JP2006090423A - 真空断熱パネル - Google Patents

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恵一 松上
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Abstract

【課題】第1に、重量面や製造コスト面に優れ、曲げも容易であり、第2に、パネル厚が薄く変形して、断熱性能が劣化することも防止され、第3に、火災時に有毒ガス発生の危険がなく、第4に、製造時におけるL,W方向の寸法変化が回避され、第5に、ゲッター材も容易に使用される、真空断熱パネルを提案する。
【解決手段】この真空断熱パネル1は、芯材であるハニカムコア2が、パック材3で被覆されると共に、ハニカムコア2のセル壁4が座屈Cされ、ハニカムコア2のセル5が真空化されている。更に、外周端部について、こう配加工Pやテーパ加工が施され、端縁ほど肉薄となる傾斜が形成されている。又、ハニカムコア2とパック材3との間に、輻射熱透過防止用の金属箔7が介装されると共に、金属箔7のハニカムコア2側の外表面に、残留ガス吸収用のゲッター材6がコーティングされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、断熱材として車輌や建材等に使用される、芯材がパック材で被覆されその内部が真空化された、真空断熱パネルに関するものである。
《従来技術について》
真空断熱パネルは、優れた断熱性能を備えており、その従来例としては、a.金属製のろう付けタイプや、b.フィルム被覆の発泡材タイプや、c.フィルム被覆の金属ハニカムタイプ、等が代表的である。
a.金属製のろう付けタイプの真空断熱パネルは、各金属板間の端縁をろう付けして密閉函状とすると共に、内部空間を真空化した構造よりなる。
b.フィルム被覆の発泡材タイプの真空断熱パネルは、樹脂発泡材を、樹脂フィルムで密封被覆すると共に、芯材である樹脂発泡材を、真空引きして真空パック化した構造よりなる。
c.フィルム被覆の金属ハニカムタイプの真空断熱パネルは、金属製のハニカムコアを、樹脂フィルムで密封被覆すると共に、真空引きして真空パック化した構造よりなる。このタイプとしては、ステンレス製のハニカムコアを用いたものが、最近代表的に使用されている。
《先行技術文献情報》
前記cのフィルム被覆の金属ハニカムタイプの真空断熱パネルの従来例としては、例えば、次の特許文献1に示されたものが挙げられる。
特開平5−200922号公報
ところで、このような従来例については、次の問題が指摘されていた。
《第1の問題点について》
第1に、前記aの従来例、つまり金属製のろう付けタイプの真空断熱パネルについては、各金属板の総重量が重いと共に、材料や手間が嵩みコスト高となる、という問題が指摘されていた。更に、曲げ加工しにくい、という問題も指摘されていた。
又、前記cのフィルム被覆の金属ハニカムタイプの真空断熱パネルについても、必要な断熱性能を得るためには、セル軸方向の寸法(ハニカムコアのセル壁のセル軸方向の高さ寸法,つまりコア厚,全体のパネル厚)が大きい、という問題が指摘されていた。更に、パネル厚が厚いので曲げにくい、という問題も指摘されていた。
すなわち、ステンレス等の金属材料をハニカムコアのセル壁の母材として用いるので、その高い熱伝導率をカバーするため、どうしてもセル軸方向に大きな寸法が要求され、大型化してしまっていた。
このように、この種従来例は、重量面や製造コスト面,使い勝手等に問題があった。
《第2の問題点について》
第2に、前記bの従来例、つまりフィルム被覆の発泡材タイプの真空断熱パネルについては、外力にて寸法が変化しパネル厚が薄く変形することが多々あり、もって必要な断熱性能が得られなくなる、という問題が指摘されていた。
すなわち使用時において、パネル厚方向に作用する外力にて、芯材の樹脂発泡材が潰れ易かった。例えば局部的にパネル厚が薄く変形し、もって局部的に密度が増大して、部分的に性能が劣化し必要な断熱性能が得られなくなる事故が、多発していた。
このように、この種従来例は、使用時の断熱性能面に問題があった。
《第3の問題点について》
第3に、前記bの従来例、つまりフィルム被覆の発泡材タイプの真空断熱パネルについては、更に、火災等に際し有害ガスが発生する、という問題も指摘されていた。すなわち使用時において、火災等があると、芯材である樹脂発泡材から、多量の有害ガスが発生する虞があった。
