる。特に、Yθ回転振動とXθ回転振動の振動角度を0.001°以下に抑制することができる。
また、反射板13,38,14,39が回転すると、弾性体26に撓み変形が生じることがある。そうすると、反射板13,38,14,39で反射した投影パターンや投影分散光の光軸がずれる。第1の制御部40と第2の制御部41は、それぞれ、反射板13,38,14,39の位置と回転角度を補正する。具体的には、まず、第1の画像処理部42と第2の画像処理部43が、撮像された画像に映り込んでいるマーカー25の位置情報を画像解析によって検出する。そして、検出の結果に基づいて、撮像された画像の位置(撮像エリア24の位置)を検出する。そして、第1の制御部40と第2の制御部41は、画像の位置の検出結果に基づいて、画像の位置のずれ量がゼロになるように、反射板13,38,14,39の位置および角度を補正する。反射板13,38,14,39の位置および角度の補正は、第1の反射板移動駆動部20、第2の反射板移動駆動部21、第1の反射板回転駆動部22、第2の反射板回転駆動部28を駆動することによって行う。
なお、反射型投影撮像装置1bにおいて、第1の反射板13や第2の反射板14を支持する弾性体26の減衰係数と、平行移動レール37を支持するバネ45の弾性係数およびダンパー46の減衰係数は、前記の減衰振動方程式を使用して算出される。反射板13,38,14,39の特性は、画像処理のしやすさなどを考慮して、固有振動数が30〜60Hz、振幅が16μm以下、回転振動の角度が0.001°以下に設定される。
1a:反射型投影撮像装置、10:投影部、11:第1の撮像部、12:第2の撮像部、13:第1の反射板、14:第2の反射板、16:被検物、18:第1のアーム18、27:第2のアーム、40:第1の制御部、42:第1の画像処理部

Claims (7)

  1. 被検物に投影パターンを投影する投影部と、被検物を撮像する撮像部とを有する投影撮像装置であって、
    投影部が発する投影パターンを被検物に向けて反射させるとともに被検物からの反射光を撮像部に向けて反射させる第1の反射板と、
    前記第1の反射板を二次元的に移動させる第1の反射板移動駆動部と、
    前記第1の撮像部により撮像された画像が所要の条件を充足するか否かを判定する処理部と、
    を有し、
    前記投影部は投影パターンを前記第1の反射板に反射させることによって被検物に投影し、
    前記第1の撮像部は前記第1の反射板を介して被検物を撮像し、
    前記第1の撮像部により撮像された画像が所要の条件を充足しない場合には、
    前記処理部が前記第1の撮像部により撮像された画像が所要の条件を充足しないと判定した場合には、前記第1の反射板移動駆動部は前記第1の反射板を移動させ、前記第1の反射板の移動後の位置において前記第1の撮像部が再び被検物を撮像することを特徴とする反射型投影撮像装置。
  2. 前記投影部および前記第1の撮像部を駆動する台座部をさらに有し、
    前記台座部が前記投影部および前記撮像部を駆動することによって、前記反射板の移動に追従させることを特徴とする請求項1に記載の反射型投影撮像装置。
  3. 第1の撮像部の撮像エリアの内側に設けられるマーカーをさらに有し、
    前記処理部は、前記第1の撮像部が撮像した画像に映り込んでいるマーカーの位置情報を検出することによって前記画像の撮像エリアの位置を検出し、
    前記駆動部は前記処理部による撮像エリアの位置の検出結果に基づいて前記第1の反射板の位置を補正することを特徴とする請求項1または2に記載の反射型投影撮像装置。
  4. 前記第1の反射板は、弾性体およびダンパーを介して支持されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の反射型投影撮像装置。
  5. 被検物からの反射光を反射させる第2の反射板と、
    前記第2の反射板を介して被検物を撮像する第2の撮像部と、
    をさらに有し、
    前記第1の撮像部と前記第2の撮像部によって被検物の三次元測定を行うことを特徴とする請求項1に記載の反射型投影撮像装置。
  6. 前記投影部は前記第1の反射板を介して被検物に投影パターンを投影し、前記第2の撮像部が前記第2の反射板を介して被検物を撮像し、前記第2の撮像部が撮像した画像を用いて被検物を測定することを特徴とする請求項5に記載の反射型投影撮像装置。
  7. 前記第2の反射板は、弾性体により支持されることを特徴とする請求項5または6に記載の反射型投影撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018170667A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 日本電気株式会社 画像処理装置、プロジェクタ装置、画像読取装置、画像処理方法、プログラム
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