JP2022040991A5 - - Google Patents
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本発明の断熱パネルは、前記一方の縁部と前記他方の縁部が溶接された対向する2辺と異なる対向する2辺に近接して前記断熱空間が設けられていることを特徴とする。更に、本発明の断熱パネルは、予め扁平化された状態の前記金属扁平筒の内部の前記断熱空間に断熱支持材が内装され、前記一方の縁部と前記他方の縁部が溶接された対向する2辺と異なる対向する2辺に、前記金属扁平筒の周壁の扁平面から段差無く外側に凸で湾曲して形成された断面視山状若しくは断面視略コ字状の湾曲部が設けられ、前記断熱支持材が、前記湾曲部が設けられた2辺に近接する前記断熱空間の部分にも内装されていることを特徴とし、好適には、前記断熱空間を減圧空間とし、前記減圧空間に内装された断熱支持材を、前記湾曲部が設けられた2辺に近接する前記減圧空間の部分にも内装する。また、好適には、前記金属扁平筒の前記一方の縁部の周辺領域の板厚と前記他方の縁部の周辺領域の板厚の双方を、前記一方の縁部の周辺領域と前記他方の縁部の周辺領域との間の前記金属扁平筒の軸方向における中間領域の板厚よりも厚く形成する。
これによれば、溶接された対向する2辺と異なる対向する2辺に近接して断熱空間を設けることにより、パネル面の広がり方向において、溶接用の幅広のフランジ部に対応する断熱性に寄与しないパネル領域を極力減らし、断熱性に寄与するパネル領域をより広範囲に設けることが可能となり、断熱パネルの断熱性をより高めることができる。
これによれば、溶接された対向する2辺と異なる対向する2辺に近接して断熱空間を設けることにより、パネル面の広がり方向において、溶接用の幅広のフランジ部に対応する断熱性に寄与しないパネル領域を極力減らし、断熱性に寄与するパネル領域をより広範囲に設けることが可能となり、断熱パネルの断熱性をより高めることができる。
本発明の断熱パネルは、前記金属扁平筒が押圧扁平化して形成されていることを特徴とする。更に、本発明の断熱パネルは、前記金属扁平筒が、前記湾曲部が形成されるように押圧扁平化して形成されていることを特徴とする。
これによれば、押圧扁平化による弾性復元力でパネル内の断熱空間の厚さを長期に亘って安定して維持することができ、製品寿命の長期化を図ることができる。
これによれば、押圧扁平化による弾性復元力でパネル内の断熱空間の厚さを長期に亘って安定して維持することができ、製品寿命の長期化を図ることができる。
本発明の断熱パネルの製造方法は、金属筒を押し潰すように押圧変形して金属扁平筒を形成する第1工程と、前記金属扁平筒の軸方向の一方の縁部に第1フランジ部を形成し、前記一方の縁部を閉塞するように前記第1フランジ部を重ねて溶接する第2工程と、袋状の前記金属扁平筒の内部に開放部から袋詰めするように収容して断熱支持材を内装する第3工程と、前記金属扁平筒の軸方向の他方の縁部に第2フランジ部を形成し、前記他方の縁部を閉塞するように前記第2フランジ部を重ねて溶接する第4工程を備えることを特徴とする。前記第1工程では、前記金属扁平筒の周壁の扁平面から段差無く外側に凸で湾曲する断面視山状若しくは断面視略コ字状の湾曲部を形成すると好適である。
これによれば、断熱パネルの製造時に、金属扁平筒の一方の縁部と他方の縁部に対応する2辺だけのフランジ部を溶接するだけで足り、他の対向する2辺は溶接せずに済むことから、パネルの4辺の全周に亘って溶接する場合に比べて、溶接長を格段に短くすることができる。従って、断熱パネルの製造時における溶接作業を大幅に減らし、製造効率を向上することができる。また、断熱パネルの製造時における溶接長を格段に短くできることから、溶接コストを大幅に削減し、製造コストを低減することができる。また、金属扁平筒の内部に断熱支持材を内装する際に、1辺で開放された袋状の中間材の金属扁平筒を用いることが可能となり、袋状の金属扁平筒に開放部から収容するようにして、換言すれば袋詰めにするようにして、断熱支持材を金属扁平筒に容易に内装することができると共に、断熱支持材を金属扁平筒の所望の内部領域に正確に内装し、高密度など所望の密度で内装することができる。
これによれば、断熱パネルの製造時に、金属扁平筒の一方の縁部と他方の縁部に対応する2辺だけのフランジ部を溶接するだけで足り、他の対向する2辺は溶接せずに済むことから、パネルの4辺の全周に亘って溶接する場合に比べて、溶接長を格段に短くすることができる。従って、断熱パネルの製造時における溶接作業を大幅に減らし、製造効率を向上することができる。また、断熱パネルの製造時における溶接長を格段に短くできることから、溶接コストを大幅に削減し、製造コストを低減することができる。また、金属扁平筒の内部に断熱支持材を内装する際に、1辺で開放された袋状の中間材の金属扁平筒を用いることが可能となり、袋状の金属扁平筒に開放部から収容するようにして、換言すれば袋詰めにするようにして、断熱支持材を金属扁平筒に容易に内装することができると共に、断熱支持材を金属扁平筒の所望の内部領域に正確に内装し、高密度など所望の密度で内装することができる。