このように、この種従来例は、使用時の安全面に問題があった。
《第4の問題点について》
第4に、前記cの従来例、つまりフィルム被覆の金属ハニカムタイプの真空断熱パネルについては、更に、セル軸方向と直交する方向(ハニカムコアのセル軸方向と直交する方向,いわゆるL方向やW方向)の圧縮強度が低いため、製造時において同方向に寸法変化し易い、という問題が指摘されていた。
これらについて更に詳述すると、まず、前記第1の点で述べたように、この真空断熱パネルは、芯材であるハニカムコアの母材である金属の高い熱伝導率をカバーするため、セル軸方向の寸法が大きく設定されている。
このような、セル軸方向の大きな高さ寸法や、L方向及びW方向の低い圧縮強度に起因して、→製造時における内部の真空引きに際し、L,W方向の側面積(セル軸方向に沿った面積)が大であり、→もって、L,W方向に大きな圧縮力が作用する(つまり、大気圧に基づくL,W方向から加わる外力・総荷重が大となる)と共に、L,W方向の圧縮強度が低いので、→結局、L,W方向の寸法保持が困難化することが、多々あった。
つまり、真空パック時において、L,W方向に歪み,たわみ,変形等が発生して、→L,W方向の寸法が変化してしまい、→必要とされる所定のパネル寸法が得られにくかった。→そこで、補強用の外枠を使用し、パネルを外枠で補強してから、真空パックすることも行われていたが、→その手間やコスト面、更に外枠による熱伝導といった点で、大きな難点があった。
このように、この種従来例は、製造時の寸法保持面に問題があった。
《第5の問題点について》
第5に、前記cの従来例、つまりフィルム被覆の金属ハニカムタイプの真空断熱パネルについては、更に、ゲッター材が使用しずらく、真空度の低下が懸念され、もって断熱性能の長期保持に不安が指摘されていた。
すなわち、真空パックによる製造時や製造後に、ハニカムコアの母材つまりセル壁等から真空中に蒸発,発生,残留した、窒素,その他のガスを吸着する粒状のゲッター材を、ハニカムコアの各セル空間について、まんべんなく必要量挿入することは、非常に困難であった。そこで長期使用に際し、真空度の低下が懸念され、断熱性能の維持に問題が生じていた。又、母材つまりセル壁の材料が、この種ガスを発生しないものに制限されてしまう、という問題もあった。
このように、この種従来例は、ゲッター材の使用面に問題があった。
《本発明について》
本発明の真空断熱パネルは、このような実情に鑑み、上記従来例の課題を解決すべくなされたものである。
そして芯材として、ハニカムコアを座屈して採用したこと、を特徴とする。更に、外周端部をこう配加工やテーパ加工したり、輻射熱透過防止用の金属箔にゲッター材をコーティングしたこと、を特徴とする。
もって本発明は、第1に、パネル厚が薄く、重量面や製造コスト面に優れ、曲げが容易であり、第2に、パネル厚がより薄く変形して、断熱性能が劣化することは防止され、第3に、火災時に有害ガス発生の危険がなく、第4に、製造時におけるL,W方向の寸法変化が回避され、第5に、ゲッター材も容易に使用される、真空断熱パネルを提案すること、を目的とする。
《各請求項について》
このような課題を解決する本発明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請求項1については次のとおり。
請求項1の真空断熱パネルは、芯材であるハニカムコアが、パック材で被覆されると共に、該ハニカムコアのセル壁が座屈され、該ハニカムコアのセルが真空化されていること、を特徴とする。
請求項2については次のとおり。請求項2の真空断熱パネルは、請求項1において、該ハニカムコアは、各種の紙,樹脂フィルム,又は金属箔を母材とする。又、該パック材は、樹脂フィルム,アルミニウム箔,その他の金属箔,アルミニウム蒸着樹脂フィルム,又はその他の金属蒸着樹脂フィルムや、これらの選択的張り合わせ材よりなること、を特徴とする。
請求項3については次のとおり。請求項3の真空断熱パネルは、請求項1において、該真空断熱パネルの外周端部について、こう配加工やテーパ加工が施され、端縁ほど肉薄となる傾斜が形成されていること、を特徴とする。
請求項4については次のとおり。請求項4の真空断熱パネルは、請求項1において、該ハニカムコアと該パック材との間に、輻射熱透過防止用の金属箔が介装されると共に、該金属箔の該ハニカムコア側の外表面に、残留ガス吸収用のゲッター材がコーティングされていること、を特徴とする。
《作用について》
本発明は、このようになっているので、次のようになる。この真空断熱パネルは、座屈したハニカムコアを芯材とし、パック材で被覆すると共に、真空パックしてなる。ハニカムコアとしては、各種の紙や樹脂フィルムやステンレス箔その他の金属箔が使用され、パック材としては、例えば樹脂フィルム,アルミニウム箔,アルミニウム蒸着樹脂フィルムや、これらの張り合わせ材が使用される。
そして、例えば建材用や車輌用として壁や天井に、ハニカムコアのセル軸方向を内外に向けて、使用される。
(1)そこで第1に、この真空断熱パネルは、ハニカムコアを座屈させているため、必要な断熱性能を得るためのパネル厚が薄くて済む。このように、質量が軽くパネル厚が薄いので、軽量化が実現され、曲げも容易である。
(2)第2に、この真空断熱パネルは、ハニカムコアが紙製や樹脂フィルム製や金属箔製よりなると共に座屈され、セル壁がセル軸方向に折り畳まれている。
このように座屈されているので、使用時にセル軸方向に圧縮力等を受けても十分に耐えることができ、パネル厚が薄く変形することがなく、断熱性能が劣化することなく維持される。
(3)第3に、この真空断熱パネルは、芯材が紙製や樹脂フィルム製や金属箔製のハニカムコアよりなるので、使用時に火災にあっても、多量の有毒ガスが発生する虞はない。
(4)第4に、この真空断熱パネルは、まず、ハニカムコアのセル軸方向の寸法が小さく、パネル厚が薄いので、セル軸方向と直交するL,W方向の面積が小であり、製造時の真空引きの際、L,W方向には小さな圧縮力しか働かない。これと共に、ハニカムコアが十分に座屈されているので、L,W方向の圧縮強度に優れている。
このように、L,W方向の強度に優れており、製造時の真空パックに際し、L,W方向に歪み,撓み,潰れ,その他の変形が発生することは阻止され、L,W方向の寸法変化がなく、必要なパネル寸法が得られる。
更に、外周端部をこう配加工やテーパ加工しておくと、まず、外周端部に働く真空圧(大気圧)は、こう配面やテーパ面に垂直となるため、L,W方向に働く圧縮力が減少し、真空パックに際しL,W方向の寸法変化が確実に防止され、パネル寸法が正確に得られるようになる。
(5)第5に、この真空断熱パネルは、ハニカムコアとパック材間に輻射熱透過防止用の金属箔を介装して、ゲッター材をコーティングしておくと、内部で発生,残留するガスがまんべんなく吸着されるので、真空度そして断熱性能が維持される。
《本発明の特徴》
本発明に係る真空断熱パネルは、このように芯材として、ハニカムコアを座屈して採用したこと、を特徴とする。更に、外周端部をこう配加工やテーパ加工したり、輻射熱透過防止用の金属箔にゲッター材をコーティングしたこと、を特徴とする。
そこで本発明は、次の効果を発揮する。
《第1の効果》
第1に、重量面や製造コスト面に優れ、曲げも容易である。すなわち、本発明の真空断熱パネルは、芯材が低密度のハニカムコアよりなるので、セル軸方向の寸法が小さくパネル厚が薄くても、必要な断熱性能が得られる。
そこで、前述したこの種従来例の金属製のろう付けタイプやフィルム被覆の金属ハニカムタイプの真空断熱パネルに比し、重量が大きく軽減され、材料コストも軽減され、曲げも容易である。
《第2の効果》
第2に、パネル厚が薄く変形することはなく、もって断熱性能が劣化することも防止される。
すなわち、本発明の真空断熱パネルは、芯材のハニカムコアを座屈させているため、前述したこの種従来例のフィルム被覆の発泡材タイプの真空断熱パネルのように、使用時に外力を受けてパネル厚が薄く変形してしまうことはなく、断熱性能が劣化することなく維持される。もって、均一な断熱性能が得られる。
《第3の効果》
第3に、火災時に有害ガス発生の危険はない。すなわち、本発明の真空断熱パネルは、芯材が紙製や樹脂フィルム製や金属箔製のハニカムコアよりなるので、前述したこの種従来例のフィルム被覆の発泡材タイプの真空断熱パネルのように、使用時に火災等にあっても、有害ガスが発生することはない。もって、安全面にも優れている。
《第4の効果》
第4に、製造時において、L,W方向の寸法変化が回避され、必要なパネル寸法が確実に得られる。
本発明の真空断熱パネルは、上述したように、芯材のハニカムコアのセル軸方向の寸法が小さく、全体のパネル厚が薄いと共に、ハニカムコアが十分に座屈されている。