本発明の断熱パネルの製造方法は、金属筒を押し潰すように押圧変形して金属扁平筒を形成する第1工程と、前記金属扁平筒の内部に断熱支持材を内装する第2工程と、前記金属扁平筒の軸方向の一方の縁部に第1フランジ部を形成し、前記一方の縁部を閉塞するように前記第1フランジ部を重ねて溶接する第3工程と、前記金属扁平筒の軸方向の他方の縁部に第2フランジ部を形成し、前記他方の縁部を閉塞するように前記第2フランジ部を重ねて溶接する第4工程を備えることを特徴とする。前記第1工程では、前記金属扁平筒の周壁の扁平面から段差無く外側に凸で湾曲する断面視山状若しくは断面視略コ字状の湾曲部を形成すると好適である。また、前記第2工程では、断熱性に方向性がある断熱支持材の方向を調整しながら前記金属扁平筒の内部に前記断熱支持材を内装すると好適である。
これによれば、断熱パネルの製造時に、金属扁平筒の一方の縁部と他方の縁部に対応する2辺だけのフランジ部を溶接するだけで足り、他の対向する2辺は溶接せずに済むことから、パネルの4辺の全周に亘って溶接する場合に比べて、溶接長を格段に短くすることができる。従って、断熱パネルの製造時における溶接作業を大幅に減らし、製造効率を向上することができる。また、断熱パネルの製造時における溶接長を格段に短くできることから、溶接コストを大幅に削減し、製造コストを低減することができる。また、金属扁平筒の軸方向の両方の縁部を閉塞する前に金属扁平筒の内部に断熱支持材を内装することにより、熱伝導方向に対して垂直にグラスウール等の繊維を配向させた断熱支持材、或いは熱伝導方向に対して垂直にグラスウール等の繊維を配向させた層材を積層させた断熱支持材など、断熱性を最大限発揮させるために方向性がある断熱支持材を使用する場合に、両方の開放状態の縁部で断熱支持材の方向を調整するなど、方向性を維持した状態で容易且つ確実に断熱支持材を金属扁平筒に内装、設置することができる。
これによれば、断熱パネルの製造時に、金属扁平筒の一方の縁部と他方の縁部に対応する2辺だけのフランジ部を溶接するだけで足り、他の対向する2辺は溶接せずに済むことから、パネルの4辺の全周に亘って溶接する場合に比べて、溶接長を格段に短くすることができる。従って、断熱パネルの製造時における溶接作業を大幅に減らし、製造効率を向上することができる。また、断熱パネルの製造時における溶接長を格段に短くできることから、溶接コストを大幅に削減し、製造コストを低減することができる。また、金属扁平筒の軸方向の両方の縁部を閉塞する前に金属扁平筒の内部に断熱支持材を内装することにより、熱伝導方向に対して垂直にグラスウール等の繊維を配向させた断熱支持材、或いは熱伝導方向に対して垂直にグラスウール等の繊維を配向させた層材を積層させた断熱支持材など、断熱性を最大限発揮させるために方向性がある断熱支持材を使用する場合に、両方の開放状態の縁部で断熱支持材の方向を調整するなど、方向性を維持した状態で容易且つ確実に断熱支持材を金属扁平筒に内装、設置することができる。
Claims (7)
- 金属扁平筒の軸方向の一方の縁部に第1フランジ部が形成され、前記一方の縁部を閉塞するように前記第1フランジ部が重ねられて溶接されていると共に、
前記金属扁平筒の軸方向の他方の縁部に第2フランジ部が形成され、前記他方の縁部を閉塞するように前記第2フランジ部が重ねられて溶接されており、
前記金属扁平筒の内部に断熱空間が設けられ、
予め扁平化された状態の前記金属扁平筒の内部の前記断熱空間に断熱支持材が内装され、
前記一方の縁部と前記他方の縁部が溶接された対向する2辺と異なる対向する2辺に、前記金属扁平筒の周壁の扁平面から段差無く外側に凸で湾曲して形成された断面視山状若しくは断面視略コ字状の湾曲部が設けられ、
前記断熱支持材が、前記湾曲部が設けられた2辺に近接する前記断熱空間の部分にも内装されていることを特徴とする断熱パネル。 - 前記断熱空間が減圧空間であり、
前記減圧空間に内装された断熱支持材が、前記湾曲部が設けられた2辺に近接する前記減圧空間の部分にも内装されていることを特徴とする請求項1記載の断熱パネル。 - 前記金属扁平筒の前記一方の縁部の周辺領域の板厚と前記他方の縁部の周辺領域の板厚の双方が、前記一方の縁部の周辺領域と前記他方の縁部の周辺領域との間の前記金属扁平筒の軸方向における中間領域の板厚よりも厚く形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の断熱パネル。