そこで、L,W方向の強度に優れており、製造時の真空パックに際し、前述したこの種従来例のフィルム被覆の金属ハニカムタイプの真空断熱パネルにおいて指摘されていた、L,W方向の寸法変化が防止される。L,W方向に寸法変化のない、必要なパネル寸法が得られる。勿論、真空パックに際し、外枠で補強する必要もなく、その分、手間が省けコスト面にも優れ、性能低下もない。
特に、外周端部にこう配加工やテーパ加工を施しておくと、一段とL,W方向の外力が小さくなり、寸法変化がより確実に防止される。
《第5の効果》
第5に、ゲッター材も容易に使用される。すなわち、本発明の真空断熱パネルは、輻射熱透過防止用の金属箔を利用してゲッター材をコーティングしておくと、断熱性能を長期にわたり維持可能となる。
すなわち、前述したこの種従来例のフィルム被覆の金属ハニカムタイプの真空断熱パネルのように、真空度の低下が懸念されることはなく、断熱材として長期使用可能となる。
このように、使用に際し、この種従来例に存した課題がすべて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
《図面について》
以下、本発明の真空断熱パネルを、図面に示した発明を実施するための最良の形態に基づいて、詳細に説明する。図1,図2,図3,図4等は、本発明を実施するための最良の形態の説明に供する。
そして、図1の(1)図は、その1例の要部の正断面図であり、(2)図は、他の例の要部の正断面図であり、(3)図は、更に他の例の要部の正断面図である。(4)図は、座屈されたハニカムコアの要部の斜視図である。図2は、外力との関係を示し、(1)図は、斜視図、(2)図は、正面図であり、(3)図は、こう配加工を施した例の正面図である。
図3は、こう配加工やテーパー加工を施す例の正断面説明図である。そして(1)図は、第1例の準備工程を、(2)図は、第1例の最終工程を示し、(3)図は、第2例の準備工程を、(4)図は、第2例の最終工程を示す。
図3の(5)図は、第3例の準備工程を、(6)図は、第3例の最終工程を示し、(7)図は、第4例の準備工程を、(8)図は、第4例の最終工程を示す。(9)図は、第5例の準備工程を、(10)図は、第5例の中間工程を、(11)図は、第5例の最終工程を示し、(12)図は、第6例の準備工程を、(13)図は、第6例の中間工程を、(14)図は、第6例の最終工程を示す。
図4の(1)図は、座屈する前のハニカムコアの要部の斜視図、(2)図は、座屈する前のハニカムコア等の要部の正断面図である。
《真空断熱パネル1の概要について》
まず、図1の(1)図,(4)図,図2の(1)図,(2)図,図4の(1)図,(2)図等を参照して、本発明の真空断熱パネル1の概要について、説明する。
この真空断熱パネル1は、芯材であるハニカムコア2が、パック材3で被覆されると共に、ハニカムコア2のセル壁4が座屈Cされ、ハニカムコア2のセル5が真空化されている。その全体形状は、断熱材としての使用に鑑み各種可能であるが、例えば図2の(1)図,(2)図に示したように、函体状をなす。
そしてハニカムコア2は、各種の紙や、樹脂フィルムや、ステンレス箔その他の金属箔を、母材とする。パック材3は、樹脂フィルム,アルミニウム箔,その他の金属箔,アルミニウム蒸着樹脂フィルム,又はその他の金属蒸着樹脂フィルムや、これらの選択的張り合わせ材よりなる。
このような真空断熱パネル1について、更に詳述する。ハニカムコア2は、図4の(1)図に示したように、セル壁4にて各々独立空間に区画形成された、中空柱状の多数のセル5の平面的集合体よりなる。
セル壁4そしてセル5の断面形状は、図示のように正六角形のものが代表的であるが、更に、縦長や横長の六角形や、略四角形,略台形,その他各種形状のものもある。そしてハニカムコア2は、公知の展張方式やコルゲート方式にて製造され、重量比強度に優れ、軽量であると共に高い剛性や強度を備えるのを始め、種々の特性が知られている。
又、このハニカムコア2は、断熱材としての使用に鑑み、セル壁4の母材として、水酸化アルミニウムが混入された紙、セラミックが混入された紙、セラミックを繊維化した紙、アラミド紙(ナイロン系樹脂の繊維とパルプを接合したシート)、その他の合成紙、その他の紙、又は、ポリプロピレン,ポリ塩化ビニール,ポリエチレン,その他の熱可塑性樹脂フィルムや、ステンレス箔その他の金属箔、等々が目的に応じて選択使用される。
パック材3としては、破れ防止性やガスバリア性に鑑み、樹脂フィルムを始め、アルミニウム箔,その他の金属箔や、アルミニウムその他の金属を蒸着した樹脂フィルムや、これらの張り合わせ材(貼り合わせ材)が、選択使用される。例えば、樹脂フィルムの片面や両面にアルミニウムを蒸着したり、アルミニウム箔の片面や両面を樹脂で被覆したものが、使用される。
そして、この真空断熱パネル1は、芯材であるハニカムコア2が、パック材3で上下両面,前後面,左右側面等を全体的・一体的・連続的に密封被覆されると共に、セル壁4が座屈Cされている。
すなわち、図4の(2)図に示したように、ハニカムコア2をパック材3で包んだ後、上下外側から加圧することにより、図1の(1)図や(4)図に示したように、ハニカムコア2が座屈Cされる。なおこれによらず、座屈Cしたハニカムコア2を、パック材3で包むことも可能である。
ハニカムコア2のセル壁4は、セル軸方向Aに沿い、その圧縮強度を越える荷重を受けることにより、連続的に反転しながら細かく折り曲げられ押し潰されて座屈Cし、折り畳み状態で塑性変形される。ハニカムコア2のセル軸方向Aの寸法、つまりコア厚は、座屈C前の例えば1/2〜1/4程度となる。
なお、座屈Cのための加圧は、通常は加熱を伴うことなく実施されるが、樹脂フィルム製のハニカムコア2の場合は、座屈C形状保持のため、必要に応じ加熱しつつ加圧されて熱成形される。
これと共に、この真空断熱パネル1は、内部の芯材つまりハニカムコア2の各セル5が、真空化されている。
すなわち、真空装置を使用して、パック材3で密封被覆されたハニカムコア2を真空引きしたり、真空炉内に置かれたハニカムコア2をパック材3で包むことにより、芯材たるハニカムコア2が真空パックされる。その真空度は、例えば10−4Torr程度である。なお真空引き用に、予めハニカムコア2のセル壁4にスリットや細孔を設けておくことも行われるが、母材が紙製の場合は、その通気性に鑑み不要である。
又、このような真空化と前述した座屈Cとは、工程的・時間的に前後して実施され、多くの場合は座屈Cしてから真空化されるが、ハニカムコア2のセル軸方向Aの圧縮強度が低い場合は、同時併行的に実施することも可能である。つまり、真空化時の内部の真空圧(大気圧に基づく外力)を利用して、座屈Cさせてしまうことも可能である。
この真空断熱パネル1の概要は、このようになっている。
《こう配加工Pやテーパ加工Tについて》
次に、図2の(3)図や図3を参照して、真空断熱パネル1のこう配加工Pやテーパ加工Tについて、説明する。
図2の(3)図や図3に示した例の真空断熱パネル1にあっては、外周端部について、こう配加工Pやテーパ加工Tが施され、端縁ほど肉薄となる傾斜が形成されている。
すなわち真空断熱パネル1は、前述したように各種の形状が可能であり、例えば図2の(1)図,(2)図に示したような函体状をなすが、図示例では、その端部が全外周にわたって、図2の(3)図,図3の(2)図,(6)図,(11)図等に示したように、片面だけ傾斜させるこう配加工Pされたり、図3の(4)図,(8)図,(14)図等に示したように、両面を対称的に傾斜させるテーパ加工Tされている。
このようなこう配加工Pやテーパ加工Tについて、更に詳述する。まず、紙製や金属箔製のハニカムコア2を使用した真空断熱パネル1にあっては、外周端部の加工後に、全体的に座屈Cされる。
すなわち、紙製や金属箔製のハニカムコア2については、→まず外周端部を、図3の(1)図に示したようにこう配加工Pするか、図3の(3)図に示したようにテーパ加工Tしてから、→全体を、加圧して座屈Cする。そして、パック材3で真空状態に密封被覆する。→もって、図3の(2)図に示したように、外周端部がこう配加工Pされた真空断熱パネル1や、図3の(4)図に示したように、外周端部がテーパ加工Tされた真空断熱パネル1が得られる。
次に、通常の(低圧縮強度ではない)樹脂フィルム製のハニカムコア2を使用した真空断熱パネル1にあっては、加工と全体的な座屈Cとが、同時実施される。
すなわち、図3の(5)図や(7)図に示したように、パック材3で被覆されて準備された、通常の樹脂フィルム製のハニカムコア2の外周端部について、→全体を加圧,加熱して座屈Cしつつ熱融着させ、外周端部については、より大きなストロークで加圧して熱融着,溶融硬化させ、略塊状にブロック化させ、真空状態に密封する。→もって、図3の(6)図に示したように、外周端部がこう配加工Pされた真空断熱パネル1や、図3の(8)図に示したように、外周端部がテーパ加工Tされた真空断熱パネル1が得られる。