- 前記金属扁平筒が、前記湾曲部が形成されるように押圧扁平化して形成されていることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の断熱パネル。
- 請求項4記載の断熱パネルの製造方法であって、
金属筒を押し潰すように押圧変形して金属扁平筒を形成すると共に、前記金属扁平筒の周壁の扁平面から段差無く外側に凸で湾曲する断面視山状若しくは断面視略コ字状の湾曲部を形成する第1工程と、
前記金属扁平筒の軸方向の一方の縁部に第1フランジ部を形成し、前記一方の縁部を閉塞するように前記第1フランジ部を重ねて溶接する第2工程と、
袋状の前記金属扁平筒の内部に開放部から袋詰めするように収容して断熱支持材を内装する第3工程と、
前記金属扁平筒の軸方向の他方の縁部に第2フランジ部を形成し、前記他方の縁部を閉塞するように前記第2フランジ部を重ねて溶接する第4工程を備えることを特徴とする断熱パネルの製造方法。 - 請求項4記載の断熱パネルの製造方法であって、
金属筒を押し潰すように押圧変形して金属扁平筒を形成すると共に、前記金属扁平筒の周壁の扁平面から段差無く外側に凸で湾曲する断面視山状若しくは断面視略コ字状の湾曲部を形成する第1工程と、
断熱性に方向性がある断熱支持材の方向を調整しながら前記金属扁平筒の内部に前記断熱支持材を内装する第2工程と、
前記金属扁平筒の軸方向の一方の縁部に第1フランジ部を形成し、前記一方の縁部を閉塞するように前記第1フランジ部を重ねて溶接する第3工程と、
前記金属扁平筒の軸方向の他方の縁部に第2フランジ部を形成し、前記他方の縁部を閉塞するように前記第2フランジ部を重ねて溶接する第4工程を備えることを特徴とする断熱パネルの製造方法。 - 前記第4工程において、前記第2フランジ部を重ねた領域を辺方向の一部を排気口として残して溶接し、残した前記排気口から前記金属扁平筒の内部を真空排気した後、前記排気口を封止することを特徴とする請求項5又は6記載の断熱パネルの製造方法。
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---|---|---|---|
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JP2020145980A JP2022040991A (ja) | 2020-08-31 | 2020-08-31 | 断熱パネル及びその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2022040991A JP2022040991A (ja) | 2022-03-11 |
JP2022040991A5 true JP2022040991A5 (ja) | 2023-07-24 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001219281A (ja) * | 2000-02-07 | 2001-08-14 | Shin Sangyo Souzou Kenkyu Kiko | 真空形成体の製造方法及びその装置 |
JP2002130583A (ja) * | 2000-10-26 | 2002-05-09 | Zojirushi Corp | 真空断熱体の製造方法 |
JP2006329482A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Toshiba Corp | 冷蔵庫 |
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WO2011145481A1 (ja) * | 2010-05-18 | 2011-11-24 | 三菱電機株式会社 | ビーム溶接方法、真空包装方法、及びその真空包装方法により製造した真空断熱材 |
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KR20170047955A (ko) * | 2015-10-26 | 2017-05-08 | 삼성전자주식회사 | 진공단열재, 진공단열재의 제조방법 및 진공단열재를 포함하는 냉장고 |
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2020
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2021
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