次に、低圧縮強度の樹脂フィルム製のハニカムコア2を使用した真空断熱パネル1にあっては、まず外周端部を座屈Cし、それから残りの全体を、真空パックと同時に座屈Cする。
すなわち、図3の(9)図や(12)図に示したように、低圧縮強度の樹脂フィルム製のハニカムコア2について、→まず外周端部のみを、加圧,加熱して熱融着,溶融硬化させることにより、図3の(10)図に示したように、外周端部をこう配加工Pしつつ座屈Cするか、図3の(13)図に示したように、外周端部をテーパ加工Tしつつ座屈Cする。→そして、パック材3にて被覆する。
→それから、内部の真空化時の真空圧(大気圧に基づく外力)を利用して、残ったその他全体を座屈Cさせた後、密封することにより、→図3の(11)図に示したように、外周端部がこう配加工Pされた真空断熱パネル1や、図3の(14)図に示したように、外周端部がテーパ加工Tされた真空断熱パネル1が得られる。
こう配加工Pやテーパ加工Tは、このように行われる。
《ゲッター材6について》
次に、図1の(2)図,(3)図を参照して、真空断熱パネル1へのゲッター材6のコーティングについて、説明する。
図1の(3)図に示した真空断熱パネル1では、ハニカムコア2とパック材3との間に、輻射熱透過防止用の金属箔7が介装されると共に、金属箔7のハニカムコア2側の外表面に、残留ガス吸収用のゲッター材6がコーティングされている。
すなわち、まず図1の(2)図に示した例では、座屈Cされたハニカムコア2とパック材3との間に、全体的に金属箔7が介装されている。このようにハニカムコア2のセル壁4の端とパック材3との間に挟まれた金属箔7は、例えばステンレスその他の金属箔材よりなり、断熱材としての使用に鑑み、輻射熱を反射してその透過を防止すべく機能する。
そして、図1の(3)図の例では、このような金属箔7を利用して、ゲッター材6がコーティングされている。このゲッター材6としては、タンフル,ニオブ,Zr−V−Fe−Ni,チタン粉末,その他が使用され、金属箔7について、パック材3側外表面ではなくハニカムコア2側外表面に対し、コーティングされている。
ゲッター材6は、このようになっている。
《作用等》
本発明の真空断熱パネル1は、以上説明したように構成されている。そこで、以下のようになる。
この真空断熱パネル1は、ハニカムコア2について、セル壁4を座屈Cして芯材とし、パック材3で被覆すると共に、ハニカムコア2を真空パックしセル5を真空化することにより、製造される(図1の(1)図等を参照)。
ハニカムコア2の母材としては、各種の紙や、樹脂フィルムや、金属箔が使用される。パック材3としては、樹脂フィルム,アルミニウム箔,その他の金属箔,アルミニウム蒸着樹脂フィルム,又はその他の金属蒸着樹脂フィルムや、これらの選択的張り合わせ材が使用される。
もって、この真空断熱パネル1は、断熱材として、例えば冷蔵庫,車輌,建築物の天井や壁に使用され、多くの場合、芯材たるハニカムコア2のセル軸方向Aを、断熱方向として使用される(図2の(1)図,(2)図等を参照)。
そして、a.ハニカムコア2のセル壁4が、熱伝導率の低い紙製や樹脂フィルム製、又は金属箔製、特に熱伝導率が低いステンレス箔製よりなること、b.ハニカムコア2のセル壁4が座屈Cされているので、その分だけ伝熱経路が長く熱抵抗が大であること、c.内部が真空化されているので、空気による熱対流による伝熱,熱伝導による伝熱,熱伝達による伝熱等がないこと、d.ハニカムコア2とパック材3の間に介装される金属箔7による輻射の減少、等々に基づき、優れた断熱性能を発揮する。
さてそこで、本発明の真空断熱パネル1によると、次の第1、第2、第3、第4、第5のようになる。
(1)第1に、この真空断熱パネル1は、芯材として低密度のハニカムコア2が、選択使用されている。
必要な断熱性能を得るために、ハニカムコア2の母材の熱伝導率に応じて、ハニカムコア2の座屈C前のセル軸方向A(図示例では上下の縦方向)の寸法を設定する。紙製や樹脂フィルム製のハニカムコア2では、コア厚が薄く全体のパネル厚が薄くて済む。つまり、より小さく薄くても、必要な断熱性能が得られる(図2の(1)図,(2)図を参照)。ステンレス箔製のハニカムコア2では、比較的厚くなる。
(2)第2に、この真空断熱パネル1は、芯材であるハニカムコア2のセル壁4が、セル軸方向Aに座屈Cされている。
そして、この座屈Cは、連続的に反転しながら折り曲げられたセル壁4が折り畳まれている。この真空断熱パネル1では、芯材のハニカムコア2のセル壁4が、このように、セル軸方向A全体に亘って座屈Cされている。
この真空断熱パネル1は、このように十分に座屈Cされているので、使用時において、セル軸方向A全体に(図示例では上下面に)圧縮力等の外力を受けても、これに十分耐えることができ、コア厚そしてパネル厚が、より薄く変形することはない(図2の(1)図,(2)図を参照)。例えば、局部荷重や衝撃を受けた場合に、局部的に凹状に薄く変形してしまうことはなく、もって発泡材のように部分的に密度が増大して、部分的に断熱性能が劣化してしまうことはない。
このように、この真空断熱パネル1は、使用時において、所定の断熱性能が劣化することなく維持される。又、ハニカムコア2をステンレス箔その他の金属箔製とした場合は、座屈Cをしてもサンドイッチ構造材として必要なせん断強度を保有するため、この真空断熱パネル1を強度部材として使うこともできる。
(3)第3に、この真空断熱パネル1は、芯材が、紙製や樹脂フィルム製や金属箔製のハニカムコア2よりなる。そこで、使用時に火災にあっても、芯材が樹脂発泡材製よりなる場合のように、芯材から多量の有毒ガスが発生する虞はない。
(4)第4に、この真空断熱パネル1は、芯材であるハニカムコア2のセル壁4がセル軸方向Aに十分に座屈Cされている。
なお、ハニカムコア2においては、形成されたセル5の軸方向いわゆるセル軸方向A(図示例では上下方向)に対し、直交する方向(図示例では前後,左右方向)を、L方向やW方向と言う(図2の(1)図,図4の(1)図等を参照)。そしてL方向とW方向は、同一平面で直交する関係にあり、L方向はリボン方向を意味し、W方向はワイド方向・展張方向・重積方向を意味する。ここでは、セル軸方向Aに対して直交するL方向とW方向とを総称して、L,W方向(前後,左右方向)と言う。
さて、この真空断熱パネル1は、まず、座屈Cさせているため、セル軸方向Aが小さくパネル厚が薄いので、セル軸方向Aと直交するL,W方向の面積(図示例では、セル軸方向Aに沿った前後面や左右側面の縦面積)が小であり、その分、L,W方向の側面に小さな圧縮力が、働くようになる。
すなわち、単位面積あたりの荷重は変わらないが、総面積が小さいため作用する総荷重は小さくなる(つまり、内部の真空の対する外部の大気圧に基づく外力が小さくなる)(図2の(1)図,(2)図を参照)。
これに加え、この真空断熱パネル1は、セル壁4がセル軸方向Aに十分に座屈Cされているので、セル軸方向Aと直交するL,W方向の圧縮強度に優れている。よって、L,W方向に圧縮力等の外力を受けても、これに十分耐えることができる(図2の(1)図,(2)図を参照)。
この真空断熱パネル1は、このように、形状的にL,W方向に小さな圧縮力が作用すると共に、L,W方向の圧縮強度に優れている。
このように、L,W方向の圧縮強度に富んでいるので、製造時においてハニカムコア2を真空パックする際に、L,W方向に歪み,撓み,潰れ,その他の変形が発生することは、阻止される。真空パックに際し、L,W方向に圧縮力等の外力が作用しても(内部の真空に対する外部の大気圧に基づく外力にて)、変形することはない。
従って製造時において、真空断熱パネル1がL,W方向に寸法変化してしまうことはなく、必要なパネル寸法が確実に得られるようになる。
更に、この真空断熱パネル1について、外周端部に、こう配加工Pやテーパ加工Tを施し、端縁への傾斜を形成しておくと、まず、L,W方向により小さな圧縮力が作用するようになるため、前記に対しても、L,W方向のパネル寸法精度が一段と優れるようになる(図2の(3)図を参照)。
すなわち、こう配加工Pやテーパ加工Tにより、まず、外周端部(の前後,左右面)に対して直角に働く圧縮力のL方向分力もしくはW方向分力が、L方向もしくはW方向の圧縮力として働くため、L,W方向の圧縮力が、加工前に比べ大きく低減される(図2の(2)図と(3)図とを比較対照)。
これと共に、こう配加工Pにより、真空断熱パネル1を並べた時のパネル継目での性能の段差が、極めて小さくなる。
このように、真空断熱パネル1の外周端部を、こう配加工Pやテーパ加工Tしておくと、L,W方向の強度や剛性に特に優れるようになる。そこで、製造時の真空パックに際し、寸法変化がより確実に防止され、必要なパネル寸法がより正確に得られるようになる。
(5)第5に、この真空断熱パネル1について、更に、ハニカムコア2とパック材3との間に、輻射熱透過防止用の金属箔7を介装すると共に、この金属箔7の外表面に、ゲッター材6をコーティングしておくと、断熱性能を長期にわたり維持可能となる(図1の(3)図を参照)。
すなわち、ゲッター材6は一般的には粒状をなして使用されているが、この粒状のものを、介装される金属箔7に対してコーティングしておく。又、ゲッター材6を膜状にコーティングできれば更によい。これにより、真空パックされる製造時に残留したり製造後に発生する、芯材であるハニカムコア2の座屈Cされたセル壁4等からの窒素,その他のガス(いわゆるアウトガス)は、このようにコーティングされたゲッター材6にて、まんべんなく吸着される。
そこで、この真空断熱パネル1は、芯材たるハニカムコア2のセル5の真空度が、ガスにて低下することなく保持され、断熱性能が長期にわたり維持される。
なお、この真空断熱パネル1は(座屈Cしたハニカムコア2よりなる)芯材を使用しているので、断熱性能の低下を防止すべく、ハニカムコア2について、できるだけ熱伝導性の低い材質の母材や、低密度のもの(座屈C度の低いもの)や、厚いもの(セル軸方向Aの寸法が大きなもの)等を採用することが、望ましい。
これに対し、もしも芯材を使用しないと、その真空断熱パネルについては、芯材に起因したこのような断熱性能の低下防止策の考慮は不要であるが、この真空断熱パネル1は芯材を用いるので、これらの考慮も重要となる。
本発明に係る真空断熱パネルについて、発明を実施するための最良の形態の説明に供し、(1)図は、その1例の要部の正断面図であり、(2)図は、他の例の要部の正断面図であり、(3)図は、更に他の例の要部の正断面図である。(4)図は、座屈されたハニカムコアの要部の斜視図である。 同発明を実施するための最良の形態の説明に供し、外力との関係を示し、(1)図は、斜視図、(2)図は、正面図であり、(3)図は、こう配加工を施した例の正面図である。 同発明を実施するための最良の形態の説明に供し、こう配加工やテーパー加工を施す例の正断面説明図であり、(1)図は、第1例の準備工程を、(2)図は、第1例の最終工程を示し、(3)図は、第2例の準備工程を、(4)図は、第2例の最終工程を示す。(5)図は、第3例の準備工程を、(6)図は、第3例の最終工程を示し、(7)図は、第4例の準備工程を、(8)図は、第4例の最終工程を示す。(9)図は、第5例の準備工程を、(10)図は、第5例の中間工程を、(11)図は、第5例の最終工程を示し、(12)図は、第6例の準備工程を、(13)図は、第6例の中間工程を、(14)図は、第6例の最終工程を示す。 同発明を実施するための最良の形態の説明に供し、(1)図は、座屈する前のハニカムコアの要部の斜視図、(2)図は、座屈する前のハニカムコア等の要部の正断面図である。
符号の説明
1 真空断熱パネル
2 ハニカムコア
3 パック材
4 セル壁
5 セル
6 ゲッター材
7 金属箔
A セル軸方向
C 座屈
P こう配加工
T テーパ加工
L L方向
W W方向

Claims (4)

  1. 芯材であるハニカムコアがパック材で被覆されると共に、該ハニカムコアのセル壁が座屈され、該ハニカムコアのセルが真空化されていること、を特徴とする真空断熱パネル。
  2. 請求項1に記載した真空断熱パネルにおいて、該ハニカムコアは、各種の紙,樹脂フィルム,又は金属箔を母材とし、該パック材は、樹脂フィルム,アルミニウム箔,その他の金属箔,アルミニウム蒸着樹脂フィルム,又はその他の金属蒸着樹脂フィルムや、これらの選択的張り合わせ材よりなること、を特徴とする真空断熱パネル。
  3. 請求項1に記載した真空断熱パネルにおいて、該真空断熱パネルの外周端部は、こう配加工やテーパ加工が施され、端縁ほど肉薄となる傾斜が形成されていること、を特徴とする真空断熱パネル。
  4. 請求項1に記載した真空断熱パネルにおいて、該ハニカムコアと該パック材との間に、輻射熱透過防止用の金属箔が介装されると共に、該金属箔の該ハニカムコア側の外表面に、残留ガス吸収用のゲッター材がコーティングされていること、を特徴とする真空断熱パネル。
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